« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月

館長の朗読日記2234/第43回「ふなばし東老朗読会」の報告

館長の朗読日記2234  (戦後73年09月30日 新規)



○第43回「ふなばし東老朗読会」の報告(1)

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。第1回を開催したのが戦後66年(西暦2011年)7月28日であるから、すでに8年目も突入している。この2018年度も引き続き依頼され、今回が今年度3回目である。

 第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、私はこの朗読会には参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を報告してくれる。その窓口役員も毎年度交代しており、今回は今年度の担当役員からの報告第3弾である。

 その報告は、今回もファックスで送信されてきたので、そのほぼ全文をつぎに転載する。



○第43回「ふなばし東老朗読会」の報告(2)

 第43回東老朗読会を9月27日(木)に開催致しました結果を報告します。

朗読作品
 *寺田寅彦原作「どんぐり」   御代川裕子
 *吉村昭原作「味噌漬」     井上みつ江
 *伊藤佐千夫原作「守の家」  遠田利恵子

来場者
 申込者は20名でしたが、前日からの悪天候もあり2名欠席でした。
 男性2名 女性16名
 はなみずき会員(出演者含)10名  計28名

参加された方の感想

 初参加の2名の女性
*いままで自身で本を読んでいたが、今日初めて参加し、作品を聞いてとても良かった。次回も参加したい。
*朗読を聞きたいと思っていましたが、なかなかチャンスがなく昔からNHKのラジオより流れる作品を聞いて楽しんでいました。今回伺いとても良かったので、次回も来ます。

*最後に、何名かの参加者から、今回の朗読は読んだことのない作品なので聞きにきた。
*いつも参加してくださる男性から、作者についての質問とか、本の内容の話しなどがあり、参加者のみなさんと共有できましいた。

*朗読された皆さんは、それぞれが自分に合った作品を選び、それなりの心情とイメージがなされ、とても良かったとおもいました。

*今回も休憩時間を少しいただきまして、皆さんと一緒に詩を朗読し、声を出す楽しみを共にしました。






| | コメント (0)

館長の朗読日記2233/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2233  (戦後73年09月28日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月27日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第12回であり、今回から来年2月に開催する朗読発表会「あん」のレッスンに入る。原作はドリアン助川著「あん」である。ハンセン氏病の問題を扱った作品であり安易な気持では取り組めない。

 この台本を前後に分けた2部構成で読み継いでいく。今回は、前半(第1部)のレッスンをした。初読みであるにもかかわらず、会員の皆さんはかなり読み込んできたような朗読であった。こういう作品の場合は、まず登場人物の人物像をどのように想定するかが重要になる。主人公の2人は当然だが、脇役の人物設定も大事である。

 このように、それぞれの人物像を設定した登場人物が、それぞれのセリフを、それぞれの物語(場面)の展開において、どのようなイメージと心情で音声言語表現しているのか。その1つ1つを設定していかなければならない。会員に1人1人に各自の朗読分担部分を朗読してもらいながら、気になる部分を1つ1つ確認していった。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 そのような確認を愚直に細かくしていくと、朗読している当人はもちろん、確認している私自身においても、この作品の理解が深まり、場面のイメージや表現主体の心情が鮮明になっていくような実感を持つことができた。私と朗読した会員のやり取りを傍で聴いて、他の会員達が作品の解読と朗読の関連を実感してもらえば嬉しい。

 大切なのは、セリフにしても地の文にしても、他人事(ひとごと)として表現するのではなく、自分事(わがこと)として表現することである。問題は、この内容をどれだけ自分事(わがこと)として表現することができるか、であろう。そういう意味で、これは大変むずかしい作品を選んだものだと思う。どこまで仕上げられるか。

 今回のレッスンでは「わかば朗読会」のチラシが配られた。この「わかば朗読会」は、千葉朗読サークル「わかば」が自立的に主催する朗読会である。朗読発表会では長編を読み継ぎ形式で上演するので、別途1人1作品形式の朗読上演もやりたいというのが開催の主旨である。定員27名という小さい会場で楽しく上演するという。








| | コメント (0)

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

                  (戦後73年09月27日 更新)



【カレンダー】



●戦後73年(西暦2018年)



10月06日(土)第20回「品川朗読交流会」
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

10月14日(日)第19回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月24日(水)朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE
 /朗読くらぶ「満天星」

11月07日(水)「わかば朗読会」 NEW!
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

11月28日(水)第13回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後73年(西暦2018年)



第20回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)10月06日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区大井第三地域センター・第1集会室

〔交通〕JR西大井駅より徒歩10分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」

「ちっちゃなかみさん」平岩弓枝原作
山本淑子、片桐瑞枝、岡林和子、川崎玲子、松倉美那子、赤塚弘子、志村葉子、山本扶美子

☆朗読サークル“こだま”

「うるさい相手」星新一原作  
「海亀」張抗抗原作
「火垂るの墓」野坂昭如原作

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
           03-3786-0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇談会を予定しています

【注】この「品川朗読交流会」は、品川朗読サークル「あやの会」と朗読サークル“こだま”が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。



第19回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後73年(2018年)10月14日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1「モチモチの木」斎藤隆介原作       森本 依里
2「小さい太郎の悲しみ」新実南吉原作  松尾佐智世                
3「黄色いスカーフ」安房直子原作      細川美智子
4「どんぐりと山猫」宮澤賢治原作      杉山佐智子                
5「つる」大川悦生原作             大島 範子                
             <休 憩>
6「私とヌク」佐々木丞平原作         石田 幸子
7「また明日・・・」小川洋子原作       藤田多恵子
8「著物」幸田文原作              内田 升子
9「粋人」太宰治原作             吉永裕恵子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(294)2766/森川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)



朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE

〔日時〕戦後73年(2018年)10月24日(水)
     開場12時30分  開演13時00分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・3階ホール

〔プログラム〕

第1部 司会:大野栄子
1「屋根の上のサワン」井伏鱒二原作    小林正子
2「本日は、お日柄もよく」原田マハ原作   櫻井芳佳
3「青い火花」浅田次郎原作          譽田信子
4「十三夜」樋口一葉原作            成川洋子
               <休憩>
第2部 司会:成川洋子
5「よだかの星」宮澤賢治原作        江本なつみ
6「墨丸」山本周五郎原作           上田悦子
7「盆土産」三浦哲郎原作           大野栄子

〔主催〕朗読くらぶ「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由/客席数216)

〔問合せ&申込み先〕047(450)6648/上田悦子(満天星代表) 

【注】この朗読くらぶ「満天星」LIVEは、朗読くらぶ「満天星」が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。



「わかば朗読会」 NEW!

~お気軽に ご参加下さい!~

〔日時〕戦後73年(2018年)11月07日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕都賀コミュニティセンター(1階)サークル室

〔プログラム〕

1 「死の舞台」星新一原作          仲田紘基
2 「山桜」藤沢周平原作            田中和代                
3 「おじいさんがおばけになったわけ」  井出陽子
  キム・フォップス・オーカソン原作                 

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」
      (第2、第4木曜日 13時30分/都賀コミュニティセンター)
     会員募集中!!

〔参加〕入場無料(定員27名/予約不要/入場無料)

〔問合せ先〕080-6704-3572(金子)

【注】この「わかば朗読会」は、千葉朗読サークル「わかば」が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。



第13回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)11月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ひのきとひなげし」宮澤賢治原作     竹川則子
2「草履」幸田文原作                高木幸恵
3「虎」久米正雄原作               内嶋きみ江
             <休 憩>
4「流人えびす」さねとう あきら原作     志村葉子
5「心中」森鴎外原作(森鴎外シリーズ3)   東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
      047-487-3721(東/ひがし)






| | コメント (0)

館長の朗読日記2232/溝口直彦先生の没後10年によせて

館長の朗読日記2232  (戦後73年9月26日 新規)



○溝口直彦先生の没後10年によせて(1)

 猛暑の夏もようやく過ぎて、今年も秋分の境を越した。暑さ寒さも彼岸までというが、暑さが和らぐどころか、今日などは肌寒いほどであった。彼岸だからというわけでもないが、家人が香典記録を見ながら「溝口先生が亡くなったのは平成20年だったのね」と言った。溝口先生が亡くなって早や10年が経ったわけである。

 溝口直彦先生は、私に朗読を初めて教えくださった朗読上の恩師である。私には直接的・間接的な恩師が他に何人かいるが、そのほとんどは亡くなっている。私の死生観は、吉本隆明の感化で、人間は「死ねば死に切り」というものである。従って、恩師たちの死後の年数を気にしたことはない。溝口先生の場合も同様である。

 しかし、早くも10年が経ってしまったかという感慨は、やはり私の胸中に湧いてきた。こういう場合、このブログに「館長の朗読日記」を掲載していたのは役に立つ。すぐに、戦後63年(西暦2008年)2月03日に掲載した「館長の朗読日記 105」の中に「溝口直彦先生の逝去について」という記述を見い出した。



○溝口直彦先生の没後10年によせて(2)

 溝口直彦先生が逝去されたのは、戦後63年(西暦2008年)1月31日である。享年86歳であった。告別式は2日後の2月02日に行なわれている。現在、山梨県は朗読が非常に盛んであるが、その最初の種を蒔いたのが溝口直彦先生であった。さらに、土地を耕して朗読の種を数多く増やしたのが河野司先生であった。

 その河野司先生は、溝口直彦先生が逝去された前の年、すなわち戦後62年(西暦2007年)の11月に66歳で亡くなった。すなわち、その時点で現在の山梨県の朗読を隆盛に導いた2人の朗読指導者が相継いで亡くなったのである。その2人の朗読指導者の後継者が、山梨県の朗読の隆盛を守って支えているわけである。

 今年の彼岸もようやく過ぎて、予想以上に涼しくなって、私も柄に無く感傷的になったようである。今日はふとしたきっかけで10年前の「館長の朗読日記」を読み返し、溝口直彦先生と河野司先生のことを思い返してしまった。特に、河野司先生の享年66歳というのは残念だ。後10年あったら、どんなに良かったことか。








| | コメント (0)

館長の朗読日記2231/朗読におけるバック音楽としてのピアノ演奏について

館長の朗読日記2231  (戦後73年9月24日 新規)



○朗読におけるバック音楽としてのピアノ演奏について(1)

 数年前から、品川朗読サークル「あやの会」の朗読発表会において、家人のピアノ演奏をつけるようになった。これは「あやの会」の依頼に基づいているが、私がそれを了解したのは、実は朗読におけるバック音楽としてではない。朗読の声はピアノの音に負けてしまう。そこで朗読の前奏としてピアノ演奏を入れたのである。

 その朗読発表会にピアノ演奏を入れた主な理由は、会場の舞台構成を考えたためである。会場の小山台会館のホールは、小規模な音楽ホールである。舞台は狭く、舞台上にはピアノが常置されている。そのピアノを舞台上から撤去することはできない。朗読会の舞台に、ピアノがただ置いてあるのはいかにも変な具合であった。

 そこで、少しでもピアノ演奏を入れれば、何とか様になると思ったのである。最初は、朗読の前に雰囲気づくりの前奏として入れ、朗読の最後に少しだけ朗読にかぶせながら朗読が終わった後の雰囲気を盛り上げて終わるために後奏として入れることを考えた。他には、朗読の中間に、ダレた雰囲気を引き締めるために入れた。



○朗読におけるバック音楽としてのピアノ演奏について(2)

 朗読にピアノ演奏をかぶせるところは、朗読の邪魔をしないように選曲と演奏に注意をはらった。選曲については、単音を長く引っ張る静かな曲目(例えば「G線上のアリア」など)を選定した。演奏については、ソフト・ペダル(3つのペダルの左側のペダル)を多用した。その結果、幸いに来場者からかなりの好評を得た。

 その直後に、品川の朗読会を聴きに行った八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員から、八千代の朗読会にもピアノ演奏をつけて欲しいとの要望を受けていた。八千代の朗読発表会の会場(勝田台文化センター3階ホール)の舞台上には、ピアノが常置されていない。ピアノはあるのだが、通常は舞台裏に収納されている。

 無理にピアノ演奏を入れなくても、舞台構成の点で問題はない。そこで、その時は、私は渋ったのである。ところが、今年の八千代「新・みちの会」の台本が「星の王子さま」と決まり、そのレッスンを重ねていくうちに、これはバック音楽を入れないと120分は保たないと痛感した。しかし、適当な曲目が思い浮かばない。



○朗読におけるバック音楽としてのピアノ演奏について(3)

 そこに、再々度、ピアノ演奏を入れて欲しいというサークルからの要望があった。録音されたバック音楽よりも、ピアノ演奏と直に組み合わせた方が、あるいはこの「星の王子さま」には合うかもしれないと考えた。立ち稽古や舞台リハーサルの後には、以前に考えていたよりさらに多くの箇所にバック音楽が必要だと感じた。

 事前の会場スタッフとの打ち合わせのついでに、実際の舞台でピアノを設定してもらった。ピアノはフルコンサート用の大きな型で、舞台の左側のほとんどを占めている。緞帳にかからないように、しかも、ピアノの音がマイクに入らないようにするためには、読み継ぎ朗読のための座席2つは舞台の右側に寄せるしかなかった。

 舞台の左側にピアノ、右側に読み継ぎ朗読ための座席2つ、それらがバック全面の照明に浮かび上がる舞台構成は悪くなかった。読み継ぎ朗読と音響を抑えたピアノ演奏との組み合わせも悪くないと思った。舞台構成だけでなく、読み継ぎ朗読全体にも、幅と奥行きが加わったように感じた。これも一つの良い様式だと考えた。


| | コメント (0)

館長の朗読日記2230/八千代「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」

館長の朗読日記2230  (戦後73年9月23日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(1)

 昨日(9月22日)の午後1時00分開場、午後1時30分開演で、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」を開催した。会場は八千代市勝田台文化センター3階のホールである。朗読レッスンとしては第3期・朗読ステップ3の21回目、台本「星の王子さま」のレッスンとしては9回目である。

 観客数はプロフラムの配布数から判断すると90~100人だったという。今回の客席は244席であった。私は今回はほぼ聴き役に徹し、もっぱら後方の客席に座って聴いていた。やはり、来場者数が100人を超すか超さないか、あるいは客席数の過半を超すか超さないかが、見た目の盛況感の大きな分岐点であるようだ。

 出演した会員たちは、本番の舞台で自らの心情とイメージをこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度が感じられた。立ち稽古やリハーサルと比べると、本番の方が2~3割はレベルアップしていた。これは朗読の特徴のひとつであり、本当は良し悪しなのだが、本番の方がレベルダウンするよりは良いに決っている。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(2)

 今回の台本&原作の「星の王子さま」は、作品世界そのものはとても面白いものだが、その内容や含意はきわめてむずかしい。今回の台本は、第1部(前半)が主人公の自己紹介部分と、星の王子さまの出会いの部分と、星の王子さまが自分の星を出ていく経緯(バラとの対応その他)の部分、そして星巡りをする部分である。

 第2部(後半)は、星の王子さまが地球に来てからの話しである。庭園のバラたち、キツネ、主人公、ヘビとの対応。そして、別れにいたるまでの経緯が記されている。第1部(前半)は、物語性の展開にしても、思想性の展開にしても、さしたる出来事が起こらない。朗読だけで聴き手を引きつけつづけることはむずかしい。

 第2部(後半)は、物語性と思想性の展開が、かなりダイナミックに動くので、第1部(前半)に比べれば、朗読によって聴き手を引きつけつづけやすい。しかし、いずれにしても朗読だけで計120分を保たせることはむずかしい。そこで、今回は、サークルの依頼もあって、家人のピアノ演奏を随所にかぶせることにした。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(3)

 実は、朗読とピアノ演奏の相性はあまり良くない。ピアノの音に、朗読の声は負けるのである。歌を歌うように声を張り上げる場合はそうでもないが、普通に物語る朗読の場合は負けてしまう。朗読の合間にピアノをいれるならばまだしも、朗読にピアノ演奏をかぶせるのはむずかしい。今回はそれを承知でかぶせたのである。

 しかし、案に相違して、来場者の評判はかなり良かった。ロビーでの感想も、アンケートによるものも、大変に好評だったのは嬉しかった。朗読は、第2部(後半)はとても好評であったが、第1部(前半)はそれほどではなかった。朗読時間約120分の大作を読み継ぎ形式で上演する場合は、常に前半の朗読がむずかしい。

 しかし、今回はこのむずかしい「星の王子さま」を何とかやり終えた。そこで場所を変えての打上会は盛り上がった。会員の皆さんは達成感に浸っていたようである。家人もピアノ演奏の大役を無事にやり終えたのでホッとしたようである。私は、具体的な役割があまりなかった割には精神的にかなり疲れたが、ホッともした。





| | コメント (0)

館長の朗読日記2229/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2229 (戦後73年/西暦2018年09月21日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月20日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第9回目、レッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第3回目である。この「はなみずき」は毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。今月27日がそうである。

 通常は、サークルの会員が3人、各自が選んだ短編をそれぞれ朗読する。観客は常連が多く、耳が肥えてきているらしい。朗読が終わると、かなり率直な感想や意見を言ってくれるらしい。それが何よりも励みになる。同時に事前練習をキチンとするための鞭撻にもなっている。レッスンの前後に相互啓発的な自主練習をしている。

 来年3月の「ふなばし東老朗読会」は、今年度の最後ということで、今年のレッスン台本、向田邦子原作「父の詫び状」を6人の会員が、また、芥川龍之介原作「杜子春」を9人の会員が、それぞれ読み継ぐ形式で朗読するという。そして、私がそのための朗読分担をおこなうことになった。私が決めるのが、もっとも無難らしい。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 向田邦子原作「父の詫び状」のレッスンは、時間的に順調であった。そのレッスンの過程で、会員の皆さんが着実にレベルアップしていることを、シミジミと実感した。モッタリとした語り口が、テンポの良い語り口に進化してきた。他人事のように心情の入らない朗読だったのが、心情の入った語りかける語り口に進化してきた。

 声も、朗読的な意味で良くなってきた。向田邦子原作「父の詫び状」の場合のセリフ表現についても(「セリフ」←「登場人物」)←「原作者」という二重構造的な表現が必要と解説したところ、たちまち私の主旨を理解して実行して見せた会員が何人かいた。これは、ある程度の朗読レベルに達していないとできない芸当である。

 来年4月に開催する朗読発表会は、菊池寛原作「恩讐の彼方へ」に決定済みである。内容は良いのだが、朗読時間が90分~100分と短い。15人の会員は読み継ぐと1人当たりの分量が少なくなる。そのことを指摘し、会員の皆さんの意向を改めて確認した。そのことを承知の上で、会員の総意として決めたということだった。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月20日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第5回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第5回目である。今回の台本は漢字が大変むずかしいのだが、この第5回目になってようやく普通の朗読ができるようになった。

 前回のレッスンで、珍しくはっきりと朗読的な飛躍をとげた会員が2人いたことを記した。その2人とも、先日の夏季朗読特別講座「やまなし」を受講した会員であったことも記した。その2人が今回どのような朗読をするかに、興味をもって聴いてみた。案の定、かなり元に戻っていた。しかし注意すると、また少し良くなった。

 この2人に刺激を与えた夏季朗読特別講座「やまなし」は確かに役立っていたのである。あと何回かは揺れ戻しがあると思うが、この2人の会員は、その期間を通過すれば「語る語り口」を修得できるようになるだろうと思う。そうすれば、このサークルのレッスン歴3年以上の会員は全員が「語る語り口」を修得することになる。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 前回のレッスンから、会員が2人増えた。新規に2人が入会したのである。この2人を加えて、今年になってからの新規入会者は3人になった。この3人は、朗読の初心者ということだが、文字言語の音読という意味では、必ずしも初心者とは言えないところがある。従って、あと1年もすれば「語る語り口」を修得できると思う。

 今回の新規入会者2人はとても前向きであるため、先輩会員たちに良い意味での刺激を与えている。今回のレッスンは、従来に比して活気があったが、それは単に会員数が増えたためばかりではない。新規入会者2人の積極的な姿勢が、レッスンの活気を誘発していた。新規入会者の1人は拙著『朗読の理論』を読み通したという。

 また、あと1年もすれば、このサークルの会員数も10人の大台を超すようになることが期待される。そうすれば、このサークルでも、久しぶりに中長編の文学作品を読み継ぎ形式で朗読上演できるようになるかもしれない。ちなみに、来年6月に開催予定の朗読発表会は、1人1作品形式の朗読上演をすることが決定済みである。








| | コメント (0)

館長の朗読日記2228/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2228  (戦後73年9月20日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 一昨日(9月18日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第7回目であり、その第2本目のレッスン台本・向田邦子「父の詫び状」の第1回目のレッスンである。今回の重要課題は、来年5月に開催予定の朗読発表会の台本原作を選定することである。欠席者は2人であった。

 実は、前回のレッスンの後に、出席者が互いに推薦する原作のプレゼンテイションをするなど、丁寧な選考をおこない、2種類の候補作まで絞り込んだのである。後日、その候補作を知らされたが、それらに私が疑念を呈した。1つは、せっかくの2時間枠の読み継ぎ形式の上演意図を解していない。他の1つは、朗読作品として魅力がない。

 そこで、サークル代表が急きょ会員の皆さんに連絡し、改めて候補作品を募ったのである。その後、サークル代表から連絡があり、レッスン後の再相談の結果、新たな候補作品を全員が読んだ上、次回のレッスン時に最終決定することになったという。会員たちが読み継ぎ形式の上演意図をどう受けとめ、どの作品を選定するか楽しみである。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 レッスンでは、会員の皆さんが着実に上達していると改めて実感した。「父の詫び状」は一種の随想である。地の文は表現主体が向田邦子自身であることが歴然としている。その中に登場人物のセリフが混じっている。はっきりとカギ括弧で括られたセリフもあるし、地の文の中に溶かしこまれたセリフもある。そのセリフ表現が問題である。

 普通の文学作品は、地の文の表現主体が原作者であることは露わではない。しかも作品世界は原作者とは直接の関係がない物語(架空)の世界である。その場合には、登場人物のセリフを登場人物自身が直に話しているように表現しても違和感がない。しかし「父の詫び状」の場合は、向田邦子が急に父親の声色を使っているようでおかしい。

 このような場合には、父親のセリフは、登場人物である父親が直にセリフを表現するのではなく、原作者である向田邦子が父親のセリフを観客に自分の言葉で紹介するように表現する方が自然である。表現の構造からいえば、二重構造的な表現ということになる。このサークルにはプロの声優が2人いるが、2人のセリフ表現が楽しみである。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 一昨日(9月18日)に、大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第1期・朗読ステップ2の第8回目、レッスン台本・太宰治原作「兄たち」の第2回目のレッスンである。この台本「兄たち」は、セリフだけでなく地の文も話体で書かれている。そのすべてを語りかける語り口でセリフのように朗読してもらう。

 このサークルは、昨年の6月に発足したばかりだから、レッスン歴はまだ1年数ヶ月である。前回から、会員の1人が退会した。退会したといっても、サークルの代表に連絡があったきり、指導者である私には何の連絡もないままである。こういう例は初めてであるが、ことほどさように、発足後1年数ヶ月が過ぎても、会員が落ち着かない。

 現在のサークル会員数は6人である。サークルの役員は熱心に会員募集の方策を練り、実行してくれている。私の地元ならば、私ももっと積極的に動けるのだが、遺憾ながら靴の底から足裏を掻くようで、歯がゆく感じている。来年の5月には第2回目の「公開おさらい会」を予定している。再来年の5月には初の朗読発表会を予定している。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 最初の朗読発表会では、先の大戦の実体験をあつかった作品を読み継ぎ形式で上演することを慣例としている。これまで私が指導したサークルは、皆、そのような内容の朗読発表会を2回やってもらってきた。このような朗読発表会を開催するには、朗読的にも、準備や舞台まわり的にも、また、経費的にも、会員の数が10人は必要である。

 逆算すると、来年の「公開おさらい会」までには、会員数が10人の大台を超えていることが望ましい。しかも、ポロポロと退会者が出てくるような不安定な状況ではなく、朗読レッスンを長期間(一応の目安は6年間)つづける決心の会員の構成になることが望ましい。あと8ヶ月でそういうサークル体制を構築できるか否かが勝負である。

 太宰治原作「兄たち」の朗読レッスンについては、この時期のサークルとしてはかなり高いレベルになっていきたと思う。朗読あるいは語りのベテラン2人が頑張っている。サークル発足時からの初心者2人も、まだ2年足らずのレッスン歴としてはかなりの上達ぶりである。最近入会した会員も、当初に比べれば格段に良い朗読をしている。






| | コメント (0)

館長の朗読日記2227/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2227  (戦後73年9月16日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月15日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第19回目。会員の半数は、10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けて共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスンを行なった。他の半数は、1人1作品のレッスンを行なった。

 今回は、来月(10月)14日に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けた最後の通常レッスンである。次回は、午前午後を通してのリハーサルを予定している。さすがに、この時期になると、会員の皆さんは、それぞれのレベルにおいて自分の朗読を仕上げてくる。面白いことに、仕上がってくると欠点が目立ってくる。

 ちょうど、普段着のときは多少の綻びなどは気にならないが、晴れ着で着飾ると綻びのツギハギ部分がいやに眼につくのと同じことである。私のレッスンでは、会員1人1人の仕上がり具合を評価しつつも、仕上がってきたが故に目立ってきた欠点を率直に指摘していく。このサークルは強者が多いから、そう素直には承知しない。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 そこで丁々発止のやり取りが展開されるのだが、入会したての新人会員やレッスン歴の短い会員はハラハラしているのか、あるいは、面白がっているのか。恐らく、その両方だと思う。ともあれ、その丁々発止のやり取りを通して、朗読表現の大事なポイントが浮かび上がってくる点を逃さず、学ぶ気持ちでも聴いて欲しいと思う。

 その入会したての新人会員やレッスン歴の短い会員は、初めから朗読的にかなり高いレベルで、しかも、レッスンに取り組む姿勢も真剣な場合が多い。当然、その朗読的上達の度合いも大きい。こういう強者が多いサークルに敢えて入会してきたくらいだから、それ相応の根性も備わっているのであろう。真に頼もしい存在である。

 このサークルの朗読発表会はここ何年来、1人1作品形式で上演している。1人1作品形式の朗読会にももちろん長所はある。しかし、短所もある。短所の1つは、自分が朗読しやすい作品、あるいは、自分の朗読に合っている作品ばかりを選んでしまう点である。その結果、自分の朗読表現に安住する恐れが生じてくるのである。








| | コメント (0)

館長の朗読日記2226/読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績

館長の朗読日記2226  (戦後73年09月15日 新規)



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(1)

 私が指導する朗読サークルの朗読発表会には2つのスタイルがある。1つは1人1作品形式の朗読上演、1つは読み継ぎ形式の朗読上演。1人1作品形式の方は、世間で通常おこなわれている朗読会と同じスタイルだから、改めて説明する必要はないだろう。問題は読み継ぎ形式の方である。今回、改めて説明する必要を感じたので、ここに記すことにした。

 世間で通常おこなわれている1人1作品形式の朗読会は、原作の文学作品を短編から選ぶか、長編のごく一部を抜粋するかのどちらかである。他人の朗読を聴くのはエネルギーを要する。そのため、よほど優れた朗読者でなければ、長時間の朗読を上演できない。通常は、1人の朗読時間は20分くらいが限度である。そのため、朗読台本も短いものとなる。

 結果的に、世間で通常おこなわれている朗読会においては、中長編の本格的な文学作品をあつかうことができなかった。そういう従来の朗読会の限界を打ち破り、朗読時間が2時間~2時間半くらいの中長編の本格的な文学作品の上演をすることが、そもそもの読み継ぎ形式の朗読上演の目的であった。これを本格的かつ継続的に始めたのは多分私であろう。



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(2)

 ただし1人1作品形式の朗読上演の限界を打破する試みは他にもあった。セリフの部分の朗読を登場人物ごとに配役を決めて別々の朗読者が受持ち、地の文についてもそれだけを朗読する朗読者を別に配役するスタイルである。これを「演劇形式の朗読上演」と名づけておく。この演劇形式の朗読上演は実は朗読ではない。一種のセリフ劇、演劇なのである。

 本来の演劇上演は、作品世界の各場面を視覚的に舞台上に再現しなければならない。大掛かりな舞台背景や大道具小道具などの準備が大変である。演劇形式の朗読上演の場合は、それらを大幅に省略できる。出演者も少人数に絞り込める。そのために、演劇の演出家や役者にとっては、手軽かつ安価に上演できる演劇の代替物のように思われたかもしれない。

 朗読は1人の朗読者が文学作品の文字言語を自身の音声言語で再表現する芸術である。文学作品の作品世界に登場するすべての人物、すべての事物や出来事、要するにその文学作品の作品世界のすべてを自身の音声言語で表現する。そして、その作品世界のすべてを聴き手の頭と心の中にイメージとして再現してもらう。演劇とは似て非なる芸術なのである。



○読み継ぎ形式の朗読上演の意義と実績(3)

 読み継ぎ形式の朗読上演は、朗読本来のスタイルを保持しつつ、そういう朗読を何人かの朗読者で読み継いでいくことにより、1つの中長編の文学作品を一挙に朗読上演しようというものである。朗読の読み手を次々と変えることによって、朗読の鮮度を保ちつつ、2時間~2時間半(途中15分程度の休憩時間を挿入)の間は観客に舞台に集中してもらう。

 読み継ぎ形式の朗読は、戦後61年(西暦2006年)に初めて上演して以降、現在までの約12年間、実に60回近くの公演実績を重ねてきた。そして、私が当初予想した以上の感動をつくることができたと思っている。上演時間が2時間~2時間半ということは、普通の映画の上映時間に匹敵する。その間、作品世界を観客にイメージしてもらっている。

 私が指導している朗読サークルの会員の皆さんも十分に手応えを感じていて、さらに高度な内容の文学作品や古典的な香りをもつ文学作品に挑戦し始めている。加えて、朗読発表会だけでなく、中学校などへのボランティア朗読をこの読み継ぎ形式でやったり、さまざまの自立的な朗読会でこの読み継ぎ形式の上演をして、大変な好評を得ているようである。


 

| | コメント (0)

館長の朗読日記2225/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2225  (戦後73年09月14日 新規)



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月13日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンを行なった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第11回、レッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第6回目、仕上げの通し読みのレッスンである。私が4月に体調を崩しレッスンを1回休止した。そのためレッスン回数が1回減っている。

 この「父の詫び状」を6等分し、会員6人ごとに組分けし、組分けした各組ごとに読み継ぎ形式で仕上げの通し読みをする。今回の出席者は11人であるから、第2組は全体の6分の5までの読み継ぎとなる。この「父の詫び状」の朗読時間は約25分であるから、全体では約50分弱かかった。終了後、休憩時間を約10分とった。

 休憩後、約50分ほど、私から講評を行なった。全体的にはかなりレベルが上がってきたと思う。第3期生の場合は、やはり語り口が中心になる。第2期生の場合は、イメージ表現と心情表現が中心になる。第1期生の場合は、言葉と言葉、言葉の塊と言葉の塊、文と文のつなぎ方が中心となる。これは《間》の問題に直結している。



○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 講評の後に、私から、つぎの朗読発表会の台本「あん」の朗読分担を発表した。千葉朗読サークル「わかば」は、来年2月28日(木)に朗読発表会「あん」を読み継ぎ形式で公演する。原作はドリアン助川著「あん」である。ハンセン氏病の問題をあつかった作品だが、これを朗読する際の心情表現のレベルが問われる内容である。

 読み継ぎ形式の朗読を会員の皆さんに分担分けする場合、従来、私はレッスン歴の長短や朗読レベルの高低を脇において、行数的に均等に配分してきている。しかし、今回は3人の会員が体調が万全ではない。そこで、今回はその3人の会員については朗読分担を2割ほど少なくした。この処置の効果は不明だが、一応は試みてみた。

 わが朗読サークルも、日本全体と同じく、高齢化が進んでいる。もちろん、私自身の高齢化も進行中である。したがって、各朗読サークルが主催する朗読発表会や朗読会、および、私が主宰する「小さな朗読館」に臨む出演者の健康管理や体調管理がますます重要な課題になってくる。また非常時の危機管理体制の構築も重要である。







| | コメント (0)

館長の朗読日記2224/ちょっとした秋休み(後)

館長の朗読日記2224 (戦後73年/西暦2018年09月12日 新規)



○ちょっとした秋休み(3)

 このちょっとした秋休み(9月07日から9月12日までの6日間)も今日が最後である。その後半にやったこと、やっていること、考えてきたことを簡単に記しておく。まず、単行本『朗読の上達法』の執筆を再開した。ただし、これまで執筆した内容を読み返し、全体の構想を見直すことをやったに過ぎない。本格的な執筆再開はこれからである。

 つぎに、今年11月に開催する第13回「小さな朗読館」の広報をしてもらうよう色々と手配した。千葉県域の『地域新聞』のイベント情報欄に掲載を申し込んだ。また、前回の第12回「小さな朗読館」のときに先方からイベント情報掲載の打診があったので掲載をお願いした『船橋よみうり』に、今回はこちらからチラシを送って掲載を依頼した。

 その第13回「小さな朗読館」(11月28日公演)に、私は森鴎外原作「心中」を朗読するので、その練習もした。さらに、再来年の「小さな朗読館」に朗読する文学作品をいろいろと検討した。来年は、岡本綺堂シリーズと決め、シリーズとして朗読する3つの文学作品もすでに選定済みである。しかし、再来年の作家のシリーズは検討中である。



○ちょっとした秋休み(4)

 自分が朗読する作品だけでなく、朗読サークルが朗読発表会で上演する文学作品についても、その選考過程で色々と相談されることがある。朗読サークルが選考した複数の候補作品に眼を通すこともある。そのように、色々な文学作品に眼を通す過程で、感じたことがある。すなわち、文学作品には1回読めば十分という作品があるということである。

 その反対に、何回読み返しても面白い作品もある。それでは1回読めば十分という作品が面白くないかといえば、それが必ずしもそうではない。たしかに1回目に読んだときは面白いのである。しかし、2度読む気にはなれないという感じなのである。逆に、何回読み返しても面白い作品が、複雑で非凡で高尚な内容かというと必ずしもそうではない。

 これは、必ずしも私の主観的な判断ではない。朗読サークルの会員の大多数も同じ判断なのである。そういう判断の根拠はなんなのだろうか。読み手の側の好き嫌いというのとはちょっと違う。作家のネームバリューというのとも違う気がする。こういう場合の読み手の判断を分ける原因は、文学作品の方にあることは間違いない。面白い問題である。




| | コメント (0)

館長の朗読日記2223/ちょっとした秋休み(前)

館長の朗読日記2223 (戦後73年/西暦2018年09月10日 新規)



○ちょっとした秋休み(1)

 先週の金曜日(9月07日)から今週の水曜日(9月12日)までの6日間は、朗読レッスンを初めとする対外的な仕事の予定がなにもない。本来なら先週の土曜日(9月08日)にあるはずの八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンが、他日にスライドした。朗読発表会の本番会場で舞台リハーサルのために、日時を変更したのである。

 私は、朗読レッスンの実施日を火、木、土曜日に当て、月、水、金、日曜日は外している。ただし、火曜日については第1と第3火曜日しかレッスンがないから、逆の第2と第4火曜日は空いている。今週の火曜日(9月11日)は第2火曜日だから、朗読レッスンがないのである。私は決して多忙ではないが、やはり6日間も予定が空くのは珍しい。

 自宅でやらなければならない仕事は山積しているが、やはり対外的な仕事がないと気分が寛ぐ。夏休みが終わった後に来た、ちょっとした秋休みという感じである。前半の先週末は、ライフワークのうち、ここしばらく山積させていた仕事に集中的に取り組み、一段落させた。今週末にはそのライフワークの残りの仕事が、また新たに出てくるのだが。



○ちょっとした秋休み(2)

 朗読関係の仕事も山積している。もっとも気になっているのは、単行本『朗読の上達法』の執筆である。これが、遅々として進んでいない。この『朗読の上達法』の土台となる言語論の基本構造について、自分なりの考えをまとめようと8月末まで取り組んでいたのである。これは、私のライフワークの1つでもある。その仕事もようやく一段落した。

 私が主宰している定期朗読会「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」の準備も、いろいろとある。まず、今年11月に開催する第13回「小さな朗読館」の広報をしてもらうように手配しなければならない。船橋市報『広報ふなばし』、千葉県域の『地域新聞』、先方から掲載を打診していただいた『船橋よみうり』等に向けた手配である。

 私自身の朗読の準備もやらなければならない。第13回「小さな朗読館」(11月28日公演)には森鴎外原作「心中」を朗読する。その練習もさることながら、その先の演目も探して決めなければならない。来年は岡本綺堂シリーズと決め、朗読する作品も選定済みである。問題は再来年である。どの作家のシリーズとするか、まだ決めかねている。




| | コメント (0)

館長が指導する朗読サークル(第48版)

館長が指導する朗読サークル(第48版)

               (戦後73年09月09日 更新)



【八千代市】

○八千代朗読サークル「新・みちの会」

・レッスン会場  八千代市八千代台公民館/会議室
           (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場数台)
・レッスン日時  第2・4土曜日13時30分~16時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ3
・サークル設立  2003年9月
・サークル入会 入会を希望される方は下記にお申し込み願います。
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 八千代朗読サークル「新・みちの会」は、初めは戦後58年(西暦2003年)9月に八千代朗読サークル「みちの会」と八千代朗読サークル「ことのは」という2つのサークルとして発足しましたが、戦後64年(西暦2009年)7月に合体し、改めて千代朗読サークル「新・みちの会」と改名して再発足したものです。

 この八千代朗読サークル「新・みちの会」は、館長が朗読指導しているサークルの中では朗読レッスン的に最も先を進んでいます。第1期の終了を機に退会した元会員と現会員の有志が「朗読くらぶ『満天星』」という新たな朗読グループを結成し、自立的な活動を始めたという点でも、最も先を進んでいる朗読サークルです。

 八千代朗読サークル「新・みちの会」への新規入会はいつでも受け付けています。新規入会をご希望の方は気楽に上記の申込先にお電話でご相談ください。初めて朗読をやろうと思っている方、すでに朗読経験をお持ちの方、それぞれ新規に入会を申し込む場合にはご心配な点があると思います。電話で、ご相談に応じます。

【點鬼簿1】

 この八千代朗読サークル「新・みちの会」でも、数少ない男性会員の1人だった松田益孝さんが、戦後68年(西暦2013年)9月の朗読発表会に向けたレッスンの途中で、急逝された。入院中も朗読発表会に出演する意志をもち続け、出演が無理と判ると、せめて会場に聴きに行きたいと言われていたそうだが、ついにそれも叶わぬことになってしまった。

【點鬼簿2】

 このサークルの2期生であった冨田博子さんが戦後72(西暦2017年)年1月に急逝された。いつも前向きで、朗読とサークル運営に取り組んでおられた。永年、難病と闘いながら、ご自分の人生を目いっぱい生き切っておられたように拝察していた。宮澤賢治の作品をこよなく愛しておられ、その宮澤賢治の作品を生き生きと朗読されていた。

+++++++++++++++++++++++++

【千葉市】

○千葉朗読サークル「風」

・レッスン会場  千葉市緑区鎌取コミュニティセンター
           (JR外房線・鎌取駅より徒歩3分/駐車場完備)
・レッスン日時  第1・3土曜日9時30分~12時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ2
・サークル設立  2004年10月
・サークル入会 入会を希望される方は下記にお申し込み願います。
          (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 朗読レッスンは、朗読ステップ1~6というように体系的に行なっていきます。第1期は戦後59年(西暦2004年)11月から、第2期は戦後65年(西暦2010年)11月から開始しました。現在は第3期・朗読ステップ2の段階に入っていますが、途中から入会しても第3期のレッスンを受けることができます。

 本来は朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規会員(第3期会員)は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ少し余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記の「申込み連絡先」にお電話をください。ご相談の上、先ずは実際の朗読レッスンをご見学いただきます。入会を決めるのはその後のことです。


○千葉朗読サークル「わかば」 更新!

・レッスン会場  千葉市若葉区都賀コミュニティセンター
           (JR総武本線・都賀駅より徒歩8分/駐車場完備)
・レッスン日時  第2・4木曜日13時30分~16時00分
・レッスン段階  第3期・朗読ステップ1
・サークル設立  2006年3月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 現在は第3期・朗読ステップ1の段階に入っています。戦後73年(西暦2018年)3月からは、第3期に突入しています。第3期は、改めて朗読ステップ1~6を最初から始めています。レッスンは、朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。その意味で、今が新規に入会する絶好のチャンスであるとも言えます。

 ただし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。したがって、朗読ステップ1~6の途中から入会されても、もちろん大丈夫です。

 しかし、今年3月から第3期として改めて朗読ステップ1から始めていますので、この機会に入会されることをお勧めするわけです。入会は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記までお電話してください。

+++++++++++++++++++++++++

【船橋市】

○船橋朗読サークル「はなみずき」 更新!

・レッスン会場  船橋市海神公民館
           (京成本線・海神駅より徒歩1分/駐車場は1団体2台まで)
・レッスン日時  第1・3木曜日15時00分~17時00分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ1
・サークル設立  2006年5月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 戦後73年(西暦2018年)3月から、第3期に突入しています。第3期は、改めて朗読ステップ1~6を最初から始めます。レッスンは、朗読ステップ1から順々にレッスンしていくのが理想です。その意味で、今が新規に入会する絶好のチャンスであるとも言えます。

 ただし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。したがって、朗読ステップ1~6の途中から入会されても、もちろん大丈夫です。

 入会は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(18名)にはまだ少し余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記までお電話してください。

+++++++++++++++++++++++++

【習志野市】

○習志野朗読サークル「茜」 更新!

・レッスン会場  サンロード津田沼(5階)研修室
           (京成本線・京成津田沼駅より徒歩1分/駐車場なし)
・レッスン日時  第1・3木曜日18時10分~20時40分
・レッスン段階  第2期 朗読ステップ5
・サークル設立  2008年8月
・サークル入会 第2期の新規会員を募集中
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 第2期の朗読レッスンは、朗読ステップ1~6を改めて初めから体系的に行ないます。現在は第2期・朗読ステップ5の段階に入っていますが、途中からでも入会して第2期のレッスンを受けることができます。

 本来は朗読ステップ1から順にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読というものをいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規会員(第2期会員)は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。定員(20名)にはまだ余裕があります。朗読を基本から体系的に学びたい方は、上記の「申込み連絡先」にお電話をください。ご相談の上、先ずは実際の朗読レッスンをご見学いただきます。入会の決定はその後のことです。

+++++++++++++++++++++++++

【東京都品川区】

○品川朗読サークル「あやの会」 更新!

・レッスン会場  品川区第五荏原区民集会所
           (東急大井町線・下神明駅より徒歩1分/駐車場なし)
           (JR総武横須賀線・西大井駅より徒歩15分)
・レッスン日時  第1・3火曜日9時50分~12時20分
・レッスン段階  第3期 朗読ステップ1
・サークル設立  2006年6月
・サークル入会 第3期の新規会員を募集中
           (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 第3期の朗読レッスンは、朗読ステップ1~6を改めて初めから体系的に行ないます。第3期・朗読ステップ1の朗読レッスンは、戦後73年(西暦2018年)6月から開始しています。

 本来は朗読ステップ1から順にレッスンしていくのが理想です。しかし、朗読ステップ1~6のレッスンは、朗読という芸術をいわば土台から何層も積み重ねて身につけていく過程ですから、どの朗読ステップでも朗読ステップ1~6の内容をくり返す、という側面があります。どの朗読ステップから入会されても大丈夫です。

 新規の第3期会員は、朗読の経験者ばかりではなく、まったくの初心者の方も歓迎します。現在は定員(18名)の上限ギリギリです。今年から新たに発足した大田朗読サークル「くすのき」はまだ定員(18名)に余裕がありますし、入会のタイミングも最適です。

【點鬼簿】

 この品川朗読サークル「あやの会」でも、サークル立ち上げ以来の会員であった石井清子さんが戦後67年(西暦2012年)に亡くなった。治療でかなり衰えた最中にも、朗読発表会を聴きに来てくださった。この方のことは、いつも私の心の中に浮かんでくる。

+++++++++++++++++++++++++

【東京都大田区】

○大田朗読サークル「くすのき」 更新!

・レッスン会場  太田文化の森
           (JR京浜東北線・大森駅より徒歩10分)
・レッスン日時  第1・3火曜日14時00分~16時30分
・レッスン段階  第1期 朗読ステップ1
・サークル設立 2017年6月
・サークル入会 第1期の新規会員を募集中
        (朗読の経験者&初心者ともに歓迎します!)
・申込み連絡先 047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 この大田朗読サークル「くすのき」は、戦後72年(西暦2017年)6月に発足したばかりの若いサークルです。現在は、第1期・朗読ステップ2の朗読レッスンをやっている最中です。定員(20名)にはまだ余裕があります。今が、入会するための絶好のチャンスであるといえます。どうぞレッスンを見学してください。

=========================

【朗読ステップ6終了者がつくった自立的朗読グループ】

○朗読くらぶ「満天星」

・構成メンバー 八千代朗読サークル「新・みちの会」の元&現会員の有志
・グループ設立 2011年
・朗読会公演  朗読くらぶ 満天星 Live/年1回(10月頃)

○「朗読の会 響」

・構成メンバー 八千代朗読サークル「こちの会」の元会員有志が中心
・グループ設立 2012年
・朗読会公演  響 朗読ライブ/年2回(5月頃、12月頃)

○「朗読と音楽の刻(とき)・虹」

・構成メンバー  千葉朗読サークル「風」の現会員有志
           千葉市の音楽演奏家の有志
・グループ設立 2014年
・朗読会公演 「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
         ~朗読とピアノとオカリナのコラボレーション~

《館長のコメント》

 「朗読と音楽の刻(とき)・虹」は、千葉市の朗読サーク「風」の現会員と音楽演奏家と読み語りの方の有志によって2014年に設立された。ただし、音楽演奏者の方も含まれているから、そもそも「朗読グループ」という範疇には初めから入らないのかもしれない。しかし「自立的朗読グループ」に準じた存在ということくらいはいえると思う。

=========================

【解散した朗読サークル】

○八千代朗読サークル「花ことば」

・レッスン会場  八千代市八千代台東南公民館
           (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場約10台)
・レッスン日時 第2・4木曜日18時00分~20時00分
・サークル設立 2005年4月
・サークル解散 2014年3月(第2期・朗読ステップ3の終了を機に解散)

《館長のコメント》

 朗読ステップ3に入った当初は、八千代朗読サークル「花ことば」の会員数は12人であった。ところが、まもなく、体調不良などが原因で4人が退会した。さらに、朗読発表会に向けたレッスンに入って、2人が体調不良でレッスンに出席できなくなり、やむなく退会した。結局、朗読発表会が終了した時点の会員数は6人であった。

 朗読発表会の終演後、打上会を行なった。これは、八千代朗読サークル「花ことば」の解散会を兼ねていた。最後に残った6人の会員のうち、2人は体調が不良であり、しばらく精密検査や治療に専念したいという。1人は自宅が西東京市にあるため、通うのが大変なので、できれば品川朗読サークル「あやの会」に移籍したいという。

 結局、従来通りにレッスンを継続したい会員は3人ということであった。新たに会員を募集するにしても、サークルの核となる現会員が3人では、現在のサークルをそのまま存続させる意味があまりない。むしろ、継続したい3人の会員が別の既存の朗読サークルに移籍する途を選ぶ方が良い。これが、全員のほぼ一致した意見であった。

 この3人の事情を勘案し、移籍先を決定した。1人は八千代朗読サークル「新・みちの会」に移籍する。1人は居住地の習志野朗読サークル「茜」に移籍する。1人は、昼間は仕事があるため、現在、唯一、夜間にレッスンしている習志野朗読サークル「茜」移籍する。かくて、八千代朗読サークル「花ことば」は解散することになった。

【點鬼簿1】

 戦後68年4月に八千代朗読サークル「花ことば」が第2期・朗読ステップ3に入った後、体調不良で退会した会員が戦後69年5月に亡くなった。この会員は、初め八千代朗読サークル「ことのは」に入会し、その後、八千代朗読サークル「新・みちの会」から同「花ことば」へ移転して朗読を続けた、最古参の会員であった。

 八千代朗読サークル「ことのは」の会員時代に、ご主人が亡くなった。そのショックで1年ほど休会したが、その後、朗読に復帰した。優しさと積極性を合わせ持ち、また山本周五郎の作品の朗読をこよなく愛した方であった。敬虔なキリスト教徒であり、福祉活動などにも積極的に参加していた。心から哀悼の意を表します。

【點鬼簿2】

 戦後69年(西暦2014年)3月に第2期・朗読ステップ3の終了を機に「花ことば」を解散したときの会員で、すでに以前から病気療養をしながら朗読のレッスンをつづけていた方が、戦後70年(西暦2015年)3月に亡くなった。奇しくも「花ことば」解散からほぼ1年後のことである。心から哀悼の意を表します。

○八千代朗読サークル「こちの会」

・レッスン会場 八千代市八千代台東南公民館
          (京成本線・八千代台駅より徒歩3分/駐車場約10台)
・レッスン日時 第1・3土曜日14時00分~16時00分
・サークル設立 2006年6月
・サークル解散 2012年6月(朗読ステップ1~6終了を機にサークル解散)

《館長のコメント》

 朗読ステップ6終了時の会員7人それぞれの事情により、朗読ステップ1~6の修了を機に退会を希望する会員が多数を占めたため、八千代朗読サークル「こちの会」としては第2期を継続することなく、解散することになりました。レッスンの継続を希望する会員は他の朗読サークルに移籍しました。

 自立的に朗読の上達をめざす会員、他のグループや仲間と共に朗読に取り組む会員、他の舞台芸術の場で朗読の成果を生かす会員などについては、将来的に朗読に関する支援や助言や指導の要望があれば、できる限りそれに応える旨を約束して解散しました。今後とも何らかの形で朗読に関与し続けて欲しいものです。

【點鬼簿】

 すでに解散したこの八千代朗読サークル「こちの会」でも、サークル立ち上げ以来の女性会員が亡くなった。気がついたときはすでに病勢が進んでいて、手の施しようがなかったという。あっという間の、正に急逝だった。明るい、積極的な方で、八千代朗読サークル「こちの会」の運営にも、随分気を配っていただいた。

○三鷹朗読サークル「さつきの会」

・レッスン会場 三鷹市消費者活動センター
・レッスン日時 第1・3火曜日18時30分~20時30分
・サークル設立 2004年5月
・サークル解散 2010年7月
           (朗読ステップ1~6終了を機にサークル解散)

《館長のコメント》

 三鷹朗読サークル「さつきの会」は、朗読ステップ1~6を修了した時点(2010年7月)で、朗読レッスン6を終了し、サークルを解散することになった。したがって、館長の朗読指導の内容的には、第1期の朗読ステップ1~6の基本課程を総て終了したことになる。

 このグループはもともと会員数が少なかったのだが、色々な個人的事情のために、過半の会員が朗読ステップ6の終了時点で退会&休会のやむなきに至った。継続を希望する会員も少数は残っていたが、この時点で朗読サークルの存続が困難であると判断した。

 朗読レッスンの継続、朗読サークルの存続を望む会員のために、色々と検討を試みたが、結局、三鷹市内においては条件的に困難と判断せざるを得なかった。朗読レッスンの継続を望んでいた会員には、その後も何らかの対案を案出し提案したが、叶わなかった。

 元々、館長の当初の構想では、朗読レッスンを朗読ステップ1~6で終了することにしていた。したがって、今回、三鷹朗読サークル「さつきの会」が、何とか6年間の朗読レッスンを完了し、サークルを解散したことは、ある意味で自然の成り行きであったかも知れない。

 あるいは、何とか無事に6年間のカリキュラム(朗読ステップ1~6)をやり遂げることができたのだから、むしろ祝うべきであったとさえ考えられる。元・会員の皆さんが、今後、各々の立場で、末永く朗読を継続し、より一層の発展を遂げられることを、心から祈念している。

【點鬼簿】

 三鷹朗読サークル「さつきの会」は、故・本田悠美子さんが中心となっていたグループであった。故・本田悠美子さんは、劇団民藝の団員であったが、かなり以前に演劇界から離れた方であった。故・本田悠美子さんは、私の「感動をつくる朗読」の良き理解者であった。

 そして、故・本田悠美子さんは、三鷹市での私の朗読活動の継続を強く望んでいた。私は私で、三鷹市の朗読指導と朗読文化の普及を、いずれ故・本田悠美子さんに委任するつもりでいた。それが共に叶わなくなった。故・本田悠美子さんの逝去と共に残念でならない。

 ただ、故・本田悠美子さんは、三鷹市という狭い枠組に必ずしもこだわらず、その枠組を超えて、館長の「感動をつくる朗読」が普及・発展していくことを望んでおられた。残念ではあるが、館長としては、今後、その方向において、出来る限りの努力をしていくつもりである。




| | コメント (0)

館長の朗読日記2222/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2222 (戦後73年/西暦2018年09月07日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第8回目、新しいレッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第2回目である。まず、8月下旬に2回にわたっておこなった夏季朗読特別講座「やまなし」のことを、お礼方々話題にした。

 今回は欠席者が多かったが、それでも10人以上の会員が出席した。出席者が10人の大台を超えると、レッスンに活気が出る。そして、グループレッスンの良さも出てくる。現在、朗読レッスンは第3期・朗読ステップ1を経過中である。すなわち、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読することが主テーマである。

 会員の朗読を聴いていると、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読しているか否かがよく分かる。また、その会員なりにイメージと心情をつくっているのだが、それがその会員の朗読表現にうまく結びついているか否かもよく分かる。前者は、読込み不足か、余裕がないかである。後者は、表現力が不十分なのである。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 表現力が不十分な場合は、朗読の2つの要素のうちどちらかが不十分だからである。第1の要素は語り口である。自然な語り口が十分身についていない場合には、たとえ頭と心でいくらイメージと心情をつくっても、それを自分の音声言語で表現することはむずかしい。このサークルの会員はこの点はかなりクリアできてきている。

 第2の要素はイメージ&心情表現である。一般に表現力といわれているものが、これである。イメージ表現の基本は、臨場的な表現と立体的な表現である。臨場的な表現は、視点の転換に直接関係している。作品世界の場面の内部に朗読者の視点を転換して表現するのである。立体的な表現は、場面を立体的に表現することである。

 表現する対象の遠近、高低、左右、大小などを、われわれが日常の会話で表現しているように表現する。その場合の土台となるのが自然な語り口なのである。心情表現の基本は、作品世界の表現主体(登場人物あるいは原作者)の心情を読み取り、その心情をどのくらい「わがこと」として自分の心情につくれるかにかかっている。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第4回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第4回目である。今回の台本は漢字が大変むずかしい。しかし、さすがに第4回目ともなるとかなり読みなれてきたようである。

 今回のレッスンで、珍しくはっきりと朗読的な飛躍をとげた会員が2人いた。2人とも、先日の夏季朗読特別講座「やまなし」を受講した会員であった。その2人が口をそろえて言うには、あの夏期講座がすごく刺激になり、参考になった、とのことである。逆に、これまでは少人数のサークルでぬるま湯に浸っていたわけである。

 他の朗読サークルの会員の朗読を間近に聴いて、そのうまさに一驚したらしい。そして、その語り口がいかに自然か、その語り口がいかに私が常々注意していることを忠実に実行しているか、を実感したらしい。そして、いっぺんに目が覚めたという。そして、今回のレッスンに向けて真面目に語りかける語り口を練習したらしい。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 それにしても、これまで何年も私の朗読レッスンを受けていながら、それには一向に反応せず、たった1回(2日間)の夏季朗読特別講座を受講しただけで、このように鋭敏に反応するとは。テレビの「チコちゃんに叱られる!」ではあるまいが、それまでの自分たちのサークルのレッスンを「ボーっ」と聴いていたにちがいない。

 今回のレッスンでは、新規入会者が一挙に2人もあった。そのうちの1人は、今回が初レッスンであった。他の1人は、本来はレッスン見学に来たのだが、その場で入会を決意し、見学ではなく、今回から是非レッスンを受けたいというのである。私はそういう熱心は大歓迎であるから、さっそく朗読レッスンに参加してもらった。

 その結果、今回のこのサークルのレッスン参加者は9人となった。経験則的にいってレッスンに活気が出る10人の大台に、もうひと息で到達するまでになった。今回朗読的な飛躍を遂げた2人と、熱心な新規入会者2人の影響で、参加者は9人と10人以下でありながら、今回のレッスンはかなり活気があったように思っている。






| | コメント (0)

館長の朗読日記2221/品川「あやの会」と大田「くすのき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2221  (戦後73年9月05日 新規)



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月04日)に、品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ1の第6回目であり、その第1本目のレッスン台本・芥川龍之介原作「杜子春」の第6回目、最後の仕上げの通し読みのレッスンである。今回は欠席者が5人もいたが、それでも出席者は11人と10人の大台は超えていた。

 仕上げの通し読みはミニ朗読発表会のように、朗読用の椅子を2脚をステージ替わりに設置し、聴き手の方も観客席を設けて朗読の順番でない会員はその観客席で聴く。この「杜子春」の朗読時間は40分近くなので、ひと通り朗読した後は休憩時間をとり、その間に、机と椅子も本来の朗読レッスンのときの配置に設置しなおしてもらった。

 どの朗読サークルも同じだが、出席者が10人の大台を超えると、その朗読レッスンに活気が出てくる。その要因の1つは、出席者が10人を超えると、毎回のように、何らかの意味で朗読的な飛躍を見せる会員が何人か出てくるからだと思う。今回も、従来は滑らかできれいな語り口だった会員が、1つ1つの言葉を立てる語り口になった。



○品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 この語り口の変化は、この会員にとって大きな朗読的飛躍になったと思う。また、従来は棒読み的でテンポの遅い語り口からなかなか抜け出せなかった会員が、前回の朗読発表会を経て、急速に自然な語り口に近づいてきた。今回も、なかなか良い語り口を披露してくれた。別の会員は、部分的にアドリブ的な朗読をして聴き手にウケていた。

 毎回のレッスンで、仲間の会員がこのようにいろいろな意味での朗読的飛躍をしてみせてくれるのだから、他の会員も大いに刺激される。もちろん、そういう朗読的飛躍を参考にして、自分の朗読に取り入れることもできる。自分の朗読的な上達は、自分のためでもあるが、同時に仲間の会員のためでもある。グループレッスンの良さである。

 先日やった夏季朗読特別講座「やまなし」のことも話題になった。次回は第1期生も含めた特別講座を希望する声もあった。教材については「ロミオとジュリエット」の希望もあった。第1期のステップ2のレッスン台本であるが、第1期生もこの「ロミオとジュリエット」には再挑戦してみたいというのである。かなり印象に残ったらしい。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月04日)に、大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第1期・朗読ステップ2の第7回目、新しいレッスン台本・太宰治原作「兄たち」の第1回目のレッスンである。この台本「兄たち」は、セリフだけでなく地の文も話体で書かれている。すべてを語りかける語り口でセリフのように朗読してもらう。

 このサークルは、昨年の6月に発足したばかりだから、レッスン歴はまだ1年数ヶ月である。サークル会員は7人と少ない。その、ただでさえ会員数が少ないところに、今回は欠席者が2人であった。しかも、そのうちの1人は代表のところに退会する旨を伝えてきたらしい。私には今のところまだ何の連絡もない。どうも困ったことである。

 今回は、とりあえず5人の会員を相手に朗読レッスンをした。まず全員に5分の1づつ朗読してもらった。この台本の作品世界を十分に認識してもらうためである。その間、私からはほとんど何のコメントもしなかった。休憩を挟んで、後半は1人1人の朗読の直後に、その会員の朗読について、主にその語り口についてコメントしていった。



〇大田朗読サークル「くすのき」の朗読レッスン(2)

 これら5人の会員の朗読を聴き、それぞれの朗読の語り口についてコメントしていきながら、人数は少ないにもかかわらず、このサークルの平均的な朗読kレベルはかなりのものだと感じていた。少なくとも、他のサークルの発足2年目のレベルと比べて勝るとも劣らないレベルではないかと思う。構成は朗読経験者2人、初心者3人である。

 来年5月に予定している「朗読おさらい会」について少し話しをした。話しをしつつ、来年5月のおさらい会は、通常のレッスン会場をそのまま「朗読おさらい会」用の会場として使うし、上演形式も1人1作品形式だから何とかなる。しかし、そのつぎの朗読発表会は、この会員数では厳しいだろうと考えていた。対策を練らねばならない。

 朗読発表会は、舞台が整備された会場を使い、戦争体験的大作を読み継ぎ形式の朗読で上演する。バック照明やバック音楽も使用する。それなりに人手も経費も必要となる。対策にもよるが、即座に対策をとるか、来年5月までに様子を見ながら対策をとるか、あるいは、来年5月以降に対策をとるか。その検討は即座に開始する必要がある。








| | コメント (0)

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第184版

                  (戦後73年09月04日 更新)




【カレンダー】



●戦後73年(西暦2018年)



9月22日(土)「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

10月06日(土)第20回「品川朗読交流会」 NEW!
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

10月14日(日)第19回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月24日(水)朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE NEW!
 /朗読くらぶ「満天星」

11月28日(水)第13回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催



【くわしいご案内】



●戦後73年(西暦2018年)



八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)9月22日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター 3階 ホール

〔交通〕京成本線/東葉高速線 勝田台駅より徒歩5分

〔出演〕

植本眞弓、江本なつみ、小畑勝彦、倉林成年、篠原知恵子、竹川則子、中島浩美、丸山節子、山上さつき、山村弥生、吉﨑瑠璃子、渡辺澄子(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」会員)

〔プログラム〕

第1部 「星の王子さま」第1部
               <休憩>

第2部 「星の王子さま」第2部   

〔朗読指導・演出〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔後援〕八千代市教育員会

〔問合せ先〕043-253-4977(小畑勝彦)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)



第20回「品川朗読交流会」 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)10月06日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区大井第三地域センター・第1集会室

〔交通〕JR西大井駅より徒歩10分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」

「ちっちゃなかみさん」平岩弓枝原作

山本淑子、片桐瑞枝、岡林和子、川崎玲子、松倉美那子、赤塚弘子、志村葉子、山本扶美子

☆朗読サークル“こだま”

「うるさい相手」星新一原作  
「海亀」張抗抗原作
「火垂るの墓」野坂昭如原作

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03-3786-0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇談会を予定しています



第19回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後73年(2018年)10月14日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1「モチモチの木」斎藤隆介原作         森本 依里
2「小さい太郎の悲しみ」新実南吉原作  松尾佐智世                
3「黄色いスカーフ」安房直子原作       細川美智子
4「どんぐりと山猫」宮澤賢治原作       杉山佐智子                
5「つる」大川悦生原作                大島 範子                
                <休 憩>
6「私とヌク」佐々木丞平原作           石田 幸子
7「また明日・・・」小川洋子原作         藤田多恵子
8「著物」幸田文原作                 内田 升子
9「粋人」太宰治原作                吉永裕恵子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(294)2766/森川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)



朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE NEW!

〔日時〕戦後73年(2018年)10月24日(水)
     開場12時30分  開演13時00分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・3階ホール

〔プログラム〕

第1部 司会:大野栄子

1「屋根の上のサワン」井伏鱒二原作    小林正子
2「本日は、お日柄もよく」原田マハ原作   櫻井芳佳
3「青い火花」浅田次郎原作           譽田信子
4「十三夜」樋口一葉原作             成川洋子               

               <休憩>

第2部 司会:成川洋子

5「よだかの星」宮澤賢治原作         江本なつみ
6「墨丸」山本周五郎原作            上田悦子
7「盆土産」三浦哲郎原作            大野栄子

〔主催〕朗読くらぶ「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由/客席数216)

〔問合せ&申込み先〕047(450)6648/上田悦子(満天星代表) 



第13回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)11月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ひのきとひなげし」宮澤賢治原作     竹川則子
2「草履」幸田文原作                高木幸恵
3「虎」久米正雄原作               内嶋きみ江
             <休 憩>
4「流人えびす」さねとう あきら原作      志村葉子
5「心中」森鴎外原作(森鴎外シリーズ3)    東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
      047-487-3721(東/ひがし)






| | コメント (0)

館長の朗読日記2220/今後の「小さな朗読館」における朗読作品

館長の朗読日記2220  (戦後73年9月03日 新規)



○今後の「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」における朗読作品(1)

 私が自分の朗読を公開するのは、私自身が主宰している「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」の定期公演(年3回開催)においてである。近年は、昨年は岡本かの子、今年は森鴎外というように、毎年、特定の作家の作品をシリーズで取り上げている。来年は、岡本綺堂の作品を3作品、シリーズで上演の計画である。

 この夏休み頃から、気分転換を兼ねて、再来年以降に取り上げる作家を物色している。有島武郎、泉鏡花、海野十三、江戸川乱歩、永井荷風、夏目漱石、柳田国男、山本周五郎などの作品をあれこれとチェックしたが、納得できる作品を3つ選定することができない。1作品や2作品までは選べても3作品を並べるのはむずかしい。

 芥川龍之介、太宰治、宮澤賢治という私の短編御三家からは、いくらでも選べると思う。しかし、この短編御三家は私のいわば最後の切り札だから、なるべくその他の作家から選んでおきたいのである。有島武郎と泉鏡花は、もう少し丁寧に探せば3作品くらいは選べるかもしれない。海野十三と江戸川乱歩はちょっと生臭すぎる。



○今後の「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」における朗読作品(2)

 永井荷風は有力候補だが、朗読時間30分くらいの短編が意外に少ないようである。夏目漱石は私が朗読したい作家の筆頭だが、遺憾ながら短編が少ない。私の好きな「硝子戸の中」を本気で台本化したのだが、年3回の「小さな朗読館」にはちょっとふさわしくない。いつか「門」や「道草」をじっくり朗読したいと思っている。

 柳田国男も私の好きな作家(思想家)だが、朗読作品という観点からチェックすると、内容的にも表現的にもなかなかむずかしい。山本周五郎は、朗読のいわば定番である。ただ、私の場合は、好きな作品もあるが、あまり好きになれない作品もある。私には武家ものが合っているとも思われるが、武士道ものは私の方が好まない。

 かといって、町人ものや人情ものは私に合っていないような気がする。昨日も、武家ものの中から、武士道ものでない作品をあれこれ物色してみたのだが、朗読時間30分~40分に収まるような作品はなかなか見つからなかった。まあ、まだあせる必要はないから、今年いっぱいくらいはあれこれ探し回ってみようと考えている。



| | コメント (0)

館長の朗読日記2219/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2219  (戦後73年9月02日 新規)



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月01日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第3期・朗読ステップ2の第18回目。会員の半数は、10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」に向けて1人1作品のレッスンを行なった。他の半数は、共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスンを行なった。

 今回は夏休み明けの最初の朗読レッスンであった。そのせいか今回は欠席者が4人と多かった。このサークルは会員数が16人と多いので、欠席者が多いにもかかわらず、レッスン参加者は12人と10人の大台を超えていた。私の朗読レッスンは、どうやら10人を超えると活気が出てくる。これは私の永年の経験則なのである。

 今回はまず1人1作品のレッスンを行なった。1人1作品は毎回3分の1づつレッスンする。今回は5回目のレッスンだから、本来は最初の3分の2の2度目である。しかし、途中欠席した会員はその順序がその分だけズレてくる。私はそこまで管理していないから、結局、どこを朗読するかは会員の自己申告に任せることになる。



○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 この頃になると、会員の朗読もかなり仕上がってくる。それに応じて、会員の朗読が全体的に良くなってくるから、逆に、その要改善点も絞られてくるし、際立ってもくる。ボロを着ているとツギハギが目立たないが、良い着物を着るとツギハギが目立ってくるのと同じである。指導する内容も、いつもより突っ込んだものになる。

 次は共通レッスン台本・宮澤賢治原作「毒蛾」のレッスン。この「毒蛾」は、今秋10月に開催する第19回「小さな朗読館・ちば」では上演しない。年末に千葉市ハーモニープラザ主催の「ハーモニープラザフェスタ」に参加する際に上演する予定である。前回から読み継ぎの朗読分担を会員ごとに割り振ってレッスンしている。

 前回、最後の「そして私は大声に笑ったのです」についての質問に、私がアドリブ的に解説したことを記した。今回も、その点の解読内容が話題になった。この解読内容によって、この作品内容の面白さが一気に増し、文学作品としての光彩が鮮明に発揮されてくる。それにしても、宮澤賢治はただ只者ではない、とつくづく思う。





| | コメント (0)

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »