館長の朗読日記2904/船橋「はなみずき」の朗読レッスン
館長の朗読日記2904 (戦後78年/西暦2023年11月03日 新規)
○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(1)
昨日(11月02日)の15時00分から、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ6のレッスンの第10回、レッスン台本は森鴎外原作「高瀬舟」の第5回である。今回は、レッスン台本「高瀬舟」の最終回であり、通例のようにレッスン台本「高瀬舟」のこの朗読レッスンにおける最後の仕上げの通し読みをやった。
レッスンにおいては、この「高瀬舟」を7つのパートに分けて指導したから、仕上げの通し読みについてもそのパートごとに読み継いでもらった。会員数の関係で2つのグループに分けて読み継いでもらい、全員が朗読し終わってから、休憩を挟んで私から一人一人の朗読について講評していった。この仕上げのやり方は、どのレッスン台本の仕上げの通し読みでも共通している。
ただ、今回のレッスン台本「高瀬舟」は朗読的に非常にむずかしい作品である。特に、最後の「喜助」が弟の安楽死を手助けする部分の朗読的なむずかしさは極めつきである。そのために、朗読表現そのものに対する具体的で本格的な講評は、とてもではないができない。そこで、ごく一般的な「語りかける語り口」や自分の言葉で表現する気構えや方法について講評した。
○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン(2)
この、一般的な「語りかける語り口」や自分の言葉で表現することに関しては、かなり高いレベルに到達しつつある会員が着実に増えている。平均的な上達過程を見ていると、最初の朗読ステップ1~6の段階で「語りかける語り口」の基本を修得していく。そして、2回目以降の朗読ステップ1~6の段階で、練習量や資質に応じて「語りかける語り口」に習熟していく。
さらに、そのうちの何人かが、自分の言葉(と自分自身の心情&イメージに基づいて)で表現するレベルに到達する。この「語りかける語り口」の基本を修得してそれに習熟する段階で、その会員の朗読は今の日本の朗読界においては一流のレベルになる。そして、自分の言葉で表現できるようになった会員の朗読は今の日本の朗読界においては超一流のレベルになっている。
私が指導している朗読サークルの会員は徐々に入れ替わっていく。退会する会員もいれば、新規に入会する会員がいるからである。その結果、今の朗読サークルの現状では、控えめに見ても3分の1の会員は「語りかける語り口」の基本を修得し終えて、さらにそれに習熟しつつある段階に入っている。すなわち今の日本の朗読界における一流の朗読家の集団を形成している。
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