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館長の朗読日記2340/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2340  (戦後74年04月27日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 一昨日(4月25日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ2のレッスンの第4回目のレッスン、宮澤賢治原作「紫紺染について」の第4回目のレッスンでもある。このレッスン台本「紫紺染について」は実に面白いが、同時に朗読的にむずかしい作品である。

 たとえば、山男のことを記録した古文書、山男を迎える内丸西洋軒の食堂の場面、山男が登場する場面、食堂での山男との用談の(会話)、山男が酔っ払って「へろれって、へろれって、けろれって、へろれって」と「途方もない声で咆えはじめ」る場面、会長さんの挨拶、山男の返しの挨拶、山男が帰る場面、の解読と朗読の仕方。

 どこをとっても面白い内容であるし、また同時に朗読の表現がむずかしい。この作品は、朗読ステップ2のレッスン台本として選んだのだが、実際にレッスンしてみると、朗読者の朗読レベルが端的に露呈してしまう恐ろしい(楽しくもむずかしい)作品であることが実によく分かった。会員の皆さんも、苦戦しながら楽しんでいた。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 ある第1期生が、このサークルが今年2月に開催した朗読発表会「あん」の録音CDを最近初めて聴いたという。そして、朗読しながら自分の耳で聴いた自分の朗読に比べて、録音で聴いた自分の朗読が格段に表現が平板であることが分かって愕然としたという。私が普段から「もっと演技するように」という意味が分かったという。

 レッスン歴13年の第1期生としては遅いとは思ったが、その事実に改めて気づいたことは進歩である。もちろん、この会員は、これまでも自分の朗読を録音で聴き、朗読しながら自分の耳で直接聴いた自分の朗読との違いに気がつかなかったはずはない。今回、改めて感じたのは、さらに高いレベルでその違いを痛感したのである。

 ただし私の「もっと演技するように」という指導は、臭い演技をしろという意味ではない。われわれは、現実の生活の場で実際に日本語の音声言語を駆使する場合、実にレベルの高い演技を自然に実践している。そういう日本人が現実の生活の場でおこなっている「自然な演技」を、朗読の場で表現するように指導しているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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