館長の朗読日記1573/「佐藤久成 ヴァイオリン コンサート」を聴きに行った
館長の朗読日記1573 (戦後69年12月24日 新規)
○「佐藤久成 ヴァイオリン コンサート」を聴きに行った(1)
昨日(12月23日)、14時00分に開演した「佐藤久成 ヴァイオリン コンサート」を聴きに行った。会場はJR中央線/荻窪駅から徒歩7分のところにある「かん芸館」である。会場名の「かん」は「行」という字の中央部分に「干」を入れた漢字であるが、文字コードにないためパソコンのワープロでは打ち出せない。
この文字は「喜び楽しむ」「和らぐ」「ゆっくりと落ち着く」「満足する」という意味だそうだが、今回のコンサートで、私はまさに佐藤久成のヴァイオリンと秋場敬浩のピアノの「芸」を心ゆくまで「喜び楽しむ」「和らぐ」「ゆっくりと落ち着く」「満足する」ことができた。観客は50人。真に潤沢な時間と空間であった。
曲目は、シューマン「ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調」(作品121)がメインだったが、その前後に10曲ほどの小品の演奏があった。アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」やフォーレ「夢のあとに」、マリー「金婚式」、マスネ「タイスの瞑想曲」、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」などである。皆、良かった。
○「佐藤久成 ヴァイオリン コンサート」を聴きに行った(2)
今回は、久しぶりに家族全員で聴きに行った。今回は、チケット代と昼食代を親爺顔して私が奢ったのだが、チケットは1枚3千円と格安だったので、まあ、家族へのちょっとしたクリスマス・プレゼント程度の負担で済んだ。会場も洒落た感じで、演奏も素晴らしく、観客も50人であるから、まさにサロン風の音楽会である。
狭いロビーでコーヒー・サービスもあったが、会場スタッフはいかにも素人のボランティアという風情であった。こういうサロン風音楽会を市民が気軽に楽しむことができる今の日本の文化状況は、必ずしも悪くはないとシミジミ思った。朗読をやっているものの性というか、朗読会だったらということをついイメージしてしまう。
今年から始めた「小さな朗読館」は、チケット代を1千円に抑えたために、観客を100人くらいは集める必要がある。しかし、チケット代を2千円に倍増すれば、観客数50人の文字通り「小さな」朗読会ができる。その場合には、喫茶タイム(コーヒーとケーキ)なども設けて、和気藹々のサロン風朗読会にすることができる。
○「佐藤久成 ヴァイオリン コンサート」を聴きに行った(3)
私は音楽については全くの門外漢であるから、今回の佐藤久成と秋場敬浩の演奏についてもっともらしいことは何も言えない。クラシック音楽にくわしい長男やピアノをやっている家人は、素晴らしい演奏だったと言っていた。直ぐ後ろに坐っていた男性客2人は「個性的な演奏だなあ!」と感嘆したような声で評していたという。
ちなみに、私たちは早めに会場に着いたので、開場前の行列も前から3番目に並ぶことができた。もともと観客数は50人と少ないので、どこの席でもよく聴こえるのだが、折角のチャンスだからと私たち一家4人は最前列の中央左側の座席に坐った。直ぐ目の前で、名人と言って良い2人の目一杯の楽器演奏を堪能したのである。
来年(2015年)2月22日(日)には、東京文化会館小ホールで「佐藤久成ヴァイオリンコンサート」(杉谷昭子ピアノ)が開催される。それも聴きに行こうということになった。このチケット代はS席5千円、A席4千円である。これは、私が奢ることにはならないと思う。長男は佐藤久成のCDにサインをもらっていた。
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