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館長の朗読日記1975/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記1975  (戦後72年03月19日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(3月18日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1のレッスンの8回目。今回は、今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの3回目である。会員の半数は共通レッスン台本を読み継ぎ形式で、他の半数の会員は1人1作品形式で朗読上演する。

 このサークルには、昨年の9月、第2期の最末期に入会してきた会員がいる。これは、ほとんど3期生と見なしてよい会員である。しかし、入会前の朗読歴は長く、とても上手な朗読をする。ただし、日本の従来の朗読界で主流のスタイル、いわゆる「朗読調」の語り口である。今は私流の「語りかける語り口」を修得してもらっている。

 最近はかなり「語りかける語り口」になってきたが、今回もところどころの文節が従来の語り癖で下に下がってしまっていた。そこで、いくつかの例を再現してみせたのだが、本人は下に下げた自覚がない。無意識にやってしまっているらしい。ただし「語り口」自体は上手だから、それはそれなりの朗読表現になっているのである。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そこで、私も慎重に、私の指導する「語りかける口」は従来の日本の朗読界では異端であり、その会員の「語り口」の方が主流であることを念押しした上で、改めて「語りかける語り口」の音声言語的な意義を説明した。ところが、複数の会員から、私のいう「語りかける語り口」は近年では決して異端ではないという意見が出た。

 それらの会員は、ラジオの朗読番組を熱心に聴いているらしい。そこでなされる朗読を聴いていると、数年前から放送アナウンサーが朗読する場合でも、その「語り口」が「語りかける語り口」にはっきりと変わってきた、という。そして、私の『朗読の理論』やブログ「感動をつくる・日本朗読館」の影響ではないかと冗談めかしていう。

 私は、出不精で他の朗読会などはほとんど聴きに行かないだけでなく、マスコミ無精でもあるからラジオやテレビの朗読番組などはほとんど聴いたことがない。そこで、近年のそういう傾向はまったく知らなかった。私の影響か否かはともかく、日本の朗読界の「語り口」の主流が「語りかける語り口」になっていくのは嬉しい話しである。




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