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館長の朗読日記2081/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2081 (戦後72年/西暦2017年11月17日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(11月16日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ6の第13回目。今回から、来年4月に開催する朗読発表会レッスン台本・森沢明夫原作「虹の岬の喫茶店」のレッスンに入る。今回はその第1回目、前半部分の第1回目のレッスンである。

 どの台本でもそうだが、レッスンの初めのうちは、どうしても朗読がたどたどしいものになる。こちらも、今回は初回だからと、朗読表現そのものより、その台本の作品世界の解説や意識合わせの方に重点をおくことになる。すなわち、この台本における作品世界のイメージづくりや表現主体の心情づくりに力点をおくことになる。

 これも、どの台本でもそうだが、この作品世界のイメージづくりや表現主体の心情づくりがなかなかむずかしい。場面として構成されている事物の具体的なイメージ(大きさや距離など)、場面に登場する人物の具体的なイメージ(年齢や性格など)を一つ一つ特定していくことは意外に面倒でむずかしい。会員の知恵を総動員する。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 この場合、決めておいた朗読分担に則って順々に朗読してもらう。そして、1人の朗読が終わるたびに、その部分の作品世界について解説や意識合わせをおこなっていく。その結果、直前に朗読してもらったイメージと、私の解説や会員同士の意識合わせの末に浮かび上がったイメージがあまりに違うので、大笑いになることもある。

 そういう一連の内容が面白いらしく、会員は実によく笑う。特に自分の朗読分担部分が終わった会員は、自分の分が終わったという解放感のためか、まるで漫才のコントを聴いているような感じで笑い転げる場合もある。しかし、まだ自分の朗読分担分が残っている会員たちはそうはいかない。後の方を分担するのは1期生が多い。

 しかも、後の方になると作品世界について解説や意識合わせも大筋はできてくる。自ずからレッスンの内容は朗読そのものの仕方に移行していく。加えて、私の朗読指導は2期生よりも1期生に対して厳しい。その結果、初回であるにもかかわらず、今回のレッスンは1期生にとってけっこう大変だったと思う。今後はどうであろうか。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(11月16日)の18時00分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は第2期・朗読ステップ4の9回目、新しいレッスン台本・太宰治原作「雪の夜の話」の3回目。前々回は、会員数が少ない上に半数近くの会員が休んだので寂寥感が漂うレッスンであった。前回と今回は全員が出席していた。

 このサークルにとって喫緊の課題である会員を増やす対策であるが、急きょ今年の12月11日(月)に朗読入門教室を開催することになった。来年1月から代表になることが決まった会員が、早急にチラシとポスターを作成し、配布できるところ、掲出できるところに早速折衝し、レッスン前にその経過を報告してくれたのである。

 その中に習志野市内にある大学にもポスターを掲出した旨の報告があった。そういえばこの習志野市内には大学が3つぐらい集中している。私は大学に対するアプローチをすっかり失念していた。しかし、考えてみれば朗読漫画『花もて語れ』の読者に大学生もいるはずである。これを手始めに大学に対する朗読普及を考えてみるか。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 太宰治原作「雪の夜の話」のレッスンは、おおむね前回と同じであった。それどころか、この「雪の夜の話」の地の文の語り手としての「しゅん子」の語り、および、登場人物としての「しゅん子」のセリフを、どのように朗読するか、表現し分けるか、についての私の見解を前回とほぼ同じ内容のことをくり返してくわしく説明した。

 実は、現在執筆中の『朗読の上達法』において、文学作品の創作者としての原作者と、作品世界における地の文の表現主体としての原作者との、区別と関連をどのように説明するか。この点を、考察している最中なのである。レッスンで、会員の反応を探りつつ、私の見解をいろいろと説明している。まだ私の説明が十分でないようだ。

 もちろん、会員1人1人の朗読についてもいろいろと指導している。今回も改めて痛感したが、会員1人1人の朗読は着実に上達している。それぞれの短所も改善されてきたが、それぞれの長所もさらに良くなってきている。私は、なるべく会員の長所と短所を的確に指摘し、その会員の朗読が上達する方法の指導に注力している。






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