館長の朗読日記2052/第10回「小さな朗読館」に向けた準備の本格化
館長の朗読日記2052 (戦後72年/西暦2017年09月12日 新規)
○第10回「小さな朗読館」に向けた準備の本格化(1)
昨日(9月11日)から、私が第10回「小さな朗読館」で朗読する岡本かの子原作「みちのく」の自宅練習を開始した。この「みちのく」の朗読はむずかしい。盛り上がるべき山場らしいものが、ほとんどなにもない。先に朗読した「鮨」と「家霊」も比較的地味な作品だが、それでも山場らしいところが何ヶ所かあった。
この「みちのく」は、二人の男女の主人公が会話するところが山場といえば山場なのだろうが、その内容は心理的なものであって、なにか盛り上がるような事件が起こるわけではない。しかも、男の主人公は白痴なのである。白痴のセリフはむずかしい。せめての救いは、朗読時間が30分弱と私の朗読として短い点である。
先に朗読した「鮨」と「家霊」の朗読時間は40分〜50分であった。聴き手の気分を変えるために、また、私もひと息つくために、途中で何ヶ所かで30秒程度の効果音を入れた。今回の「みちのく」は、短い上に、適当な効果音が見当たらない。果たしてどうしようかと思案している。私は好きな作品だが、むずかしい。
○第10回「小さな朗読館」に向けた準備の本格化(2)
本番当日の会場で配布する、第11回「小さな朗読館」のチラシも作成しなければならない。そのためには、先ず、ゲスト出演者に朗読作品を確定してもらわなければならない。朗読作品は、著作権の切れた文学作品をそのままノーカットで台本化したもの、というのが原則である。しかし、必ずしも原則通りにはいかない。
著作権の切れていない文学作品の場合、あるいは、朗読時間の関係で原作をカットしなければならない場合には、ゲスト出演者当人に上演するための許諾手続きをしてもらうことにしている。それがむずかしいらしく、なかなか最終的な確定までいたらない。近年は、チラシの印刷もネットで容易かつ安価になったので助かる。
その他、事前(本番前1ヶ月頃)のリハーサルや会場スタッフ打合せ、チケットの販売と電話予約受付など、あるいは、その次の来年7月に開催する第12回「小さな朗読館」の準備などもいろいろある。それらのすべてを管理表に時系列的にまとめておかないと、とてもではないが管理不能になる。なかなか面倒なのである。
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