館長の朗読日記2832/品川「あやの会」の朗読レッスン
館長の朗読日記2832 (戦後78年03月08日 新規)
〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(1)
昨日(3月07日)の9時50分から品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ5の第16回、また今夏5月に開催する朗読発表会『月の光』に向けたレッスンの第4回でもある。今回は、『月の光』の台本の後半(第2部)の第2回のレッスンである。
今回は、この台本の後半(第2部)こそ第2回であるが、台本そのものとしては第4回のレッスンである。第4回のレッスンともなると、サークル会員もこの台本に馴染んでいるから、かなり仕上がって来る。面白いことに、レッスン歴の長い会員の方が短い会員よりも、その仕上がり具合は早いようなのである。
レッスン歴の短い会員が練習不足というわけではないと思う。おそらく、どのように練習したら良いか、まだ的確につかめていないためではないかと思われる。朗読レベルの向上のなかの重要な要素の一つとして、一人練習のやり方(練習方法)の修得&向上もあると思われる。これも朗読の面白い点である。
〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン(2)
もちろん、朗読レベルの向上の中で最も重要で、最も基本的な要素は、台本のひとつひとつの文を表現している表現主体(原作者や登場人物)の「視点の転換」を読み解くことである。この場合の「視点」とは、単に空間的な視点や時間的な視点だけではない、心情的な視点その他の総称なのである。
この「視点の転換」を解読し、その「視点」に基づいて、作品世界の場面を自分事としてイメージしたり心情的な直接表現をすること。これこそが朗読レベルの向上の中で最も重要で、最も基本的な要素なのである。ただし、そのためには、その土台として、まずは「語りかける語り口」を修得しなければならない。
私は元々、他の朗読を聴くことはあまりしない。それでも近年時々、誘われた朗読会や贈呈されたCDやYouTubeで、他人の朗読を聴くこともあった。私が聴いた限りでは、ほとんどが「読むような語り口」であって「語りかける語り口」はほとんどなかった。まして「自然な語り口」の朗読は皆無といってよかった。
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