館長の朗読日記1545/品川「あやの会」の朗読レッスンと懇親会
館長の朗読日記1545 (戦後69年11月19日 新規)
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)
昨日(11月18日)の10時00分から、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ3の11回目。2本の台本、夏目漱石原作「硝子戸の中」と森鴎外原作「じいさんばあさん」を併行してレッスンする5回目。会員を2組に分け、その2本の台本を1組毎に3回づつレッスンしていく。
今回は5回目であるから、2組の会員同士が台本を交代した2回目である。前回は各組の会員にとって2本目の台本は初読みだったが今回は2回目。このサークルの会員は皆さん熱心だから、2回目ともなればかなり読み込んできている。それに応じて私のダメ出しやコメントも、あるいは深くなり、あるいは細かく具体的になっていく。
ただし、会員によっては、病後のために体調が完全でなかったり、事情で視力が落ちてしまっているなど、いろいろとハンディのある人がいる。私は、そのようなハンディはそれなりに考慮しつつも、その範囲で必要な点はキチンと指導するようにしている。これは当人のためばかりではなく、それを聴いている他の会員のためでもある。
○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)
このサークルは1期生と2期生の比率が2対1である。このくらいの比率が理想的である。ただし、その1期生も、必ずしもサークルを最初に立ち上げたときのメンバーではない。本当に最初の会員は現1期生の半分弱である。他の半分強の1期生は少し遅れて入会してきたものである。しかし、今は同じ1期生としてまとまっている。
しかも、1期生のなかには自分の意見をはっきり表現する人や、読み聞かせを永年経験していて人前でも堂々と物怖じしない人が多い。しかし、2期生はさらにバラエティに富んでいる。学生演劇の経験者、現役の声優、モデルなど。最近の新規入会者は謡の経験者である。それぞれに存在感があり、その点では1期生にひけをとらない。
それら多士済々の会員の皆さんが、1期生、特に最初の立ち上げのときの1期生を中心に和気藹々とよくまとまっている。もちろん、ときには会員同士で丁々発止と激論を交わすこともあるらしい。しかし、それが感情的な対立に発展することはない。これは、品川という江戸以来のお土地柄というものも関係しているかもしれない。
○品川朗読サークル「あやの会」の懇親会(1)
レッスンの後で懇親会が催された。会場はレッスンと同じ部屋である。冒頭に今期の代表が挨拶をし、それから昼食(お弁当)。昼食が終わったころに、いわば余興タイムに入る。まず、今期の代表が紙芝居を披露した。聴き手の会員を「東幼稚園ももじ組」の幼稚園生に見立てていたが、木製の外枠装置を使った本格的な紙芝居である。
その堂々とした紙芝居ぶりにはビックリした。訊くと、何年か前に紙芝居の講習会があったので参加したが、その場で木製の外枠装置を購入し、その後はそれを使ってアチコチでボランティアの紙芝居をやってきたという。いや、これなら幼稚園生や小学生などは掛け値無しに大喜びで鑑賞するであろう。紙芝居には不思議な魅力がある。
その次は「二人語り」と題して、2人の会員が大きな絵本を聴き手に見せながら、尻取りの大好きな王様のお話しを交互に語ってみせてくれた。この2人の会員は、朗読レッスンの最中は比較的に控え目(?)なのだが、このときばかりはまことに堂々かつ生き生きと演じていた。この2人も、読み聞かせの実績が十分のベテランである。
○品川朗読サークル「あやの会」の懇親会(2)
その後は、4人の会員によるコーラスであった。プログラムには4人のコーラスとなっていたが、何やら6〜7人は前に出ていっしょに歌っていた。そして、やがて聴き手もいっしょになって全員で合唱した。その後は、私がシャンソンを独唱した。曲は「枯葉」をやったのだが、音程がいささか乱れた。聴き手は皆慎ましく聴いていた。
「枯葉」の独唱だけでは寂しいので、シャンソン「幸福を売る男」の楽譜のコピーを全員に配布して、全員で合唱した。知らない人がいるといけないので、1回目は私が独唱し、2回目に全員に合唱してもらった。シャンソンにしては明るい曲だから、かなり盛り上がった。その後は、全員が「今年胸ときめいた事」を順に話していった。
私は、八王子セミナーハウスで開催された「古田武彦の古代史セミナー」に参加したことと、そこで古田武彦先生から個人的に本を2冊いただきサインと添え書きをしていただいたことを話した。最後に、私が短い挨拶を行ない、今期の副代表が締めを行なって、懇親会を終了した。秋晴れの良き日の良き午後の、楽しいひと時であった。
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