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館長の朗読日記1991/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記1991  (戦後72年04月28日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 4月27日(木)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の4回目である。前回は2つのポイントについて指導した。それは、①「語り口」についての指導、②朗読表現についての演出的な指導、の2つである。

 大まかにいって2期生に対する指導は①に、また1期生に対する指導は②に、重点を置いた。①の「語り口」の指導は3のポイントがある。1、各文節が高く上に出ているか。特に2音目がくっきり上がっているか。2、声出しに朗読者自身の心情やイメージがこもっているか。3、言葉の1つ1つが粒だって言葉が立っているか。

 ②の朗読表現についての演出的な指導はポイントがいろいろある。たとえば、視点(あるいは心情)の転換が的確に表現できているか。セリフと地の文のつながり具合はどうか。場面の転換や文章内容の転換が的確に表現されているか。これらのポイントのクリアは、当然ながら「語り口」の問題がクリアしていることが前提である。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 ところが、前回のレッスンを終えた後に、次の点を反省した。このサークルは、今、朗読ステップ6のレッスンをしている。それにもかかわらず、前回まで重点的に指導した、①「語り口」についての指導、②朗読表現についての演出的な指導、は朗読ステップ6そのもののレッスン内容ではない。まったく朗読ステップ6らしくない。

 今回はレッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の4回目である。これから4回〜6回と、レッスンはこの台本の後半に入る。この後半に、思い切り朗読ステップ6らしいレッスン内容を盛り込もう、と。朗読ステップ6とは、朗読をしながら、その自分の朗読を自分の耳で観客の立場に立って聴きながら朗読する練習をする。

 そのためには、どういう意識で朗読したらよいか。どういう意識で自分の朗読を聴いたら良いか。自分で自分の朗読を聴きながら朗読することの意義はなにか。そういうことを、いろいろと言葉や表現を工夫しながら説明した。会員の皆さんは、分かったような、分からないような顔つきで聴いていた。説明が、なかなかむずかしい。





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