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2025年2月

館長の朗読日記3046/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記3046 (西暦2025年2月28日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン

 先日の2月22日(土)の13時00分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期/朗読ステップ4の第8回。今回は、新しいレッスン台本・向田邦子原作「魚の目は泪」の第2回の朗読レッスンである。前回から、朗読ステップ4の演出者の立場からの朗読への取り組んでいる。

 突然であるが、今日(西暦2025年2月28日)の夕方、私が外出先から帰宅したところ、電話で八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員の一人が亡くなったという連絡を受けた。心臓の疾患が原因だという。まったく急なことなので、なかなか気持ちが整理できない。しかし、ともかく心からのお悔やみを申し上げたい。

 お通夜が3月6日(木)で、本葬が3月7日(金)である。お通夜は、船橋での朗読レッスンと重なるため参列できない。そこで、本葬に参列することにした。現役のサークル会員が亡くなったことは過去に全く無かったわけではないが、ごくごく例外的な出来事である。私も高齢になったせいか、先立たれたという感じが強い。

 

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館長の朗読日記3045/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記3045(西暦2025年2月23日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 一昨昨日の2月20日(木)に船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第17回である。今回は、今年(西暦2025年)の4月16日(水)に上演する、朗読発表会『春琴抄』に向けた第5回目のレッスンである。作品としては5回目であるが、この台本の前半の第1部としては3回目のレッスンである。

 前回も記したが、この作品は、原作者・谷崎潤一郎の表現であるためか、あるいは、作品『春琴抄』の内容のためか、一種独特の文体で表現されている。その文体に合わせて朗々と謳い上げるように朗読するよう指導したが、なかなかむずかしいようであった。そこで、思い切り遠くの聴き手に語りかけるような、距離感をとった大きな声で朗読表現してもらった。

 その見本として、心情&イメージの表現はなかなか上手なのだが、声出しがおとなしい会員に対して、向かい側の窓の外に生えていた桃の木を例にとり、その木に咲いている桃の花に届くような声で朗読してもらった。そのように具体的に指示すると、その会員は私自身も驚くようなしっかりした大声で朗読してくれた。声だけでなく、朗読表現も非常に良かった。

 

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館長の朗読日記 3044/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記 3044 (西暦2025年2月19日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 昨日の2月18(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第15回、今夏の5月27日(火)に開催する朗読発表会『機関車先生』に向けたレッスンの3回目であった。この作品は、前半を第1部、後半を第2部とする2部構成でそれぞれを会員全員で読み継いで上演する。

 レッスンも、前半の第1部と後半の第2部を交互にやっていく。前回は後半の第2部をレッスンしたから、今回は前半の第1部をレッスンした。この作品の主人公である「機関車先生」こと吉岡誠吾は、子どもの時の病気が原因で口がきけなくなってしまった。そこで、子どもに教えるときはすべて黒板に字を書くかジェスチャーである。

 そのため、この「機関車先生」の言葉を朗読するときは、そのほとんどが黒板に字を書くように、あるいは、黒板に書かれた字を読むように、表現しなければならない。これがむずかしい。今回は、前半の第1部については2回目のレッスンであるが、その2回目になってもなかなかそれらしく表現できない。なにか工夫する必要がある。

 

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館長の朗読日記3043/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記3043(西暦2025年2月17日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 一昨日の2月15日(土)に千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第6回、レッスン台本・太宰治原作「黄金風景」の第6回であり、この「黄金風景」の仕上げの通し読みの日ある。この作品は短く、私のレッスン台本ではわずか7頁にすぎないので、全体を3つのパートに分けてレッスンしてきた。

 したがって、今回の仕上げの通し読みも、同じく作品を3つのパートに分け、会員3人を1つのグループとして読み継いでもらった。千葉朗読サークル「風」の会員数は、現在12人だから、ちょうど4グループとなる。太宰治原作「黄金風景」を4回、読み継ぎで朗読することになる。この作品の朗読時間は約15分だから、全部で約60分であった。

 読み継ぎの朗読が一通り終わったところで休憩とし、休憩後の後半は私からの講評とした。最後に、次回からのレッスン台本として、山本周五郎原作の「夕靄の中」を配布した。この台本は第1期の朗読ステップ4の台本として使ったことがあったのだが、訊いてみると、今の会員は全員が初めてだという。いつの間にかこの「風」も様変わりしていた。

 

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館長の朗読日記3042/八千代「新・みちの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記3042(西暦2025年2月09日 新規)

 


○八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスン

 昨日の2月08日(土)の13時00分から、八千代朗読サークル「新・みちの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期1朗読ステップ4の第7回、今回から新しいレッスン台本・向田邦子原作「魚の目は泪」の朗読レッスンに入る。今回はその第1回である。今回は、朗読ステップ4の演出者の立場からの朗読への取り組み方について少し説明した。

 演出者の立場から朗読に取り組むといっても、原作である朗読台本に立脚したものでなければならない。演出者が、自分の主観的な判断や考えやイメージで勝手に朗読表現して良いというものではない。それどころか、演出者であればあるほど朗読ステップ1~3の成果をキチンと踏まえ、それに自分なりのオリジナリティをプラスαした朗読をすべきである。

 今回の新しいレッスン台本「魚の目は泪」の実際の文章をたどりながら、原作者の向田邦子が、なぜこういう文章の流れで表現したのか、なぜこの段落で現在形の文章を続けたのか、なぜセリフの前後にこのような地の文をつけたのか、などなどを解説していった。その「なぜ」を踏まえながら、その部分の朗読の仕方を演出者の立場に立って具体的に説明した。

 

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館長の朗読日記3041/船橋「はなみずき」の朗読レッスン

館長の朗読日記3041(西暦2025年2月08日 新規)

 


○船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスン

 一昨日の2月06日(木)に船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読レッスンをおこなった。今回は第4期・朗読ステップ1の第16回である。今回は、今年(西暦2025年)の4月16日(水)に上演する、朗読発表会『春琴抄』に向けた第4回目のレッスンである。作品としては4回目であるが、この台本の後半の第2部としては2回目のレッスンである。

 この作品の文体は、原作者・谷崎潤一郎の表現であるためか、あるいは、作品『春琴抄』の内容のためか、一種独特の文体で表現されている。そのため、その文体に合わせた感じで朗々と謳い上げるような朗読表現が良いと思って指導したが、今の会員の皆さんにはむずかしいようであった。次善の策として、谷崎潤一郎が語っているような表現にしてもらった。

 そのように表現するにしても、文の末尾や、文の途中で区切りを入れるところなどは、高く上げ止めて聴き手に語りかけるように朗読すべきだと考え、そのように指導した。それもなかなかむずかしいようであった。この、高く上げ止めて語りかける表現は、私のレッスンでは当初から一貫して指導しているのだが、最古参の会員でもなかなかできない。参った。

 

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館長の朗読日記3040/品川「あやの会」の朗読レッスン

館長の朗読日記 3040 (西暦2025年2月05日 新規)

 


〇品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスン

 昨日の2月04(火)に品川朗読サークル「あやの会」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ1の第14回、5月27日(火)に開催する朗読発表会『機関車先生』に向けたレッスンの2回目であった。この作品は、前半を第1部、後半を第2部とする2部構成でそれぞれを会員全員で読み継いで上演する。

 レッスンも、前半の第1部と後半の第2部を交互にやっていく。前回は前半の第1部をレッスンしたから、今回は後半の第2部をレッスンした。このサークルの朗読発表会には、家人がピアノ演奏でバック音楽を担当する、そこで、前回もそうだったが、今回もバック音楽を入れるところの見当をつけながらレッスンをしていった。

 前半と後半をレッスンしてみて、この『機関車先生』は、品川朗読サークル「あやの会」の会員の皆さんが全員で相談して選定&台本化しただけあって、かなり聴き応えのある良い朗読台本だと思った。今夏5月の朗読発表会までレベル高く仕上げて、観客の皆さんの心に感動をつくるようにしていきたい。仕上げが楽しみである。

 

 

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館長の朗読日記3039/千葉「風」の朗読レッスン

館長の朗読日記3039(西暦2025年2月02日 新規)

 


○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン

 昨日の2月01日(土)に千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンをおこなった。今回は、第4期・朗読ステップ3の第5回、レッスン台本・太宰治原作「黄金風景」の第5回である。この作品は短く、私のレッスン台本ではわずか7頁にすぎない。この作品を3つのパートに分け、会員の皆さんにそれぞれのパートを朗読してもらっている。

 この「黄金風景」は、朗読的ポイントの多い作品である。それは即ち作品世界の密度が非常に濃く、私が解説すべき内容が非常に多いことを意味している。今回はこの作品の5回目のレッスンであるが、今回もまた新たに解説すべき重要なポイントが見つかった。そういうポイントが続々と出てくるので、会員の皆さんも驚いたようである。

 しかし、そのような朗読的ポイントは、会員の皆さんの朗読を聴かなければ私の頭に浮かんでこない。このサークルの10人ほどの会員の皆さんが、それぞれに違った表現をする朗読を聴いていると、さまざまな朗読的ポイントが明らかになってくる。これは、真に朗読指導者冥利に尽きるといって良い。真に「感謝!感謝!」なのである。

 

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