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2017年5月

館長の朗読日記2003/「ふなばし東老朗読会」について

館長の朗読日記2003  (戦後72年05月31日 新規)



○「ふなばし東老朗読会」について(1)

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに5年以上も継続しているが、今年度(2017年度)も引き続き依頼されている。サークルの窓口としての担当役員は年度ごとに交代するので、この5月から新役員が担当している。

 開催曜日である第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なるので、私は参加できない。そこで担当役員は毎回の開催模様を私に報告してくれる。前年度までの担当役員はファックスと電話だったが、今年度からの新役員からはメールで報告してくれた。5月25日(木)開催の第35回「ふなばし東老朗読会」の分である。

 会場は昨年度と同じ船橋市東老人福祉センター2階の和室であるが、定員が新年度から20名から25名に増枠されたという。これは、ごくわずかづつだが、観客数が増え続けていることの反映であるという。5年以上も継続しているだけでなく、少しづつでも観客が増え続けてきていることは、大変に素晴らしいと評価できる。



○「ふなばし東老朗読会」について(2)

 今回は、新年度の初回だったので冒頭に船橋市東老人福祉センター所長の挨拶があったという。今回の観客数は16名(そのうち新規来場者は3名)、船橋「はなみずき」の会員が13名(出演者3名を含む)、途中で空調の調節をしに来た若い女性の職員1名(空調の調節後そのまま会場に残り朗読を聴いたという)の計30名。

 担当役員の報告によれば、観客の反応や感想は以下のようであったという。バラエティに富んでいてどの作品も楽しかった。特定の出演者に特定のファンができており、その特定のファンがお目当ての特定の出演者の朗読を楽しんでいた。各出演者の朗読に、観客が引き込まれていく様子が見られ、朗読する側も手応えを感じた。

 特に、今回の新規来場者の感想は、以下の通りだったという。半信半疑の期待で来たが、とても良かった。また次回も楽しみに来る。とても楽しく、引き込まれた。色々な方が指導している朗読会を聴いているが、比べ物にならないくらい高レベルでとても良かった(これは褒められ過ぎで、眉に唾をつけて聴かねばならない)。







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館長の朗読日記2002/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2002  (戦後72年05月28日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月27日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第14回目、今秋9月の朗読発表会「この世界の片隅に」に向けたレッスンの第2回目である。この台本は前半と後半に分けられている。今回はその後半(第2部)のレッスンをやった。

 その後半(第2部)については今回は初読みであるから、あまり具体的に突っ込んだダメ出しはしなかった。それよりも、会員1人1人が受けもっている朗読部分における作品世界の流れ(展開)とその個々の場面のイメージと登場人物の心情について、確認していった。根本的な問題は、戦時下の雰囲気をどう感じるかである。

 空襲警報のラジオ・アナウンスはどうだったか、日本の旧海軍における戦艦大和を当時の日本の人々はどのように思っていたか、アメリカによる空襲(特にB29の空襲)に対してどのように感じどのように対処したのか。幸い、戦時下のそういう雰囲気を実体験していた会員がいて、色々とレクチャーしてくれたので大いに助かった。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 知らないということ、あるいは、未体験ということは恐ろしいもので、戦時下の切迫感や緊迫感がまったく感じられない朗読をしている。今度の台本「この世界の片隅に」は、会員の総意に基づいてサークルが自主的に選択して台本化したものである。その割には、常識と思われる戦時下の状況をがまったく理解できていなかった。

 まあ、朗読表現的に考えても、切迫感や緊迫感を表現する朗読はかなりむずかしいのは事実である。よく、笑いをとる朗読がもっともむずかしいと言われている。この切迫感や緊迫感を表現する朗読は、そのつぎにむずかしい部類かも知れない。これから9月にかけて、戦時下の雰囲気を確認し、それにふさわしい朗読を練習する。

 朗読発表会を聴きに来てくださる観客のなかには、戦争当時の状況をよく知っている方々が何人かはおいでになると思う。その方々に笑われないような朗読表現にまで仕上げていかなければならない。戦争に関する台本を舞台にかけるときに毎回あじわう困難さを、今回もまたあじわうことになる。本来は仏の私が、鬼にならねば。






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館長の朗読日記2001/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2001  (戦後72年05月27日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月25日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の6回目である。このレッスン台本「なめとこ山の熊」の最後のレッスンであり、仕上げの通し読みをやった。なかなか良い仕上がりであった。

 まず2期生は、ほとんどが「語りかける語り口」になってきている。細かいところは「語りかける語り口」についてまだ十分でない部分が残っている。それらは今後、少しづつ直していけば良い。大筋で「語りかける語り口」になっていることが大切なのである。大筋で「語りかける語り口」になると、イメージ表現ができてくる。

 イメージ表現ができてくると、その文学作品の作品世界における朗読者のイメージや心情のとらえ方の良し悪しや深浅や高低の程度が浮かび上がってくる。その会員が抱いているイメージや心情の内容を確認し、さらに補充し、新しいイメージや心情に基づいた朗読表現を指導する。同時に「語りかける語り口」の改善も指導する。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 つぎに1期生は、ほとんどが「語りかける語り口」が身についてきている。したがって「語りかける語り口」の基本的な部分でなく、応用的な部分の指導が主となる。すなわち、観客に対する説得力の問題、自分の言葉で語りかける表現力の問題、イメージ表現や心情表現の問題、朗読における《間》の取り方の問題、等々である。

 ある1期生のイメージと心情の表現が、前回に比べて格段に良くなった。前回までのいささか平板な感じの朗読が、今回は格段に豊かで的確な表現になっていた。格段に良くなったことに対する心当たりがあるか否かを訊いてみた。5月に開催された他の朗読サークルの朗読発表会を聴いて、非常に啓発されたということであった。

 あれくらい大胆にイメージと心情の表現をやっても良いんだ、否、やった方が良いんだ、ということを実感したらしい。私が指導する朗読サークルがお互いの朗読会を聴き合い、啓発し合って、自らの朗読を向上させる。その成果を実感し確認することができたのは、指導する私としても、この上ない喜びであり、誇りでもあった。






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最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第170版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第170版
                  (戦後72年05月24日 更新)



【カレンダー】




●戦後72年(西暦2017年)




6月04日(日)第16回「小さな朗読館・ちば」 更新!
 /千葉朗読サークル「風」主催

6月06日(火)大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン NEW!
 /大田朗読サークル主催

6月25日(日)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会 更新!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月28日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

7月26日(水)第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後72年(西暦2017年)



第16回「小さな朗読館・ちば」 更新!

〔日時〕戦後71年(2016年)6月04日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕 変更!

1 「父の詫び状」向田邦子原作 
        森川雅子、松尾佐智世、杉山佐智子、藤田多恵子
            助川由利、吉永裕恵子、内田升子(朗読順)
2 「人形」小林秀雄原作                  石田幸子  
3 「マサの弁明」宮部みゆき原作           金附ひとみ
4 「鮒」向田邦子原作                  小田志津子
            <休 憩>
5 「林檎」新井素子原作                 細川美智子
6 「キャラメル工場」佐多稲子原            内嶋きみ江
7 「南京の基督」芥川龍之介原作            吉田光子                                                   
〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−265−8793(助川)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)



大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月06日(火)

〔会場〕大田文化の森・第2集会室

〔参加〕サークル会員と入会希望者(事前に申込んでください)

〔内容〕

①サークル発足式
②朗読レッスン(第1回)

〔教材〕無料(筆記用具各自持参)

〔主催〕大田朗読サークル

〔申込・問合せ先〕047−487−3721(東)



習志野朗読サークル「茜」朗読発表会 更新!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月25日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市実籾コミュニティホール 2階

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩3分

〔プログラム〕 更新!

「杜子春」芥川龍之介原作      平野かほる 今関研一郎 土田和子
「千利休とその妻たち」三浦綾子原作                三浦邦子
「おとなになれなかった弟たちに・・・・・・」米倉斉加年原作  下屋美樹子
                   <休 憩>
「サアカスの馬」安岡章太郎原作                   松本 恵
「仙人」芥川龍之介原作                        伊東佐織
「炎のメモワール『滅亡の日』」
              山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳   央 康子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕浅田次郎原作「夜の遊園地」/山本周五郎原作「四年間」

〔プログラム〕

【第1部】「夜の遊園地」浅田次郎原作
          <休 憩>
【第2部】「四年間」山本周五郎原作

〔出演〕

 小糸洋子、田中幸子、黒田裕子、御代川裕子、鳥海治代、谷千和子、井上みつ江、小林いさを、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、畑野欸子、昌谷久子、飯野由貴子、平松歩、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)



第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 

〔日時〕戦後72年(西暦20167年)7月26日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ある夜の星たちの話」小川未明原作     遠田利恵子
2「炎のメモワール『滅亡の日』」            央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳  
3「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ原作   小松里歌
               <休 憩>
4「身投げ救助業」菊池寛原作              内田升子 
5「家霊」岡本かの子原作                    東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

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館長の朗読日記2000/習志野「茜」の朗読発表会に向けたリハーサル

館長の朗読日記2000  (戦後72年05月23日 新規)



○習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に向けたリハーサル(1)

 一昨日(5月21日)の9時30分〜17時00分に、習志野朗読サークル「茜」の朗読会(第3回「小さな朗読館・ならしの」)のリハーサルを行なった。朗読レッスンとしては第2期・朗読ステップ3の20回目、6月に開催する朗読会に向けたレッスンの8回目である。会場は習志野市実籾コミュニティホール(2階)であった。

 第3回「小さな朗読館・ならしの」を開催するこの会場は、昨年(2016年)5月に開設されたばかりの、いわば出来立てのホヤホヤの施設である。このサークルの朗読会に使用するのはもちろん初めてだから、会場の様子はまったく分からない。結局、リハーサルの多くの時間を、会場設備の確認と舞台進行の確認に費やした。

 舞台(移動式の組立て舞台)の位置の設定、マイクとスピーカーの位置と音量の設定、舞台上の椅子やマイクの設置&移動の役割分担、照明の点灯と消滅の位置とタイミングと合図の設定、受付と扉担当と司会役の連携の確認やその他、式次第に沿って思いつく限りの作業内容と担当者と連携&タイミングを試行し、設定していった。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に向けたリハーサル(2)

 それに加えて、本来の朗読表現のリハーサルを最初から最後まで、これも式次第に沿って一通りやってみた。結局、昼食を挟んで、9時30分から16時45分まで、ほぼミッチリとリハーサルをやった。今回のように、ほぼ始めから終わりまで、すべての項目を1つ1つ詰めていくリハーサルは久しぶりで、非常にやりがいがあった。

 この習志野市実籾コミュニティホール(2階)は、あくまで多目的ホールである。音楽演奏会や演劇上演会や朗読会などという舞台芸術を上演するための専用ホールではない。朗読会という観点からみても、舞台や付属設備および舞台スタッフなどの諸条件は最低限の水準である。すべての作業を自分たちでやらなければならない。

 朗読表現のリハーサルもミッチリとやったが、これについては会員の皆さんが現在の実力をフルに発揮した、まあまあの仕上がりであった。しかし、本番の当日は、各自の朗読の他に、朗読会の進行&運営のためのスタッフとして、全員がフル稼働状態になる。非常に多忙かつ充実した1日になることは疑いない。頑張って欲しい。







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館長の朗読日記1999/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記1999  (戦後72年05月22日 新規)





○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月20日)9時30分〜15時00分に、千葉朗読サークル「風」の朗読会(第16回「小さな朗読館・ちば」)に向けたリハーサルを行なった。朗読レッスンとしては第3期・朗読ステップ1のレッスンの12回目。今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの7回目である。各会員は相当に仕上げてきている。

 会場はいつもレッスンをやるところと同じであるが、午前〜午後とほぼ半日をかけてリハーサルを行った。朗読会の上演形式は、共通レッスン台本の読み継ぎと1人1作品の朗読を半数づつの会員が上演するという毎度のものである。サークル全員がすべて心得ているので、リハーサルは代表の旗振りのもとに自主的に順調に進む。

 私はほとんど口を出す必要がない。会員1人1人の朗読についてだけ、ダメ出しとコメントをすることに専念すればよい。場合によっては、その朗読に関するダメ出しとコメントも会員同士がお互いに話し合いっている。その内容が、また、なかなか適切なのである。そういう場合は、私も大いにうなずきながら聴き入ってしまう。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 今回は、まず、共通レッスン台本の読み継ぎを行ない、その1人1人の朗読について私が指導した。ついで、1人1作品の朗読を行ない、その1人1人について私が指導した。途中で昼食を挟んだが、それを一通りやったら、結構な時間となった。会員の皆さんも私も結構な年齢である。お互いに結構な疲労を感じてしまっていた。

 それでも頑張って、読み継ぎだけは一度通しでやってみようということになった。私はかなり疲労していたので、1人1作品をやる半数の会員に意見と感想を求めてみた。しかし、その会員たちも疲労していたらしく、積極的な意見や感想は少なかった。今の読み継ぎは元気がなかったという感想もあって、思わず笑ってしまった。

 とにかく今回のリハーサルは終わった。このサークルの朗読会は人気があり、整理券も順調にはけたようである。常連客というかリピーターもかなりいて、毎回のように聴きに来てくれる。そういう観客は会員1人1人の上達過程もかなり理解している。そういう理解の上で、感想や意見を言ってくれる真にありがたい存在である。








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館長の朗読日記1998/品川「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』

館長の朗読日記1998  (戦後72年05月18日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(1)

 一昨日(5月16日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』を開催した。朗読レッスンとしては第2期・朗読ステップ5の21回目(最終回)である。私と家人は遠路なので、到着時間は10時00分にしてもらった。荷物が多く、京成本線のモーニングライナーの座席指定を利用するためである。

 昨年の経験が効いているせいか、私と家人が到着したときは、客席の椅子はきれいに並べられていた。舞台上の朗読用の椅子やマイクもすでに配置されていた。とにかく会場の諸準備が総てキチンと出来ていたので、私たちが到着するとすぐに直前リハーサルが始められた程であった。直前リハーサルはかなり充実したものになった。

 今回は天候も良く、観客数は106人に達した。今回は、受付を担当した会員が来場者数を総て漏れなく把握しており、観客数は106人に間違いはないそうである。それに、会場の壁際に座席を占めた出演者と私と家人の19人を合わせると、会場には全部で125人という人数が集まっていたことになる。まさに盛況であった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(2)

 朗読の出来栄えはとても良かった。少なくともレッスンや立ち稽古やリハーサルより格段に良かった。会員の1人1人が現在の自分のレベルにおいて、最大限に頑張ったようである。朗読時間だけで150分(2時間半)もかかった超大作を100人を超す観客が最後まで舞台に集中して聴いて下さった。感動も笑いもとれていた。

 会員たちは、レッスンの他に自主勉強会を何回も重ねて、お互いに真剣かつ友好的に注意し合ったという。まだレッスン歴が数年と短い会員が、こんなに率直に相手の朗読に対して自分の意見をドシドシ言いながら、しかも和気藹々とした雰囲気をたもっているグループは初めてで、私はこのサークルが大好きだ、と感嘆していた。

 私が朗読サークルを指導する目的のうちの大きな1つは、次の朗読指導者を育てることにある。朗読を理論的に研究し、その成果を理論的に説明しているのは、感性や思いつきや恣意的な信念だけの指導ではない指導、客観的な根拠のある指導をする朗読指導者を育成するためである。自主勉強会はその格好の修練の場なのである。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(3)

 今回は、朗読を始める前、前後2部の最初と最後と途中2箇所の部分にクラシック音楽の生のピアノ演奏を入れた。ピアノ演奏と朗読をまともに重ねたら、人間の音声はピアノの音に負ける。人間の声をマイクでただ増幅しただけでは負けてしまう。想いの籠った声と、抑えたピアノ演奏をどう組合わせるが、重要なポイントとなる。

 今回は、音楽の選曲も演奏も前回よりうまくいったと思う。朗読と音楽を重ねてうまくいったときは、朗読も引き立つが、音楽も引き立つ。文学作品もこんなに良い作品だったかと見直してしまうが、音楽の方もこんなに良い楽曲だったかと見直すことがままある。ただ聴くよりも、さらに良い楽曲のように思えてくるわけである。

 終演後の打ち上げ会は、会場と同じ建屋の地下の会食室でやった。場所だけを借りて、料理や飲み物を他から取り寄せたのである。こういうやり方は気軽で安くてなかなか良い。打ち上げは談話も飲食も大いに盛り上がった。私をふくめ遠路から来た人間は20時ごろに引き上げたが、近隣の会員はそれから飲みに出かけたらしい。








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館長の朗読日記1997/習志野「茜」の朗読発表会に向けた立ち稽古

館長の朗読日記1997  (戦後72年05月17日 新規)



○習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に向けた立ち稽古(1)

 5月14日(日)の9時30分〜15時00分に、習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に向けた立ち稽古(通し稽古)を行なった。会場は、習志野市大久保公民館の集会室(3階)である。今回は、第2期・朗読ステップ3の19回目、今年6月に開催するこのサークルの「小さな朗読会」に向けたレッスンの7回目である。

 習志野朗読サークル「茜」の今回の朗読発表会は、3人の会員が芥川龍之介原作「杜子春」を読み継ぎ形式で上演し、他の5人の会員が1人1作品形式で上演する。今回の立ち稽古は、1人1作品形式で上演する5人の会員うち2人の会員が諸般の都合により欠席した。そこで、まず3人の会員に「杜子春」を読み継いでもらった。

 そして、その3人の朗読について、私からダメ出しとコメントを行なった。それぞれの会員なりに仕上げてきていたが、いつまでたってもダメ出しとコメントの種は尽きないのである。ただ、立ち稽古の段階になると、ダメ出しとコメントの内容も細かくて具体的なものになる。つぎの最後のリハーサルではどうなるか楽しみである。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に向けた立ち稽古(2)

 その後、昼食を挟んだ午後に、1人1作品形式で上演する3人の会員にそれぞれの作品を朗読してもらった。この3人は、朗読的な個性はもちろん違うし、レッスン歴もかなり違うし、語り口も大きくちがう。当然、それぞれの長所と短所もまったくちがう。立ち稽古においては、やはりダメ出しとコメントが細かく具体的になる。

 最後は時間が少し余ったので、会員の1人から、芥川龍之介原作「杜子春」の私の解読内容を再び聴かせて欲しいとの要望があった。時間が余ったといっても、その会員の要望に応えるほどの時間はなかったので、ごく簡略に私の解読内容を説明するにとどめた。いずれ『芥川龍之介の文学的軌跡』という本に書くつもりである。

 今度の「小さな朗読会」の会場は、習志野市実籾コミュニティホール(2階)である。この会場は、八千代朗読サークル「新・みちの会」のレッスンで使ったことはあるが、「小さな朗読会」の会場として使うのは初めてである。マイク&スピーカーなどの音響装置について会員から報告を受けたが、リハーサルで確認する必要がある。








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館長の朗読日記1996/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記1996  (戦後72年05月15日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月13日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第13回目、今回から9月の朗読発表会「この世界の片隅に」のレッスンに入る。今回はその第1回目である。この作品を前半と後半に分け、今回はその前半(第1部)をやった。

 今回は、いわば初読みであるから、あまり細かいダメ出しはしなかった。それよりも、会員1人1人の上達過程における現在の立ち位置というようなことを説明し、その立ち位置における当面の基本的な重要課題をポイントを絞って指摘していった。このサークルも会員数が少ない上に欠席者が多かったので、時間配分は楽だった。

 レッスンの参加者数が少ないこと(10人以下の場合)は、朗読レッスンの効果という面からみて、良いことはほとんどない。唯一の利点をあえて上げようとしても、私が時間配分に気を遣わなくてよい、というくらいしか思いつかない。このサークルも会員を増やす方策をいろいろ考えて、実行に移そうとしているところである。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 このところ、各サークルに他人の朗読を聴く耳を鍛えるための方法を説明している。今回は、このサークルの会員にもそれを説明した。私の説明が良く理解できた会員、あるいは、心から納得できた会員は、説明している最中の会員たちの顔つきや目の色を見ているとよく分かる。今回は欠席者も複数いたから、何度か説明しよう。

 この他人の朗読を聴く耳を鍛えるための方法の説明は、本来は朗読ステップ6の段階で行なう朗読指導の一環である。しかし、先日、良い説明の仕方を思いついたので、朗読ステップ6の段階にあるサークルだけでなく、他の朗読ステップの段階にあるサークルの会員たちにも説明して廻っている。朗読の基本中の基本なのだから。

 今回は、突発的なニュースが飛び込んできた。毎年、朗読発表会の会場にしている八千代市勝田台文化センターが、急きょ工事に入ることになって、今年の9月は使えないというのである。朗読発表会を工事が完了する12月まで延期するか、あるいは他の会場を探さなければならない。次回に皆で相談して善後策を練らなければ。







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館長の朗読日記1995/千葉「わかば」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記1995  (戦後72年05月14日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 5月11日(木)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の5回目である。レッスン台本も5回目ともなると、会員の皆さんは朗読をかなり仕上げてくる。もちろん、その会員なりの仕上がりではあるが。

 あらためて、その仕上がってきた朗読を聴いていると、会員の皆さんそれぞれが少しづつだが着実に上達してきたことを実感した。その上達ぶりに、ある意味で少し驚いた。しかし、上達すれば、逆にその会員の短所もそれぞれ浮き上がってくる。それらの短所を、ポイントを絞って指摘する。直るまで、同じことをくり返す。

 会員それぞれに、朗読が上達してきた軌跡がある。その軌跡を大きくとらえて、その軌跡の今後の延長線を私なりに予測しイメージする。その今後の上達のイメージに基づいて、当面の最重要と思われる課題を指摘し、それを解決する方法を指導する。それができるまで同じことをくり返す。私のレッスンは、そのくり返しである。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 今回は、レッスンの冒頭に、朗読ステップ6における朗読への取り組み方をまとめて説明した。前回と深く関連したテーマである。内容的にはかなりダブっていたかも知れない。しかし、前回欠席した会員もいたし、特に重要な内容でもあるから、同じことを何回説明しても良いと割り切っている。会員の耳にタコができても良い。

 朗読ステップ6は、朗読をしながら自分の朗読を観客の耳、さらには演出家の耳で聴いて、観客とのイメージ的な交流を図ったり、自分の朗読の修正を実践する技を修得する段階である。その第一段階は、朗読を聴く耳のレベルを上げる問題である。まずは、自分以外の人の朗読を聴くレベルをいかに上げるかという問題である。

 さらに、自分の朗読を客観的に聴く耳を鍛えることである。自分で聴いた自分の声と、他人が聴いた自分の声は、かなりちがう。この事実は、自分の声を録音で聴くと実感することができる。また、自分としては十分に心情表現やイメージ表現をしたつもりの朗読が、他人が聴くとそうでもない場合がある。これをどう解決するか。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 5月11日(木)の13時30分から、習志野朗読サークル「茜」のレッスンを行なった。本来は5月04日(木)なのだが、連休のためこの日にスライドさせたのである。今回は第2期・朗読ステップ3の18回目、今回は今年6月に開催するこのサークルの朗読発表会に向けたレッスンの6回目である。

 このサークルの朗読発表会の上演形式は1人1作品を基本にしている。1人1作品の上演形式の場合は、時間の関係で通常は年2回に分けて開催する。このサークルも昨年まではそうであった。しかし、今年はこのサークルの会員数が減ったため、年1回の開催でも時間的にできるようになった。

 朗読サークルの会員数が少なくなることは、朗読レッスン観点のからも、サークル運営の観点からも、けっして好ましいものではない。会員数が多いうちは、このことがなかなかサークル会員は理解できないようである。しかし、実際に会員数が少なくなると、そのことをヒシヒシと実感するようになる。





○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 いずれ、会員を増やす方策を考え、実行しなければならないと思っている。しかし、まだ焦ることもないし、それなりの準備期間が必要でもあるので、すべては6月の朗読会が終わってからにしようと考えている。特に、習志野市は私が居住していないために、すべてのことに習志野市に居住する会員の協力が必要となる。

 会員たちの朗読は、朗読会が近づいてくるにつれて、それなりに仕上がってきている。この習志野朗読サークル「茜」は他のサークルに比べてもっとも立上げが遅かったグループである。新しい会員の比重も小さくない。しかし、着実に朗読のレベルは上がってきている。少数なりに今後も頑張って上達していって欲しい。

 このサークルは会員数が少ない割に、会員の朗読レベルや個性がいろいろ多彩である。したがって、私の指導内容も会員によってかなり違ったものになる。ある意味では、それがレッスンを非常に面白くしているのだが、会員によってはかえって混乱してしまうかも知れない。それを含めて、面白い試みだという気もする。







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館長の朗読日記1994/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記1994  (戦後72年05月13日 新規)




○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 5月09日(火)の10時00分から品川朗読サークル「あやの会」の第2期・朗読ステップ5の20回目のレッスンをやった。今回は5月に開催する朗読発表会に向けた朗読作品「阿弥陀堂だより」の8回目。ほぼ1日かけてのリハーサルである。会場も、本番を開催する小山台会館の大ホールと建物が同じ音楽室であった。

 本番では、会場のホールの舞台に備え付けられたピアノで、家人がバック音楽を弾くことになっている。今回のリハーサルは、そのピアノと朗読の音合わせの唯一の機会なのである。会員の皆さんの朗読の仕上げはもちろん最も重要なのだが、バック音楽との相性やタイミングをチェックすることも今回の重要な課題の一つであった。

 午前中に、まず第一部(前半)を通しでやったのだが、あまり良い出来ではなかった。午前中だったので、声が出にくい上に、気持ちの乗り具合もいまひとつ不足していたのであろう。司会者の司会(陰マイクを兼ねている)を初めとする全体の舞台進行のチェック、および、ピアノのバック音楽との音合わせを併行してやった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 昼食後、私から午前中の第一部(前半)に関する簡単なダメ出しを行なってから、第二部(後半)をやった。この第二部はなかなか良かった。午後になって声が出てきたきたことと、気持ちが乗って来たためであろう。私の辛口のダメ出しも少しは効いたかもしれない。ピアノのバック音楽との相性の良し悪しもかなり分かった。

 その後、私から第二部(後半)に関する簡単なダメ出しをした後、再度、第一部を通しでやった。今度は、なかなか良かった。午前中とは気持ちの入れ方がまったくちがっていた。とにかく、この台本はむずかしい。あまりドラマチックな展開がない物語の全体に、静逸な情感を行き渡らせながら、長い舞台を保たせる必要がある。

 帰宅後、ピアノを弾く家人と、バック音楽を見直しをした。曲目を1曲増やし、バック音楽を少し入れ替え、また、ピアノを弾き出すタイミングを少し変えた。本番の午前中のミニ・リハーサルで、そのバック音楽をチェックし、舞台全体の進行を具体的にチェックし、本番に備える。当日は、かなり忙しい午前中になりそうである。






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館長の朗読日記1993/千葉「風」と船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記1993  (戦後72年05月07日 新規)





○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月06日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ1のレッスンの11回目。今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの6回目、通常のレッスンの最後である。共通レッスン台本の読み継ぎと1人1作品の朗読を、半数づつの会員が上演する。

 まず、共通レッスン台本の読み継ぎの方のレッスンをした。一般的な傾向として、この共通レッスン台本の読み継ぎを朗読する方の会員たちは、もうひとつ力が入らないようである。1人当りの朗読分量が少ないことと、他の会員と朗読を分け合うことが、原因として考えられる。そのため、1人1人の仕上がりに大差が生じる。

 あるレベル以上の実力がついた会員でも、自宅練習を怠るとあまり良い朗読にならない。まして、まだ十分な実力がついていない会員の場合は、その影響が顕著に出てくる。今の実力を出し切った朗読に対しては、より良い朗読をするための指導ができる。しかし、練習不足の朗読に対しては、内容のある指導のしようがない。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そのなかでも少数の会員はしっかりした朗読をしていた。練習を含めて、朗読が本当に好きらしいそれら少数の会員は、着実に上達している。そのなかの1人は、私の判定では、いつの間にか一流の朗読家になっている。他方、1人1作品の朗読をする会員たちは、しっかりと練習してきたらしく、かなりの仕上がりをみせた。

 会員歴は短いが、朗読経験の長い会員は、急速に私の指導を吸収してかなりの朗読表現になってきた。朗読歴が3〜4年の会員は、まさに伸び盛りである。基本的な語り口はほぼ身について来たようで、そろそろ《間》の指導に入ってきている。朗読歴が10年を超すベテラン会員には、イメージ&場面づくりを指導している。

 ベテラン会員のなかで、今回かなりの上達をとげた会員がいた。朗読自体は以前から上手だったのだが、言葉の1つ1つがいまひとつ立っていなかった。つまり、文全体のイメージ表現はできていたが、文を構成する言葉の1つ1つのイメージ表現が足りなかった。それが今回できてきていた。もう少しで一流の朗読になると思う。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月06日)の午後3時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。本来は5月04日がレッスン日なのだが、連休中なのでスライドしたのである。今回は第2期・朗読ステップ5の第18回目。4月の朗読発表会を2ヶ月先の6月に延期したので、本来のレッスン計画とはちがっている。

 朗読発表会に向けた台本(浅田次郎原作「夜の遊園地」と山本周五郎原作「四年間」)の通常レッスンは、今回が最後である。あとは、5月後半に立ち稽古(通し稽古)、6月前半にリハーサル、6月後半に朗読発表会の本番、ということになる。今回は、山本周五郎原作「四年間」の最後になる3回目のレッスンを行なった。

 今回、私は内心でびっくりしたのだが、会員の1人1人がその会員なりにかなり仕上げてきていた。どうやら、サークルの自主練習会でかなり鍛えられたらしい。それぞれの短所がかなり是正され、長所が着実に伸びていた。特に、それぞれの短所を単独で是正することはかなりむずかしい。これは自主練習会の賜物であろう。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 会員歴3〜4年の会員は、今が伸び盛りである。基本的な語り口が身についてきたり、あるいは、それを土台にしてイメージ表現や《間》の取り方なども指導段階に入ってきている。会員歴5〜6年の会員は、朗読の内容が急速に充実度を上げている。この時期の上達のめざましさは、会員歴3〜4年の時期に勝るとも劣らない。

 会員歴が6年を超す会員は、朗読ステップ1〜6の2期目に入っている。この、いわゆる1期生のベテラン会員たちは、自主練習会において、後輩である2期生たちを指導者格としてリードしてくれている。自主練習会において、指導者格として後輩をリードすることが、逆に、当人たちの朗読を上達させる絶好の原動力となる。

 後輩を指導者格としてリードするからには、自分も下手な朗読はできない。そう思ったせいかどうか分からないが、今回のレッスンにおいて、この1期生のベテラン会員たちの仕上がりぶりもかなりめざましかった。それぞれの短所が急速に改善され、長所がさらに充実してきていた。十分自信をもって、今後も精進して欲しい。





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館長の朗読日記1992/拙著『朗読の理論』の増刷分が発行された

館長の朗読日記1992  (戦後72年05月03日 新規)



○拙著『朗読の理論』の増刷分が発行された(1)

 今日(5月03日)の日付で拙著『朗読の理論』の2刷が発行された。2刷の発行部数は1000冊である。初刷は1500冊であった。その初刷の現在の在庫数は数10冊で、ほとんど売切れ状態である。初刷の発行は西暦2008年3月であるから、約9年間で約1500冊が売れたことになる。これは、実に望外の喜びである。

 朗読という分野自体がマイナーである上に、拙著『朗読の理論』は本格的な理論書であるから、発行当初は売れ行きに関してはかなり悲観的であった。執筆者である私自身でさえ百年後の読者に期待していたくらいだったから、発行してくれた木鶏社はかなり不安だったと思う。やはり、朗読漫画『花もて語れ』の効果が大きかった。

 初刷発行の翌年、拙著『朗読の理論』を高く評価して、企画中だった朗読漫画『花もて語れ』の基軸的な参考文献に選定した上、私に朗読協力&朗読原案を委託してくれた片山ユキヲさん(漫画家)と高島雅さん(小学館の担当編集者)には深く感謝している。朗読漫画『花もて語れ』の連載とその成功が、非常に大きな販促力となった。



○拙著『朗読の理論』の増刷分が発行された(2)

 初刷を発行した当初、私は百年後の読者に期待していたと記したが、今でも私は同じ想いでいる。拙著『朗読の理論』は、朗読に関してそれだけの画期性と本格性を持っていると自負している。幸い、朗読漫画『花もて語れ』という絶好の啓蒙的な副読本を得た。現に、この漫画を朗読の参考にしている朗読者も少なくないようである。

 連休明けから『朗読の理論』の姉妹編にあたる『朗読の上達法』の執筆を本格化させようと考えている。この『朗読の上達法』も、拙著『朗読の理論』と同等以上の画期性と本格性を持っているはずである。これら両著と既刊の『宮澤賢治の視点と心象』と今後の「朗読のための文学作品論」シリーズが私の朗読ラインナップである。

 それらの朗読ラインナップの発行を引き受けてくれる木鶏社は、それらの私の朗読ラインナップを踏まえた、朗読のやさしい入門書を発行する企画をもっている。その入門書は、木鶏社が自ら編集&執筆してもよいというほどの熱意を示してくれる。それが朗読漫画『花もて語れ』と合わされば、私の朗読ラインナップは鬼に金棒である。








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