館長の朗読日記1543/千葉「風」の朗読レッスン
館長の朗読日記1543 (戦後69年11月16日 新規)
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)
昨日(11月15日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをやった。現在、このサークルは第2期・朗読ステップ5に入っている。今回はその第2回目。レッスン台本は三浦哲郎原作「みちずれ」である。今回はこの「みちずれ」の第2回目でもある。朗読ステップ5は作品世界を認識しつつ表現する段階である。
文学作品の文字言語で表現された作品世界の場面イメージと表現主体の心情を認識するといっても、朗読者によって高低・精粗・深浅・濃薄がある。朗読者が認識した作品世界の場面イメージと表現主体の心情を朗読者の音声言語で再表現するといっても、朗読者によって高低・精粗・深浅・濃薄がある。そこに、研鑽する意義がある。
そして、朗読者が作品世界を認識しつつ表現する場合に、その作品世界の場面イメージと表現主体の心情を高度に、精密に、深刻に、濃密に、朗読者自身の音声言語で再表現するためには、先ず朗読者が現実の場で表現している「自然な語り口」を朗読の場で発揮することが基本的な必要条件となる。自在な表現力を修得するためである。
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)
文学作品の文字言語で表現された作品世界を認識する場合は、主観的な読み込みだけではなく、言語の法則性に則った文字言語の客観的な解読方法を修得することが必要条件となる。朗読者が認識した作品世界を朗読者の音声言語で再表現する場合も、言語の法則性に則った音声言語の客観的な表現方法を修得することが必要条件となる。
最近は、その言語の法則性の一端として、日本語の助詞「が」「は」を中心にしたものを、各サークルに指導している。2期生には、その内容を理解することを主目的に、1期生には、その内容を修得すること(身につけること)を主目的にレッスンしている。1期生は、そろそろ、そういうことができる実力がついてきたと考えている。
しかし、改めて考えてみると、朗読者が現実の場で表現している「自然な語り口」を朗読の場で実現することが必要条件だと主張したり、日本語における言語の法則性に則った解読方法とか表現方法などということを主張しているのは、日本の朗読指導者では私ぐらいのものだろうから、果たしてサークル会員は納得しているかな(笑)。
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