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館長の朗読日記2513/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記2513  (戦後75年08月05日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)

 昨日(8月04日)の9時50分から品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ3の第4回目、レッスン台本「毛利先生」の第4回目のレッスンでもある。今回は欠席者が3人もいたので、時間的な余裕が少しは増したものの、会員1人当たり約10分という厳しい時間制限には変わりはない。

 今回も1人1人の会員に台本の約2頁(約4分)を朗読してもらった。それを大まかに3つのパートに分け、各パートごとにいくつかのポイントに絞って指導する。今回も、会員の皆さんが前回に比べて、さらに少しだが上達してきたことを実感した。私は朗読指導を始めて17年経つが、その間に会員が上達する過程を真剣に観察してきた。

 上達の目安の一つは「語り口」である。初心者の「語り口」は棒読みである。朗読者のつぎの到達段階は「語る語り口」の修得である。この「語る語り口」のわかりやすい目安は、各文節の末尾(助詞や助動詞)や各文の末尾(述語)を下げない「語り口」を修得することである。これを修得するだけで今の日本では上手な朗読と見なされる。

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)

 朗読者のつぎの到達段階は「語りかける語り口」の修得である。この「語りかける語り口」は、先の「語る語り口」の進化型である。「語る語り口」をさらに滑らかにして、聴き手に語りかけるように朗読する。しかし、この「語りかける語り口」には2つあって、朗読者が心で読んでしまっている場合と、心から語りかけている場合がある。

 たとえ心で読んでしまっていても、この「語りかける語り口」を修得すれば、今の日本では並みの自称プロの朗読家よりも優れた朗読となる。さらに朗読者が心から語りかけている「語りかける語り口」を修得すれば、今の日本では一流の朗読家とみなし得ると思われる。私が指導している朗読サークルの古参会員の多くはこのレベルにある。

 「語り口」の最終的な到達段階は「自分の言葉で、自分の心情とイメージで語りかける語り口」の修得である。これがむずかしい。なぜなら、この「語り口」で表現するためには、台本の作品世界をすべて「自分事(わがこと)」としてイメージし、そのイメージを自分の言葉で朗読する必要があるからである。これができれば超一流である。

 

 

 

 

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