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館長の朗読日記1993/千葉「風」と船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記1993  (戦後72年05月07日 新規)





○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月06日)の午前9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ1のレッスンの11回目。今年6月に開催する朗読会に向けた台本のレッスンの6回目、通常のレッスンの最後である。共通レッスン台本の読み継ぎと1人1作品の朗読を、半数づつの会員が上演する。

 まず、共通レッスン台本の読み継ぎの方のレッスンをした。一般的な傾向として、この共通レッスン台本の読み継ぎを朗読する方の会員たちは、もうひとつ力が入らないようである。1人当りの朗読分量が少ないことと、他の会員と朗読を分け合うことが、原因として考えられる。そのため、1人1人の仕上がりに大差が生じる。

 あるレベル以上の実力がついた会員でも、自宅練習を怠るとあまり良い朗読にならない。まして、まだ十分な実力がついていない会員の場合は、その影響が顕著に出てくる。今の実力を出し切った朗読に対しては、より良い朗読をするための指導ができる。しかし、練習不足の朗読に対しては、内容のある指導のしようがない。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そのなかでも少数の会員はしっかりした朗読をしていた。練習を含めて、朗読が本当に好きらしいそれら少数の会員は、着実に上達している。そのなかの1人は、私の判定では、いつの間にか一流の朗読家になっている。他方、1人1作品の朗読をする会員たちは、しっかりと練習してきたらしく、かなりの仕上がりをみせた。

 会員歴は短いが、朗読経験の長い会員は、急速に私の指導を吸収してかなりの朗読表現になってきた。朗読歴が3〜4年の会員は、まさに伸び盛りである。基本的な語り口はほぼ身について来たようで、そろそろ《間》の指導に入ってきている。朗読歴が10年を超すベテラン会員には、イメージ&場面づくりを指導している。

 ベテラン会員のなかで、今回かなりの上達をとげた会員がいた。朗読自体は以前から上手だったのだが、言葉の1つ1つがいまひとつ立っていなかった。つまり、文全体のイメージ表現はできていたが、文を構成する言葉の1つ1つのイメージ表現が足りなかった。それが今回できてきていた。もう少しで一流の朗読になると思う。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月06日)の午後3時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンを行なった。本来は5月04日がレッスン日なのだが、連休中なのでスライドしたのである。今回は第2期・朗読ステップ5の第18回目。4月の朗読発表会を2ヶ月先の6月に延期したので、本来のレッスン計画とはちがっている。

 朗読発表会に向けた台本(浅田次郎原作「夜の遊園地」と山本周五郎原作「四年間」)の通常レッスンは、今回が最後である。あとは、5月後半に立ち稽古(通し稽古)、6月前半にリハーサル、6月後半に朗読発表会の本番、ということになる。今回は、山本周五郎原作「四年間」の最後になる3回目のレッスンを行なった。

 今回、私は内心でびっくりしたのだが、会員の1人1人がその会員なりにかなり仕上げてきていた。どうやら、サークルの自主練習会でかなり鍛えられたらしい。それぞれの短所がかなり是正され、長所が着実に伸びていた。特に、それぞれの短所を単独で是正することはかなりむずかしい。これは自主練習会の賜物であろう。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 会員歴3〜4年の会員は、今が伸び盛りである。基本的な語り口が身についてきたり、あるいは、それを土台にしてイメージ表現や《間》の取り方なども指導段階に入ってきている。会員歴5〜6年の会員は、朗読の内容が急速に充実度を上げている。この時期の上達のめざましさは、会員歴3〜4年の時期に勝るとも劣らない。

 会員歴が6年を超す会員は、朗読ステップ1〜6の2期目に入っている。この、いわゆる1期生のベテラン会員たちは、自主練習会において、後輩である2期生たちを指導者格としてリードしてくれている。自主練習会において、指導者格として後輩をリードすることが、逆に、当人たちの朗読を上達させる絶好の原動力となる。

 後輩を指導者格としてリードするからには、自分も下手な朗読はできない。そう思ったせいかどうか分からないが、今回のレッスンにおいて、この1期生のベテラン会員たちの仕上がりぶりもかなりめざましかった。それぞれの短所が急速に改善され、長所がさらに充実してきていた。十分自信をもって、今後も精進して欲しい。





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