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館長の朗読日記2060/『朗読の上達法』を書いている(その5)

館長の朗読日記2060  (戦後72年09月30日 新規)



○『朗読の上達法』を書いている(その5/1)

 この9月は、まだ『朗読の上達法』の第1部第2章の初稿を書き進めている。ようやく、第2章の第1節〜第2節を書き終え、今は第3節を書いている。この第3節は、前著『朗読の理論』の第3章「文学作品における作品世界をいかにイメージするか」と重なるところが多い。ここに新しい内容をどう盛り込むのに苦心していた。

 ここに来てようやく書き込むべき全容が固まってきた。もう少しで、第3節をほぼ書き終えるところまで漕ぎつけた。つぎの第4節も、同じように前著『朗読の理論』の第3章と内容が重なっている。そういうところで、どのように新しい内容を盛り込むか。それが、この『朗読の上達法』を書く意味の一つがあると考えている。

 少し先回りして書いておくと、本書『朗読の上達法』においては、次の第3章こそが内容的にもっとも中心をなすところであり、前著『朗読の理論』ではあまり取り上げなかったものなのである。逆にいえば、前著『朗読の理論』との内容的な重複をあまり考える必要がないから、比較的に書きやすい。そこまでもう一息である。



○『朗読の上達法』を書いている(その5/2)

 本書『朗読の上達法』の第2章第3節に手間取っていたのは、内容的な問題のせいばかりではない。また、まだ猛暑の名残があって、やる気と集中力があまり持続しなかったせいばかりでもない。実は、他の原稿執筆に時間と精力をとられていたせいもあったのである。私の書斎仕事は、朗読関係の単行本の原稿執筆だけではない。

 今回は、事情があって、他に2〜3本の原稿を併行して書く必要が生じたのである。ただし、そうはいっても世の流行作家や流行評論家のように、あちこちの有名雑誌から原稿を依頼されたという華々しい事情ではない。私の場合は、そのほとんどが自作自演という類の原稿書きなのである。すなわち、いわば自業自得なのである。

 逆にいえば、世の流行作家や流行評論家のような売文のための内容希薄な原稿書きではない、ともいえる。書いている原稿の一つ一つが、私自身のライフワークに密接につながっているのである。金銭には縁遠いが、自分のライフワークに直結した、大切な仕事なのである。今はそれも一段落した。気候も良くなった。頑張らねば。









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