03『日本朗読館』開館のご挨拶 1
『感動をつくる・日本朗読館』開館のご挨拶
戦後62年8月06日(月)
『感動をつくる・日本朗読館』館長
東 百道(ひがし・ももじ)
本日をもって『感動をつくる・日本朗読館』を開館いたします。私は当館の館長・東 百道(ひがし・ももじ)と申します。
さて『感動をつくる・日本朗読館』の開館と申しましても、そういう建物が現実にあるわけではありません。あくまでネット上にのみ存在する仮想の朗読館にすぎません。建物だけではありません。この『感動をつくる・日本朗読館』は、少なくとも今の段階では、何の組織も体制もそなえておりません。したがって、私が「館長」と自称いたしましても、他に「館員」がいるわけではありません。いわば私が「館長」ならびに朗読館専属の「企画運営スタッフ」「朗読指導講師」「朗読演出者」「ステージ朗読実演者」「朗読台本編纂者」「朗読の実技と理論と指導法の研究員」「渉外&広報担当者」「庶務担当者」「来館者受付窓口係員」「ブログ運営&管理者」などなどを総て兼ねているわけです。
しかし、わが『感動をつくる・日本朗読館』は大志をもっております。当館を拠点にして、本格的な「朗読の理論」を研究し、それに基づいた「朗読の指導法」を確立し、それらの成果を踏まえつつ「朗読の実技」の修練・公演・指導・普及を行ない、いずれは日本の朗読を一個の自立した表現芸術ジャンルとして確立していきたいと考えているわけです。また、このような朗読活動の展開を通して、日本の言語表現・言語文化全般の向上に寄与すること、さらには日本人全体の認識力と表現力の高度化に寄与すること、を目指しているのです。
このような『感動をつくる・日本朗読館』の試みに対して、関心や興味をもっていただいた方は、是非、今後もたびたびご来館くださいますようお願い申しあげます。また、このような『感動をつくる・日本朗読館』の大志に同感や共感をもっていただいた方は、是非、今後とも、できるだけ連帯を深め、お互の啓発・連携・支援を進展させるべくお願い申しあげます。自立した人間同士が、個々の自立性を保ったまま、お互いに好意と敬意を込めながら悠然と連帯していくことほど、心頼もしく、また、心楽しいことはありません。現実には、それが如何に困難であり、希少であろうとも、私はそれを今後とも求め続けていきたいと考えているのです。
奇しくも今日(8月6日)は、人類史上初めて核兵器が人類に使用された日であります。私は意識してこの日を選んでこの『感動をつくる・日本朗読館』を開館したわけではなく、たまたまそういうめぐり合わせになっただけなのですが、とても不思議な縁を感じます。いいかげんな内容には出来ないぞ、と改めて気の引き締まるものを感じます。
簡単ではありますが、これをもって『感動をつくる・日本朗読館』の開館のご挨拶とさせていただきます。
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