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館長の朗読日記2002/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2002  (戦後72年05月28日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月27日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第14回目、今秋9月の朗読発表会「この世界の片隅に」に向けたレッスンの第2回目である。この台本は前半と後半に分けられている。今回はその後半(第2部)のレッスンをやった。

 その後半(第2部)については今回は初読みであるから、あまり具体的に突っ込んだダメ出しはしなかった。それよりも、会員1人1人が受けもっている朗読部分における作品世界の流れ(展開)とその個々の場面のイメージと登場人物の心情について、確認していった。根本的な問題は、戦時下の雰囲気をどう感じるかである。

 空襲警報のラジオ・アナウンスはどうだったか、日本の旧海軍における戦艦大和を当時の日本の人々はどのように思っていたか、アメリカによる空襲(特にB29の空襲)に対してどのように感じどのように対処したのか。幸い、戦時下のそういう雰囲気を実体験していた会員がいて、色々とレクチャーしてくれたので大いに助かった。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 知らないということ、あるいは、未体験ということは恐ろしいもので、戦時下の切迫感や緊迫感がまったく感じられない朗読をしている。今度の台本「この世界の片隅に」は、会員の総意に基づいてサークルが自主的に選択して台本化したものである。その割には、常識と思われる戦時下の状況をがまったく理解できていなかった。

 まあ、朗読表現的に考えても、切迫感や緊迫感を表現する朗読はかなりむずかしいのは事実である。よく、笑いをとる朗読がもっともむずかしいと言われている。この切迫感や緊迫感を表現する朗読は、そのつぎにむずかしい部類かも知れない。これから9月にかけて、戦時下の雰囲気を確認し、それにふさわしい朗読を練習する。

 朗読発表会を聴きに来てくださる観客のなかには、戦争当時の状況をよく知っている方々が何人かはおいでになると思う。その方々に笑われないような朗読表現にまで仕上げていかなければならない。戦争に関する台本を舞台にかけるときに毎回あじわう困難さを、今回もまたあじわうことになる。本来は仏の私が、鬼にならねば。






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