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館長の朗読日記2222/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2222 (戦後73年/西暦2018年09月07日 新規)



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第8回目、新しいレッスン台本・向田邦子原作「父の詫び状」の第2回目である。まず、8月下旬に2回にわたっておこなった夏季朗読特別講座「やまなし」のことを、お礼方々話題にした。

 今回は欠席者が多かったが、それでも10人以上の会員が出席した。出席者が10人の大台を超えると、レッスンに活気が出る。そして、グループレッスンの良さも出てくる。現在、朗読レッスンは第3期・朗読ステップ1を経過中である。すなわち、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読することが主テーマである。

 会員の朗読を聴いていると、作品世界におけるイメージと心情をつくりつつ朗読しているか否かがよく分かる。また、その会員なりにイメージと心情をつくっているのだが、それがその会員の朗読表現にうまく結びついているか否かもよく分かる。前者は、読込み不足か、余裕がないかである。後者は、表現力が不十分なのである。



○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 表現力が不十分な場合は、朗読の2つの要素のうちどちらかが不十分だからである。第1の要素は語り口である。自然な語り口が十分身についていない場合には、たとえ頭と心でいくらイメージと心情をつくっても、それを自分の音声言語で表現することはむずかしい。このサークルの会員はこの点はかなりクリアできてきている。

 第2の要素はイメージ&心情表現である。一般に表現力といわれているものが、これである。イメージ表現の基本は、臨場的な表現と立体的な表現である。臨場的な表現は、視点の転換に直接関係している。作品世界の場面の内部に朗読者の視点を転換して表現するのである。立体的な表現は、場面を立体的に表現することである。

 表現する対象の遠近、高低、左右、大小などを、われわれが日常の会話で表現しているように表現する。その場合の土台となるのが自然な語り口なのである。心情表現の基本は、作品世界の表現主体(登場人物あるいは原作者)の心情を読み取り、その心情をどのくらい「わがこと」として自分の心情につくれるかにかかっている。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(9月06日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第4回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第4回目である。今回の台本は漢字が大変むずかしい。しかし、さすがに第4回目ともなるとかなり読みなれてきたようである。

 今回のレッスンで、珍しくはっきりと朗読的な飛躍をとげた会員が2人いた。2人とも、先日の夏季朗読特別講座「やまなし」を受講した会員であった。その2人が口をそろえて言うには、あの夏期講座がすごく刺激になり、参考になった、とのことである。逆に、これまでは少人数のサークルでぬるま湯に浸っていたわけである。

 他の朗読サークルの会員の朗読を間近に聴いて、そのうまさに一驚したらしい。そして、その語り口がいかに自然か、その語り口がいかに私が常々注意していることを忠実に実行しているか、を実感したらしい。そして、いっぺんに目が覚めたという。そして、今回のレッスンに向けて真面目に語りかける語り口を練習したらしい。



○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 それにしても、これまで何年も私の朗読レッスンを受けていながら、それには一向に反応せず、たった1回(2日間)の夏季朗読特別講座を受講しただけで、このように鋭敏に反応するとは。テレビの「チコちゃんに叱られる!」ではあるまいが、それまでの自分たちのサークルのレッスンを「ボーっ」と聴いていたにちがいない。

 今回のレッスンでは、新規入会者が一挙に2人もあった。そのうちの1人は、今回が初レッスンであった。他の1人は、本来はレッスン見学に来たのだが、その場で入会を決意し、見学ではなく、今回から是非レッスンを受けたいというのである。私はそういう熱心は大歓迎であるから、さっそく朗読レッスンに参加してもらった。

 その結果、今回のこのサークルのレッスン参加者は9人となった。経験則的にいってレッスンに活気が出る10人の大台に、もうひと息で到達するまでになった。今回朗読的な飛躍を遂げた2人と、熱心な新規入会者2人の影響で、参加者は9人と10人以下でありながら、今回のレッスンはかなり活気があったように思っている。






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