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館長の朗読日記2013/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2013  (戦後72年06月21日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月20日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6の第2回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の第2回目でもある。前回は、新しいレッスン台本の初回だったから、会員の朗読表現そのものの指導より、作品の場面の内容や文章の流れの説明を主とした。

 今回から、いよいよ会員の朗読そのものの指導にとりかかる。冒頭に、グループ・レッスンの効用を説明した。後輩は、先輩の朗読をただ聴くだけでなく、自分が同じところを朗読する場合にはどのように朗読するかを心の中(あるいは口に中)でなぞってみること。そして、先輩の朗読との違いを実感し、自分の短所を是正すること。

 先輩は、逆に、後輩の立派な手本となることを意識して、すなわち、後輩の朗読の短所を自分の朗読で是正させるつもりで、また、後輩の朗読の長所を自分の朗読でより助長するつもりで、後輩を指導する立場で自分の朗読をさらに上達させるべく努力すること。そうすると、後輩は、先輩を見習って上達の速度を速めることができる。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 また、先輩は、後輩の朗読を指導することを糧として、自分の朗読をさらに向上させ、自分の朗読指導能力を獲得し、磨き上げていくことができる。それが、朗読サークルという場で、朗読のグループ・レッスンを行なうことの最大の意義である。これは、他人ならぬ私自身のこの10数年間の朗読の歩みそのものだったといってもよい。

 最後に、サークルの新代表が私に先日の朗読発表会『阿弥陀堂だより』に対する観客の皆さまからのアンケート回答を一式貸してくれた。回収したアンケート用紙は25枚。朗読発表会の観客数は106人であったから、約4分の1の方々がアンケートに応えてくれたわけである。後で一読したが、とてもありがたい内容が記されていた。

 作品『阿弥陀堂だより』の内容、会員の皆さんの朗読表現と声の力、バック音楽のピアノ演奏、品川朗読サークル「あやの会」という朗読サークルの結束力と会員1人1人の人柄など、全体に大変好意的な感想や意見が記されていた。レッスンでは、私はダメ出しが主であまり褒めないので、このアンケートは良いご褒美になったと思う。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(6月20日)、大田朗読サークル「くすのき」の第2回目の朗読レッスンを行なった。今回は、第1期・朗読ステップ1の第2回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第2回目でもある。このサークルにとっては2回目の朗読レッスンであるが、まだまだ実務的にやらなければならないことが色々と沢山あった。

 まず、新たな入会者が1人あったので、今まで配布した資料一式(サークルの設立・運営要旨、レッスン計画表、台本「やまなし」、上達すペップ、拙著『朗読の理論』の書評)を渡した。また、レッスンの冒頭に簡単な自己紹介をやってもらった。さらに会員名簿に記載すべき氏名、郵便番号と住所、電話番号を白板に書いてもらった。

 さらに会員名簿を配布した。ただし、今回の新規入会者の分は間に合わなかったので、白板に書いてもらったものを、全員に手書きで追加してもらった。また、今回は、月謝袋を出席者全員に配布した。本当は、私が指導している朗読サークルの朗読発表会と第9回「小さな朗読観」のチラシを配布するつもりだったが、忘れてしまった。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 さて、肝心な朗読レッスンであるが、まず、朗読ステップ1の目的と概要を再度説明した。つぎに、視点の転換の重要性と種類について説明した。それから、いよいよ、会員1人1人に「やまなし」の4分の1づつを朗読してもらいながら、その1人1人の朗読について指導していった。前回に行なった解説の復習と追加を交えながら。

 私も、まだ会員の皆さんの現状把握ができていないから、当面は、様子を見ながら、すなわち、1人1人の朗読の実力とこれまでの上達経緯を探りながら、朗読を指導していく段階である。その意味で、あまり突っ込んだ指導(ダメ出しとコメント)はできない。一般的な指導と作品解説をしながら、会員の反応を打診する段階である。

 現在の会員はかなりレベルが高いように感じた。半数ぐらいはかなりの実力者のようである。初心者を自称している数人の会員も、何らかの形で音声言語表現にかかわった経験がありそうである。残りの数人の会員もかなりしっかりとした朗読をしていた。今後、追加的に入会してくる会員にもよるが、全体的なレベルは高そうである。







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