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館長の朗読日記2230/八千代「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」

館長の朗読日記2230  (戦後73年9月23日 新規)



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(1)

 昨日(9月22日)の午後1時00分開場、午後1時30分開演で、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」を開催した。会場は八千代市勝田台文化センター3階のホールである。朗読レッスンとしては第3期・朗読ステップ3の21回目、台本「星の王子さま」のレッスンとしては9回目である。

 観客数はプロフラムの配布数から判断すると90~100人だったという。今回の客席は244席であった。私は今回はほぼ聴き役に徹し、もっぱら後方の客席に座って聴いていた。やはり、来場者数が100人を超すか超さないか、あるいは客席数の過半を超すか超さないかが、見た目の盛況感の大きな分岐点であるようだ。

 出演した会員たちは、本番の舞台で自らの心情とイメージをこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度が感じられた。立ち稽古やリハーサルと比べると、本番の方が2~3割はレベルアップしていた。これは朗読の特徴のひとつであり、本当は良し悪しなのだが、本番の方がレベルダウンするよりは良いに決っている。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(2)

 今回の台本&原作の「星の王子さま」は、作品世界そのものはとても面白いものだが、その内容や含意はきわめてむずかしい。今回の台本は、第1部(前半)が主人公の自己紹介部分と、星の王子さまの出会いの部分と、星の王子さまが自分の星を出ていく経緯(バラとの対応その他)の部分、そして星巡りをする部分である。

 第2部(後半)は、星の王子さまが地球に来てからの話しである。庭園のバラたち、キツネ、主人公、ヘビとの対応。そして、別れにいたるまでの経緯が記されている。第1部(前半)は、物語性の展開にしても、思想性の展開にしても、さしたる出来事が起こらない。朗読だけで聴き手を引きつけつづけることはむずかしい。

 第2部(後半)は、物語性と思想性の展開が、かなりダイナミックに動くので、第1部(前半)に比べれば、朗読によって聴き手を引きつけつづけやすい。しかし、いずれにしても朗読だけで計120分を保たせることはむずかしい。そこで、今回は、サークルの依頼もあって、家人のピアノ演奏を随所にかぶせることにした。



○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読発表会「星の王子さま」(3)

 実は、朗読とピアノ演奏の相性はあまり良くない。ピアノの音に、朗読の声は負けるのである。歌を歌うように声を張り上げる場合はそうでもないが、普通に物語る朗読の場合は負けてしまう。朗読の合間にピアノをいれるならばまだしも、朗読にピアノ演奏をかぶせるのはむずかしい。今回はそれを承知でかぶせたのである。

 しかし、案に相違して、来場者の評判はかなり良かった。ロビーでの感想も、アンケートによるものも、大変に好評だったのは嬉しかった。朗読は、第2部(後半)はとても好評であったが、第1部(前半)はそれほどではなかった。朗読時間約120分の大作を読み継ぎ形式で上演する場合は、常に前半の朗読がむずかしい。

 しかし、今回はこのむずかしい「星の王子さま」を何とかやり終えた。そこで場所を変えての打上会は盛り上がった。会員の皆さんは達成感に浸っていたようである。家人もピアノ演奏の大役を無事にやり終えたのでホッとしたようである。私は、具体的な役割があまりなかった割には精神的にかなり疲れたが、ホッともした。





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