館長の朗読日記1541/千葉「わかば」の朗読レッスン
館長の朗読日記1541 (戦後69年11月14日 新規)
○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)
昨日(11月13日)の午後1時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ3の16回目。今回は、来年2月に開催する朗読発表会『ひとごろし』に向けたレッスンの4回目である。台本を前後に分け前半と後半を交互にレッスンしており、今回は後半のレッスンの2回目である。
この山本周五郎原作の『ひとごろし』は、落語ないしは講談のような面白さがある。セリフも面白いが、そのセリフと地の文との掛け合いも面白い。その面白さを朗読表現としてひき出すためには、セリフと地の文の語り口を《間》の取り方を工夫してつなげていくことが重要な課題となる。それが出来るまでは、まだ仕上がっていない。
今回、特に重点を置いて指導したのは、地の文のなかのセリフ的な部分を、いかに表現するかという点である。地の文の内には鍵括弧「 」で表記したセリフ表現も混じっているが、鍵括弧「 」などがついていないでも明らかに登場人物のセリフ(内心の声)と思われる部分もある。もちろん、純粋に地の文として書かれた部分もある。
○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)
さらには、地の文とは明確に区別するために、わざわざ行を変えて鍵括弧「 」で表記した、いわば純粋にセリフとして書かれた部分も当然ある。これらをそれぞれどのように読み分けるか(朗読的に語り分けるか)、という問題である。もちろん、内容や意味の展開によってケース・バイ・ケースで工夫しなければならない場合もある。
しかし、一般的な、あるいは、基本的な読み分け方法(朗読的に語り分ける方法)も実はあるのである。今回は、その一般的&基本的な方法を指導した。そして、内容や意味の展開によってケース・バイ・ケースで工夫しなければならないところは、会員1人1人が自分の分担部分について、それぞれ工夫するように指導したのである。
ところで、それらの問題は、それを「語りかける語り口」で表現しないことには、総て「絵に描いた餅」になってしまう。いくら理解しても、いくらイメージしても、実際の音声言語として朗読表現することは出来ないのである。従って、まだ「語りかける語り口」ができない会員は、少しでも早くそれを身につけて欲しいわけである。
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