館長の朗読日記2069/千葉「風」主催の第17回「小さな朗読館・ちば」
館長の朗読日記2069 (戦後72年10月17日 新規)
○千葉朗読サークル「風」主催の第17回「小さな朗読館・ちば」(1)
昨日(10月16日)の13時30分開演で、千葉朗読サークル「風」主催の第17回「小さな朗読館・ちば」が開催された。朗読レッスンとしては、今回は第3期・朗読ステップ1の第21回目、第17回「小さな朗読館・ちば」に関しては第8回目ということになる。観客数は約80人であり、ほぼ満席の大盛況であった。
今回は、前回とは異なり、全会員が無事に出演することができた。体調が完全でない会員も、ぜひ朗読だけはしたいということで、何とか舞台に出演したのである。その替わり、午前中のリハーサルを休んだり、出演直後に帰宅した会員も何人かいた。ただ、舞台で披露した朗読は体調不良を微塵も感じさせない立派なものだった。
私は、客席の最後列中央に座って、台本に講評用のメモを取りながら会員の朗読を聴いていた。今回は、どの会員も前回より、さらに一段レベルアップした朗読であった。観客はどのように感じたか不明だが、私は全会員の上達過程を熟知しているから、会員1人1人の上達ぶりがよく分かる。改めて、その上達ぶりを確認できた。
○千葉朗読サークル「風」主催の第17回「小さな朗読館・ちば」(2)
まず、半数の会員が向田邦子原作「ごはん」を読み継ぎ形式で朗読したのだが、これが良かった。短い作品だが、まさに粒ぞろいの読み継ぎ朗読であった。レベルの高い朗読で読み継いでいくと、その継ぎ目がイメージの連続性を損ねるどころか、互いの朗読が相乗効果を発揮して実に面白い朗読作品に仕上がったように思われた。
その後、残りの半数の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの朗読がかなり個性豊かで聴き応えがあった。太宰治原作「貨幣」、幸田文原作「なた」、芥川龍之介原作「舞踏会」、大川悦生原作「おかあさんの木」、高樹のぶ子原作「子猫」、樋口一葉原作「十三夜」は、それぞれ個性的な朗読表現で聴かせた。
内館牧子原作「レモン」、三浦哲郎原作「すみか」は、作品世界のイメージを私自身の想い出に重ねて、思わず聴き入ってしまった。終演後の会場で講評をしたが、今回は不参加の会員が多かったので、次のレッスン時に追加の講評をしなければならない。打上げ会も、次のレッスンの終了後に昼食会を兼ねて開催する予定である。
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