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2025年1月

館長の朗読日記3038/第29回「小さな朗読館」のリハーサル

館長の朗読日記3038  (西暦2025年1月30日 新規)

 


○第29回「小さな朗読館」のリハーサル

 昨日の1月29日(水)の10時~17時に、第29回「小さな朗読館」のリハーサルをおこなった。今回の第29回「小さな朗読館」は最終回だから、私が指導する4つの朗読サークルのそれぞれを代表する4人の会員にゲスト出演を依頼した。その4人は無事に今回のリハーサルに参加したが、司会進行役の飯野由貴子さんがインフルエンザで参加できなかった。

 このリハーサルの主要な目的は、4人のゲスト出演者と司会進行役の顔合わせと紹介の仕方の調整であった。しかし、それが出来なかった。仕方ないので、司会進行役の飯野さんのインフルエンザが直った後に、電話などで個別に調整してもらうことにした。その結果、今回のリハーサルは専ら朗読そのもののリハーサルとなった。その結果、私はヘトヘトになった。

 今回のゲスト出演者は各サークルの選り抜きであるから、実力的には問題ない。しかし、今回のリハーサルは正月明けであるし、本番までまだ2ヶ月もある。ゲスト出演者は、実力的にも実績的にも十分な実力者揃いだから、今の段階では明らかに練習に手を抜いていた。私は大いに文句を言ったものの、明らかに「糠に釘」「カエルの面に何とやら」状態であった。

 

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館長の朗読日記3037/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記3037  (西暦2025年1月26日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン

 昨日の1月25日(土)の13時00分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ4の第6回、レッスン台本・山本周五郎原作「蜜柑畑」の朗読レッスンの第6回であった。今回は「蜜柑畑」のレッスンの最終回、仕上げの通し読みである。会場はいつもと同じ八千代台公民館の会議室であった。

 この「蜜柑畑」は、レッスンでは4つのパートに分けていた。そこで、今回の仕上げの通し読みでも、同じく4つのパートに分け、サークル会員を4人1組のグループ分けて、読み継いでもらった。臨時のステージとして、部屋の奥の壁際に椅子を2脚少し離して置いた。そこに2人座ってもらって順々に朗読し、読み終わったら次の朗読者に替わってもらった。

 これは、いつもの仕上げの通し読みのやり方だから、会員の皆さんも慣れたものである。全員が朗読を終えた段階で、一旦休憩を取り、その後、私から一人一人の朗読に対して講評を加えていった。この日は、退会者が一人いたので、お別れの挨拶をしてもらった。体調を崩したための退会なので、体調の回復を祈るばかりである。これも高齢化の現われである。

 

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館長の朗読日記3036/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記 3036 (西暦2025年1月22日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 昨日の1月21(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第13回、今回から5月27日(火)に開催する朗読発表会『機関車先生』に向けたレッスンに入った。今回は、その第1回のレッスンである。この作品は、内容は良いのだが、朗読的にむずかしい点があるので、そこをどう切り抜けるか、である。

 そのむずかしい点とは、主人公の「機関車先生」は昔の病気のせいでまったく口がきけないのである。そのため、生徒にはすべて黒板に文字を書いて教えることになる。したがって、この「機関車先生」のセリフ(?)はすべて黒板に書くように、それを読む生徒のセルフはすべて黒板に書かれた文字を読むように朗読しなければなならない。これが大変にむずかしい。

 私は近年は、各サークルが朗読発表会で上演する作品の選定を、総て各サークルの自主性に任せている。そればかりか、その原作を約120分の朗読時間にカットすることも各サークルの自主性に任せている。それにしても、選りによってこんなにむずかしい作品を選ぶとは。その初回である今回の会員の朗読は、この作品のむずかしさを自覚して選んだとは思えない。

 

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館長の朗読日記3035/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記3035 (西暦2025年1月20日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日の1月18日(土)に千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。このサークルは、今回は第4期・朗読ステップ3の第4回、レッスン台本・太宰治原作「黄金風景」の第4回である。この作品は短く、私のレッスン台本ではわずか7頁にすぎない。この作品を3つのパートに分け、会員の皆さんにそれぞれのパートを朗読してもらっている。

 この「黄金風景」を、私の解読した作品世界に基づいて朗読することはかなりむずかしい。しかし、第4回目ともなると、会員の皆さん(特に古参の会員)は、かなり的確に朗読できるようになってくる。もっとも、レッスン歴の短い会員に対しては、どうしても「語り口」の指導が中心とならざるを得ない。心情&イメージを表現する問題は二の次となる。

 レッスン歴の長い会員に対しては、当然、心情&イメージをどう表現するかの問題が中心となる。この問題になると、数学や物理の問題とは違って、唯一絶対の正解というものは存在しない。いろいろの解釈が成立し得るのである。しかも、それを話題にするのは、レッスン歴の長い古参の会員である。一旦、自分の意見を言い出したらなかなか止まらない。

 

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館長の朗読日記3034/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記3034 (西暦2025年1月18日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 一昨日の1月16日(木)に船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第15回である。今回は、新年(西暦2025年)の4月16日(水)に上演する、朗読発表会『春琴抄』に向けた第3回目のレッスン。正月明けのせいか、あるいは、正月明けにもかかわらずというべきか、満足のいかない朗読であった。

 途中で、すっとぼけて「アレッ、これ朗読発表会で上演する作品だっけ?」と言ってしまった。そして続けて「まあ、本番になって、観客を目の前にすれば、もう少し観客に語りかける朗読になると思うけど……」と。どうやら私も、後期高齢者になって嫌味な言い方になってきたようである。まあ「後期高齢者になる前からそうだった」と合いの手が入りそうだが。

 とにかく、この『春琴抄』は朗読的に非常にむずかしい文体の作品である。しかも、前半と後半が共に朗読時間が60分~70分の台本である。よほど明確に観客の皆さんに語りかけて朗読しないと聴き手の心が他所に行ってしまい兼ねない。上演本番の4月16日(水)まで、またぞろ気のもめる日々が続くことになるのであろう。まったく「ヤレヤレ!」である。

 

 

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館長の朗読日記3033/三連休が終わった

館長の朗読日記3033  (西暦2025年1月15日 新規)

 


○三連休が終わった

 今年最初の三連休が終わって一日が過ぎた。その三連休に何をやったのかを振返ってみたら、あまり大したことをやっていない。これは大いに問題である。この調子でやっていては何も出来ない内にせっかくの新しい年も終わってしまう。そう考えている内に、明日は船橋朗読サークル「はなみずき」の今年初めてのレッスン日であることに気がついた。

 約一ヶ月近くもあった朗読レッスンの冬休み(年末始の休み)が、今日で終了してしまったのである。私は、朗読レッスンをやること自体は好きであるし、朗読サークルの会員の皆さんと会うこと自体も楽しみにしている。しかし、年に一度の朗読レッスンの冬休み(年末始の休み)が終わってしまうことはやはり寂しいし残念に思ってしまうのである。

 とまれ、ここは一つ気持を切り替えて、明日から始まる朗読レッスンに取り組む気構えを整えておくことにしよう。今は、指導するサークル数も4つである。最多時は確か8つであったから、その頃に比べればかなりゆったりしている。今年3月の第29回「小さな朗読館」が終われば、さらにゆったりする。今年4月からは、研究と執筆に集中できる。

 

 

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館長の朗読日記3032/改めて新年のご挨拶を申し上げます

館長の朗読日記3032  (西暦2025年1月12日 新規)

 


○改めて新年のご挨拶を申し上げます

 いささか遅きに失しましたが、改めて新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


○さらに改めて本年の私の抱負を申し上げる

 従来、年3回の定期公演をしてきた「小さな朗読館」を、今年の3月26日(水)に開催する第29回を最後に終了する。今回は最終回であるから、現在私が指導している4つの朗読サークルから、それぞれ1人づつ代表格ということでゲスト出演を依頼した。先ず、この第29回「小さな朗読館」を成功裏に開催することを目指している。

 この第29回「小さな朗読館」の開催後は、私はそれを主宰する仕事から解放される。そこで、永年の懸案事項であった単行本『朗読の上達法』の研究&執筆に専念する決意である。書くべき内容は心中に満ちているから、なるべく今年中にその研究&執筆を終了させたいと考えている。そして、遅くとも来年中には単行本として上梓する。

 その後は、朗読的作品論シリーズ『芥川龍之介の文学的足跡』『太宰治の文学的航跡』『漱石・鴎外・一葉の文学』『宮澤賢治の文学的功績』(いずれも仮題)などを研究&執筆していきたい。しかし、改めて列挙してみると、これは大変な作業である。作業の途中でパタッと終了せざるを得なくなるかも知れない。ま、それも仕方ないか。

 

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館長の朗読日記3031/新年になって10日も経ってしまった

館長の朗読日記3031  (西暦2025年1月10日 新規)

 


○新年になって10日も経ってしまった

 うかうかとしている内に、いつも間にか1月10日(金)になってしまった。新年のご挨拶は、別途あらためて記すことにして、今日はとりあえず昨日にあったことを記す。昨日の1月9日(木)の正午から、船橋市の中華料理店・東魁楼で小学館(第四コミック局コミックス企画室)の高島雅室長と漫画家の片山ユキオさんと私の三人で会食をした。

 これは、朗読漫画『花もて語れ』連載開始15年~連載終了10年を記念した催しであった。これは、もちろん、高島雅室長の主宰によるものである。この会食は、朗読漫画『花もて語れ』の話題を中心に大いに盛り上がった。この『花もて語れ』は、漫画家・片山ユキオさんの出世作であるし、担当編集者・高島雅さんにも思い出深い作品だという。

 朗読協力・朗読原案として漫画の共著者となった私にとっても、極めて大切な作品である。というよりも何よりも、私にとっては空前絶後、生涯で唯一漫画の創作に深くかかわった作品なのである。この朗読漫画『花もて語れ』は社会的にも高い評価を受けた作品でもあった。私は、この『花もて語れ』は日本漫画の古典の一つになると思っている。

 

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