館長の朗読日記2897/千葉「風」の朗読発表会『楢山節考』
館長の朗読日記2897 (戦後78年10月19日 新規)
○千葉朗読サークル「風」の朗読発表会『楢山節考』(1)
先日の10月15日(日)に千葉朗読サークル「風」の朗読発表会『楢山節考』を開催した。これは、朗読レッスンとしては、第4期・朗読ステップ1の第16回に相当する。今回は、私は、この『楢山節考』を読み継ぐ朗読者の全員に短いバック音楽をつけた。それは、もっぱら朗読を引き立てるためである。
バック音楽をつけると、バック音楽をつけた部分の朗読が引き立つだけでなく、そのバック音楽を止めた直後の朗読の部分も引き立つ。その私の狙いが、私の狙い通りの効果をあげたか否かは、つぎの朗読レッスンで、朗読発表会を聴きに来てくれたサークル会員の知人友人の感想がどうだったかと訊くつもりである。
ただし、その効果の有無にかかわらず、こういうバック音楽のつけ方は今回限りにするつもりである。なぜなら、あまりに私の疲労が大きかったからである。上演時間は約2時間であるが、そういう長時間を通して常にバック音楽をつけ続けるということは、大変な緊張をその間維持し続けなければならないことを意味する。
○千葉朗読サークル「風」の朗読発表会『楢山節考』(2)
若い頃ならまだしも、すでに高齢に達している私がこのような長時間にわたって大変な緊張を維持し続けることはかなりむずかしい。今回限りにする所以である。それはともかく、今回の千葉朗読サークル「風」の朗読発表会『楢山節考』は非常に良かった。朗読も、朗読の間に挿入する民謡もとても聴き応えがあった。
ただ、残念だったのは観客数が少なかった点である。通常の朗読会の場合は、観客数が百人を超えると、会場にはある種の盛況感が醸成される。その盛況感が、舞台の朗読者に影響を与え、朗読にますます熱が入ってくる。その好循環が朗読会に非常に良い効果をもたらす。そういう朗読会にしたいものである。
朗読サークルの皆さんは、自分たちの朗読表現を磨くだけでなく、自分たちの朗読会を楽しみにして聴きに来てくれる観客(自分たちの朗読会のファン)をつくり、拡大することにも力を注いでもらいたい。また、そういう観客(自分たちの朗読会のファン)を持つにふさわしいの実力を持っている、と自覚してもらいたい。
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