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2019年5月

館長の朗読日記2356/習志野「茜」の立ち稽古

館長の朗読日記2356  (戦後74年05月30日 新規)

 


○習志野朗読サークル「茜」のリハーサル(1)

 四日前の5月26日、その9時30分から、習志野朗読サークル「茜」のリハーサルをおこなった。今回は第2期・朗読ステップ5の第20回目。今回は6月に開催する朗読発表会に向けたレッスンの第8回目である。このサークルの朗読発表会は1人1作品形式で上演するが、1人当たりの朗読時間は15分以内としている。

 今回のリハーサルは、本番と同じ習志野市東習志野コニュニティーセンターの多目的室でおこなった。今回も本番も、先日の立ち稽古で使用した隣の講習室を控室とする。今回はまず、本番会場の設営の仕方や、全体の大まかな段取りの確認を入念におこなった。それから昼食を挟んで、リハーサルをかなり入念におこなった。

 この段階になると、会員の皆さんは、朗読表現そのものはかなり仕上げてきている。そこで、重点は、1人1人のステージへの出入りの仕方や所作およびマイク設定の良し悪しの方に移っていく。特に、マイク設定は、会員1人1人が座高も異なるし、姿勢も異なるし、声量も異なる。結果的にマイク設定も微妙に違ってくる。

 


○習志野朗読サークル「茜」のリハーサル(2)

 結局、出演者がステージの椅子に腰かけごとに、私が出ていってマイクの位置を調節することにした。出演者によってマイクを調整しているときの姿勢と、実際に朗読するときの姿勢が、微妙に異なる。リハーサルを何回かくり返して、ようやくその微妙な違いがつかめてきた。出演者が自分でマイク調整できると良いのだが。

 今回の朗読会は、東習志野図書館と東習志野コミュニティセンターの共催ということになっている。したがって、東習志野図書館と東習志野コミュニティセンターの両館長さんに挨拶してもらうことになる。もちろん、朗読サークルの代表と朗読指導者である私も挨拶しなければならない。それらをどう割り振るかに頭を使う。

 結局、朗読会の最初の舞台挨拶で、共催者の1方の東習志野コミュニティセンターの館長さんと朗読サークルの代表が挨拶し、朗読会の最後の舞台挨拶で、朗読サークルの代表が出演者の紹介をおこない、ついで、朗読指導者の私と共催者の1方の東習志野図書館の館長さんが挨拶することにした。挨拶の主な内容も調整した。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2355/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2355  (戦後74年05月28日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 一昨昨日(5月25日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ4の第13回目、今回は今秋9月に開催する朗読発表会「博士の愛した数式」のレッスンの2回目である。この台本は2部構成であるが、今回はその第2部の読み継ぎのレッスンの1回目である。

 前回は、主人公の博士の記憶が80分しかもたないという設定に基づいて、ある重要な場面について、重要な解読をした。それが一つの契機となって、文学作品を解読するということがどういうことなのかを、あらためてキチンと解説するべきだと考えるようになった。そこで、その契機となったこのサークルから解説を始めることにした。

 この文学作品の「解読」とは、その作品世界を表現している文字言語をたどっていくうちに見いだされる謎や疑問点や矛盾点を「解明」することである。これは、真に学問的な「研究」ときわめて類似している。ただし、文学作品の「解読」は、原作者が創作した作品世界を対象とし、学問的な「研究」は現実世界を対象とする点が違がう。

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 この、文学作品の「解読」についての解説は、私が提唱する「感動をつくる朗読」においてきわめて重要なものである。従来の私の朗読レッスンにおいて、この点の解説が十分でなかったという事実の発見は、私にとっては重要な出来事であった。今後、他のサークルに順々に解説していく中で、徐々にその内容を深め、豊かにしていこう。

 文学作品の「解読」において、もっとも重要なことは、文学作品に表現されている作品の中に謎や疑問点や矛盾点を発見することである。そういう謎や疑問点や矛盾点は、作品「解読」をするための課題(テーマ)であり、より深く、より豊富に作品世界をイメージするための大切な糸口になる。これを、具体例を示しつつ解説していこう。

 今回は、そういう解説をした後で、具体的に「博士の愛した数式」の中で私の発見した謎を2点提示し、会員の皆さんに「なぜ?」とその謎解きを促してみた。その1点目の謎について、会員の一人が私と同じ「解読」をしたので大変うれしかった。ただ2点目の謎については、誰からも「解読」の提示はなかった。次回以降に期待しよう。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2354/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2354  (戦後74年05月27日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 四日前の5月23日に、13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ2のレッスンの第6回目のレッスン、宮澤賢治原作「紫紺染について」の第6回目のレッスンであった。今回は、この台本の最後のレッスンとして、仕上げの通し読みと、私からの講評をおこなった。

 今回の仕上げの通し読みを聴いてみて、会員がそれぞれ確実に上達していることが確認できた。心情表現が希薄で棒読みのようだっだ会員が、かなり心情の入った語りかける語り口になってきた。声が小さく気取り気味の朗読をしていたベテラン会員が、かなり自分自身の心情の籠った力強い朗読表現ができるようになってきていた。

 イメージ表現と心情表現をうまくしようとするあまり、肝心な声の大きさや言葉の明確さが不足していたベテラン会員が、しっかりした声出しと語り口になってきた。声が小さめで文字を追うことに汲々としているような朗読をしていた会員が、このところ急速に心に余裕のあるイメージ表現&心情表現をするようになってきていた。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 しっとりとした声出しと語り口だが、節のついたような朗読をしていた会員が、最近はそういう節がまったくなくなってきた。それどころか、今回は実にしっかりした声出しになっていた。やはりしっとりとしているが少し暗い感じの声出しだったベテラン会員が、段々に明るくなって、今回は特に明るい感じの声出しになっていた。

 以前から芝居心のある表現をしていたが、その語り口が少々空回りしていた会員が、今回は芝居心のあるイメージ表現と心情表現としっかりかみ合った語り口で朗読表現していた。壁をひとつ乗り越えたようである。以前から的確な作品解釈に基づいた朗読表現をしていた男性会員は、語り口も声出しも自然でやわらかくなってきた。

 これまで助詞や述語の部分がなかなか上がらなかった男性会員が、今回はかなり上がってきた。それに伴なって、語り口だけでなく、イメージ表現と心情表現まで、とても良くなってきた。以上のようなに、このサークルの会員の皆さんは、派手さはないが、着実に実力がついてきて、いつの間にかとても朗読のレベルが高くなった。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2353/船橋「はなみずき」の朗読発表会

館長の朗読日記2353 (戦後74年/西暦2019年05月26日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会(1)


 四日前の5月22日に、午後1時30分開演で、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会を開催した。会場は船橋市きららホール。朗読作品は菊池寛原作「恩讐の彼方に」。朗読発表会が4月から5月に変わったために、朗読レッスン的としては第3期・朗読ステップ1の第25回目、朗読発表会用レッスンの11回目となった。

 会場の船橋市きららホールには電動収納式移動観覧席が136席ある。これは階段状の客席であるが、今回はそれを最後壁まで移動し、会場の収容面積を最大限に広げてみた。会場の前半分は平らな床であるが、そこにパイプ椅子を4列並べた(18席×4列=72席)。客席の総数は208席である。来場者数は132人強であった。

 客席の総数を208席と記したが、そのうちの8席分はバック音楽と朗読音声の幅調コーナーとして私が占有したので、実際に来場者が座れる客席数は200席である。そういう客席に132人強の来場者が座ると、盛況感もほどほど出るし、余裕感も出るので、ちょうど良いと感じた。この会場設定を、今後のスタンダードにしよう。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会(2)


 出演者の朗読はかなりの出来栄えだったと思う。もちろん、まだまだ不満がある。しかし、会員の皆さんがリハーサルまでに発揮したどの朗読表現よりも、この本番の舞台の上で発揮した朗読表現の方が勝っていたことは確かである。これを「本番パワー」というらしい。この「本番パワー」は、どうやら朗読特有のものであるようだ。

 特に、第1部の出だしの部分は、主人公が自分の主と真剣で闘い殺してしまう修羅場である。バック音楽もその場面にふさわしいものを付けたが、朗読もはげしい表現をしてもらった。朗読でもっともむずかしいのは、緊迫感、切迫感、必死さを表現することである。多少、オーバー気味でも、はげしく迫るような表現をしてもらった。

 その点は成功したのだが、激しすぎて言葉がよく聴き取れなかったという感想&意見が少なくなかった。たとえそうであったとしても、ノッタリした表現よりどれだけ良いか分からない。そういう意味で私は良かったと思っている。もちろん、要改善点はあるが。その他の朗読表現は概ね良かった。バック音楽、バック照明も良かった。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読発表会(3)


 このサークルには高齢の会員もいるが、読み継ぎ形式の朗読上演の最初から最後まで全員が無事に舞台を全うすることができた。舞台だけでなく、開演前の午前中の本番直前リハーサルから、終演後の夜の打上げ会にいたるまでのほぼ丸一日、全員がそろって行動することができた。例外は舞台挨拶時に最高齢者が休息しただけである。

 打上げ会では、第1期目(朗読ステップ1~6)を終了した会員に、私から「朗読認証状」を授与した。今回は対象者は1人であったが、この6年間のレッスンを終了したことに、心からの祝福と感謝の意を表したいと思う。このサークルは、現会員の約3分の2が第1期目(朗読ステップ1~6)終了の「朗読認証状」を持っている。

 さらに現会員の約3分の1が、第2期目(朗読ステップ1~6を2回)終了の「朗読認証状」を持っている。最古参の会員は、丸13年間の朗読レッスンを終え、来月からいよいよ14年目の朗読レッスンに突入していく。考えてみれば、同じサークルで、これほど長く朗読レッスンや朗読発表会を共にすることは、幸せなことである。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2352/大田「くすのき」の「朗読おさらい会」

館長の朗読日記2352  (戦後74年05月23日 新規)

 

 

〇大田朗読サークル「くすのき」の「朗読おさらい会」(1)

 一昨日(5月21日)の13時00分開場、13時30分開演で、大田朗読サークル「くすのき」の「朗読おさらい会」を開催した。会場は「大田文化の森」の第2集会室(4階)である。私は10時00分に、朗読するサークル会員はそれ以前に、この会場に集合して、会場の準備や直前のリハーサルなど「朗読おさらい会」のための準備をおこなった。

 ただし、椅子を並べたり、机の配置換えをするなどの会場設営は、事前に配置図を渡しておくと「大田文化の森」のスタッフがやっておいてくれる。また開催後の片付けも同じようにスタッフがやってくれる。こんな親切な公的施設は初めてである。今回の「朗読おさらい会」の来場者は10数人。大部分は品川朗読サークル「あやの会」の関係者だった。

 その他は、出演者の近親者とその友人の2人、および、遠路から千葉朗読サークル「わかば」の会員が1人であった。会場の椅子には、それに加えて出演するこのサークルの会員7人と指導者の私の8人。それらを合わせて20数人。消防法の関係で観客用には36席しか並べられなかったので、観客数の合計が20数人くらいがちょうど良い案配だった。

 


〇大田朗読サークル「くすのき」の「朗読おさらい会」(2)

 会員の皆さんの朗読の出来栄えは、やはり本番パワーというのであろうか、リハーサルよりも数段良くなっていた。斎藤隆介原作「モチモチの木」は、レッスン歴4ヶ月の会員が朗読したが、初心者にしては堂々たる朗読であった。斎藤隆介原作「東・太郎と西・次郎」もレッスン歴4ヶ月であるが、朗読経験者らしく落ち着いた実に上手な朗読であった。

 斎藤隆介原作「一ノ字鬼」はレッスン歴1年弱の会員2人に読み継いでもらったが、レッスン歴1年にしてはかなりの朗読をしていた。休憩後は、レッスン歴2年の会員が朗読した。向田邦子原作「耳」は、初心者としてレッスンを始めたにしては見事な朗読であった。宮澤賢治原作「おくなぐさ」は、なかなか個性的な語り口で、聴かせる朗読であった。

 藤沢周平原作「山桜」は前半のみの朗読であったが、語りの経験者(約30年)らしく、とても聴かせる朗読表現であった。前の出演者が後の出演者の作品と原作者と朗読者を紹介するのだが、それもスムーズにいった。全体の司会進行役をやった副代表も、最後の挨拶をした代表もなかなか良かった。最後に私も挨拶したが、その出来映は果たして如何。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2351/習志野「茜」の立ち稽古

館長の朗読日記2351  (戦後74年05月22日 新規)

 


○習志野朗読サークル「茜」の立ち稽古(1)

 一昨昨日(5月19日)の9時30分から、習志野朗読サークル「茜」の立ち稽古をおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第19回目。今回は6月に開催する朗読発表会に向けたレッスンの第7回目である。このサークルの朗読発表会は1人1作品形式で上演するが、1人当たりの朗読時間は15分以内としている。

 立ち稽古は、習志野市東習志野コニュニティーセンターの講習室でおこなった。朗読発表会の本番は、このコミュニティーセンターの多目的室でおこなう。今回の立ち稽古では、その多目的室が確保できなかったので、その隣の講習室でおこなったのである。まず、司会進行役の開会のアナウンスから全体を通しでやってみる。

 会員の皆さんは、それぞれの朗読表現をかなり仕上げて来ていた。かなり仕上げてくると、逆に、いろいろと要改善点が浮き出てくる。この段階の指導は楽である。今の段階での要改善点が、限定的にはっきりと絞り込まれてくるし、会員の皆さんも納得しやすくなる。会員と私との間でレッスンがかみ合ってくる瞬間である。

 


○習志野朗読サークル「茜」の立ち稽古(2)

 今回の朗読会は、東習志野図書館と東習志野コミュニティーセンターが共催する一般講座として開催される。その一般講座に習志野朗読サークル「茜」が出演者として参加するわけである。司会進行役はサークルの会員がおこなう。共催者の代表として、東習志野図書館の館長さんに開会の挨拶をしてもらうことになっている。

 司会進行役が図書館館長さんを紹介する場合、敬語を使うべきか否かでちょっと議論した。司会進行役が共催者側の人間として、その代表である図書館館長さんを来場者に紹介する場合には、敬語を使うことはもちろんおかしい。しかし司会進行役は思わず敬語を使っていたし、無理に敬語を使わないとやはり不自然であった。

 そこで、こういう考え方をすることにした。司会進行役はあくまで習志野朗読サークル「茜」の会員という立場をとる。すると、今回の朗読会の共催者は「茜」に出演を依頼してくれた依頼主である。当然、敬語を使うべき対象である。もちろん、来場者は二重に敬語を使うべき対象である。それに応じて、敬語を使い分ける。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2350/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2350  (戦後74年05月20日 新規)

 

 

○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月18日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ3の第11回目、6月09日に開催する第20回「小さな朗読館・ちば」に向けたレッスンの6回目である。この「小さな朗読館・ちば」は毎年2回、2組交代で1人1作品の朗読形式で上演している。

 今回で第20回「小さな朗読館・ちば」に向けた通常のレッスンは最後となる。今後は、リハーサルを6月01日に、朗読会本番を6月09日におこなっていく。次はリハーサルといっても、本番の会場でおこなうわけではない。通常のレッスンをおこなう鎌取コミュニティセンターの一室が会場である。立ち稽古と言っても良い。

 このサークルには長期休会中の会員が2人いる。今回はその2人に加えて3人が欠席した。計5人の欠席である。それでも参加した会員数は10人を超えていた。私のレッスンは参加者が10人を超える方が効果が上がる。逆に10人以下だとレッスンの効果が下がってしまう。グループ・レッスンの良さが発揮されないのである。

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 第20回「小さな朗読館・ちば」の上演作品のなかに、夏目漱石原作『夢十夜』のうちから「第三夜」を選んだ会員がいる。その同じ「第三夜」を習志野朗読サークル「茜」の会員が朗読する。その習志野「茜」の会員が「第三夜」を上演するのは、千葉「風」の会員が上演するちょうど1週間前の6月02日(日)のことである

 これら2人の「第三夜」を両方とも聴きに来る観客が何人いるか分からないが、もし1人でもいればその両方を聴き比べることになる。これは、上演者にとってプレッシャーであろう。両方を指導する私にとってもプレッシャーである。しかも、この「第三夜」はむずかしい。朗読するのもむずかしいし、指導するのもむずかしい。

 以前に、夏目漱石原作『夢十夜』のうちから「第一夜」を選んで朗読した会員がいた。その指導はうまくいったし、その会員の朗読は画期的で素晴らしかった。その「第一夜」は「愛情」と「切なさ」を表現するが、今回の「第三夜」は「恐怖」を表現しなければならない。しかも、静かな「恐怖」である。これが実にむずかしい。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2349/船橋「はなみずき」のリハーサル

館長の朗読日記2349 (戦後74年/西暦2019年05月19日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」のリハーサル(1)

 一昨昨日(5月16日)の10時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」のリハーサルをおこなった。リハーサルといっても本番の舞台でやるわけではない。本番の会場(船橋市きららホール)は、混んでいてなかなか使用できない。そこで立ち稽古と同じ会場を使った。まあ立ち稽古をくり返し2回やったようなものであった。

 もちろん、くり返して2回もやった効果はあった。本番に備えた実際の流れを改善し、その雰囲気を十分に確認することができた。また、バック音楽の改善をはかり、改めて会員の朗読表現とバック音楽の相性をチェック&確認することができた。最終的には、本番当日の午前中におこなう直前リハーサルで確認しなければならないが。

 本番では、バック音楽の音入れは私が担当する。前回までは、舞台袖の幅調席でモニターの音を聴きながら音入れをした。しかし、それでは今ひとつ朗読表現とバック音楽の音のバランスが分からない。そこで、今回は客席の後方に臨時の音響コーナーを設けてもらい、会場の音を直接聴きながらバック音楽の音入れをすることにした。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」のリハーサル(2)

 本番のバック照明の操作は家人が担当する。意外なことに、家人はこういう機械的な操作が嫌いではないようである。バック照明の操作は、客席後方の幅調室でおこなう。もちろん最初の色彩づくりは専門の会場スタッフにやってもらうのだが、その後の場面に合わせたバック照明と朗読者用スポットの操作は家人がおこなうのである。

 今回の菊池寛原作『恩讐の彼方に』は、完全ノーカットである。時間的にも内容的にも、読み継ぎ形式の朗読上演にピッタリの作品である。全体に無駄も緩みもない優れた物語展開であり、優れた場面構成であり、人物造形でもある。今回の朗読発表会では、前半(約40分)と後半(約60分)の2部構成の読み継ぎ形式で上演する。

 第1部と第2部のそれぞれを「はなみずき」の会員の全員が順々に読み継いでいく。したがって、会員全員が1回づつ、計2回の朗読をおこなう。そのどのパートもそれぞれに朗読表現的に面白く、工夫のし甲斐がある。第1部と第2部ともに、終始、緊迫した、そして起伏に富んだ面白い展開の連続で、面白い朗読公演になると思う。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2348/品川「あやの会」のリハーサル

館長の朗読日記2348  (戦後74年05月15日 新規)

 


○品川朗読サークル「あやの会」のリハーサル(1)

 昨日(5月14日)の9時30分から品川朗読サークル「あやの会」のリハーサルをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ1の第20回目、朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」の第8回目のレッスンでもある。今回はリハーサルであるから、9時30分から17時00分まで、午前から午後までほぼ1日をかけたリハーサルであった。

 会場は朗読発表会と同じ小山台会館である。午前中は音楽室、午後は朗読発表会をおこなう大ホールであった。まず午前中に、全体を通しでおこなった。この音楽室はアプライトピアノしかないので音が良くない。ただでさえ朗読の声はピアノの音に負け気味なのだが、アプライトピアノのキンキン響く音は、朗読のバック音楽には合わない。

 それにもかかわらず、その音楽室でピアノのバック音楽を入れたのは、音楽を入れるタイミングを確認するためである。タイミングが合わないと、変なところでバック音楽が終わってしまう。会員の朗読は、それなりに仕上がってきていた。ただし、改善されたところもあったが、まだ直っていないところもあったので最後のダメ出しをした。

 


○品川朗読サークル「あやの会」のリハーサル(2)

 午後の大ホールでは、再度、全体のリハーサルをした。このときは朗読終了後の舞台挨拶まですべてリハーサルした。大ホールのピアノはフルコンではないが、それに準じたかなり立派なグランドピアノである。さすがに音がまったくちがう。このピアノで静かな曲を最弱の音で弾けば、かろうじて朗読のバック音楽として使えるようになる。

 午前中のダメ出しが効いたのか、午後の朗読表現はさらに改善されていた。ピアノで生演奏するバック音楽は、前半と後半ともに、最初と最後と中間の3ヶ所に短く入れただけだが、なんとか全体をもたせることができそうである。中間にもう1ヶ所入れた方が良いような気もしているので、演奏する家人とさらに相談しようかと思っている。

 大ホールでは、残余の時間を使って、舞台への出入りや待機の方法、会場設営の方法、会員の皆さんの朗読会運営上の役割分担などを確認したり、検討したりした。さらなる改善策も試してみたが、いろいろの事情で必ずしも最善を望めない部分もあった。やはり、こういう場合は次善でも確実な方が良いと思う。次は、いよいよ本番である。

 

 

 

 

 

 

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最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第192版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第192版

                  (戦後74年05月13日 更新)

 

 

【カレンダー】

 


●戦後74年(西暦2019年)

 


5月21日(火)大田朗読サークル「くすのき」朗読おさらい会
 /大田朗読サークル「くすのき」

5月22日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会「恩讐の彼方に」
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

5月29日(水)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」
 /品川朗読サークル「あやの会」

6月02日(日)「小さな朗読館『ならしの』」
 /東習志野図書館・東習志野コミュニティセンター共催
 /一般講座

6月09日(日)第20回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

7月30日(火)第15回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

9月28日(土)「新・みちの会」朗読発表会「博士の愛した数式」 NEW!
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

 

 

【くわしいご案内】

 


●戦後74年(西暦2019年)

 


大田朗読サークル「くすのき」朗読おさらい会

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)5月21日(火)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕大田文化の森 第二集会室

〔交通〕JR京浜東北線/大森駅下車 徒歩10分
                  池上駅行バス5分

〔プログラム〕

 開会         総合司会    向田敏子
1「モチモチの木」斎藤隆介原作     松田俊恵
2「東・太郎と西・次郎」斎藤隆介原作  原 則子
3「一ノ字鬼」斎藤隆介原作       斉藤正子 蓬田敦子  
          <休憩>
4「耳」向田邦子原作          仲亀庸子       
5「おきなぐさ」宮澤賢治原作       星野祐子
6「山桜」藤沢周平原作         向田敏子
          <舞台挨拶>
 サークル代表挨拶           仲亀庸子
 朗読指導者挨拶            東 百道

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕大田朗読サークル「くすのき」

〔参加〕入場料無料(全席自由)

 

 

船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会「恩讐の彼方に」

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)5月22日(水)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕菊池寛原作「恩讐の彼方に」

〔プログラム〕

【第1部】「恩讐の彼方に」第1部
       <休 憩>
【第2部】「恩讐の彼方に」第2部

〔出演〕

 御代川裕子、谷千和子、鳥海治代、田中幸子、黒田裕子、直井三枝子、井上みつ江、小林いさを、飯野由貴子、村木ひろみ、遠田利恵子、中山慶子、昌谷久子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔朗読指導・構成・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047-487-3721 (東)

 

 

品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会「ユタとふしぎな仲間たち」

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)5月29日(水)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館大ホール

〔交通〕東急目黒線/武蔵小山駅下車 西口より徒歩3分

〔演目〕三浦哲郎原作「ユタとふしぎな仲間たち」

〔プログラム〕

【第1部】「ユタとふしぎな仲間たち」第1部
        <休 憩>
【第2部】「ユタとふしぎな仲間たち」第2部

〔出演〕

 川崎玲子、松倉美那子、藤本敦子、福永尚彦、岡林和子、佐々木澄江、白澤節子、末次眞三郎、片桐瑞枝、山本淑子、赤塚弘子、山本扶美子、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)

 

 

「小さな朗読館『ならしの』」

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)6月02日(日)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕東習志野コミュニティセンター3階 多目的室

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩7分

〔プログラム〕

「なんむ一病息災」斎藤隆介原作       小野 洋子
「ひいふう山の風の神」斎藤隆介原作     渡邊 久子
「ねこのおんがえし」中川季枝子原作     中村美津江
「夢十夜」(第一夜・第三夜)夏目漱石原作  三浦 邦子
「桃太郎」芥川龍之介原作          平野かほる
           <休 憩>
「よだかの星」宮澤賢治原作         今関研一郎
「春雨の夜」永井荷風原作          松本  恵
「世界でいちばんやかましい音」
  ベンジャミン・エルキン原作       伊東 佐織
「小僧の神様」志賀直哉原作         土田 和子       

〔出演〕習志野朗読サークル「茜」

〔朗読指導〕 東 百道

〔共催〕東習志野図書館・東習志野コミュニティセンター共催/一般講座

〔参加〕定員100名(中学生以上)/入場無料(全席自由)

〔申込〕東習志野図書館カウンターおよび電話受付(先着順)
    047-473-2011

 


第20回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後74年(2019年)6月09日(日)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1 「梅津忠兵衛」小泉八雲原作/奥田裕子翻訳  森本 依里
2 「奄美の画家と少女」高倉健原作       金附ひとみ                
3 「電車を降りて」永井龍男原作        小田志津子
            <休 憩>
4 「第三夜」(『夢十夜』より)夏目漱石原作  松尾佐智世
5 「子供たちの夜」向田邦子原作        杉山佐智子                
6 「夜の雪」藤沢周平原作           助川 由利
7 「吉野山」太宰治原作            吉永裕恵子
                               
〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(400)8034/細川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)

 

 

第15回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)07月30日(火)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩2分(フェイスビル6階)

〔プログラム〕

1「千葉の民話二題」              仲田 紘基
  「へったれ嫁」高野つる話者/仲田紘基採集
  「国本の観音様」永野利枝原話/仲田紘基再話)
2「お時儀」芥川龍之介原作           山本 淑子
3「伸ちゃんのさんりんしゃ」児玉辰春原作    飯野由貴子
            <休 憩>
4「よなき」三浦哲郎原作            内田 升子
5「穴」岡本綺堂原作(岡本綺堂シリーズ2)    東 百道
  
〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
    出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047-487-3721(東/ひがし)

 


八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会「博士の愛した数式」 NEW!

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)9月28日(土)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター 3階 ホール

〔交通〕京成本線/東葉高速線 勝田台駅より徒歩5分

〔出演〕

阿波理江、渡辺澄子、山村弥生、関 百子、山上さつき、小畑勝彦、倉林成年、中島浩美、吉﨑瑠璃子、江本なつみ(朗読順/八千代朗読サークル「新・みちの会」会員)

〔プログラム〕

第1部 第1部「博士の愛した数式」前半
        <休憩>
第2部 第2部「博士の愛した数式」後半  

〔朗読指導・演出〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔後援〕八千代市教育員会

〔問合せ先〕043-253-4977(小畑勝彦)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)

 

 

 

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館長の朗読日記2347/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2347  (戦後74年05月12日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(5月11日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ4の第12回目、今回から今秋9月に開催する朗読発表会「博士の愛した数式」のレッスンに入る。この台本は2部構成で、それぞれを会員全員で読み継いで上演する。今回は第1部をレッスンした。

 この作品には数式が出てくるが、その数式の数字の読み方について議論した。例えば「220」について「ニー、ニー、ゼロ」と読むか、あるいは「二百二十」と読むかという問題である。どうも、統一的に決めるより、ケース・バイ・ケースで決める方が良さそうな感じである。この手の問題はサークル会員の総意に拠ることにしている。

 単なるこういう読み方の問題だけでなく、数式にまつわる登場人物の会話(セリフ)の朗読表現も問題である。観客は、台本を見ることなく、耳だけで朗読を聴き、内容を理解しなければならない。少しでも複雑な数式にまつわる朗読表現は、よほど丁寧に分かりやすいものでないと、観客にその内容をイメージしてもらうことはできない。

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 さらに、この作品は、斬った張ったというような派手なストーリーや場面展開がない。どちらかというと地味な、心理的な展開が主なのである。ストーリーの起伏や山場がないわけではないが、それらもどちらかというと心理的なものといえる。それを朗読表現で120分間前後の長時間、観客を舞台に引きつけつづけるのは容易ではない。

 よほど豊かなイメージと深刻な心情を心に抱いて朗読表現しなければ、観客に作品世界のイメージと心情を共有してもらえないし、感動を共有してもらうこともできない。そういう意味で、非常にむずかしい作品である。前回の「星の王子さま」もむずかしかったが、今回のこの「博士の愛した数式」はまた別の意味でむずかしいのである。

 特に、主人公の博士の記憶が80分しかもたないという設定がむずかしい。今回は初回であるからまだまだであるが、今後は、記憶が80分しかもたない人間の心理・心情、あるいは、そういう人間のイメージがどのようなものかを、会員の皆さん1人1人が自分事(わがこと)として想像・創造的にイメージしていって欲しいものである。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2346/千葉「わかば」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2346  (戦後74年05月11日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月09日)の13時30分から千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ2のレッスンの第5回目のレッスン、宮澤賢治原作「紫紺染について」の第5回目のレッスンでもある。この「紫紺染について」は朗読的に非常にむずかしい。会員はそれぞれ苦労してとり組んでいる。

 その成果は、朗読レベルの向上という形で今回のレッスンであらわれてきた。何人かの会員は、朗読する言葉の1つ1つが従来に比べてはっきりと立ってきた。声も聴き手に向って語りかけるような意思がこもってきた。ある会員は朗読する声がはっきりと明るくなってきた。従来のしっとりしているが沈むような声が変わってきた。

 ある会員は、もともと演技的なセンスはあったが、それが自分の世界の内側に閉ざされたような朗読表現であった。ところが今回は、聴き手の方に開かれたような朗読表現に変っていた。言葉の1つ1つが立ってきたばかりでなく、声出しも距離感が出てきた。これらができるようになれば鬼に金棒である。今後の伸びが期待される。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2

 どうしても助詞や述語部分が下がってしまっていた会員たちも、かなりそれらが改善されてきた。これは語りかける語り口の基本なのだが、これができるようになっただけで朗読表現がかなり違ってくる。それに加えて、言葉の1つ1つが立つようにもなってきたら、朗読表現がさらに格段に飛躍する。会員は着実にその道をたどる。

 この宮澤賢治原作「紫紺染について」は、レッスン台本として、そういう会員たちの上達に確実に役立ったと実感している。そういう朗読表現だけでなく、その土台となる作品世界の解読の仕方ついても、この「紫紺染について」は大いに役立ったと思っている。この作品世界の解読は、あくまで論理的におこなわなければならない。

 さらに、その解読に基づいて、その文学作品に書かれた文字言語の背後にどのようなイメージを想像し得るか。さらに、原作者や登場人物の心情をどのように想像し得るか。このイメージや心情の想像は、朗読者のイメージや心情の新たな創造でもある。そして、これらイメージや心情の想像と創造は朗読表現に直に役立つのである。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 一昨日(5月09日)の18時10分から、習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第2期・朗読ステップ5の第18回目。今回は、6月に開催する朗読発表会に向けたレッスンの第6回目である。このサークルの朗読発表会は1人1作品形式で上演するが、1人当たりの朗読時間は15分以内としている。

 今回も6月02日に開催する「小さな朗読館『ならしの』」のプログラム順にレッスンした。最初の2作品は、斎藤隆介原作の童話である。レッスン歴が1年未満の会員には、私が斎藤隆介の童話から朗読する作品を選定して朗読してもらうことにしている。3番目は中川季枝子が現代文にした昔話である。ここまでは順調であった。

 プログラム4番は、夏目漱石原作「夢十夜」から「第一夜」と「第三夜」を抜き出して朗読する。それを朗読する会員が、朗読が仕上がってくるに従って朗読時間が伸びてきて、今では17分近くになってしまったという。とにかく、今回の「第一夜」を朗読してもらった。それを聴いて、この作品はこの会員に合わないと判断した。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 そこで、今回は「第三夜」に絞って取り組むように勧めた。この「第三夜」の朗読時間は恐らく10分を切るはずである。しかし、朗読会における朗読は、時間が長ければ良いというものではない。現に第7回「小さな朗読館」で夏目漱石原作「第一夜」を朗読したゲスト出演者は、この10分を切る作品で観客を十分魅了していた。

 プログラム5番は芥川龍之介原作「桃太郎」。観客に語りかけるよう指導した。プログラム6番は宮澤賢治原作「よだかの星」。これを朗読する会員は急速に上達している。今回も前回に比べかなり良くなっていた。プログラム7番は永井荷風原作「春雨の夜」。この会員は言葉の1つ1つを丁寧に発声するととても良い朗読になる。

 問題は、その丁寧な発声が15分間もつか否かである。プログラム8番のベンジャミン・エルキン原作「世界でいちばんやかましい音」を朗読する会員は欠席した。最後のプログラム9番は志賀直哉原作「小僧の神様」。これを朗読する会員は唯一の第1期生であり、一応、安心して聴ける朗読をする。残る課題は主に《間》である。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2345/大田「くすのき」のリハーサル

館長の朗読日記2345  (戦後74年05月08日 新規)

 

 

〇大田朗読サークル「くすのき」のリハーサル(1)

 昨日(5月07日)の13時00分から、大田朗読サークル「くすのき」の「朗読おさらい会」に向けたリハーサルをおこなった。今回は第1期・朗読ステップ2の第21回目、今年5月に開催する「朗読おさらい会」の朗読レッスンの第9回目である。この「朗読おさらい会」は会員の皆さんが自ら選択&作成した台本を1人1作品形式で朗読上演する。

 今回は、通常の朗読レッスンより時間をなるべく長く確保するために、会場を使用できる時間いっぱいの13時00~17時00分を使っておこなう予定であった。午前中の品川朗読サークル「あやの会」のレッスンが他日に移行したので、私は自宅から直接会場に行ったがかなり早めに着いた。ところがサークルの役員(代表と会計)が遅れてしまった。

 通常のレッスンの開始時間(14時00分)と間違えたという。二人とも自宅が会場に近いので、電話で呼び出したので20分くらいの時間ロスで済んだ。今回のリハーサルは「朗読おさらい会」と同じ会場なので、先ず本番どおりの会場設営から始めた。朗読そのもののリハーサルは14時から始め、通しを総てひと通り終えたのが16時過ぎであった。

 


〇大田朗読サークル「くすのき」のリハーサル(2)

 それから、本番通りに設営した会場をいったん片づけ、机と椅子を元のコの字型にもどして、リハーサルを踏まえた「朗読おさらい会」本番に向けての簡単な打合せを約30分おこなった。結局、すべて終わったのが会場使用時間ギリギリの17時少し前であった。朗読発表会と違い「朗読おさらい会」は簡略化した朗読会であるから、何とかなると思う。

 今回のリハーサルにおける会員の皆さんの朗読は、このサークルが発足してまだ2年であること、しかも会員の過半がレッスン歴がまだ1年未満であることを考えれば、まあまあの仕上がりであった。しかも、レッスン歴が2年目の会員がやはり2年目らしくちょっと違った朗読をしていたことに驚かされた。やはりレッスン歴の長短は影響すると思った。

 今回の「朗読おさらい会」の観客席は、昨年と同じく30席足らずである。昨年は、来場者が予想より多く、客席数がギリギリで余裕がなかった。念のため会員の知人友人が何人ぐらいくるか訊いたところ、全体で5人程度であった。その他に、品川朗読サークル「あやの会」から10人ほどの会員が来るはずだから、客席数は十分余裕があると思われる。

 

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2344/長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている(つづき)

館長の朗読日記2344  (戦後74年05月06日 新規)

 


○長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている(3)

 今日(5月06日)で、長かった今年の大型連休も終わりである。書庫の整理整頓はまだ終了していないが、一段落はついた。一応、雑誌と書籍の整理整頓は終了した。朗読その他をいろいろと録音したカセットテープ、ワープロ時代に記録保存したフロッピー・デスクの整理整頓も、一応は終了した。しかし、書類や資料や手紙類はまだこれからである。

 この書類や資料や手紙類の整理整頓は、その内容を1点1点チェックして、その要否を判定していかなければならない。しかも、その大部分は廃棄することになるはずだから、引き続き保存していくものはその一部である。チェックと判定の大部分は、いわば無駄な作業となる。こういう作業は、精神的な疲労感が溜まってきて、かなりシンドイのである。

 この頃は気温も上がってきて、時には夏日になることもある。書庫は狭い上に、エアコンなどは設置していない。夏日の午後などは暑くて汗が噴き出てくることもある。今後の書類や資料や手紙類のチェック&判定作業は、少しづつエアコンのある部屋に持ち出して涼しい環境下でおこなうなど、いろいろと工夫してやっていこうと思う。辛抱辛抱である。

 


○長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている(4)

 雑誌の整理整頓の最中に、長いこと読みもしないで積読状態のままにしておいた冊子の中に、友人が論稿を載せているものを発見した。その冊子を購入した経緯をすっかり忘れてしまったが、もしその友人の論稿が載っていることを知って購入したのなら、いくらなんでも読んでいたはずである。読んだ記憶が全くないから、知らずに購入したのであろう。

 雑誌の山の中から、そういう冊子を見つけ出せたのも、今回の整理整頓の一つの成果かも知れない。私は、日本古代史に画期的な業績を上げた古田武彦の書籍はなるべく購読するようにしている。また、古田武彦が関係している雑誌もできるだけ揃えるようにしている。今回、雑誌のバックナンバーに数点の欠落を見つけた。急ぎ補充しようと思っている。

 そういうきっかけを与えてくれたのも、今回の整理整頓の成果といえないこともない。小説なども、もっぱら朗読の台本用に購入したものも少なくない。しかし、カットを許可しないなど著作権者がいろいろと面倒な制限を加えるような作品については、今回、思い切って処分することにした。私は本来的な小説好きではないから、あっさりと捨てられる。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2343/長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている

館長の朗読日記2343  (戦後74年05月01日 新規)

 


○長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている(1)

 現在の私の書斎は、私の仕事場であると同時に朗読関係の資料置場であることは以前に記したことがある。そして、その資料が床の上まで山積みになって収拾がつかなくなったので、整理整頓をやったことも以前に記したことがある。さらに、その整理整頓した資料の持っていき場所として書庫と旧書斎も整理整頓しなければならないことも以前に記した。

 今年の4月末~5月初の長い連休を利用して、まず2階の書庫の整理整頓から始めている。しかし、いざ始めてみると、これが大変な難事業であることを痛感している。書庫といってもわずか3畳間の狭い空間である。その狭い空間の出入口と窓を除いた壁中に本棚やロッカーがびっしりと並べてある。床の上には資料類がところ狭しと乱雑に置いてある。

 壁中に並べてある本棚やロッカーには雑誌や書籍を今にも零れ落ちそうに目一杯押し込んでいる。私は、別に、閉所恐怖症ではないけれども、このように回り中が資料や書類や雑誌や書籍の狭い空間の内に閉じこもって、整理整頓ばかり長時間やっていたら気が滅入ってくる。しかもこの作業は、この連休くらいでは終わりそうもない。これは大変である。

 


○長い連休を利用して書庫の整理整頓をやっている(2)

 この書庫の整理整頓は、まず捨てるべきものを捨てることから始める。空間が絶対的に足りないのだから、捨てることが最優先の課題となる。しかし、永年にわたり保存してきたものを捨てるには慎重にならざるを得ない。まず資料だが、新聞記事などを切り抜いたりコピーしたもの、あるいは、私の書きかけの原稿やメモ&ノートの類など多岐にわたる。

 その資料の一点一点を慎重にチェックして、捨てて差し支えないかを判断していく。これは疲れる作業である。すぐに疲れるばかりか、飽いてくる。しばらくして、こればかりをやっていては身が持たないと思った。そこで、本棚の雑誌や書籍と交代でやることを思いついた。この雑誌や書籍の整理整頓の方はいくらか楽にできることがわかったのである。

 雑誌と書籍の内容は、目次をチェックすればその要否は比較的簡単に判断できる。しかも、若い時に購入したものが多いから、今日の眼で見ると読むに堪えない内容のものが多い。資金が乏しい時代に購入したことを思えば惜しい気もするが、自分の成長も実感できるから思い切ってバッサリと捨てることができる。気分的にはそれほど悪くないのである。

 

 

 

 

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