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過去のイベント記録/戦後70年(2015年)前期

過去のイベント記録/戦後70年(2015年)前期

             (戦後70年01月27日 新規)
             (戦後70年02月01日 更新)
             (戦後70年03月02日 更新) 
             (戦後70年03月19日 更新)
             (戦後70年04月04日 更新)
             (戦後70年05月02日 更新)
             (戦後70年05月05日 更新)
             (戦後70年05月23日 更新)
             (戦後70年06月09日 更新)
             (戦後70年06月30日 更新)

                         



【過去のカレンダー】




6月21日(日)「響」朗読ライブ Vol 5 NEW!
 /朗読の会「響」主催

6月20日(土)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会『流れる星は生きている』 NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月07日(日)第8回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月28日(木)ふなばし東老朗読会(第23回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

5月19日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『白旗の少女』
 /品川朗読サークル「あやの会」主催

5月13日(水)第3回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

5月07日(木)「わかば mini 朗読会」at 圓(まる)
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

5月02日(土)「交流会(朗読会)」
 /桜井勝子主催

4月27日(月)第1回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

4月24日(金)ガーデン サロン 朗読会
 /「ルルヴェ」主催

4月22日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『月の光』
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

3月28日(土)第13回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」他2グループ共催

3月12日(木)ふなばし東老朗読会(第22回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月24日(火)千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会『ひとごろし』
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

2月08日(日)「朗読会 in 野田」
〜第55回「岩手の読書週間」協賛事業〜
 /野田村立図書館・野田村教育委員会事務局主催

1月28日(水)第2回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

1月22日(木)ふなばし東老朗読会(第21回)
 /船橋市東老人福祉センター主催




【くわしい内容】




「響」朗読ライブ Vol 5 NEW!

〔日時〕戦後70年(2015年)6月21日(日)
     開場13時30分 開演14時00分

〔会場〕カノンホール

〔アクセス〕

 東葉高速鉄道/八千代中央駅より徒歩6分(八千代市保健センター向い)

〔プログラム〕

耳なし芳一(小泉八雲原作)        
夜の雷雨(藤沢周平原作)    
彼と小猿七之助(川口松太郎原作)             
〜悟道軒円玉シリーズ第二弾〜 
       <休 憩>    
おこんじょうるり(さねとうあきら原作)          
母の記憶(百田尚樹原作)           
葉桜と魔笛(太宰治原作)

〔出演〕〜朗読順〜

 恵比寿こよみ 猪俣智子 須藤美智子 依田紀美子 守田公子 舘はとみ

〔主催〕朗読グループ「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が中心になって結成)

〔参加〕参加費500円
     会場の都合上、ご予約お願い致します
     会場は土足厳禁です(スリッパをこちらでご用意しています)

〔ご予約・お問い合わせ〕047−459−3975(舘) 

《館長のコメント》

 この「朗読の会『響』」は旧「こちの会」の会員を中心に結成された自立的な朗読グループで、年2回のペースで「朗読の会『響』の朗読ライブ」を開催している。会場のカノンホールはパイプ椅子の客席が70席ほど設営できるが、文字通り満席であった。ホール内の雰囲気もなかなか良かった。朗読会にピッタリの会場である。

 出演者6人のうち、私が指導した朗読サークルの元会員が4人、現会員が1人、全く未指導が1人であった。こういう経緯で自立した朗読グループの朗読会を聴きに行くのは、気安くて楽しい。朗読を純粋に楽しむ気持が3分の2。私の朗読指導後の上達ぶりを講評する気持が3分の1。朗読を聴く際の気持がかなり安定している。

 私が指導している朗読サークルの朗読(発表)会を聴く場合は、出演者の朗読を講評する気持が3分の1。朗読(発表)会を成功させようとする朗読指導者や演出者あるいは舞台スタッフのような気持が3分の2。朗読を純粋に楽しむ気持などはほとんどゼロに近い。これでは、気安くて楽しい気分で朗読を聴くことはできない。

 私の指導とは全く無縁な朗読会を聴きに行く場合は、初めは朗読を純粋に楽しむ気持が百パーセントで聴き始める。しかし、聴いているうちに、ムクムクと朗読を講評する気持が湧き上がってくる。結局、その気持が3分の1くらいに膨らんでしまう。基本的には気安くて楽しい気持が主なのだが、どこか安定しない気分である。

 そういう意味で、今回の朗読会はとても気安くて楽しかった。気楽に聴きながらも、私が指導した朗読サークルの元会員の数人が、前回よりも格段に上達していたように感じられたのは嬉しかった。また、現実の音声言語の語法に則った「自然な語り口」を土台にした朗読表現が大切だと、改めて再確認できたことも収穫であった。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表会『流れる星は生きている』 NEW!
〜第2期・朗読ステップ1終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)6月20日(土) 
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市市民会館

〔演目〕藤原てい原作『流れる星は生きている』

〔プログラム〕

【第1部】1.宣川の日本人会に引揚げの機運動く
      2.三百円儲けた話
      3.観象台疎開団の分裂
      4.親書の秘密
      5.赤土の泥の中をもがく
      6.凍死の前
      7.かっぱおやじの禿頭
        <休 憩>
【第2部】8.二千円の証文を書く 
      9.市辺里につく
      10.草のしとね
      11.川を渡るくるしみ
      12.死んでいた老婆
      13.三十八度線を突破する

〔出演〕

 山本時子、石田和美、平野かほる、三浦邦子、高橋妙子、今関研一郎、松本恵、下屋美樹子、すわ麦穂、央康子、土田和子(朗読順/習志野朗読サークル「茜」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約100人だった。来場者名簿の記載人数が89人。プログラムの配布数が110枚。従って、実際の来場者数は両方の中間値・約100人であろうと見当をつけた。昨年は、第1期(朗読ステップ1〜6)終了記念として1人1作品の上演形式だったが、来場者数は約150人だった。今年は昨年の約3分の2であった。

 朗読表現は、現時点のこのサークルの会員の実力を十二分に出し切った出来栄だったと思う。このサークルは1期生が3人、準1期生が1人、他の7人が2期生という構成である。なかにはレッスン歴がまだ4ヶ月という新人もいた。それにしては、朗読時間140分の大作『流れる星は生きている』をかなり良く上演できていた。

 終演後の打上げ会では、自主勉強会で先輩の1期生がかなり厳しく2期生を指導したことが話題になった。もちろん、後輩である2期生もかなり率直に意見を返したらしい。このように、同じサークル内で、互いに指導し合い、意見をぶつけ合うことは、相手だけでなく自分の朗読を上達させるための力になり、大変に好ましい。

 そのようにサークル内で仲間同士で指導し合う経験を重ねていくことが、将来の朗読指導者としての実力を身につけるための最良の方法でもある。私は、私の朗読指導を受けたサークルの会員が、それぞれに自立した朗読指導者になって欲しいと心から願っている。朗読指導用の参考書も、何冊か書き残しておきたいと考えている。

 習志野市民会館(3階ホール)の会場スタッフには、大変に協力していただいた。会場の方は、古い造りのために色々と問題がある。ホールは3階であるにもかかわらず、エレベーターがなく、狭く急な階段を上下しなければならない。エアコンも温度調整ができず、オンオフで調整するしかない。来場の方々には気の毒であった。




第8回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後70年(2015年)6月07日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「とんかつ」三浦哲郎原作
                       花崎ななみ、細川美智子、藤田多恵子
                           大島範子、吉田光子、内田升子
2「なんむ一病息災」斎藤隆介原作                    森川雅子              
3「庭」山本文緒原作                           小田志津子
4「葉桜と魔笛」太宰治原作                       松尾佐智世
                   <休 憩>
5「蜜柑」芥川龍之介原作                        杉山佐智子
6「秘密」藤沢周平原作                          内嶋きみ江
7「供物」浅田次郎原作                         助川由利           8「飛鳥山」藤沢周平原作                        吉永裕恵子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客は80数人であった。会場の千葉市生涯学習センター・メディアエッグは客席数80席であるから、完全に満席であった。出演者用にパイプ椅子を会員数分だけ借りていたが、数人の観客にはそのパイプ椅子に座っていただいたようである。サークル会員の皆さんは、慣れているので、ドンドン自主的に準備をすすめていく。

 私は、その様子を、椅子に座って、ただ見ているだけであった。準備が完了した後、約1時間ほど、直前のリハーサルをやった。朗読そのものについてはさすがに私がダメ出しをしたが、司会進行や出演者の出入りや所作(台本の持ち方やめくり方にいたるまで)は、会員(特に1期生)がドシドシとダメ出しをして直していく。

 会場のメディアエッグのステージのバックには、映画のスクリーン用に大きなガラス窓のようなものが装備されているが、そこに朗読作品にふさわしい写真類をパソコンから映写するように工夫したのも会員である。司会進行役が出演者を紹介する仕方も内容も、司会進行役と出演者の間で話しがついており、自主的にやっている。

 上演中、私は1観客として最後列中央の席に座っていただけである。ただ、1つ1つの朗読について講評用のメモをとっていた点だけが、他の観客と違っていた。身贔屓かも知れないが、出演者はそれぞれ前回より確実に上達していた。終演後、引き続き会場で朗読の講評をした。遠慮のない講評をしたが、良ければこそである。

 打上げ会は、千葉市生涯学習センターの真向かいのレストランであった。会員の年齢は20数歳から80数歳までの幅があるが、朗読に取り組んでいるという点では同じである。和気藹々というかワイワイガヤガヤというか、全体的に非常に会話がはずんでいた。このサークルも多士済々であるから、話しの内容もが大変に面白い。



ふなばし東老朗読会(第23回)

〔日時〕戦後70年(2015年)5月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「紫陽花」辻邦生原作        黒田裕子
「モノレール猫」加納朋子原作   平松 歩
「十三夜」藤沢周平原作      久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第23回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスされてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、船橋「はなみずき」が実質的に主宰し、出演者や司会進行役も自主的に選定している。この朗読会の実際の主催者は、船橋市東老人福祉センターである。

 私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはほとんどない。今回(第23回)も参加することができなかった。そこで毎回担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれるのである。

 今回は観客は15人だったという。そのうち11人はリピーター、4人が初参加だったという。それに、船橋朗読サークル「はなみずき」の見学者が8人、それに朗読者3人と司会進行役3人が加わり、総勢29人であったという。今回から朗読する会場が図書室から和室に変わった。和室の方は40人〜50人は入れそうである。

 報告者によると、黒田裕子会員は気品ある語り口でデジャヴ(既視感)の世界を表現し、平松歩会員は若さあふれる語り口で作品世界に引き込んで観客の笑いを誘い、久保田和子は気っぷの良い語り口で江戸時代の作品世界とその色香に観客を引き込んだという。初参加の観客もリピーターになってくれそうな雰囲気だったという。

 船橋市東老人福祉センターの利用者に「感動をつくる朗読」を聴いて楽しんでいただくことが、この「ふなばし東老朗読会」の本来の目的である。しかし、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちにとっては、それ以上にこの朗読会は自分の朗読の演技その他を試すための絶好の真剣勝負の場であり、ありがたい場なのである。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『白旗の少女』
〜第2期・朗読ステップ3終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)5月19日(火) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区五反田文化センター・音楽ホール

〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』

〔プログラム〕

【第1部】 避難民の群れのなかへ
          <休 憩>
【第2部】 おじいさん、おばあさんとの運命的な出会い 

〔出演〕

 根本泰子、中村洋子、福永尚彦、岡林和子、白澤節子、片桐瑞枝、佐々木澄江、藤本敦子、馬場圭介、山本淑子、山本扶美子、赤塚弘子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約70人であった。昨年の朗読発表会『あ・うん』は、受付記帳数が120人〜130人であり、実際はそれ以上であったと見込まれた。したがって、昨年に比べると観客数は半減したということになる。この原因は、いろいろと考えられる。それらの原因を分析し、今後の対応策につなげていかなければならないと思う。

 しかし、朗読表現のレベルは確実に向上していた。作品の内容も、先の大戦における沖縄戦の実態を少女の視点から描いたもので、すぐれたものである。会場で聴いてくださった観客の皆さんにも大変に感動し、高く評価していただいたと思う。他のサークルの上演実績を踏まえ、朗読作品としても高い完成度に達していたと思う。

 これだけ高い完成度に達している朗読発表会『白旗の少女』を、1回かぎりの上演で終わらせるのはもったいない。機会があれば、どこかで再演したいものだと思っている。実は、この台本の朗読時間を90分に短縮して(今回の朗読時間は約130分)、中学生や高校生を観客とした朗読会を実現できないかという企画がある。

 このサークルは、すでにある中学校の授業の一環として、先の大戦の特攻隊の悲劇の実話をあつかった『ホタル帰る』をボランティア朗読してきた。これは、授業の1コマ(50分)以内におさめるために朗読時間は45分に抑えている。授業の2コマ分の朗読会『白旗の少女』(朗読時間90分)を企画&実現したいという。

 朗読時間130分のものを、さらに40分も削って90分にするのは、かなりむずかしい。しかし、朗読時間90分バージョンの朗読台本『白旗の少女』は、用意しておけばいろいろの使い道があると思われる。もうひと頑張りして、その台本づくりに励んでみるか。朗読で先の戦争を語り継ぐの私の重要な仕事と考えて頑張ろう。

 この朗読発表会『白旗の少女』の舞台挨拶で、サークルの代表がとても感動的な締めくくりの挨拶をした。この代表の実父は、先の大戦において、インパール作戦に従軍し、その惨状を体験した。その体験談を、娘であるこの代表にたびたび語って聴かせた。その惨状が『白旗の少女』に描かれているとおりの内容であったという。

 そういう自分の父親のことを語った後に、ISIL(イスラム国)に拉致され今年(2015年)3月に殺害された後藤健二氏が、生前に日本のある学校で語ったという言葉を引用して挨拶を締めくくった。この代表の挨拶それ自体が、とても感動的な朗読作品であるかのようで、会場の皆さんの大きな感動をいただいたようであった。

 終演後の打上げ会には、品川朗読サークル「あやの会」の全員が参加した。まさに和気藹々とした楽しい打上げ会であった。身体の不調で、出演できなかった会員も、客席で聴いた仲間の朗読について、自分の感想や意見を大いに語っていた。もう1人の体調が不安視されていた会員も、打上げ会が終わるまで元気に参加していた。




第3回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月13日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「蛍」織田作之助原作                   赤塚弘子
2「二人小町」芥川龍之介原作             大塚拓一
3「心 音」中山聖子原作                  内田洋子
              <休 憩>
4「朝」太宰治原作                      内田升子
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第3話)
 「白い顔」藤沢周平原作                 東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕 感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕 なるべく事前に電話でお申し込みください
     047−487−3721(「感動をつくる・日本朗読館」 東/ひがし)

《館長のコメント》

 この第3回から会場を船橋市民文化創造館(きららホール)に変更した。これまでの第1回〜第2回は八千代台東南公共センター・5階ホールであった。会場を変更したことが観客数にどう影響するか気になっていた。観客数は約110人であった。過去は第1回がご祝儀的な観客も含めて約130人、第2回が約110人だった。

 第3回は、第2回とほぼ同数の観客だった。前回の第2回からわずか4ヶ月しか経っていないという事情と、会場を変更した直後という事情その他を勘案すれば、まあまあの観客数だったと思う。ちなみに、第1回と第2回の間隔は6ヶ月であった。船橋市民文化創造館(きららホール)の客席数は、最もノーマルで約150席。

 「小さな朗読館」にはちょうど良い客席数である上に、交通の便が非常に良い(JR船橋駅と京成船橋駅の中間)。また、上演時には会場スタッフが3人もついてくれる(全体調整担当、照明担当、音響担当)。その3人ともスキルが高い上に、とても感じが良く親切である。ハイレベルな照明装置や音響装置も装備されている。

 会場やロビーなどが綺麗な上に、窓口の事務員もとても感じが良く親切である。それらのお蔭で、当日の私の仕事はかなり軽減され、それに伴ない私の疲労度もかなり軽減された。さらに、ゲスト出演者の所属サークルからは2人づつ計6人の会員が、当日の運営スタッフとして応援に来てくれた(品川のサークルは除く)。

 その応援の皆さんも、とても協力的に、受付役や会場案内役をこなしてくれた。毎回、司会進行役を引き受けてくれる飯野由貴子さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員だが、現役のプロの司会者である。さすがと思われる司会進行であった。約110人の来場者の半数以上は、私が指導する朗読サークル会員以外であった。

 なかには、毎回のように聴きに来てくださる常連の方々もいる。そういう常連の方々のご期待を裏切らないような朗読会にしていかなければならない。もちろん、そういう方々は、私が目指している「感動をつくる朗読」を理解し、賛同し、鑑賞して下さる方々であろう。それだけに、なおさらそういう方々のご期待に添わねば。




「わかば mini 朗読会 at 圓(まる)」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月07日(木)
     開演13時30分

〔会場〕キッチン圓(MARU)
    JR西千葉駅北口から徒歩約5分
    【住所】千葉市稲毛区轟町1−2−6
    【電話】043−290−0051

〔プログラム〕

「蜜 柑」芥川龍之介原作           井手陽子
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作       金子可代子
「蜜柑畑」山本周五郎原作  高木幸恵&石井春子

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕ドリンク代300円ご用意下さい

〔問い合わせ〕
     043−255−7157(金子)
     043−264−9128(井手)

《館長のコメント》

 小さな会場なので、観客数は10人〜20人で満席だったらしい。私はスケジュール的に参加できなかったので、これ以上のことは分らない。主催した会員たちも、今回の朗読会は「アレヨアレヨ」という間に急きょ企画したらしく、今後どういう形で開催していくかまだ決まっていないという。まあ、その積極性は買えるのだが。




「交流会(朗読会)」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月02日(土)
     13時00分〜14時00分

〔会場〕さくら農園みらい塾
    (習志野市実籾に設置されたビニールハウス)

〔プログラム〕

1「八 郎」斎藤隆介原作         平野かほる&山本時子
2「ざしき童子のお話」宮沢賢治原作           すわ麦穂
3「青い玉」沓沢小波原作                  土田和子

〔朗読指導者〕 東 百道(ひがし ももじ)

〔主催〕桜井勝子

〔参加〕入場無料(定員約20人)

〔問い合わせ〕043−259−6503(平野)

《館長のコメント》

 一昨日(5月2日)と昨日(5月3日)に、習志野朗読サークル「茜」の2人の会員から、5月02日(土)に開催された「さくら農園みらい塾」交流会(朗読会)の模様が電話で報告された。1人はこの交流会(朗読会)の窓口担当の会員、1人は習志野朗読サークル「茜」の代表である。来場者の方々には好評だったという。

 この「さくら農園みらい塾」は農場主の桜井勝子さんが、自分の土地を区分けして農作希望者に貸したり、農作を指導したりしている農園の名である。その「さくら農園みらい塾」内のビニールハウスを会場に、農作希望者の交流会が桜井勝子さんの主催で定期的に開催されている。今回、その交流会に朗読を依頼されたのである。

 来場者は約20名、それに習志野朗読サークル「茜」から出演者4人と司会進行役2人(サークル代表と今回の窓口担当)を加えると、会場のビニールハウスに30人弱の人間が集まったことになる。ビニールハウスだから、夏の季節には暑くて会場には使えない。五月初旬のこの季節が、会場に使うラストチャンスだったという。




第1回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
〜朗読とピアノとオカリナのコラボレーション〜

〔日時〕戦後70年(2015年)4月27日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕STUDIO「さゆ」
     千葉県四街道市大日7−6 吉岡宅内
     JR四街道駅から徒歩約15分(四街道西中学校近く)

〔プログラム〕

♪音楽で楽しむ絵本
「ねぇ だっこして」竹下文子・作/田中清代・絵
「すずおばさんのハーモニカ」あまんきみこ・作/黒井健・絵
  おはなし                        秋山満子
  ピアノ                        杉本美津子
  オカリナ                       積田由史子
            <休 憩>
♪朗読と音楽で味わう宮沢賢治の世界
「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治原作
  朗 読  助川由利 吉田光子 吉永裕恵子 内田洋子
  ピアノ                        杉本美津子
  オカリナ                       積田由史子   

♪ティータイム

〔主催〕「朗読と音楽の刻・虹」

〔参加〕 入場料1000円(紅茶とお菓子付き)

〔お問い合わせ・お申し込み〕
     043−423−7561(STUDIO「さゆ」吉岡)
     043−277−3255(「虹」代表 杉本)

《館長のコメント》

 第1部の読み聴かせ者、ピアノの演奏者、オカリナの演奏者は、いずれも私には未知の方々である。第2部の朗読を読み継いだ4人は、私が指導している朗読サークルの現役会員である。未知の方々と既知の方々による朗読とピアノとオカリナのコラボレーションは、とても面白い試みで、私はそれを心から楽しむことができた。

 会場の「STUDIO(さゆ)」はオーナーの私邸を改造したもので、ピアノを置いたステージ周り、パイプ椅子を40席ほどギッシリと並べた客席、および、紅茶と菓子を用意するオープン型の厨房コーナーからなるホールである。客席はまさに満席であった。私が指導している朗読サークルの会員たちも約10人ほど来場していた。

 朗読と音楽が終わった後は、ティータイムとして紅茶と菓子のサービスがあった。このティータイムは自由解散ということで、用事のある来場者は各自の都合に合わせて三々五々帰っていった。紅茶と菓子を飲食したり、別れの挨拶をしたり、出演者に自分の感想を述べたり、なかには紅茶をこぼす人もいたりで、賑やかであった。

 私は、招待していただいた立場を考え、一応、最後まで残って様子を見ていた。観客がすべていなくなった頃に、出演者の皆さんから感想を求められた。こういう場合、自分が指導している既知の朗読者に対する感想は言いにくい。そこで、主に、読み聴かせ者と音楽演奏者の今回のイベントに対する想いを聴くことに力を注いだ。

 読み聴かせ者は保育園などに長く勤め、子どもに絵本を読み聴かせる経験が豊富な方である。今回のイベントは大人が相手なので、大人にも感動してもらえる絵本作品を選ぶのに力を注いだという。また絵本の内容に合う音楽演奏に感謝していた。この会場は床が平らで客席から絵本が見えずらい。その改善が今後の課題だという。

 ピアノの演奏者は、今回のイベントで演奏した音楽を選ぶことに大変な精力を傾けたという。読み聴かせや朗読に合う原曲を選び、原曲の多種多様な編曲のなかからピアノとオカリナの演奏に合うものを選び、その演奏の仕方を工夫する。今回のイベントの音楽演奏を仕上げるのは大変だったという。聴いていてなるほどと思った。

 私は、毎年1回くらいの定期開催をイメージしていたが、なかなかそう簡単にはいかないという。そうかといって1回だけで終わらせるのはもったいない。何回か再演を考えたらどうかと提案したら、そうなると観客を集めるのが大変だという。確かに大変だとは思う。しかし、たった1回の上演で終わりにするのは残念である。

 会場「STUDIO(さゆ)」は四街道市の中心部分から徒歩で15分くらいの住宅街にある。すぐ近くに中学校があることからも分かる通り、とても感じの良い住宅街である。その一角のごく普通の住宅内にこの小ホールはある。主婦であったオーナーが一念発起して、地域の文化に貢献しようと、ご自宅の1階を改造したのである。

 その会場に、音楽家2人と、読み聴かせのベテランと、永年本格的に修練した朗読者4人が、音楽と朗読のコラボを手づくりで開催し、約40人の観客が集ってそれを楽しむ。終演後に、心のこもった紅茶と美味しい菓子をいただく。こんなに豊かで平和で文化的な小イベントが、まったく自主自発的に企画&実行されたのである。

 帰途の路上で、まったく偶然に会場「STUDIO(さゆ)」のオーナーの妹さんと出会い、しばらく同道することになった。色々と話しながら四街道市の街並を歩いたが、ゆったりとした街路、広大な規模のスーパー、かなりな規模のマンション、同じくかなりな規模の公園と文化センターがあった。とても豊かな地域空間であった。




ガーデン サロン 朗読会

〔日時〕戦後70年(2015年)4月24日(金)
     ランチタイム 11時30分〜12時30分(随時)
     朗読開演   13時00分〜14時50分(予定)
     ティータイム 15時00分〜(自由解散)

〔会場〕貝殻亭 リゾート内
    八千代市勝田台北2ー4ー1ー5

〔アクセス〕京成本線・東葉高速線「勝田台駅」北口から徒歩5分

〔プログラム〕

「助五郎の転生記」小泉八雲原作       糸久 初江
「晩夏光」高田郁原作               本間かおる
               <休 憩>
「猿若町月明り」藤沢周平原作         内田 升子         
「寒い母」斎藤隆介原作              吉田 光子

〔主催〕「ルルヴェ」

〔問合せ〕043ー276ー5063 「ルルヴェ」本間かおる

《館長のコメント》

 「ガーデン サロン 朗読会」のメニューは、初めに昼食のためのランチタイム、次にメインの朗読会、最後にケーキとお茶を喫するティータイムで流れ解散となる。メインの朗読会は休憩を挟んで、前半が主催者「ルルヴェ」の構成員2人の朗読、後半が私が朗読指導している千葉朗読サークル「風」の会員2人のゲスト出演。

 「ルルヴェ」の構成員2人も元は私が朗読指導する八千代と習志野の朗読サークルの会員だった。しかし、今は退会して私の指導から全く離れている。今回の出演者は4人とも朗読ステップ1〜6までのレッスンは終了している。従って、4人ともかなりの朗読表現をしていた。40〜50人の観客も、朗読に集中して聴いていた。

 特に、ゲスト出演者の2人はどこに出しても恥ずかしくない朗読者である。今回も、並みのプロを自称する朗読者より、高いレベルの朗読であった。この「ガーデン サロン 朗読会」を主催したのは「ルルヴェ」というグループだが、構成員は今回出演した2人だけである。2013年に発足したときは、構成員は5人であった。

 ところが、昨年の戦後69年(2014年)11月の3回目の朗読会「ガーデン サロン 朗読会」の後、構成員が2人になってしまった。今後はその2人が適宜ゲスト出演者を依頼して朗読会を開催するという。そのゲスト出演者を依頼する件で、私は協力を求められた。しかし、ゲスト出演者の選考はデリケートな問題である。

 私が協力する場合の条件を提示したが、それが2人の考えに合わなかった。今後は、原則として、私が指導する朗読サークル以外の朗読者にゲスト出演を依頼するという。昨日の「ガーデン サロン 朗読会」は既に約束済みのゲスト出演者が出演したが、これが私が何らかの形で関係した最後の「ルルヴェ」ということになる。




船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『月の光』
〜第2期・朗読ステップ3終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)4月22日(水)
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔演目〕井上靖原作『月の光』/映画『わが母の記』の原作

〔プログラム〕

【第1部】 『月の光』前半
     <休 憩>
【第2部】 『月の光』前半

〔出演〕

 黒田裕子、鳥海治代、田中幸子、御代川裕子、小糸洋子、谷千和子、小林いさを、井上みつ江、平松歩、飯野由貴子、村木ひろみ、遠田利恵子、中山慶子、昌谷久子、畑野欸子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員) 

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約150人(受付記帳者数132人)であった。会場の船橋市市民文化創造館(きららホール)に設定した客席は約170席だった。客席数170席のところに150人も座ると、ほぼ満席状態のように見える。会場全体に盛況感が漂い、それが出演者に多大な力を与えてくれる。朗読会は、観客との交流の場なのである。

 船橋市は人口が約62万人という大都市である。私が居住している八千代市は人口が約19万人である。同じ市報や地域新聞に記事が載っても、反響の大きさがまるで違う。代表のところには事前に8人もの人が電話で問い合わせてきたという。このサークルは会員数も多いので知人友人の数も多かったが、一般市民も多かった。

 朗読の出来栄は、立ち稽古やリハーサルに比べて、やはり2〜3割は良くなっていた。この点は、どの朗読サークルも同じである。しかも、今回の『月の光』の内容は、出演者も観客も決して他人事(ひとごと)ではない。朗読する出演者だけでなく、会場にいた聴き手の気持の入り方も一般の文学作品と全く違ったようである。

 会場ロビーでも、多くの来場者が感動した旨の感想を語ってくれたという。作品の内容に感動したのか、朗読の表現に感動したのか、あるいは両方なのか。それはともかく、客席の前列中央に座っていた観客の1人(高齢の女性)が、初めから頭を客席の背にのけぞらせて眠ってしまい、あまつさえ、鼾をかいていたそうである。

 朗読が未熟なために舞台への集中力が切れてしまい、思わず眠ってしまったというなら出演者の方に問題がある。しかし、初めから眠ってしまい、しかも、他人の妨げになるような鼾をかいていたというのは、明らかにその観客の方に問題がある。周りの観客も、当人の体調を懸念する意味でも、注意するのがエチケットだと思う。

 このサークルは船橋市東老人福祉センターから依頼され、奇数月に「ふなばし東老朗読会」を上演している。その朗読会の常連の方や船橋市東老人福祉センターの担当者の方が聴きに来たばかりか、差入れまでしていただいた。私が指導している朗読サークルの会員たちも来ていたが、会員同士が顔見知りになっている場合が多い。

 一般客も多数いたが、そういう方々は、皆さん朗読を聴くのを楽しみにして下さっている。したがって、来場者の大部分は温かい眼と耳で聴いてくださっている。今回は、上演開始の冒頭で少々手違いがあったが、代表が率直にそのことを説明し、やり直す旨をアナウンスすると、会場からは励ますような温かい拍手をいただいた。

 終演後の打上げ会でも、その温かい拍手のことが話題になった。同時に、鼾をかいていた高齢の女性のことも話題になった。しかし、全体的には、成功裡に今回の朗読会をやり終えたという達成感で盛り上がっていた。このサークルは会員数が18人と定員(20人)上限に近い多さだが、それがこの良い雰囲気の源になっている。




第13回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後70年(2015年)3月28日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五区民集会所・第1集会室

〔プログラム〕

1.品川朗読サークル「あやの会」
「同居」吉村昭原作          山本扶美子
「黄色いスカーフ」安房直子原作   山本淑子
「つなみ」森健原作            片桐瑞枝
2.朗読サークル“こだま”
「雪隠成仏」川端康成原作
「オシラサマ」(語り部)柳田國男原作
「ビルマの竪琴」竹山道雄原作
3.朗読の会〈宙(そら)〉
「十三夜」藤沢周平原作  
「夜の雪」藤沢周平原作

〔主催〕
品川朗読サークル「あやの会」
朗読サークル“こだま”
朗読の会〈宙(そら)〉

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 第13回が3月28日(土)に開催された。 開場13時00分、開演13時30分、会場は品川区荏原第五区民集会所・第1集会室であった。この「品川朗読交流会」は、毎回のように私の朗読レッスンと重なる。今回も聴きに行くことができなかった。そこで、その度に品川「あやの会」の会員が、開催模様を報告してくれる。

 今回の来場者はあまり多くなく、30人少々だったという。当日は陽気が良いので桜が開花し、絶好の花見日和になった。その花見の方に観客を取られたらしい。出演者などを加えると50人ほどの人数になったという。

 品川朗読サークル「あやの会」から出演した3人の朗読はそれぞれ良かったという。山本扶美子「同居」吉村昭原作は内容的にもとても面白い朗読だったし、山本淑子「黄色いスカーフ」安房直子原作は内容にぴったりの朗読だったし、片桐瑞枝「つなみ」森健原作は東日本大震災を扱った感動的な朗読だったということであった。          

 交流相手の2グループ、朗読サークル“こだま”と朗読の会〈宙(そら)〉の朗読もそれぞれとても良かったという。朗読サークル“こだま”には、新たに入会した男性が多芸で、その男性会員が楽器演奏などを交えた朗読を上演したので、舞台全体がひときわ面白くなったという。全体に、なかなか力の入った朗読だったようである。

 朗読の会〈宙(そら)〉の朗読も、登場人物の男女に合わせて、朗読者も男女の配役をしたようで、なかなか工夫をこらした舞台であったようである。朗読交流している3つの朗読グループが、それぞれ内容的、舞台構成的、その他の面で色々と工夫をこらし、充実していたようである。観客の多寡は本来的にあまり問題ではない。

 この「品川朗読交流会」は、その名前が示すように、もともと複数の朗読グループが相互交流のために、お互いの朗読を披露し合うことが目的で始めたものである。もちろん、外部からの来場者も歓迎こそすれ、拒みはしなかったので、結果として観客が増えていったにすぎない。今回も、終演後に皆で意見交換会を催したという。




ふなばし東老朗読会(第22回)

〔日時〕戦後70年(2015年)3月12日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

1「『硝子戸の中』より」夏目漱石原作 
 田中幸子、鳥海治代、御代川裕子、谷千和子、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、平松歩、畑野欸子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)
             <休 憩>
2「じいさんばあさん」森鴎外原作
 黒田裕子、小林いさを、井上みつ江、小糸洋子、昌谷久子、亀田和子、内田洋子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、船橋「はなみずき」が実質的に主宰し、前回からは出演者も自主的に選定している。私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはわずか1度しかない。今回も同じであった。

 そこで毎回「ふなばし東老朗読会」担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれる。今回は晴天にも恵まれ、寒い季節にもかかわらず観客は14名だったという。新たに男性が2名聴きに来たという。その他の大部分はリピーターで、船橋「はなみずき」の皆さんともすでにかなりの顔なじみになっているという。

 今回は2014年度の最終回ということで、会場もいつもの狭い図書室ではなく、広い畳の部屋だった。上演形式も、船橋「はなみずき」が全員を2組に分け、一方の組が夏目漱石原作「硝子戸の中(抄)」を、他方の組が森鴎外原作「じいさんばあさん」を読み継ぐ形式で上演した。そういう上演形式が新鮮であったらしい。

 今回は仕事でどうしても都合のつかない1人を除き、船橋「はなみずき」の全員が出演した。アンケート結果も次のように大変好評だった。①毎回良い朗読をありがとう。②今日の朗読は特に良くて、感動して涙が出た。③出演者の数も多くて豪華だったし、今までで最高だった。④今回のような読み継ぎ形式の上演も良い。

 今回の第22回「ふなばし東老朗読会」は、今年度(2014年度)の最後を締めるものであった。ありがたいことに、来年度も継続するように船橋市東老人福祉センターから依頼されている。来年度は、初めから船橋「はなみずき」が総てを自主的に主宰する。朗読サークルの自主活動として、非常に意義ある朗読会だと思う。




千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会『ひとごろし』
〜第2期・朗読ステップ3修了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)2月24日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール

〔演目〕山本周五郎原作『ひとごろし』

〔構成〕

【第1部】『ひとごろし』前半
     <休 憩>
【第2部】『ひとごろし』後半

〔出演〕

 的場正洋、石井せい子、吉野久美子、金子方子、大山玲子、神田和子、田中和代、井手陽子、仲田紘基、金子可代子、高木幸恵、石井春子(朗読順/千葉朗読サークル「わかば」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は80人ほどであった。昨年は晴天かつ温暖であったためか客足が良く100人ほどであったが、今年は寒くはなかったが雨まじりの曇天であったためか、昨年より観客数が減っていた。会場の千葉市生涯学習センターのホールは300席なのでかなり空席があったが、観客数が会場全体に坐ったせいかそう寂しくなかった。

 今年も、このサークルの会員たちがボランティアとして関与している視覚障害者施設から、視覚障害者と付き添いの方々が10数人も聴きに来て下さった。この施設の定期的行事「お楽しみツアー(年何回かの食事付き外出行事)」の一環として、ここ数年千葉「わかば」の朗読発表会を聴きに来て下さっている。感謝感謝である。

 朗読の出来栄は、立ち稽古や舞台リハーサルの2〜3割は良くなっていた。ただし、今回の山本周五郎原作「ひとごろし」は、かなりむずかしい作品である。武力や強さの本質とその限界に対する、いかにも山本周五郎らしい考え方を、ある種の落語的な面白さでくるんで表現している。それを朗読で再表現しなければならない。

 また、登場人物の人間像をどう造形するかもむずかしい。主人公は、ただの臆病者ではない。敵役もただの悪人ではないし、ただ強くて武芸が達者なだけの人間ではない。主人公の妹や主人公の相方も、主人公や敵役ほどではないにしても、かなり複雑で面白い人間として描かれている。普通の人ではなかなか認識&表現できない。

 単にセリフや地の文を上手く表現しただけでは、まったく不十分なのである。まして、セリフや地の文の表現そのものがまだまだの場合は、何をか言わんや、なのである。たとえ、登場人物の人間像を的確に造形できたとしても、それが的確に表現できないからである。レッスンでも、終演後の講評でも、私はあまり褒めなかった。

 ところが「わかば」の会員たちはかなりの達成感に浸っていた。場所を変えて開催された打上会でも、その達成感の気分は盛り上がっていた。なぜなら、今回はバック音楽をほとんど付けなかったにもかかわらず、会場はシーンと最後まで舞台に集中してくれた。終演後のロビーでも知人友人の皆さんからかなり褒められたらしい。

 かなりの自主勉強会を積み重ね、その自主勉強会では、1期生は2期生を、1期生は1期生同士でかなりきびしく注意したらしい。レッスンでの私の指導よりも、きびしく具体的で細かいところまで注意したらしい。その成果が、本番ではかなり発揮されたという。2期生は1期生に、1期生は1期生同士で、盛んに感謝していた。

 2期生は、自分たちも後輩を1期生のように注意できるようになるだろうか、と心配していた。私は、必ず出来ると確答しておいた。私の指導する内容や方法を理解し、その一定部分を修得できていれば、後輩の朗読的な欠点はいやでも耳につくし、その点を指摘&注意することは簡単だからである。1期生がその良き実例である。

 2期生が、自主勉強会における1期生の指導に盛んに感謝した後で、私に気をつかってか、その1期生の指導も先生の指導に基づいたものだったとつけ加えていた。私は、そんな気づかいは無用であると明言してあげた。私のレッスンは、単に朗読の指導をするばかりでなく、朗読の指導法を指導することも兼ねているからである。

 すなわち、私の朗読レッスンは、サークル会員が朗読者として上達することも目的としているが、それと同時に、サークル会員が朗読指導者としての力をつけることも目的としているのである。従って、自主勉強会は、先輩が後輩を指導しながら、朗読指導者としての力を身につけるための、まさに絶好の機会であり場なのである。

 さらに、他人を指導することは、すなわち、自分自身を指導することである。どの芸術分野でも同じことが言えると思うが、特に朗読という芸術分野はこのことがストレートに当てはまる。同じサークルの同じレッスンの場で、私のレッスン歴が大きくことなる会員を、私が同時併行的に指導するのも、その一つの実践なのである。




「朗読会 in 野田」
〜第55回「岩手の読書週間」協賛事業〜

〔日時〕戦後70年(2015年)2月08日(日)

〔会場〕野田村立図書館・多目的ホール

〔プログラム〕

【こどもの部】おはなし会 11時00分〜

1 民話語り「もどり鐘/千葉寺の話」            吉田光子
2 読み聞かせ「ゆきのよあけ」いまむら あしこ原作  江本なつみ
            <休 憩>
3 ストーリーてリング「やまなしもぎ」平野直(再話)
         野田村「読み聞かせグループあっぷっぷ」廣内けい子
4 紙芝居「ゆきおんな」                      吉田光子

【中学生以一般の部】朗読会 13時00分〜

《第1部》
1 民話語り「もどり鐘/千葉寺の話」             吉田光子
2 読み聞かせ「ゆきのよあけ」いまむら あしこ原作   江本なつみ
3 朗読「寒い母」斎藤隆介原作                  吉田光子
              <休 憩>
《第2部》
4 朗読「よだかの星」宮澤賢治原作               江本なつみ
5 朗読「高瀬舟」森鴎外原作                    東 百道

【交流の部】講話と茶話会 15時00分〜  ※参加費 100円(茶菓代として)
1 講話「『感動をつくる朗読』をめざして               東  百道
2 交流と親睦

〔主催〕野田村立図書館(第55回「岩手の読書週間」協賛事業)
    野田村教育委員会事務局

〔協力〕読み聞かせグループ『あっぷっぷ』

〔参加〕参加無料(全席自由)

〔問合せ先〕0194ー78ー2938 野田村立図書館 

《館長のコメント》

○「こどもの部/おはなし会」

 当日最初のイベント「こどもの部/おはなし会」を開始する11時まで約1時間半。その間に、イベント関係者の皆様との初対面の挨拶や会場の設営などを行なう。主宰者の小谷地節子さんはカラー刷りのきれいな舞台看板を制作して下さった。その看板の掲出、舞台や椅子の配置、マイクテストなど色々な準備を手早く行なった。

 今回の司会進行をして下さった大沢伸子さん(野田村教育委員長)や出演者との打合せなどを舞台を中心に急いで行なった。今回、ストーリーテリング「やまなしもぎ」で出演される廣内けい子さんを初め、舞台周りをいろいろと手伝っていただく野田村の読み聞かせグループ「あっぷっぷ」のメンバーとも必要な打合せをした。

 アッという間に11時になり「こどもの部/おはなし会」が始まった。会場には30人を越す来場者がいたが、残念ながらというか、思わず笑ってしまったというか、肝心の「こども」が5〜6人しかいないのである。小谷地さんや大沢さんは「野田村にはこどもが少ない上に学校の行事が重なった」などと盛んに恐縮していた。

 しかし、出演した皆さんは全く動ぜず、会場にいた大きな「こども」を相手に熱演していた。その大きな「こども」の多くは、それぞれが自ら民話語りや読み聞かせや紙芝居をやっておられる方々である。この「こどもの部/おはなし会」は、一種の実践的な交流会(勉強会)という性格をもっていたから、それで良いのである。

 吉田光子さんの民話語り「もどり鐘」、江本なつみさんの読み聞かせ「ゆきのよあけ」は、共に良かった。また廣内けい子さんのストーリーテリング「やまなしもぎ」はとても良かった。最後の吉田光子さんの紙芝居「ゆきおんな」も良かった。吉田さんが持参した小型蛍光灯で、紙芝居の下辺から照明した点が特に好評であった。

 昼食時であったか、江本なつみさんが「ゆきのよあけ」を読み聞かせている間、傍で「ゆきのよあけ」を観客に掲示しつづけて下さった「あっぷっぷ」のメンバーの一人が、この「ゆきのよあけ」を強く推薦した理由を話して下さった。東日本大震災の津波から逃れて避難所で一夜を明かした次の日の東の空が忘れられないという。

 太平洋上の東の空が一面、すごいほどに鮮やかな赤色に覆われていた。それは、それまで見たこともないような美しい空であったという。自然というものは、昨日のあの恐ろしい地震と津波を現出させたあの同じ自然が、翌日にはこのように美しい空を現出させる。その理不尽さあるいは不可思議さが、極めて印象的だったという。

 その夜明けの空と絵本『ゆきのよあけ』の最後の「よあけ」が、心の中で重なって強く感動したのだという。実は、絵本『ゆきのよあけ』の作者である今村葦子さんは、今回の司会進行をして下さった大沢伸子さん(野田村教育委員長)の実姉である。自然と人間の《縁》というものを、このときも改めて強く感じたものである。

 これも、昼食時であったか、とても印象深い話しを聴いた。野田村を流れている川の河口に水門がある。東日本大震災の大津波が襲った後、海水を海に戻すために、水門を管理していた消防関係者の一人が水門を開けた。その方は機転を利かして水門の開け方を少しにした。そのため、水死者は海に流出せず、全遺体が収容できた。

 野田村の水死者は38人だったが、機転を利かして水門を開けたその人も、その38人に含まれているという。どういう経緯で、その方が水死されたのか、くわしいことは分からないという。このような隠れた功労者が、あの東日本大震災の被災者のなかに、いく人もいたし、今もいると思う。決して忘れてはならないと思う。

 わずか一日の、それもわずか1時間足らずの昼食時でさえ、このように印象深い逸話や功労者の話が語られた。実際には、もっとずっと多くの出来事があったに違いない。それらの出来事を、可能な限り記録すること、そして、それを語り継ぐことは大切である。宮澤賢治は「ヨクミキキシワカリ/ソシテワスレズ」と祈願した。

○「中学生以上一般の部/朗読会」

 用意していただいた昼食用のお弁当と、小谷地さんの手づくりのデザートをいただき、野田村の関係者の方々のお話しを聴いているうちに、開演の時間となった。観客は約60人ほどであった。午前中に聴いて下さった約30人ほどの観客が、午後の観客としてどのくらいダブっていたのかは分からない。半分ほどはそうだろうか?

 また全員が野田村在住の方々だったわけでもない。北隣りの久慈市や南隣りの普代村・田野畑村など近隣の市町村から聴きに来て下さった方々もいたようであった。ともあれ、人口4千人の野田村の朗読会としては、観客数が60人というのは大盛況であったと思う。小谷地さんたち主催者が熱心に広報して下さったお蔭であろう。

 プログラムは、第1部が吉田光子さんの民話語り「もどり鐘」、江本なつみさんの読み聞かせ「ゆきのよあけ」、そして、吉田光子さんの朗読「寒い母」の3本である。民話語り「もどり鐘」と読み聞かせ「ゆきのよあけ」は、午前の「こどもの部/おはなし会」の再演である。ただ、子供向けと大人向けでは演技が若干違う。

 休憩を挟んだ第2部は、江本なつみさんの朗読「よだかの星」と私の朗読「高瀬舟」の2本である。吉田光子さんの朗読「寒い母」を聴いたのは、私は2回目である。江本なつみさんの朗読「よだかの星」を聴いたのは、私は3回目である。吉田光子さんの「寒い母」も江本なつみさんの「よだかの星」もこれまでで最も良かった。

 私の朗読「高瀬舟」は何回目だろうか。5回以上は朗読したと思う。今回の台本は、朗読時間を30分にカットしたものである。吉田光子さんの「寒い母」と江本なつみさんの「よだかの星」と同じように、朗読した後に観客の心のこもった拍手をいただいた。拍手を聴けば、観客が本当に感動して下さったかどうかは直ぐ分かる。

 午後の「中学生以上一般の部/朗読会」も、午前に引き続き、大沢伸子さん(野田村教育委員長)が司会進行をして下さった。野田村の読み聴かせグループ『あっぷっぷ』の皆さんも、舞台周りなどでとても行き届いた支援をして下さった。今回の「朗読会 in 野田」を実質的に主導した小谷地節子さんは、黒子に徹しておられた。

 それらの方々のお蔭で、とにもかくにも、今回のメインイベントである「中学生以上一般の部/朗読会」は無事に上演が終了した。主催者側の皆さんは、その直後に計画されていた「交流の部/講話と茶話会」の準備に追われていたが、出演者3人は朗読を終えてホッとしていた。3人ともかなり熱演したので、気分も良かった。

 後で聴いたところでは、岩手県は朗読が盛んな県だという。特に盛岡市には立派な朗読者&朗読指導者が何人か活躍しておられるという。そういう方々が、ときどき来村して朗読会を催すこともあるらしい。朗読には色々なスタイルがある。今後は、岩手県で朗読活動をしておられる方々との交流も是非お願いしたいと思っている。

○「交流の部/講話と茶話会」

 本番(2月08日)の3番目(最後)は、午後3時30分からの「交流の部/講話と茶話会」であった。まず私が「『感動をつくる朗読』をめざして」という標題の講話を30分し、その後は質疑応答等の茶話となった。
この「交流の部/講話と茶話会」は参加費(茶菓代100円)をとったが、約30人の方々が参加してくれた。

 その中には、近隣の市町村で読み聞かせや民話語りや朗読をやっていたり、あるいは、宮澤賢治を研究していたりする方々も参加していたが、その正確な人数は分からない。交流の部が終了した午後6時00分まで、参加者の発言が絶えることはなかった。その発言の内容と仕方がとても素晴らしかったので、私は大いに感嘆した。

 こういう「交流の部/講話と茶話会」では、ともすると、自分の知識や実績をひけらかす場と勘違いしたような、鼻持ちならない発言が多くなりがちである。しかし、今回の参加者にそういう雰囲気は毛ほどもなく、各自の豊かな教養が滲み出ていた。私に対する質問や意見の内容も、鋭く豊かで要点を押えたものが多かった。

 立場上、出演者の中でもっとも多く発言(回答その他)したのは私であったが、江本なつみさんと吉田光子さんも要所要所で、実に的確かつ内容ある発言(回答その他)をしていた。指導者がいない場合の、朗読への取り組み方、上達の仕方に関する質問もあった。宮澤賢治の童話作品や心象スケッチに関する質問や意見も出た。

 「雨ニモマケズ」の朗読方法ついての質問や意見、また同じ岩手県でも地域で方言が違う場合の宮澤賢治の朗読の仕方に関する質問や意見も出た。従来の「読み聞かせ」という言葉が上から目線のように聴こえるという意見もあったが、私も全く同感であった。とにかく、私は素晴らしい時間を過ごすことができて大満足であった。




第2回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
=「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業=

〔日時〕戦後70年(2015年)1月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市東南公共センター・ホール(5階)

〔プログラム〕

1「貨 幣」太宰治原作                山本芙美子
2「『智恵子抄』より」高村光太郎原作       小林正子
3「木綿ぶれ」藤沢周平原作            石井春子
              <休 憩>
4「明 烏」藤沢周平原作             吉田光子
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第2話)
 「零 落」藤沢周平原作              東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕「感動をつくる・日本朗読館」

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

【「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業】
 「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」は、かつてフランスのシャンソン歌手イベット・ジローが八千代市でチャリティコンサートをやった際の収益金を原資に、その他の寄付金をも加えて、昭和61年に誕生した文化福祉基金です。毎年、申請のあった文化・福祉活動の中から2件程度を選定して、助成しています。この「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、平成25年度の「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業に選定されました。

《館長のコメント》

 今回の観客数は約110人、第1回の約130人に比べれば20人ほど少ないが、初回はご祝儀的な観客もいた筈だから、2回目としてはまあまあの観客数だったと思われる。今回も、私が指導する4つのサークルから4人の会員にゲスト出演してもらった。私は、舞台袖で、音響関係の機器(私の持込み)を調整しながら聴いた。

 身びいきだとは思うが「それぞれに上達したな」とシミジミ感慨深かった。約10年間の朗読レッスンの成果がいくらか出てきたように想った。観客は朗読に集中していた。風邪のためか客席で咳をしていた観客もいたが、少しすると席を外して外に出ていった。会場全体がシーンとしていたので、いたたまれなくなったようだ。

 朗読の出来栄といい、客席の雰囲気や観客のマナーといい、ようやくわが朗読会も一流のクラシック音楽会らしいレベルに近くなってきたなと、想ったものである。何とか無事に終わったが、私は文字通り疲労困憊であった。早朝から持込みの音響装置を車に積み込み、9時前には会場に着いて車から5階のホールまで運び込む。

 会場の舞台や客席の椅子のセッティングを指示し、ひと通りの会場設営が終わった段階で、その日の簡単な予定や役割分担を説明するミーティングを行なう。その後に、音響装置の配置とセッティング&調整を行なう。舞台上のマイクの位置を決め、1人1人についてマイクの高低などを調整する。司会進行役がゲスト出演者にインタビューする簡単なリハーサルをし、1人1人の声出しとバック音楽の入れ方のリハーサルを簡単に行なう。

 最後に舞台挨拶の段取りを確認する。それから、昼食の弁当をかき込み、衣服を着替えるなど、観客の受け入れ体制を整える。ポツポツと来場する観客と挨拶したり、ときには談笑もする。その間に、幕間のバック音楽の調整などもする。朗読が始まると、舞台袖で音響全般の調整をする。マイを調整するために舞台にも出ていく。

 八千代台東南公共センターの会場担当者は、皆さんとても親切でよく協力してくれる。しかし、イベントホールとしては多々問題がある。先ず、会場予約が3ヶ月前からというのが短すぎ、企画&広報の制約となる。入場料を1円でもとると営利と見なされ使用料が倍額になるし、イベント中の会場スタッフの配置も皆無である。

 スピーカーの配置が悪くハオリやすい。舞台照明装置も不十分である。しかも、音響や照明の調整室が客席後方の2階にあるだけで、舞台袖からの調整ができない。副調者が私だけという素人集団では使用不能である。仕方がないから、私は持参の音響装置を設置し、舞台袖で調整することになる。舞台照明はつけっぱなしである。

 舞台袖から控え室までの直通の通路がない。出演者は客席を通って舞台に登壇するか、狭い舞台袖に終始待機していなければならない。また会場の防音対策がほとんどないため、外部の音がそのまま聴こえてくる。災害対策用の街頭マイクによる呼びかけ、物売りのマイク音などが直に聴こえる。典型的な悪しき箱モノ施設なのだ。

 昨年7月と今年1月の2回、この施設を「小さな朗読館」の会場に使って、私は2回ともヘトヘトに疲労困憊してしまった。10年前ならともかく、今の私にとってこの疲労困憊具合は限界を超えている。次回、第3回「小さな朗読館」は、八千代市外の会場に変えざるを得ない。八千代市内の朗読会は別に考えることにしよう。

 平成26年度は八千代市民文化福祉基金(ジロー基金)の助成対象事業に選定され、金5万円を頂戴した。平成26年度内の昨年7月と今年1月の2回、私はヘトヘトに疲労困憊しながら、この使いにくい会場で助成対象事業の「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」を開催し、ジロー基金を受けた責任は果したと思う。

 次回からは、朗読会のイベント会場としてまともな体制と設備を備えた施設で「小さな朗読館」を続行する予定である。必要十分な音響装置&照明装置、会場スタッフ数人、常設の客席が150席程度、十分な防音対策。入場料も千円までは非営利扱いで会場使用料は最低水準。残念ながら、今の八千代市にそういう会場はない。




ふなばし東老朗読会(第21回)

〔日時〕戦後70年(2015年)1月22日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「お辞儀」向田邦子原作     鳥海治代
「葉桜と魔笛」太宰治原作    村木ひろみ
「うたかた」浅田次郎原作    内田洋子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第21回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスされてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、実際の主催者は船橋市東老人福祉センターであるが、実質的に運営してきたのは船橋「はなみずき」であり、前回まで私が出演者を構想してきた。

 しかし、今年(戦後70年/西暦2015年)からは、出演者の構想を含めて「ふなばし東老朗読会」に関する企画&運営&出演の総てを、船橋朗読サークル「はなみずき」が実質的に担うことになった。船橋朗読サークル「はなみずき」の力が十分向上したので、私はこの「ふなばし東老朗読会」から完全に手を引くわけである。

 今回の観客は11名であったという。そのうち、初参加は1名であったという。当日は、寒いばかりか雨まで降っていたので、予約していた方のうち3名が欠席したという。その3名を入れれば、ほぼ前回並みの観客数であったといえる。船橋朗読サークル「はなみずき」からは担当役員3人を含めて9名の会員が参加したという。








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