館長の朗読日記2868/千葉「風」の朗読レッスン
館長の朗読日記2868 (戦後78年06月18日 新規)
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(1)
昨日(6月17日)の9時30分から、千葉朗読サークル「風」のレッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第13回、今秋10月に開催を計画している朗読発表会『楢山節考』に向けたレッスンの第2回である。サークルの皆さんは、この『楢山節考』の上演に力が入っているとみえ、今回も、第2回とは思えない朗読表現をしていた。
朗読発表会に向け読み継ぎ形式の上演をする際、本番で急に欠演者が出ることがあり得る。そういう万が一の欠演に備えて、私は会員の皆さんに自分の前後を朗読する会員の分をカバーするため、自分の分と同じように練習しておくように指導している。今回、読み継ぎが隣り合わせの会員が2人休会した。良い機会なので、本番同様にカバーしてもらった。
すなわち、休会した2人の直前の部分を担当する会員に直後を担当する休会者の分をまるまる1人分、また、休会した2人の直後の部分を担当する会員に直前を担当する休会者の分をまるまる1人分、急きょ朗読してもらったのである。休会者の分をカバーして朗読した2人の会員はまあまあの朗読をしていた。この調子なら、本番でも大丈夫だと思った。
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン(2)
レッスン歴がまだ3年以内の会員は今はまだ「声出し」や「語りかける語り口」の基本を修得する段階である。近年の入会者はこの段階の進歩が速い。そのため、入会歴3年ほどの会員と2年ほどの会員と1年ほどの会員には、歴然とした差がある。今回のレッスンでは、その事実を改めて確認することができた。これもグループレッスンの効用の一つであろうか。
「声出し」や「語りかける語り口」の基本を修得した後は、その「語りかける語り口」に習熟する段階だが、近年の会員はこの段階の進歩も早く、だいたいレッスン歴が6年くらいでこの段階もクリアしてしまう。問題は、その後の段階、すなわち、自分の心情と自分のイメージに基づいて、自分の言葉によりその「語りかける語り口」を駆使して朗読表現する段階である。
私は、この段階をクリアできれば超一流の朗読家であると判定している。しかし、この段階のクリアがなかなかできない。私が指導しているサークルで、この段階をクリアした会員は、まだ数人に過ぎない。もう一歩でクリアできそうな会員には、そろそろ、レッスンのなかで特訓することを考えている。そして、それから先がいよいよ演出的な朗読を工夫する段階なのである。
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