館長の朗読日記2921/千葉「わかば」の朗読レッスン
館長の朗読日記2921 (戦後78年12月18日 新規)
○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(1)
先日(12月14日)の13時30分から、千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスンをおこなった。今回は第3期・朗読ステップ6の第17回。このサークルは、現在、来年2月26日(月)に千葉市民会館・小ホールで開催する朗読発表会『少年と犬』に向けた朗読レッスンをおこなっている。今回は、その第6回の朗読レッスンである。台本は馳星周原作『少年と犬』である。
正直なところを言えば、私はこの『少年と犬』という作品をあまり高く評価していない。ストーリーも不自然だし、描写も荒っぽい。しかし、読み継ぎ形式の朗読として千葉朗読サークル「わかば」の朗読発表会で上演するからには、それなりのものに仕上げなければならない。特に、今回は通常型レッスンの最後であるからなお更である。次回は立ち稽古、次々回はリハーサル、そして本番となる。
この台本を朗読する千葉朗読サークル「わかば」のこれまでの出来栄えも、その原作と同じようなものであった。そこで、今回は、ストーリーの不自然さや、描写の荒っぽさはともかくとして、読み継ぎ形式の朗読作品としては立派に仕上げなければならないということで、改めて登場人物のセリフとその前後でセリフを補足する原作者による地の文の関係を説明し、心情とイメージを解説していった。
○千葉朗読サークル「わかば」の朗読レッスン(2)
その改めての解説に触発されたように、サークル会員の朗読にそれ以前とは見違えるように心情とイメージが籠められてきた。その結果であろうか、仲間の朗読を聴いて涙が出てきたという。いささか遅きに失している、という気もしないではないが、まだ通常型レッスンの最後の段階であり、まだ今後に立ち稽古とリハーサルが控えている。まだまだ仕上げていくチャンスはある、と考えるべきであろう。
この千葉朗読サークル「わかば」は、朗読発表会におけるバック音楽とバック照明を毎回自立的におこなっている。そのため、私は、朗読発表会の本番当日は、客席の最後列に座って、観客の一人として朗読を聴いていれば良いことになる。そして、サークル会員の朗読やその他気のついたことについてメモをし、終演後の会場で締めの会をする際に、そのメモに基づいてコメントをするわけである。
このように、観客の立場で朗読サークルの朗読発表会を聴くチャンスはなかなか無い。しかも、このときに気がついたいろいろなことは、他の朗読サークルの朗読発表会に役立つことも多い。そういう意味で、この千葉朗読サークル「わかば」の朗読発表会は、私にいろいろと貴重な情報をもたらしてくれるのである。特に今回の朗読発表会は3部構成であるから、また新たな気づきがあると思う。
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投稿: RobertLit | 2024年6月15日 (土) 11時47分