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2017年8月

館長の朗読日記2041/今年も8月15日が過ぎてしまった

館長の朗読日記2041  (戦後72年08月17日 新規)




○今年も8月15日が過ぎてしまった(1)

 すでに戦後73年目に入ってしまったのだが、私が採用している戦後歴は正月に切り換えることにしているから、カレンダー的にはまだ戦後72年である。私なりに先の大戦について考えているが、まだ納得がいくまでまとまっていない。また、このブログの記事は朗読という文化の一分野に限定しているから、書くべき場所でもない。

 しかし、先の大戦の悲劇は、歴史の教訓として、朗読でキチンと語り継いでいかなければならない、という想いは変わらない。近年は、私が指導している朗読サークルの朗読発表会の演目を各サークルの自主性に任せているが、毎年、先の大戦の悲劇を題材にした演目を選考するサークルが一つはあるから、常に途切れることがない。

 来年は、東日本大震災の悲劇を題材にした演目を朗読発表会にかけようと準備を進めている朗読サークルがある。戦後では、伊勢湾台風(1959年)の犠牲者(死者・行方不明者)5,098人、阪神淡路大震災(1995年)の犠牲者6,437名、東日本大震災(2011年)の犠牲者18,456人(関連死を含めると2万人強)の悲劇が大きい。



○今年も8月15日が過ぎてしまった(2)

 戦前を考えれば、何回かの戦争、震災、津波で多数の犠牲者が生じるなど、幾多の悲劇が起こった。それらの悲劇を忘れない多数の日本人が、何らかの形でその悲劇を語り継ぎ、書き継いできている。そのうちの文章で書き継がれてきたものを、朗読という形で語り継ぐことは、日本の朗読文化の一つの柱として考えるべきだろう。

 お盆は、日本の人々が、自分たちの故人を偲ぶだけではなく、そういう過去の大きな悲劇を思い起こす時期でもある。また、日本の文学は、太宰治が書いていたように、そういう悲劇をキチンと書き遺すという伝統が昔からあった。私が指導している朗読サークルの会員の皆さんも想いは同じだから、朗読会にもそれが反映される。

 長い作品を全員で読み継ぐ形式で上演する朗読発表会の場合は、サークル会員の総意によって。短い作品を1人1作品形式で上演する「小さな朗読館」の場合は、サークル会員の個々の意志によって。心嬉しいことに、毎年、どこかのサークルが開催する朗読発表会なり「小さな朗読館」なりで、それらの悲劇が語り継がれている。







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館長の朗読日記2040/これからが夏休み

館長の朗読日記2040  (戦後72年08月15日 新規)



○これからが夏休み(1)

 すでに生業(会社勤務)を離れて」10年以上になるから、本来は毎日が日曜日という生活ぶりのはずである。しかし、月2回とはいえ複数の朗読サークルを指導している関係上、お盆時期の夏休みと年末始の冬休みはやはり格別のものがある。毎年8月の後半、そして12月の後半と1月の前半は朗読レッスンを休んでいる。

 今年も8月の後半は朗読レッスンを休みにしたのだが、例外がある。八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「この世界の片隅で」の立ち稽古(8月19日)と舞台リハーサル(8月26日)をやることになっている。昨日(8月14日)の午後には、その関連で、勝田打台文化センターの会場スタッフ打合せがあった。

 八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会は、毎年この会場を使っている。したがって、打合せそのものは短時間でスムーズに終わった。打合せから帰宅した後、最寄りの家電量販店に車で出かけて行って、パソコン用プリンターのインクを購入した。その途中でガソリン・スタンドで給油したり、郵便局へ寄ったりした。



○これからが夏休み(2)

 昨日の午前中と一連の外出から帰った後の数時間、懸案の『朗読の上達法』の原稿を執筆した。途中まで書きかけていた原稿を全面的に見直し、改めて最初から書き直している。ここ数日、夏休みになったし、気温もやや低めでいく分過ごしやすかった。原稿の執筆も多少は進み、ようやく第1章の初稿を書き上げることができた。

 私はもともと文章がスラスラ書けるタイプではない。何回も書き直しながら仕上げていくタイプである。第1章の初稿を書き上げたからといっても、これから何回も遂行を重ねていかなければならない。それにしても、第1章が入口である。全体の構想がまとまらないと、なかなか書き出すことが出来ない。苦戦の連続であった。

 この夏休み中に、あと何章か書き上げ、秋に向けて調子を上げていきたい。拙著『朗読の理論』(東百道/木鶏社)と、その内容を基軸とした朗読漫画『花もて語れ』(片山ユキヲ&東百道/小学館)および拙著『宮澤賢治の視点と心象』、それに次著『朗読の上達法』を加え、日本の朗読文化の向上に少しでも寄与したいと思う。





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過去のイベント記録/戦後72年(2017年)前期

過去のイベント記録/戦後72年(2017年)前期

            (戦後72年08月14日 新規)

             
                         

【過去のカレンダー】 NEW!



6月28日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

6月25日(日)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月06日(火)大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン
 /大田朗読サークル主催

6月04日(日)第16回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月25日(木)ふなばし東老朗読会(第35回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

5月16日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会 
 /品川朗読サークル「あやの会」主宰

4月10日(月)朗読と音楽の刻・虹(第3回)
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

4月04日(火)大田朗読サークルを立ち上げる相談会
 /「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局主催

3月22日(水)第8回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

3月18日(土)第17回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」および他グループの共催

3月09日(木)ふなばし東老朗読会(第34回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月23日(木)第15回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

1月31日(火)朗読入門講座(第2回)
 /大田文化の森運営協議会主催

1月26日(木)ふなばし東老朗読会(第33回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

1月24日(火)朗読入門講座(第1回)
 /大田文化の森運営協議会主催



【くわしい内容】 NEW!



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕浅田次郎原作「夜の遊園地」/山本周五郎原作「四年間」

〔プログラム〕

【第1部】「夜の遊園地」浅田次郎原作
          <休 憩>
【第2部】「四年間」山本周五郎原作

〔出演〕

 小糸洋子、田中幸子、黒田裕子、御代川裕子、鳥海治代、谷千和子、井上みつ江、小林いさを、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、畑野欸子、昌谷久子、飯野由貴子、平松歩、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)には電動収納式移動観覧席が136席ある。これは階段状の客席であり、会場の後の半分を占めている。前部分の半分は平らな床になっており、必要に応じてパイプ椅子を並べる。標準型の客席設定は、パイプ椅子を電動収納式移動観覧席の前面に一列に並べたもの(16席分)である。

 今回はその標準型に加えパイプ椅子を2列(16席×2列)並べたので、総客席数は184席になった。見た目には会場の客席はほぼ満席状態であった。受付担当の報告によると、来場者数は160人強ということであったから、20席くらいは空いていたことになる。後の方の座席が空いていたそうだが、暗くてよく見えなかった。

 出演者の朗読は、まあまあの出来栄えであった。私としては、まだまだ不満がある。しかし、会員の皆さんが舞台の上で自分の今もっている力を最大限発揮して頑張っていることは十分伝わってきた。それは、私だけでなく、会場の観客の皆さんにも伝わったはずである。舞台挨拶のときの暖かい拍手がその何よりの証だと考えている。

 もちろん、絶対的なレベルはまだまだである。しかし、毎年、全ての会員が、前年の朗読発表会より朗読のレベルを向上させている。それは確かである。そして、これが私の朗読指導者としてのなによりの誇りなのである。今年の朗読発表会においても、それぞれの会員は、昨年の朗読発表会よりも確実に朗読のレベルを上げていた。

 このサークルは、今回の朗読発表会で設立11年となる。会員の3分の1はレッスン歴11年になる。しかし、レッスン歴が3年の会員もいる。会員によってレッスン歴が区々である。事前の自主練習会では、会員同士がかなり相互啓発を行なったという。レッスン歴の長短にかかわらず、率直活発に相互啓発を図る良い雰囲気だという。

 今回「J:COMチャンネル」というケーブルテレビ(船橋市、習志野市、八千代市)が取材にきた。開場から開演の間に、取材記者&撮影者の事前インタビューに古参会員の1人と共に15分ほど応じた。今回の取材結果は、6月30日(金)17時40分に放送される「デイリーニュース」という番組の中でとり上げられるという。

 今回は、若い会員が1人体調を崩して欠演した。しかし、体調が心配された最長老の会員は、元気に出演することができた。出演しただけでなく、終演後の打上げ会にも参加した。その席上で、今後も、朗読レッスンと朗読発表会に頑張って参加する、と宣言していた。このような最長老会員の頑張りは、みんなに勇気を与えてくれる。

 終演後の打上げ会は、新たにご縁ができたというフランス料理店で行なわれた。本来は休店日なのだが、特別に開店してくれた。実質的な貸し切りであった。シェフの方々も感じが良く、会員の皆さんは大いに盛り上がっていた。私は疲労困憊だったが、会員の皆さんは元気一杯で、打上げ会の後も揃って「お茶」に繰り出していった。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月25日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市実籾コミュニティホール 2階

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩3分

〔プログラム〕

「杜子春」芥川龍之介原作   平野かほる 今関研一郎 土田和子
「千利休とその妻たち」三浦綾子原作             三浦邦子
「おとなになれなかった弟たちに……」米倉斉加年原作 下屋美樹子
                  <休 憩>
「サアカスの馬」安岡章太郎                   松本 恵
「仙人」芥川龍之介原作                     伊東佐織
「炎のメモワール『滅亡の日』」                  央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳                  

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 私が集合時間の9時30分に開場に到着したときには、早めに集まった会員の皆さんによって開場の設営はほぼ終了していた。設営が完了した段階で、簡単なミーティングを行ない、午前中の準備の段取りを確認した。中心は、もちろん直前リハーサルである。蔭マイクや舞台挨拶を含め、照明やマイクの設定と撤去まで確認した。

 朗読会の来場者は約60人(客席数88席)。サークルを退会したOBも何人か来ていた。朗読の舞台はシンプルで、バック音楽もバック照明もスポット照明もなにもない。音響装置もプアで、スピーカーなどは移動式である。しかし、出演者は現時点の自分のレベルにおいて、それぞれが最高の朗読をしたと思う。私は感心した。

 このサークルは会員数が少ない割には、レッスン歴が2年弱〜丸9年とバラついている。それぞれの朗読の上達水準もバラついている。それが、直前の立ち稽古やリハーサルのときに比べて、それぞれが格段にレベルアップした朗読表現になっていた。このサークルは最後発のグループだが、いつの間にか朗読レベルが上がっていた。

 打上げ会&講評会の席上で、私はかなり本気で褒めた。もちろん、会員1人1人については、上達しただけではなく、今後も取り組んでいかなければならない重要な課題も数多く残っている。しかし、この第2期・朗読ステップ3の1年間の上達ぶりがなかなか立派であった。特に、今回、演劇調から自然な語り口に進化した会員。

 口ごもりつつも早口であるために、個々の言葉がはっきりしなかった会員が、今回は最後まで言葉をしっかりと語っていた。しかも途中で悠々と水を補給した落ち着きぶりであった。その他、狡猾な医者の女房、戦争末期に栄養失調で死んだ弟を悼む兄、昔の茶人、それぞれの語り。また「杜子春」の読み継ぎ、皆、頑張っていた。




大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月06日(火)

〔会場〕大田文化の森・第2集会室

〔参加〕サークル会員と入会希望者(事前に申込んでください)

〔内容〕

①サークル発足式
②朗読レッスン(第1回)

〔教材〕無料(筆記用具各自持参)

〔主催〕大田朗読サークル

〔申込・問合せ先〕047?487?3721(東)

《館長のコメント》

 今回は、大田朗読サークル「くすのき」の記念すべき第1回目の朗読レッスンであった。第1期・朗読ステップ1の第1回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第1回目でもある。このサークルにとっては初めての朗読レッスンであるから、色々とやらなければならないことがあった。

 まず、今回初めて参加した3人の方々の確認から始めた。入会希望者が2人、見学希望者が1人であった。つぎに、参加者全員(10人)に机の上に置く名札に名前を記入してもらった。名札は私の手製である。会員が互いの名前と顔を覚えるまで、それを自分の前に掲出してもらう。つぎに全員に簡単な自己紹介をしてもらった。

 つぎに、資料「朗読の上達ステップ」を配布し、その内容を大まかに説明した。つぎに、拙著『朗読の理論』の書評(『音声表現』第5号/2009年春の「朗読本を観る(5)欄に掲載)のコピーを配布し、拙著を読むときの参考にするよう補足した。つぎに、資料「大田朗読サークルの設立・運営要旨」を初参加者に配布した。

 つぎに、第1期・朗読ステップ1の「レッスン計画表」と最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」を初参加者に配布した。つぎに、この大田朗読サークルの名称を会員の皆さんに決めてもらった。サークル発足の説明会に来た入会希望者には、事前に名称を色々と考えて、最初のレッスン時に提案するように頼んでおいた。

 結局、十数個の名称が提案された。レッスンの最後に色々と議論した上で、何回かの投票を重ねた結果、最終的に「くすのき」という名称に決まった。このサークルの正式名称は、大田朗読サークル「くすのき」ということになった。また、サークルの3役も、名簿のアイウエオ順の下から3人づつ順に就任することに決まった。

 レッスンの冒頭で、私の朗読レッスンは2本柱からなっていることを説明した。柱の1本は文学作品の解読方法のレッスンである。これは、文学作品の作品世界を深く豊かにイメージするための基本である。柱の1本は朗読の「語り口」のレッスンである。これは、自分のイメージと心情を自分の言葉で表現するための基本である。

 第1期・朗読ステップ1のレッスンのポイントは2点ある。1点目はレッスン台本の解読とイメージづくりの学習。2点目は、読の「語り口」の基本の学習。その後、最初のレッスン台本「やまなし」を会員1人につき台本の4分の1を順に朗読してもらった。1巡目の4人の朗読は、ただ聴いて内容を把握してもらうだけにした。

 2巡目の4人の朗読は、1人の朗読が終わる度に、朗読した部分の解説をした。その解説の内容は、朗読漫画『花もて語れ』(第1巻?第2巻)の「やまなし」における解説とほぼ同じか、ややくわしいものである。3巡目の2人には、私の解説を頭に入れて朗読をしてもらった。今回は、特別に見学希望者にも朗読してもらった。

 この大田朗読サークル「くすのき」を立ち上げるに際しては、品川朗読サークル「あやの会」の会員・赤塚弘子さんに大変お世話になった。赤塚さんは、今回の第1回目の朗読レッスンにも立合うばかりでなく、色々と手伝っていただいた。最初のレッスン台本「やまなし」の朗読レッスンも、久しぶりで懐かしかったようである。




第16回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後71年(2016年)6月04日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕

1 「父の詫び状」向田邦子原作 
    森川雅子、松尾佐智世、杉山佐智子、大島範子
    藤田多恵子、助川由利、吉永裕恵子、内田升子(朗読順)
2 「人形」小林秀雄原作             石田幸子  
3 「マサの弁明」宮部みゆき原作       金附ひとみ
4 「鮒」向田邦子原作              小田志津子
              <休 憩>
5 「林檎」新井素子原作            細川美智子
6 「キャラメル工場」佐多稲子原       内嶋きみ江
7 「南京の基督」芥川龍之介原作       吉田光子                                                   
〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−265−8793(助川)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約80人であり、ほぼ満席という盛況であった。千葉朗読サークル「風」は、自主・自立的な会員が多い。ほとんどの会員は朗読会のやり方を心得ている。本番当日の直前リハーサルは、サークルの役員を中心に、自分たちで相談しながらドンドン進行していく。私が口を出す必要はほとんどなかったと言ってよい。

 今回は出演を予定していた会員のうち2人がそれぞれの事情で出演できないことになった。1人は、読み継ぎ形式で上演する向田邦子原作「父の詫び状」に出演するはずであった。これは前後を分担する会員が補った。1人は西澤實原作「糸子と木村さん」を1人1作品形式で上演する予定だったが、これは欠演ということにした。

 毎回、朗読会が終了したら、その場で講評することになっている。そこで私は、最後列中央の席に陣取って、講評用のメモをとりながら聴く。まず最初が、向田邦子原作「父の詫び状」を7人で読み継ぐ朗読である。メンバーのレッスン歴は2年強?12年強とバラついている。全体的なレベルは、前回よりは確実に向上していた。

 その後は6人の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの作品はバラエティに富み、朗読表現も1人1人の会員が自分の朗読レベルの最上限近くまで仕上げた朗読を披露していた。全員が「語りかける語り口」となっており、しかもそれぞれが個性に満ちた朗読表現であった。私も全員の朗読を楽しんで聴いた。

 このサークルは1期生と2期生が半々である。1期生は、入会したときはほぼ全員が初心者であった。2期生は、入会したとき、初心者と何らかの朗読経験者が半々であった。2期生であっても朗読経験者はさすがにレベルの高い朗読をする。また初心者の場合でも2期生の場合は上達が速い。その結果、全体のレベルは高くなる。

 この千葉朗読サークル「風」は、今、第3期の朗読ステップ1の半ばを越したところである。今秋10月に今年2回目の朗読会・第17回「小さな朗読館・ちば」を開催する。この朗読会が、第3期の朗読ステップ1が終了する節目でもある。次回のレッスンから新規会員が入会するが、この会員から後は3期生ということになる。

 打上げ会での歓談ぶりを見る限り、1期生と2期生はほぼ完全に融合している。違いは、1期生に比べて2期生の口数がいく分か少ないくらいである。もちろん、これにも例外はある。とにかく、2期生の上達が速いのは1期生が2期生を有言無言を問わずリードしてくれているからである。2期生もそのことを十分に分かっている。

 1期生は、確実に朗読指導者としての実力を身につけてきている。その実力を、実際に発揮するか否かは、それぞれの会員の資質や性格や生活条件による。従って、朗読指導者、あるいは、次代の朗読指導者の育成者としての私のやるべき仕事は、レッスン歴の長い会員に朗読指導者としての実力を修得してもらうことなのである。



ふなばし東老朗読会(第35回)

〔日時〕戦後72年(2017年)5月25日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「小さな青い馬/童話集『 海いろの部屋 』より」今江祥智原作      田中幸子
「瀬戸内の鬼/朗読脚本集『 ヘンな本 』より」西澤實原作      
「学而」浅田次郎原作                             飯野由貴子
 (エッセイ『 ひとは情熱がなければ生きていけない〜勇気凛凛ルリの色 』より)
「飛鳥山」藤沢周平原作                              中山慶子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なるため、担当役員が毎回報告してくれることになっている。このコメントは、その報告に基づいている。

 今回は今年度初回であったので、船橋市東老人福祉センター所長の挨拶があった。また、楽しみにして下さる方が増えているとのことで、今年度から定員を20名から今年度は25名に増やしてくれたという。

 今回の来場者は16名(うち新規の方は3名)。船橋朗読サークル「はなみずき」からは出演者3名を含めて13名。後半、空調の調節をしに来た若い女性の職員も、そのまま聴いていたという。参加者は計30人。

++++++++++++

《 感想 》

 偶然、夫婦・親子の情を題材にした内容になりました。
 バラエティに富んでいて、どの作品も楽しかった…との感想を頂きました。
 特に、中山さんの朗読には ファンの方もいらして、『中山節』を楽しんでいらっしゃいました。
 それぞれの朗読に、来場者の皆様が引き込まれていく様子が見られ、朗読する側も手応えを感じました。

今回からマイクを使わずに生の声で朗読をすることにしました。
マイクを通さない声での朗読で、聴いて下さる方々への届き方がいつもと違ったかも?と思いました。
又は、六年経験を積んでじっくりと聴いて頂ける朗読会のレベルに近づいた……と云うことでしょうか……?

《 新規の来場者からの感想 》

★期待半分で来ましたが、とても良かったです。また次回も楽しみです。
★とても楽しかった、引き込まれました。
★色々な方が指導している朗読会を聴いているが、比べ物にならない位高レベルでとても良かった。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『阿弥陀堂だより』

〔日時〕戦後72年(2017年)5月16日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館・3階大ホール

〔演目〕南木佳士原作『阿弥陀堂だより』

〔プログラム〕

【第1部】 『阿弥陀堂だより』前半
         <休 憩>
【第2部】 『阿弥陀堂だより』後半

〔出演〕

 根本泰子、木下徳子、森千恵子、松倉美那子、中込啓子、末次眞三郎、中村洋子、藤本敦子、岡林和子、白澤節子、佐々木澄江、片桐瑞枝、赤塚弘子、馬場圭介、山本扶美子、山本淑子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 昨年の経験が効いているせいか、私と家人が到着したときは、客席の椅子はきれいに並べられていた。舞台上の朗読用の椅子やマイクもすでに配置されていた。とにかく会場の諸準備が総てキチンと出来ていたので、私たちが到着するとすぐに直前リハーサルが始められた程であった。直前リハーサルはかなり充実したものになった。

 今回は天候も良く、観客数は106人に達した。今回は、受付を担当した会員が来場者数を総て漏れなく把握しており、観客数は106人に間違いはないそうである。それに、会場の壁際に座席を占めた出演者と私と家人の19人を合わせると、会場には全部で125人という人数が集まっていたことになる。まさに盛況であった。

 朗読の出来栄えはとても良かった。少なくともレッスンや立ち稽古やリハーサルより格段に良かった。会員の1人1人が現在の自分のレベルにおいて、最大限に頑張ったようである。朗読時間だけで150分(2時間半)もかかった超大作を100人を超す観客が最後まで舞台に集中して聴いて下さった。感動も笑いもとれていた。

 会員たちは、レッスンの他に自主勉強会を何回も重ねて、お互いに真剣かつ友好的に注意し合ったという。まだレッスン歴が数年と短い会員が、こんなに率直に相手の朗読に対して自分の意見をドシドシ言いながら、しかも和気藹々とした雰囲気をたもっているグループは初めてで、私はこのサークルが大好きだ、と感嘆していた。

 私が朗読サークルを指導する目的のうちの大きな1つは、次の朗読指導者を育てることにある。朗読を理論的に研究し、その成果を理論的に説明しているのは、感性や思いつきや恣意的な信念だけの指導ではない指導、客観的な根拠のある指導をする朗読指導者を育成するためである。自主勉強会はその格好の修練の場なのである。

 今回は、朗読を始める前、前後2部の最初と最後と途中2箇所の部分にクラシック音楽の生のピアノ演奏を入れた。ピアノ演奏と朗読をまともに重ねたら、人間の音声はピアノの音に負ける。人間の声をマイクでただ増幅しただけでは負けてしまう。想いの籠った声と、抑えたピアノ演奏をどう組合わせるが、重要なポイントとなる。

 今回は、音楽の選曲も演奏も前回よりうまくいったと思う。朗読と音楽を重ねてうまくいったときは、朗読も引き立つが、音楽も引き立つ。文学作品もこんなに良い作品だったかと見直してしまうが、音楽の方もこんなに良い楽曲だったかと見直すことがままある。ただ聴くよりも、さらに良い楽曲のように思えてくるわけである。

 終演後の打ち上げ会は、会場と同じ建屋の地下の会食室でやった。場所だけを借りて、料理や飲み物を他から取り寄せたのである。こういうやり方は気軽で安くてなかなか良い。打ち上げは談話も飲食も大いに盛り上がった。私をふくめ遠路から来た人間は20時ごろに引き上げたが、近隣の会員はそれから飲みに出かけたらしい。



朗読と音楽の刻・虹(第3回)

〔日時〕戦後72年(2017年)4月10日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市美浜文化ホール(2F音楽ホール)

〔出演〕

【朗読】 吉田光子 吉永裕恵子 助川由利
【音楽】 杉本美津子(ピアノ) 積田由吏子(オカリナ)

〔参加〕入場無料(定員150席/予約優先/全席自由)

〔主催〕朗読と音楽の刻・虹

〔後援〕感動をつくる・日本朗読館

〔問合せ先〕043−277−3255(杉本)

〔予約申込〕043−265−8793(助川)

《館長のコメント》

 チラシの副題に「朗読とピアノとオカリナのコラボレーション」とあるように、朗読と音楽演奏(ピアノとオカリナ)のコラボレーションである。前半は、朗読が主でその前後あるいは途中に短い音楽演奏が入る。後半は、音楽演奏(ピアノとオカリナ)が主でその前後あるいは途中に短いナレーションが入る。

 途中2回の休憩時間を入れて、全部で2時間半。3本の朗読「台所の音」「凧になったお母さん」「供物」と音楽物語「くるみ割り人形」。とても楽しい時間帯だった。3本の朗読は、千葉朗読サークル「風」で私が朗読指導しているベテランのサークル会員3人がそれぞれ朗読した。まさに堂々とした朗読だった。

 音楽演奏は、前半の朗読1本につき1〜3曲づつを挿入し、後半の「くるみ割り人形」は15曲もある。全部で20数曲をすべて演奏し、観客を楽しませてくれた力量には感心した。

 今回の「朗読と音楽の刻(とき)・虹」は、私が主宰する「感動をつくる・日本朗読館」が後援するという形になった。前回、終演後に頼まれて私が感想や意見を言ったのだが、それが大いに参考になった、と主催者の皆さんが喜んで下さった。そして、今回の公演を「感動をつくる・日本朗読館」が後援する形をつくってくれた。

 今回も、終演後に感想と意見を求められた。私は、音楽演奏の方はまったくの門外漢である。従って、口幅ったいコメントは言えない。朗読に関しては、これはキチンとしたことを言わなければ私の役割が果たせない。3人の朗読者に対して、良かった点、課題として改善や工夫を重ねるべき点について、コメントした。

 音楽演奏については、前半の朗読にからめた部分は、曲も良かったし、挿入した箇所も良かったし、演奏も良かったと思った。後半の音楽物語「くるみ割り人形」は、企画も良かったし、曲も演奏も良かったし、私はもちろん会場の観客も十分に楽しんだと思う。ナレーションも良かったが、もう少し短くしても良かったかと思う。



大田朗読サークルを立ち上げる相談会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)4月04日(火)
     開場14時00分 開演16時00分

〔会場〕大田文化の森・第1集会室(4階)

〔主催〕「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局

〔お問合せ〕03−3775−2989(赤塚)

《館長のコメント》

 この相談会は、今年の1月末に開催した「大田文化の森運営協議会主催公募企画事業『朗読入門講座』」が発端である。両方とも、大田区在住の「あやの会」会員・赤塚弘子さんが積極的にお膳立てしてくれた。1月の講座に参加者した30人弱のうち、8人が大田区内に朗読サークルを立上げる相談会へ参加を希望した。

 後日、その8人に相談会の案内状を発送したのである。案内状を出した8人のうち、実施に参加したのは6人であった。不参加者2人のうちの1人は急きょ用事ができたと連絡があった。残りの1人は連絡なしの不参加であった。案内状は出さなかったが、新たに4人が参加を希望してきた。結局、相談会の参加者数は10人となった。

 私が、まず、大田朗読サークルの設立・運営要、朗読レッスンのやり方、朗読ステップ1〜6の概要など、私が指導する朗読サークルについての基本的な内容を説明した。ついで、朗読サークルの定員を10人〜20人とすること、および、その定員の意味と意義を説明した。設立時の会員数によっては、会員募集が必要であることも。

 最後に改めて大田朗読サークルへの入会希望者を確認したところ、9人が希望した。今回の相談会には参加できなかった入会希望者が数名いるということなので、とりあえず大田朗読サークルを発足させることにした。その上で、会場確保の方法、サークル名と役員の選考、朗読レッスンの開始時期など、実務的なことを相談した。

 結論として、レッスン会場は当面は「大田文化の森」の集会室とすること、もっとも早めに会場予約ができた6月から朗読レッスンを開始すること、当面の7月〜8月の会場予約をする係、その後の会場予約の当番制などを決めた。最後に、私が、最初のレッスン日(6月6日)までにレッスン台本など必要資料を郵送する旨を話した。

 

第8回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後72年(西暦20167年)3月22日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「さかあがりの神様」重松清原作       畑野欸子
2「煙管」芥川龍之介原作            植本眞弓
3「天の町やなぎ通り」あまんきみこ原作   小松里歌
            <休 憩>
4「ゆき女聞き書き」石牟礼道子原作      吉田光子
 (『苦海浄土』より) 
5「立会い人」藤沢周平原作            東 百道
  (『三屋清左衛門残日録』シリーズ・第8話)

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 今回の観客数は約130人。前回より30人ほど増えたが、これはゲスト出演者の1人が、自分の多数の知人友人を熱心に誘ってくれたお蔭である。チケットの発行数は133枚。そのうち無料招待券を4枚発行したから、チケット販売の実数は129枚。結局、チケットの入手者は、ほとんど実際にご来場いただいたようである。

 特に、電話でチケットを予約した方々は全員が受付に見え、実際にチケットを購入して下さった。この朗読会の観客数は、増減を繰り返していながらも、何とか毎回100人の大台を確保できて来ている。これは本当にありがたいことである。観客数の増大そのものを求めているわけではないが、やはり観客は多い方が嬉しい。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来て下さった。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)を担って下さった。お礼などは昼食の弁当を出す以外のことは何もしていないだけに、とてもありがたく、感謝している。

 今回も、朗読会の司会進行役を飯野由貴子さんお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしていただいている。司会進行がピシッとしていると、朗読会全体が引き締まる。私はもちろん4人のゲスト出演者もそれに大いに支えられている。

 また、宣伝用チラシのデザインをして下さったのは、今回も品川朗読サークル「あやの会」の志村葉子さんである。記して、感謝したい。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設にはめずらしく、きららホールのスタッフは事務スタッフも含め応対も親切であり、スキルも高い。

 今回の4人のゲスト出演者には、大いに感謝している。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたので、会場の観客席でどのように聴こえたかは定かでない。しかし、ゲスト出演者の全員が、それぞれの現時点の最大限の実力を発揮してくれたのではないかと感じている。今回は、プログラムの変更があったので余計そう感じた。

 ちなみに、私も今回は演目を変更せざるを得ないことになった。この「小さな朗読館」の第1回から第7回まで、藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』をシリーズで朗読してきたが、前回の第7回で打ち止めとした。今回からは、3回ごと(1年ごと)に作家を変えて、それぞれの作家から作品を3つ厳選して朗読することにした。

 それら1人1人の作家から厳選した3つの作品を作家シリーズとして朗読していく。今年は、岡本かの子シリーズとして、この作家の3つの作品「鮨」「家霊」「みちのく」の朗読を3回連続で上演していく予定である。どういう作家のどういう作品を朗読するか、毎回が真剣勝負だと考えている。私自身とても楽しみにしている。



第17回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)3月18日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆朗読サークル“こだま”
「座頭市物語」子母沢寛原作  
「海の見える理髪店」萩原浩原作
「砂丘の風」曽野綾子原作

☆フォークローバーズ
 ……新美南吉の世界……
「新美南吉を語る」                   上野廣
朗読劇「うた時計」
    小川恵子、岩田ますみ、森本康子、上野廣
「こぞうさんのおきょう」                森本康子

☆品川朗読サークル「あやの会」
「花咲き山」斎藤隆介原作         末次眞三郎
「カトリーン」アンネ・フランク原作        木下徳子
「ほくろのある金魚」井上靖原作     佐々木澄江
「人生は一度だけ」唯川恵原作     松倉美那子

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03−3786−0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています



ふなばし東老朗読会(第34回)

〔日時〕戦後72年(2017年)3月09日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「みちづれ」三浦哲郎原作         昌谷久子
「詩/祝婚歌・他」吉野弘原作       全員
「おせん」池波正太郎原作     久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私が指導している朗読サークルのレッスン日と重なるため、担当役員の小糸洋子さんがその上演模様を毎回報告してくれることになっている。以下のコメントは、その報告に基づいている。

 来場者数は24人(初参加者はその内の3人)、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の参加数は17人(全員)、船橋市東老人福祉センターの担当者1人(伊藤さん)、総計42人。初めに、センターの伊藤さんから今年度の最終回(第6回)であるという挨拶がありました。

【感想】

・「みちづれ」「おせん」共にしんみり聴かせていただきました。声のトーン、なめらかな語り口、主人公の心情表現に大好評でした
・詩の朗読は、村木さんの推薦で、プリント、読み順、配分などを主導していただきました。皆さま独得の個性で全員参加して朗詠され、大変好評でした
・おおとりの「おせん」は、30分間、皆さん聴き入って感涙されておられました
・現代風の「詩」もなかなか楽しいですね。買い求めて読みます。
・今回が一番良かったです。特に「おせん」に感動しました




第15回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後72年(2017年)2月23日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「じねんじょ」三浦哲郎原作  神田和子、大山玲子、石井せい子
                        石井春子、的場正洋、金子可代子
2「舞台再訪ー竜馬が行く」司馬遼太郎原作       吉野久美子             
3「ねぶくろ」三浦哲郎原作                         金子方子
                       <休 憩>
4「山桜」藤沢周平原作                           田中和代
5「死の舞台」星新一原作                         仲田紘基   
6「梅の蕾」吉村昭原作                           井手陽子
7「草履」幸田文原作                             高木幸恵

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(客席数80席/予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−252−2665(石井)
                  043−231−1363(石井)

《館長のコメント》

 この千葉朗読サークル「わかば」も、この手の朗読(発表)会を1期生は10数回、2期生でも10回近くは経験しているから、やり方は十分に心得ている。役員と1期生を中心に自立的に準備を進めている。従って、そういう事前準備はもちろん、午前におこなった本番直前のリハーサルも会員たちがテキパキと進めていった。

 私はほとんど口を出すこともなくただ立ち合っているという具合だった。最後の昼食休憩のときに、ワンポイント的なコメントをしただけである。朗読(発表)会における、このようなサークルの自立的な企画・準備・運営は、私が従来からイメージしていた理想のあり方である。近年はどのサークルもその理想形になってきた。

 本番当日は午前中にかなり雨が降ったので、来場者の数はさほど多くなかった。定員が80名のところ来場者数は50〜60名くらいであったろうか。午前中の天候にしては、多くの観客に来ていただいた方だと思う。会員たちの朗読は、どれもなかなか聴き応えがあった。1期生はもちろん2期生もいつの間にか上達したものだ。

 今回は事情があって、かなり本番間近の段階で3人の会員が朗読作品を変更した。1人は2年前の朗読会で朗読した布施明原作「この手のひらほどの幸せ」を再演した。1人はかなり前にレッスンで取り上げた芥川龍之介原作「蜜柑」を舞台にかけた。1人は実母の語った民話を自ら「再話」した「国本ノ観音サマ」を朗読した。

 当初のプログラム通りの作品を朗読した会員も、よく上達したものだと実感した。しかし、2年前の作品を再演した会員や、以前にレッスンでやった作品を舞台で朗読した会員は、以前と今回の比較ができた分、余計、その上達ぶりがはっきりと分かった。また、自分で「再話」した作品を朗読した会員は一段と上達して聴こえた。

 来場者を出入口で見送ったさいの彼らの反応も一段と良かった。終演後、同じ会場で1時間ほどの講評会を行なった。私から一通りの講評を行なった後、会員たちにお互いの講評をしてもらった。さすがに2期生は遠慮して自分の朗読について話していたが、1期生は自分だけでなく全員の朗読について堂々と意見を述べていた。

 自分の朗読だけでなく、他人の朗読についても的確な講評ができるようになることが大切である。それは、朗読者として自立することであり、また、朗読指導者として他人の朗読を指導する場合にも不可欠である。このサークルだけでなく他の朗読サークルも、自主勉強会を通して互いの朗読を聴く耳を鍛えているのは頼もしい。

 講評会の後、場所を変えて打上会を行なった。ここでは、朗読の話しも出たが、さらに幅の広い話題もあった。健康状況、家庭の諸事情、このサークルに入会するまでの経緯、自分が生まれ育った昔の千葉県の田舎の様子、今回の朗読会に来場していたちょっと得体の知れない来場者の正体の推察、などなど話題は尽きなかった。



大田文化の森運営協議会主催公募企画事業「朗読入門講座」(第2回目)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)1月31日(火)
     開場14時00分 開演16時30分

〔会場〕大田文化の森・第2集会室(4階)

〔内容〕第2回目

・ミニミニ朗読レッスン(教材:斎藤隆介原作「花咲き山」)

〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)

○朗読研究 
 単行本『朗読の理論』(木鶏社)日本図書館協会選定図書
 単行本『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)「朗読のための文学作品論」シリーズ第1作
 朗読漫画『花もて語れ』(小学館)漫画/片山ユキヲ+朗読協力&朗読原案/東百道
○朗読指導 品川区、八千代市、船橋市、習志野市、千葉市で6つの朗読サークルを指導
○朗読公演 朗読会を船橋市民文化創造館(きららホール)で年3回定期公演

〔募集対象〕どなたでも(未就学児同伴不可)

〔募集人数〕抽選で35名まで

〔募集締切〕2017年1月10日(火)

〔参加費〕500円(2回分/資料&教材費込み)

〔主催〕大田文化の森運営協議会

〔参加方法その他のお問合せ〕

 大田文化の森運営協議会(平日9時〜17時)
 03−3772−0770

《館長のコメント》

 今回は、第1回の後半でくわしく解読した斉藤隆介原作「花咲き山」を教材にした、ミニ朗読レッスンである。前回の受講者数が33人だった。もし全員が参加したら今回のミニ朗読レッスンは時間管理がかなり厳しくなると覚悟していたが、実際の受講者数は25人だった。その1人は風邪をひいており、朗読はやらなかった。

 今回は「花咲き山」を4人で読み継いでもらう予定にしていた。実際に朗読する24人を6組に分け、順々に1組づつ読み継いでもらった。1組の朗読が終わり次第、その組の4人の朗読に対して私から簡単なコメントをした。初心者もいたが、かなり実力のある経験者も混じっていた。なかにはプロの声優も1人いた。

 受講者の実力がこれだけ違うと、同じようなコメントでは済まない。私の方もかなり乗ってくる。相手によっては、セリフと地の文の組み合わせの問題、あるいは《間》の取り方の重要なポイントなど、入門講座ではそこまでコメントするつもりのなかった高度な問題にまで踏み込んでいった。初心者にも面白かったとは思うが。

 回収したアンケートにも目を通したが、受講者の全員がかなり満足していたようであった。私が気になっているのは、せっかく応募してくれたにもかかわらず約半数(約35人)の応募者が抽選に漏れてしまったことである。何とか「大田文化の森」に考えてもらい、その方々にも受講の機会をもってもらうよう希望している。

 終了後、今回の企画・準備・会場設営の主軸を担ってくれた「あやの会」の会員と、それを手伝ってくれたもうひとりの会員と、私の3人で、喫茶店で簡単な反省会をした。2人とも、第1日の座学を「あやの会」でもやって欲しいという。1期生はともかく、2期生は私の「朗読の理論」を体系的に聴いていないというのである。



ふなばし東老朗読会(第33回)

〔日時〕戦後72年(2017年)1月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「がんばらない・より」鎌田實原作    御代川裕子
「幼年時代」室生犀星原作        小糸洋子
「ゆらゆら小舟」佐江衆一原作     飯野由貴子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私が指導している朗読サークルのレッスン日と重なるため、担当役員の小糸洋子さんがその上演模様を毎回報告してくれることになっている。以下のコメントは、その報告に基づいている。

 今回、来場者数は19人(初参加者はその内の2人)、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の参加数は13人、船橋市東老人福祉センターの担当者1人(伊藤さん)、総計33人。まず、センターの伊藤さんから新年の挨拶があり、ついで「はなみずき」会員の飯野由貴子さんの司会進行で朗読が始まりました。

1.御代川裕子「がんばらない・より」

 諏訪病院院長(鎌田實)のお父様の肝臓癌再発を、医者として、本人・家族に本当のことを伝えた。死とどう向き合うか、限られた生涯を、お父様が進んで駅前の道路を毎日掃除されたり、行きたい安曇野に行ったりと、悔いのない生き方をされた様子など、皆がそれぞれに死と向き合う姿勢をリアルに表現しました。

 サークルの自主練習のとき、朗読時間25分という長い文章で暗いイメージでは、との皆さんからのコメントがあり、初めに朗読することになりました。当日は、赤いセーターで、明るいトーンで20分に短縮され、暗いイメージが一掃され、爽やかな語り口に、皆さんから賞賛されていました。相当努力されたようです。

2.小糸洋子「室生犀星の幼年時代」

 私生児で生れ、養母に育てられ、お寺の和尚さんの養子になるまでの生い立ちです。「姉」のアクセントを注意される。文章を区切りすぎ、間がない、読み急ぎなどいろいろ指摘されました。良い教訓になりました。これからの朗読に活かしたく、ありがたい忠告に感謝です。

3.飯野由貴子「ゆらゆら小舟」

 3歳で兄のマーちゃんが亡くなり、主人公の弟が生まれ変わりに誕生する。そして、母が88歳で亡くなるとき、兄のマーちゃんがゆらゆら小舟で迎えに来た。母はその小舟に乗って行ってしまった。飯野さんの、滑らかな自然な語り口で、聴き手をストーリーのなかに引き込んでゆく朗読に、皆さん聴き入っていました。さすがベテランの貫禄に、感動です。

【参加者の感想】

・初参加の方の夫が、同じ病気で5年間の闘病体験をされた。自分のことのように聴いていました。
・とても良かったです
・また参加したい
・題材は各々重い作品で、時間が短く感じられた
・時代物も是非取り入れてほしい



大田文化の森運営協議会主催公募企画事業「朗読入門講座」(第1回目)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)1月24日(火)
     開場14時00分 開演16時30分

〔会場〕大田文化の森・第2集会室(4階)

〔内容〕第1回目

・朗読の基本について(資料)
・文学作品の朗読的な読み方(教材:斎藤隆介原作「花咲き山」)

〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)

○朗読研究 
 単行本『朗読の理論』(木鶏社)日本図書館協会選定図書
 単行本『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)「朗読のための文学作品論」シリーズ第1作
 朗読漫画『花もて語れ』(小学館)漫画/片山ユキヲ+朗読協力&朗読原案/東百道
○朗読指導 品川区、八千代市、船橋市、習志野市、千葉市で6つの朗読サークルを指導
○朗読公演 朗読会を船橋市民文化創造館(きららホール)で年3回定期公演

〔募集対象〕どなたでも(未就学児同伴不可)

〔募集人数〕抽選で35名まで

〔募集締切〕2017年1月10日(火)

〔参加費〕500円(2回分/資料&教材費込み)

〔主催〕大田文化の森運営協議会

〔参加方法その他のお問合せ〕

 大田文化の森運営協議会(平日9時〜17時)
 03−3772−0770

《館長のコメント》

 今回は、前半で「朗読の演技」の基本を説明した。特に、その基本的な「技」は、朗読の台本(文学作品)の解読という認識的な「技」と「語りかける語り口」で朗読するいう表現的な「技」であることを説明した。後半で、朗読の台本(文学作品)の解読の「技」を、斎藤隆介原作「花咲き山」を教材にしてくわしく解説した。

 私がもっとも気をつけたのは時間の管理である。前半の「朗読の演技」の基本の説明に75分、休憩時間に15分、後半の「花咲き山」の解読に60分、計150分と予定していた。結果、時間的にはほぼ予定通りにやることができたし、内容的にも説明べきことはほぼ過不足なく語ることができた。我ながら、成功であっと思う。

 もちろん、私の最大の目標は、今回の受講者に私の話しを十分に理解し、かつ、興味深く受けとめてもらうことである。受講者希望者は定員35人のところ70人に達したという。抽選で38人に絞ったが、実際に会場に来た受講者数は33人であった。通常は1割のドタキャンがあると言われているが、それは当たっていた。

 当日の受講者は、終始、私の話しを熱心に聴いていた。その熱心さは、受講者1人1人の目の輝きに現われる。受講者の眼は、ほぼ全員、終始キラキラと輝いていた。受講者は多種多様であったと思う。まったくの初心者もいれば、相当の朗読経験者もいたにちがいない。私のことを知っていた人も知らなかった人もいたと思う。

 私の朗読指導を直に受けたいと思ってきた人もいれば、ただ私の朗読観だけを知りたいと思ってきた人もいたはずである。あるいは、その他の目的で来た人もいるかもしれない。どのような人に対しても、私は心を籠めて私の朗読観を説明する。それが何らかの形で日本の朗読文化の向上に役立つことを信じているからである。









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館長の朗読日記2039/タウン情報紙『八千代よみうり』の取材を受ける

館長の朗読日記2039  (戦後72年08月13日 新規)



○タウン情報紙『八千代よみうり』の取材を受ける(1)

 昨日(8月12日)は、本来ならば八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会に向けた立ち稽古をやることになっていた。しかし、この日が都合が悪く欠席する会員がいた。立ち稽古とリハーサルは全員が揃わないと意味がない。そこで、日程を調整した結果、一週間後の8月19日に立ち稽古を伸ばしたのである。

 そして、昨日(8月12日)は、その替わりにこのサークルの自主練習会をやることになっていた。そうした日程調整をやったところに、タウン情報紙『八千代よみうり』の取材を受ける話しが持ち上がった。先方の取材&掲載の予定と、サークル会員が集まる予定を突き合わせた結果、昨日の自主練習日が取材日となった。

 私も特段の予定がなかったから、自主練習の会場まで取材を受けに出かけていった。自主練習の会場は、いつも朗読レッスンをする八千代台公民館の会議室である。自宅から徒歩で15分、車で5分のところである。会員の皆さんが自主的に集まって練習する場に、私が顔を出すのは気が引けるが、事情が事情だから仕方がない。



○タウン情報紙『八千代よみうり』の取材を受ける(2)

 このタウン情報紙『八千代よみうり』の取材を初めて受けたのは、今から10年前の戦後62年(西暦2007年)8月であった。取材内容が記事に掲載されたのがタウン情報紙『八千代よみうり』第150号(2007年9月07日)であった。そのときから何回も記事にしてくれたが、取材者はずっと馬場康弘記者であった。

 馬場記者はいつも忙しそうにしているが、毎回、取材は丁寧でキチンとしている。全員の集合写真も、念を入れて何枚も撮ってくれた。この10年間はほとんど毎年のように取材して記事にしてくれてきたから、サークルの動向も何となく分かるようだった。古参の会員が、会員を募集中ということも記事にするよう頼んでいた。

 取材が終わり馬場記者が帰った後、私は早々に退席した。せっかくの自主練習会の邪魔をしてはいけないからである。取材の前に、朗読発表会『この世界の片隅に』のチラシを受けとった。私が指導している各朗読サークルに配布する分を預かったのである。全部で千枚刷ったチラシは、全数配布するという。大したものである。







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最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第171版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第171版
                  (戦後72年08月12日 更新)



【カレンダー】



●戦後72年(西暦2017年)



9月23日(土)八千代「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』 NEW!
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

9月28日(木)ふなばし東老朗読会(第37回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月30日(土)第18回「品川朗読交流会」 NEW!
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

10月16日(月)第17回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

11月29日(水)第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW! 
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後72年(西暦2017年



八千代「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月23日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕こうの史代原作/蒔田陽平ノベライズ『この世界の片隅に』

〔プログラム〕

【第1部】『この世界の片隅に』前半
         <休 憩>
【第2部】『この世界の片隅に』後半

〔出演〕

 中島浩美、小畑勝彦、篠原知惠子、倉林成年、竹川則子、植本眞弓、吉崎瑠璃子、江本なつみ(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)



ふなばし東老朗読会(第37回) NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「無名の人」司馬遼太郎原作                 谷千和子
「第一夜」「第三夜」夏目漱石原作 (『夢十夜』より) 井上みつ江
「狐物語」林芙美子原作                  遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)




第18回「品川朗読交流会」 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月30日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」
「マイフェアホテルレディ」犬丸りん原作  岡林和子
「風」井上靖原作                 片桐瑞枝
「絶望の濁点」原田宗典原作        志村葉子

☆朗読とことばの会「ことばの舟」
「ごんぎつね」新美南吉原作         野池鈴江
「夜の雪」藤沢周平原作              藤田咲子

☆朗読サークル“こだま”
「つぶれた鶴」向田邦子原作  
朗読ミュージカル「杜子春」(芥川龍之介原作「杜子春」より)

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
      03−3786−0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています




第17回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後72年(2017年)10月16日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕

1 「ごはん」向田邦子原作 
   齋藤恵津子、石田幸子、金附ひとみ、小田志津子
   細川美智子、内嶋きみ江、村井とし子、吉田光子(朗読順)
2 「貨幣」太宰治原作              森川雅子                   
3 「なた」幸田文原作             松尾佐智世
4 「舞踏会」芥川龍之介原作         杉山佐智子                  
              <休 憩>
5 「おかあさんの木」大川悦生原作      大島範子                
6 「子猫」高樹のぶ子原作          藤田多恵子
7 「十三夜」樋口一葉原作           助川由利
8  「レモン」内舘牧子原作          吉永裕恵子
9  「すみか」三浦哲郎原作           内田升子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(265)8793/助川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047?487?3721 (東)



第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW! 

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)11月29日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「弁財天の使い」菊池寛原作         中山慶子
2「令嬢アユ」太宰治原作            白澤節子
3「十三夜」樋口一葉原作            助川由利
              <休 憩>
4「龍」芥川龍之介原作             江本なつみ 
5「みちのく」岡本かの子原作            東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが消防法のために満席になりしだい締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047(487)3721 東/ひがし







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館長の朗読日記2038/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2038  (戦後72年08月11日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月10日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6の第11回目、レッスン台本・菊池寛原作「仇討三態(その1)」の第5回目のレッスンである。今回は、予定を1回分くり上げて、レッスン台本「仇討三態(その1)」の仕上げの通し読みをやった。

 会員1人1人の朗読を改めてじっくりと聴いたが、このサークルの全体的な朗読レベルがかなり向上してきたことを実感した。近年入会した2期生のなかには、長い朗読経験を有する会員、あるは、声優やアナウンサーの専門的訓練を受けた経験のある会員がチラホラと混じっている。しかし、このサークルは全員が初心者であった。

 したがって、最初の数年間はかなり遅々とした歩みであった。しかし、全員が初心者であったために、逆に変な先入観やプライドに邪魔されることなく、少数の先輩である1期生にリードされつつ、着実に上達してきたといえる。もちろん、絶対的なレベルから見えれば、まだまだ課題を多く抱えている。しかし、進歩の幅は大きい。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 仕上げの通し読みと、それに対する私の講評が終わった後、来年2月の朗読発表会に向けた台本・澤口たまみ原作「水仙月の三月」の朗読分担を私から発表した。この作品は、宮澤賢治作「水仙月の三月」と東日本大震災を関連づけた内容で、感動的かつ不思議な作品世界を描き出している。どのような朗読作品になるか楽しみだ。

 大変嬉しい話があった。千葉県視覚障害者福祉協会が主催する第25回「千葉市視覚障碍者福祉大会」の第3部であるアトラクションとして、千葉朗読サークル「わかば」に朗読の上演が依頼された、という。時期は今秋10月20日(金)の13時30分〜14時30分。場所は千葉市ハーモニープラザ多目的ホールであるという。

 とても良い話なので、千葉朗読サークル「わかば」の総力を挙げて取り組むことになった。朗読する作品の候補は布施明原作「この手のひらほどの倖せ」と森鴎外原作「じいさんばあさん」の2つ。具体的な企画内容や上演次第についてはサークルが自立性に決めていく。が、私もバック音楽などの面で側面支援しようかと思っている。








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アクセス数の推移について(戦後72年版/西暦2017年版)

アクセス数の推移について(戦後72年版/西暦2017年版)

                  (戦後72年08月08日 新規)


ブログ発足後10年間のアクセス数の推移 NEW!
〜〜10年間総計:223495〜〜 

【戦後62年(西暦2007年)8月6日〜戦後72年(西暦2017年)8月5日】 

  

1年平均   22349.5 アクセス
  1日平均      61.2 アクセス
 10年累計  223495   アクセス

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【発足10年目】  NEW!
戦後71年(西暦2016年)8月6日〜戦後72年(西暦2017年)8月5日
  年間総数   22947(対前年比 ー4914)
  1日平均    62.9(対前年比 ー13.2)
 10年累計  223495

【発足9年目】

戦後70年(西暦2015年)8月6日〜戦後71年(西暦2016年)8月5日
  年間総数   27861(対前年比 ー1512)
  1日平均    76.1(対前年比  ー4.4)
  9年累計  200548

【発足8年目】
戦後69年(西暦2014年)8月6日〜戦後70年(西暦2015年)8月5日
  年間総数   29373(対前年比 ー5546)
  1日平均    80.5(対前年比 ー15.2)
  8年累計  172687

【発足7年目】
戦後68年(西暦2013年)8月6日〜戦後69年(西暦2014年)8月5日
  年間総数   34919(対前年比 +7152)
  1日平均    95.7(対前年比 +19.6)
  7年累計  143314

【発足6年目】
戦後67年(西暦2012年)8月6日〜戦後68年(西暦2013年)8月5日
  年間総数   27767(対前年比 +9388)
  1日平均    76.1(対前年比 +25.9)
  6年累計  108395

【発足5年目】
戦後66年(西暦2011年)8月6日〜戦後67年(西暦2012年)8月5日
  年間総数   18379(対前年比 +1795)
  1日平均    50.2(対前年比  +4.8)
  5年累計   80628

【発足4年目】
戦後65年(西暦2010年)8月6日〜戦後66年(西暦2011年)8月5日
  年間総数   16584(対前年比 +1737)
  1日平均    45.4(対前年比  +4.7)
  4年累計   62249

【発足3年目】
戦後64年(西暦2009年)8月6日〜戦後65年(西暦2010年)8月5日
  年間総数   14847(対前年比  +208) 
  1日平均    40.7(対前年比  +0.6)
  3年累計   45665

【発足2年目】
戦後63年(西暦2008年)8月6日〜戦後64年(西暦2009年)8月5日
  年間総数   14639(対前年比 ー1540)
  1日平均    40.1(対前年比  ー4.1)
  2年累計   30818

【発足1年目】
戦後62年(西暦2007年)8月6日〜戦後63年(西暦2008年)8月5日
  年間総数   16179
  1日平均    44.2
  1年累計   16179


《館長のコメント》

 この1年間のアクセス数は22947。昨年の27861に比べ4914(約17.6%)減少した。1日平均のアクセス数は62.9。昨年の76.1に比べ13.2(約17.3%)減少した。この1年もアクセス数が大幅に減少した。約3年前に朗読漫画『花もて語れ』が終了した反動減が、まだ続いているのであろうか。

 朗読漫画『花もて語れ』(片山ユキヲ・東百道)の『週間 BIG COMIC スピリッツ』の連載が約3年前(戦後69年/西暦2014年7月28日発売号)に完結した(第111話=最終話)。朗読漫画『花もて語れ』連載が『週間 BIG COMIC スピリッツ』に移籍した2012年5月後の約2年余、アクセス数が急増したのである。

 このブログ発足10年目のアクセス数(年間総数22947、1日平均62.9)は、発足後10年間の平均水準(1年平均22349.5アクセス、1日平均61.2)と大体おなじだが、まだ少しは高い水準を保っている。ただし、私はアクセス数が増えること自体を目的としていないから、その増減に一喜一憂はしていない。

 アクセス数の増減にかかわらず、ブログの継続と充実に努めていくだけである。しかし、当然、私の提唱する「感動をつくる朗読」の内容を少しでも多くの人(特に朗読に関心をもっている人)に知ってもらうことを願っている。その結果、アクセス数が増え、日本の朗読文化の向上に資することを望んでいることも確かである。

 すなわち、アクセス数を増やすことそれ自体を目的にして、そのための内容を追い求めることはしないが、私の提唱する「感動をつくる朗読」の内容を少しでも多くの人に知ってもらい、日本の朗読文化の向上に資するためにこのブログの充実に努めていく。その結果、アクセス数が増えることは、大いに望んでいるわけである。

 ブログ発足後の10年間で、アクセス数の累計が223495アクセスと、20万アクセスの大台を突破し、22万アクセスを突破した。朗読というマイナーな分野を専門に扱った、しかも、かなり高度な内容を扱ったブログとしては、10年間で22万アクセス、年平均2万2千アクセスというのは、少ない数字ではないと思う。

 とても熱心に読んでくださる読者がいる、という手応えを感じることもある。遠くで、永く熱心に朗読に取り組んできた人が、このブログの記事を参考にして、朗読的にかなり良い成果をあげているという情報も入ってきた。このブログの目的の1つは、私の朗読指導法の公開である。その目的が少し叶った気がして、嬉しかった。






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館長の朗読日記2037/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2037  (戦後72年08月07日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 一昨日(8月05日)の9時30分から千葉朗読サークル「風」朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ1の第17回目、今回は10月に開催する第17回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンの4回目。会員の半数は向田邦子原作「ごはん」の読み継ぎを、会員の半数は1人1作品の朗読をレッスンする。

 向田邦子原作「ごはん」を読み継ぐ会員(約半数)は、毎回、作品全体を順々に読み継ぐ形でレッスンするから、レッスンが4回目ともなると作品全体をよく理解した上で朗読する段階になっている。もともと短い作品を8人で読み継ぐので、1人当たりの朗読時間は3分弱と短い。少々もの足りないのではないかと懸念している。

 ただし、読み継ぎの分担はあくまで朗読会に向けたものである。自宅練習では全作品を十分に読み込んでもらって何ら差支えない。差し支えないどころか、必要でさえある。読み継ぎ形式で上演する場合には、会員が突発的に出演できなくなった場合には、その会員の分を前後の会員が補完して朗読しなければならないからである。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 1人1作品を朗読する会員(約半数)は、レッスンごとにそれぞれの作品の3分の1づつをレッスンする。今回は4回目であるから、各作品の最初の3分の1のところをレッスンする。すなわち、その部分は2回目ということになる。2回目とはいえ、会員たちは自宅練習を十分にしているらしく、かなり煮詰まった朗読をしていた。

 このサークルには、朗読の語り口にかなり自在感が出てきた会員が複数いる。そういう会員の朗読は安心して聴くことができる。反面、そういうレベルになると、上手な語り口が幾重にも重なって、朗読の初心を忘れがちになる。視点の転換、自分事(わがこと)として語ること、聴き手に自分のイメージを自分の言葉で訴えること。

 そういう朗読の初心(基本)をしっかりと踏まえて、今のような自在な語り口で朗読することができれば、今の日本では十分に一流の朗読家といえる。私は、私が指導している朗読サークルから、そのような一流の朗読家が輩出することを夢みてきた。今後の10年間で、その夢が次々に実現していくような手応えを感じている。







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館長の朗読日記2036/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2036 (戦後72年/西暦2017年08月06日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 8月03日(木)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ6の第7回目、新しいレッスン台本・菊地寛原作「仇討三態(その一)」の第1回目である。今回は、会員に順々に少しづつ朗読してもらい、私なりの作品解説に主眼をおいてレッスンした。

 船橋朗読サークル「はなみずき」の会員数は多く、定員の上限に近いところまでに増えている。会員数が多くなると、良い意味での切磋琢磨が生じ、朗読レッスンに対する取り組みが真剣になる。新しいレッスン台本・菊地寛原作「仇討三態(その一)」はむずかしい言葉が多用されているため、会員の予習の有無は容易に分かる。

 船橋朗読サークル「はなみずき」のほとんどの会員は、初めてのレッスンであるにもかかわらず、十分に予習してきたことを伺わせるる朗読をしていた。会員の真剣さや熱意が感じられると、レッスンする立場の私の方も、作品解説に力が入る。軽い夏風邪のせいで、いささか夏バテ気味の私も、終始、気持の良いレッスンができた。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 このサークルは、来年の4月に朗読発表会を開催する。どういう文学作品を台本の原作にして、朗読発表会にかけて上演するか。その原作は、サークル会員の自主的な総意に基づいて3作品に絞り込むことになっている。その3作品に希望順位をつけて私に提示される。その希望順位に添って、最終的に私が上演作品を選定する。

 このサークルは、船橋市東老人福祉センターから依頼されて、年6回(毎奇数月の第4木曜日)に「ふなばし東老朗読会」を上演している。次回は、今秋9月28日(木)に上演する第37回「ふなばし東老朗読会」である。この「ふなばし東老朗読会」は、その総てを窓口担当役員を中心に会員の皆さんが自立的に行なっている。

 そのプログラムが決まったという。朗読する文学作品は、司馬遼太郎原作「無名の人」、夏目漱石原作『夢十夜』より「第一夜」「第三夜」、林芙美子原作「狐物語」である。会場は、船橋市東老人福祉センターの2階和室である。そのための自習練習を9月07日(木)に船橋市海神公民館で朗読レッスンの前に行なう、という。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 8月03日(木)の18時00分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンを行なった。今回は、第2期・朗読ステップ4の3回目、レッスン台本・太宰治原作「燈籠」の3回目である。このサークルは、第2期目だが、いろいろと事情があって、他のサークルが第3期で使用しているレッスン台本を先行して使用している。

 このサークルは、会員数が少ないところに、今回は欠席者が3人もいたので、レッスン参加者はなお少人数になった。レッスンのやり方はいつもと同じく、1人づつ順々にレッスン台本の2頁弱(朗読時間4分弱)づつ朗読してもらい、私から必要な指導(ダメ出しやコメント)を加えていく。少人数だと、すぐ終わってしまう。

 ピアノなど楽器を演奏する場合には、自分が演奏する音楽を比較的に客観的に聴くことができる。しかし、朗読の場合は、自分の声出しやイメージ表現を客観的に(他人の耳のように)聴くことはなかなかむずかしい。したがって、朗読した当人にいろいろ指導しても、肝心の当人がそのままピンとその内容を理解&納得できない。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 他の会員の朗読とそれに対する私の指導を聴くことによって、初めて、自分が指導された内容を客観的に理解&納得できる場合が少なくないのである。加えて、人間はまとめて多くを指導されても、その内容をすぐには消化できない。その人間の上達のプロセスに添って、今の段階でもっとも重要と思われる数点に絞って指導する。

 したがって、レッスン参加者が少ないからといって、1人当たりの指導時間をあまり長くとっても、さほど効果がないのである。今回も、一通りのレッスンが終わると、自然に質疑応答を含めた朗読談義めいた雑談になっていった。そういう質疑応答や朗読談義もけっして悪くはないが、毎度というわけにいかないのは当然である。

 そろそろ真剣に、会員数を増やす方策を考えなければならない。従来の条件で効果的な方策が見つからなければ、レッスンの時間帯を変えるなど、従来の条件自体を変えることも考えなければならない。次回のレッスンは夏休み明けになるが、それらのことについて、少し真剣に会員の皆さんと相談しなければならないと考えた。







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館長の朗読日記2035/第36回「ふなばし東老朗読会」について

館長の朗読日記2035  (戦後72年08月03日 新規)



○第36回「ふなばし東老朗読会」について(1)

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに5年以上も継続したが、今年度(2017年度)も引き続き依頼されている。しかし、私は第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なるので、この朗読会には参加できない。

 そこでサークルの窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を私に報告してくれる。前年度の担当役員はファックスと電話だったが、今年度の新役員はメールで報告してくれる。昨日(8月02日)に報告されたのは7月27日(木)に開催された第36回「ふなばし東老朗読会」の開催模様である。以下ほぼその概要を記す。

 来場者数は21名(そのうち新規の来場者は6名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは15名参加、参加者数は合計36名であった。プログラムは、立原えりか原作「海から来た少年」、阿刀田高原作「菊の香り」、竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」の3作品。偶然だが、3作品とも「夏」を意識させる作品であった。



○第36回「ふなばし東老朗読会」について(2)

 立原えりか原作「海から来た少年」は、海辺の砂浜を舞台に、不老不死の薬で永遠の命を得た少年の苦悩と、その少年に恋をした少女のおとぎ話。読み始めと終盤にアルパ(インディアンハープ)の演奏のバック音楽を流して朗読。朗読と音楽の組み合わせで、独特の「立原えりか ワールド」をつくりあげていた、ということである。

 阿刀田高原作「菊の香り」は、当初は森鴎外原作『舞姫』を予定していたものを、作品を変更して朗読。少年がレジャーランドの菊人形を製作中の現場で、菊人形の中に亡くなった父親を見かける。菊に囲まれた青白いその顔は「(出棺前) 最期に見た顔と同じ」だったという少々ブラックなショートショートであったという。

 竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」は、自身も被爆した原作者が、ある原爆被爆者の胸のうちを綴った小説。人災である原発事故の起きた2011年8月に、この作品は出版された。神域である伊勢神宮の内宮を流れる『五十鈴川』の清流。そこに浮かぶ鴨の親子と、被爆者故に家庭を持つことを選ばなかった友人。靜謐な時間の流れ。



○第36回「ふなばし東老朗読会」について(3)

 最後の朗読作品「五十鈴川の鴨」は、朗読者が2011年に出会い「いつか朗読したい」と思った作品であったという。その後、2016年にラジオで朗読されたのを聴いて、この「ふなばし東朗朗読会」で朗読すべく約1年をかけて練習したという。その成果が出て、聴き手が身を乗り出し作品の世界に引き込まれていたという。

 今回は、休憩時間に、会員の1人がリードして「あめんぼ あかいな あいうえお」で始まる滑舌の練習、北原白秋の『あめんぼの歌』を参加者全員で唱和したという。皆さんは、元気に、大きな声を出してくれたという。この参加者全員の声出しが意外に好評で「またやりたい……」という声を多数いただいたということであった。

 来場者からの感想は、つぎのようなものであったという。
三作品、それぞれでとても楽しかったです。また次回も来たいです。
竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」の朗読がとても良かったです。
今まで知らない作家・作品が朗読で聴けて、毎回楽しみにしています。







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館長の朗読日記2034/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2034  (戦後72年08月02日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月01日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンを行なった。今回は第2期・朗読ステップ6の第5回目、レッスン台本・宮澤賢治原作「なめとこ山の熊」の第5回目である。普通なら、この段階になると作品解読よりもイメージ表現の方に重点が移る。しかし、この作品では作品解読の方に興味があるようだ。

 前回も、吉本隆明の「なめとこ山の熊」に関する論評箇所を私に教えてくれた会員がいたが、この作品には謎が多くて会員間でも議論が絶えないらしい。なかには、熊の習性を調べ、その上で解読を進めている会員もいるようである。そういう問題意識は一過的なものとせず、今後も心の片隅にいつまでも留めておいて欲しいと思う。

 そのうちに、何かのきっかけで思いもよらなかったアイデアや直感が閃いて、まったく新たな解読の地平が開けてくるかも知れないからである。そういうことは、他人ならぬ私自身がこれまで何度も経験してきている。私の「朗読のための文学作品論」シリーズは、そういう経験の蓄積の上に書き進めている。そういうことを話した。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 会員の皆さんの朗読は、少しづつだが、着実に良くなってきている。このことは、必ずしもレッスン歴の短い2期生会員に止まらない。レッスン歴が長くなった中堅の2期生会員の場合にも、また、古参の1期生会員の場合にも当てはまる。否、ことによると古参の1期生の方が進歩の度合いが急激になっているかも知れないのである。

 この事実を、私はつぎのように自負している。すなわち、真っ当な朗読理論に基づいた真っ当な朗読指導法を意識的に適用した朗読レッスンを継続していると、しっかりとした朗読の土台造りから始めるから、そのしっかりとした土台に基づいた朗読表現は上達すればするほど、その朗読表現は急速に進歩向上するものである、と。

 その他にも、会員と私の相性や自宅練習の量にも関係していることは、もちろんである。しかし、私の朗読レッスンを10年以上も継続しているような会員の場合には、その両方とも十分にクリアしているはずである。廻り道をする会員もいないではないが、真剣に朗読にとり組んでいるかぎり、最終的には必ず上達するのである。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月01日)に、大田朗読サークル「くすのき」の第5回目の朗読レッスンを行なった。今回は、第1期・朗読ステップ1の第5回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第5回目である。第1期・朗読ステップ1は、レッスン台本1本を5回のレッスンで終えている。今回は仕上げの通し読みをやった。

 このサークルは今年の6月に立ち上げたから、今回のレッスン台本の仕上げの通し読みも初めての経験である。慣れてしまえば簡単なやり方なのだが、何ごとも初めてのことには戸惑ってしまってもおかしくない。しかし、このサークルの会員の皆さんは、さほど戸惑う風もなく堂々とステージ席に座り、堂々と朗読していた。

 全体を2グループに分け、レッスン台本「やまなし」をそれぞれ4人の会員に4分の1づつ読み継いでもらった。私がいつも座っている場所を開けて、臨時のステージ空間とし、そこに椅子を2脚並べて、そこに2人づつ座ってもらって順々に朗読してもらい、1人目が読み終わると3人目の会員と席を入れ替わるわけである。



○大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 仕上げの通し読みの後、私から講評を行なった。このサークルは全体的にレベルが高い。声優の専門的訓練を経験したか、あるいは、経験中の会員が2人いる。この2人は、さすがの朗読をする。いかにも声優風のセリフ表現をしていたが、それは徐々におさまると思う。他にも、すでに力の籠った声で朗読する会員が2人いた。

 この場合、力の籠った声というのは、音量や音質のことではない。朗読する人間のイメージや心情が籠っている声、という意味である。その他の4人の会員も、すでに全員が表情豊かなセリフ表現をしていた。地の文の表現については、空間的な広がりをイメージした表現ではなかったが、それでも初心者とは全く違っていた。

 最後に、つぎのレッスン台本・芥川龍之介原作「蜜柑」を配布し、簡単に紹介した。その後、来年の5月に予定している「おさらい会」について、簡単に説明した。朗読台本は斎藤隆介の童話のなかから選ぶこと。1人1作品の朗読だが、台本は全員に配布すること。他のサークルの会員や知人友人にはチラシを配ること、等。






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