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2017年3月

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第169版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第169版
                  (戦後72年03月30日 更新)



【カレンダー】




●戦後72年(西暦2017年)




4月04日(火)大田朗読サークルを立ち上げる相談会 NEW!
 /「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局主催

4月10日(月)朗読と音楽の刻・虹(第3回) NEW!
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

5月16日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会 NEW!
 /品川朗読サークル「あやの会」主宰

6月04日(日)第16回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

6月25日(日)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会 NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月28日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会 NEW!
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

7月26日(水)第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後72年(西暦2017年)



大田朗読サークルを立ち上げる相談会 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)4月04日(火)
     開場14時00分 開演16時00分

〔会場〕大田文化の森・第1集会室(4階)

〔主催〕「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局

〔お問合せ〕03−3775−2989(赤塚)



朗読と音楽の刻・虹(第3回) NEW!

〔日時〕戦後72年(2017年)4月10日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市美浜文化ホール(2F音楽ホール)

〔出演〕

【朗読】 吉田光子 吉永裕恵子 助川由利
【音楽】 杉本美津子(ピアノ) 積田由吏子(オカリナ)

〔参加〕入場無料(定員150席/予約優先/全席自由)

〔主催〕朗読と音楽の刻・虹

〔後援〕感動をつくる・日本朗読館

〔問合せ先〕043−277−3255(杉本)

〔予約申込〕043−265−8793(助川)



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『阿弥陀堂だより』 NEW!

〔日時〕戦後72年(2017年)5月16日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館・3階大ホール

〔演目〕南木佳士原作『阿弥陀堂だより』

〔プログラム〕

【第1部】 『阿弥陀堂だより』前半
          <休 憩>
【第2部】 『阿弥陀堂だより』後半

〔出演〕

 根本泰子、木下徳子、森千恵子、松倉美那子、中込啓子、末次眞三郎、中村洋子、藤本敦子、岡林和子、白澤節子、佐々木澄江、片桐瑞枝、赤塚弘子、馬場圭介、山本扶美子、山本淑子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)



第16回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(2016年)6月04日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕

1 「父の詫び状」向田邦子原作 
        森川雅子、松尾佐智世、杉山佐智子、大島範子
   藤田多恵子、助川由利、吉永裕恵子、内田升子(朗読順)
2 「人形」小林秀雄原作             石田幸子  
3 「マサの弁明」宮部みゆき原作        金附ひとみ
4 「鮒」向田邦子原作             小田志津子
            <休 憩>
5 「糸子と木村さん」西澤實原作        村井とし子
6 「林檎」新井素子原作            細川美智子
7 「キャラメル工場」佐多稲子原        内嶋きみ江
8 「南京の基督」芥川龍之介原作         吉田光子                                                   
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−265−8793(助川)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)



習志野朗読サークル「茜」朗読発表会 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月25日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市実籾コミュニティホール 2階

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩3分

〔プログラム〕

「杜子春」芥川龍之介原作  平野かほる 今関研一郎 土田和子
「千利休とその妻たち」三浦綾子原作            三浦邦子
                    <休 憩>
 未定                              下屋美樹子
「サアカスの馬」安岡章太郎                  松本 恵
「仙人」芥川龍之介原作                    伊東佐織
「炎のメモワール『滅亡の日』」                 央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳                  

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕浅田次郎原作「夜の遊園地」/山本周五郎原作「四年間」

〔プログラム〕

【第1部】 「夜の遊園地」浅田次郎原作
               <休 憩>
【第2部】 「四年間」山本周五郎原作

〔出演〕

 小糸洋子、田中幸子、黒田裕子、御代川裕子、鳥海治代、谷千和子、井上みつ江、小林いさを、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、畑野欸子、昌谷久子、飯野由貴子、平松歩、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)



第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦20167年)7月26日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1 「ある夜の星たちの話」小川未明原作     遠田利恵子
2 「炎のメモワール『滅亡の日』」                央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳  
3 「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ原作   小松里歌
                  <休 憩>
4 「身投げ救助業」菊池寛原作              内田升子 
5 「家霊」岡本かの子原作                    東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)





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館長の朗読日記1979/習志野シティフィルハーモニック第63回定期演奏会を聴きに行く

館長の朗読日記1979  (戦後72年03月28日 新規)



○習志野シティフィルハーモニック第63回定期演奏会を聴きに行く(1)

 一昨日(3月26日)14時00分開演の、習志野シティフィルハーモニック第63回定期演奏会を聴きに行った。習志野朗読サークル「茜」の会員で、お嬢様がこの楽団に所属している方から、毎回、チケットをいただいているのである。私は出不精なのだが、家人が楽しみにしているので、毎回のように一緒に聴きに行く。

 3月22日(水)に第8回「小さな朗読館」を開催したが、開催前は何かと準備に時間と精力をとられた。開演後は、疲れと、開演前に先送りしていた諸々の用事が溜まっていたので、それらに時間と精力をとられていた。従って、今回の演奏会は久しぶりに息抜きであった。雨と寒さで気おくれがしたが出かけていった。

 今回の演目は、スメタナの連作交響詩『我が祖国』全6曲である。さらに、ストーリーテラーとしてナレーターの吉田奈穂さんが参加している。実は、このような交響楽団とナレーターの組合せにも大いに関心があったのである。舞台は、交響楽団の配置は通常通りだったが、客席から見て左端にナレーター席が設けられていた。



○習志野シティフィルハーモニック第63回定期演奏会を聴きに行く(2)

 音楽とナレーションの組合せはとても良かった。特に、スメタナの『我が祖国』のように物語り性のある音楽作品の場合、今回のような場面に合わせたナレーションが必要不可欠であるとさえ感じた。たとえば、第2曲「シャールカ」のように主人公が助けを呼ぶ声や兵士達の鼾の音楽表現は、言葉で説明されないと分からない。

 逆に、今回のように、たとえ短くとも場面を説明するナレーションが入ると、交響楽の演奏全体がまるでオペラのようにその場面を生き生きと表現しているように感じた。第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」の城の壮麗さと落城後の荒廃、第2曲「ヴァルタヴァ(モルダウ)」の川の流れと流域の情景なども生き生きと聴けた。

 さらに、第5曲「ターボル」のようにフス戦争の勃発から敗北までを扱った音楽作品の場合は、朗読的な説明を多く入れていたが、より多く入れても良かったとさえ感じた。この第5曲などは、完全に音楽演奏と朗読のコラボレーションとして構成しても良かったのではないか。まあ、音楽の門外漢でしかない私の感想ではあるが。







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館長の朗読日記1978/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記1978  (戦後72年03月27日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 一昨日(3月25日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。会場は習志野市実籾コミュニティホール。いつもの八千代市八千代台公民館は選挙のために使用できなかった。今回は第3期・朗読ステップ2の第10回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「雁の童子」の4回目である。

 このサークルの会員で、若い頃にある難病にかかり、以後ずっとその難病と闘いながら市役所を勤め上げ、退職後に八千代朗読サークル「新・みちの会」のレッスンに本格的に取り組んで来た方が、先日、急に亡くなった。数日前にお通夜に行ったのだが、今回、その方の姉上様がご挨拶にレッスン会場にみえた。全く、言葉がない。

 その姉上様のご挨拶によると、その会員は、市役所を退職した後の生き甲斐として朗読に取り組んでおられたという。今の自分から朗読を取ったら何もないという心構えで朗読および朗読サークル活動に取組んでおられたという。私の朗読指導や朗読レッスンおよび朗読サークル活動が、その会員の心構え応え得ていたであろうか。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 宮澤賢治の作品は色々と分からない点が多くある。そういう点は解読の有力な糸口だから大切に扱うように、前回と同様に注意した。ただ、この「雁の童子」の場合は、宮澤賢治が熱心に信仰していた法華経の素養がなければ分からない点が多いと思う。法華経の素養がないと、いくら作品だけを解読しようとしても駄目だと思う。

 朗読の上達のプロセスの1つは、当初は無意識で朗読していた音声言語の表現方法を、朗読の技として意識して表現するように修練し、最終的にはその技を無意識のままに駆使できるまでに修得する、というものである。無意識に駆使する朗読の技が増えるに従って、さらに多くの朗読の技を深く使えるようになっていくのである。

 今回は、レッスンの後に、今年9月に開催する朗読発表会に上演する台本をサークルで自立的につくるべく、サークル会員が皆で相談していた。原作を朗読時間(約2時間)に収めるために、皆で意見を出し合っていた。今回は私もその相談を傍聴していたが、その作業を進める過程で作品の解読が深まっていくことを実感した。




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館長の朗読日記1977/品川「あやの会」と千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記1977  (戦後72年03月26日 新規)




○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 3月21日(火)の10時00分から、品川朗読サークル「あやの会」の第2期・朗読ステップ5の17回目のレッスンを行なった。今回は5月に開催する朗読発表会に向けた朗読作品「阿弥陀堂だより」の5回目のレッスンである。今回はその第1部を全員に順々に朗読してもらったが、その第1部の最後の通常レッスンである。

 サークル会員にはそれぞれの個性がある。さらに、サークル会員にはそれぞれ独自の上達過程がある。その上に、サークル会員にはそれぞれ時々刻々に異なった体調がある。それらの総合的な結果が、その日のレッスンにおけるそのサークル会員の朗読表現なのである。それらを懸命に探りながら、その日のレッスン指導を行なう。

 もちろん、私の朗読指導においては、指導の主軸とするのはサークル会員の上達過程である。それにサークル会員の個性や体調を合わせて勘案しながら、サークル会員の現時点の朗読表現において、どこが最重要課題であるか、当面の練習方法(自宅での一人練習の方法)で最も重点を置くべきポイントは何かを探り指導していく。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 私としては、1人1人のサークル会員の朗読レベルを、昨日よりも今日、今日よりの明日、と何とかして上達してもらおうと願っている。そのために、1人1人に各自の持分の朗読をしてもらう4分ほどの時間のうちに、上記のようなポイントを探り、指導することに懸命になっている。まさにサークル会員との真剣勝負なのである。

 しかし、ときには、ふっと息を抜いて、サークル会員の皆さんの朗読を鑑賞者の立場で聴いてしまうこともある。そういう場合には、サークルの会員の皆さんが、いつの間にか上手くなったなあ、と思わず感心してしまうことがときどきはある。もちろん、逆に、そろいもそろってなかなか上達しないなあ、と思うこともままある。

 ともあれ、次回で、朗読発表会に向けた朗読作品「阿弥陀堂だより」の通常のレッスンはおしまいになる。その後は、1回の立ち稽古(通し稽古)、1回のリハーサル(通し稽古)、そして本番ということになる。今回は、いよいよ朗読発表会のチラシもできた。あっという間に6月の朗読発表会が間近に迫ってきたわけである。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 3月23日(木)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の2回目である。前回はこの宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の初読みであり最初のレッスンだったから、基本的な「視点の転換」について説明した。

 また前回は、この宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」には不可解な点、不思議な点、何か変だなと心と頭にひっかかる点が多々あること、そして、それらを見つけ出し、いつまでも心にかけ続けることの大切さを強調した。つまり、それらの点は解読のための貴重な糸口になる可能性が高いから安直にやり過ごさないように注意した。

 前回の私の注意が効いたためか、サークル会員からこの作品に対するいくつかの疑問が出された。例えば、主人公の「小十郎」が最後に熊に殺される場面があるが、その出来事が起こった時期が「1月のある日のことだった」と明記されている。会員の1人から、寒い1月は熊は冬眠しているのではないか、という疑問が出された。




○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 確かにその会員の疑問の通りである。東北地方の1月に、冬眠しているはずの熊がなぜ外に出てきて、小十郎と鉢合わせしたのか。これはよく分からない点である。さらに、その「三日目の晩」に、たくさんの熊が、死んだ小十郎の死骸の周りに集まってじっとしている。冬眠すべきこの時期の熊がなぜそのような行動をしたのか。

 その他にも、この作品には納得できない点が色々とたくさんある。それらの点を気にしつつ、さらに作品を読み込んでいくと、色々と深く分かってくる点が多々あるのである。ヘッポコな作家ならばともかく、宮澤賢治レベルの優れた作家の場合には、そういう疑問点は、より深い解読の糸口になると、私は経験的に確信している。

 今回のレッスンでサークル会員からこのように面白い疑問が提起されたことに、私は大いなる喜びを感じた。こういう疑問点が、もっともっとサークル会員から提起されることを願っている。そういう疑問は、一見、ささいなつまらないものに見えても良いのである。例えば、小十郎の犬はこの作品の最後にはどうなったか、など。








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館長の朗読日記1976/第8回「小さな朗読館」を開催した

館長の朗読日記1976  (戦後72年03月24日 新規)



○第8回「小さな朗読館」を開催した(1)

 一昨日(3月22日)、開演13時30分ということで、第8回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」を開催した。会場は船橋市民文化創造館(きららホール)。今回の観客数は約130人。前回より30人ほど増えたが、これはゲスト出演者の1人が、自分の多数の知人友人を熱心に誘っていただいたお蔭である。

 チケットの発行数は133枚。そのうち無料招待券を4枚発行したから、チケット販売の実数は129枚であった。これらのことから、チケットを入手した方は、そのほとんどが実際にご来場いただいたものと考えることができる。特に、電話でチケットを予約した方々は全員が受付に見え、実際にチケットを購入して下さった。

 この朗読会の観客数は、受付で配布したプログラムの枚数でカウントしているので、かなり正確だと思われる。その観客数は増減を繰り返していながらも、何とか毎回100人の大台を確保できて来ている。これは本当にありがたいことである。観客数の増大そのものを求めているわけではないが、やはり観客は多い方が嬉しい。



○第8回「小さな朗読館」を開催した(2)

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来て下さった。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)を担って下さった。お礼などは昼食の弁当を出す以外のことは何もしていないだけに、とてもありがたく、感謝している。

 今回も、朗読会の司会進行役を飯野由貴子さんお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしていただいている。司会進行がピシッとしていると、朗読会全体が引き締まる。私はもちろん4人のゲスト出演者もそれに大いに支えられている。

 また、宣伝用チラシのデザインをして下さったのは、今回も品川朗読サークル「あやの会」の志村葉子さんである。記して、感謝したい。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設にはめずらしく、きららホールのスタッフは事務スタッフも含め応対も親切であり、スキルも高い。



○第8回「小さな朗読館」を開催した(3)

 今回の4人のゲスト出演者には、大いに感謝している。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたので、会場の観客席でどのように聴こえたかは定かでない。しかし、ゲスト出演者の全員が、それぞれの現時点の最大限の実力を発揮してくれたのではないかと感じている。今回は、プログラムの変更があったので余計そう感じた。

 ちなみに、私も今回は演目を変更せざるを得ないことになった。この「小さな朗読館」の第1回から第7回まで、藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』をシリーズで朗読してきたが、前回の第7回で打ち止めとした。今回からは、3回ごと(1年ごと)に作家を変えて、それぞれの作家から作品を3つ厳選して朗読することにした。

 それら1人1人の作家から厳選した3つの作品を作家シリーズとして朗読していく。今年は、岡本かの子シリーズとして、この作家の3つの作品「鮨」「家霊」「みちのく」の朗読を3回連続で上演していく予定である。どういう作家のどういう作品を朗読するか、毎回が真剣勝負だと考えている。私自身とても楽しみにしている。





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館長の朗読日記1975/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記1975  (戦後72年03月19日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月18日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1のレッスンの8回目。今回は、今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの3回目である。会員の半数は共通レッスン台本を読み継ぎ形式で、他の半数の会員は1人1作品形式で朗読上演する。

 このサークルには、昨年の9月、第2期の最末期に入会してきた会員がいる。これは、ほとんど3期生と見なしてよい会員である。しかし、入会前の朗読歴は長く、とても上手な朗読をする。ただし、日本の従来の朗読界で主流のスタイル、いわゆる「朗読調」の語り口である。今は私流の「語りかける語り口」を修得してもらっている。

 最近はかなり「語りかける語り口」になってきたが、今回もところどころの文節が従来の語り癖で下に下がってしまっていた。そこで、いくつかの例を再現してみせたのだが、本人は下に下げた自覚がない。無意識にやってしまっているらしい。ただし「語り口」自体は上手だから、それはそれなりの朗読表現になっているのである。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そこで、私も慎重に、私の指導する「語りかける口」は従来の日本の朗読界では異端であり、その会員の「語り口」の方が主流であることを念押しした上で、改めて「語りかける語り口」の音声言語的な意義を説明した。ところが、複数の会員から、私のいう「語りかける語り口」は近年では決して異端ではないという意見が出た。

 それらの会員は、ラジオの朗読番組を熱心に聴いているらしい。そこでなされる朗読を聴いていると、数年前から放送アナウンサーが朗読する場合でも、その「語り口」が「語りかける語り口」にはっきりと変わってきた、という。そして、私の『朗読の理論』やブログ「感動をつくる・日本朗読館」の影響ではないかと冗談めかしていう。

 私は、出不精で他の朗読会などはほとんど聴きに行かないだけでなく、マスコミ無精でもあるからラジオやテレビの朗読番組などはほとんど聴いたことがない。そこで、近年のそういう傾向はまったく知らなかった。私の影響か否かはともかく、日本の朗読界の「語り口」の主流が「語りかける語り口」になっていくのは嬉しい話しである。




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館長の朗読日記1974/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記1974  (戦後72年03月17日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月16日)の午後3時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。会場はいつもの船橋市海神公民館である。今回は第2期・朗読ステップ5の第15回目。本来なら4月に開催すべき朗読発表会を2ヶ月先の6月に延期したが、その朗読発表会に向けた3回目の朗読レッスンである。

 朗読発表会は長い作品を会員全員が少しづつ読み継ぐ形式で上演するが、前半と後半を別々の作品を上演することにしている。つまり2本立て公演である。今回は前半に上演する作品のレッスンをした。この前半に上演する作品も、サークルの全員が順々に読み継いでいく。最初の方はレッスン歴が数年の2期生に当てた。

 この作品は、冒頭に通路を歩く多数の人間に主人公が呼びかけるセリフから始まる。相手が多数だから、呼びかける相手は広い範囲にいるし、距離も遠い。こういう多数の相手に呼びかけるセリフ表現は、語りかける語り口の典型的な事例であり、その基本形である。語りかける語り口を修得するための最適な教材である。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 作品の前半から中央の部分はレッスン歴の比較的長い2期生に当てた。この部分を分担する2期生は、語り口という点ではほとんど注意する必要はない。重点的に指導したのは《間》と《メリハリ》のつけ方である。訊いてみると、本人は《間》をとったつもりらしい。この《間》に関する主観と客観の喰い違いは重要である。

 この問題は、自分の朗読を聴き手の立場で客観的に聴くことができるかどうかにかかってくる。朗読を耳で聴く認識力の問題である。これは、朗読ステップ6の主テーマである。まだ、このステップ6を通過していない2期生が、この認識力を修得していないのはやむを得ない。通過しても必ずしも修得できるとは限らないが。

 作品の最後の方は1期生に当てた。まだ《間》と《メリハリ》の辺りで苦労している1期生もいれば、作品の流れを意識してその流れを構成的にどのように語り分けていくかに苦労している1期生もいる。1期生になると朗読を聴く耳も肥えてくる。昔の自分の朗読の録音を聴き返してあまり下手なのでゲンナリすることもある。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月16日)の午後6時10分から、習志野朗読サークル「茜」のレッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ3の15回目、今回は、今年6月に開催するこのサークルの朗読発表会に向けたレッスンの3回目である。このサークルの上演形式は1人1作品を原則にしている。ただし3人の会員が1つの作品を読み継ぐ場合もある。

 1人1作品形式の朗読は、当然ながら、1つの作品を1人の朗読者が最初から最後まで1人で読み切らなければならない。気持が入ってくればくるほど、いわゆる独りよがりの朗読になりやすい。レッスン歴の短い2期生の場合には、気持が入ってくると、下に下げて朗読しがちである。主観的に、その方が気持が入った表現に思えるからである。

 そういう会員に、言葉の1つ1つ(文節)をハンガーを吊り上げるように上げながら、気持を込めて表現するように指導するのは、本当にむずかしい。主観的に自分の朗読が良いと思っているし、現在の日本の朗読界においてはそういう朗読スタイルが一般的だからである。私が提唱する朗読スタイル(語り口)は、現時点では異端である。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 このサークルは会員数が少ない上に、今回は欠席者が複数あった。そのため1人1人の朗読レッスンもかなり短時間で終わってしまった。そこで余った時間を利用して、芥川龍之介原作「杜子春」に対する私の解読を説明した。この「杜子春」は約2年前のレッスン台本として使ったのだが、その時点では私の解読はできていなかった。

 いつか、この「杜子春」の解読をしたいという話しをしたところ、この6月の朗読発表会でこのサークルの会員3人が「杜子春」を読み継ぐので改めてレッスンして欲しいと頼まれた。その再レッスンの際に、時間を見て私の解読を説明することになっていたのである。今日は時間が余ったので、その説明をする良い機会だと思ったのである。

 会員の皆さんは熱心に私の説明を聴いていた。ただし、私の解読内容を十分に納得したかどうかは分からない。私の「杜子春」解読の内容は、数年前の「東百道・講演と朗読の会」で講演した内容と密接に関連している。その講演を聴いていない会員には、突然そういう話しを聴かされても急には理解できないと思われるからである。





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特別なお知らせ135/第8回「小さな朗読」開催のお知らせ

特別なお知らせ135    (戦後72年3月15日 新規)




ようやく寒さがなごみ梅の花が咲く時期になりました!

その早春に第8回「小さな朗読館」を開催いたします!

感動をつくる朗読をめざした朗読会にお出かけ下さい!

今回は当初お知らせした演目を大幅に変更いたします!

最初のチラシをお持ちの方は下記の演目をご覧下さい!




第8回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)3月22日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「秋」芥川龍之介原作                     畑野欸子
2「煙管」芥川龍之介原作                   植本眞弓
3「天の町やなぎ通り」あまんきみこ原作          馬場圭介変更!
         <休 憩> 
4「ゆき女聞き書き」石牟礼道子原作『苦海浄土』より  吉田光子
5「鮨」岡本かの子原作                     東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成・主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

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館長の朗読日記1973/第8回「小さな朗読館」の本番がほぼ1週間後に迫って来た

館長の朗読日記1973  (戦後72年03月14日 新規)




○第8回「小さな朗読館」の本番がほぼ1週間後に迫って来た(1)

 第8回「小さな朗読館」を2017年3月22日(水)に船橋市民文化創造館(きららホール)で開催する。その本番まで、ほぼ1週間に迫って来た。ゲスト出演する4人の皆さんは、すでにかなりの練習を重ねていると思う。もちろん、私も練習を重ねているが、その練習以外にも、いろいろとやらなければならない準備がある。

 第8回「小さな朗読館」そのものに関する準備は、当日配布するプログラム(事前に配布するチラシと同じもの)や当日用のチケット、および、当日の会場付近に掲出するA3判ポスターなどの用意もすでにできている。むしろ、第8回「小さな朗読館」の会場で配布する第9回「小さな朗読館」のチラシの準備がまだなのである。

 また、第8回「小さな朗読館」の会場で販売すべき第9回「小さな朗読館」のチケット、および、そのチケット販売のための管理表なども用意しなければならない。それらの実務的な準備を遅滞なく遺漏なくおこなうっていくのは、けっこう神経も使うし時間も使うのである。マネージャー役を兼ねている家人の協力が不可欠となる。



○第8回「小さな朗読館」の本番がほぼ1週間後に迫って来た(2)

 加えて、今回は、やむを得ざる事情で第8回「小さな朗読館」のプログラムを大幅に変更した。朗読する5作品のうち3作品を変更したのである。朗読作品を急きょ変更することになったゲスト出演者の2人は大変だったと思うが、頑張って本番に備えていただきたい。私も、以前に1度朗読したものに、朗読作品を急きょ変更した。

 今回のやむを得ざる事情は、次回の第9回「小さな朗読館」までは波及する。次回の第9回「小さな朗読館」においては、今回の轍を踏まぬように、ゲスト出演者を予定している4人の皆さんに、慎重に朗読作品を選考してもらった。ただし、次々回の第10回「小さな朗読館」には、今回の事情は波及しない。否、波及させない。

 世間はどのように評価するか知らないが、私は、この「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、日本の朗読文化に大きく寄与するものだと考えている。それを非営利で、否、手弁当の持出しで、主宰している。チケット代の千円は、来場してくださった方々に、その実経費の一部をご負担いただいていると解している。








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館長の朗読日記1972/来年3月に開催する第11回「小さな朗読館」の会場予約

館長の朗読日記1972  (戦後72年03月13日 新規)




○来年3月に開催する第11回「小さな朗読館」の会場予約(1)

 一昨日(3月11日)の午後の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なったのだが、その日の午前中の9時30分からは、船橋市民文化創造館(きららホール)において来年(2018年)3月の会場予約の抽選と予約手続が行われた。この会場予約が、最近になって急激に混み合うようになった。

 私が会場予約すべき「小さな朗読館」は、毎回、第4水曜日ということにしている。月末の水曜日というのは、コンサートとか発表会の日取りとしては不向きであるらしく、今まで予約申し込みが他の団体と重なることがなかった。従って、抽選をしたこともなく、いわば無競争の状態で会場予約ができて、ただ手続きするだけだった。

 しかし、今回は驚いたことに競合する団体が1つあったのである。なぜ最近になって会場予約が混み合うようになったかというと、社交ダンスの団体が練習場として申し込むようになったからだという。近年の日本は社交ダンスブームであるらしく、社交ダンスのグループの数もかなり増えているという。それはそれで結構なことである。



○来年3月に開催する第11回「小さな朗読館」の会場予約(2)

 しかし、社交ダンスをするためには、社交ダンスを練習する必要があり、当然、そのための会場も必要になる。しかし、そのための会場となる施設は意外に少ないらしく、使えそうな会場を鵜の目鷹の目で探しているらしい。最近、きららホールも、その鵜の目鷹の目の眼にとまったらしいのである。その情報が急速に拡散したらしい。

 社交ダンスも、もちろん立派な文化には違いない。しかし、そのダンスパーティーやダンス大会ならともかく、練習場として多く使われるというのでは「文化創造館」の目的にふさわしくないような気がする。そのために、他の音楽演奏会や朗読会やその他の文化的な活動の場がかなり失われてしまうのは、いかがなものかと思われる。

 東京では、社交ダンスの練習場として公的施設を使用する場合に、一定の歯止めをかけたという話しも聴いた。あまりにも、その使用回数が多くなったため、他の文化団体から苦情が多数よせられたためらしい。船橋市民文化創造館(きららホール)は交通の便が良いため、色々な文化団体の使用希望が多くなる事情はよくわかるのだが。






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館長の朗読日記1971/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記1971  (戦後72年03月12日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月11日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第9回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「雁の童子」の3回目である。宮澤賢治の作品は色々と分からない点が多くある。そういう点は解読の有力な糸口だから大切に扱うように注意した。

 前回のレッスンでも同じようなことを注意したのだが、会員の皆さんの反応をみていると必ずしも私が期待しているようなものではなかった。やはりこういうことは、その対象に正面から立ち向かって考察を重ねその対象が含む謎を実際に解いた経験がない人に、口で言っただけではなかなか理解してもらえないもののようである。

 拙著『朗読の理論』を読んで面白く感じた読者は、そういう謎解きの面白さを理解した方々なのだろう。私の朗読レッスンを面白く感じて続けてくれているサークル会員も、恐らくそういう謎解きの面白さを理解してくれているのだろう。ただ、その謎解きの面白さを自分で体験できる人は、そのなかの一部ということなのだと思う。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 今回は、ある最古参の会員との朗読的なやり取りに大いに感じたことがあった。その会員に、朗読しているときにどのくらいイメージを先行させているのかを訊いてみた。その会員は、朗読している箇所の前あるいはその前の段落で表現されていたことを踏まえて、それを受けてどのように朗読するかをイメージしている、と答えた。

 朗読するときに先行的にイメージする内容は、幾層にも分かれて重なっている。最も基本的なイメージは、1つ1つの言葉(文節)のイメージである。しかし、そればかりイメージしていたのでは、ブツブツと途切れた朗読になってしまう。その言葉のイメージを踏まえて、複数の言葉(文節)をまとめた文としてのイメージとなる。

 そのつぎにイメージしなければならないのは、いくつかの文をとおして表現されている文章としての意味の流れである。すなわち文章の構成としてのイメージである。この会員がイメージしたものは、この構成的なイメージだったのである。その場合には1つ1つの言葉(文節)や文の内容をイメージすることは無意識化されている。





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館長の朗読日記1970/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記1970  (戦後72年03月10日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月09日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回から第2期の最後の段階、朗読ステップ6に突入する。今回は、その第1回目、最初のレッスン台本は宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」である。この宮澤賢治の作品は、一筋縄では解読できない素晴らしい内容をもっている。

 そのレッスンに入る前に、まず3月22日(水)に開催する、第8回「小さな朗読館」のプログラムを変更した理由と、新しいプログラムの概要を説明した。そして、知人友人をこの朗読会に誘ってくれた会員には、その知人友人の皆さんにも、この変更内容を周知してもらうよう依頼した。他に広報の有効な手段がないのである。

 また、宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の朗読レッスンの前に、朗読ステップ6全体の目的と意義と内容を大まかに説明した。朗読ステップ6は、朗読者が自分の朗読をしながら、その自分の朗読を観客の立場から客観的に聴き取るための技を、身につけるべく修練することを主目的とする段階である。これは、最後の段階である。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の今回の朗読レッスンは、第1に、地の文における表現主体の「視点の転換」を明確に認識するよう指導した。空間的「視点の転換」、時間的「視点の転換」、主体的「視点の転換」、内面的「視点の転換」。今回は、特に、空間的「視点の転換」と主体的「視点の転換」を重点的に説明した。

 第2に、宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」に多々みられる、不可解なこと、不思議なこと、何か変だなと心と頭にひっかかること、を見つけ出し、それらの点を大切に心と頭に保持しつづけることの大切さを説明した。それらの点を、あまり安直に納得してやり過ごさないように注意した。より深い解読の糸口になる可能性が高い。

 芥川龍之介の「杜子春」「羅生門」「玄鶴山房」、太宰治の「走れメロス」「富嶽百景」「黄金風景」、宮澤賢治の「おきなぐさ」「春と修羅」「セロ弾きのゴーシュ」などの文学作品の私の解読は、すべてそのような糸口から手繰っていったものである。そして、解読の結果その糸口に疑問が氷解したときの喜びは非常に大きい。





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館長の朗読日記1969/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記1969  (戦後72年03月08日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月07日)に、品川朗読サークル「あやの会」の第2期・朗読ステップ5の16回目のレッスンを行なった。今回は5月に開催する朗読発表会に向けたレッスンの4回目である。今回はその第2部を全員に順々に朗読してもらった。読み継ぎ形式の朗読は、1つの作品を出演者の数だけ細かく輪切りにしてつなげていく。

 読み継ぎ形式の場合には、特別な課題が出てくる。代表例が、登場人物のセリフ表現の統一性をどうするかである。今回の朗読作品「阿弥陀堂だより」の場合には、この作品に特有な課題もある。ポイントポイントで挿入される広報紙のコラム記事「阿弥陀堂だより」の表現的な統一性をどのようにもたせるか、もその1つである。

 このサークルは皆さん熱心で、何回も自主練習会を重ねていく。前回のレッスン後には、その一環として映画「阿弥陀堂だより」の鑑賞会を催した。その結果、参考になった点も多々あったが、朗読と映画の違いも再認識したという。コラム記事「阿弥陀堂だより」の朗読表現の仕方もそのひとつで、今後の研究課題であるという。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 今回は、私からも新たな課題を提起した。それは、他のサークルにも横並びで提起しているものだが、地の文とセリフの表現についての基本的な課題である。地の文とセリフには、それぞれ2通りの種類がある。地の文の場合は、原作者としての表現と登場人物としての表現の2通りである。それをどう語り分けるかが課題である。

 セリフの場合は、作品世界に登場する他の登場人物に語りかけるセリフと、セリフを表現している登場人物が独り言ないしは自問自答するセリフ、の2通りである。それをどう語り分けるかが課題となる。今回の「阿弥陀堂だより」には、そのいずれの表現のケースも存在している。それぞれをはっきりと語り分けるよう注文した。

 今回は、体調不良でしばらく休んでいた会員が久しぶりにレッスンに復帰した。久しぶりに聴いたその会員の朗読は、とても素晴らしかった。また、他の会員であまり丈夫でない方の朗読も、着実に良くなってきていた。それぞれに体調に不安を抱えている会員の皆さんが、それぞれのペースで頑張っていることに敬意を表したい。









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館長の朗読日記1968/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記1968  (戦後72年03月05日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月04日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1のレッスンの7回目。今回は、今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの2回目である。会員の半数は共通レッスン台本を読み継ぎ形式で、他の半数の会員は1人1作品形式で朗読上演する。

 このサークルも、1期生と2期生の混在である。そろそろ3期生も登場して来た。だいたいは、レッスン歴の長さに比例して朗読の上達度が上がっている。しかし、レッスン歴は短くとも、入会する前に朗読を経験してきた会員や朗読は初めてでも声優やアナウンサーの訓練を経験してきた会員は、当然、朗読の上達度が高くて速い。

 近年は、どの朗読サークルにおいても、会員の朗読的な上達具合がそういう複雑な状況になってきている。そういう複雑な状況を見据えながら、会員1人1人の上達の経緯と現状を判定し、その場その場でもっとも的確と思われる朗読指導を試みている。その指導が的確でないと、会員の納得が得られない。まさに真剣勝負である。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 ただし、場合によっては、全員に同じ大きな課題を提起し、レッスンを通してその課題を追究することもある。その課題に対して、さまざまな上達具合にある会員たちがどのように取り組み、どのように解決するか。これは一種の実験にもなるのである。最近、私が取り組んでいる課題は、地の文とセリフの語り分けについてである。

 地の文は、表現する主体は原則として原作者(=朗読の場合は朗読者)である。しかし、さらに読み込んでいくと原作者ないしは朗読者が直接に読者ないしは聴き手に語りかる部分の他に、登場人物に「視点の転換」をして登場人物として直接に読者ないしは聴き手に語りかける部分もある。その2つを明確に語り分けるという課題。

 他方、セリフは、表現する主体はいうまでもなく作品世界に登場する登場人物である。しかし、これも2種類ある。1つは、作品世界の中で登場人物同士で語り合う部分。2つは、自分の内面で独白ないしは自問自答する部分。その2つのセリフを明確に語り分けるという課題。当面、この課題に意識的に取り組んでいくことにする。






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館長の朗読日記1967/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記1967  (戦後72年03月03日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月02日)の午後3時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。会場は船橋市海神公民館ではなく船橋市中央公民館である。今回は第2期・朗読ステップ5の第14回目。本来なら4月に開催すべき朗読発表会を2ヶ月先の6月に延期したが、その朗読勉強会に向けた2回目の朗読レッスンである。

 このサークルの朗読発表会は、長い作品を会員全員が少しづつ読み継ぐ形式で上演する。今回は、前半と後半に別々の作品を上演することにしている。いわば2本立て公演である。今回は、後半に上演する作品のレッスンをした。今回は、特に、文学作品の表現主体が誰に向って表現しているのか(語りかけているのか)とを問題にした。

 文学作品の表現主体は2種類しかない。作品世界の中に登場してセリフを表現する登場人物。そして、原作者(作品によっては原作者の分身である登場人物の1人)として地の文を表現する原作者。この2種類である。登場人物が表現するセリフには2種類ある。他の登場人物に語りかけるセリフと、自分自身に語りかける独り言である。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 原作者が表現する地の文にも2種類ある。1つは、原作者が観客に直に語りかける地の文である。他の1つは、原作者が登場人物の1人に視点(心情)を転換し、あたかも登場人物自身であるかのように観客に語りかける地の文である。今回レッスンした作品は、その4種類の表現が明確に区別されて表現されている。その事実を指摘した。

 したがって、朗読する方も、その各々を明確に語り分けて表現することに今回のレッスンの重点を置くことを提案した。このサークルの会員たちは、それぞれかなり上達してきている。それに加えて、この4種類の語り分けが明確に出来れば、その朗読表現はかなり立体的になって、聴き手をひきつけることができるると考えたわけである。

 しかし、これはなかなかむずかしい。セリフにしても、地の文にしても、朗読者が自分の言葉として、自分の心情として、自分のイメージとして、朗読表現できなければ、この4種類の語り分けが明確にできないからである。当然、これに《間》の問題もからんでくる。今回はレッスン歴10年を超すベテラン会員でもかなり苦労していた。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月02日)の午後6時10分から、習志野朗読サークル「茜」のレッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ3の14回目、今回は、今年6月に開催するこのサークルの朗読発表会に向けたレッスンの2回目である。このサークルの上演形式は1人1作品を原則にしている。ただし3人の会員が1つの作品を読み継ぐ場合もある。

 このサークルは、もっとも新しいサークルである。それでも、現在は第2期の朗読ステップ3である。最古参の1期生はレッスン歴が9年目に入っている。2期生のレッスン歴はまだ3年目だが、新しく入った会員のレッスン歴はさらに短い。したがって、各文節、特に始めの文節(主語)や終りの文節(述語)が下がり気味の会員もまだいる。

 最古参の1期生でも、私がいつも指導している「語りかける語り口」の重要性を本当に理解していない会員は、ときどきこれらの文節(主語や述語)の部分が下がってしまう。あるいは、下げずに上げる場合でも、不自然な上げ方をしてしまう場合がある。指導しても、結局は本人が本当にその気にならなければ身につけることができない。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 1人1作品形式の朗読は、朗読者の個性と作品の個性が絡み合い、ぶつかり合い、相互反映し合うものである。そこに語り口や解読の仕方がからんでくるから、なかなか一筋縄ではいかない。作品によってさほど神経質になる必要のない場合もあるが、反対にものすごく繊細に試行錯誤して最適解を探っていかなければならない場合もある。

 この問題は、朗読者の上達レベルにも深く関係している。初心者の場合やレッスン歴がさほど長くない会員の場合は、それほど神経も使わない。神経を使って試行錯誤しながら指導しても、それが朗読表現に反映される度合いが少ないからである。レッスン歴が長いベテラン会員の場合には、こちらの試行錯誤的な指導もいささか気合が入る。

 ただ、相手が自分の言葉で「語りかける語り口」を修得できている場合には、この試行錯誤的な指導もかなり効果があるのだが、それを修得できていない場合には、こちらの独り相撲に終わってしまうことが無きにしもあらずということになる。相手が、こちらの試行錯誤について来れないという状況になりかねないからである。むずかしい。




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館長の朗読日記1966/朗読についての準備いろいろ

館長の朗読日記1966  (戦後72年03月01日 新規)



○朗読についての準備いろいろ(1)

 昨日(2月28日)の11時00分から、船橋市きららホールにおいて3月22日(水)に開催する第8回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」に向けた会場スタッフ打合せを行なった。こちらは私とマネージャー役の家人の2人が出席し、あちらは照明担当スタッフの1人が出席し、3人で坦々と打ち合わせた。

 基本的には昨年10月に開催した第7回「小さな朗読館」と同じやり方をそのまま踏襲するわけだから、会場スタッフが持参した前回の実施記録をベースに打合せは順調に進行する。こちらからは、当日のタイムテーブルと朗読台本を持参した。特に、朗読台本は、上演中にホリゾント照明を操作してもらうために不可欠なのである。

 約1時間で打合せを終えた後、船橋駅に近いデパートの地下に行き、本番当日の昼食に提供する弁当の予約注文をした。こちらも、毎回、同じ店で予約注文するものだから、家人などはすっかり顔と名前を覚えられており、予約注文の手続きもスムーズにいった。こういう点においても、継続は何かと力になっているようである。



○朗読についての準備いろいろ(2)

 来月の4月04日(火)の14時00分から、東京都大田区で朗読サークルを立ち上げるか否かを相談する会を催す。今年1月に「大田文化の森」で行なった「朗読入門講座」の受講生を中心に、大田朗読サークルを立ち上げようかという流れになっているのである。立ち上げるか否かは、発足時に何人ぐらい参加するかで決まる。

 今回は、品川朗読サークル「あやの会」の大田区在住の会員が、ほぼ独力で動いてくれた。今回の相談会を催すに当たっても、会場の予約や相談会のポスターやチラシを「大田文化の森」に配備するための手続きを、すべてその会員が手配してくれた。この会員の努力に報いるためにも、4月の相談会がうまくいくよう願っている。

 朗読についての準備といえば、本番まであと20日ほどになった第8回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」に私が朗読する予定の岡本かの子原作「鮨」の練習も、徐々に本腰を入れなければならない。この作品は、かなり前からいつか舞台で朗読したいと思っていた。むずかしいが、やり甲斐のある良い作品である。






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