館長の朗読日記2088/第38回「ふなばし東老朗読会」について
館長の朗読日記2088 (戦後72年12月04日 新規)
○第38回「ふなばし東老朗読会」について(1)
船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに5年以上も継続してきたが、この2017年度も引き続き依頼された。私は、第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。
船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様をメールで私に報告してくれる。先日(12月02日)に報告されたのは、11月30日(木)に開催された第38回「ふなばし東老朗読会」の開催模様であった。私はまったく見聞していないので、その報告内容をほぼそのまま記す。
来場者数は20名(そのうち新規の来場者は2名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは13名参加、参加者総数は合計33名であった。船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した13名には、出演者3人と報告者(=司会進行役)1人も入っている。すなわち、サークルから9人が手伝い方々傍聴に行ったというわけだ。
○第38回「ふなばし東老朗読会」について(2)
プログラムは、以下のとおりである。
①重松清原作「さかあがりの神様」畑野欸子朗読
②佐藤愛子原作「マゴとの戦い・闘う子守唄」(『娘と私と娘のムスメ』より)中山慶子朗読
③国木田独歩原作「馬上の友」小林いさを朗読
観客の反応あるいは報告者の感想は、以下のとおりである。
①「さかあがりの神様」畑野欸子朗読:「逆上がりの練習」という、日常のありふれた些細な出来事を題材にした短編。お互いに愛情表現が不器用な継父子の、ぎこちないけれども温かい交流を穏やかに朗読されました。何となく懐かしくて、ほっこりしました…という感想をいただきました。
②「マゴとの戦い・闘う子守唄中山慶子朗読:佐藤愛子さんご自身のお孫さんとの日常のひとこまを、独特の軽妙な文章で綴られたエッセイから、二話を朗読されました。手強い一歳児を相手に奮闘する様子を、子守唄も歌いながらの大熱演! 「孫との闘い」は、聴き手の皆さんも経験が有るので「うんうん、判る判る!」と頷いたり、中山さんの熱演に笑ったり……と楽しんでいらっしゃいました。時代物を朗読される、いつもの中山さんとは違う一面を披露され、クスクスから大爆笑へ……と楽しい朗読でした。
③「馬上の友」小林いさを朗読:馬に乗る事を通じて親友になった男の子二人が、少年らしい夢を獲得して成長して行く。後年偶然に再会した時には、海軍士官・汽船会社の事務長としてお互いに大成し、馬から船に乗っている……という物語。小林さんのお人柄の顕れた、優しく温かい朗読。でもきっちりと真面目に国木田 独歩の作品を表現され、「とっても良かった!」との声がかかりました。
○第38回「ふなばし東老朗読会」について(3)
来場者から直接いただいた感想 は、以下のようであったという。
★今回初めて来場された方に感想を伺いましたところ、熱心にメモを取っていて下さり、一作品毎に感想を言って下さいました。
★本で読むのと、声で聴くのとはこんなに伝わり方が違うのか……と驚きました。
★国木田 独歩は、自分では積極的に読む機会が無かったが、内容がすんなりと入って来ておもしろかった。
他の作品も読んでみたいと思いました。
★三作品、それぞれ違ってとても面白かったです。
★BGMも良かったです。
(開演前と休憩時間にジョージ・ウインストンのCD『Autumn』を流しました)
☆小林さんが朗読された作品の中の『空想のつばさ』という言葉が気に入った……とメモされ、自分も使ってみようと思います……と仰った方がいらっしゃいました。作品の世界観を表現するキーワードだったので、それがキチンと伝わる朗読をされるのは凄い事だな〜と思いました。
なお、途中の休憩時間には、サークルから手伝いに行った会員のうちの2人がリードして、相田みつをの『詩』を三編、参加者全員で朗読したという。この、休憩時間に短い文章や詩を声を出して全員で朗読する試みは、大好評のようである。
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