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2020年8月

館長の朗読日記2521/千葉「わかば」の朗読レッスン

館長の朗読日記2521  (戦後75年08月28日 新規)

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月27日)の13時30分から千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ3の第7回目のレッスン、レッスン台本・芥川龍之介原作「或日の大石内蔵助」の第3回目である。会員1人1人に台本2頁弱を順番に朗読してもらうが、それぞれを2つくらいのパートに分けて、指導することにした。

 今回のレッスンは、ベテランの第1期生3人と入会後のレッスンがまだ3回目の新規会員1人の組合わせである。ベテランの会員はこれまでのレッスン歴があるから、それぞれの会員の現在の到達点や到達経緯を私は熟知している。その上達過程を踏まえて、現時点での朗読を評価し必要な指導をしていく。新規会員の指導はまだ手探り状態である。

 まだ手探り状態ではあるが、この新規会員は感度が良い。ベテランの第1期生が「先生のアドバイスをすぐ実行できるのは凄い」と感心していたが、私もその点は同感である。第1期生たちが数年がかりでようやく実行できるようになったものを、その場で即座に実行してしまうことがよくあった。今のところ、私の指導の重点は語り口ではあるが。

 


○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)

 今、第1期生の3人が重点的に取り組んでいるのは、朗読している言葉の1つ1つをさらにはっきりと立てることである。言葉の1つ1つをはっきりと立てると、それらの言葉相互のつながりがブツブツと途切れがちになって文章としてのつながりが滑らかでなくなる危険がある。言葉を立てることと、滑らかにつなげることは、一見矛盾している。

 しかし人間は、この一見矛盾しているように思われることを、現実の生活における音声言語表現では見事に解決している。すなわち1つ1つの言葉をしっかり立てながら、それらの言葉を滑らかにつなげて表現しているのである。この場合、言葉を立てるとは、その言葉に表現主体のイメージや心情をこめて、自分の言葉として表現することをいう。

 朗読表現の最高のモデルは、われわれの現実生活における音声言語表現である。そして、この音声言語表現を朗読の場で発揮することができれば、その朗読者の朗読レベルは今の日本においては、超一流の朗読家のレベルになると考えている。逆に、文学作品の作品世界を朗読者自身のイメージや心情とし、自分の言葉として語ることはむずかしい。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2520/「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行った

館長の朗読日記2520  (戦後75年08月27日 新規)

 


〇「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行った(1)

 昨日(8月26日)、上野の国立西洋美術館に「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行った。品川朗読サークル「あやの会」の会員から、ゴッホの「ひまわり」の絵が素晴らしかったという話しを聴かされて、久しぶりに西洋絵画の傑作を観に行きたくなったのである。家人を誘ったところ「行く!行く!」との二つ返事であった。

 ただし、武漢コロナウイルスのせいで、観に行くための手続きが大変であった。入場制限が厳しく、インターネットで入場可能人数に達していない月日と入場時間帯を選び、事前に申し込まなければならない。さらに、事前に「日時指定入場券」をコンビニなどで入手しなければならない。とても私と家人の手に負えるような手続きではない。

 そこで、こういうことに慣れている息子に手続きをしてもらった。まったく、不便な世の中になったものである。とにかく、昨日の10時00分~10時30分の受付時間内に西洋美術館に到着するよう、電車の時間割をインターネットで調べた(これは家人の得意技である)上で出かけた。私は「木偶の坊」のようについていくだけである。

 


〇「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行った(2)

 私は絵画についてはまったくの門外漢である。したがって、今回の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に展示されてあった西洋絵画の傑作について、あれこれと批評めいたことを記すのは遠慮する。ただ、今回の展覧会の主役として大取に展示されていたゴッホの「ひまわり」を初め、どの展示絵画もすばらしかったと記すにとどめる。

 お陰で私の精神はたくさんの美食を堪能したが、私の肉体(特に脚の部分)は疲労困憊であった。もともと私が展覧会を回避しがちだったのは、展覧物を丁寧に観て回ると脚に疲労が溜まるためであった。今回は、武漢コロナウイルスによる入場制限により、特にゆっくりと名画を鑑賞することができた。その分、脚の疲労も増したのである。

 通常「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」のような展覧会の場合、大勢の入館者が押し寄せ、芋を洗うような人混みのなかで、押し合い圧し合いしながら名画を鑑賞しなければならないそうである。ところが今回は、武漢コロナのせいで入館者が減った上に時間制限がかけられ、ゆっくりと鑑賞できた。正に武漢コロナの逆効用であった。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2519/武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(その10)

館長の朗読日記2519  (戦後75年08月25日 新規)

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(28)

 武漢コロナウイルスの新規感染者数は、8月15日~8月21日においては2日間を除いて1000人~1200人の間で推移していた。その2日間とは8月17日の644人と8月18日の918人である。そして、8月22日~8月24日は、22日984人、23日745人、24日492人と急減している。

 私が重視している重症者数は、8月15日~8月24日の間に229人~259人と30人ほど増加した。死亡者数については、新規の死亡者数が8月15日~8月24日においては6人~16人の間で推移し、死亡者数の累計は1093人から1203人へと110人増加している。まあまあ落ち着いてきている。

 私個人としては、8月18日の「特別なお知らせ」欄に掲載したとおり、船橋市勤労文化センターから依頼されていた「朗読入門講座(全8回)」が急きょ中止になった。すでにかなり準備を進めていただけに、武漢コロナウイルスから受けた実際的な被害としては、これがもっとも大きいものだったかも知れない。

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(29)

 8月18日(火)の午前に、船橋市役所からの中止の方針を電話で伝えてきた船橋市勤労市民センターの事務局の口ぶりも、実に申し訳なさそうな様子だった。しかし、いまだに「危険な暑さ」をつづけている今夏の残暑の中で、毎週水曜日に約2ヶ月間も「朗読入門講座(全8回)」を続けることも大変ではある。

 船橋市勤労市民センターとしては、事態が落ち着いたら是非「朗読入門講座(全8回)」を開催したいということだったが、そのときは開催時期を気候の良い季節に変えてもらうなど、開催条件についてはいろいろと再調整したいと思っている。もっとも、武漢コロナウイルスの今後については五里霧中ではあるが。

 以前から、私は、自分の朗読レッスン(ステップ1~6)をすべてビデオに撮って、誰でも気軽に視ることができるようにしたいと考えていた。もっとも望ましいのは、放送大学で放送することだが、日本のいわゆる朗読界になんのツテも肩書もない私にとっては無理な話しである。そこでビデオを考えたのである。

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(30)

 私は、すでに「東百道・講演と朗読の会」の芥川龍之介と太宰治のシリーズをビデオで撮って、BDやDVDにして発売している。しかし、そういう「東百道・講演と朗読の会」とちがい、朗読レッスン(ステップ1~6)をすべてビデオに撮るのは大変である。1ステップ4回(4枚)としても24回(24枚)。

 そこで、最近は「You Tube」にアップする手はないかと考えている。この「You Tube」を利用すると、記録することも、世界中に公開することもできる。必要とされる設備装置を揃えることも、それほど大変ではないようである。その他の必要な条件をもっと調べなければならないが、有効な良い方法だと思われる。

 しかし、これを実行するには、それに先行して単行本『朗読の上達法』を書き上げなければならない。もし「You Tube」版の朗読レッスンをおこなうとすれば、主な内容は単行本『朗読の理論』と単行本『朗読の上達法』の内容と大きく重なるからである。したがって、すべては単行本『朗読の上達法』の後になる。

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2518/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2518  (戦後75年08月23日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月22日)の9時30分から千葉朗読サークル「風」のレッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ4の第13回目、今秋10月に予定している朗読発表会に向けた台本「ヴィヨンの妻」の第5回目のレッスンである。この「ヴィヨンの妻」を前後の2部に分け、その前後を交互にレッスンする。今回は前半の3回目である。

 サークルの朗読発表会を読み継ぎ形式で朗読上演する場合には、バック音楽をつけることにしている。私の音源はMDだが、今回の発表会会場はそのMDの再生装置がない。そこでサークルがバック音楽をMDからCDにダビングしてくれた。今回は、通常のレッスンだが、特別にラジカセでバック音楽を再生して前半のレッスンを試みてみた。

 音量のバランスを考えて、朗読の方もマイク&スピーカーを使ってみた。バック音楽をつけながらも、1人の会員の朗読が終わる度にバック音楽を止めて、私からその会員の朗読について短く指導していった。会員の朗読はそれぞれの会員なりにかなり仕上がってきていたが、まだまだ作品「ヴィヨンの妻」の読みが浅く朗読もそれなりである。

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 このサークルはずっと1人1作品形式の朗読発表会をやってきたので、読み継ぎ形式の朗読が初めての会員が大部分である。そのため不慣れであることは事実だが、どうもそれだけではないような気がする。私は1人1作品の場合には、原作の選択をそれぞれの会員に任せている。そうすると、どうしても自分の読みやすい作品を選んでしまう。

 しかも、自分1人でその作品を読み切るわけだから、自分の好きなようにその作品世界をイメージし、自分の好きなように表現主体の心情を汲み取ってしまう。それらの結果、どうしても原作の読みが甘いままに済ませてしまう癖がついてしまったのではないだろうか。まあ、この「ヴィヨンの妻」は作品解読も朗読表現も極めてむずかしいが。

 読み継ぎ形式に不慣れな上に、この「ヴィヨンの妻」が極めてむずかしい作品ときているので、どうも会員の皆さんの朗読が恐る恐るというか、用心しいしいの表現になっている。もっと思い切って、自分なりの心情とイメージを心をこめて聴き手に訴えるような表現にしなければならない。バック音楽と朗読の相性などはその後の問題である。

 

 

 

 

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特別なお知らせ148/朗読入門講座(全8回)中止のお知らせ!!!

特別なお知らせ148    (戦後75年08月18日 新規)

 

 

今日(8月18日)の午前に船橋市勤労市民センターから連絡があった

来月9月02日から開催予定の「朗読入門講座」を急遽中止するという

武漢コロナウイルスの感染が拡大しているからということが理由らしい

船橋市役所からの決定通知なのでくわしい事情はまだわからないらしい

とりあえず講師である私に電話で中止決定を連絡したという事情らしい

中止に至ったくわしい事情と善後策を後日改めて連絡してくれるという

そこで私もくわしい事情は別にして急遽であるが中止のお知らせをする

 


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朗読入門講座(全8回)中止!!!

〔日時〕9月02日(水)~10月21日(水)毎週水曜日全8回
    開場13時30分 開演15時30分

〔会場〕船橋市勤労市民センター 3F 第4会議室

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔スケジュール〕

第1日(9月02日)
 講義 朗読とはなにか、朗読をどう学ぶか(教材作品「やまなし」)
第2日(9月09日)
 レッスン1  教材作品「やまなし」のレッスン①
第3日(9月16日)
 レッスン2  教材作品「やまなし」のレッスン②
第4日(9月23日)
 レッスン3  教材作品「花咲き山」の解読とレッスン①
第5日(9月30日)
 レッスン4  教材作品「花咲き山」のレッスン②
第6日(10月07日)
 レッスン5  教材作品「梨の実」の解読とレッスン①
第7日(10月14日)
 レッスン6  教材作品「梨の実」のレッスン②
第8日(10月21日)
・ミニミニ朗読発表会
いくつかのグループに分けて「梨の実」を読み継ぎ形式で朗読発表
・講師による講評

〔講師〕 東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔主催〕船橋市勤労市民センター(自主事業)

〔受講者〕船橋市内在住・在勤の人

〔定員〕先着15人

〔費用〕5600円

〔申込先〕事前に船橋市勤労市民センターまで(電話番号)425-2551

 

 

 

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館長の朗読日記2517/武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(その9)

館長の朗読日記2517  (戦後75年08月15日 新規)

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(25)

 武漢コロナウイルスの新規感染者数が7月28日に急増して980人になった。そして、翌7月29日にはさらに急増し1259人と千人を大幅に越えた。その後も7月29日~8月09日は1200人~1600人で推移した。その後の8月10日以降はかなり減少したが700人~1400人の間で推移している。

 私が重視している重症者数も7月28日の76人以降徐々に増加し8月14日現在で211人になっている。死亡者数については、新規の死亡者数が7月28日~8月14日は0人~11人に抑えられている。この武漢コロナウイルスは、決定的なワクチンや治療薬が開発&普及するまでこのような状況が続くと思う。

 まあ日本の場合は、世界の一般的な状況に比べて感染の度合いがかなり低い水準に抑えられている。日本や台湾のように、武漢コロナウイルスの感染が低い水準に抑えられている要因は何なのか、冷静に分析する必要があると思う。ただし、そういう分析はまさに専門家の仕事であり、残念ながら私の手には負えない。

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(26)

 朗読レッスンは6月後半以降はほとんどのサークルで再開され、現在まで順調に推移している。各サークルの朗読発表会は、すでに2月に開催済みの千葉「わかば」と、これから10月に開催予定の千葉「風」のほかは、すべて中止となった。私が主宰する「小さな朗読館」は、年3回の公演をすべて来年に順延した。

 以上は、すでにこのブログで報告したことである。今、私は、自分が主宰する「小さな朗読館」の今後のゲスト出演者をどうするか考えている。そして、あらめて、年3回の公演をすべて来年に順延したということが、すべてのゲスト出演候補者の出演機会を1年間分そっくり喪失したという事実を強く認識している。

 毎回のゲスト出演者は4人であるから、年3回の公演を1年間延期したということは、ゲスト出演の機会の12人分に相当する。すなわち、今回の武漢コロナウイルスは12人分のゲスト出演の機会を奪ってしまったわけである。新たに朗読レベルが高くなった会員、再度の出演をすべき会員には待ってもらっている。

 


〇武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害(27)

 今回の武漢コロナウイルスから私の朗読活動が受けた被害の最大のものは、もちろん、サークルの会員の皆さんに朗読レッスンをおこなう機会を数ヶ月も奪われたことである。しかし、会員の皆さんに「小さな朗読館」にゲスト出演してもらう機会を12人分(1年分)も奪われたことも、大変に大きな被害であった。

 再来年以降の「小さな朗読館」のゲスト出演者を考えながら、あらためてこの事実を噛みしめている。加えて、各サークルの会員の増減を考えると、従来の選考原則も見直しが必要になった事実にも直面した。従来、毎回4人のゲスト出演者に同じサークルの会員がダブらないことを原則としていたが、無理になった。

 サークルごとに会員数が大きく異なってきたからである。加えて、会員の入退会の結果、ゲスト出演にふさわしい朗読レベルに到達している会員数も、サークルごとに大きく異なってきた。したがって、各サークルごとのゲスト出演機会のバランスを考えると、同じサークルの会員をダブらせざるを得なくなってきた。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2516/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2516  (戦後75年08月12日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月11日)の9時50分から品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ3の第5回目、レッスン台本「毛利先生」の第5回目のレッスンでもある。今回のレッスンは、もともと6月02日のものだったが、武漢コロナウイルスのせいで会場が閉鎖されてできなかったので代替したのである。

 今回は恥ずかしながら、私がレッスン台本「毛利先生」を持参するのを忘れてしまった。1冊のレッスン台本を、他のサークル(船橋「はなみずき」)のレッスンと兼用しているので、このサークル(品川「あやの会」)用のファイルに移すのを忘れたのである。仕方がないから、会員の朗読をもっぱら耳で聴いて、その朗読を指導したのである。

 朗読は、大きく分けて語り口(土台)と心情表現&イメージ表現(建屋)という2つの要素から成っている。語り口を中心に指導すべき会員と、心情表現&イメージ表現(建屋)を中心に指導すべき会員と、その中間の会員がいる。語り口を中心に指導すべき会員の場合は、耳で聴いていれば指導すべきポイントは大体つかめるので問題なかった。

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 心情表現&イメージ表現(建屋)を中心に指導すべき会員の場合は、大筋のポイントを指摘すればだいたい私の言いたいことは通じる。会員の方も、かなりの問題意識をもって朗読しているので、意識していても十分に表現できていなかった点、逆に十分に意識していなかった点がすぐにピンと来るから、細かく具体的な指摘は要らないのである。

 両者の中間の会員の場合が、もっとも細かく具体的に指導しなければならない相手である。まあ、このレッスン台本のレッスンも5回になるから、台本を見なくとも内容はだいたい覚えている。まして、この台本は私自身が何年か前に舞台で朗読した作品である。大筋の勘どころは分かっているので、まあまあの指導はできたのではないかと思う。

 それにしても会員の上達ぶりは頼もしい。第3期生の語り口はレッスンごとにグングン良くなっている。第2期生は伸び盛りである。自分で試行錯誤をしており、自主練習会で最も手厳しいのも第2期生のようである。第1期生は心情表現&イメージ表現を深め高め豊かにするために苦労している。文学作品の解読の大切さを改めて痛感している。

 

 

 

 

 

 

 

 

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最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第203版

最新のイベント情報(朗読会などのご案内) 第203版

                  (戦後75年08月10日 更新)

                  (戦後75年08月25日 更新)

 

【カレンダー】

 


●戦後75年(西暦2020年)

 


 9月02日(水)~10月21日(水)各週水曜日全8回「朗読入門講座」中止!!!
 /船橋市勤労市民センター自主事業

10月17日(土)朗読発表会『ヴィヨンの妻』NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

 


【くわしいご案内】

 


●戦後75年(西暦2020年)

 


朗読入門講座(全8回)中止!!!

〔日時〕9月02日(水)~10月21日(水)毎週水曜日全8回
    開場13時30分 開演15時30分

〔会場〕船橋市勤労市民センター 3F 第4会議室

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔スケジュール〕

第1日(9月02日)
 講義 朗読とはなにか、朗読をどう学ぶか(教材作品「やまなし」)
第2日(9月09日)
 レッスン1  教材作品「やまなし」のレッスン①
第3日(9月16日)
 レッスン2  教材作品「やまなし」のレッスン②
第4日(9月23日)
 レッスン3  教材作品「花咲き山」の解読とレッスン①
第5日(9月30日)
 レッスン4  教材作品「花咲き山」のレッスン②
第6日(10月07日)
 レッスン5  教材作品「梨の実」の解読とレッスン①
第7日(10月14日)
 レッスン6  教材作品「梨の実」のレッスン②
第8日(10月21日)
・ミニミニ朗読発表会
いくつかのグループに分けて「梨の実」を読み継ぎ形式で朗読発表
・講師による講評

〔講師〕 東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔主催〕船橋市勤労市民センター(自主事業)

〔受講者〕船橋市内在住・在勤の人

〔定員〕先着15人

〔費用〕5600円

〔申込先〕事前に船橋市勤労市民センターまで(電話番号)425-2551

〔開催中止〕武漢コロナウイルスの感染予防のため船橋市役所が8月に船橋市勤労文化センターの自主事業の中止を決定したため

 


千葉朗読サークル「風」朗読発表会『ヴィヨンの妻』NEW!

〔日時〕戦後75年(西暦2020年)10月17日(土)
    開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕鎌取コミュニティセンター 3階 多目的ホール

〔交通〕JR外房線 鎌取駅(南口)下車 徒歩5分

〔出演〕

松浦薫、齋藤恵津子、石田幸子、小田志津子、松尾佐智世、細川美智子、杉山佐智子、内田升子(朗読順/千葉朗読サークル「風」会員)

〔プログラム〕

プロローグ 太宰治『葉』の冒頭
第1部 『ヴィヨンの妻』前半
      <休憩>
第2部 『ヴィヨンの』後半
エピローグ 太宰治『葉』の末尾

〔朗読指導・演出〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔問合せ先〕043-222-6724(石田)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)

 

 

 

 

 

 

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館長の朗読日記2515/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2515  (戦後75年08月09日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月08日)の13時30分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ5の第11回目、レッスン台本・岡本かの子原作「鮨」の第6回目のレッスンである。今回は、武漢コロナウイルスのせいで3月~6月の長期の中断をした後の、レッスン再開の第3回目である。

 最近は、どのサークルにおいても、会員の1人1人に順々にレッスン台本の約2頁づつを朗読してもらい、その2頁分を3つのパートに分け、それぞれの朗読表現について指導なりコメントをするようにしている。今回も、このサークルにおいて、その方法を意識的に適用した。このレッスン方法は我ながらなかなか良いと思っている。

 今回、私は、朗読は2つの大きな要素、すなわち「語り口」という要素と、イメージ&心情表現という要素から成り立っているということ、そして、一方の「語り口」は朗読の土台であり、他方のイメージ&心情表現は「語り口」という土台の上に創造すべき建築物であるということを強調した。両者は相互に深く関連していることも。

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン(2)

 一方の「語り口」の方は、音声言語の表現という点ではかなり技術的な「技」であり、その到達目標としてはわれわれの現実生活における音声言語の「語り口」という標準的なモデルを設定できる。また、その標準モデルに到達するまでのいくつかの段階もかなり明確に設定できる。その朗読者の到達レベルの客観的な判定にも役立つ。

 さらに、この「語り口」とイメージ&心情表現の二つの要素は相互に深く関連しているから、その朗読者の「語り口」の到達レベルは、朗読表現全体の到達レベルの客観的な判定にも役立つのである。最近は、こういう観点に立って、会員の皆さんの「語り口」がどのレベルに到達しているか判定し、当面の課題を指摘・指導している。

 その観点で、今回もこの「新・みちの会」を指導したのだが、会員の皆さんが着実に上達していること、今回のレッスンにおいても少しだが確実に上達したことを実感した。特に最古参の会員の朗読は、私のいう「語り口」の最高レベルにすでに到達していることを再確認した。この段階になると専らイメージ&心情表現が勝負となる。

 

 

 

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館長の朗読日記2514/船橋「はなみずき」と習志野「茜」の朗読レッスン

館長の朗読日記2514 (戦後75年/西暦2020年08月07日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月06日)の15時00分から船橋朗読サークル「はなみずき」のレッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ3の第5回目、レッスン台本・芥川龍之介原作「毛利先生」の第5回目のレッスンである。今回は、この「毛利先生」の最後のレッスンであり、仕上げの通し読みとそれに対する私の講評をおこなった。

 今回の私の講評は語り口のレベルを目安におこなってみた。逆にいえば、今回の「はなみずき」会員による「毛利先生」の仕上げの通し読みを、語り口のレベルを評価することを中心に置いて、その出来栄えを判定したということになる。その結果、第1期生を中心に全体の約3分の1の会員が自分の言葉で語る語り口と判定できた。

 その他の会員もほとんどは、語りかける語り口になってきていた。この判定は少々甘いという気もしないではない。しかし、当たらずといえども遠からず、くらいの精度はあると思う。考えてみれば、第1期生は15年近く、第2期生も6年から9年近くもレッスンを継続している。やはり、朗読は「継続は力なり」なのだと思った。

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)

 もちろん、朗読は語り口がすべてではない。朗読にとって、語り口は表現の土台となる重要な要素ではあるが、もう一つの重要な要素としてイメージ&心情表現がある。そして、土台である語り口のレベルが上がっていくにしたがって、このイメージ&心情表現の重要度が加速度的に増大していくわけである。これが本体なのである。

 自分の言葉で語る語り口は、現実の生活では誰でも修得している「技」である。したがって、誰でも、それを意識したレッスンを継続していれけば、到達できる「技」である。言い換えれば、現実の生活を通して既に修得している「技」を、朗読の場で発揮する「技」を修得すれば良いわけである。つまり誰でも到達可能なのである。

 しかし、イメージ&心情表現の方は、文学作品を解読する力、その解読を土台にして作品世界を豊かにイメージする力、表現主体の心情を深く理解する力を涵養しなければ、なかなか修得することはできない。それをレッスンによって修得するために私が考案したのが、朗読ステップ1~6なのである。語り口はその土台なのである。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月06日)の18時30分から習志野朗読サークル「茜」のレッスンをおこなった。今回は、当初は今年の6月に、そして武漢コロナウイルスのせいで今秋10月に延期された朗読発表会に向けた8回のレッスンのうちの第6回である。1人1作品の後半の3回目である。ただ、その今秋10月の朗読発表会も再延期された。

 そこで、今秋9月の8回目のレッスンで立ち稽古をおこない、再延期された朗読発表会に備えることにした。いわば、その立ち稽古をもって最後の仕上げにしようというわけである。そこで今回は、レッスンに先立って、その立ち稽古の日程と場所をどうするか相談した。その結果、通常のレッスンと同じようにすることに決定した。

 現在、長期休会中の会員2人が立ち稽古に参加するとしても、出演者は全部で6人である。会員1人当たりの朗読時間を15分に抑えているから、最長でも朗読時間は90分で収まる。それに司会者の所要時間10分を入れても100分。また私の講評を20分に抑えれば、通常のレッスン時間120分で収まると計算したのである。

 


○習志野朗読サークル「茜」の朗読レッスン(2)

 サークル代表が司会用の原稿をつくってきてくれたので、その後に、前半の司会をやる会員と後半の司会をやる会員に、実際にその原稿を読んでもらった。司会役が実際に読んでみると、私だけでなく、会員からもいろいろと要修正点や要改善点や要追加点が出てきた。そのようにして、今秋9月におこなう立ち稽古の下準備をした。

 その他、照明をどうするのか、という問題提起も出された。たしかに、昨年の朗読発表会においては、出演者の登壇や降壇に合わせて客席とステージの照明を点けたり消したりした。しかし、昨年は照明を担当した2人の会員が退会して今年はいない。人手不足のため再延期された朗読発表会では照明は点けっぱなしにすると決めた。

 その後にレッスンに入ったが、同じ1人1作品の台本を6回もレッスンする段階になると、各会員もそれなりに仕上がってくる。会員1人1人には、それぞれに長所もあれば短所もある。また、それぞれにいろいろな事情もある。もちろんこれまでのレッスンの過程も異なる。それらを総て抱えながらも、それなりに仕上がってきた。

 

 

 

 

 

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アクセス数の推移について(戦後75年版/西暦2020年版)

アクセス数の推移について(戦後75年版/西暦2020年版)

                  (戦後75年08月06日 新規)

 

ブログ発足後13年間のアクセス数の推移 NEW!

~~13年間総計:280666~~ 


【戦後62年(西暦2007年)8月6日~戦後75年(西暦2020年)8月5日】


  1年平均   21589.7 アクセス

  1日平均      59.1 アクセス

 13年累計  280666   アクセス

 


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【発足13年目】 NEW!


戦後74年(西暦2019年)8月6日~戦後75年(西暦2020年)8月5日


  年間総数   16356(対前年比 ー1784)

  1日平均    44.7(対前年比  ー4.9)

 13年累計  280666

 


【発足12年目】


戦後73年(西暦2018年)8月6日~戦後74年(西暦2019年)8月5日


  年間総数   18140(対前年比 ー4535)

  1日平均    49.7(対前年比 ー12.4)

 12年累計  264310

 


【発足11年目】


戦後72年(西暦2017年)8月6日~戦後73年(西暦2018年)8月5日


  年間総数   22675(対前年比 ー272)

  1日平均    62.1(対前年比 ー0.8)

 11年累計  246170

 


【発足10年目】


戦後71年(西暦2016年)8月6日~戦後72年(西暦2017年)8月5日


  年間総数   22947(対前年比 ー4914)

  1日平均    62.9(対前年比 ー13.2)

 10年累計  223495

 

【発足9年目】


戦後70年(西暦2015年)8月6日~戦後71年(西暦2016年)8月5日


  年間総数   27861(対前年比 ー1512)

  1日平均    76.1(対前年比  ー4.4)

  9年累計  200548

 

【発足8年目】


戦後69年(西暦2014年)8月6日~戦後70年(西暦2015年)8月5日


  年間総数   29373(対前年比 ー5546)

  1日平均    80.5(対前年比 ー15.2)

  8年累計  172687

 

【発足7年目】


戦後68年(西暦2013年)8月6日~戦後69年(西暦2014年)8月5日


  年間総数   34919(対前年比 +7152)

  1日平均    95.7(対前年比 +19.6)

  7年累計  143314

 

【発足6年目】


戦後67年(西暦2012年)8月6日~戦後68年(西暦2013年)8月5日


  年間総数   27767(対前年比 +9388)

  1日平均    76.1(対前年比 +25.9)

  6年累計  108395

 

【発足5年目】


戦後66年(西暦2011年)8月6日~戦後67年(西暦2012年)8月5日


  年間総数   18379(対前年比 +1795)

  1日平均    50.2(対前年比  +4.8)

  5年累計   80628

 

【発足4年目】


戦後65年(西暦2010年)8月6日~戦後66年(西暦2011年)8月5日


  年間総数   16584(対前年比 +1737)

  1日平均    45.4(対前年比  +4.7)

  4年累計   62249

 

【発足3年目】


戦後64年(西暦2009年)8月6日~戦後65年(西暦2010年)8月5日
  年間総数   14847(対前年比  +208)
 
 1日平均    40.7(対前年比  +0.6)

  3年累計   45665

 

【発足2年目】


戦後63年(西暦2008年)8月6日~戦後64年(西暦2009年)8月5日


  年間総数   14639(対前年比 ー1540)

  1日平均    40.1(対前年比  ー4.1)

  2年累計   30818

 

【発足1年目】


戦後62年(西暦2007年)8月6日~戦後63年(西暦2008年)8月5日


  年間総数   16179

  1日平均    44.2

  1年累計   16179

 


《館長のコメント》

 この1年間のアクセス数は16356。昨年の18140に比べ1784(約9.8%)減少した。1日平均のアクセス数は44.7。昨年の49.7に比べ5.0(約10.1%)減少した。この1年もアクセス数が減少したが、昨年に比べた昨年の減少幅はわずかとなった。ただし、一昨年にくらべた今年の減少幅はいまだに大きい。

 この1年間のアクセス数16356は、発足4年目である戦後65年(西暦2010年)8月6日~戦後66年(西暦2011年)8月5日のアクセス数16584の水準にもどったようだ。朗読漫画『花もて語れ』の連載開始が戦後65年(西暦2010年)3月、単行本第1巻の発売が同年10月であるから、その初年の水準である。

 私のブログは、アクセス数が増えることそれ自体を目的としていないので、その増減に一喜一憂することはないと考えている。ただ同時に、アクセス数の推移を冷静に分析することは必要だとも考えている。今回は、今年になってから武漢コロナウイルスの感染騒ぎが始まった。この影響がアクセス数にどのように影響したか分からない。

 前回も同じことを記したが、アクセス数の増減にかかわらず、今後もブログの継続と充実に努めていくことに変わりはない。そして、私の提唱する「感動をつくる朗読」の内容が多くの人(特に朗読に心を寄せる人)に届き、その結果としてアクセス数が増加し、日本の朗読文化の向上に資することを望んでいる点は、従来と同じである。

 ともあれ、ブログ開設後の13年間でアクセス数の累計が280666アクセスとなり、ついに28万アクセスの大台を超したことは事実である。朗読というマイナーな分野に特化した、しかも、かなり高度な内容を保っているブログとしては、開設後13年間で28万アクセス、年平均2.1万アクセス超は少ない数字ではないと思う。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2513/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2513  (戦後75年08月05日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月04日)の9時50分から品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ3の第4回目、レッスン台本「毛利先生」の第4回目のレッスンでもある。今回は欠席者が3人もいたので、時間的な余裕が少しは増したものの、会員1人当たり約10分という厳しい時間制限には変わりはない。

 今回も1人1人の会員に台本の約2頁(約4分)を朗読してもらった。それを大まかに3つのパートに分け、各パートごとにいくつかのポイントに絞って指導する。今回も、会員の皆さんが前回に比べて、さらに少しだが上達してきたことを実感した。私は朗読指導を始めて17年経つが、その間に会員が上達する過程を真剣に観察してきた。

 上達の目安の一つは「語り口」である。初心者の「語り口」は棒読みである。朗読者のつぎの到達段階は「語る語り口」の修得である。この「語る語り口」のわかりやすい目安は、各文節の末尾(助詞や助動詞)や各文の末尾(述語)を下げない「語り口」を修得することである。これを修得するだけで今の日本では上手な朗読と見なされる。

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 朗読者のつぎの到達段階は「語りかける語り口」の修得である。この「語りかける語り口」は、先の「語る語り口」の進化型である。「語る語り口」をさらに滑らかにして、聴き手に語りかけるように朗読する。しかし、この「語りかける語り口」には2つあって、朗読者が心で読んでしまっている場合と、心から語りかけている場合がある。

 たとえ心で読んでしまっていても、この「語りかける語り口」を修得すれば、今の日本では並みの自称プロの朗読家よりも優れた朗読となる。さらに朗読者が心から語りかけている「語りかける語り口」を修得すれば、今の日本では一流の朗読家とみなし得ると思われる。私が指導している朗読サークルの古参会員の多くはこのレベルにある。

 「語り口」の最終的な到達段階は「自分の言葉で、自分の心情とイメージで語りかける語り口」の修得である。これがむずかしい。なぜなら、この「語り口」で表現するためには、台本の作品世界をすべて「自分事(わがこと)」としてイメージし、そのイメージを自分の言葉で朗読する必要があるからである。これができれば超一流である。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2512/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記2512  (戦後75年08月02日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月01日)の9時30分から千葉朗読サークル「風」のレッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ4の第12回目、今秋10月に予定している朗読発表会に向けた台本「ヴィヨンの妻」の第4回目のレッスンである。この「ヴィヨンの妻」を前後の2部に分け、その前後を交互にレッスンする。今回は後半の2回目である。

 この「ヴィヨンの妻」は、全体が朗読的に面白い作品だが、前半と後半ではその面白さが若干異なる。前半は、椿屋(居酒屋)の亭主のセリフが多くの部分を占めているのだが、その内容は椿屋と大谷(登場人物=太宰治の分身)のかかわりあいを説明するものである。それ自体が面白いのだが、内容そのもののイメージはかなり明確に分かる。

 その意味で、会員の皆さんのイメージは一致しやすい。それに対して、後半は主人公である椿屋のさっちゃんが前面に出てくるのだが、そのさっちゃんの心情、および、さっちゃんと大谷のからみにおける二人の心情やイメージについて、会員の見方が分かれるのである。その喰い違いが面白くて楽しいのだが、いずれは一致させる必要がある。

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)

 このサークルの会員は、最古参の一人を除いて読み継ぎ形式の朗読上演は今回が初めてである。読み継ぎ形式の場合は、レッスンだけでは足りないので自主練習会の開催が不可欠といえる。このサークルも、今回からレッスンの後(午後)に自主練習会を実施するという。まずは「お弁当を食べてから」と楽しそうなので、私は早々に退散した。

 この「ヴィヨンの妻」を朗読発表会で上演する場合には、バック音楽がきわめて効果的である。私のバック音楽の音源はMDなのだが、今回の会場の音響設備はMDが使えない。そこで、サークルの方で必要なバック音楽をMDからCDにダビングしてくれることになった。今回は、そのバック音楽の一覧表と音源のMDを持参したわけである。

 この「ヴィヨンの妻」は過去に2つのサークルが朗読発表会で上演しているから、バック音楽もだいたいは決まっている。しかし、朗読する会員も違うし、バック音楽にふさわしそうな新たに見つけた楽曲もある。通常は、立ち稽古からバック音楽を試すのだが、今回はCDに収録したのを機に、次回のレッスンから試してみようと考えている。

 

 

 

 

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館長の朗読日記2511/船橋勤労文化センター自主事業「朗読入門講座」について

館長の朗読日記2511 (戦後75年/西暦2020年08月01日 新規)

 


〇船橋勤労文化センター自主事業「朗読入門講座」について(1)

 今年の2月、まだ武漢コロナウイルスの感染騒ぎが本格化する前に、船橋市勤労市民センターから自主事業講座の一環として「朗読入門講座」の企画立案と講師を依頼された。その依頼を受け、何度か打合せを重ねながら大筋の企画構想を固めていった。武漢コロナウイルスの感染騒ぎが一段落したので、一昨日(7月30日)に最終的な打合せをした。

 船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンの直前に、私が船橋市勤労市民センターに立ち寄ったのである。私から「朗読入門講座」のスケジュール案、レジュメ案、講座資料案、レッスン台本(宮澤賢治原作「やまなし」、斎藤隆介原作「花咲き山」、小山内薫原作「梨の実」)、私の出版物リスト、拙著『朗読の理論』の書評、の資料を渡した。

 船橋市勤労市民センターからは「船橋市勤労市民センター自主事業講師依頼について」という正式の依頼書と、それに対する私の「承諾書」の書式が渡された。また、参加者募集のポスターやチラシの見本が提示された。お互いの資料類についての説明の他に、当日の机の配置やマイクの有無その他について、かなり細かい具体的な打合せをおこなった。

 


〇船橋勤労文化センター自主事業「朗読入門講座」について(2)

 正式な依頼書によれば、企画名は「勤労市民センター自主事業講座『朗読入門講座』」である。日時は、9月2日・9日・16日・23日・30日・10月7日・14日・21日(各水曜日 全8回)午後1時30分から午後3時30分である。会場は、船橋市勤労市民センター・3F・第4会議室である。募集は先着15人。費用は5600円である。

 これまでにも、朗読サークル主催の朗読入門講座を何回もやったが、回数は3回止まりであった。全8回という長丁場は今回が初めてである。こういう朗読入門講座のむずかしさはいろいろあるが、特に私にとってのむずかしさは、参加者の語り口がまちまちであり、短期間で「語りかける語り口」を指導することがきわめてむずかしいという点にある。

 この「語りかける語り口」を指導するには、通常は約3年かかる。たとえこの手のものとしては回数が多いとはいえ、わずか全8回で修得してもらうのは不可能といって良い。したがって、指導の重点はイメージ表現と心情表現に置かざるを得ないのだが、そのイメージ表現と心情表現も「語りかける語り口」で朗読しないことにはむずかしいのである。

 

 

 

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