館長の朗読日記2836/千葉「風」の朗読レッスン
館長の朗読日記2836 (戦後78年03月19日 新規)
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)
昨日(3月18日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」のレッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第7回、レッスン台本・小山内薫原作「梨の実」の第2回である。今回から、会員1人1人の朗読を指導する本格的なレッスンに入る。この「梨の実」は短いので、全体を3つのパートにわけてそれぞれを1人の会員が朗読したのを順に指導していく。
会員の朗読レベルは、大きく三段階に分けられる。一段階は「語りかける語り口」の基本を修得する段階。二段階は「心情&イメージ表現」を修得する段階。三段階は、自分の心情&イメージに基づいて自分の言葉で朗読表現する段階。三段階は超一流レベルである。ほとんどの会員は、一段階と二段階のレベルであるが、このサークルには三段階のレベルの会員もいる。
一段階の会員も、二段階の会員も、それぞれが自分のレベルを着実に上げている。私は、そういう会員の一人一人に合わせて、レッスン台本「梨の実」に則って指導していくのだが、会員のレベルに応じて「梨の実」の解読も朗読表現の指導内容も少しづつ深まっていく。それは、会員の朗読レベルの向上に資すると共に、私自身の朗読研究のレベルアップにも大いに役立っている。
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)
そして、この小山内薫原作「梨の実」という作品は、極めて短い童話風の作品なのだが、朗読的なポイントという面で内容が豊富かつ重厚で、しかもその数が多い。したがって、繰り返して何回レッスンしても、その度に新たな朗読的なポイントを見出すことができる。その意味で、第4期・朗読ステップ1のレッスン台本として非常に適していると感じる。レッスンの度にそれを痛感する。
改めていうまでもなく、朗読ステップ1は、読者の立場で文学作品を解読しその作品世界をイメージすることの基礎を修得する段階である。また、第4期は、その朗読ステップを1から6までたどる過程の4回目であるから、会員の朗読レベルは初心者から超一流まで幅が広い。この「梨の実」のように、短くて童話風ながら、汲めども尽きぬ底深い内容の作品は最適なのである。
このサークルは、今秋10月の朗読発表会には深沢七郎原作『楢山節考』をやることになっている。その朗読発表会『楢山節考』に向けたレッスンに入るのは今夏6月からである。その台本の印刷&製本はサークルが自立的におこなうが、読み継ぎの朗読分担を決めたり、バック音楽やバック照明を構想することは私がおこなう。その準備も着実に行っていかなければならない。
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