館長の朗読日記3074/千葉「風」の朗読レッスン
館長の朗読日記3074(西暦2025年6月08日 新規)
○千葉朗読サークル「風」の朗読レッスン
昨日の6月07日(土)に千葉朗読サークル「風」の朗読レッスンを行なった。今回は第4期・朗読ステップ3の第13回。今回から今秋10月19日(日)に開催する千葉「風」の朗読発表会『雨あがる』に向けた朗読レッスンに入る。今回は、その第1回目のレッスンである。この『雨あがる』は前後篇に分けた2部構成であり、今回は前篇の第1回レッスンを行なった。
この朗読発表会における読み継ぎ朗読は、前篇と後篇をそれぞれサークル全員で読み継ぐことになる。現在の「風」の会員は12人であるが、そのうちの1人が今後しばらく休会する。そこで、実際の朗読発表会では11人の会員で前後篇をそれぞれ読み継ぐことになる。今回、実際にレッスンして見て痛感したのは、主人公・三沢伊兵衛のセリフ表現のむずかしさであった。
山本周五郎は、彼の作品『雨あがる』の主人公・三沢伊兵衛を、かなり現実離れの人物として描いている。したがって、その主人公・三沢伊兵衛の言動もかなり現実離れしている。そういう現実離れのした言動を朗読表現することは、意外にむずかしい。こればかりは実際にやってみなければ分からない。私はもちろんサークル会員は全員、現実的な人間なのだから仕方がない。
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