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館長の朗読日記2362/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記2362 (戦後74年/西暦2019年06月08日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 一昨日(6月06日)の15時から船橋朗読サークル「はなみずき」のレッスンをおこなった。今回から第3期・朗読ステップ2に突入する。今回はその第1回目、新しいレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」の第1回目でもある。今回は5月22日に開催した朗読発表会「恩讐の彼方に」後の初めての朗読レッスンである。

 そこでまず朗読発表会「恩讐の彼方に」について会員の知人友人から訊いた意見&感想を披露してもらった。こういう場では当然だろうが、かなり良かったという意見&感想が多かった。ついで、私から第3期・朗読ステップ2の目的と内容を説明した。ついでに朗読ステップ1~6を説明した。すでに耳タコの会員もいたであろうが。

 そしてレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」のレッスンに入ったのだが、冒頭で文学作品の「解読」とはなにかを少し丁寧に解説した。本物の学問研究との本質的な類似性と相違性を簡単に説明した。内容的な「謎」を発見しその「謎」を解明する点が類似点、その「謎」の対象が現実と作品世界と異なる点が相違点である。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 本格的な「紫紺染について」のレッスンとしては、会員1人1人に作品の5分の1づつを順々に朗読していってもらった。その第1順目は、ただ朗読してもらうだけで、私からは何のコメントもしなかった。ただ、この作品内容の「謎」を見つけるように言っただけである。2順目では、各パートごとに基本的な作品解説をおこなった。

 3順目では、各パートごとに「謎」を見つけたかを訊ねていった。さらに、私が見つけた「謎」を2点、参考例として挙げてみた。1つめの「謎」は、古い写本の記述の末尾における「謎」である。2つめの「謎」は、山男と人力車の車夫とのやりとりの場における「謎」である。そして、この2つの「謎」の間にはある関連性がある。

 文学作品における「謎」も、一種の論理的な矛盾といってよい。そしてこの「謎」を見つけたら、言葉面だけで簡単に納得せず、シコシコと本当に論理的に納得できるまで引っかかっていることが大切である。例えば、拙著『朗読の理論』で解明した「セロ引きのゴーシュ」の「謎」は20年~30年越しでやっと納得したものである。

 

 

 

 

 

 

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