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館長の朗読日記2019/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2019  (戦後72年07月05日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(7月04日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6の第3回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の第3回目でもある。会員も3回目ともなると朗読表現をかなり仕上げてくる。私も、会員の皆さんの朗読表現そのものの指導をより本格化させる。

 今回は、ベテランの1期生のなかの数人が、従来に比べて格段に力のこもった(朗読する人間の心情がこもった)声で朗読していた。そういう声で朗読すると、自分の心情とイメージを自分の言葉で自分事(わがこと)として朗読しているように、聴き手に感じられる朗読表現(説得力と訴求力のある朗読表現)になってくる。

 今回、急に、そのような声で朗読するようになった原因(きっかけ)に心当りがあるかどうか、訊いてみた。1人は、風邪をひいたので、1語1語に力をこめないと朗読できないためだという。まことに非演技的な原因である。しかし、まあ、原因が風邪であれ何であれ、1語1語に力をこめる音声言語表現のコツが掴めればよい。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 他の1人はサークルの自主練習会で相当しごかれたという。その自主練習会とは、この7月にこのサークルが荏原第六中学校で比嘉富子原作『白旗の少女』を読み継ぎ形式で朗読上演するのだが、それに向けて自主練習会である。この『白旗の少女』の、かなり激しいセリフ表現の部分を分担したらしい。会員相互の指摘は厳しい。

 その他のベテランの1期生も、それぞれが自分の短所を直し、長所を伸ばして、かなり朗読のレベルを上げていた。また、比較的レッスン歴の短い2期生も、それぞれが着実にレベルアップしてきている。語りかける語り口、力のこもった(朗読者自身の心情のこもった)声出し、イメージと心情の想像・創造力などなど、である。

 残念なことがあった。ベテラン会員の1人が、体調を崩して入院し、一時的に退会せざるをえなくなったのである。この会員は、永年体調がすぐれないなか、頑張ってレッスンと舞台出演を継続してきた。この問題は、高齢となりつつある他のベテラン会員にとっても他人事ではない。何とか継続できる方法を工夫する必要がある。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(7月04日)に、大田朗読サークル「くすのき」の第3回目の朗読レッスンを行なった。今回は、第1期・朗読ステップ1の第3回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第3回目でもある。サークルにとっては3回目の朗読レッスンであり、サークルの体制を整備しつつも、レッスン自体が本格化してきた。

 今回も新たな見学希望者が1人あった。見学希望がある度に、見学者用の資料を用意しなければならない。その見学者は、結果的に入会を見合わせたようだ。また、すでに入会していた会員の1人が、急きょ体調を崩したため入院治療が必要になり、残念ながら退会することになった。今後もしばらくは会員の出入りが続くと思う。

 今回は、前回配布した月謝袋を介して、初めて会員から月謝を徴収した。ところが、少なからぬ会員が1万円札を持参し、おつりの必要が生じた。事前に月謝袋を配布しているのだから、本来はおつりの必要がないように月謝を用意するべきであろう。出来立てのサークルの場合は、会員も月謝というものに不慣れなのであろう。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 朗読レッスンの方は、徐々に本格化しつつある。レッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の大まかな解説は前回まででほぼ終了している。あまり細かい解説は、今の段階ではあまり効果がないばかりか、かえって会員に混乱を招きかねない。1人1人の会員の朗読を指導しながら、必要に応じて解説を追加することにしている。

 大田朗読サークル「くすのき」は、サークルは新しいが、サークル会員は朗読の経験者が多い。朗読の初心者は数人いるかいないかである。しかも、ほとんどが何の違和感もなく「語る語り口」で朗読している。サークルが新しい段階では、主に「語る語り口」を指導するのだが、このサークルの場合はその必要性が少ないようだ。

 そこで、作品世界のイメージをどのように朗読表現するか、特に、視点の設定とその転換をどのように朗読表現に反映させるか、という指導が早くも主な課題になった。これは、私にとっても新鮮な経験である。ただし、この「くすのき」の会員の実力とレベルを、もう少し探る必要がある。しばらくは、手探りのレッスンとなる。













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