館長の朗読日記2044/『朗読の上達法』を書いている(その2)
館長の朗読日記2044 (戦後72年08月21日 新規)
○『朗読の上達法』を書いている(その2/1)
先日(8月14日)は『朗読の上達法』の第1部第1章の初稿を書き上げた後、直ちに第2章の執筆に入った。ここでは、文学作品の作品世界の読みとり方(文字言語の認識法)を論じるのだが、その第1節はこの章のイントロとして、前著『朗読の理論』との関連づけをしたいと考えている。ただし、あまり重複してはいけない。
しばらく書いているうちに、こまかい用語や表現の仕方を前著と対応させなければならないので前著をチェックする必要を感じてきた。関連する部分を改めて読み返してみると、前著で展開している内容をけっこう面白がっている自分を再発見した。他方、もっと前著をキチンと読み直してからでないと先に勧めないことも感じた。
そうこうしているうちに、書き上げたばかりの第1章についてもさらに書き加えるべき内容を思いついた。自分で言うのも変だが、その内容がなかなか良いのである。そこで、今、前著の読み直しをしながら、今回の第1章に書き加えるべき内容の構想を練っている。こういう揺り返しは楽しいが、他方、前途の多難も思いやられる。
○『朗読の上達法』を書いている(その2/2)
若い頃、登山というのはおこがましいが、何度か低い山に登ったことがある。単行本の原稿を書くという行為は、登山と似ていると感じている。最初は楽しいが、疲れてくると、何で山なんか登る気になったのかと悔やまれてくる。しかし、山頂で見晴らしの良い景色を見ると、他愛なく歓び、下山する頃には次の登山を考えている。
今回の『朗読の上達法』は、自分で創った目次構想を見るだけで、まるでヒマラヤに登るような困難さを感じてしまう。しかも、まったく未知かつ前人未到の山に挑む困難さである。前著『朗読の理論』を書き出したとき、書いている途中にも、似たような困難さを感じた。それでも書き上げたときは、一端の山に登頂した気がした。
しかし、今回の『朗読の上達法』に比べると、前著の執筆はベースキャンプを設営した程度のものに感じられる。そのベースキャンプが、今度の山の何合目位に当たるのかは分からないが……。とにかく、今回は相当な資材も用意し、かなりな経験と訓練を積んできたつもりなのだが、やはり、とてつもない困難さを痛感している。
| 固定リンク
「05館長の朗読日記(戦後72年/西暦2017年)」カテゴリの記事
- 館長の朗読日記2106/大晦日のご挨拶(2017.12.31)
- 館長の朗読日記2105/正月飾りについて(2017.12.30)
- 館長の朗読日記2104/年末の仕事いろいろ(2017.12.28)
- 館長の朗読日記2103/『朗読の上達法』を書いている(その8)(2017.12.26)
- 館長の朗読日記2102/いよいよ年賀状の準備に手をつけた(その5/最終回)(2017.12.25)


コメント