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館長の朗読日記1998/品川「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』

館長の朗読日記1998  (戦後72年05月18日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(1)

 一昨日(5月16日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』を開催した。朗読レッスンとしては第2期・朗読ステップ5の21回目(最終回)である。私と家人は遠路なので、到着時間は10時00分にしてもらった。荷物が多く、京成本線のモーニングライナーの座席指定を利用するためである。

 昨年の経験が効いているせいか、私と家人が到着したときは、客席の椅子はきれいに並べられていた。舞台上の朗読用の椅子やマイクもすでに配置されていた。とにかく会場の諸準備が総てキチンと出来ていたので、私たちが到着するとすぐに直前リハーサルが始められた程であった。直前リハーサルはかなり充実したものになった。

 今回は天候も良く、観客数は106人に達した。今回は、受付を担当した会員が来場者数を総て漏れなく把握しており、観客数は106人に間違いはないそうである。それに、会場の壁際に座席を占めた出演者と私と家人の19人を合わせると、会場には全部で125人という人数が集まっていたことになる。まさに盛況であった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(2)

 朗読の出来栄えはとても良かった。少なくともレッスンや立ち稽古やリハーサルより格段に良かった。会員の1人1人が現在の自分のレベルにおいて、最大限に頑張ったようである。朗読時間だけで150分(2時間半)もかかった超大作を100人を超す観客が最後まで舞台に集中して聴いて下さった。感動も笑いもとれていた。

 会員たちは、レッスンの他に自主勉強会を何回も重ねて、お互いに真剣かつ友好的に注意し合ったという。まだレッスン歴が数年と短い会員が、こんなに率直に相手の朗読に対して自分の意見をドシドシ言いながら、しかも和気藹々とした雰囲気をたもっているグループは初めてで、私はこのサークルが大好きだ、と感嘆していた。

 私が朗読サークルを指導する目的のうちの大きな1つは、次の朗読指導者を育てることにある。朗読を理論的に研究し、その成果を理論的に説明しているのは、感性や思いつきや恣意的な信念だけの指導ではない指導、客観的な根拠のある指導をする朗読指導者を育成するためである。自主勉強会はその格好の修練の場なのである。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』(3)

 今回は、朗読を始める前、前後2部の最初と最後と途中2箇所の部分にクラシック音楽の生のピアノ演奏を入れた。ピアノ演奏と朗読をまともに重ねたら、人間の音声はピアノの音に負ける。人間の声をマイクでただ増幅しただけでは負けてしまう。想いの籠った声と、抑えたピアノ演奏をどう組合わせるが、重要なポイントとなる。

 今回は、音楽の選曲も演奏も前回よりうまくいったと思う。朗読と音楽を重ねてうまくいったときは、朗読も引き立つが、音楽も引き立つ。文学作品もこんなに良い作品だったかと見直してしまうが、音楽の方もこんなに良い楽曲だったかと見直すことがままある。ただ聴くよりも、さらに良い楽曲のように思えてくるわけである。

 終演後の打ち上げ会は、会場と同じ建屋の地下の会食室でやった。場所だけを借りて、料理や飲み物を他から取り寄せたのである。こういうやり方は気軽で安くてなかなか良い。打ち上げは談話も飲食も大いに盛り上がった。私をふくめ遠路から来た人間は20時ごろに引き上げたが、近隣の会員はそれから飲みに出かけたらしい。








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