館長の朗読日記1494/品川「あやの会」の朗読レッスン
館長の朗読日記1494 (戦後69年09月03日 新規)
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)
昨日(9月02日)の9時30分から、いつもの品川区荏原第5集会所で、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は、第2期・朗読ステップ3の6回目。レッスン台本としては宮澤賢治原作「おきなぐさ」の6回目、その仕上げの通し読みである。全員を3つのグループに分け、順々に通し読みをしてもらった。
その後、私から講評をおこなった。1期生の会員、2期生の会員、朗読経験や声優経験の豊富な会員、あるいは、まったくの初心者から始めたレッスン経験の短い会員。それぞれ違う会員を相手に、現時点でその会員に最も必要と考える内容をポイントを絞って講評していく。その1つ1つがいわば個人を相手にした真剣勝負である。
仕上げの通し読みを聴いている間の約1時間。ひと通りの講評を終える約1時間。その間に10分程度の休憩時間はとるものの、その約2時間はかなり精神を集中させなければならない。それが終わると、どっと疲れる感じがする。その他に、今回は、レッスンや朗読発表会の途中に救急車を呼ぶ必要が生じた場合の対応策も話し合った。
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)
若い会員は、あまりピンと来ず、他人事のように感じたかも知れない。しかし、中高年の会員たちは、さすがに他人事ではないとみえ、かなり真剣に話し合っていた。それから、次のレッスン台本を配布した。森鴎外原作「じいさんばあさん」と夏目漱石原作「硝子戸の中(抄)」の2種類である。地の文を主としたレッスンを行なう。
最後に、来年5月に開催する予定の次回朗読発表会の演目について議論が行なわれ、最終的に全員の総意に基づいた決定がなされた。最後まで残った有力案は、比嘉富子原作『白旗の少女』と浅田次郎原作『霞町物語』の2つである。2つとも1長1短があるが、決め手になったのは来年が戦後70年の節目の年であるという点であった。
近年の日本の政治動向、あるいは、世界の政治動向が、明らかに戦争志向の傾向を強めている。朗読サークルの会員の個人的な政治思想はさまざま違うだろうが、先の大戦の事実を忘れずに伝えたいという想いは一致していた。この9月に八千代朗読サークル「新・みちの会」が開催する朗読発表会『少年口伝隊一九四五』も同じだ。
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