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2017年6月

館長の朗読日記2013/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2013  (戦後72年06月21日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月20日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6の第2回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の第2回目でもある。前回は、新しいレッスン台本の初回だったから、会員の朗読表現そのものの指導より、作品の場面の内容や文章の流れの説明を主とした。

 今回から、いよいよ会員の朗読そのものの指導にとりかかる。冒頭に、グループ・レッスンの効用を説明した。後輩は、先輩の朗読をただ聴くだけでなく、自分が同じところを朗読する場合にはどのように朗読するかを心の中(あるいは口に中)でなぞってみること。そして、先輩の朗読との違いを実感し、自分の短所を是正すること。

 先輩は、逆に、後輩の立派な手本となることを意識して、すなわち、後輩の朗読の短所を自分の朗読で是正させるつもりで、また、後輩の朗読の長所を自分の朗読でより助長するつもりで、後輩を指導する立場で自分の朗読をさらに上達させるべく努力すること。そうすると、後輩は、先輩を見習って上達の速度を速めることができる。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 また、先輩は、後輩の朗読を指導することを糧として、自分の朗読をさらに向上させ、自分の朗読指導能力を獲得し、磨き上げていくことができる。それが、朗読サークルという場で、朗読のグループ・レッスンを行なうことの最大の意義である。これは、他人ならぬ私自身のこの10数年間の朗読の歩みそのものだったといってもよい。

 最後に、サークルの新代表が私に先日の朗読発表会『阿弥陀堂だより』に対する観客の皆さまからのアンケート回答を一式貸してくれた。回収したアンケート用紙は25枚。朗読発表会の観客数は106人であったから、約4分の1の方々がアンケートに応えてくれたわけである。後で一読したが、とてもありがたい内容が記されていた。

 作品『阿弥陀堂だより』の内容、会員の皆さんの朗読表現と声の力、バック音楽のピアノ演奏、品川朗読サークル「あやの会」という朗読サークルの結束力と会員1人1人の人柄など、全体に大変好意的な感想や意見が記されていた。レッスンでは、私はダメ出しが主であまり褒めないので、このアンケートは良いご褒美になったと思う。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月20日)、大田朗読サークル「くすのき」の第2回目の朗読レッスンを行なった。今回は、第1期・朗読ステップ1の第2回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第2回目でもある。このサークルにとっては2回目の朗読レッスンであるが、まだまだ実務的にやらなければならないことが色々と沢山あった。

 まず、新たな入会者が1人あったので、今まで配布した資料一式(サークルの設立・運営要旨、レッスン計画表、台本「やまなし」、上達すペップ、拙著『朗読の理論』の書評)を渡した。また、レッスンの冒頭に簡単な自己紹介をやってもらった。さらに会員名簿に記載すべき氏名、郵便番号と住所、電話番号を白板に書いてもらった。

 さらに会員名簿を配布した。ただし、今回の新規入会者の分は間に合わなかったので、白板に書いてもらったものを、全員に手書きで追加してもらった。また、今回は、月謝袋を出席者全員に配布した。本当は、私が指導している朗読サークルの朗読発表会と第9回「小さな朗読観」のチラシを配布するつもりだったが、忘れてしまった。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 さて、肝心な朗読レッスンであるが、まず、朗読ステップ1の目的と概要を再度説明した。つぎに、視点の転換の重要性と種類について説明した。それから、いよいよ、会員1人1人に「やまなし」の4分の1づつを朗読してもらいながら、その1人1人の朗読について指導していった。前回に行なった解説の復習と追加を交えながら。

 私も、まだ会員の皆さんの現状把握ができていないから、当面は、様子を見ながら、すなわち、1人1人の朗読の実力とこれまでの上達経緯を探りながら、朗読を指導していく段階である。その意味で、あまり突っ込んだ指導(ダメ出しとコメント)はできない。一般的な指導と作品解説をしながら、会員の反応を打診する段階である。

 現在の会員はかなりレベルが高いように感じた。半数ぐらいはかなりの実力者のようである。初心者を自称している数人の会員も、何らかの形で音声言語表現にかかわった経験がありそうである。残りの数人の会員もかなりしっかりとした朗読をしていた。今後、追加的に入会してくる会員にもよるが、全体的なレベルは高そうである。







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過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)後期

過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)後期

                 (戦後71年08月02日 新規)

                 (戦後72年06月20日 更新)




【過去のカレンダー】




12月17日(土)習志野朗読サークル「茜」発表会 NEW!
             〜ピアノの調べにのせて〜
 /習志野朗読サークル「茜」発表会

11月24日(木)ふなばし東老朗読会(第32回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

11月05日(土)習志野朗読サークル「茜」朗読発表 NEW!
 /習志野市民活動フェア第13回「みんなでまつちづくり」
 /習志野市「みんなでまちづくり」参加団体主催

10月26日(水)第7回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

10月16日(日)第14回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月11日(土)「満天星」ライブ第5回 NEW!
 /「満天星」主催

10月01日(土)第16回「品川朗読交流会」 NEW!
 /品川「あやの会」および他グループの共催

9月30日(金)第13回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

9月29日(木)感動をつくる朗読基礎講座 NEW!
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

9月29日(木)ふなばし東老朗読会(第31回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月24日(土)八千代「新・みちの会」朗読発表会『母と暮せば』 NEW!
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

7月28日(木)ふなばし東老朗読会(第30回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

7月12日(月)ボランティア朗読会『ホタル帰る』
           〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校

7月12日(月)命の大切さを学ぶ教室  
 /富津市立大貫中学校 主催
 /千葉県警犯罪被害者支援室 講師派遣
 /千葉朗読サークル「風」 朗読協力



【くわしい内容】




習志野朗読サークル「茜」発表会 NEW!
     〜ピアノの調べにのせて〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)12月17日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市東習志野コミュニティセンター3階
     サンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)5階 

〔プログラム〕

「きつね三吉」佐藤さとる原作               今関研一郎
「もちもちの木」斎藤隆介原作               下屋美樹子 
「かるいお姫様」マクドナルド原作・脇明子訳      平野かほる
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作                土田 和子
               <休 憩>
創作民話2題                            松本 恵
「あなたに贈りたい三篇の詩」すわ麦穂原作       すわ麦穂
「わたしは生き残った」                      央 康子

ピアノ演奏                              菅生澄子

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

《館長のコメント》

 この朗読会は、習志野「茜」が完全に自主・自立的に主催・開催したもので、私はまったく関与していない。今回は、菅生澄子さんのピアノ演奏とのコラボレーションという上演形式であった。これがとても良かった。彼女のピアノ演奏によって、1人1作品の朗読はかなり助けられていた。観客数は約50人、ほぼ満席であった。

 私が指導&演出するいつもの朗読(発表)会の場合は、私自身がどうしても身びいきになって、客観的に良し悪しの判定ができない懸念がある。しかし、今回のようにほぼ完全に1人の観客の立場で聴くと、かなり客観的な判定と要改善点やそのための改善方法が判然とするような気がした。私の指導&演出力もまだまだだと思う。

 最後の舞台挨拶のときに、司会進行役のサークル代表が客席にいた私を朗読講師として紹介してくれた。そのばかりか、挨拶するように促された。私の朗読会での挨拶では定番なのだが、まず、来場者の皆さんに、長時間の朗読を最後まで聴いて下さったことに感謝を申し上げた。今回は特にピアノの菅生澄子さんにお礼を言った。




ふなばし東老朗読会(第32回) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)11月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「蜜柑」芥川龍之介原作         鳥海治代
「タイムミリット」辻村深月原作       平松 歩
「ままや繁盛記」向田邦子原作   遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、定期開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なる。そのため、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれている。このコメントは、その報告に基づいている。今回の来場者数は14人(初参加者は1人)。今回は、朝から大雪という悪天候にもかかわらず、これだけの来場者があった。

 この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて15人が参加した。したがって、観客は全体で29人。この手の朗読会としては立派なものである。司会進行は、このサークルの会員(プロの司会者)が作品解説をしながら進めていく。

 「蜜柑」の朗読は、トンネルを出た踏切の辺りで、小娘が弟たちにバラバラと蜜柑を投げた様子と、主人公の心情の変化をリアルに表現していた。観客は気持ちを引き込まれて、熱心に聴き入っていたという。

 「タイムリミット」の朗読は、推理小説で、かくれんぼ「ゲーム」が始まり、忘れ物を取りに戻ったところでチャイムが鳴り、玄関のシャッターが降りてしまう。敵に見つかると殺される。妹を洗濯機の中に隠し、自分は屋上から逃げ出す様子を、5、4、3、2、…と、迫力ある表現力で、タイムリミットになる過程を、聴き手を巻き込みながら、助かるかどうか…! 皆さんが推理してくださいで、で終了。

 「ままや繁盛記」の朗読は、向田邦子の自伝的小説。妹の和子と、赤坂に手作りの小料理屋開店の当日、大風雨で、入口に生け花を飾ったのだが、お客が誰も来ない。傘をさして外に出てみると、「準備中」の札がかけてあった。その後、大入り満員になり、ビニールの算盤が張り付いて動かない。「ままや」がママ(ご飯)が無くなったと、悪戦苦闘の様子をテンポよく表現していた、という。

 観客の皆さんは、朗読者3人それぞれが個性的でバラエティーに富んだ作品で、とても楽しませていただきました、との感想を残して、笑顔で雪の中を帰っていかれたという。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表 NEW!
〜習志野市民活動フェア第13回「みんなでまちづくり」〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)11月05日(土)
     12時30分〜13時30分

〔会場〕習志野市男女共同参画センター 研修室
     サンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)5階 

〔プログラム〕

「もちもちの木」斉藤隆介原作                          平野かほる
「知念安一の話」山崎豊子原作(『運命の人』から)            央  康子 
「世界でいちばんやかましい音」ベンジャミン・エルキン原作  伊東 佐織
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作                          土田 和子
「蜘蛛の糸その後」島根一郎原作                      すわ 麦穂

〔主催〕習志野市「みんなでまちづくり」参加団体主催

《館長のコメント》

 この朗読会は、習志野市「みんなでまちづくり」のイベントの参加団体の1つとして、習志野朗読サークル「茜」が自立的に取り組んだものである。私は、直接の関与はしていない。しかも、残念ながら、私は朗読レッスンの日程が重なってしまったので、聴きに行くこともできなかった。




第7回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月26日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「猟銃」井上靖原作                藤田多恵子
2「ハナレイ・ベイ」村上春樹原作        井手陽子
3「エファの見た夢」アンネ・フランク原作   昌谷久子
         <休 憩>
4「第一夜」夏目漱石原作(「夢十夜」より)  志村葉子
5「霧の夜」藤沢周平原作             東 百道
  (『三屋清左衛門残日録』シリーズ・第7話)

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 観客数は約100人弱であった。前回は約120人とかなり増えたが、今回は前回より約20人も減ってしまった。チケット販売数は95枚だった。招待券などの無料券は7枚発行したから、チケットの発行総数は約102枚であった。観客数は会場の受付で配布する資料で検討はつくが、約100人弱というのも厳密ではない。

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)は、きれいで、交通の便が良い。会場スタッフは充実しており、スキルも高い。事務スタッフも含めて、応対も親切かつ丁寧である。今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来てくれた。とてもありがたいと、感謝している。

 毎回、司会進行役をお願いしている飯野由貴子さんにも感謝している。司会進行役がキチンとしていると、朗読イベント全体が引き締まる。私はもちろん他の4人のゲスト出演者も、司会進行にずいぶん支えられている。今回は風邪をおしての司会進行であった。しかし、体調の不良をまったく感じさせない司会進行ぶりだった。

 また、前回から宣伝用チラシのデザインを依頼している、志村葉子さんにも深く感謝している。志村葉子さんは、今回のゲスト出演者でもあった。夏目漱石原作の『夢十夜』より「第一夜」を朗読したのだが、この「第一夜」の朗読は出色の出来栄えであった。これぞ、本来の「第一夜」の作品世界だ、というような朗読だった。

 他の3人のゲスト出演者にも、その熱演に感謝したい。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたため、会場でどのように聴こえたかは定かでない。しかし、ゲスト出演者の1人1人がずいぶん上達したと感じた。もちろん、ある程度のレッスンを積んだサークル会員に出演を依頼しているのだが、さらに一段と上達していた。

 絶対的なレベルはまだまだの段階であるとは思うが、これまで10年前後も朗読レッスンをしてきた私にとっては、よくここまで上達したものだと感慨深いものがあった。さらに、ゲスト出演を依頼した後の努力ぶりを知っている私は、今回も、この「小さな朗読館」を始めて良かった、という想いが心底から沸き上がってきた。

 終演後のロビーで、来場者の方々と短いお話しをした。遠路、山梨県や神奈川県から聴きに来てくださった方々もいた。私が指導しているサークル会員でも、その会員の知人友人でもなく、私にはまったく未知の方々もいた。その中には、毎回来て下さるリピーターの方々もいる。しかし、ゆっくりお話しすることができない。

 この「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、当日の会場設営や会場運営、および、司会進行やチラシのデザインは、私が指導している朗読サークルの会員有志にお願いしている。しかし、事前事後の準備その他は、もっぱら私とそのマネージャー役の家人の2人でやっている。それが、けっこう大変なのである。

 そこで、なるべく簡単化し、手を抜けるところは極力手を抜くことにしている。来場者の芳名帳も用意しなければ、アンケートもとらない。したがって、次回の「小さな朗読館」についても、今回の来場者にダイレクトメールを郵送するなどのこともしていない。受付で次回の「小さな朗読館」のチラシを配布するだけに止めている。

 広報も、船橋市の市報『広報ふなばし』や地域情報紙『地域新聞』のイベント情報欄に投稿して掲載してもらう程度である。今回は『船橋よみうり』がイベント情報欄への掲載を申し出てくれた。次回から、さらにマスコミの地域情報欄に投稿することも考えようと思う。しかし、基本的には口コミが頼りな点に変わりはない。




第14回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(2016年)10月16日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1 「仇討三態(その3)〜とよ女の場合〜」菊池寛原作 
        小田志津子、吉田光子、金附ひとみ、藤田多恵子
            杉山佐智子、内嶋きみ江、内田升子(朗読順)
2 「天の笛」斎藤隆介原作                   石田幸子
3 「あんず林のどろぼう」立原えりか原作        森川雅子
                    <休 憩>
4 「とげぬき地蔵」西澤實原作                 村井とし子    
5 「小太郎の義憤」玄侑宗久原作             細川美智子
6 「山椒魚」井伏鱒二原作                   松尾佐智世
7 「尾瀬に死す」藤原新也原作               助川由利
8 「羽衣」菊池寛原作                       吉永裕恵子                                               
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約80人(客席数80席)で、完全に満席であった。この会場の客席数は80席しかない。整理券の発行が100枚を超えたので、立ち見が出るのではないかと心配したが、何とか満席で収まったようである。それでも、電話の申込みを何件かはお断りしたということだった。

 朗読会終了直後、その場で私は講評を求められた。最初は、菊池寛原作の「仇討三態(その3)〜とよ女の場合〜」を7人で読み継ぐ朗読である。7人の会員は声も語り口も違うのだが、全体のイメージは統一されていて良かった。

 その後は、7人の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、台本とした作品もバラエティに富み、朗読表現もそれぞれの会員が自分の朗読レベルの上限近くまで仕上げた表現を披露していた。会員の朗読や語り口もけっこう個性に富んでいた。観客の皆さまも、かなり楽しんでいただけたのではないかと思う。

 この千葉朗読サークル「風」は、今回の朗読会をもって第2期の朗読ステップ1〜6の全過程を終了する。2回目の朗読ステップ1〜6を終了した1期生7人には、2期目の「朗読認証状」を手渡した。1回の朗読ステップ1〜6を終了した2期生の1人には、1期目の「朗読認証状」を手渡した。他の2期生も順次これに続く。

 このサークルは、現会員が全員つぎの第3期目の朗読ステップ1〜6に突入していく。特に1期生7人(休会中の1人を含めれば8人)は入会歴が丸12年となり、来月の11月からは13年目に突入する。2期生も陸続と1期目の朗読ステップ1〜6を終了していく。これほど永く朗読レッスンを続けてくれたことに感謝している。

 私自身も、かつての生業(会社勤務)をリタイアし、朗読活動を本格化させてから10年が経ち、今年は11年目に突入している。最初の10年を1区切りとして、次の10年の朗読活動をどうしていくかを新たに構想しなければならない。朗読サークルの会員たちと連携し、次の10年も頑張っていきたいと考えている。




「満天星」ライブ第5回 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月11日(火)
     開場12時30分 開演13時00分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

【第一部】 司会:誉田信子
1 居留地の女(原作:平岩弓枝)         江本なつみ
2 うしろ姿(原作:藤沢周平)              成川洋子
3 どんぐりと山猫(原作:宮沢賢治)        小林正子
                      <休 憩>
【第二部】 司会:江本なつみ
4 驟り雨(原作:藤沢周平)               上田悦子
5 シューシャインボーイ(原作:浅田次郎)   大野栄子
6 鼓くらべ(原作:山本周五郎)            誉田信子

〔主催〕満天星

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔申込〕「満天星」代表 上田悦子
       047−450−6648

《館長のコメント》

 「朗読くらぶ 満天星」の第5回LIVEは、開場が12時30分、開演が13時00分、会場は船橋市のきららホールである。私は、その日の午前中は東京に先約の用事があり、そこから駆け付けたのだが、ギリギリで開演に間に合わなかった。最初の朗読は会場ロビーのスピーカーで聴くことになってしまった。

 私は開演直後に着いたのだが、受付には「満天星」の代表と八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員3人が遅れて来た来場者の応対をしていた。逆に、9月に開催した八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『母と暮らせば』の会場ロビーでは「満天星」の会員が受付を担当していた。お互いに助け合っている。

 実はこの「朗読くらぶ 満天星」の構成員は「新・みちの会」の1期生の有志7人からなっている。その内訳は、現会員1人、元会員6人というように、現会員も入っている。従って「満天星」と「新・みちの会」の絆は固いのである。また私が指導している他の朗読サークルの会員との関係も長く、多くの会員が聴きに来ていた。

 最初の朗読が終わった段階で、ロビーに待機していた遅刻した来場者は入場を案内された。私も最後に入場したが、ほぼ満席であった。客席数は恐らく200席以上は配置されていたと思われるので、観客数は200人を超えていたのではないだろうか。まさに大盛況であった。この「満天星」は代表を中心に集客に努力している。

 その努力が実ったわけである。演目は、平岩弓枝原作「居留地の女」江本なつみ朗読、藤沢周平原作「うしろ姿」成川洋子朗読、宮澤賢治原作「どんぐりと山猫」小林正子朗読、藤沢周平原作「驟り雨」上田悦子朗読、浅田次郎原作「シューシャインボーイ」大野栄子朗読、山本周五郎原作「鼓くらべ」誉田信子朗読、である。

 他に、浅田次郎原作「ひなまつり」櫻井芳佳朗読もプログラムにはあったのだが、出演者が体調を崩したため出演ができなくなったということだった。当人と、私は会場のロビーで立ち話しをしたくらいだから、体調をくずしたタイミングのせいで欠演の止むなきにいたったらしい。本人はもとより私も朗読が聴けず残念であった。




第16回「品川朗読交流会」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月01日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」
「おきなぐさ」宮澤賢治原作          藤本敦子
「水菓子屋の要吉」木内高音原作   山本俶子
「夢応ずの鯉魚」上田秋成原作     山本扶美子

☆都留文科大学朗読研究会
「室尾犀星の動物詩 数編」室尾犀星原作 
             坂本碧・海老名ゆき乃、田中麻子
            杉浦有美、清水わかな、濱中聡子

☆朗読サークル“こだま”
「喪服」浅野あつこ原作  
「エッセー・父の涙」高倉健原作
「雲のさぶろう」神沢利子原作

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
           03−3786−0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています

《館長のコメント》

 この「品川朗読交流会」は、だいたい私の朗読レッスンと重なるため聴きに行くことができない。したがって、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員からの報告に基づいてこのコメントを記すことになる。参加者数は約60人。そのうち開催関係者は約20人、一般の観客が約40人であった。勉強会としては大盛況である。

 今回もっとも注目されたのは、遠路山梨県から参加した都留文科大学朗読研究会の6人の大学生が、ゲスト出演で「室尾犀星の動物詩 数編」を朗読したことであったという。品川「あやの会」の代表をしている会員が、その「室尾犀星の動物詩 数編」の朗読を録音したCDを前回の朗読レッスンのときに私に貸してくれた。

 そのCDを聴いたが、非常に好感のもてる爽やかな朗読であった。6人が次々に朗読するのだが、合間に笛やギターなどの短い演奏が入る。室尾犀星の動物詩の何篇かを選択し、朗読の合間に演奏する楽器と曲目を選択して、約25分間の朗読作品として構成するという試みを6人の大学生が実行し、上演してくれたということが嬉しい。

 彼らは朗読漫画『花もて語れ』を高く評価してくれているようである。朗読については「語り口」が気になった。音声言語の本来の法則性を踏まえた朗読をすれば、今以上にさらに感動的な表現になる。こういう素晴らしい大学生たちに「語りかける語り口」をレッスンしたい、と、心底から思った。そういう機会があれば良いのだが。




第13回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(2016年)9月30日(金)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「とんかつ」三浦哲郎原作   吉野久美子、金子方子、田中和代
                           仲田紘基、井手陽子、高木幸恵
2「神様捜索隊」大崎善生原作                         的場正洋
3「涙いっぱいのシャンパン」秋山ちえ子原作        石井せい子
                    <休 憩>
4「アガテ叔母さん」ミヒャル・エンデ原作              大山玲子
5「庭」山本文緒原作                            神田和子
6「吹く風は秋」藤沢周平原作                     金子可代子
7「二十年後」O・ヘンリー原作                     石井春子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−252−2665(石井)
          043−231−1363(石井)

《館長のコメント》

 会場(小ホールのは座席数は80席、観客数は約70人で、ほぼ満席の状態であった。前半は、先ず、三浦哲郎原作の「とんかつ」を会員の半数が読み継ぎ形式で上演した。その後は、1人1作品形式のものを2作品上演した。1つは大崎善生原作「神様捜索隊」、2つは秋山ちえ子原作「涙いっぱいのシャンパン」であった。

 休憩後の後半は、1つがミヒャエル・エンデ原作「アガテ叔母さん」、2つが山本文緒原作「庭」、3つが藤沢周平原作「吹く風は秋」、4つがО・ヘンリー原作「二十年後」。総ての会員の朗読が、従来のレッスンやリハーサルよりも格段に良くなっていた。そればかりでなく、会員の多くが、各自の欠点を克服しつつあった。

 終演後、別の場所で行なう打上げ会までにはかなり時間があったので、朗読会場でそのまま講評を行なった。先ず、私が全体的な講評と、出演者1人1人の朗読について簡単な講評を行なった。次に、会員の1人1人が順々に今回の朗読会についての感想&意見を発表していった。1期生は、全員に対し堂々たる講評をしていた。

 2期生は、自分の朗読に対する反省が主で、1期生を初めとする他の会員に対する感想表明は褒める方が主でそれ以外の感想&意見は控え目だった。しかし、全員が、それぞれの朗読に対しても、会員全体の朗読に対しても、かなりの手ごたえを感じ、達成感を得ているようであった。ロビーで訊いた観客の反応も良かったという。

 講評会の席上で、2期生から自主勉強会における1期生の指導(ダメだしやコメント)に対する感謝の声が多かった。色々と細かく具体的に指摘されたことがとても参考になり役に立ったという。これは2期生のためばかりではない。私の経験からも言えるが、2期生を指導することが1期生の上達にも大変役立っている筈である。

 今回は、前回に比べ朗読も着実に上達していたが、それぞれの原作も面白かった。やはり、朗読は原作選びが大切である。朗読会の朗読は、原作選びから始まる。朗読があまりに下手な場合は、良い原作を選んでもダメであるが、ある程度の朗読が出来るようになっている場合には「感動をつくる朗読」は原作選びが重要になる。

 このサークルは、第2期に入る前年に、朗読入門教室を開催して一斉に2期生を募集した。そのためか1期生と2期生ともに足並みがそろっており、途中入会者はほとんどいない。したがって、来年ごろから3期生の募集をどうするかについて計画を立てていく必要がある。計画立てて仕事を進めていくと、鬼が笑う話が多くなる。




感動をつくる朗読基礎講座 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月29日(木)
     13時30分〜16時00分

〔会場〕八千代市八千代台東南公民館・会議室(3階)

〔内容〕
1 朗読の基本の解説
2 斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読的な解読
3 斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読ミニレッスン

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館

〔参加〕事前の申込みが必要(申込み順 約10名)
     参加料(500円/資料代)

〔申込〕047−487−3721(東)

《館長のコメント》

 今回のイベントのPR手段は、八千代市の市報「広報やちよ」の市民伝言板欄に参加者募集案内の記事を投稿したのみである。結果的には7人の応募者があり、当日は7人全員が参加した。今回の講座を開催した目的は、積極的に朗読に関心がある八千代市民を対象に、朗読の基礎を理論的に解説すること、これが目的であった。

 今回は、八千代朗読サークル「新・みちの会」の現代表の会員と最古参の会員の2人に手伝ってもらった。講座終了後、3人でお茶を飲んだ。現代表の会員は2期生であるが、その感想は、今回のような講座をサークル会員を対象に開催して欲しい、というものであった。レッスンでの私の指導がより良く理解できたそうである。

 最古参の1期生会員の感想は、今日の講座内容は、難しすぎたのではないか、というものであった。この最古参の会員は、作品解読力も朗読の実力も抜群の水準である。自分は今回の講座内容を十分に理解した上で、そのような感想&意見を表明したわけである。したがって、この最古参の会員の感想&意見は尊重せざるを得ない。

 今後の講座内容を見直す必要があるかもしれない。なぜなら、今回のような講座を、今後も、八千代市その他でときどき開催していくことを考えているからである。朗読サークルで私のレッスンを受けた会員にしか理解できないことを、公開講座で話しても仕方がない。使用する用語や説明の仕方にさらに工夫を重ねていくことにしたい。




ふなばし東老朗読会(第31回) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月29日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「おかあさんの木」大川悦生原作  井上みつ江
「姥ざかり」田辺聖子原作         谷千和子
「花言葉」連城三紀彦原作        畑野欸子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、定期開催日(奇数月の第4木曜日)がいつも私のレッスン日と重なる。そのため、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれている。このコメントは、その報告に基づいている。今回の来場者数は26人(初参加者は3人)。ここ数年は少しづつだが着実に増えている。今回も前回より4人も増えた。

 この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて14人が参加した。全体で40人、もはや立派な朗読会といえる。司会は、このサークルの会員であるが、プロの司会者でもある。その司会者の名司会により和やかな雰囲気のなかで始まった。

 「おかあさんの木」の朗読は、7人の息子を、次々に出征させ「お国の為」と、畑に「一郎の木、二郎の木、三郎の木、……」と木を植え、息子達と重ね合わせた。母が大切に育てた息子の訃報に接し、「一人でいいから返してくれや」と訴える朗読者の「言葉」に、わがことのように涙ぐんで居られる様子が印象に残ったという。

 「姥ざかり」の朗読は、「嫁・姑」との大阪弁での熱演で、会場からも笑い声が聞こえ、毎回聴きに来る常連さんからも「大阪弁、お上手ね」と褒められたという。会場を笑いに巻き込める語り口は、さすがであったという。
「花言葉」の朗読は、ベテランろしく物語りの中に皆さんを引き込んで行く語り口と朗読表現であったという。

 観客からの感想についても、以下に「ふなばし東老朗読会」担当役員の報告文をそのまま転載する。
*初めて参加された方
 1.こんなに良いとは思わなかった。又、参加します。
 2.人に物語りを読んで貰う機会はなかなか無かった。
  とても豊かな時間を過ごす事が出来ました。
 3.聴きながら、目の前の光景が浮かんできました。
*常連の感想
 1.三作品、読み方も三者三様。
  それぞれの作品の世界に引き込まれました。
  とても楽しかった。
 2.バラエティーに富んでとても面白かった。




八千代「新・みちの会」朗読発表会『母と暮せば』 NEW!
             〜第3期・朗読ステップ1修了記念〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月24日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕山田洋次&井上麻矢原作『母と暮せば』

〔プログラム〕

【第1部】『母と暮せば』前半
       <休 憩>
【第2部】『母と暮せば』後半

〔出演〕

 市川すすむ、植本眞弓、江本なつみ、大塚拓一、小畑勝彦、倉林成年、篠原知惠子、竹川則子、冨田博子、丸山節子、吉崎瑠璃子(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は受付名簿で約100人、受付を素通りした来場者を加えるとさらに増えるかも知れないが、実数は不明である。客席は300席近く配置したが、けっこう座席が埋まっている感じであった。雨模様の曇り空という天気にしては、まあまあの来場者数だったと思う。回収したアンケートの中身を読むと、かなり好評であった。

 出演した会員たちは、本番の舞台では、かなり自分の心情をこめて朗読していた。会員ごとに上手下手はあったが、精いっぱいに表現していた点は、皆、同じであった。朗読は、最終的には、朗読者の人間そのものを観客にぶつけるものである。今回の出演者は、そういうことがかなり出来ていたように思った。それで良いのだ。

 今回は、最古参の男性会員が、急きょ検査入院しなければならなくなって、出演できなくなった。そういう事態は誰にでも起こり得る。そのための備えをしているので、公演自体は支障なく終えることができた。後は、その会員の回復を願うのみである。このサークルは来月から結成後14年目に入る。古参会員の健康が心配だ。

 体調の関係で舞台の上で介助が必要な会員が1人いる。当人の個人的に親しい知人友人が、毎年、数人は介助その他の手伝いに来てくれる。その会員も、そういう体調をものともせず、精いっぱいの朗読をしていた。まさに、その会員の人間そのものを身体ごと観客にぶつけるような朗読をしていた。観客も感動してくれていた。

 その会員だけでなく、出演した会員は全員、達成感にひたっていた。さすがの私も、本番当日にダメ出し的な講評は差し控える。次のレッスンでは、本番の朗読の録音を聴きながら、1人1人の朗読について講評を行なうことになっている。レッスンの場では私は、褒めるべき点は褒めるが、改善すべき点は遠慮なく改善を求める。

 終演後は、会場に近いイタリア料理店で打上げ会を行なった。入会してからの歳月を計算すれば、今回、最初の朗読ステップ1〜6を終了した会員が1人いた。本来なら、ささやかな朗読認証状を授与すべきなのだが、その会員は体調の関係で最初の1年間はほとんど休会していた。そこで、朗読認証状の授与は来年に持ち越した。

 それから、第3期・朗読ステップ2のレッスン計画表と最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」を全員に配布した。私の挨拶の後は、食事やら懇談やらをしばらくしたが、途中から、回収したアンケートを会員が少しづつ交代で朗読し始めた。アンケートに書かれた文章は、短いが、皆、大変に褒めてくれていた。

 それを聴きながら、会員の皆さんは大変に盛り上がっていた。まあ、アンケートにわざわざ悪口を書くような人は例外的な人間だ。したがって、かなり割り引いて受けとらなければならない。ただ、昨年より良くなったとか、毎年着実に上達しているとかいう感想が多かったので、そういう感想は素直に嬉しく受けることにした。




ふなばし東老朗読会(第30回) 更新!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)7月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「旅する絵描き・パリからの手紙」伊藤英子原作       田中幸子
「東慶寺花だより/鬼五加の章おこう」井上ひさし原作  小林いさを
「よなき」三浦哲郎原作                           亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》 NEW!

 船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員が、第30回「ふなばし東老朗読会」の開催模様を報告してくれた。この朗読会は定期開催日(奇数月の第4木曜日)がいつも私のレッスン日と重なる。そこで、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれることになっている。このコメントはその報告に基づいている。

 今回の来場者数は22人(初参加者は3人)。ここ数年は少しづつだが着実に増えている。この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、勉強のために多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて14人が参加した。それに、東老人福祉センターの担当者1人を含めて、計37人。

 東老人福祉センターの会場(和室)は大盛況だったという。今回は、私のブログでこの朗読会を知り、ぜひ聴きたいということで見えた50歳代の女性がいたという。この施設の利用条件は、年齢60歳以上の船橋市民であることを原則としている。今回は、特別に入場を認められたという。こういう融通性は、非常に良いことだと思う。

 「パリからの手紙」の朗読は、司会者による作者の絵本の紹介から始まり、パリ滞在中の窓から見た情景や、老人との出来事等がリアルに表現されており、朗読者の明快な語り口に楽しく皆さんは聴き入っていたという。「東慶寺花だより/鬼五加の章おこう」の朗読は、すっきりと自然な語り口で会場の皆さんを引き込んでいたという。

 「よなき」の朗読は、老人ばかりの過疎の村の出来事を、若者の居ない村に、赤ん坊の泣き声を通して会話の青森弁を巧みに表現していたという。この「ふなばし東老朗読会」は足かけ5〜6年になるが、その間、船橋市東老人福祉センター側の窓口役・伊藤さんが一貫して熱心に担当してくれた。改めて深く感謝の意を表したいと思う。




ボランティア朗読会『ホタル帰る』
   〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜

〔日時〕戦後71年(2016年)7月12日(火) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/教室

〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』

〔プログラム〕

1回目『ホタル帰る』    8時50分〜9時40分
2回目『ホタル帰る』    9時50分〜10時40分
3回目『ホタル帰る』  10時50分〜11時40分

〔出演〕

 赤塚弘子、岡林和子、片桐瑞枝、木下徳子、志村葉子、白澤節子、山本扶美子(品川朗読サークル「あやの会」の会員有志7人)

〔台本化〕 東百道

〔参加〕品川区立荏原第6中学校/生徒

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『ホタル帰る〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜』をやった当日の夜に、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員の会員から電話があった。当日の模様をで報告してきたのである。品川区立荏原第6中学校の3年生の3クラスそれぞれの各教室で、1日に3回のボランティア朗読会をこなしたわけである。

 昨年の担当教師が変わって、後任の教師は当初あまり積極的でななかったようだった。しかし、朗読を聴いた後は一転して、来年もよろしくお願いしますというように、改めて依頼されたという。これは大成功であった。
ともあれ、同じ日に3回も同じ朗読をするのは大変だったと思う。体力に合わせ、朗読時間を調整したという。

 その会員は、来年こそ品川区立荏原第6中学校で3年生全員を一堂に集め、念願の『白旗の少女』を上演したいという。やはり、狭い教室よりも、体育館など広い会場で朗読した方がやりやすい。この品川「あやの会」と千葉「風」また船橋「はなみずき」も、自立的な朗読会の実施模様をキチンと報告してくるのはさすがである。




命の大切さを学ぶ教室

〔日時〕戦後71年(2016年)7月12日(火)
     10時00分〜11時00分

〔会場〕富津市立大貫中学校(体育館)

〔プログラム〕

【解説】「命の大切さを学ぶ教室」について 
                   (千葉県警犯罪被害者支援室)
【犯罪被害者の手記の朗読】
1「娘を殺されて 命ある限り娘の無念を訴える」萩野美奈子手記
2「誰でも犯罪被害者になりうる」市原裕之手記
          朗読:吉田光子、吉永裕恵子、内田升子
               (朗読順/千葉朗読サークル「風」)

〔主催〕富津市立大貫中学校

〔講師派遣〕千葉県警犯罪被害者支援室

〔朗読協力〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕富津市立大貫中学校・1学年の全生徒

《館長のコメント》

 この「命の大切さを学ぶ教室」を開催した当日の夜、出演した千葉朗読サークル「風」の会員有志の代表格から電話があった。その日の模様を報告してくれたのである。当初の予定では、富津市立大貫中学校の2学年と3学年の全生徒が相手という筈であった。しかし、実際には、聴き手が1学年の全生徒に変わっていたという。

 その1年生たちは、あらかじめ朗読の感想を作文に書くように言われていたとみえ、朗読中に一所懸命にメモをとっていたという。朗読の聴き方としてはどうなんだろうと、電話口で大笑いした。今後も、当面は、今回の3人を軸に犯罪被害者の手記を朗読していく。日本の社会から犯罪を無くす一助になれば、と願っている。








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館長の朗読日記2012/「ジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル」を聴きにいった

館長の朗読日記2012  (戦後72年06月19日 新規)



○「ジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル」を聴きにいった(1)

 昨日(6月18日)は、家人と14時00分開演の「ジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル」を聴きにいった。昨日が「父の日」という意味も少しはあった。私はルイサダのことを知らなかったが、西暦2005年にNHK(教育テレビ)の「スーパーピアノレッスンーショパン編」に講師として出演し好評だったという。

 私は、ルイサダが講師の番組は見なかったが、他の講師による「スーパーピアノレッスン」は何回か視聴して、その内容を大変面白く感じていた。私が行なっている朗読レッスンによく似ているところもあったからである。この「スーパーピアノレッスン」は、レッスン対象がピアノの初心者ではなく、音大の大学院生などであった。

 ピアノが自在に弾ける若手のピアニストを対象に、その音楽作品の楽譜から作曲者の作曲の意図や楽想をいかによく認識するか、その認識したイメージを、自分のピアノ演奏でいかに表現するか、というところにレッスンの重点を置いていた。その点が、日本語の音声言語が自在な日本人の大人を相手の朗読レッスンと類似している。



○「ジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル」を聴きにいった(2)

 当日のルイサダのピアノ演奏は、その詳細は省略するが、大変に素晴らしかった。家人などは大賛嘆で大満足だった。本プログラムはショパンの作品であったが、アンコールでの演奏作品はモーツアルト、ベートーベン、ドビッシーなどの5曲であった。どれも、さすが「スーパーピアノレッスン」の講師、と思わせる出来栄であった。

 私はブーニンのピアノ演奏と比較して聴いていた。ブーニンのピアノ演奏は、音と音の間の《間》と《メリハリ》が効いていた。それらを明確に意識している演奏であった。今回のルイサダのピアノ演奏は、音と音の間の《間》ではなく、伴奏の音は続いている中での、主旋律と主旋律の間の《間》を重視しているように思われた。

 あるいは、これは作曲者のショパンが意識した《間》であって、ルイサダがそのショパンの作曲意図をよく認識して、自分の演奏に活かしたものかも知れない。とにかく、聴いていて、その主旋律と主旋律の間の《間》を私は心地よく感じていた。もっとも、私のような音楽の門外漢がもっともらしいことを言えた義理ではないが。





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館長の朗読日記2011/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2011  (戦後72年06月05日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月17日)の9時30分から千葉朗読サークル「風」朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ1の第14回目、今回から今秋10月に開催する第17回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンに入る。半数の会員は共通レッスン台本・向田邦子原作「ごはん」を、半数の会員は1人1作品をレッスンする。

 今回は、今月の6月04日に開催した第16回「小さな朗読館・ちば」の直後のレッスンであるから、それに関する会員ないしは会員の知人友人の感想や意見を訊いてみた。しかし、会員から何の発言もなかったから、今回から新規入会した会員に挨拶をしてもらった。この会員は朗読の経験者だが、第3期生ということになる。

 さらに、改めて第3期・朗読ステップ1の目的と概要を2点に絞って説明した。1点は文学作品の作品世界をイメージする視点と方法を習得すること。2点は日本の音声言語の基本的な語り口を習得すること。ただし、これら2点は朗読ステップ1というレッスン期間1年ですべてを習得することはできない。その序の口である。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 それから、いよいよ、今回のレッスン台本の朗読レッスンに入っていった。まず、向田邦子原作「ごはん」を半数の会員に、順々に読み継いでいってもらった。今回は初読であったから、私からはごく基本的な部分の説明をするにとどめた。その後に、1人1作品を朗読する半数の会員に各作品の3分の1づつのレッスンをした。

 1人1作品の方も、今回は初読であったから、各作品世界の場面のイメージと登場人物の心情について、各会員がどのように認識しているのかを、ごく大まかに確認していった。基本的な部分についての各会員の誤解や思い込みや曖昧さや不十分性があった場合には、それらを早めに修正しておいた方が良いと考えたからである。

 諸々の事情で長期(数ヶ月間)にわたって休会していた会員が2人いた。その1人は、今回から復帰し、久しぶりに元気な顔を見せた。私は、従来からこの会員とは漫談のような会話を交わしていたが、今回は久しぶりにそういう会話を楽しんだ。他の1人は、来月(7月)から復帰するという。この会員との再会も楽しみである。



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館長の朗読日記2010/船橋「はなみずき」の朗読発表会に向けたリハーサル

館長の朗読日記2010  (戦後72年06月16日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けたリハーサル(1)

 6月15日(木)の12時00分〜17時00分に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けたリハーサルを行なった。レッスンは、第2期・朗読ステップ5の第20回目、朗読発表会に向けた8回目である。本来は6月01日に予定していたものを6月15日にスライドした。会場は、いつもの海神公民館である。

 今回も、前回の立ち稽古と同じく、私の手持ちの音響装置(マイク、スピーカー、副調機など)を会場に設置した。前回は配線の仕方を忘れてしまったため、マイクで朗読者の音声を拾えないままに終わってしまった。今回は、事前に自宅で十分に配線の仕方を確認してきたから、音響装置のすべてを順調に作動させることができた。

 今回も、会員の朗読表現は全体的になかなか良かった。ただし、レッスン歴の比較的短い2人の会員については、語り口に2つ問題があった。1つは、文の途中で頻繁に切って朗読してしまうことである。2つは、心情を込めようとするあまり、テンポが遅い朗読になってしまうことである。できれば本番までに直してしまいたい。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けたリハーサル(2)

 そこで、その2人の会員につぎのような指導をしてみた。日本人が現実の場で音声言語を表現する場合の「語り口」には、基本的な部分ではそれほどの違いはない。たとえば、言葉の区切り方や語るテンポなどはほとんど同じで共通している。そうでなければ、スムーズな会話が成り立たないからである。朗読の場でも同じである。

 他の先輩会員たちの朗読は、ほとんど自然な語り口ができるようになっているから、その語り口をよく聴いてその真似をするように。その2人の会員は読み継ぎ朗読の最初の方に配置したから、前半の第1部が終わるまでには、約十数人の先輩会員の朗読を聴くことができる。先輩会員の朗読の区切り方とテンポを研究するように。

 そのように指導したところ、後半の第2部におけるその2人の会員の朗読はまるで別人のように良くなっていた。今まで先輩会員の朗読を聴いていなかったのか、と思ったほどであった。まあ、たまたまこの2人の会員はそういう時期になっていたのであろう。さらに自主練習を重ねて、この語り口が本番でも出るとよいのだが。






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館長の朗読日記2009/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2009  (戦後72年06月11日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月10日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第15回目、今秋9月の朗読発表会「この世界の片隅に」に向けたレッスンの第3回目である。この台本は前半と後半に分かれている。今回はその前半(第1部)のレッスンをやった。

 この前半(第1部)は今回が2回目であるから、かなり具体的に突っ込んだ指導を行なった。その中心は、やはり、作品世界の流れ(展開)とその個々の場面のイメージと登場人物の心情である。それについて、会員1人1人に、その内容のについて確認を行ない、明らかな見当違いや、掘り下げの不足があれば補正していった。

 まず、その会員の分担部分を朗読してもらい、つぎに、その部分の場面のイメージと登場人物の心情をどのように受けとめているかを確認していく。すると、少なからぬ会員が、イメージと心情を曖昧なままで朗読していることが分かった。これでは「感動をつくる朗読」にはならない。私の補正はかなり念入りものとなっていった。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 今回は、久しぶりに会員全員の顔がそろった。1つの作品を全員で読み継いでいく朗読形式の場合には、登場人物の年齢や性格など、全員共通でイメージ合わせをしなければならない部分がある。今回はそういう部分のかなり細かい点までイメージを共有することができた。もちろん、個別的なイメージと心情も掘り下げていった。

 朗読の場合、どの台本(文学作品)においても、その作品世界における場面のイメージと登場人物の心情を掘り下げ、想像&創造していかなければならないことは当然である。私のレッスンでは、そのための具体的な視点と方法を指導してきたつもりである。しかし、会員全員が必ずしもそれを自立的に実行しているとは限らない。

 そういう点について、私自身の朗読指導のあり方を含め、今後、再考していきたいと考えている。この八千代朗読サークル「新・みちの会」は、かなり意欲的に自主練習会を企画・実行している。そこで、まずはその自主練習会の場で、場面のイメージと登場人物の心情の掘り下げと想像&創造を、相互啓発的に図ってみて欲しい。







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館長の朗読日記2008/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2008  (戦後72年06月09日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月08日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6。今回から新しいレッスン台本・菊池寛原作「仇討三態(その1)」のレッスンに入る。従来のレッスン会場が改修工事にはいるため、今回から半年ほどレッスン会場が都賀自治会館に変更になった。

 この菊池寛の作品は、昔風のむずかしい言葉が多用されている。漢字の読み方もむずかしい。私は、朗読のレッスンはするが、国語の先生ではないから漢字の読み方を積極的には指導しない。それくらいは、会員各自が予習してくることを前提としている。なかには、くわしく予習してきた会員がいて、仲間に読み方を指導してくれる。

 作品全体を7等分して会員1人1人に順々に朗読していってもらう。今回は初読でもあり、漢字の読み方もむずかしいので、会員の皆さんは正確に読むだけで精一杯である。私も、最初の1巡目は朗読的な指導を差し控え、会員同士が読み方を確認し合っているのに任せておいいた。その間、私は勝手に自分のイメージを膨らませた。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 そのうちに、私は、この作品のなかで、従来からよく分からなくてひっかかっていた部分について、不意にある解読を思いついた。会員の皆さんが2巡目の朗読に入った段階で、私はこの直前に思いついた解読を含めた作品解説をしていった。そして、その作品解説をしていく過程で、その解読をさらに深め、拡充し、展開していった。

 この作品のなかで、私が従来からひっかかって疑問に思っていた部分が、すっきりと首尾一貫して解読されていくことを実感した。このように実感するのは久しぶりである。私の解説を聴いていた会員の皆さんは、私が、いわばアドリブに近い感じで、その場の思いつきをその場で展開しながら話しているとは気づかなかったと思う。

 新たなレッスン会場には、駐車するスペースが少ないということであった。近隣の駐車場についても、会場付近の地理に疎いので、よくわからない。様子見を兼ねて、今回は電車に乗って会場に行った。次回からは、車と電車を比較検討して、交通手段を決定しようと考えている。朗読用の荷物は重いので、長く歩くのは辛いのである。






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館長の朗読日記2007/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2007  (戦後72年06月07日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月06日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回から、第2期・朗読ステップ6に新たに突入する。今回はその第1回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の第1回目でもある。新しい朗読ステップに入った最初の日には、普通のレッスンのときにはない要件がある。

 まず、直前の朗読発表会『阿弥陀堂だより』について、会員や聴きに来て下さった会員の知人友人の感想や意見のうち、サークル全員に披露すべきものを披露してもらった。今回は終演後にアンケートをとったようだが、さらに本音の感想や意見を披露してもらうためである。幸い、朗読もピアノ演奏も大体は好評だったようだ。

 その日の午後に大田朗読サークル「くすのき」の第1回目のレッスンをやったのだが、ある会員がまったく自発的に品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会『阿弥陀堂だより』について感想を語ってくれた。あの朗読を聴いて心に浮かんだ場面のイメージがいつまでも消えなかった。こんな経験は初めてだということであった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 つぎに、朗読ステップ6の意義と目的と概要を説明した。朗読ステップ6の要点は2つある。1つは、朗読を聴く耳のレベルを上げること。2つは、自分の朗読を客観的に聴く耳を鍛えること。その他のサークルとしての用件は、午後に会員総会を開いてそこで討議し、会員の総意として決定するという。それには私は参加しない。

 最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」のレッスンは、いつものとおり、会員に1人1人に少しづつ朗読してもらい、私からコメントしていった。今回は初読なので、ダメ出しではなく、作品の場面場面の内容や文章の流れやイメージについて、私が解読したものを説明していった。会員からも色々と意見が出た。

 会員の皆さんも、少しづつ私の解読の視点と方法を修得してきたような気がする。私の解読法を基本として修得するばかりでなく、さらにそれを発展させて欲しいと切に願っている。そうすることが、朗読家として、朗読指導者として、日本の朗読文化を従来の水準から飛躍的に進歩・向上させるための要件であると確信している。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月06日)に、大田朗読サークル「くすのき」の記念すべき第1回目の朗読レッスンを行なった。今回は、第1期・朗読ステップ1の第1回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第1回目でもある。このサークルにとっては初めての朗読レッスンであるから、色々とやらなければならないことがあった。

 まず、今回初めて参加した3人の方々の確認から始めた。入会希望者が2人、見学希望者が1人であった。つぎに、参加者全員(10人)に机の上に置く名札に名前を記入してもらった。名札は私の手製である。会員が互いの名前と顔を覚えるまで、それを自分の前に掲出してもらう。つぎに全員に簡単な自己紹介をしてもらった。

 つぎに、資料「朗読の上達ステップ」を配布し、その内容を大まかに説明した。つぎに、拙著『朗読の理論』の書評(『音声表現』第5号/2009年春の「朗読本を観る(5)欄に掲載)のコピーを配布し、拙著を読むときの参考にするよう補足した。つぎに、資料「大田朗読サークルの設立・運営要旨」を初参加者に配布した。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 つぎに、第1期・朗読ステップ1の「レッスン計画表」と最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」を初参加者に配布した。つぎに、この大田朗読サークルの名称を会員の皆さんに決めてもらった。サークル発足の説明会に来た入会希望者には、事前に名称を色々と考えて、最初のレッスン時に提案するように頼んでおいた。

 結局、十数個の名称が提案された。レッスンの最後に色々と議論した上で、何回かの投票を重ねた結果、最終的に「くすのき」という名称に決まった。このサークルの正式名称は、大田朗読サークル「くすのき」ということになった。また、サークルの3役も、名簿のアイウエオ順の下から3人づつ順に就任することに決まった。

 レッスンの冒頭で、私の朗読レッスンは2本柱からなっていることを説明した。柱の1本は文学作品の解読方法のレッスンである。これは、文学作品の作品世界を深く豊かにイメージするための基本である。柱の1本は朗読の「語り口」のレッスンである。これは、自分のイメージと心情を自分の言葉で表現するための基本である。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(3)

 第1期・朗読ステップ1のレッスンのポイントは2点ある。1点目はレッスン台本の解読とイメージづくりの学習。2点目は、読の「語り口」の基本の学習。その後、最初のレッスン台本「やまなし」を会員1人につき台本の4分の1を順に朗読してもらった。1巡目の4人の朗読は、ただ聴いて内容を把握してもらうだけにした。

 2巡目の4人の朗読は、1人の朗読が終わる度に、朗読した部分の解説をした。その解説の内容は、朗読漫画『花もて語れ』(第1巻〜第2巻)の「やまなし」における解説とほぼ同じか、ややくわしいものである。3巡目の2人には、私の解説を頭に入れて朗読をしてもらった。今回は、特別に見学希望者にも朗読してもらった。

 この大田朗読サークル「くすのき」を立ち上げるに際しては、品川朗読サークル「あやの会」の会員・赤塚弘子さんに大変お世話になった。赤塚さんは、今回の第1回目の朗読レッスンにも立合うばかりでなく、色々と手伝っていただいた。最初のレッスン台本「やまなし」の朗読レッスンも、久しぶりで懐かしかったようである。








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館長の朗読日記2006/千葉「風」主催の第16回「小さな朗読館・ちば」

館長の朗読日記2006  (戦後72年06月05日 新規)



○千葉朗読サークル「風」主催の第16回「小さな朗読館・ちば」(1)

 昨日(6月04日)の13時30分開演で、千葉朗読サークル「風」主催の第16回「小さな朗読館・ちば」が開催された。朗読レッスンとしては、今回は第3期・朗読ステップ1の第13回目、第16回「小さな朗読館・ちば」に関しては第8回目ということになる。観客数は約80人であり、ほぼ満席という盛況であった。

 千葉朗読サークル「風」は、自主・自立的な会員が多い。その上、ここ数年間は同じ上演形式の朗読会を続けているため、ほとんどの会員は朗読会のやり方を心得ている。本番当日の直前リハーサルは、サークルの役員を中心に、自分たちで相談しながらドンドン進行していく。私が口を出す必要はほとんどなかったと言ってよい。

 今回は出演を予定していた会員のうち2人がそれぞれの事情で出演できないことになった。1人は、読み継ぎ形式で上演する向田邦子原作「父の詫び状」に出演するはずであった。これは前後を分担する会員が補った。1人は西澤實原作「糸子と木村さん」を1人1作品形式で上演する予定だったが、これは欠演ということにした。



○千葉朗読サークル「風」主催の第16回「小さな朗読館・ちば」(2)

 毎回、朗読会が終了したら、その場で講評することになっている。そこで私は、最後列中央の席に陣取って、講評用のメモをとりながら聴く。まず最初が、向田邦子原作「父の詫び状」を7人で読み継ぐ朗読である。メンバーのレッスン歴は2年強〜12年強とバラついている。全体的なレベルは、前回よりは確実に向上していた。

 その後は6人の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの作品はバラエティに富み、朗読表現も1人1人の会員が自分の朗読レベルの最上限近くまで仕上げた朗読を披露していた。全員が「語りかける語り口」となっており、しかもそれぞれが個性に満ちた朗読表現であった。私も全員の朗読を楽しんで聴いた。

 このサークルは1期生と2期生が半々である。1期生は、入会したときはほぼ全員が初心者であった。2期生は、入会したとき、初心者と何らかの朗読経験者が半々であった。2期生であっても朗読経験者はさすがにレベルの高い朗読をする。また初心者の場合でも2期生の場合は上達が速い。その結果、全体のレベルは高くなる。



○千葉朗読サークル「風」主催の第16回「小さな朗読館・ちば」(3)

 この千葉朗読サークル「風」は、今、第3期の朗読ステップ1の半ばを越したところである。今秋10月に今年2回目の朗読会・第17回「小さな朗読館・ちば」を開催する。この朗読会が、第3期の朗読ステップ1が終了する節目でもある。次回のレッスンから新規会員が入会するが、この会員から後は3期生ということになる。

 打上げ会での歓談ぶりを見る限り、1期生と2期生はほぼ完全に融合している。違いは、1期生に比べて2期生の口数がいく分か少ないくらいである。もちろん、これにも例外はある。とにかく、2期生の上達が速いのは1期生が2期生を有言無言を問わずリードしてくれているからである。2期生もそのことを十分に分かっている。

 1期生は、確実に朗読指導者としての実力を身につけてきている。その実力を、実際に発揮するか否かは、それぞれの会員の資質や性格や生活条件による。従って、朗読指導者、あるいは、次代の朗読指導者の育成者としての私のやるべき仕事は、レッスン歴の長い会員に朗読指導者としての実力を修得してもらうことなのである。






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館長の朗読日記2005/船橋「はなみずき」の朗読発表会に向けた立ち稽古

館長の朗読日記2005  (戦後72年06月04日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けた立ち稽古(1)

 6月01日(木)の12時00分〜17時00分に、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けた立ち稽古を行なった。レッスンは、第2期・朗読ステップ5の第19回目、朗読発表会に向けた7回目である。本来は5月18日に予定していたものを6月01日にスライドした。会場は、いつもの海神公民館である。

 今回は、私の手持ちの音響装置(マイク、スピーカー、副調機など)を会場に設置し、いささか本格的な立ち稽古にするつもりであった。ところが、約1年ぶりだったので、配線の仕方を忘れてしまった。いろいろと試したのだが、結局、マイクで朗読者の音声を拾えないままに終わってしまった。事前の確認を怠った大失敗であった。

 帰宅した夜に、さっそく自宅の居間で配線をやり直した。何のことはない。落ち着いてやれば、配線のやり方は直ぐに思い出すことができた。6月15日に予定している、朗読発表会に向けたリハーサルのときには、手持ちの音響装置を手早く配線して、汚名返上ということにしたい。今後は配線方法を忘れないようにメモをした。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会に向けた立ち稽古(2)

 会員の皆さんの朗読表現は、全体的になかなか良かった。今回とりあげる「夜の遊園地」と「四年間」の2作品は、どちらも先の大戦の影を引きずっている一般の人びとの生き様を描いたものである。それぞれの作品世界にこめられている重い内容を、会員の皆さんは精一杯の朗読表現で聴き手に訴えかけようと練習を重ねている。

 会員の心をこめた朗読表現は、おそらく観客の心に届くと思うし、観客の心のなかに感動をつくることができると思う。今回の2つの作品は、どちらも場面の展開が進んでいくにつれ原作者の想いが積み重ねられていき、最終の場面でその想いが爆発的に表現される。読み継ぐ者の想いも最後の場面に凝縮された形で発揮される。

 今回の2つの作品は、どちらも読み継ぎの上演形式の効果や素晴らしさが最も発揮しやすい内容と構成になっている。6月15日に予定しているリハーサルで最終的な仕上げをして、6月28日(水)の朗読発表会の本番に備えたい。原作者の想いに、船橋「はなみずき」の会員の皆さんの想いを重ねた朗読発表会にしていきたい。



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館長の朗読日記2004/第9回「小さな朗読館」のリハーサル

館長の朗読日記2004  (戦後72年06月03日 新規)



○第9回「小さな朗読館」のリハーサル(1)

 5月31日(水)に、今年7月26日(水)に開催する第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」のリハーサルを行なった。会場は、八千代市八千代台東南公民館・会議室であった。ゲスト出演者4人のうちの遠田利恵子、央康子、内田升子の3人と、司会進行役(飯野由貴子)と私の計5人が参加した。

 ゲスト出演者の1人である小松里歌は仕事の都合で参加できなかった。先ず、参加したメンバー4人に簡単な自己紹介をやってもらった。ただし、各メンバーは、それぞれの朗読(発表)会を見に行っているから、ある程度は顔見知りではあったが。次に、私が本番当日のタイムテーブルを配布し、その内容を簡単に説明した。

 その後、プログラムの順にゲスト出演者に朗読してもらった。全員がさすがの朗読であった。一応、ゲスト出演者の朗読について、私から簡単な指導を行なった。ゲスト出演者全員のリハーサルがひと通り終わった後に、お茶の時間とした。家人が用意した茶菓子を全員で飲食しながら、本番の司会進行についての打合せをした。



○第9回「小さな朗読館」のリハーサル(2)

 司会進行役(飯野由貴子)には、毎回このリハーサルに参加している。本職(司会業)の方も盛んでご多用なのだが、毎回スケジュールを調整して必ず参加してくれる。司会進行の良し悪しは「小さな朗読館」全体の良し悪しに直結している。観客も出演者も安心して朗読会の進行に乗って行ける。この安心感がとても重要なのだ。

 ゲスト出演者たちは10年前後のレッスン歴がある。それぞれの朗読は個性がある。また、全員がある程度のレベルまで上達しているのだが、その上達のレベルと内容にはやはりかなりの差がある。それを間近かに聴くと、語り口の違いやイメージ表現の違いや良し悪しがよく分かる。ゲスト出演者たちの勉強にもなると思う。

 もっとも、それぞれの朗読サークルにおける通常の朗読レッスンの場でも多かれ少なかれ同じ勉強ができるのだが。主語の後をなるべく切らないようにすること。述語部分は上げ気味にして観客に語りかけること。各文節を2音目(あるいは1音目)を中心に上げ気味にしてつなげていくこと。この基本の大切さを再確認した。







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