館長の朗読日記2866/船橋「はなみずき」の朗読レッスン
館長の朗読日記2866 (戦後78年/西暦2023年06月16日 新規)
○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)
昨日(6月15日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第3期・朗読ステップ6のレッスンの第3回、ハンス・ランド原作/森鴎外翻訳「冬の王」のレッスンの第3回でもある。レッスンが1回分遅れたが、今回から会員一人一人の朗読に対する本格的レッスンに入った。
今回は、レッスンの冒頭に朗読ステップ1~6に則ってレッスンをする場合の三層構造について説明した。一層は、朗読ステップ1~6を各ステップ毎に1年かけてレッスンするいわば基軸的な層である。二層は、レッスン台本を6回のレッスンをかけて仕上げる過程で朗読ステップ1~6をたどる、最も実用的かつ実効的な層である。
三層は、基軸的な朗読ステップ1~6をたどる途中で入会してきた会員のために、改めて最初の朗読ステップ1からその新入会員のためにいわば個人レッスンする層である。この層は、新入会員が最初の朗読ステップ1~6を終えた後は、すなわちその会員の第2期後はおこなわない。他の古参会員と同じ扱いとすることになる。
○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)
このサークルは、レッスン台本「冬の王」の第3回にようやく「心情&イメージ表現」を主軸とするレッスンに入ることができた。そうはいっても、やはり「声出し」や「語り口」に関する指導も必要となる。なぜなら、朗読中の「声出し」が高くなり過ぎる会員は、やはり「心情&イメージ表現」も不十分だからである。両者は密接に関係している。
また「語り口」についても、たとえ「語りかける語り口」の基本ができても、本当に自分の声と自分の心情&イメージで語りかけないと、どうしても心では読んでいるような朗読になってしまう。今回は、ある古参会員に、短い文を何回も繰り返して朗読させながら、心から「語りかける語り口」とはどういうものか体得してもらう特訓をしてみた。
本人はどうだったか分からないが、傍聴している他の会員は、同じ「語りかける語り口」で朗読しても、心では読んでいる朗読表現と、心から語っている朗読表現が、どんなに違うかを聴き分けることができたのではないかと思う。もっとも、それを聴き分けるにはそれ相当な耳の良さ、すなわち朗読を聴く高いレベルが必要になるのだが。
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