過去のイベント記録/戦後72年(西暦2017年)後期
過去のイベント記録/戦後72年(西暦2017年)後期
(戦後72年08月28日 新規)
(戦後72年10月26日 更新)
(戦後72年12月09日 更新)
(戦後72年12月29日 更新)
【過去のカレンダー】
12月13日(水)船橋市西部公民館寿大学朗読会 NEW!
/船橋市西部公民館主催
/船橋朗読サークル「はなみずき」出演
12月11日(月)習志野「朗読入門教室」(会員募集) NEW!
/習志野朗読サークル「茜」
12月09日(土)平成29年度千葉市男女共同参画センターまつり(朗読出演) NEW!
/千葉朗読サークル「風」朗読出演
/千葉朗読サークル「わかば」朗読出演
11月30日(木)ふなばし東老朗読会(第38回)
/船橋市東老人福祉センター主催
11月29日(水)第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」
/感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催
10月20日(金)第25回千葉市視覚障害者福祉大会アトラクション朗読会
/特定非営利活動法人千葉市視覚障害者協会主催
10月17日(火)「満天星」ライブ第6回
/「満天星」主催
10月16日(月)第17回「小さな朗読館・ちば」
/千葉朗読サークル「風」主催
9月30日(土)第18回「品川朗読交流会」
/品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催
9月28日(木)ふなばし東老朗読会(第37回)
/船橋市東老人福祉センター主催
9月23日(土)八千代「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』
/八千代朗読サークル「新・みちの会」主催
9月13日(木)ほっと・サロンあやの会 第1回 おさらい会
/ほっとサロンあやの会主催
7月27日(木)ふなばし東老朗読会(第36回)
/船橋市東老人福祉センター主催
7月26日(水)第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」
/感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催
7月10日(月)ボランティア朗読会『白旗の少女』 追加!
/品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校
【くわしい内容】
船橋市西部公民館寿大学『心に響く朗読会』朗読会 NEW!
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月13日(水)
開場10時00分 開演11時30分
〔会場〕船橋市西部公民館/講堂
〔プログラム〕
1「お母さんの木」大川悦生原作 久保田和子
2「虔十公園林」宮澤賢治原作 亀田和子
<休 憩>
3「鼓くらべ」山本周五郎原作
遠田利恵子、昌谷久子、畑野欸子、中山慶子
〔主催〕船橋市西部公民館
〔参加〕船橋市西部公民館寿大学受講生
《館長のコメント》
この『心に響く朗読会』は、約1年ほど前に西部公民館の齋藤祐司館長から私に電話がかかってきて、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読出演を依頼された。サークルからは1期生の会員6人が朗読出演することになったものである。その他に約10人ほどの2期生が、船橋朗読サークル「はなみずき」から傍聴に来ていた。
今回は、総て船橋朗読サークル「はなみずき」が自らの総意に基づいて自主自立的に準備してきた。私は仲介した後はまったく関与していなかった。ところが開催も間近になってから、朗読の終了時に朗読指導者として来場者に挨拶するよう依頼された。式次第も何も分からないまま、とにかく私は挨拶することを引き受けた。
こういう場合はいつもそうだが、私は全体の流れを見てその場で挨拶の内容を決めている。今回も、直前に、西部寿「大学」らしく、短く簡単でも、朗読とはなにかをキチンと話そうと思った。そこで、朗読の他の話芸に比べての2つの特異点について話した。その特異点において、朗読者は何をしているのかについても話した。
終演後、客席で私の挨拶を聴いていた約10人ほどの2期生たちが、口々に「先生の挨拶の内容が良かった」「朗読とはなにかという問題がなるほどと胸にストンと落ちた感じがした」などと感想を述べてくれた。西部寿大学の一般の受講生たちが、はたして私の挨拶をどのように受けとめてくれたのか、は、まだ分からない。
習志野「朗読入門教室」(会員募集) NEW!
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月11日(月)
開場13時30分 開演16時00分
〔会場〕大久保市民プラザ
〔交通〕京成本線・京成大久保駅より徒歩10分
最寄りのバス停/京成バス「日大生産工学部」「東邦大付属東邦中学・高校前」
〔内容〕
○朗読とはなにか
○ミニミニ朗読レッスン/教材台本「花咲き山」斎藤隆介原作
〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)
〔主催〕習志野朗読サークル「茜」
〔参加〕朗読サークル入会希望者(参加費:500円/資料代)
〔申込み先〕:090−3802−0117(平野かほる)
《館長のコメント》
この「朗読入門教室」は習志野朗読サークル「茜」が主催したものだが、その「茜」は会員数が少なかったため、会員募集の一環として、今回、この「朗読入門教室」を開催したのである。特に、約1ヶ月半ほど前に、サークル運営の支柱的存在であった最古参の会員が今年限りで退会することが明らかになった。
そこでいよいよ本気になって具体的な会員増加策を講じなければならなくなった。今回の「朗読入門教室」もその後に急きょ企画したものであり、広報もきわめて限られた条件下で行なわれた。受講者は応募者が5人、そのうちの1人は八千代朗読サークル「新・みちの会」の新人会員(今年1月入会)が1人、計6人であった。
主催側の事務方として習志野朗読サークル「茜」の会員も3人(サークル代表を含む)が参加したので、今回の「朗読入門教室」の参加者総数は合計で9人とまあまあの人数となった。全体の3時間余の間、参加者は熱心に聴いてくれたようである。しかし、応募してきた4人のうち、何人が入会を希望するかは分からない。
この「朗読入門教室」の前後の実務応対は、すべてサークル代表に任せている。今年中、遅くとも来年最初のレッスンのときには結果が判明していると思う。問題は、その後をどうするかだ。終了後は、年末のせいか、主催側の事務方の3人は皆なにかと用事があるらしく、今後の相談をすることもなくそのまま解散となった。
平成29年度千葉市男女共同参画センターまつり(朗読出演) NEW!
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月09日(土)
14時00分〜14時30分 千葉朗読サークル「風」
14時30分〜15時00分 千葉朗読サークル「わかば」
〔会場〕千葉市男女共同参画センター・3階イベントホール
〔朗読出演〕
向田邦子原作「ごはん」 千葉朗読サークル「風」の会員有志
布施明原作「この手のひらほどの倖せ」 千葉朗読サークル「わかば」の会員有志
〔主催〕千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会
〔参加〕参加自由
〔問合せ〕千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会事務局
043−209−8771
ふなばし東老朗読会(第38回)
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)11月30日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室
〔プログラム〕
「さかあがりの神様」重松清原作 畑野欸子
「マゴとの戦い・闘う子守歌」佐藤愛子原作 中山慶子
(『娘と私と娘のムスメ』より)
「馬上の友」国木田独歩原作 小林いさを
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員25名)
【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
047ー487ー3721 (東)
《館長のコメント》
私自身は、千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様をメールで私に報告してくれる。私は、ふなばし東老朗読会(第38回)をまったく見聞していないので、その報告内容をほぼそのまま記す。
来場者数は20名(そのうち新規の来場者は2名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは13名参加、参加者総数は合計33名であった。船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した13名には、出演者3人と報告者(=司会進行役)1人も入っている。すなわち、サークルから9人が手伝い方々傍聴に行ったというわけだ。
観客の反応あるいは報告者の感想は、以下のとおりであったという。
・「さかあがりの神様」畑野欸子朗読:「逆上がりの練習」という、日常のありふれた些細な出来事を題材にした短編。お互いに愛情表現が不器用な継父子の、ぎこちないけれども温かい交流を穏やかに朗読されました。何となく懐かしくて、ほっこりしました…という感想をいただきました。
・「マゴとの戦い・闘う子守唄中山慶子朗読:佐藤愛子さんご自身のお孫さんとの日常のひとこまを、独特の軽妙な文章で綴られたエッセイから、二話を朗読されました。手強い一歳児を相手に奮闘する様子を、子守唄も歌いながらの大熱演! 「孫との闘い」は、聴き手の皆さんも経験が有るので「うんうん、判る判る!」と頷いたり、中山さんの熱演に笑ったり……と楽しんでいらっしゃいました。時代物を朗読される、いつもの中山さんとは違う一面を披露され、クスクスから大爆笑へ……と楽しい朗読でした。
・「馬上の友」小林いさを朗読:馬に乗る事を通じて親友になった男の子二人が、少年らしい夢を獲得して成長して行く。後年偶然に再会した時には、海軍士官・汽船会社の事務長としてお互いに大成し、馬から船に乗っている……という物語。小林さんのお人柄の顕れた、優しく温かい朗読。でもきっちりと真面目に国木田 独歩の作品を表現され、「とっても良かった!」との声がかかりました。
来場者から直接いただいた感想 は、以下のようであったという。
★今回初めて来場された方に感想を伺いましたところ、熱心にメモを取っていて下さり、一作品毎に感想を言って下さいました。
★本で読むのと、声で聴くのとはこんなに伝わり方が違うのか……と驚きました。
★国木田 独歩は、自分では積極的に読む機会が無かったが、内容がすんなりと入って来ておもしろかった。
他の作品も読んでみたいと思いました。
★三作品、それぞれ違ってとても面白かったです。
★BGMも良かったです。
(開演前と休憩時間にジョージ・ウインストンのCD『Autumn』を流しました)
☆小林さんが朗読された作品の中の『空想のつばさ』という言葉が気に入った……とメモされ、自分も使ってみようと思います……と仰った方がいらっしゃいました。作品の世界観を表現するキーワードだったので、それがキチンと伝わる朗読をされるのは凄い事だな〜と思いました。
なお、途中の休憩時間には、サークルから手伝いに行った会員のうちの2人がリードして、相田みつをの『詩』を三編、参加者全員で朗読したという。この、休憩時間に短い文章や詩を声を出して全員で朗読する試みは、大好評のようである。
第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)11月29日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)
〔プログラム〕
1「弁財天の使い」菊池寛原作 中山慶子
2「令嬢アユ」太宰治原作 白澤節子
3「十三夜」樋口一葉原作 助川由利
<休 憩>
4「龍」芥川龍之介原作 江本なつみ
5「みちのく」岡本かの子原作 東 百道
〔司会進行〕飯野由貴子
〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)
〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会
〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)
〔申込〕当日券もありますが消防法のために満席になりしだい締め切りとなります
出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
047(487)3721 東/ひがし
《館長のコメント》
今回の観客数は約130人。前回よりかなり増え、多かった前々回の水準を回復したようである。この「小さな朗読館」の観客数は100人〜130人の範囲で増減している。チケットの総発行数は131枚。無料の招待券は5枚。残りの126枚はすべて有料チケットである。当日の会場受付で来場者に配布した資料は127セットであった。
結局、チケットの所有者はほとんど聴きに来ていたことになる。今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして支援に来てくれた。その支援者は受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)にわかれ、それぞれの役割を熱心に担ってくれた。昼食の弁当とお茶を出す以外のお礼は何もしない。
今回も、全体の司会進行役を飯野由貴子さんにお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員ではあるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしてくれる。司会進行がピシッとしていると、朗読会の全体が引き締まる。私と4人のゲスト出演者は、この司会進行に大いに支えられている。
今回の宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんである。記して、感謝したい。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく、きららホールのスタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。
今回の4人のゲスト出演者にも、大いに感謝している。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていただけなので、観客席でどのように聴こえたかは分からない。しかし、ゲスト出演者の全員が、先月におこなったリハーサルを格段に上回った朗読をしていたことは確かであった。この1ヶ月で随分と向上したものだと大いに感心した。
私は、今年から1年(3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。今年は「岡本かの子シリーズ」として「鮨」「家霊」「みちのく」の3作品を朗読した。今回の「みちのく」は、前2回の「鮨」「家霊」に比べ、山場らしい山場がないだけにむずかしかった。
しかし、朗読している最中に、観客席の雰囲気が徐々に舞台に集中してきている気配を感じた。果たして、終演後のロビーでの反応がとても良かった。岡本かの子の作品がもの珍しかったこと、女流作家の作品を男の私が朗読した点が耳新しかったこともあったと思う。ともあれ今年の「岡本かの子シリーズ」は成功だったように思う。
来年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「佐橋甚五郎」の3作品を予定している。最初の「高瀬舟」は、私のいわば十八番である。次の「冬の王」は、一昨年の「朗読日和」で堀越セツ子さんが朗読したのを聴いて特に注目した翻訳物である。最後の「佐橋甚五郎」は、私が朗読的に挑戦したくなった作品である。
第25回千葉市視覚障害者福祉大会アトラクション朗読会
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)10月20日(金)
開場13時00分 開演14時00分
〔会場〕千葉市ハーモニープラザ多目的ホール
〔プログラム〕「耳で楽しむ文学散歩」
1「つばくろ会からまいりました」筒井康隆原作 高木幸恵
2「この手のひらほどの倖せ」布施明原作
石井せい子、井手陽子、金子可代子、金子方子
田中和代、仲田紘基(アイウエオ順)
〔主催〕特定非営利活動法人 千葉市視覚障害者協会
【注】第25回千葉市視覚障害者福祉大会(全体プログラム)
第1部 大会式典
第2部 講演「共用品の開発と可能性」
第3部 朗読「耳で楽しむ文学散歩」
《館長のコメント》
過日、千葉朗読サークル「わかば」の代表に、第25回千葉市視覚障害者福祉大会のアトラクションとして、朗読会を上演して欲しいという依頼があった。千葉朗読サークル「わかば」は従来から、視覚障害者の福祉施設にボランティアとして色々な支援活動をしてきている。朗読でお役に立てるなら願ったり叶ったりである。
ここ1ヶ月あまり、サークルの会員は自主・自立的に色々と準備をしてきた。今回の朗読会について、私はほとんど口出しをしなかった。朗読会のプログラム(作品と出演者など)は、すべて会員の皆さんが自主・自立的に企画していた。当日、私は参加者の1人として昼食をご馳走いただいたが、内実はただの付添いであった。
朗読会の名称を「耳で楽しむ文学散歩」と名づけたのは誰だか知らないが、なかなか素晴らしいネーミングである。司会は出演者とは別の会員がおこなったから、最初のアトラクションの紹介以外はすべて千葉朗読サークル「わかば」が取り仕切ったわけである。サークルの会員は、出演者は出演者として堂々と朗読した。
司会者も堂々と司会していた。終演後は、サークルの皆さんに誘われて、近くの外食レストランで楽しく「お茶」をした。サークルの皆さんは、無事に大役を済ませたので気持ち良く「お茶」していた。こういう「お茶」はこたえられない。これが一つの機縁となって、今後もこのような朗読会の依頼が来たら嬉しいと思う。
「満天星」ライブ第6回
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)10月17日(火)
開場12時30分 開演13時00分
〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)
〔プログラム〕
【第一部】 司会:大野栄子
1 神無月(原作:宮部みゆき) 上田悦子
2 花の詐欺師(原作:古屋信子) 誉田信子
3 泳げない魚(原作:池田晴海) 櫻井芳佳
4 鮒(原作:向田邦子) 江本なつみ
<休憩>
【第二部】 司会:江本なつみ
5 余寒の雪(原作:宇江佐真理) 成川洋子
6 ラブ・レター(原作:浅田次郎) 大野栄子
7 知恵子抄(原作:高村光太郎) 小林正子
〔主催〕満天星
〔参加〕入場無料(全席自由)
〔申込〕047ー450ー6648 「満天星」代表/上田悦子
第17回「小さな朗読館・ちば」
〔日時〕戦後72年(2017年)10月16日(月)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)
〔プログラム〕
1 「ごはん」向田邦子原作
齋藤恵津子、石田幸子、金附ひとみ、小田志津子
細川美智子、内嶋きみ江、村井とし子、吉田光子(朗読順)
2 「貨幣」太宰治原作 森川雅子
3 「なた」幸田文原作 松尾佐智世
4 「舞踏会」芥川龍之介原作 杉山佐智子
<休 憩>
5 「おかあさんの木」大川悦生原作 大島範子
6 「子猫」高樹のぶ子原作 藤田多恵子
7 「十三夜」樋口一葉原作 助川由利
8 「レモン」内舘牧子原作 吉永裕恵子
9 「すみか」三浦哲郎原作 内田升子
〔朗読指導〕 東 百道
〔主催〕千葉朗読サークル「風」
〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)
《館長のコメント》
観客数は約80人であり、ほぼ満席の大盛況であった。今回は、前回とは異なり、全会員が無事に出演することができた。なかには体調が完全でない会員もいたが、ぜひ朗読だけはしたいということで、何とか舞台に出演したのである。その替わり、午前中のリハーサルを休んだり、出演した直後に帰宅した会員も何人かいた。
ただ、舞台で披露した朗読は体調不良を微塵も感じさせない立派なものだった。私は、客席の最後列中央に座って、台本に講評用のメモを取りながら会員の朗読を聴いていた。観客はどのように感じたか不明だが、私は全会員の上達過程を熟知しているから、会員1人1人の上達ぶりがよく分かり、よく確認することができた。
まず、半数の会員が向田邦子原作「ごはん」を読み継ぎ形式で朗読したのだが、これが良かった。短い作品だが、まさに粒ぞろいの読み継ぎ朗読であった。レベルの高い朗読で読み継いでいくと、その継ぎ目がイメージの連続性を損ねるどころか、互いの朗読が相乗効果を発揮して実に面白い朗読作品に仕上がったように思われた。
その後、残りの半数の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの朗読がかなり個性豊かで聴き応えがあった。太宰治原作「貨幣」、幸田文原作「なた」、芥川龍之介原作「舞踏会」、大川悦生原作「おかあさんの木」、高樹のぶ子原作「子猫」、樋口一葉原作「十三夜」は、それぞれ個性的な朗読表現で聴かせた。
内館牧子原作「レモン」、三浦哲郎原作「すみか」は、作品世界のイメージを私自身の想い出に重ねて、思わず聴き入ってしまった。終演後の会場で講評をしたが、今回は不参加の会員が多かったので、次のレッスン時に追加の講評をしなければならない。打上げ会も、次のレッスンの終了後に昼食会を兼ねて開催する予定である。
第18回「品川朗読交流会」
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月30日(土)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室
〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分
〔プログラム〕
☆品川朗読サークル「あやの会」
「マイフェアホテルレディ」犬丸りん原作 岡林和子
「風」井上靖原作 片桐瑞枝
「絶望の濁点」原田宗典原作 志村葉子
☆朗読とことばの会「ことばの舟」
「ごんぎつね」新美南吉原作 野池鈴江
「夜の雪」藤沢周平原作 藤田咲子
☆朗読サークル“こだま”
「つぶれた鶴」向田邦子原作
朗読ミュージカル「杜子春」(芥川龍之介原作「杜子春」より)
〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
朗読サークル“こだま”
〔参加〕入場無料(全席自由)
〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
03ー3786ー0006(山本)
【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています
《館長のコメント》
この「品川朗読交流会」は、だいたい私の朗読レッスンと重なってしまうため聴きに行くことができない。今回は第5土曜日で他の予定が無かったため聴きに行くことができた。参加者数は70人強。そのうち開催関係者が20人弱、一般の観客は50人強であった。会場の客席数は100席弱だから、ほぼ満席状態であった。
品川「あやの会」は、犬丸りん原作「マイフェアホテルレディ」岡林和子朗読、井上靖原作「風」片桐瑞枝朗読、原田宗典原作「絶望の濁点」志村葉子朗読という内容であった。それぞれに、大変面白かった。わたしは、このくらいの規模のアト・ホームな雰囲気の朗読会が大好きである。1つ1つの朗読を実に楽しく聴いた。
ゲスト団体として朗読とことばの会「ことばの舟」から2人の会員が、新美南吉原作「ごんぎつんね」と藤沢周平原作「夜の雪」を朗読した。また、他の主催団体「朗読サークル“こだま”」は、1人が向田邦子原作「つぶれた鶴」を朗読し、4人が朗読ミュージカル「杜子春」(芥川龍之介原作)を配役をしながら上演した。
終演後には懇親会が催され、今回の出演者とそれを支援した2つの主催団体の会員が参加した。私も参加したので、感想を求められた。私は、今回のように自分が直接に演出や朗読指導していない朗読会を聴きに行く場合は、観客に徹して楽しむことにしている。感想も、面白い内容で大いに楽しかった、という域を出なかった。
会場で、朗読とことばの会「ことばの舟」を主宰し、朗読指導しておられる高村花美先生に紹介され、同席させていただいた。高村花美先生は、大田区内でいくつもの朗読グループを指導しておられるという。私も、今年から大田朗読サークル「くすのき」を立ち上げ、朗読指導を開始した。今後の朗読的な交流を期待したい。
その後、品川朗読サークル「あやの会」の会員の皆さんに誘われて、しばらく「お茶」した。その場でも、今回の出演者から講評を頼まれたが、台本もなしに楽しんで聴いたのだから、と断った。正直にいうと、3人が3人ともとても上達したと思った。まだまだ伸びしろはあると思うが、以前に比べたら格段に上達したと思う。
ふなばし東老朗読会(第37回)
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月28日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室
〔プログラム〕
「無名の人」司馬遼太郎原作 谷千和子
「第一夜」「第三夜」夏目漱石原作 (『夢十夜』より) 井上みつ江
「狐物語」林芙美子原作 遠田利恵子
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員25名)
《館長のコメント》
船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに5年以上も継続していたが、この2017年度も引き続き依頼された。私は、第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。
サークルの窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を私に報告してくれる。以下に、その内容をほぼそのまま記す。来場者数は19名(そのうち新規の来場者は1名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは13名参加、参加者総数は合計32名であった。今回もバラエティーに富んだ朗読作品を楽しんで頂けたという。
夏目漱石原作「『夢十夜』より第一夜・第三夜」は、しっかり練習を積んで朗読者の世界を表現したという。現状よりもさらにより良くということで、当日の直前リハーサルでは、リーダーの古参会員から「愛あるダメ出し」をマンツーマンで開演間際まで受け続け、本番では、従来よりさらに凄味のある朗読を披露したという。
林芙美子原作「狐物語」は、林芙美子が戦時下に疎開先の長野県の山村で、村人から聞いた話を元に書いた70編の童話の1つ。物言わぬ動物に対する人間の誤解や思い込みによる確執。お互いを思いやって、お互いが幸せに暮らしていければ良いのに、という林芙美子の想いが、朗読者の優しい語り口で聴き手に伝わったという。
司馬遼太郎原作「無名の人」は、中学校の国語の教科書用に書き下ろされたエッセー。歴史の舞台に一瞬しか登場しない文字通り「無名の人」。しかし、その人がいなければ、恐らく歴史が変わったであろうというエピソードを、朗読者が迫力ある表現で朗読し、聴き手もその場に臨席したように感じられた朗読だったという。
今回も休憩時間に、ご来場の皆さんに声を出して頂いたという。会員のリードによって「あめんぼ あかいな あいうえお」で始まる滑舌の練習、北原白秋の『あめんぼの歌』を参加者全員で唱和したという。前回に続きご来場の皆さんにとって2回目だったので、前回よりさらに元気に大きな声を出して下さったということである。
《 来場者からの感想 》
★今日初めて来ましたが、とても良かったです。また次回も楽しみにしています。
【報告者注1】
この方から、来場の申し込みをする時に、担当職員の方から「人気が有ってキャンセル待ちをしている方がいらっしゃるので、来れなくなったら必ず連絡して下さい』」と云われたと伺いました。とても嬉しい事です!
また時折「朗読した作品の原作を読んでみたい」「この作品は何という本に収められていますか?という質問を頂きますので、今回からガイドになるように資料を作成して配布しました。併せて、開演前BGMで流しているCDも掲載してみました。
【報告者注2】
第一回目から毎回聴きに来て下さって、午前のレクリエーションに参加していた方々を朗読会に勧誘して下さっている常連さんがいらっしゃいました。常々『私は、はなみずき の宣伝担当』と仰って、今 常連さんになっている方々を何人も連れて来て下さいました。
その方が先日急逝されたと担当職員の方から伺い、びっくりしました。独居で、おひとりで亡くなっていらっしゃったそうです。心からご冥福をお祈り致します。そして、ありがとうございました。
八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月23日(土)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)
〔演目〕こうの史代原作/蒔田陽平ノベライズ『この世界の片隅に』
〔プログラム〕
【第1部】『この世界の片隅に』前半
<休 憩>
【第2部】『この世界の片隅に』後半
〔出演〕
中島浩美、小畑勝彦、篠原知惠子、倉林成年、竹川則子、植本眞弓、吉崎瑠璃子、江本なつみ(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)
〔朗読指導〕 東 百道
〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」
〔参加〕入場無料(全席自由)
《館長のコメント》
観客数はプロフラムの配布数から判断すると、約120人であった。客席は約280席ほどであったが、最後列の音響調整席から見ると、けっこう座席が埋まっている感じであった。午前中が雨模様だったという天気にしては、かなり多数の来場者だったと思う。回収したアンケートの中身を読むと、とても好評であった。
出演した会員たちは、本番の舞台では、かなり心情をこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度がかなり感じられた。リハーサルと本番の両方を聴いた家人は、本番はリハーサルとは全然ちがってとても良かった、と感動していた。語り口、表現の流れ、間のとり方など、不満はまだまだあるが、全体的には良かった。
昨年に比べて、今年の朗読発表会は会員数が3分の2くらいに少なく8人となっている。逆に、朗読時間は、前半70分、後半70分、と増えている。会員1人当たりの朗読時間は前半、後半ともに、それぞれ9分弱と長い。朗読時間9分といえば、たとえば、斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読時間7分強より2分近く長い。
そのように長い朗読時間の朗読を8人が読み継いでいくのである。相当の朗読表現をしなければ、観客を舞台に引きつけ続けることはむずかしい。途中に休憩(約15分)を入れるにしても、トータルで140分の朗読をまとめて聴かせるのである。映画でも上映時間140分の作品は長編である。観客の集中度が心配であった。
最後列奥の音響調整席から見ていたかぎりでは、観客の皆さんは最初から最後まで舞台に集中して、朗読に耳を傾け続けてくれていたように感じた。舞台の上の2脚の椅子に順々に出て来ては、ただ本を声を出して読むだけのことを140分間も聴いていただいた。これは、改めて考えてみれば、大変なことではないだろうか。
観客の感動の度合いは、最後の拍手の音の度合いで大体のところは分かるものである。今回の観客からの最後の拍手は、かなり感動した拍手のように聴こえた。終演後の会員たちも、かなり手応えを感じていたのだろう、全員が達成感に浸っているようだった。ただし、朗読指導者としての私はそうそう甘い顔をしていられない。
打上げ会の会場でも、私は今回の朗読について高く評価した反面かなり辛口の講評もした。私は挨拶代わりに、今後1年間のレッスン計画表と次のレッスン台本を配布した。また、今回は特別に、取材してくれた『八千代よみうり』の掲載紙を全員に配布した。事前に取材した馬場記者から全員分を送ってもらっていたのである。
その後、イタリア料理の食事をしつつ、回収したアンケートを会員が分担して読み上げたり、一人一人の感想や意見を順々に発表したりした。予鈴・本鈴と緞帳の上げ下ろしを手伝った家人も、自分の感想を述べていた。来年の朗読発表会に向けてピアノ伴奏を依頼されてもいた。その代り、私に聴き役に徹しろというのである。
ほっとサロンあやの会 第1回 おさらい会
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月13日(木)
午後2時より
〔会場〕大崎ゆうゆうプラザ
〔プログラム〕
「虹を作る少年」西澤實原作 奥村紀久子、星野祐子
「紅皿かけ皿(東京のむかし話)」小松崎進再話 上島俊子
「ひさの星」斎藤隆介原作 木城美代
「木漏れ日」稲葉真弓原作 山田 巴
〔主催〕ほっと・サロンあやの会
〔参加〕入場無料
【注】終了後、茶話会を予定しています
《館長のコメント》
この朗読会は、品川朗読サークル「あやの会」の会員の有志が企画・運営・朗読指導しているほっと?サロンあやの会の参加者が、日頃の朗読の成果を「おさらい会」という形で公開する初めての試みである。
この「ほっとサロン」は、品川区社会福祉協議会のボランティアセンターが呼びかけているもので、以下のような目的で活動しているものである。
「誰もが楽しく参加できる地域の憩いの場です。
身近な地域で、住民が世代を超えてサロンに集い、企画の内容や運営までみんなで考えて参加する楽しい仲間作りの活動です。
サロンは、人との会話や外出機会の少ない高齢者や障害者、子育て中の母親等の身近な「地域交流の場」でもあります。
そこでふれあい、交流することにより閉じこもりの予防や子育てに関する不安の解消、情報交換の場としてもその効果が期待されています」
その「ほっとサロン」の一つとして、品川朗読サークル「あやの会」がサークルとして取り組んでいる朗読指導の場である。ただし、朗読指導といっても堅苦しいものではなく「朗読を楽しみながら、茶話会をします」という感じの楽しい朗読のための集まりの場(サロン)として、会員の有志が企画・運営・朗読指導している。
私が朗読指導している朗読サークルから、ついに、このように朗読指導する試みが始まったかと思うと、いささか感無量という感慨を抱いてしまう。
ふなばし東老朗読会(第35回)
〔日時〕戦後72年(西暦2017年)7月27日(木)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室
〔プログラム〕
「海からきた少年」立原えりか原作 昌谷久子
「菊の香り」阿刀田高原作 鳥海治代
「五十鈴川の鴨」竹西寛子原作 村木ひろみ
〔主催〕船橋市東老人福祉センター
〔参加〕入場無料(定員25名)
【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
047ー487ー3721 (東)
《館長のコメント》
船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに6年以上も継続しているが、今年度も引き続き依頼されている。しかし、私は第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なるので、この朗読会には参加できない。
そこでサークルの窓口担当役員が、毎回その開催模様を私に報告してくれる。前年度の担当役員はファックスと電話だったが、今年度の新役員はメールである。以下に、その報告の概要を記す。来場者数は21名(そのうち新規の来場者は6名)、船橋「はなみずき」からは15名が参加、参加者総数は36名であった。
立原えりか原作「海から来た少年」は、海辺の砂浜を舞台に、不老不死の薬で永遠の命を得た少年の苦悩と、その少年に恋をした少女のおとぎ話。読み始めと終盤にアルパ(インディアンハープ)の演奏のバック音楽を流して朗読。朗読と音楽の組み合わせで、独特の「立原えりか ワールド」をつくりあげていた、という。
阿刀田高原作「菊の香り」は、当初は森鴎外原作「舞姫」を予定していたが、作品を変更して朗読。少年がレジャーランドの菊人形を製作中の現場で、菊人形の中に亡くなった父親を見かける。菊に囲まれた青白いその顔は「(出棺前) 最期に見た顔と同じ」だったという少々ブラックなショートショートであったという。
竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」は、自身も被爆した原作者が、ある原爆被爆者の胸のうちを綴った小説。人災・原発事故の起きた2011年の8月に、この作品は出版された。神域である伊勢神宮の内宮を流れる「五十鈴川」の清流。そこに浮かぶ鴨の親子、被爆者故に家庭を持つことを選ばなかった友人。靜謐な時間の流れ。
最後の朗読作品「五十鈴川の鴨」は、朗読者が2011年に出会い「いつか朗読したい」と思った作品であったという。その後、2016年にラジオで朗読されたのを聴いて、この「ふなばし東朗朗読会」で朗読すべく約1年をかけて練習したという。その成果が出て、観客が身を乗り出して作品の世界に引き込まれていた。
今回は、休憩時間に、会員の1人がリードして「あめんぼ あかいな あいうえお」で始まる滑舌の練習、北原白秋の『あめんぼの歌』を参加者全員で唱和した。皆さんは、元気に、大きな声を出してくれたという。この参加者全員の声出しが意外に好評で「またやりたい……」という声を多数いただいたということであった
。
来場者からの感想は、つぎのようなものであったという。
★三作品、それぞれでとても楽しかったです。また次回も来たいです。
★竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」の朗読がとても良かったです。
★今まで知らない作家・作品が朗読で聴けて、毎回楽しみにしています。
第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」
〔日時〕戦後72年(西暦20167年)7月26日(水)
開場13時00分 開演13時30分
〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)
〔プログラム〕
1「ある夜の星たちの話」小川未明原作 遠田利恵子
2「炎のメモワール『滅亡の日』」 央 康子
山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳
3「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ原作 小松里歌
<休 憩>
4「身投げ救助業」菊池寛原作 内田升子
5「家霊」岡本かの子原作 東 百道
〔司会進行〕飯野由貴子
〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)
〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会
〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)
〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
047ー487ー3721(東/ひがし)
《館長のコメント》
今回の観客数は約105人。前回よりかなり減ったけれど、何とか100人の大台は確保することができた。従来から、私は無料招待券の類のものをほとんど発行していない。今回も6枚しか発行しなかった。そのほとんどは、いわば儀礼的なものであったから、そのうち実際に来場したのは2人だけであった。
逆に言えば、観客のほとんどは入場料を支払って下さった方々である。また特記したいのは、電話予約者は1人を除いて全員が来場して下さったことである。
実経費的な収支分岐点は、チケット販売が90枚のところにある。チケット販売数が90枚を超えれば、一応は赤字にはならない。今回も赤字にはならなかった。
実経費的な収支とは、私の出演料や、朗読会を準備&運営する私と家人(マネージャー役)の人件費など実経費として実際の金銭を支払っていない分を除いた実経費を支出とし、チケット販売収入のみを収入とした場合の、収支勘定のことである。
実経費的な収支が赤字ではないといっても、本来的には大赤字ではある。
今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして支援して下さった。その支援者の皆さんは、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)を担って下さった。昼食時に弁当とお茶を出す以外、お礼などは何もしていない。この人件費も支出に見込んでいない。
今回も、朗読会の司会進行役を飯野由貴子さんにお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしていただいている。司会進行がピシッとしていると、朗読会が引き締まる。私はもちろん4人のゲスト出演者もそれに大いに支えられている。
また、宣伝用チラシのデザインをして下さったのは、今回は千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんであった。今回の4人のゲスト出演者の朗読もそれぞれ大変に良かった。ゲスト出演者の全員が、それぞれ現時点における最高の朗読をしてくれたと感じている。これらの方々にも、人件費なしに協力していただいている。
私は、今年から、3回ごと(1年ごと)に作家を変え、それぞれの作家から作品3つを厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。今年は、岡本かの子シリーズとして「鮨」「家霊」「みちのく」の朗読を3回連続で上演していく。今回の「家霊」は、前回の「鮨」と同じく、私の好きな作品なので楽しく朗読できた。
舞台挨拶は、その「家霊」を目一杯に朗読した直後だったから、話すべき適切な内容が思い浮かばなかった。そこで、この「小さな朗読館」の会計収支に関する内輪話を少しだけ披露した。今回ぐらいの来場者があれば、会計収支的には帳尻が合うこと。ただし、その場合の支出には私の出演料や家人の人件費を含めていないこと。
ゲスト出演者と司会進行者には交通実費程度しか進呈していないこと。これまでも、赤字になったことはないこと。したがって、少しづつ手持資金は貯まっているが、それは将来的な企画(音楽演奏や外部の朗読者とのコラボなど)、あるいは、当面の運転資金のためにプールしていること。挨拶にふさわしい内容ではなかったか?
ボランティア朗読会『白旗の少女』 追加!
〔日時〕戦後72年(2017年)7月10日(月)
〔会場〕品川区立荏原第6中学校/体育館
〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』
〔プログラム〕
読み継ぎ朗読「白旗の少女」
〔出演〕 品川朗読サークル「あやの会」の会員有志10人
〔主催〕 品川区立荏原第6中学校
〔参加〕 品川区立荏原第6中学校/3年生全員
《館長のコメント》
このボランティア朗読会『白旗の少女』に、私は参加していない。そこで、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員・山本扶美子さんが電話でその上演模様を報告してくれた。全体としてはうまくいったし、学校の先生方も高く評価してくれて、さっそく来年も引き続いてこのような朗読会を開催することを依頼されたという。
昨年まで、特攻隊の悲劇をあつかった『ホタル帰る』を3年生の各教室でクラス別に上演していた。今年から、新しく『白旗の少女』を3年生全体を一堂に集めてもらい、一挙に、本格的に上演するよう、渉外担当役員・山本扶美子さんが熱心に働きかけ、ようやく実現に漕ぎつけたのである。それが成功したのだから、嬉しい。
品川朗読サークル「あやの会」は、これまでも毎年、中学校3年生を対象にボランティア朗読会『ホタル帰る』の上演を継続してきた。中学生に先の大戦の歴史的悲劇を語り継ぐためである。最初のころは、私もその朗読会のためにいろいろと手伝ったが、近年は品川朗読サークル「あやの会」がすべてを自立的にやっている。
そのような中学校におけるボランティア朗読会の最大の喜びは、来年もまた引き続いて朗読会を依頼されることである。そして、そのように依頼されることが、どのような称賛や評価や謝辞よりも心嬉しいものなのである。今回は10人の「あやの会」の会員が出演したが、終演後は反省会を兼ねて2時間も「お茶」したという。
それやこれやで疲れ切って、報告が夜になってしまったと、渉外担当役員・山本扶美子さんはしきりに恐縮していた。そのように疲れているにもかかわらず、今後は中学生たちのためにより良い朗読会にしていかなければならない、と熱弁をふるっていた。改善しなければならない点をつぎつぎに列挙していたのは頼もしい。
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