02過去の朗読イベント記録(朗読会などの記録)

過去のイベント記録/戦後74年(2019年)前期

過去のイベント記録/戦後74年(2019年)前期

            (戦後74年03月11日 新規)

             
                         

【過去のカレンダー】



2月28日(木)千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会「あん」 NEW!
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

1月24日(木)第45回「ふなばし東老朗読会」 NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主宰



【くわしい内容】 



千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会「あん」 NEW!

〔日時〕戦後74年(2019年)2月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市民会館・小ホール(地下1階)

〔交通〕JR千葉駅東口徒歩8分

〔演目〕ドリアン助川原作「あん」

〔プログラム〕

 

第1部「あん」前半
    <休 憩>
第2部「あん」後半

〔出演〕

 的場正洋、金子方子、吉野久美子、石井せい子、仲田紘基、田中和代、神田和子、井手陽子、金子可代子、石井春子、高木幸恵(朗読順/千葉朗読サークル「わかば」会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ〕080-6704-3572(金子)

《館長のコメント》

 上演方法は前回の「水仙月の三日」と同じにした。読み継ぎ形式で朗読上演する場合、他のサークルは舞台中央部分に間隔を少し開けて椅子を左右2席設置し、出演者が2人座って交互に朗読していく上演方法を採る。このサークルは前回、マイクを舞台中央に1台立て、会員が順にそのマイクの前に立って読み継ぐ方法で上演した。

 この方法だと読み継ぐ間にある程度の時間が必要になる。しかし、それが適度な《間》になってかなり評判が良かった。そこで今回も同じやり方を採用したのである。今回は、生憎、かなり雨が降り、なおかつ寒かった。来場者数を心配していたが、何と100人を超していた。会場の来場者1人1人から後光が射している気がした。

 今回の朗読発表会用の台本「あん」は、元ハンセン氏病患者をテーマにした、とても重い問題をあつかった作品である。こういう作品を朗読公演する場合には、もしハンセン氏病の元患者やその関係者が会場に聴きに来ても、恥ずかしくない表現をしなければならない、というのが私の考えであった。しかし、それは所詮無理である。

 そうであるならば、どうすべきか。人間は、朗読する方も、朗読を聴く方も、それぞれの人生において、悲しかったこと、苦しかったこと、憤ろしかったこと、悔しかったこと等々の体験をしている。そういう自分自身の体験を土台とし、それにできるだけの想像力を働かせて、朗読をする心情やイメージを創り上げていくしかない。

 そうして創り上げた心情やイメージに基づいて、精一杯の朗読表現をしていけば良い。また、所詮、それ以上はできない。そういう想いを、この作品の朗読レッスンを通して、特に、最後の舞台リハーサルを通して、想ったのである。そういう想いの一端を、舞台挨拶で朗読指導者として紹介されたときに、挨拶のなかで語ってみた。

 打上げ会はかなり盛り上がった。終演後に会場ロビーで来場者をお見送りする際に、来場者からかなりの好評いただいたらしい。会員たち自身も今回はかなり手応えを感じていたらしいから、そういう好評がさらに達成感を誘発させたようである。レッスン以外でも、自主練習会の場で互いにかなり鍛え合ったらしいから尚更である。

 このサークルの会員の皆さんも、それぞれ年齢を重ねている。したがって、体調は必ずしも万全ではない。脳梗塞発症後のリハビリをしている会員、春先になると咽喉の不調が出てくる会員、足腰に痛みを抱えている会員、などなど。体調が万全な会員などほとんどいないのではないかと想われる。それだけ達成感はより大きくなる。

 ワイワイと盛り上がるだけでなく、真面目で真剣な議論もなされた。ある会員から作家が心を籠めて創作した文学作品を、朗読時間の都合で文章をカットして台本をつくり、それを朗読上演するのは、作家に対する一種の冒涜ではないか、という意見提起があった。その意見に対して、他の会員たちもいろいろな意見を提出していた。



ふなばし東老朗読会(第45回)

〔日時〕戦後74年(西暦2019年)01月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「うぐいす」藤沢周平原作     直井三枝子     
2「快走」岡本かの子原作      村木ひろみ
3「松の花」山本周五郎原作    久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)
【注】ただし、この「ふなばし東老朗読会」は、船橋朗読サークル「はなみずき」が自立的に参加&上演する朗読会であり、館長は直接は関与していない。

《館長のコメント》

 第45回「ふなばし東老朗読会」の開催模様の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員から1月26日にあった。報告はファックスと電話を合わせた形でおこなわれたので、その報告を基に、その内容を私なりにまとめたものを以下に記すことにする。

○開催日時 予定通り

○開催会場 いつもと同じ船橋市東老人福祉センター・和室

○プログラム 予定通り

○司会進行者 久保田和子

○主催 船橋市東老人福祉センター

○主宰 船橋朗読サークル「はなみずき」

○来場者

 当日は北風の強い寒い日であった。来場者数に影響するのではないかという懸念もあった。しかし、楽しみにしていたと言ってくださる方もいて、来場者はいつもと同じように20名(女性18人+男性2人)であった。ちなみに、定員はいつもの通り25人(入場無料)であった。それに船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が13名(出演者を含む)が参加したので、合計で33人が参加したことになる。

○来場者の感想

 *11月に参加した際、1月の演目をうかがい楽しみにしていました

 *三作品共に内容がよく分かり、とても良かった

 *感動した。涙が出ました。とても良かった。

○船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の感想

「うぐいす」は、登場人物の人情の細やかさを良くとらえ、女心をイメージして聴き手に伝わるような朗読であった

「快走」は、作品内容がただ「走る」ということだけの内容にもかかわらず、それを面白く読み、作品のさわやかさを存分に出し、ほほえましい家族関係を上手に朗読していた

「松の花」は、時代物の作品にぴったりの魅力ある声と、表現力豊かな朗読で、聴き手の皆さんを作品の世界に引きんでいた
(【朗読者兼司会進行者注】この「松の花」の感想は、作者が描きたいと思ったであろう、日本女性の美しさは連れ添う夫にも気づかれないというところに非常に美しくあらわれるというところを、うまく朗読で表現することができるかと心配だったので、サークルの仲間に訊いた結果である)










| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後73年(2018年) 後期

過去のイベント記録/戦後73年(2018年) 後期

            (戦後73年08月09日 新規)          

             (戦後73年09月01日 更新)
             (戦後73年09月29日 更新) 
             (戦後73年11月19日 更新)
             (戦後73年12月06日 更新)
            (戦後73年12月22日 更新)



               

【過去のカレンダー】




12月08日(土)平成30年度千葉市男女共同参画センターまつり・朗読発表 NEW!
 /千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会

 /朗読上演・千葉朗読サークル「わかば」&千葉朗読サークル「風」

11月28日(水)第13回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」 
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

11月22日(木)第44回「ふなばし東老朗読会」
 /船橋市東老人福祉センター主催
   船橋朗読サークル「はなみずき」主宰

11月07日(水)「わかば朗読会
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

11月04日(日)ワークショップ「感動をつくる朗読」
 /習志野朗読サークル「茜」上演
 /習志野市「みんなでまちづくり実行委員会」主催

10月24日(水)朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE
 /朗読くらぶ「満天星」

10月14日(日)第19回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月06日(土)第20回「品川朗読交流会」
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

9月27日(木)第43回「ふなばし東老朗読会」
 /船橋市東老人福祉センター主催
   船橋朗読サークル「はなみずき」主宰

9月22日(土)「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

8月30日(木)夏季朗読特別講座「やまなし」(第2日目)
 /船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志企画

8月23日(木)夏季朗読特別講座「やまなし」(第1日目)
 /船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志企画

7月26日(木)第42回「ふなばし東老朗読会」
 /船橋市東老人福祉センター主催
   船橋朗読サークル「はなみずき」主宰

7月25日(水)第12回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

7月12日(木)ボランティア朗読会「白旗の少女」
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校



【くわしい内容】



平成30年度千葉市男女共同参画センターまつり・朗読発表 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)12月08日(土)
     開演 12時00分~14時00分

〔会場〕千葉市男女共同参画センター 3階 イベントホール

〔プログラム〕

千葉朗読サークル「わかば」朗読発表(12時00分~13時00分)

1「父の詫び状」向田邦子原作        
2「蜜柑畑」山本周五郎原作

千葉朗読サークル「風」朗読発表(13時00分~14時00分)

1「毒蛾」宮澤賢治原作        
2「雁の童子」宮澤賢治原作

〔主催〕千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会

〔上演〕千葉朗読サークル「わかば」&千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(当日入場自由/定員200名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)
【注】ただし、この「朗読発表」は、千葉朗読サークル「わかば」&千葉朗読サークル「風」が自立的に参加&上演する朗読会であり、館長は直接は関与していない。

《館長のコメント》

 今回も、他の朗読サークルのレッスンと日時が重なっていたので、この朗読発表を聴きに行くことができなかった。訊くと、朗読上演自体は上手くいったということだが、観客数が相変わらず少ないという。ときどき、観客数が出演者数よりも少ないイベントの話しを聴くが、まさに冗談なしにそのような状態らしい。

 千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会の主催ということなのだから、もう少し主催者の方で広報や集客に力を入れて欲しいものである。千葉市男女共同参画センターまつりという大きなイベントの一環として、会場のホールを1時間づつ細切れに上演するのだから、全体的な広報や集客の取組みが必要である。



第13回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)11月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ひのきとひなげし」宮澤賢治原作     竹川則子
2「草履」幸田文原作                高木幸恵
3「虎」久米正雄原作               内嶋きみ江
               <休 憩>
4「流人えびす」さねとう あきら原作     志村葉子
5「心中」森鴎外原作(森鴎外シリーズ3)  東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
      047-487-3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

今回の観客数はプログラムの配布数から計算すると108人。前回より66人近くの減少である。チケットの総発行数は117枚。そのうち無料の招待券は7枚、有料チケットは110枚であった。そのうち、サークル会員を通して販売した前売チケットが71枚、電話の申込みによる予約チケットが21枚、本番の会場で販売した当日チケットが18枚であった。

 今回は、チケットの総発行数においても、有料チケット販売数においても、前回より60~70枚くらい減少した。しかし、有料チケット販売数については、従来から100枚~130枚の間を1回ごとに行ったり来たりしている。前回は173枚と異常に多かったから、今回は少なくなる順であるが、それでも110枚の水準を確保した。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから各2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして支援に来てくれた。支援者は受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)に分かれ、とても熱心かつ積極的に各自の役割をはたしてくれた。昼食の弁当とお茶を出すだけでお礼は何もしないにもかかわらず。深謝深謝である。

 全体の司会進行役は、今回も飯野由貴子さんである。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員だが、本職はプロの司会者である。今回もさすがプロという司会進行をしてくれた。司会進行がピシリとしていると、朗読会全体が引き締まる。4人のゲスト出演者と私は、この司会進行に大いに支えられている。感謝感謝。

 宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、今回も千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんであった。感謝の他はない。また「きららホール」の会場スタッフの皆さんにも感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく「きららホール」の会場スタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。

 最後に、今回の4人のゲスト出演者に感謝の意を表する。各ゲスト出演者の朗読は、リハーサルのときに比べて格段に良かった。舞台袖で私が座っている席のモニター用スピーカーは、良く音が聴き取れない。そういう条件で聴いたにもかかわらず、その出来栄えに感心したのだから、会場ではさらに良く聴こえたのではないか。

 今回の4人のゲスト出演者は、それぞれの事情をいろいろと抱えながら出演&朗読してくれた。それぞれの事情を抱えた上に今回の朗読の原作を選び、それぞれの想いを重ね、自らの朗読表現をしてくれた。それぞれの個人的な事情をくわしく知っているわけではないが、それらを推察できるような深みのある朗読表現であった。

 私は、昨年から1年(毎年3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。今年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「心中」を朗読した。今回は、その第3作品として「心中」を朗読した。この作品の良さと面白さを表現できたら良いのだが。

 来春3月開催の第14回「小さな朗読館」では、来年の「岡本綺堂シリーズ」の第1作品として「鐘ヶ淵」を朗読する。これは第2作品「穴」や第3作品「妖婆」と共に、岡本綺堂らしい面白い作品である。これらも今回の「心中」同様に「高級落語」と評されそうな作品であるが、そういう作品の方が古びないように思われる。

 来年の「岡本綺堂シリーズ」で朗読する3作品「鐘ヶ淵」「穴」「妖婆」は、すでに試行的な朗読をしてみている。どの作品も、今回の「心中」のように朗読表現的に面白く、練習を何回しても飽きない感じがする。しばらく休んでから、まず「鐘ヶ淵」の練習から始めるが、どのように朗読するかを工夫するのが楽しみである。

 また、来年中に、再来年はどの作家のシリーズにするかを決めなければならない。当面は著作権の切れた作家を選ぶ方針であるが、今の時代に朗読して面白そうな作家を見つけるのむずかしい。どうしても見つからなければ、芥川龍之介、宮澤賢治、太宰治という私的な御三家を取り上げるが、それはあくまで最後の手段である。



ふなばし東老朗読会(第44回)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)11月22日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「花の供養に」「別離ではない」若松英輔原作  田中幸子      
2「やまなし」宮澤賢治原作                 鳥海治代
3「捨子」芥川龍之介原作                  亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 先日(11月23日)に、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員から、第44回「ふなばし東老朗読会」開催の報告があった。報告はファックスと電話を合わせた形でおこなわれたので、その内容を私なりにまとめたものを以下に記すことにする。

【第44回「ふなばし東老朗読会」開催の報告】

○開催日時 予定通り2018年11月22日(木)。開場は13時00分で開演13時30分であった。

○開催会場 いつものように船橋市東老人福祉センター・和室であった。

○プログラム プログラムも予定通り以下のとおりであった。

1「花の供養に」「別離ではない」若松英輔原作  田中幸子      
2「やまなし」宮澤賢治原作                 鳥海治代
3「捨子」芥川龍之介原作                  亀田和子

○主催 船橋市東老人福祉センター

○主宰 船橋朗読サークル「はなみずき」

○来場者

 定員はいつもの通り25人(入場無料)であったが、申込者数は22名であった。しかし、当日は雨天であり、また寒かったので、3名が欠席したため、実際は19名(女性18人+男性1人)であった。
 それに船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が12名(出演者を含む)が参加したので、合計で31人が参加したことになる。

○来場者の感想

 プログラム1の若松英輔原作「花の供養に」「別離ではない」は、実話を基にした随想で、深い内容の作品であった。水俣病患者の苦しみと祈りと心情を良く伝えた朗読で、かなり好評であった。

 プログラム2の宮澤賢治原作「やまなし」は、朗読を聴いた来場者からは「蟹のお父さんは子煩悩なのね」とか「蟹の兄弟が水面を見上げる幻想的な場面に惹かれた」という感想が出ていた。

 プログラム3の芥川龍之介原作「捨子」は、来場者は作品の内容に感動しつつも、もう少し《間》をとって朗読したらさらにイメージがつくれたように思う、という感想がよせられていた。

○その他

 今回は、休憩を利用して軽い運動をして、来場者の皆さんと共に身体を動かす楽しい時間を共有したそうである。



「わかば朗読会」

~お気軽に ご参加下さい!~

〔日時〕戦後73年(2018年)11月07日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕都賀コミュニティセンター(1階)サークル室

〔プログラム〕

1 「死の舞台」星新一原作          仲田紘基
2 「山桜」藤沢周平原作            田中和代                
3 「おじいさんがおばけになったわけ」  井出陽子
  キム・フォップス・オーカソン原作                 

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」
     (第2、第4木曜日 13時30分/都賀コミュニティセンター)
     会員募集中!!

〔参加〕入場無料(定員27名/予約不要/入場無料)

〔問合せ先〕080-6704-3572(金子)

【注】この「わかば朗読会」は、千葉朗読サークル「わかば」が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。



ワークショップ「感動をつくる朗読」

〔日時〕戦後73年(2018年)11月04日(日)
      13時00分~14時00分

〔会場〕習志野市役所/会議室C

〔プログラム〕

1 「やまなし」宮澤賢治原作             平野かほる
2 「ねこじゃののさん」千葉県香取郡伝説    松本 恵                
3 「小僧の神様」                      土田 和子                 

〔上演〕習志野朗読サークル「茜」

〔主催〕習志野市「みんなでまちづくり実行委員会」

〔参加〕入場無料(予約不要/入場無料)

〔問合せ先〕090-3802-0117(平野)

【注】このワークショップ「感動をつくる朗読」は、習志野朗読サークル「茜」が自立的に参加&上演する朗読会であり、館長は一切関与していない。



朗読くらぶ「満天星」第7回LIVE

〔日時〕戦後73年(2018年)10月24日(水)
     開場12時30分  開演13時00分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・3階ホール

〔プログラム〕

第1部 司会:大野栄子

1「屋根の上のサワン」井伏鱒二原作     小林正子
2「本日は、お日柄もよく」原田マハ原作    櫻井芳佳
3「青い火花」浅田次郎原作            譽田信子
4「十三夜」樋口一葉原作              成川洋子

                  <休憩>

第2部 司会:成川洋子

5「よだかの星」宮澤賢治原作      江本なつみ
6「墨丸」山本周五郎原作         上田悦子
7「盆土産」三浦哲郎原作         大野栄子

〔主催〕朗読くらぶ「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由/客席数216)

〔問合せ&申込み先〕047(450)6648/上田悦子(満天星代表) 

【注】この朗読くらぶ「満天星」LIVEは、朗読くらぶ「満天星」が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。

《館長のコメント》

 この朗読くらぶ「満天星」のメンバーは7人であるが、その7人の内訳は八千代朗読サークル「新・みちの会」の元会員6人と現会員1人からなっている。その全員が、八千代朗読サークル「新・みちの会」の最古参、第1期生である。

 八千代朗読サークル「新・みちの会」の現在の第1期生は、朗読くらぶ「満天星」のメンバー1人を加えて3人と少数になっている。しかも、その1人は体調を崩して長期休会中である。その代り、朗読くらぶ「満天星」の元会員6人が頑張っている。

 すなわち、私が初めて立ち上げたこの八千代朗読サークル「新・みちの会」においては、その後のまる15年間、最初の会員(第1期生)が9人(そのうちの1人は現在その朗読活動を休止中だが)も朗読を継続し、定期的な朗読会を公演してきたことになる。

 朗読くらぶ「満天星」の6人の元会員はそれぞれの事情があって八千代朗読サークル「新・みちの会」を退会したが、元の出身母体とは良好な関係を保っている。例えば、互いの朗読会では、互いに会場の受付を引き受け合っている。

 今回の朗読くらぶ「満天星」第7回LIVEでも、八千代朗読サークル「新・みちの会」のほとんどの会員(8~9人)が会場の受付席に並んでいた。さらに、他の朗読サークルの会員も、数多く観客として来ていた。

 今回の観客数は200人を超えていた(客席数264席)。ほぼ満席に近い大盛況であった。この朗読くらぶ「満天星」は、朗読練習や仲間同士の親睦ももちろん大切な目的だが、年1回開催する朗読会がそれ自体大きな目的である。

 したがって集客にかける意気込みや努力は大変なものがある。今回の大盛況も、朗読くらぶ「満天星」がこれまでの7年間に積み上げてきたそういう努力の成果なのである。私は、実に素晴らしいことだと思っている。

 朗読くらぶ「満天星」は、朗読会の企画、公演準備、朗読練習、会場運営その他一切を自立的におこなっている。私自身は、広報用のチラシを私が指導している各朗読サークルに配布を依頼されるくらいである。その他は一切関与していない。

 そういう朗読会を聴きに行く場合は、私はもっぱら朗読を楽しく聴くことに徹している。ただし、元指導者としての立場は離れがたいものがある。加えて、朗読指導法を研究している者として、やはりそういう研究者の立場からの観察をしてしまう。

 私は出演者全員のこれまでの上達プロセスを知っているし、退会後の朗読ぶりも昨年以外は毎年聴いて知っている。今回の各メンバーの朗読を聴くと、それぞれの朗読に対する取り組み方や、朗読上達(および部分的な退化)の経緯が手に取るように分かる。

 休憩時間に、濵﨑俊文さんという方から声をかけていただいた。名刺には「NHK文化センター 朗読講座 講師」と記されている。拙著『朗読の理論』と私が朗読協力・朗読原案者として参画した朗読漫画『花もて語れ』を読んで下さったとのことである。

 来月11月28日に開催する第13回「小さな朗読館」のチケットも予約して下ださった。「視点の転換」など、いろいろとお話しを交わすことができた。私は、さらにお話しをうかがいたかったので、休憩後の後半の朗読の間中も席を並べていただいた。

 その間、朗読の合間に、短いお話をいろいろ伺った。濵﨑俊文さんの朗読指導を受けている何人かの方々とごいっしょのご様子だったし、私も私が指導する朗読サークルの現会員や元会員との応接にまぎれてしまって、終演後はお話しする機会がなかった。

 いずれ、ゆっくりと朗読談義をする機会があることを願っている。私は、今後も、放送アナウンサー系の朗読指導者との交流を望んでいる。もちろん、演劇関係の朗読指導者との交流も大いに望んでいる。それらは、今後に期待したい。



第19回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後73年(2018年)10月14日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1「モチモチの木」斎藤隆介原作         森本 依里
2「小さい太郎の悲しみ」新実南吉原作  松尾佐智世                
3「黄色いスカーフ」安房直子原作       細川美智子
4「どんぐりと山猫」宮澤賢治原作        杉山佐智子                
5「つる」大川悦生原作                大島 範子                
                 <休 憩>

6「私とヌク」佐々木丞平原作           石田 幸子
7「また明日・・・」小川洋子原作          藤田多恵子

8「著物」幸田文原作                 内田 升子
9「粋人」太宰治原作                 吉永裕恵子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(294)2766/森川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)

《館長のコメント》

 本舞台はぶっつけ本番だが、この会場も今回で2度目なので、午前中の舞台リハーサルもサークル会員がドシドシ自立的に進めていく。蔭マイク、司会進行、出演者の登場&退場のタイミングと所作、客電(客席の照明)の消灯と緞帳の上げ下ろしのタイミング、最後の舞台挨拶の段取りなどを、つぎつぎと実行しながら確認していく。

 今回の出演者は、全会員の半数。残りの半数は、今回は受付や舞台周りの役割を分担する。このサークルは、毎年6月と10月の2回にわけて会員が半数づつ1人1作品形式で朗読を上演する。他の半数の会員は、朗読会の支援役を担うのである。支援役の会員は、支援しつつも、比較的気軽に仲間の会員の朗読を楽しんでいた。

 今回の観客数は約70人(観客席数は208席)で若干少なめの入りであった。出演した会員はそれぞれの持ち味を十分に発揮していた。前半に5人、休憩を挟み後半に4人が朗読したが、いずれの会員もそれぞれの現在の実力の最高のものを発揮していた。絶対的なレベルもかなり高く、全体的にかなり見事な朗読会であった。

 古参会員である第1期生は、レベルの高い会員はもはやどこに出しても恥ずかしくない一流の朗読家になっている。そこまで行かない会員も個性的な朗読で観客を魅了していた。中堅会員である第2期生も、最近いちじるしく実力が上がってきた。何よりも語り口と声出しがしっかり安定してきた。今回の朗読は様になっていた。

 このような朗読会に出演するのは初めてという第3期生も、しっかりと落ち着いた良い朗読をしていた。第1期目の頃は、入会希望者の多くは朗読の初心者であった。近年は、他所で相当朗読をやってきた強者が多くなった。初心者は初心者なりに、経験者は経験者なりに朗読指導はむずかしいが、反面、非常に面白いのである。



第20回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)10月06日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区大井第三地域センター・第1集会室

〔交通〕JR西大井駅より徒歩10分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」

「ちっちゃなかみさん」平岩弓枝原作
山本淑子、片桐瑞枝、岡林和子、川崎玲子、松倉美那子、赤塚弘子、志村葉子、山本扶美子

☆朗読サークル“こだま”

「うるさい相手」星新一原作  
「海亀」張抗抗原作
「火垂るの墓」野坂昭如原作

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03-3786-0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇談会を予定しています

【注】この「品川朗読交流会」は、品川朗読サークル「あやの会」と朗読サークル“こだま”が自立的に主催する朗読会であり、館長は一切関与していない。



ふなばし東老朗読会(第43回)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)9月27日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「どんぐり」寺田寅彦原作     御代川裕子      
2「味噌漬」吉村昭原作       井上みつ江
3「守の家」伊藤佐千夫原作   遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。第1回を開催したのが戦後66年(西暦2011年)7月28日であるから、すでに8年目も突入している。この2018年度も引き続き依頼され、今回が今年度3回目である。

 第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、私はこの朗読会には参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を報告してくれる。その窓口役員も毎年度交代しており、今回は今年度の担当役員からの報告第3弾である。

 その報告は、今回もファックスで送信されてきたので、そのほぼ全文をつぎに転載する。

【第43回「ふなばし東老朗読会」の報告】

 第43回東老朗読会を9月27日(木)に開催致しました結果を報告します。

朗読作品
 *寺田寅彦原作「どんぐり」  御代川裕子
 *吉村昭原作「味噌漬」    井上みつ江
 *伊藤佐千夫原作「守の家」  遠田利恵子

来場者
 申込者は20名でしたが、前日からの悪天候もあり2名欠席でした。
 男性2名 女性16名
 はなみずき会員(出演者含)10名  計28名

参加された方の感想
 初参加の2名の女性
*いままで自身で本を読んでいたが、今日初めて参加し、作品を聞いてとても良かった。次回も参加したい。
*朗読を聞きたいと思っていましたが、なかなかチャンスがなく昔からNHKのラジオより流れる作品を聞いて楽しんでいました。今回伺いとても良かったので、次回も来ます。

*最後に、何名かの参加者から、今回の朗読は読んだことのない作品なので聞きにきた。
*いつも参加してくださる男性から、作者についての質問とか、本の内容の話しなどがあり、参加者のみなさんと共有できましいた。

*朗読された皆さんは、それぞれが自分に合った作品を選び、それなりの心情とイメージがなされ、とても良かったとおもいました。

*今回も休憩時間を少しいただきまして、皆さんと一緒に詩を朗読し、声を出す楽しみを共にしました。




八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会「星の王子さま」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)9月22日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター 3階 ホール

〔交通〕京成本線/東葉高速線 勝田台駅より徒歩5分

〔出演〕

山上さつき、山村弥生、渡辺澄子、丸山節子、篠原知恵子、小畑勝彦、倉林成年、中島浩美、竹川則子、植本眞弓、吉﨑瑠璃子、江本なつみ(朗読順/八千代朗読サークル「新・みちの会」会員)

〔ピアノ演奏〕 東 朋子

〔プログラム〕

第1部 「星の王子さま」第1部
              <休憩>
第2部 「星の王子さま」第2部   

〔朗読指導・演出〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔後援〕八千代市教育員会

〔問合せ先〕043-253-4977(小畑勝彦)

《館長のコメント》

 観客数はプロフラムの配布数から判断すると90~100人だったという。今回の客席は244席であった。私は今回はほぼ聴き役に徹し、もっぱら後方の客席に座って聴いていた。やはり、来場者数が100人を超すか超さないか、あるいは客席数の過半を超すか超さないかが、見た目の盛況感の大きな分岐点であるようだ。

 出演した会員たちは、本番の舞台で自らの心情とイメージをこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度が感じられた。立ち稽古やリハーサルと比べると、本番の方が2~3割はレベルアップしていた。これは朗読の特徴のひとつであり、本当は良し悪しなのだが、本番の方がレベルダウンするよりは良いに決っている。

 今回の台本&原作の「星の王子さま」は、作品世界そのものはとても面白いものだが、その内容や含意はきわめてむずかしい。今回の台本は、第1部(前半)が主人公の自己紹介部分と、星の王子さまの出会いの部分と、星の王子さまが自分の星を出ていく経緯(バラとの対応その他)の部分、そして星巡りをする部分である。

 第2部(後半)は、星の王子さまが地球に来てからの話しである。庭園のバラたち、キツネ、主人公、ヘビとの対応。そして、別れにいたるまでの経緯が記されている。第1部(前半)は、物語性の展開にしても、思想性の展開にしても、さしたる出来事が起こらない。朗読だけで聴き手を引きつけつづけることはむずかしい。

 第2部(後半)は、物語性と思想性の展開が、かなりダイナミックに動くので、第1部(前半)に比べれば、朗読によって聴き手を引きつけつづけやすい。しかし、いずれにしても朗読だけで計120分を保たせることはむずかしい。そこで、今回は、サークルの依頼もあって、家人のピアノ演奏を随所にかぶせることにした。

 実は、朗読とピアノ演奏の相性はあまり良くない。ピアノの音に、朗読の声は負けるのである。歌を歌うように声を張り上げる場合はそうでもないが、普通に物語る朗読の場合は負けてしまう。朗読の合間にピアノをいれるならばまだしも、朗読にピアノ演奏をかぶせるのはむずかしい。今回はそれを承知でかぶせたのである。

 しかし、案に相違して、来場者の評判はかなり良かった。ロビーでの感想も、アンケートによるものも、大変に好評だったのは嬉しかった。朗読は、第2部(後半)はとても好評であったが、第1部(前半)はそれほどではなかった。朗読時間約120分の大作を読み継ぎ形式で上演する場合は、常に前半の朗読がむずかしい。

 しかし、今回はこのむずかしい「星の王子さま」を何とかやり終えた。そこで場所を変えての打上会は盛り上がった。会員の皆さんは達成感に浸っていたようである。家人もピアノ演奏の大役を無事にやり終えたのでホッとしたようである。私は、具体的な役割があまりなかった割には精神的にかなり疲れたが、ホッともした。



夏季朗読特別講座「やまなし」(第2日目)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)8月30日(木)
      13時30分~16時30分

〔会場〕船橋市海神公民館(京成本線 海神駅 下車徒歩1分)

〔講師〕東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔内容〕第2日目

・ミニ朗読発表会「やまなし」
・講評/東百道

〔参加〕東百道が指導する朗読サークルの会員のうちの希望者

〔企画〕船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志

〔幹事〕村木(047-462-8050
    飯野(090-8508-3799)

《館長のコメント》

 今回は、受講者20人のうちの1人が風邪をひいて欠席したので19人であった。今回は、受講者を4人1組の5組の編成とし、各組ごとに宮澤賢治原作「やまなし」を読み継ぎ形式で朗読してもらった。ただし、欠席者が1人いたので、最後の第5組は3人で余中まで読み継いでもらった。これは、いわばミニ朗読発表会とでもいうべきものである。

 全5組の朗読が終わった後、休憩を挟んで、私から受講者1人1人の朗読について大まかな講評をした。その後、受講者からも反省、感想、意見を述べてもらった。読み継ぎ形式のミニ朗読発表会ともいうべきものに約80分、休憩時間に15分、私の講評が約40分、受講者の発言時間が約40分、計180分(3時間)弱の時間配分であった。

 朗読表現は、大まかに「語り口」と「イメージ表現と心情表現」の2大要素から成っている。今回の特別講座は宮澤賢治原作「やまなし」を教材に、朗読者の「視点の転換」を基本に作品を解読し、原作者が作品世界に表現した「イメージと心情」を論理的に想像&創造する方法をレッスンした。そこで、講評も「語り口」に関するものは割愛した。

 今回のこのミニ朗読発表会では、同じ「やまなし」を5回もくり返して朗読する。同じ作品の朗読を5回も聴かされたら、普通は飽きてしまうと思う。しかし、今回の受講者はそうでもなかったようである。他の受講者の朗読を聴きながら、この作品の作品世界の情景と表現主体の心情をどのようにイメージし表現したかを、真剣に聴き取っていた。

 最後に、受講者の中から、こういう朗読サークルの枠を超えた特別レッスンを今後も開催して欲しいという声が多数あがった。他のサークルの会員の朗読を聴いて、とても参考になり、刺激になったという声も多数あがった。特に、会員数の少ない朗読サークルの会員は、今回のような多人数によるグループレッスンの良さを体感したようであった。



夏季朗読特別講座「やまなし」(第1日目)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)8月23日(木)
      13時30分~16時30分

〔会場〕船橋市海神公民館(京成本線 海神駅 下車徒歩1分)

〔講師〕東 百道(ひがし・ももじ)/感動をつくる・日本朗読館

〔内容〕第1日目

・宮澤賢治原作「やまなし」の解読
・ミニレッスン「やまなし」

〔参加〕東百道が指導する朗読サークルの会員のうちの希望者

〔料金〕

・受講料 3000円(全2日分)
・会場費 500円(清算後に残金を後日返金予定)

〔企画〕船橋朗読サークル「はなみずき」第2期生有志

〔幹事〕村木(047-462-8050
    飯野(090-8508-3799)

《館長のコメント》

 この特別講座は、宮澤賢治原作「やまなし」のレッスンを受けていない2~3期生が開講を希望したもので、定員20人に対し受講者は上限一杯の20人となった。この特別講座は2人の幹事(飯野由貴子さんと村木ひろみさん)が発案&企画&準備を主導してくれた。また幹事の所属する船橋朗読サークル「はなみずき」からの受講生も支援してくれた。感謝感謝である。

 第1日目は、まず特別講座全体の概要と予定を説明した。つぎに、文学作品の「解読」とはなにかを解説した。そして、本題である宮澤賢治原作「やまなし」を受講者に順々に朗読してもらいながら、その作品世界をどのように「解読」するかという解読法、それに基づいたイメージ法、それを朗読する表現法を解説していった。

 宮澤賢治原作「やまなし」の朗読は、受講者20人を4人1組とした5組に分け、各組ごとに4人で読み継いでもらうことにした。したがって、今回は「やまなし」を5回くり返して朗読したことになる。受講者が1人朗読する度に、私から解説していった。いつものレッスンとはちがい、個人の朗読表現についての論評はしなかった。

 1人1人の朗読はある意味で他の受講者のための教材である。その個々人の朗読を教材にして、文学作品「やまなし」の解読法~イメージ法~表現法そのものを理論的に解説していった。参考事例として多用したのは朗読漫画『花もて語れ』の第1巻~第2巻である。この2巻には、主人公「ハナ」がこの「やまなし」朗読するシーンが主に載っている。

 合わせて参考事例にしたのは拙著『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)である。この『宮澤賢治の視点と心象』は、朗読漫画『花もて語れ』ほど評判になっていないが、かなり画期的な内容だと自負している。私の解説を念頭に置きつつ、受講者20人の生の朗読を聴いて参考にする。今回の夏季特別講座「やまなし」はかなり面白いものになったと思う。



ふなばし東老朗読会(第42回)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)7月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「くらげの骨なし」千葉県の日本昔ばなし           小林いさを      
2「絵のない絵本」アンデルセン原作/山室静翻訳   昌谷久子
3「紙吹雪」宮部みゆき原作                     飯野由貴子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。第1回を開催したのが戦後66年(西暦2011年)7月28日であるから、すでに丸7年も継続してきている。この2018年度も引き続き依頼され、今回が今年度2回目である。

 この第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、私はこの朗読会にはほとんど参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を報告してくれる。その窓口担当役員も毎年度交代しており、今回はその新しい役員からの報告第2弾である。

 その報告は、今回はファックスで送信されてきたので、そのほぼ全文をつぎに転載する。

《第42回「ふなばし東老朗読会」の報告》

 東老朗読会を7月26日(木)に開催致しました結果をご報告します。(窓口担当役員)

【朗読作品】

 千葉県の日本昔ばなし「くらげの骨なし」   小林いさを
 アンデルセン原作、山室静訳「絵のない絵本」  昌谷久子
 宮部みゆき原作「紙吹雪」          飯野由貴子

【来場者】

 女性21名(初参加者女性1人) 男性1名
 船橋「はなみずき」13名(一般会員9名、朗読出演者3名、司会進行役1名)

【参加された方の感想】

*最近、目が悪くなり本を読むことが困難になったので、こうして皆さんが読んでくれ、それを聞く事ができとても嬉しいです。
*初参加者の方は、いろいろな作品を聞けとてもよかったです。

【朗読された皆さんの感想】

*日本昔ばなし
 これは前回アンケートをいただいた中に、千葉県の昔ばなしを聞きたいと要望があり、それを小林さんがとりいれ読みました。皆さん子供のころに聞いて育った方も多く、小林さんの朗読も表現力豊かで、皆さんからも笑い声がとどき拍手をいただきました。

*アンデルセンの絵のない絵本
 朗読された昌谷さんの雰囲気にピタリと合い、原作者の美しい世界観が大人にも大きく響き、聞いてくださる皆さんを、その場所に居る様な感覚にさせた様で良かったです。

*「紙吹雪」
 朗読するにはとても難しい作品に挑戦したな! と思いましたが、飯野さんの語りが主人公の感情をうまく読み、普通の人生の喜びと、哀しみをうまく語り聞かせてくれました。よかったです。

*休憩時間を少し頂きまして、皆さんと一緒に、鈴木みすすの詩を二編朗読し、参加者のみなさんと、共有しました。



第12回「小さな朗読~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)7月25日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「菊」山川方夫原作                                      村木ひろみ
2「返信」高田郁原作                                      山本扶美子
3「最後の一枚の葉」オー・ヘンリー原作/結城浩訳              吉崎瑠璃子
                <休 憩>
4「破産」太宰治原作(日本永代蔵、巻五の五、三匁五分曙のかね) 吉永裕恵子
5「冬の王」ハンス・ランド原作/森鴎外訳(森鴎外シリーズ2)          東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔主宰〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
      047-487-3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 今回の観客数は174人。前回(第11回)より80人近くの増加である。チケットの総発行数は178枚。そのうち無料の招待券は5枚。従って有料チケットは173枚であった。そのうち、サークル会員に販売した前売チケットが97枚、電話で申込まれた予約チケットが48枚、会場販売の当日チケットが28枚であった。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから各2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして支援に来てくれた。支援者は受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)に分かれ、とても熱心かつ積極的に各自の役割をはたしてくれた。昼食の弁当とお茶を出す以外、お礼は何もしないにもかかわらず。深謝深謝である。

 全体の司会進行役は、今回も飯野由貴子さんである。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員だが、本職はプロの司会者である。今回もさすがプロという司会進行をしてくれた。司会進行がピシリとしていると、朗読会全体が引き締まる。4人のゲスト出演者と私は、この司会進行に大いに支えられている。感謝感謝。

 宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、今回も千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんであった。感謝の他はない。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく、きららホールのスタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。

 最後に、今回の4人のゲスト出演者に感謝の意を表する。各ゲスト出演者の朗読は、リハーサルのときに比べて格段に良かった。舞台袖で私が座っている席のモニター用スピーカーは、良く音が聴き取れない。今回はレシーバーを通して聴いたが、これは会場で聴くのと同じようによく聴こえた。今回の評価は、その結果である。

 私は、昨年から1年(毎年3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。昨年は「岡本かの子シリーズ」であったが、今年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「心中」を朗読する。今回は、その第2作品として「冬の王」の朗読を上演した。

 この「冬の王」は、2015年7月に「なかの芸能小劇場」で上演された「朗読日和」という朗読会で、堀越セツ子さんが朗読されたのを聴いて感動した作品である。この「朗読日和」は、品川朗読サークル「あやの会」に紹介された高橋美江子さんが主導していた朗読会であった。残念ながら2016年7月を最後に終演している。

 今秋11月に開催する第13回「小さな朗読館」では、今年の「森鴎外シリーズ」の第3作品として「心中」を朗読する予定である。第2作品「冬の王」は、かなり格調の高い内容であった。しかし、第3作品「心中」は、当時のいわゆる文壇などから「高級落語」と評された森鴎外の作風そのままの、かなり面白い作品である。



ボランティア朗読会『白旗の少女』

〔日時〕戦後73年(2018年)7月12日(木) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/3年生の各クラスの教室

〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』

〔プログラム〕

読み継ぎ朗読「白旗の少女」

〔出演〕 品川朗読サークル「あやの会」の会員有志8人

〔主催〕 品川区立荏原第6中学校

〔参加〕 品川区立荏原第6中学校/3年生全員

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『白旗の少女』に、私は参加していない。そこで、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員・山本扶美子さんが電話でその上演模様を報告してくれる。全体としてはうまくいったし、学校の先生方も高く評価してくれ、その場で来年も引き続いてこの朗読会を授業の一環として上演することを依頼されたという。

 今年は、昨年と同じ『白旗の少女』を上演した。ただし、昨年は3年生全体を一堂に集めた形で朗読したのだが、今年は3年生の各教室を順々に廻ってクラス毎に上演したという。まさに、文字通りの授業の一環というわけである。品川朗読サークル「あやの会」は、これまでも毎年、中学校3年生を対象にボランティア朗読会『ホタル帰る』の上演を継続してきた。

 中学生に先の大戦の歴史的悲劇を語り継ぐためである。最初のころは、私もその朗読会のためにいろいろと手伝ったが、近年は品川朗読サークル「あやの会」がすべてを自立的にやっている。そのような中学校におけるボランティア朗読会の最大の喜びは、来年もまた引き続いて朗読会を依頼されることである。今回は8人の「あやの会」の会員が出演したという。







| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後73年(2018年)前期

過去のイベント記録/戦後73年(2018年)前期

            (戦後73年03月01日 新規)
            (戦後73年06月07日 更新)
            (戦後73年07月19日 更新)


             
              

【過去のカレンダー】



6月30日(日)第4回「小さな朗読館・ならしの」 NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月06日(水)「わかば朗読会」 NEW!
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

6月04日(日)千葉朗読サークル「わかば」主宰「朗読会」 NEW!
 /千葉市若葉区弁天自治会主催
 /千葉朗読サークル「わかば」主宰

6月03日(日)第18回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月29日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会「修禅寺物語」
 /品川朗読サークル「あやの会」

5月24日(木)第41回「ふなばし東老朗読会」 NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催
   船橋朗読サークル「はなみずき」主宰

5月22日(日)千葉朗読サークル「わかば」主宰「朗読会」 NEW!
 /千葉市若葉区弁天自治会主催
 /千葉朗読サークル「わかば」主宰

5月01日(火)大田朗読サークル「くすのき」朗読おさらい会~斉藤隆介の世界~
 /大田朗読サークル「くすのき」主催

4月25日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会「虹の岬の喫茶店」
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

4月23日(月)朗読と音楽の刻・虹(第4回)
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

3月28日(水)第11回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

3月17日(土)第19回「品川朗読交流会」
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催 

3月08日(木)ふなばし東老朗読会(第40回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月14日(水)千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会「水仙月の三日」
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

1月25日(木)ふなばし東老朗読会(第39回)
 /船橋市東老人福祉センター主催



【くわしい内容】



第4回「小さな朗読館・ならしの」 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)6月30日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八津公民館 2階 講義室

〔交通〕京成本線・八津駅より徒歩3分

〔プログラム〕

「おかめ・ひょっとこ」斎藤隆介原作       中村美津江
「千利休とその妻たち」三浦綾子原作      三浦 邦子
「お伽草子 浦島太郎」渋川清右衛門原作   平野かほる
「ひとつのねがい」浜田廣介原作        今関研一郎
              <休 憩>
「記憶の中」平岩弓枝原作             松本  恵
「清兵衛と瓢箪」志賀直哉原作          伊東 佐織
「白」芥川龍之介原作               土田 和子       

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 会場は、習志野市谷津公民館の講義室(2階)である。本番会場の講義室は午後しか借りれず、午前中は隣りの研修室で当日リハーサルをやることになった。本来のリハーサルを休止したので、この当日リハーサルはかなり念入りにおこなった。このサークルは会員数が少ないので、全員がいくつもの役割を引き受け頑張っていた。

 この日は、ちょうど梅雨明けと重なり、気温もかなり暑くなった。司会進行役には、ときどき会場のエアコンの効果を観客に訊くなりして、朗読の進行だけでなく、会場の全体的な運営を取り仕切るように指導した。結果的には、それがとても良かったように思う。司会進行役は大変だが、朗読会全体を管理運営する係なのである。

 このサークルは会員数が少ない上に、レッスン歴がわずか数箇月の会員から丸10年になる会員まで、かなりバラついている。また、入会した時の朗読の経験度合いもちがっている。したがって、それぞれの朗読の上達水準もバラついている。今回も、全体的な水準は向上していたが、やはりそのバラつきの大きさが気になった。

 これからは、会員数を増やすことももちろん大事だが、このバラつきを少なくするための朗読指導が重要な課題となる。レッスン歴の短い会員の1人1人の要改善点は明白なのだが、本人がなかなかそれを直せない。あるいは、本当の意味での自覚がないのかも知れない。いずれにせよ、1人1人を根気よく指導していくしかない。

 かなりレベルの高い朗読をした会員は、耳のレベルもかなり高くなっていると思われる。そういう会員には、私の方もかなり高いレベルの指導をすることができる。しかし、他の先行サークルの会員たちの例を振り返ると、あまり楽観はできないかも知れない。これくらいは分かるだろうと油断すると足元をすくわれることがある。

 今回の朗読会の会場は、当初、パイプ椅子の客席を約60席分用意した。会場が狭いため、予約整理券を発行したのだが、その発行数が40枚だった。予約整理券なしで当日直接来場する観客を、予約整理券発行数の5割と見込んだのである。ところが、開場後の来客の様子で、座席が足りないかも知れないという恐れが出てきた。

 そこで急きょ、客席を15席くらい追加した。結果は、最終的な来場者数が約60人という計算になったが、会場の雰囲気としては、客席数を追加したのは正解だったと思う。今回は、顔の広い少数の会員が一所懸命に広報してくれたらしい。その少数の会員の知人友人が20人前後いたのではないか。元会員も何人かいたようだ。

 私が指導している他サークルの会員や元会員も20人前後はいたようである。残りの20人弱が、一般の広報(地域新聞や市の広報紙その他)を見て来場してくださった方々であった。その中から、新規の入会希望を申し出てきた方もいた。アンケートによると、今回のような本格的朗読会を初めて聴いたという方がけっこういた。



「わかば朗読会」 NEW!

~たまには、ゆったりと、短編小説を聞いてみませんか? 一話15分~

〔日時〕戦後73年(2018年)6月06日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕都賀コミュニティセンター(2階)講習室1

〔プログラム〕

1 「ニュース原稿が読めなくなった」大沢悠里原作      的場正洋
2 「涙いっぱいのシャンパン」秋山ちえ子原作       石井せい子                
3 「一樹」(「昨日のカレー、明日のパン」)木皿泉原作  金子可代子

4 「包丁」石川結貴原作                     高木幸恵
5 「弁当」石川結貴原作                     石井春子                

〔主催〕 千葉朗読サークル「わかば」
      (第2、第4木曜日 13時30分/都賀コミュニティセンター)
      会員募集中!!

〔参加〕入場無料(定員30名/全席自由)

〔問合せ先〕080-6704-3572(金子)
        043(236)1789(神田)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)

《館長のコメント》

 千葉朗読サークル「わかば」は、朗読レッスンの一年の締めとして開催する朗読発表会は、朗読時間が約120分(約2時間)の大作をサークル会員全員が読み継ぐ形式で上演している。このくらいの朗読時間で読み継ぐとかなり内容のある作品を上演できるし、観客の皆様ともかなり濃密な印象と感動を共有することができる。

 同時に1人1作品形式の朗読会を上演して、短い作品でも1人の会員が1人で読み切る朗読もやってみたい。そして自分のレパートリーを確立したい。このような希望も当然おこってくる。この希望を叶えるために、今年から千葉朗読サークル「わかば」は年2回、1人1作品形式の「わかば朗読会」を自主開催することになった。

 この「わかば朗読会」は、いつも朗読レッスンの会場としている都賀コミュニティーセンターの一室を使い、あまり手間暇や経費をかけず、朗読サークル発足後の2年間にやった「おさらい会」のような気軽な朗読会にするという。来場者を募る広報もあまり大げさにやらず、チラシやポスターも改まったものは作らないという。

 この「わかば朗読会」は、ほぼ完全な自主開催であるから、私は余計な世話や干渉は一切おこなわなかった。朗読を聴きに会場に足を運ぶこともしなかった。そのかわり、千葉朗読サークル「わかば」の代表から以下のような丁寧な報告をファックスでしてもらった。その代表に断わって、そのほぼ全文を以下に転載する。

【報告「『わかば朗読会』を終えて」】

 関東地方も梅雨入りし、当日はあいにくの雨で、ちょっと残念な気もしましたが、もともと口コミだけの集客でしたし、おさらい会のように、読みたい作品を自由に読み、少数でも来ていただいた方に聞いていただきたいと企画した初回の朗読会でしたので、大成功で終わったと自負しています。以下はご報告です。

*日時:6月6日(水)11時~設営、リハーサル
 上演:13時30分~15時(休憩10分)
    15分物作品×3人~休憩(10分)~15分物作品×2人
*場所:都賀コミュニティーセンター 2階講習室1(定員30名)
*参加者:友人7人、他の朗読会から2名、出演者5名、司会1名 計17名
*プログラム(略)

*設営に関して

・掲示:この施設内の催事にもかかわらず、チラシを置くことはできるが、掲示をしてもらえないので、宣伝力がない。チラシ置場も差しこみ形式で、紙が下向きなので目立ちにくい。

・設営:マイク(無料)を準備したが、小さい部屋なので、まったく必要がなかった。2階の室の案内板を立てたので、誘導がスムーズだった。本来案内板は貸し出しできないと、受付で拒否されたが、事前打ち合わせの時に、課長さんに許可をいただいていたので、直接交渉させていただきました(この課長さんがとても協力的な方で、本当に助かりました)。
・リハーサル:準備期間が短かったため、朗読の読み合わせ時間も少なかったが、午前中に声出し、読み方のアドバイス、出入りや司会との打ち合わせをした。
・会場:正面横に出入口があるので、途中入室がしにくい。次回は部屋を検討したい。募集も兼ねてと、コミュニティーセンターにしたが、宣伝力がないので、施設と交渉、改善の余地あり。
*他朗読会との交流に関して

 若葉区内の某朗読会に参加し、ご丁寧にお礼状をいただいたのをきっかけに、今回チラシを同封してご案内をさせていただきました。指導者がいない、作品選びが難しいなどのお声を聞かせていただき、ぜひ交流会をとお話しをさせていただきました。

 実はこの日、売らし井ことに次回の朗読発表会に選んだ作品の上演許可申請の返信が届き、なんと作家の方より「こちらは何の問題もありません。かえって光栄ですとお伝えください」とのメッセージをいただきました。本当に感謝!感謝の一日でした。



千葉朗読サークル「わかば」主宰「朗読会」 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)6月04日(日)
      13時00分~14時00分

〔会場〕千葉市若葉区弁天北部町会(競輪場脇)弁天北部会館

〔プログラム〕

「この手のひらほどの倖せ」布施明原作   
 石井せい子、井出陽子、田中和代、石井春子、吉野久美子、高木幸恵
「ねぶくろ」三浦哲郎原作                        金子方子


〔主催〕千葉市若葉区弁天自治会

〔主宰〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料

《館長のコメント》

 この朗読会は、先月5月22日(火)に、千葉市若葉区弁天自治会から依頼されて上演した弁天自治会主催の「朗読会」と同じく、千葉朗読サークル「わかば」が自主自立的に企画&運営したもので、私はまったく関与していない。開催当日は用事が重なり、朗読会に行くこともできなかった。観客は10人程度であったという。

 私は、事前にこの朗読会の概要を以下のように知らされていたが、事後にもその開催模様を千葉朗読サークル「わかば」の担当役員から電話で報告してもらった。



第18回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後73年(2018年)6月03日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ・3Fイベントホール

〔プログラム〕

1 「おかめ・ひょっとこ」斎藤隆介原作                齋藤恵津子

2 「空飛ぶ魚」安東みきえ原作                     金附ひとみ
3 「祭りの晩」宮澤賢治原作                       森川 雅子

4 「旅への誘い」織田作之助原作                  小田志津子                              <休 憩>

5 「ざくろ」川端康成原作                           村井とし子
6 「小僧の神様」志賀直哉原作                    内嶋きみ江
7 「明日へのことば 心を癒す詩の授業」寮美千子原作   助川 由利
8 「晩夏の光」藤沢周平原作                       吉田 光子
                                    

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043(294)2766/森川

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047(487)3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約100人(観客席数は208席)で、まあまあの入りであった。午前中の舞台リハーサルは、比較的入念におこなった。司会進行役の司会ぶりやマイクの持ち方。出演者の台本の持ち方、ページのめくり方、立ち方、座り方、姿勢全体について。さらに今回は、舞台の背景や袖の客席からの見え具合などをチェックした。

 全体の手順については、緞帳の上げ下げのタイミングを中心に、第1部の最初と最後、第2部の最初と最後、特に最終の舞台挨拶のリハーサルは入念におこなった。そういう点は、事前にキチンとやっておかないと、本番でモタモタしたみっともない姿を観客に晒してしまう。何ごとも、終わりよければ総て良しということもある。

 朗読の出来栄えは、本番の舞台らしく、出演者はそれぞれ普段のレッスンよりも2~3割はアップした表現をしていた。もちろん、私からっみれば突っ込みどころ満載ではあるが、客観的な出来栄えからいえば、まあまあの水準には達していたのではあるまいか。残念だったのは、出演者の1人が体調を崩して欠演したことである。

 司会進行やマイクの扱い、舞台上での立ち居や振る舞いなどはまあまあであったが、台本のページのめくり方はまだまだであった。全体的に台本に噛り付くという感じから抜け出ていない。台本に集中するということと、台本に噛り付くということは、似て非なるものである。台本に集中することが演技としてできれば良いのだが。

 終演後、ロビーで、久しぶりに会った昔の会員が、昔馴染みの会員の上達ぶりにびっくりしていた。しかし、当時の朗読のレベルを知っている私からすれば、そのくらいは上達してくれていなければ永年にわたってレッスンしてきた甲斐がない。永年の朗読レッスンに比して、まだまだ上達ぶりが少ないのである。頑張ってほしい。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会「修禅寺物語」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)5月29日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館大ホール

〔交通〕東急目黒線/武蔵小山駅下車 西口より徒歩3分

〔演目〕岡本綺堂原作「修禅寺物語」

〔プログラム〕

【第1部】「修禅寺物語」第1部
      <休 憩>
【第2部】「修禅寺物語」第2部

〔出演〕

松倉美那子、福永尚彦、中村洋子、末次眞三郎、岡林和子、馬場圭介、藤本敦子、白澤節子、佐々木澄江、片桐瑞枝、山本淑子、赤塚弘子、山本扶美子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047-487-3721 (東)

《館長のコメント》

 当日は天気も良く、来場者数は150人であった。今回も受付係が来場者数をしっかり把握しており、この人数はかなり正確である。それに出演者15人と私と家人の2人を加えると、会場にいた人数は167人になる。これは昨年の前回より42人も多くなっている。前回も盛況であったが、今回は文字通りの大盛況であった。

 肝心の朗読の出来栄えはどうであったか。これは、観客によって評価が分かれたと思う。とにかく今回の台本は、歌舞伎のためにかかれた戯曲『修禅寺物語』を軸に、原作者の岡本綺堂がその戯曲を書いた経緯を回想するという内容である。作品世界は、歌舞伎調で書かれた鎌倉時代と岡本綺堂が回想する現代が交互に入れ替わる。

 その台本を読み継いでいく出演者も、淡々と朗読する者、思い切り歌舞伎調のセリフ表現で朗読する者、新劇張りの思い切り声を張り上げたセリフ表現で朗読する者、アニメ声優よろしく登場人物に合わせ声色を切り換えて朗読する者、まさに朗読曼荼羅といいたくなる多彩な朗読であった。観客はかなり驚いたのではなかろうか。

 この朗読曼荼羅のような朗読の是非については、朗読レッスンの場でも、サークルの自主練習会の場でも、常に議論の的になった。私は当初は多少は手綱を引き締めることも考えたが、途中から会員の皆さんが自分の好きなように思い切ってやるに任せる方向に考えを変えた。全体の統一感よりも個々の熱量の多さを採ったのである。

 朗読会の間、私は客席の一隅で観客の一人として聴いていた。この朗読曼荼羅のような読み継ぎ朗読は、ある意味では成功していた。しかし、いくら何でも朗読時間が長すぎた。前半の第1部が55分、休憩を挟んだ後半の第2部が85分、全体で140分(2時間20分)である。第2部の後半から、私の集中力が切れかかった。

 私以上に集中力の切れた観客もいたが、大部分の観客は最後まで舞台に集中してくれていた。ただし、かなり疲れたと思う。私は、舞台挨拶で、朗読時間が長かった事実を述べ、映画のちょっとした大作並みの時間を朗読だけせ上演したにもかかわらず、最後まで舞台に集中して下さった観客の皆様に心から感謝する旨を表明した。



ふなばし東老朗読会(第41回) NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)5月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「風薫るウイーンの旅六日間」小川洋子原作  黒田裕子      
2「盟友トルコ」「空へ」」冲方丁原作            谷千和子
3「おとくの神」藤沢周平原作                中山慶子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔主宰〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。第1回を開催したのが戦後66年(西暦2011年)7月28日であるから、すでに7年近くも継続してきている。この2018年度も引き続き依頼され、今回が今年度最初である。

 この第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、私はこの朗読会にはほとんど参加できないでいる。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様をメールで報告してくれる。その窓口役員も毎年度交代しており、今回は新役員からの報告である。

 その報告は、ファックスで送信されてきたので、そのほぼ全文をつぎに転載する。

○来場者

 女性22名 男性3名 計25名
 (初参加者 女性2名 男性1名)
 「はなみずき」会員 12名(出演者を含む)
 *参加者総計 37名

○初参加者の方の感想

【女性】
 本が大好きで、今までいろいろ読みましたが、こうして皆さんの朗読を聞き、いろいろなジャンルの作品を聴くことができ、それぞれの読みにも感動しました。次回も楽しみにしています。

【男性】
 ご自身がトルコに10年間、ウイーンにも滞在していたので、朗読を聞き懐かしく思い出されてよかった。

○報告者から

・黒田さん(サークル最高齢者)のことがとても心配されたのですが、声にとても張りがあり、ご自身がどうしても読みたいと思っていた作品だけによく読み込んであり、聴き手の笑いをさそいとても良かったです。

・谷さんの作品は、作者が実話をもとに感動的に書かれたものなので、皆さん関心をもって聞いてくれました。

・藤沢の作品は来場者の方の待っていた作品なので、とても好評でした。



千葉朗読サークル「わかば」主宰「朗読会」 NEW!

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)5月22日(火)
      10時00分~11時00分

〔会場〕千葉市若葉区弁天町会(植草学園隣)弁天会館

〔プログラム〕

「この手のひらほどの倖せ」布施明原作   
  金子方子、井出陽子、田中和代、石井春子、金子可代子、高木幸恵
「涙いっぱいのシャンパン」秋山ちえ子原作               石井せい子

〔主催〕千葉市若葉区弁天自治会

〔主宰〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料

《館長のコメント》

 この朗読会は、千葉朗読サークル「わかば」が完全に自主自立的に企画&運営したもので、私はまったく関与していない。また、開催当日は用事が重なって、朗読会を聴きに行くこともできなかった。そこで、千葉朗読サークル「わかば」の代表から5月23日(水)にファックスで報告された本文を、その代表にことわって、以下にほぼそのまま転載する。

【千葉朗読サークル「わかば」の代表からの報告】

 昨日、朗読のご依頼のありました弁天自治会館での上演が無事終了いたしましたので、ご報告を申し上げます。

 日 時  5月22日(火)AM10:00~11:00
 会 場  平屋木造建て 洋室20畳程で舞台付き
 参加者  高齢者や役員で15名程

 司会進行は金子で、会の説明を少ししたあと、1作目の作者・布施明の紹介をして、朗読に入りました。6名が順番に立読みしましたが、1人目の朗読が始まった時、聞こえないとのことで、朗読中にマイクの設定をしていただきました。窓が全開だったので外の雑音が入り、聞きにくかったようです。

 2作目も、朗読前に、作者の紹介と作品のコメントを入れたので、導入しやすかったと思います。石井せい子さんは聞き取りやすく良かったです。

 終了後、会のメンバーがボランティアをしていること、以前は学習センターで公演したことなどを話すと、1度聞きにみえたことのある方が1人、私と同じみつわ台南小で読み聞かせのボランティアをしている方が1人おいでになり、急に親近感がわきました。

 良い作品を選びましたねと言って下さり、ほっと胸をなでおろして退室いたしました。

 今回の弁天自治会の主催は「弁天いきいきサロン」で、責任者・鈴木様からお名詞を頂きましたが「社協中央地区部会部会長」とのこと。年に5回、ゲストをよばれるそうで、今年は私たちが第1回で朗読ははじめてだそうです。
 我々のあとは、皆さんで体操をしたり、歌を歌ったりとのことでした。

 別件ですが、6月6日「わかば朗読会」に、3名の申込みがありました。みつわ台公民館の朗読、読み聞かせのサークル「如月」さんに、ご案内のチラシを送付いたしましたので、そのメンバーの方だそうです。今後とも交流ができれば良いなと思っています。



大田朗読サークル「くすのき」朗読おさらい会

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)5月01日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕大田文化の森 第二集会室

〔交通〕JR京浜東北線/大森駅下車 徒歩10分
                  池上駅行バス5分

〔プログラム〕~斎藤隆介の世界~

 「はじめに」                   サークル代表
1「なんむ一病息災」                宮下雪江
2「死神どんぶら」                   仲亀庸子
3「トキ」                           宇野はつ
4「カッパの笛」                     星野裕子 
5「もんがく」                       松田貴美江
              <休 憩>
6「春の雲」                      斉藤智恵子
7「天の笛」                       佐藤ちひろ
8「ドンドコ山の子ガミナリ」             向田敏子
9「ひいふう山の風の神」             山下友美
番外「紫紺染について」宮澤賢治原作  東 百道

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕大田朗読サークル「くすのき」

〔参加〕入場料無料(全席自由)

《館長のコメント》

 会場の「大田文化の森」第2集会室は消防法の関係でパイプ椅子が38席しか配置できない。朗読者がステージで座る椅子1席、および、会員と私が座る椅子10席を除けば、客席用は27席となる。大田朗読サークル「くすのき」は昨年6月からレッスンを始めたばかりで、今回が初めての朗読会である。

 朗読おさらい会は本来は非公開だが、今回は会員募集の意味もあって初めて公開とした。そういう初めて尽くしのことなので観客数がどれくらいになるか見当がつかない。少なくても困るが、多くても困る状況だった。観客数は28人であった。客席用の椅子は1席分足りなかったが、会員用の椅子を1席分まわして間に合わせた。

 今回の朗読おさらい会のプログラムは、会員には全員に斎藤隆介原作の童話作品を朗読してもらった。そして最後に、私が番外として宮澤賢治原作「紫紺染について」を朗読した。この「くすのき」は、最初から朗読のレベルがかなり高かった。会員9人のうち、なんらかの朗読の経験者が7人、まったくの初心者は2人であった。

 その2人の初心者も、なかなかの朗読をしていた。また、出演者の全員が、朗読リハーサルのときよりも上手で面白く朗読表現できていた。朗読リハーサルのときに私が駄目出しした内容も、かなり改善できていた。したがって、終始、私は斎藤隆介のそれぞれの童話作品をかなり面白く聴くことができ、まったく退屈しなかった。

 今回の朗読おさらい会の観客は、7~8割が私が朗読指導している朗読サークルの会員であった。それぞれ、朗読もかなりのレベルになっているが、朗読を聴く耳の方のレベルはとりわけ高くなっている。いずれ、それぞれのレッスンのときに感想を訊くつもりだが、どういう感想が返ってくるか、私は楽しみにしているのである。

 終演後、同じ会場で、締めの打ち合わせをした。次のレッスンから、朗読ステップ2に入っていくのだが、そのレッスン計画表と第1本目のレッスン台本・太宰治原作「葉桜と魔笛」を配布した。朗読ステップ1は、いろいろの事情で、レッスン回数が1回分だけ少なくなった。その分を5月14日(月)にやることになっている。

 このレッスンは、朗読ステップ2からすると、いわば予定外のレッスンである。したがって、レッスン台本・太宰治原作「葉桜と魔笛」のレッスンよりも、今回の朗読おさらい会に対する感想や意見の交換や、サークル役員の選任問題、および、新規会員の募集問題などについて話し合うことに重点をおくことになると思っている。

 朗読ステップ2は、最後にもう一度だけ朗読おさらい会をやる。このときも1人1作品形式の朗読上演でおこなうが、朗読する作品はそれぞれの会員に選んでもらう、自由課題ともいえる朗読上演である。それはまた、会員1人1人に自分のレバートリーをつくってもらうことでもある。こうして徐々にサークルらしくなっていく。



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会「虹の岬の喫茶店」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)4月25日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕森沢明夫原作「虹の岬の喫茶店」

〔プログラム〕

【第1部】「虹の岬の喫茶店」第1部
         <休 憩>
【第2部】「虹の岬の喫茶店」第2部

〔出演〕 清水由美子、黒田裕子、小糸洋子、田中幸子、御代川裕子、鳥海治代、谷千和子、小林いさを、飯野由貴子、井上みつ江、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、昌谷久子、畑野欸子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

《館長のコメント》

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)には電動収納式移動観覧席が136席ある。これは階段状の客席であり、会場の後約半分を占めている。前部分の約半分は平らな床になっており、必要に応じてパイプ椅子を並べる。事前に設定された標準型は、パイプ椅子が電動収納式移動観覧席の前に一列配置されている(16席)。

 今回は、天気予報で雨天ということだったし、実際にも予報どおり朝から雨が降っていた。来場者数は天候に大きく左右される。客席は控えめに標準型を採用した(総客席数152席)。結果的には、来場者数が130人を上回り、会場の客席はほぼ満席状態であった。雨にもかかわらずご来場いただいた観客の皆様に感謝、感謝。

 出演者の朗読はまあまあの出来栄えであった。私としてはまだまだ不満がある。しかし、会員の皆さんが舞台の上で自分の今もっている力を最大限発揮して頑張っていることは十分伝わってきた。それは、私だけでなく、会場の観客の皆さんにも伝わったはずである。舞台挨拶のときの暖かい拍手がその何よりの証だと考えている。

 もちろん、絶対的なレベルはまだまだである。しかし、毎年、全ての会員が前年の朗読発表会より朗読のレベルを向上させている。それは確かである。この事実が、朗読指導者としての私の何よりの誇りである。今年の朗読発表会においても、それぞれの会員が昨年の朗読発表会よりも確実に朗読のレベルを上げていた点が嬉しい。

 このサークルはこの朗読発表会で設立12年となる。すなわち、今回で第2期目の朗読ステップ1~6が終了する。会員の3分の1は第1期生である。また第2期生のうちの5人が第1期目の朗読ステップ1~6を終了する。それらの会員に「朗読認証状」を授与した。今後は他の第2期生にも順次「朗読認証状」を授与していく。

 終演後、場所を変えた打上会に参加した。今回は家人が照明を担当したので、私といっしょに打上会に招待された。終演後の会場ロビーで観客の皆様からかなり褒められたせいか、打上会は大いに盛り上がっていた。体調が心配された最長老の会員も、元気に本番と打上会に参加していた。サークルの全員が元気なのが最も嬉しい。

 打上会では、来月から始まる1年間(第3期目・朗読ステップ1)の役員が紹介された。代表、副代表、副代表(会計担当)、「ふなばし東老朗読会」専担役員の4名である。このサークルにとって、年6回(毎奇数月)に船橋東老人福祉センターが主催し、このサークルが運営&出演する「ふなばし東老朗読会」は宝物である。

 このサークルの最長老の会員もこの5月に開催される第41回「ふなばし東老朗読会」に出演する予定で張り切っていた。このサークルは年1回の朗読発表会では大作(朗読時間120分超)を全員で読み継ぎ形式により上演し、年6回の「ふなばし東老朗読会」では全員が1人1作品形式で毎回3人づつ交代で朗読出演している。



朗読と音楽の刻・虹(第4回)

〔日時〕戦後73年(2018年)4月23日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市美浜文化ホール(2F音楽ホール)
     ・JR京葉線検見川浜駅より徒歩8分
     ・JR総武線新検見川駅よりバス10分

〔プログラム〕

【朗読】

「六本指の手ぶくろ」立原えりか原作  助川由利
「うぐいす」藤沢周平原作           吉田光子
「羽衣」菊池寛原作              吉永裕恵子

 ※朗読作品への挿入曲
  ディズニー「ピーターパン」より 右から二番目の星
  「ナマコの胎児」サティ作曲
  「パリのアメリカ人」ガーシュイン作曲 他

【音楽】

組曲「動物の謝肉祭」サンサーンス作曲

 杉本美津子(ピアノ)
 積田由吏子(オカリナ)
 小林由子(ヴァイオリン)

 ※解説  吉田光子 助川由利 吉永裕恵子

〔参加〕入場無料(定員150席/予約優先/全席自由)

〔主催〕朗読と音楽の刻・虹

〔後援〕千葉市教育委員会
     感動をつくる・日本朗読館

〔問合せ先〕043-265-8793(助川)
         043-277-3255(杉本)

《館長のコメント》

 5月06日に、4月23日に開催された第4回「朗読と音楽の刻・虹」の開催模様について、その中心的メンバーから電話で報告を受けた。第4回「朗読と音楽の刻・虹」に私は招待されていたのだが、当日に私が体調を崩したために欠席したのである。これまでの第1回~第3回の「朗読と音楽の刻・虹」には毎回出席していた。

 私は、この「朗読と音楽の刻・虹」の企画&運営にはまったくかかわっていない。ただ、毎回、開催後の打合せに参加し、感想&意見を述べることをしてきただけである。その関係で、前回から、私が主宰する「感動をつくる・日本朗読館」が、この「朗読と音楽の刻・虹」を後援する形になっている。ありがたいことである。

 今回の中心的メンバーからの電話報告によると、第4回「朗読と音楽の刻・虹」は文字通り満席で大盛会であったようだ。プログラム内容は朗読と音楽のコラボであるが、前半は朗読が主で音楽が従、後半は音楽が主で朗読が従という構成である。前半も良かったが、特に後半は朗読によって音楽のイメージが膨らんだという。

 朗読と音楽のコラボによって、相乗効果的に両方が良くなったようだ。私も、いつか、本格的な朗読と音楽のコラボを上演してみたいと思っている。読み継ぎ形式の朗読上演をする際に、バック音楽をつけたことがあった。そうすると、朗読が音楽によって引き立てられるだけでなく、音楽の方も朗読によって引き立てられる。

 朗読のバックに流れる音楽を聴きながら、この音楽はこんなに良い曲であったかと、改めてその音楽の魅力に気づかされることが多かった。バック音楽でさえそうなのだから、音楽演奏を朗読で本格的に補完するようにすれば、その音楽演奏の魅力は間違いなく倍化すると思う。そういう企画を、いつか実現したいものである。

 そのためには、良い音楽の選曲と良い音楽演奏が不可欠である。また、その音楽演奏を補完する朗読の良いシナリオづくりと良い朗読が不可欠である。これがなかなかむずかしい。ショパンやモーツアルトその他が作曲した音楽と彼らが書いた書簡との組み合わせなどはどうかと思っているが、それを実現するのはむずかしい。



第11回「小さな朗読館~感動をつくる朗読をめざして~」

〔日時〕戦後73年(西暦2017年)3月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ゆめうつつ草紙より 秘密」原田宗典原作   岡林和子
2「疑惑」芥川龍之介原作               杉山佐智子
3「麦藁帽子」山本周五郎原作             石井春子
               <休 憩>
4「お富の貞操」芥川龍之介原作         久保田和子 
5「高瀬舟」森鴎外原作(森鴎外シリーズ1)      東 百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが消防法のために満席になりしだい締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047(487)3721 東/ひがし

《館長のコメント》

 今回の観客数は、前回よりかなり減少し、100人を数人下回った。従来の観客数は100人~130人の範囲で増減しているが、その最下限であった。チケットの総発行数は、103枚。そのうち、無料の招待券は4枚。従って有料チケットは99枚であった。当日の会場受付で、来場者に配布した資料は94セットであった。

 計算してみると、チケット所有者はほとんど聴きに来ていたことになる。今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして手弁当で支援に来てくれた。その支援者は、受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)にわかれ、とても熱心かつ積極的に各自の役割を担ってくれた。

 今回も、全体の司会進行役を飯野由貴子さんにお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。今回もさすがプロという司会進行をしてくれた。司会進行がピシリと決まっていると、朗読会全体が引き締まる。私と4人のゲスト出演者は、司会進行に大いに支えられている。

 今回の宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんである。深く感謝している。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく、きららホールのスタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。

 最後に、今回の4人のゲスト出演者に感謝の意を表する。毎回、私は舞台袖でモニターを通してしか聴けないのだが、リハーサルでの私のダメ出しを受けて、その後も努力したことがうかがえる朗読であった。もちろん、いかなる芸術や芸術家にも上限というものはない。常に更なる精進が求められる。まして我々においておや。

 私は、昨年から1年(毎年3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。昨年は「岡本かの子シリーズ」として「鮨」「家霊」「みちのく」の3作品を朗読した。今年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「心中」を朗読しようと考えている。

 今回は、その第1作品として「高瀬舟」を朗読上演した。この作品を朗読上演するのはこれで5回目ほどであろうか。いわば、私の十八番の1つである。従って、朗読的にかなり慣れているはずなのだが、毎回のように著しく緊張するし、著しく疲労する。今回も途中で声が出にくくなったため、水差しの水に頼ることになった。

 次の7月に開催する第12回「小さな朗読館」では、今年の「森鴎外シリーズ」の2回目として「冬の王」を朗読上演することにしている。そして、今年の11月に開催する第13回「小さな朗読館」では「心中」を朗読上演するつもりでいるのだが、もう少し考えてみることにしている。朗読の成否は作品選びにかかっている。



第19回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)3月17日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆朗読サークル“こだま”
「絵」角田光代原作  
私の四季暦より「前だれ」宮尾登美子原作
『幻色江戸ごよみ』「神無月」より

☆品川朗読サークル「あやの会」
「富嶽百景」太宰治原作                        末次眞三郎
「吾輩は猫である」~猫、餅を食うの巻~夏目漱石原作   白澤節子
「磯笛の玉」澤田ふじ子原作                        赤塚弘子
「黒兵衛 行きなさい」古川薫原作                 山本扶美子

〔主催〕朗読サークル“こだま”
     品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03-3786-0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています

【注2】終了後、懇談会を予定しています

《館長のコメント》

 この「品川朗読交流会」は、だいたい私の朗読レッスンと重なってしまうため聴きに行くことができない。今回も、別の朗読サークルの朗読レッスンと重なって聴きに行けなかった。そのかわり、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員から、電話で、開催模様の報告を受けた。参加者数は約90人と大盛況だったという。

 昨年の6月に発足したばかりの大田朗読サークル「くすのき」からも、何人かの会員が参加したらしい。これで様子が分かったと思うので、来年のこの「品川朗読交流会」には、是非、出演者として参加して欲しい、ということであった。品川区と大田区は隣り同士だから、お互いに協力しつつ切磋琢磨する関係を築いて欲しい。



ふなばし東老朗読会(第40回)

〔日時〕戦後73年(西暦2018年)3月08日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

1「とんかつ」三浦哲郎原作          
 谷千和子・村木ひろみ・御代川裕子・井上みつ江・小林いさを・飯野由貴子
   (船橋朗読サークル「はなみずき」二期生前期チーム)
2「山桜」藤沢周平原作                                  亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに6年以上も継続してきたが、この2017年度も引き続き依頼された。私は、第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。

 船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様をメールで私に報告してくれる。先日、3月08日(木)に開催された今年度最後の第40回「ふなばし東老朗読会」の報告があった。私はこの朗読会を全く見聞していないので、今回もその報告内容をほぼそのまま記すことにする。

 来場者数は20名(そのうち新規来場者は4名)、船橋朗読サークル「はなみずき」から14名参加、参加者総数は合計34名であった。船橋朗読サークル「はなみずき」の参加者14名には、出演者7名(そのうちの1名は司会進行役を兼任)も入っている。結局、サークルから7名が手伝いがてら傍聴に行ったというわけだ。

 今回の第40回「ふなばし東老朗読会」は、冬に逆戻りしたかのように寒く、しかも雨が降ったので足元がきわめて悪かった。そういう悪条件のなか、前回とほぼ同等の来場者があったことは、とても嬉しい話しであった。報告者からの状況報告および来場者からの感想を、そのまま以下に転写する。

★①第2期生前期組メンバー6名の読み継ぎ形式での朗読『とんかつ』
・演目を決めて、昨年10月から自主練習開始。
・レッスンで先生から指導して頂いたことを、改めてお互いにアドバイスしながら練習し、楽しい時間でした。
・風景・登場人物の顔など、情景が浮かんで良かった……と感想を頂きました。
・今夜の献立は『とんかつ』にしようか。でもキャベツはまだ高いし……等、笑いと共にそんな声も。

★②亀田和子朗読『山桜』
・早くから演目を決め、準備をしていました。
・自主練習時のアドバイスをクリアし、本番ではきっちりと仕上げて披露していました。
・涙しながら聴いて下さる方が、何人かいらっしゃいました。
・藤沢周平の作品はとても人気が有り、皆さん楽しみにして下さっていて「とても良かった」「感動しました」……と感想を頂きました。
・常連のいつもクールな男性の方が「涙が出ちゃったよ」…と。

《来場者からの感想》

★今回初めて来場された4名の方に、感想を伺いましたら、
とても良かったので、また次回も聴きたいです…とのことでした。

★船橋東老人福祉センターからのアンケートへの回答(ピックアップ)

【本日の朗読はいかがでしたか?】
・とても良かったです。
・とても感動しました。
・また聴いてみたいと思いました。
・はっきりとわかり易かった。
・心に残りました。
・藤沢周平は大好きです。
・人情物は大好きなので、ぐっと来ました。
・聞き入りました、良かったです。
・とても楽しかったです。
・至福の時を過ごさせて頂きまして、ありがとうございました。
・どんな作品も聴かせて頂けるのはうれしいです。
・目を閉じて聴いていたら、風景・顔まで浮かんで来ました。

【今年度の朗読会のスタイル・会場についてなど何かありましたら】
・今のままで良い。
・会場は声が通る大きさで、聞きやすい。
・各々の作品のあらすじが有ると、より理解が出来ると思います。
・これからもずっと参加したいです。

 最後に今年度の窓口担当役員&報告者から以下の報告があった。

・船橋東老人福祉センターご担当の伊藤様のお陰で、今年度の6回の朗読会を無事開催することが出来ました。
・平成30年度も引き続き「ふなばし東老朗読会」を開催したいので、運営&出演について正式な依頼を頂きました!!

 新年度から、窓口担当役員&報告者を他の会員と交代するとのことであった。今年度のお骨折りには本当に深謝している。平成30年度も引き続き「ふなばし東老朗読会」の運営&出演を正式に依頼されたことは、大変に心嬉しいことであった。これも、船橋朗読サークル「はなみずき」がサークルを上げて取り組んだ成果である。



千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会「水仙月の三日」

〔日時〕戦後73年(2018年)2月14日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市民会館・小ホール(地下1階)

〔交通〕JR千葉駅東口徒歩8分

〔演目〕澤口たまみ原作「水仙月の三日」
     ~東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集「あの日から」所収~

〔プログラム〕

 第1部「水仙月の三日」前半
        <休 憩>
 第2部「水仙月の三日」後半

〔出演〕

金子方子、田中和代、石井せい子、神田和子、金田敏彦、吉野久美子、仲田紘基、井手陽子、金子可代子、高木幸恵、石井春子(朗読順/千葉朗読サークル「わかば」会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ〕043-264-9128(井手)

《館長のコメント》

 観客数は約70人とやや少なかった。しかし、観客の皆さんは予想した以上に舞台に集中して朗読を聴いてくださり、作品世界をイメージしつつ感動してくださったようである。会員の皆さんは、会場のロビーで観客からかなり褒められたようで、大きな達成感に浸っていたようである。

 今回の台本は、東日本大震災を背景にしているが、作品世界そのものはさしたる事件が起こるわけではなく、聴き手を朗読に引き込むことがむずかしかった。舞台リハーサル後の自主練習会で、会員の皆さんは気合を入れ直して練習したらしい。本番では、観客に語りかける意志が強く感じられ、語りかけるテンポも良くなっていた。

 読み継ぎ形式で朗読上演する場合は、舞台中央部分に間隔を少し開けて椅子を左右2席設置し、出演者が2人座って、交互に朗読していくことが多い。今回、椅子の離着席が辛い会員がいたので、全員が立って朗読することにした。マイクを舞台中央に1台立て、会員が1人づつ順々にマイクの前に立ち、読み継いでいくことにした。

 朗読し終わった出演者が、台本を閉じて横にズレて退場する。後方に待機していた次の出演者が、マイクの前に進み出て台本を開いて次を読み継いでいく。結果的に、読み継ぎの時間的な間隔がかなり空いてしまうが、それが良い間となって間延び感などはまったくなかった。この事実が実証された点が、非常に大きな成果だったと思う。

 終演後におこなわれた打ち上げ会もでは、皆さんかなり盛り上がっていた。私は、打ち上げ会において、挨拶の前に1期生4人と2期生6人に、それぞれ2期目と1期目の朗読ステップ1~6を修了したことを認証する「朗読認証状」を授与した。このサークルも、つぎの3月からは、いよいよ第3期(朗読ステップ1~6)に突入する。



ふなばし東老朗読会(第39回)

〔日時〕戦後73年(2018年)1月25日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕司会進行/飯野由貴子

「女も虎も」東野圭吾原作          小糸洋子
「鍋セット」角田光代原作         御代川裕子
「藪の陰」山本周五郎原作       久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なるため、担当役員が毎回報告してくれることになっている。このコメントは、その報告に基づいている。

 今回の来場者は21名(うち新規の方は2名)。船橋朗読サークル「はなみずき」からは出演者3名を含めて15名。参加者は計36人であった。

 今回の第39回「ふなばし東老朗読会」の2日前の1月23日には今冬初めての積雪となった。その積雪がまだ残っている道路事情のなか、前回と同等以上の来場者があったことは、とても嬉しい話しであった。

 報告者からの状況報告および来場者からの感想を、そのまま以下に転写する。なお、全体的には、今回もバラエティーに富んだ3作品の朗読を楽しんでいただけた、とのことであった。

★①東野圭吾原作『女も虎も』小糸洋子朗読
 『オチ』を楽しむ、ちょっとブラックなショートショート。
 聴き手の皆さんは、次の展開をワクワクと楽しんでいらっしゃる様子。
 虎=『タイガー』と『大酒呑み』……のダブルミーニングが判ると、「ほぉ~」という声が上がりました。
 小糸さんの個人練習の成果は勿論のこと、大先輩(久保田さん)が、年末~年明け~当日の自主練習時に細かくご指導をして下さり、ご本人もベストをつくされた朗読でした。

★②角田光代原作『鍋セット』御代川裕子朗読
 女性が一生のうちにもらう『贈り物』をテーマにした12の作品を収めた短編集の中から。
 大学進学の為に上京した娘に付き添う母からのプレゼントは、『鍋セット』
 プレゼントする側・受け取る側の細やかな気持ちを、御代川さんの優しい語り口の朗読で表現されていました。
 聴き手の方には、母側の気持ち・娘側の気持ち、またその両方を経験した方もいらっしゃるので、胸に迫るものが有った方もいらっしゃるようでした。

★③山本周五郎原作『藪の陰』久保田和子朗読
 山本周五郎の人情時代小説。
 やはり時代モノは人気が有ります。
 今回この作品を楽しみにして来て下さっている方が、たくさんいらっしゃるようでした。
 厳しい武家の定めの中で、夫を支える妻の強靭さと凛とした美しさを、久保田さん独特の語り口で、聴き手の皆さんを作品の世界に引き込んでいらっしゃいました。
 「とっても良かった!」「流石です!」と、好評でした。

《来場者からの感想》今回初めて来場された2名の方に、感想を伺いました。

★「どんな感じなのかな?」…と思って来てみましたが、3作品とも とても面白かったです。次回も期待しています。
★声の強弱・高低(先生がご指導して下さっている『立てるべき言葉は立てる・強調する』…ということでしょうか?)の表現によって、こんなに豊かに表現が出来るのか……と、驚きました。←←←こちらの方は朗読をやっていらっしゃるようです。







| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後72年(西暦2017年)後期

過去のイベント記録/戦後72年(西暦2017年)後期

             (戦後72年08月28日 新規)
             (戦後72年10月26日 更新)
             (戦後72年12月09日 更新)            
             (戦後72年12月29日 更新)           

             

【過去のカレンダー】



12月13日(水)船橋市西部公民館寿大学朗読会 NEW!
 /船橋市西部公民館主催
 /船橋朗読サークル「はなみずき」出演

12月11日(月)習志野「朗読入門教室」(会員募集) NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」

12月09日(土)平成29年度千葉市男女共同参画センターまつり(朗読出演) NEW!
 /千葉朗読サークル「風」朗読出演
 /千葉朗読サークル「わかば」朗読出演

11月30日(木)ふなばし東老朗読会(第38回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

11月29日(水)第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

10月20日(金)第25回千葉市視覚障害者福祉大会アトラクション朗読会
 /特定非営利活動法人千葉市視覚障害者協会主催

10月17日(火)「満天星」ライブ第6回
 /「満天星」主催

10月16日(月)第17回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

9月30日(土)第18回「品川朗読交流会」
 /品川朗読サークル「あやの会」&朗読サークル“こだま”共催

9月28日(木)ふなばし東老朗読会(第37回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月23日(土)八千代「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

9月13日(木)ほっと・サロンあやの会 第1回 おさらい会
 /ほっとサロンあやの会主催

7月27日(木)ふなばし東老朗読会(第36回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

7月26日(水)第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

7月10日(月)ボランティア朗読会『白旗の少女』 追加!
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校



【くわしい内容】



船橋市西部公民館寿大学『心に響く朗読会』朗読会 NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月13日(水)
     開場10時00分 開演11時30分

〔会場〕船橋市西部公民館/講堂

〔プログラム〕

1「お母さんの木」大川悦生原作     久保田和子
2「虔十公園林」宮澤賢治原作       亀田和子
              <休 憩>
3「鼓くらべ」山本周五郎原作
     遠田利恵子、昌谷久子、畑野欸子、中山慶子

〔主催〕船橋市西部公民館

〔参加〕船橋市西部公民館寿大学受講生

《館長のコメント》

 この『心に響く朗読会』は、約1年ほど前に西部公民館の齋藤祐司館長から私に電話がかかってきて、船橋朗読サークル「はなみずき」の朗読出演を依頼された。サークルからは1期生の会員6人が朗読出演することになったものである。その他に約10人ほどの2期生が、船橋朗読サークル「はなみずき」から傍聴に来ていた。

 今回は、総て船橋朗読サークル「はなみずき」が自らの総意に基づいて自主自立的に準備してきた。私は仲介した後はまったく関与していなかった。ところが開催も間近になってから、朗読の終了時に朗読指導者として来場者に挨拶するよう依頼された。式次第も何も分からないまま、とにかく私は挨拶することを引き受けた。

 こういう場合はいつもそうだが、私は全体の流れを見てその場で挨拶の内容を決めている。今回も、直前に、西部寿「大学」らしく、短く簡単でも、朗読とはなにかをキチンと話そうと思った。そこで、朗読の他の話芸に比べての2つの特異点について話した。その特異点において、朗読者は何をしているのかについても話した。

 終演後、客席で私の挨拶を聴いていた約10人ほどの2期生たちが、口々に「先生の挨拶の内容が良かった」「朗読とはなにかという問題がなるほどと胸にストンと落ちた感じがした」などと感想を述べてくれた。西部寿大学の一般の受講生たちが、はたして私の挨拶をどのように受けとめてくれたのか、は、まだ分からない。



習志野「朗読入門教室」(会員募集) NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月11日(月)
     開場13時30分 開演16時00分

〔会場〕大久保市民プラザ

〔交通〕京成本線・京成大久保駅より徒歩10分
     最寄りのバス停/京成バス「日大生産工学部」「東邦大付属東邦中学・高校前」

〔内容〕

○朗読とはなにか
○ミニミニ朗読レッスン/教材台本「花咲き山」斎藤隆介原作

〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕朗読サークル入会希望者(参加費:500円/資料代)

〔申込み先〕:090−3802−0117(平野かほる)

《館長のコメント》

 この「朗読入門教室」は習志野朗読サークル「茜」が主催したものだが、その「茜」は会員数が少なかったため、会員募集の一環として、今回、この「朗読入門教室」を開催したのである。特に、約1ヶ月半ほど前に、サークル運営の支柱的存在であった最古参の会員が今年限りで退会することが明らかになった。

 そこでいよいよ本気になって具体的な会員増加策を講じなければならなくなった。今回の「朗読入門教室」もその後に急きょ企画したものであり、広報もきわめて限られた条件下で行なわれた。受講者は応募者が5人、そのうちの1人は八千代朗読サークル「新・みちの会」の新人会員(今年1月入会)が1人、計6人であった。

 主催側の事務方として習志野朗読サークル「茜」の会員も3人(サークル代表を含む)が参加したので、今回の「朗読入門教室」の参加者総数は合計で9人とまあまあの人数となった。全体の3時間余の間、参加者は熱心に聴いてくれたようである。しかし、応募してきた4人のうち、何人が入会を希望するかは分からない。

 この「朗読入門教室」の前後の実務応対は、すべてサークル代表に任せている。今年中、遅くとも来年最初のレッスンのときには結果が判明していると思う。問題は、その後をどうするかだ。終了後は、年末のせいか、主催側の事務方の3人は皆なにかと用事があるらしく、今後の相談をすることもなくそのまま解散となった。



平成29年度千葉市男女共同参画センターまつり(朗読出演) NEW!

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)12月09日(土)
     14時00分〜14時30分 千葉朗読サークル「風」
     14時30分〜15時00分 千葉朗読サークル「わかば」

〔会場〕千葉市男女共同参画センター・3階イベントホール

〔朗読出演〕

向田邦子原作「ごはん」 千葉朗読サークル「風」の会員有志
布施明原作「この手のひらほどの倖せ」 千葉朗読サークル「わかば」の会員有志

〔主催〕千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会

〔参加〕参加自由

〔問合せ〕千葉市男女共同参画センターまつり実行委員会事務局
       043−209−8771



ふなばし東老朗読会(第38回)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)11月30日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「さかあがりの神様」重松清原作          畑野欸子
「マゴとの戦い・闘う子守歌」佐藤愛子原作   中山慶子
 (『娘と私と娘のムスメ』より)
「馬上の友」国木田独歩原作            小林いさを

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 私自身は、千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。そのため、船橋市東老人福祉センターに対するサークル側の窓口を担当している役員は、毎回その開催模様をメールで私に報告してくれる。私は、ふなばし東老朗読会(第38回)をまったく見聞していないので、その報告内容をほぼそのまま記す。

 来場者数は20名(そのうち新規の来場者は2名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは13名参加、参加者総数は合計33名であった。船橋朗読サークル「はなみずき」から参加した13名には、出演者3人と報告者(=司会進行役)1人も入っている。すなわち、サークルから9人が手伝い方々傍聴に行ったというわけだ。

 観客の反応あるいは報告者の感想は、以下のとおりであったという。
・「さかあがりの神様」畑野欸子朗読:「逆上がりの練習」という、日常のありふれた些細な出来事を題材にした短編。お互いに愛情表現が不器用な継父子の、ぎこちないけれども温かい交流を穏やかに朗読されました。何となく懐かしくて、ほっこりしました…という感想をいただきました。
・「マゴとの戦い・闘う子守唄中山慶子朗読:佐藤愛子さんご自身のお孫さんとの日常のひとこまを、独特の軽妙な文章で綴られたエッセイから、二話を朗読されました。手強い一歳児を相手に奮闘する様子を、子守唄も歌いながらの大熱演! 「孫との闘い」は、聴き手の皆さんも経験が有るので「うんうん、判る判る!」と頷いたり、中山さんの熱演に笑ったり……と楽しんでいらっしゃいました。時代物を朗読される、いつもの中山さんとは違う一面を披露され、クスクスから大爆笑へ……と楽しい朗読でした。
・「馬上の友」小林いさを朗読:馬に乗る事を通じて親友になった男の子二人が、少年らしい夢を獲得して成長して行く。後年偶然に再会した時には、海軍士官・汽船会社の事務長としてお互いに大成し、馬から船に乗っている……という物語。小林さんのお人柄の顕れた、優しく温かい朗読。でもきっちりと真面目に国木田 独歩の作品を表現され、「とっても良かった!」との声がかかりました。

 来場者から直接いただいた感想 は、以下のようであったという。
★今回初めて来場された方に感想を伺いましたところ、熱心にメモを取っていて下さり、一作品毎に感想を言って下さいました。
★本で読むのと、声で聴くのとはこんなに伝わり方が違うのか……と驚きました。
★国木田 独歩は、自分では積極的に読む機会が無かったが、内容がすんなりと入って来ておもしろかった。
他の作品も読んでみたいと思いました。
★三作品、それぞれ違ってとても面白かったです。
★BGMも良かったです。
(開演前と休憩時間にジョージ・ウインストンのCD『Autumn』を流しました)
☆小林さんが朗読された作品の中の『空想のつばさ』という言葉が気に入った……とメモされ、自分も使ってみようと思います……と仰った方がいらっしゃいました。作品の世界観を表現するキーワードだったので、それがキチンと伝わる朗読をされるのは凄い事だな〜と思いました。

 なお、途中の休憩時間には、サークルから手伝いに行った会員のうちの2人がリードして、相田みつをの『詩』を三編、参加者全員で朗読したという。この、休憩時間に短い文章や詩を声を出して全員で朗読する試みは、大好評のようである。



第10回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)11月29日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「弁財天の使い」菊池寛原作          中山慶子
2「令嬢アユ」太宰治原作               白澤節子
3「十三夜」樋口一葉原作              助川由利
           <休 憩>
4「龍」芥川龍之介原作                江本なつみ 
5「みちのく」岡本かの子原作              東  百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが消防法のために満席になりしだい締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047(487)3721 東/ひがし

《館長のコメント》

今回の観客数は約130人。前回よりかなり増え、多かった前々回の水準を回復したようである。この「小さな朗読館」の観客数は100人〜130人の範囲で増減している。チケットの総発行数は131枚。無料の招待券は5枚。残りの126枚はすべて有料チケットである。当日の会場受付で来場者に配布した資料は127セットであった。

 結局、チケットの所有者はほとんど聴きに来ていたことになる。今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ計6人が当日の運営スタッフとして支援に来てくれた。その支援者は受付役(2人)と会場案内兼避難誘導役(4人)にわかれ、それぞれの役割を熱心に担ってくれた。昼食の弁当とお茶を出す以外のお礼は何もしない。

 今回も、全体の司会進行役を飯野由貴子さんにお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員ではあるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしてくれる。司会進行がピシッとしていると、朗読会の全体が引き締まる。私と4人のゲスト出演者は、この司会進行に大いに支えられている。

 今回の宣伝用チラシのデザインをしてくれたのは、千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんである。記して、感謝したい。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設には珍しく、きららホールのスタッフは技術スタッフも事務スタッフも、応対が親切丁寧であり、スキルも高い。

 今回の4人のゲスト出演者にも、大いに感謝している。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていただけなので、観客席でどのように聴こえたかは分からない。しかし、ゲスト出演者の全員が、先月におこなったリハーサルを格段に上回った朗読をしていたことは確かであった。この1ヶ月で随分と向上したものだと大いに感心した。

 私は、今年から1年(3回)ごとに原作者を変え、それぞれの原作者から3つの作品を厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。今年は「岡本かの子シリーズ」として「鮨」「家霊」「みちのく」の3作品を朗読した。今回の「みちのく」は、前2回の「鮨」「家霊」に比べ、山場らしい山場がないだけにむずかしかった。

 しかし、朗読している最中に、観客席の雰囲気が徐々に舞台に集中してきている気配を感じた。果たして、終演後のロビーでの反応がとても良かった。岡本かの子の作品がもの珍しかったこと、女流作家の作品を男の私が朗読した点が耳新しかったこともあったと思う。ともあれ今年の「岡本かの子シリーズ」は成功だったように思う。

 来年は「森鴎外シリーズ」として「高瀬舟」「冬の王」「佐橋甚五郎」の3作品を予定している。最初の「高瀬舟」は、私のいわば十八番である。次の「冬の王」は、一昨年の「朗読日和」で堀越セツ子さんが朗読したのを聴いて特に注目した翻訳物である。最後の「佐橋甚五郎」は、私が朗読的に挑戦したくなった作品である。



第25回千葉市視覚障害者福祉大会アトラクション朗読会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)10月20日(金)
     開場13時00分 開演14時00分

〔会場〕千葉市ハーモニープラザ多目的ホール

〔プログラム〕「耳で楽しむ文学散歩」

1「つばくろ会からまいりました」筒井康隆原作       高木幸恵
2「この手のひらほどの倖せ」布施明原作
            石井せい子、井手陽子、金子可代子、金子方子
                     田中和代、仲田紘基(アイウエオ順)

〔主催〕特定非営利活動法人 千葉市視覚障害者協会

【注】第25回千葉市視覚障害者福祉大会(全体プログラム)

 第1部 大会式典
 第2部 講演「共用品の開発と可能性」
 第3部 朗読「耳で楽しむ文学散歩」

《館長のコメント》

 過日、千葉朗読サークル「わかば」の代表に、第25回千葉市視覚障害者福祉大会のアトラクションとして、朗読会を上演して欲しいという依頼があった。千葉朗読サークル「わかば」は従来から、視覚障害者の福祉施設にボランティアとして色々な支援活動をしてきている。朗読でお役に立てるなら願ったり叶ったりである。

 ここ1ヶ月あまり、サークルの会員は自主・自立的に色々と準備をしてきた。今回の朗読会について、私はほとんど口出しをしなかった。朗読会のプログラム(作品と出演者など)は、すべて会員の皆さんが自主・自立的に企画していた。当日、私は参加者の1人として昼食をご馳走いただいたが、内実はただの付添いであった。

 朗読会の名称を「耳で楽しむ文学散歩」と名づけたのは誰だか知らないが、なかなか素晴らしいネーミングである。司会は出演者とは別の会員がおこなったから、最初のアトラクションの紹介以外はすべて千葉朗読サークル「わかば」が取り仕切ったわけである。サークルの会員は、出演者は出演者として堂々と朗読した。

 司会者も堂々と司会していた。終演後は、サークルの皆さんに誘われて、近くの外食レストランで楽しく「お茶」をした。サークルの皆さんは、無事に大役を済ませたので気持ち良く「お茶」していた。こういう「お茶」はこたえられない。これが一つの機縁となって、今後もこのような朗読会の依頼が来たら嬉しいと思う。



「満天星」ライブ第6回

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)10月17日(火)
     開場12時30分 開演13時00分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

【第一部】
 司会:大野栄子
1 神無月(原作:宮部みゆき)         上田悦子
2 花の詐欺師(原作:古屋信子)      誉田信子
3 泳げない魚(原作:池田晴海)       櫻井芳佳
4 鮒(原作:向田邦子)               江本なつみ
                <休憩>
【第二部】 司会:江本なつみ
5 余寒の雪(原作:宇江佐真理)       成川洋子
6 ラブ・レター(原作:浅田次郎)         大野栄子
7 知恵子抄(原作:高村光太郎)       小林正子

〔主催〕満天星

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔申込〕047ー450ー6648 「満天星」代表/上田悦子



第17回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後72年(2017年)10月16日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕

1 「ごはん」向田邦子原作 
      齋藤恵津子、石田幸子、金附ひとみ、小田志津子
      細川美智子、内嶋きみ江、村井とし子、吉田光子(朗読順)
2 「貨幣」太宰治原作                   森川雅子                   
3 「なた」幸田文原作                   松尾佐智世
4 「舞踏会」芥川龍之介原作            杉山佐智子                  
                    <休 憩>
5 「おかあさんの木」大川悦生原作         大島範子                
6 「子猫」高樹のぶ子原作              藤田多恵子
7 「十三夜」樋口一葉原作               助川由利
8  「レモン」内舘牧子原作              吉永裕恵子
9  「すみか」三浦哲郎原作              内田升子

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約80人であり、ほぼ満席の大盛況であった。今回は、前回とは異なり、全会員が無事に出演することができた。なかには体調が完全でない会員もいたが、ぜひ朗読だけはしたいということで、何とか舞台に出演したのである。その替わり、午前中のリハーサルを休んだり、出演した直後に帰宅した会員も何人かいた。

 ただ、舞台で披露した朗読は体調不良を微塵も感じさせない立派なものだった。私は、客席の最後列中央に座って、台本に講評用のメモを取りながら会員の朗読を聴いていた。観客はどのように感じたか不明だが、私は全会員の上達過程を熟知しているから、会員1人1人の上達ぶりがよく分かり、よく確認することができた。

 まず、半数の会員が向田邦子原作「ごはん」を読み継ぎ形式で朗読したのだが、これが良かった。短い作品だが、まさに粒ぞろいの読み継ぎ朗読であった。レベルの高い朗読で読み継いでいくと、その継ぎ目がイメージの連続性を損ねるどころか、互いの朗読が相乗効果を発揮して実に面白い朗読作品に仕上がったように思われた。

 その後、残りの半数の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの朗読がかなり個性豊かで聴き応えがあった。太宰治原作「貨幣」、幸田文原作「なた」、芥川龍之介原作「舞踏会」、大川悦生原作「おかあさんの木」、高樹のぶ子原作「子猫」、樋口一葉原作「十三夜」は、それぞれ個性的な朗読表現で聴かせた。

 内館牧子原作「レモン」、三浦哲郎原作「すみか」は、作品世界のイメージを私自身の想い出に重ねて、思わず聴き入ってしまった。終演後の会場で講評をしたが、今回は不参加の会員が多かったので、次のレッスン時に追加の講評をしなければならない。打上げ会も、次のレッスンの終了後に昼食会を兼ねて開催する予定である。



第18回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月30日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」
「マイフェアホテルレディ」犬丸りん原作   岡林和子
「風」井上靖原作                     片桐瑞枝
「絶望の濁点」原田宗典原作           志村葉子

☆朗読とことばの会「ことばの舟」
「ごんぎつね」新美南吉原作           野池鈴江
「夜の雪」藤沢周平原作                藤田咲子

☆朗読サークル“こだま”
「つぶれた鶴」向田邦子原作  
朗読ミュージカル「杜子春」(芥川龍之介原作「杜子春」より)

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03ー3786ー0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています

《館長のコメント》

 この「品川朗読交流会」は、だいたい私の朗読レッスンと重なってしまうため聴きに行くことができない。今回は第5土曜日で他の予定が無かったため聴きに行くことができた。参加者数は70人強。そのうち開催関係者が20人弱、一般の観客は50人強であった。会場の客席数は100席弱だから、ほぼ満席状態であった。

 品川「あやの会」は、犬丸りん原作「マイフェアホテルレディ」岡林和子朗読、井上靖原作「風」片桐瑞枝朗読、原田宗典原作「絶望の濁点」志村葉子朗読という内容であった。それぞれに、大変面白かった。わたしは、このくらいの規模のアト・ホームな雰囲気の朗読会が大好きである。1つ1つの朗読を実に楽しく聴いた。

 ゲスト団体として朗読とことばの会「ことばの舟」から2人の会員が、新美南吉原作「ごんぎつんね」と藤沢周平原作「夜の雪」を朗読した。また、他の主催団体「朗読サークル“こだま”」は、1人が向田邦子原作「つぶれた鶴」を朗読し、4人が朗読ミュージカル「杜子春」(芥川龍之介原作)を配役をしながら上演した。

 終演後には懇親会が催され、今回の出演者とそれを支援した2つの主催団体の会員が参加した。私も参加したので、感想を求められた。私は、今回のように自分が直接に演出や朗読指導していない朗読会を聴きに行く場合は、観客に徹して楽しむことにしている。感想も、面白い内容で大いに楽しかった、という域を出なかった。

 会場で、朗読とことばの会「ことばの舟」を主宰し、朗読指導しておられる高村花美先生に紹介され、同席させていただいた。高村花美先生は、大田区内でいくつもの朗読グループを指導しておられるという。私も、今年から大田朗読サークル「くすのき」を立ち上げ、朗読指導を開始した。今後の朗読的な交流を期待したい。

 その後、品川朗読サークル「あやの会」の会員の皆さんに誘われて、しばらく「お茶」した。その場でも、今回の出演者から講評を頼まれたが、台本もなしに楽しんで聴いたのだから、と断った。正直にいうと、3人が3人ともとても上達したと思った。まだまだ伸びしろはあると思うが、以前に比べたら格段に上達したと思う。



ふなばし東老朗読会(第37回)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「無名の人」司馬遼太郎原作                 谷千和子
「第一夜」「第三夜」夏目漱石原作 (『夢十夜』より) 井上みつ江
「狐物語」林芙美子原作                     遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターからの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに5年以上も継続していたが、この2017年度も引き続き依頼された。私は、第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なっているので、この朗読会には参加できない。

 サークルの窓口を担当している役員は、毎回その開催模様を私に報告してくれる。以下に、その内容をほぼそのまま記す。来場者数は19名(そのうち新規の来場者は1名)、船橋朗読サークル「はなみずき」からは13名参加、参加者総数は合計32名であった。今回もバラエティーに富んだ朗読作品を楽しんで頂けたという。

 夏目漱石原作「『夢十夜』より第一夜・第三夜」は、しっかり練習を積んで朗読者の世界を表現したという。現状よりもさらにより良くということで、当日の直前リハーサルでは、リーダーの古参会員から「愛あるダメ出し」をマンツーマンで開演間際まで受け続け、本番では、従来よりさらに凄味のある朗読を披露したという。

 林芙美子原作「狐物語」は、林芙美子が戦時下に疎開先の長野県の山村で、村人から聞いた話を元に書いた70編の童話の1つ。物言わぬ動物に対する人間の誤解や思い込みによる確執。お互いを思いやって、お互いが幸せに暮らしていければ良いのに、という林芙美子の想いが、朗読者の優しい語り口で聴き手に伝わったという。

 司馬遼太郎原作「無名の人」は、中学校の国語の教科書用に書き下ろされたエッセー。歴史の舞台に一瞬しか登場しない文字通り「無名の人」。しかし、その人がいなければ、恐らく歴史が変わったであろうというエピソードを、朗読者が迫力ある表現で朗読し、聴き手もその場に臨席したように感じられた朗読だったという。

 今回も休憩時間に、ご来場の皆さんに声を出して頂いたという。会員のリードによって「あめんぼ あかいな あいうえお」で始まる滑舌の練習、北原白秋の『あめんぼの歌』を参加者全員で唱和したという。前回に続きご来場の皆さんにとって2回目だったので、前回よりさらに元気に大きな声を出して下さったということである。

《 来場者からの感想 》
★今日初めて来ましたが、とても良かったです。また次回も楽しみにしています。

【報告者注1】

 この方から、来場の申し込みをする時に、担当職員の方から「人気が有ってキャンセル待ちをしている方がいらっしゃるので、来れなくなったら必ず連絡して下さい』」と云われたと伺いました。とても嬉しい事です! 
 また時折「朗読した作品の原作を読んでみたい」「この作品は何という本に収められていますか?という質問を頂きますので、今回からガイドになるように資料を作成して配布しました。併せて、開演前BGMで流しているCDも掲載してみました。

【報告者注2】

 第一回目から毎回聴きに来て下さって、午前のレクリエーションに参加していた方々を朗読会に勧誘して下さっている常連さんがいらっしゃいました。常々『私は、はなみずき の宣伝担当』と仰って、今 常連さんになっている方々を何人も連れて来て下さいました。
 その方が先日急逝されたと担当職員の方から伺い、びっくりしました。独居で、おひとりで亡くなっていらっしゃったそうです。心からご冥福をお祈り致します。そして、ありがとうございました。



八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『この世界の片隅に』

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月23日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕こうの史代原作/蒔田陽平ノベライズ『この世界の片隅に』

〔プログラム〕

【第1部】『この世界の片隅に』前半
         <休 憩>
【第2部】『この世界の片隅に』後半

〔出演〕

 中島浩美、小畑勝彦、篠原知惠子、倉林成年、竹川則子、植本眞弓、吉崎瑠璃子、江本なつみ(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数はプロフラムの配布数から判断すると、約120人であった。客席は約280席ほどであったが、最後列の音響調整席から見ると、けっこう座席が埋まっている感じであった。午前中が雨模様だったという天気にしては、かなり多数の来場者だったと思う。回収したアンケートの中身を読むと、とても好評であった。

 出演した会員たちは、本番の舞台では、かなり心情をこめた熱演であった。朗読でもっとも大切な本気度がかなり感じられた。リハーサルと本番の両方を聴いた家人は、本番はリハーサルとは全然ちがってとても良かった、と感動していた。語り口、表現の流れ、間のとり方など、不満はまだまだあるが、全体的には良かった。

 昨年に比べて、今年の朗読発表会は会員数が3分の2くらいに少なく8人となっている。逆に、朗読時間は、前半70分、後半70分、と増えている。会員1人当たりの朗読時間は前半、後半ともに、それぞれ9分弱と長い。朗読時間9分といえば、たとえば、斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読時間7分強より2分近く長い。

 そのように長い朗読時間の朗読を8人が読み継いでいくのである。相当の朗読表現をしなければ、観客を舞台に引きつけ続けることはむずかしい。途中に休憩(約15分)を入れるにしても、トータルで140分の朗読をまとめて聴かせるのである。映画でも上映時間140分の作品は長編である。観客の集中度が心配であった。

 最後列奥の音響調整席から見ていたかぎりでは、観客の皆さんは最初から最後まで舞台に集中して、朗読に耳を傾け続けてくれていたように感じた。舞台の上の2脚の椅子に順々に出て来ては、ただ本を声を出して読むだけのことを140分間も聴いていただいた。これは、改めて考えてみれば、大変なことではないだろうか。

 観客の感動の度合いは、最後の拍手の音の度合いで大体のところは分かるものである。今回の観客からの最後の拍手は、かなり感動した拍手のように聴こえた。終演後の会員たちも、かなり手応えを感じていたのだろう、全員が達成感に浸っているようだった。ただし、朗読指導者としての私はそうそう甘い顔をしていられない。

 打上げ会の会場でも、私は今回の朗読について高く評価した反面かなり辛口の講評もした。私は挨拶代わりに、今後1年間のレッスン計画表と次のレッスン台本を配布した。また、今回は特別に、取材してくれた『八千代よみうり』の掲載紙を全員に配布した。事前に取材した馬場記者から全員分を送ってもらっていたのである。

 その後、イタリア料理の食事をしつつ、回収したアンケートを会員が分担して読み上げたり、一人一人の感想や意見を順々に発表したりした。予鈴・本鈴と緞帳の上げ下ろしを手伝った家人も、自分の感想を述べていた。来年の朗読発表会に向けてピアノ伴奏を依頼されてもいた。その代り、私に聴き役に徹しろというのである。



ほっとサロンあやの会 第1回 おさらい会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)9月13日(木)
     午後2時より

〔会場〕大崎ゆうゆうプラザ

〔プログラム〕

「虹を作る少年」西澤實原作      奥村紀久子、星野祐子
「紅皿かけ皿(東京のむかし話)」小松崎進再話  上島俊子
「ひさの星」斎藤隆介原作                    木城美代
「木漏れ日」稲葉真弓原作                  山田 巴

〔主催〕ほっと・サロンあやの会

〔参加〕入場無料

【注】終了後、茶話会を予定しています

《館長のコメント》

 この朗読会は、品川朗読サークル「あやの会」の会員の有志が企画・運営・朗読指導しているほっと?サロンあやの会の参加者が、日頃の朗読の成果を「おさらい会」という形で公開する初めての試みである。

 この「ほっとサロン」は、品川区社会福祉協議会のボランティアセンターが呼びかけているもので、以下のような目的で活動しているものである。

「誰もが楽しく参加できる地域の憩いの場です。
 身近な地域で、住民が世代を超えてサロンに集い、企画の内容や運営までみんなで考えて参加する楽しい仲間作りの活動です。
 サロンは、人との会話や外出機会の少ない高齢者や障害者、子育て中の母親等の身近な「地域交流の場」でもあります。
 そこでふれあい、交流することにより閉じこもりの予防や子育てに関する不安の解消、情報交換の場としてもその効果が期待されています」

 その「ほっとサロン」の一つとして、品川朗読サークル「あやの会」がサークルとして取り組んでいる朗読指導の場である。ただし、朗読指導といっても堅苦しいものではなく「朗読を楽しみながら、茶話会をします」という感じの楽しい朗読のための集まりの場(サロン)として、会員の有志が企画・運営・朗読指導している。

 私が朗読指導している朗読サークルから、ついに、このように朗読指導する試みが始まったかと思うと、いささか感無量という感慨を抱いてしまう。



ふなばし東老朗読会(第35回)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)7月27日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「海からきた少年」立原えりか原作  昌谷久子
「菊の香り」阿刀田高原作         鳥海治代
「五十鈴川の鴨」竹西寛子原作   村木ひろみ

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047ー487ー3721 (東)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」は、船橋市東老人福祉センターの依頼で、毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」を主宰している。すでに6年以上も継続しているが、今年度も引き続き依頼されている。しかし、私は第4木曜日は千葉「わかば」の朗読レッスンと重なるので、この朗読会には参加できない。

 そこでサークルの窓口担当役員が、毎回その開催模様を私に報告してくれる。前年度の担当役員はファックスと電話だったが、今年度の新役員はメールである。以下に、その報告の概要を記す。来場者数は21名(そのうち新規の来場者は6名)、船橋「はなみずき」からは15名が参加、参加者総数は36名であった。

 立原えりか原作「海から来た少年」は、海辺の砂浜を舞台に、不老不死の薬で永遠の命を得た少年の苦悩と、その少年に恋をした少女のおとぎ話。読み始めと終盤にアルパ(インディアンハープ)の演奏のバック音楽を流して朗読。朗読と音楽の組み合わせで、独特の「立原えりか ワールド」をつくりあげていた、という。

 阿刀田高原作「菊の香り」は、当初は森鴎外原作「舞姫」を予定していたが、作品を変更して朗読。少年がレジャーランドの菊人形を製作中の現場で、菊人形の中に亡くなった父親を見かける。菊に囲まれた青白いその顔は「(出棺前) 最期に見た顔と同じ」だったという少々ブラックなショートショートであったという。

 竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」は、自身も被爆した原作者が、ある原爆被爆者の胸のうちを綴った小説。人災・原発事故の起きた2011年の8月に、この作品は出版された。神域である伊勢神宮の内宮を流れる「五十鈴川」の清流。そこに浮かぶ鴨の親子、被爆者故に家庭を持つことを選ばなかった友人。靜謐な時間の流れ。

 最後の朗読作品「五十鈴川の鴨」は、朗読者が2011年に出会い「いつか朗読したい」と思った作品であったという。その後、2016年にラジオで朗読されたのを聴いて、この「ふなばし東朗朗読会」で朗読すべく約1年をかけて練習したという。その成果が出て、観客が身を乗り出して作品の世界に引き込まれていた。

 今回は、休憩時間に、会員の1人がリードして「あめんぼ あかいな あいうえお」で始まる滑舌の練習、北原白秋の『あめんぼの歌』を参加者全員で唱和した。皆さんは、元気に、大きな声を出してくれたという。この参加者全員の声出しが意外に好評で「またやりたい……」という声を多数いただいたということであった

 来場者からの感想は、つぎのようなものであったという。
★三作品、それぞれでとても楽しかったです。また次回も来たいです。
★竹西寛子原作「五十鈴川の鴨」の朗読がとても良かったです。
★今まで知らない作家・作品が朗読で聴けて、毎回楽しみにしています。



第9回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」 

〔日時〕戦後72年(西暦20167年)7月26日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「ある夜の星たちの話」小川未明原作      遠田利恵子
2「炎のメモワール『滅亡の日』」               央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳  
3「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ原作    小松里歌
            <休 憩>
4「身投げ救助業」菊池寛原作               内田升子 
5「家霊」岡本かの子原作                     東  百道

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047ー487ー3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 今回の観客数は約105人。前回よりかなり減ったけれど、何とか100人の大台は確保することができた。従来から、私は無料招待券の類のものをほとんど発行していない。今回も6枚しか発行しなかった。そのほとんどは、いわば儀礼的なものであったから、そのうち実際に来場したのは2人だけであった。

 逆に言えば、観客のほとんどは入場料を支払って下さった方々である。また特記したいのは、電話予約者は1人を除いて全員が来場して下さったことである。
実経費的な収支分岐点は、チケット販売が90枚のところにある。チケット販売数が90枚を超えれば、一応は赤字にはならない。今回も赤字にはならなかった。

 実経費的な収支とは、私の出演料や、朗読会を準備&運営する私と家人(マネージャー役)の人件費など実経費として実際の金銭を支払っていない分を除いた実経費を支出とし、チケット販売収入のみを収入とした場合の、収支勘定のことである。
実経費的な収支が赤字ではないといっても、本来的には大赤字ではある。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして支援して下さった。その支援者の皆さんは、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)を担って下さった。昼食時に弁当とお茶を出す以外、お礼などは何もしていない。この人件費も支出に見込んでいない。

 今回も、朗読会の司会進行役を飯野由貴子さんにお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしていただいている。司会進行がピシッとしていると、朗読会が引き締まる。私はもちろん4人のゲスト出演者もそれに大いに支えられている。

 また、宣伝用チラシのデザインをして下さったのは、今回は千葉朗読サークル「風」の小田志津子さんであった。今回の4人のゲスト出演者の朗読もそれぞれ大変に良かった。ゲスト出演者の全員が、それぞれ現時点における最高の朗読をしてくれたと感じている。これらの方々にも、人件費なしに協力していただいている。

 私は、今年から、3回ごと(1年ごと)に作家を変え、それぞれの作家から作品3つを厳選してシリーズとして朗読上演することにしている。今年は、岡本かの子シリーズとして「鮨」「家霊」「みちのく」の朗読を3回連続で上演していく。今回の「家霊」は、前回の「鮨」と同じく、私の好きな作品なので楽しく朗読できた。

 舞台挨拶は、その「家霊」を目一杯に朗読した直後だったから、話すべき適切な内容が思い浮かばなかった。そこで、この「小さな朗読館」の会計収支に関する内輪話を少しだけ披露した。今回ぐらいの来場者があれば、会計収支的には帳尻が合うこと。ただし、その場合の支出には私の出演料や家人の人件費を含めていないこと。

 ゲスト出演者と司会進行者には交通実費程度しか進呈していないこと。これまでも、赤字になったことはないこと。したがって、少しづつ手持資金は貯まっているが、それは将来的な企画(音楽演奏や外部の朗読者とのコラボなど)、あるいは、当面の運転資金のためにプールしていること。挨拶にふさわしい内容ではなかったか?



ボランティア朗読会『白旗の少女』 追加!

〔日時〕戦後72年(2017年)7月10日(月) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/体育館

〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』

〔プログラム〕

読み継ぎ朗読「白旗の少女」

〔出演〕 品川朗読サークル「あやの会」の会員有志10人

〔主催〕 品川区立荏原第6中学校

〔参加〕 品川区立荏原第6中学校/3年生全員

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『白旗の少女』に、私は参加していない。そこで、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員・山本扶美子さんが電話でその上演模様を報告してくれた。全体としてはうまくいったし、学校の先生方も高く評価してくれて、さっそく来年も引き続いてこのような朗読会を開催することを依頼されたという。

 昨年まで、特攻隊の悲劇をあつかった『ホタル帰る』を3年生の各教室でクラス別に上演していた。今年から、新しく『白旗の少女』を3年生全体を一堂に集めてもらい、一挙に、本格的に上演するよう、渉外担当役員・山本扶美子さんが熱心に働きかけ、ようやく実現に漕ぎつけたのである。それが成功したのだから、嬉しい。

 品川朗読サークル「あやの会」は、これまでも毎年、中学校3年生を対象にボランティア朗読会『ホタル帰る』の上演を継続してきた。中学生に先の大戦の歴史的悲劇を語り継ぐためである。最初のころは、私もその朗読会のためにいろいろと手伝ったが、近年は品川朗読サークル「あやの会」がすべてを自立的にやっている。

 そのような中学校におけるボランティア朗読会の最大の喜びは、来年もまた引き続いて朗読会を依頼されることである。そして、そのように依頼されることが、どのような称賛や評価や謝辞よりも心嬉しいものなのである。今回は10人の「あやの会」の会員が出演したが、終演後は反省会を兼ねて2時間も「お茶」したという。

 それやこれやで疲れ切って、報告が夜になってしまったと、渉外担当役員・山本扶美子さんはしきりに恐縮していた。そのように疲れているにもかかわらず、今後は中学生たちのためにより良い朗読会にしていかなければならない、と熱弁をふるっていた。改善しなければならない点をつぎつぎに列挙していたのは頼もしい。







| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後72年(2017年)前期

過去のイベント記録/戦後72年(2017年)前期

            (戦後72年08月14日 新規)

             
                         

【過去のカレンダー】 NEW!



6月28日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

6月25日(日)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月06日(火)大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン
 /大田朗読サークル主催

6月04日(日)第16回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月25日(木)ふなばし東老朗読会(第35回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

5月16日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会 
 /品川朗読サークル「あやの会」主宰

4月10日(月)朗読と音楽の刻・虹(第3回)
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

4月04日(火)大田朗読サークルを立ち上げる相談会
 /「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局主催

3月22日(水)第8回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

3月18日(土)第17回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」および他グループの共催

3月09日(木)ふなばし東老朗読会(第34回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月23日(木)第15回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

1月31日(火)朗読入門講座(第2回)
 /大田文化の森運営協議会主催

1月26日(木)ふなばし東老朗読会(第33回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

1月24日(火)朗読入門講座(第1回)
 /大田文化の森運営協議会主催



【くわしい内容】 NEW!



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔交通〕JR総武本線・船橋駅/京成本線・京成船橋駅より徒歩3分

〔演目〕浅田次郎原作「夜の遊園地」/山本周五郎原作「四年間」

〔プログラム〕

【第1部】「夜の遊園地」浅田次郎原作
          <休 憩>
【第2部】「四年間」山本周五郎原作

〔出演〕

 小糸洋子、田中幸子、黒田裕子、御代川裕子、鳥海治代、谷千和子、井上みつ江、小林いさを、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、畑野欸子、昌谷久子、飯野由貴子、平松歩、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)には電動収納式移動観覧席が136席ある。これは階段状の客席であり、会場の後の半分を占めている。前部分の半分は平らな床になっており、必要に応じてパイプ椅子を並べる。標準型の客席設定は、パイプ椅子を電動収納式移動観覧席の前面に一列に並べたもの(16席分)である。

 今回はその標準型に加えパイプ椅子を2列(16席×2列)並べたので、総客席数は184席になった。見た目には会場の客席はほぼ満席状態であった。受付担当の報告によると、来場者数は160人強ということであったから、20席くらいは空いていたことになる。後の方の座席が空いていたそうだが、暗くてよく見えなかった。

 出演者の朗読は、まあまあの出来栄えであった。私としては、まだまだ不満がある。しかし、会員の皆さんが舞台の上で自分の今もっている力を最大限発揮して頑張っていることは十分伝わってきた。それは、私だけでなく、会場の観客の皆さんにも伝わったはずである。舞台挨拶のときの暖かい拍手がその何よりの証だと考えている。

 もちろん、絶対的なレベルはまだまだである。しかし、毎年、全ての会員が、前年の朗読発表会より朗読のレベルを向上させている。それは確かである。そして、これが私の朗読指導者としてのなによりの誇りなのである。今年の朗読発表会においても、それぞれの会員は、昨年の朗読発表会よりも確実に朗読のレベルを上げていた。

 このサークルは、今回の朗読発表会で設立11年となる。会員の3分の1はレッスン歴11年になる。しかし、レッスン歴が3年の会員もいる。会員によってレッスン歴が区々である。事前の自主練習会では、会員同士がかなり相互啓発を行なったという。レッスン歴の長短にかかわらず、率直活発に相互啓発を図る良い雰囲気だという。

 今回「J:COMチャンネル」というケーブルテレビ(船橋市、習志野市、八千代市)が取材にきた。開場から開演の間に、取材記者&撮影者の事前インタビューに古参会員の1人と共に15分ほど応じた。今回の取材結果は、6月30日(金)17時40分に放送される「デイリーニュース」という番組の中でとり上げられるという。

 今回は、若い会員が1人体調を崩して欠演した。しかし、体調が心配された最長老の会員は、元気に出演することができた。出演しただけでなく、終演後の打上げ会にも参加した。その席上で、今後も、朗読レッスンと朗読発表会に頑張って参加する、と宣言していた。このような最長老会員の頑張りは、みんなに勇気を与えてくれる。

 終演後の打上げ会は、新たにご縁ができたというフランス料理店で行なわれた。本来は休店日なのだが、特別に開店してくれた。実質的な貸し切りであった。シェフの方々も感じが良く、会員の皆さんは大いに盛り上がっていた。私は疲労困憊だったが、会員の皆さんは元気一杯で、打上げ会の後も揃って「お茶」に繰り出していった。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月25日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市実籾コミュニティホール 2階

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩3分

〔プログラム〕

「杜子春」芥川龍之介原作   平野かほる 今関研一郎 土田和子
「千利休とその妻たち」三浦綾子原作             三浦邦子
「おとなになれなかった弟たちに……」米倉斉加年原作 下屋美樹子
                  <休 憩>
「サアカスの馬」安岡章太郎                   松本 恵
「仙人」芥川龍之介原作                     伊東佐織
「炎のメモワール『滅亡の日』」                  央 康子
     山本信子原作(英文)小野瑛子翻訳                  

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 私が集合時間の9時30分に開場に到着したときには、早めに集まった会員の皆さんによって開場の設営はほぼ終了していた。設営が完了した段階で、簡単なミーティングを行ない、午前中の準備の段取りを確認した。中心は、もちろん直前リハーサルである。蔭マイクや舞台挨拶を含め、照明やマイクの設定と撤去まで確認した。

 朗読会の来場者は約60人(客席数88席)。サークルを退会したOBも何人か来ていた。朗読の舞台はシンプルで、バック音楽もバック照明もスポット照明もなにもない。音響装置もプアで、スピーカーなどは移動式である。しかし、出演者は現時点の自分のレベルにおいて、それぞれが最高の朗読をしたと思う。私は感心した。

 このサークルは会員数が少ない割には、レッスン歴が2年弱〜丸9年とバラついている。それぞれの朗読の上達水準もバラついている。それが、直前の立ち稽古やリハーサルのときに比べて、それぞれが格段にレベルアップした朗読表現になっていた。このサークルは最後発のグループだが、いつの間にか朗読レベルが上がっていた。

 打上げ会&講評会の席上で、私はかなり本気で褒めた。もちろん、会員1人1人については、上達しただけではなく、今後も取り組んでいかなければならない重要な課題も数多く残っている。しかし、この第2期・朗読ステップ3の1年間の上達ぶりがなかなか立派であった。特に、今回、演劇調から自然な語り口に進化した会員。

 口ごもりつつも早口であるために、個々の言葉がはっきりしなかった会員が、今回は最後まで言葉をしっかりと語っていた。しかも途中で悠々と水を補給した落ち着きぶりであった。その他、狡猾な医者の女房、戦争末期に栄養失調で死んだ弟を悼む兄、昔の茶人、それぞれの語り。また「杜子春」の読み継ぎ、皆、頑張っていた。




大田朗読サークルの立上げ会&第1回朗読レッスン

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)6月06日(火)

〔会場〕大田文化の森・第2集会室

〔参加〕サークル会員と入会希望者(事前に申込んでください)

〔内容〕

①サークル発足式
②朗読レッスン(第1回)

〔教材〕無料(筆記用具各自持参)

〔主催〕大田朗読サークル

〔申込・問合せ先〕047?487?3721(東)

《館長のコメント》

 今回は、大田朗読サークル「くすのき」の記念すべき第1回目の朗読レッスンであった。第1期・朗読ステップ1の第1回目、最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」の第1回目でもある。このサークルにとっては初めての朗読レッスンであるから、色々とやらなければならないことがあった。

 まず、今回初めて参加した3人の方々の確認から始めた。入会希望者が2人、見学希望者が1人であった。つぎに、参加者全員(10人)に机の上に置く名札に名前を記入してもらった。名札は私の手製である。会員が互いの名前と顔を覚えるまで、それを自分の前に掲出してもらう。つぎに全員に簡単な自己紹介をしてもらった。

 つぎに、資料「朗読の上達ステップ」を配布し、その内容を大まかに説明した。つぎに、拙著『朗読の理論』の書評(『音声表現』第5号/2009年春の「朗読本を観る(5)欄に掲載)のコピーを配布し、拙著を読むときの参考にするよう補足した。つぎに、資料「大田朗読サークルの設立・運営要旨」を初参加者に配布した。

 つぎに、第1期・朗読ステップ1の「レッスン計画表」と最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「やまなし」を初参加者に配布した。つぎに、この大田朗読サークルの名称を会員の皆さんに決めてもらった。サークル発足の説明会に来た入会希望者には、事前に名称を色々と考えて、最初のレッスン時に提案するように頼んでおいた。

 結局、十数個の名称が提案された。レッスンの最後に色々と議論した上で、何回かの投票を重ねた結果、最終的に「くすのき」という名称に決まった。このサークルの正式名称は、大田朗読サークル「くすのき」ということになった。また、サークルの3役も、名簿のアイウエオ順の下から3人づつ順に就任することに決まった。

 レッスンの冒頭で、私の朗読レッスンは2本柱からなっていることを説明した。柱の1本は文学作品の解読方法のレッスンである。これは、文学作品の作品世界を深く豊かにイメージするための基本である。柱の1本は朗読の「語り口」のレッスンである。これは、自分のイメージと心情を自分の言葉で表現するための基本である。

 第1期・朗読ステップ1のレッスンのポイントは2点ある。1点目はレッスン台本の解読とイメージづくりの学習。2点目は、読の「語り口」の基本の学習。その後、最初のレッスン台本「やまなし」を会員1人につき台本の4分の1を順に朗読してもらった。1巡目の4人の朗読は、ただ聴いて内容を把握してもらうだけにした。

 2巡目の4人の朗読は、1人の朗読が終わる度に、朗読した部分の解説をした。その解説の内容は、朗読漫画『花もて語れ』(第1巻?第2巻)の「やまなし」における解説とほぼ同じか、ややくわしいものである。3巡目の2人には、私の解説を頭に入れて朗読をしてもらった。今回は、特別に見学希望者にも朗読してもらった。

 この大田朗読サークル「くすのき」を立ち上げるに際しては、品川朗読サークル「あやの会」の会員・赤塚弘子さんに大変お世話になった。赤塚さんは、今回の第1回目の朗読レッスンにも立合うばかりでなく、色々と手伝っていただいた。最初のレッスン台本「やまなし」の朗読レッスンも、久しぶりで懐かしかったようである。




第16回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後71年(2016年)6月04日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・小ホール(地下)

〔プログラム〕

1 「父の詫び状」向田邦子原作 
    森川雅子、松尾佐智世、杉山佐智子、大島範子
    藤田多恵子、助川由利、吉永裕恵子、内田升子(朗読順)
2 「人形」小林秀雄原作             石田幸子  
3 「マサの弁明」宮部みゆき原作       金附ひとみ
4 「鮒」向田邦子原作              小田志津子
              <休 憩>
5 「林檎」新井素子原作            細川美智子
6 「キャラメル工場」佐多稲子原       内嶋きみ江
7 「南京の基督」芥川龍之介原作       吉田光子                                                   
〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−265−8793(助川)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約80人であり、ほぼ満席という盛況であった。千葉朗読サークル「風」は、自主・自立的な会員が多い。ほとんどの会員は朗読会のやり方を心得ている。本番当日の直前リハーサルは、サークルの役員を中心に、自分たちで相談しながらドンドン進行していく。私が口を出す必要はほとんどなかったと言ってよい。

 今回は出演を予定していた会員のうち2人がそれぞれの事情で出演できないことになった。1人は、読み継ぎ形式で上演する向田邦子原作「父の詫び状」に出演するはずであった。これは前後を分担する会員が補った。1人は西澤實原作「糸子と木村さん」を1人1作品形式で上演する予定だったが、これは欠演ということにした。

 毎回、朗読会が終了したら、その場で講評することになっている。そこで私は、最後列中央の席に陣取って、講評用のメモをとりながら聴く。まず最初が、向田邦子原作「父の詫び状」を7人で読み継ぐ朗読である。メンバーのレッスン歴は2年強?12年強とバラついている。全体的なレベルは、前回よりは確実に向上していた。

 その後は6人の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、それぞれの作品はバラエティに富み、朗読表現も1人1人の会員が自分の朗読レベルの最上限近くまで仕上げた朗読を披露していた。全員が「語りかける語り口」となっており、しかもそれぞれが個性に満ちた朗読表現であった。私も全員の朗読を楽しんで聴いた。

 このサークルは1期生と2期生が半々である。1期生は、入会したときはほぼ全員が初心者であった。2期生は、入会したとき、初心者と何らかの朗読経験者が半々であった。2期生であっても朗読経験者はさすがにレベルの高い朗読をする。また初心者の場合でも2期生の場合は上達が速い。その結果、全体のレベルは高くなる。

 この千葉朗読サークル「風」は、今、第3期の朗読ステップ1の半ばを越したところである。今秋10月に今年2回目の朗読会・第17回「小さな朗読館・ちば」を開催する。この朗読会が、第3期の朗読ステップ1が終了する節目でもある。次回のレッスンから新規会員が入会するが、この会員から後は3期生ということになる。

 打上げ会での歓談ぶりを見る限り、1期生と2期生はほぼ完全に融合している。違いは、1期生に比べて2期生の口数がいく分か少ないくらいである。もちろん、これにも例外はある。とにかく、2期生の上達が速いのは1期生が2期生を有言無言を問わずリードしてくれているからである。2期生もそのことを十分に分かっている。

 1期生は、確実に朗読指導者としての実力を身につけてきている。その実力を、実際に発揮するか否かは、それぞれの会員の資質や性格や生活条件による。従って、朗読指導者、あるいは、次代の朗読指導者の育成者としての私のやるべき仕事は、レッスン歴の長い会員に朗読指導者としての実力を修得してもらうことなのである。



ふなばし東老朗読会(第35回)

〔日時〕戦後72年(2017年)5月25日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「小さな青い馬/童話集『 海いろの部屋 』より」今江祥智原作      田中幸子
「瀬戸内の鬼/朗読脚本集『 ヘンな本 』より」西澤實原作      
「学而」浅田次郎原作                             飯野由貴子
 (エッセイ『 ひとは情熱がなければ生きていけない〜勇気凛凛ルリの色 』より)
「飛鳥山」藤沢周平原作                              中山慶子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員25名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なるため、担当役員が毎回報告してくれることになっている。このコメントは、その報告に基づいている。

 今回は今年度初回であったので、船橋市東老人福祉センター所長の挨拶があった。また、楽しみにして下さる方が増えているとのことで、今年度から定員を20名から今年度は25名に増やしてくれたという。

 今回の来場者は16名(うち新規の方は3名)。船橋朗読サークル「はなみずき」からは出演者3名を含めて13名。後半、空調の調節をしに来た若い女性の職員も、そのまま聴いていたという。参加者は計30人。

++++++++++++

《 感想 》

 偶然、夫婦・親子の情を題材にした内容になりました。
 バラエティに富んでいて、どの作品も楽しかった…との感想を頂きました。
 特に、中山さんの朗読には ファンの方もいらして、『中山節』を楽しんでいらっしゃいました。
 それぞれの朗読に、来場者の皆様が引き込まれていく様子が見られ、朗読する側も手応えを感じました。

今回からマイクを使わずに生の声で朗読をすることにしました。
マイクを通さない声での朗読で、聴いて下さる方々への届き方がいつもと違ったかも?と思いました。
又は、六年経験を積んでじっくりと聴いて頂ける朗読会のレベルに近づいた……と云うことでしょうか……?

《 新規の来場者からの感想 》

★期待半分で来ましたが、とても良かったです。また次回も楽しみです。
★とても楽しかった、引き込まれました。
★色々な方が指導している朗読会を聴いているが、比べ物にならない位高レベルでとても良かった。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『阿弥陀堂だより』

〔日時〕戦後72年(2017年)5月16日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館・3階大ホール

〔演目〕南木佳士原作『阿弥陀堂だより』

〔プログラム〕

【第1部】 『阿弥陀堂だより』前半
         <休 憩>
【第2部】 『阿弥陀堂だより』後半

〔出演〕

 根本泰子、木下徳子、森千恵子、松倉美那子、中込啓子、末次眞三郎、中村洋子、藤本敦子、岡林和子、白澤節子、佐々木澄江、片桐瑞枝、赤塚弘子、馬場圭介、山本扶美子、山本淑子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 昨年の経験が効いているせいか、私と家人が到着したときは、客席の椅子はきれいに並べられていた。舞台上の朗読用の椅子やマイクもすでに配置されていた。とにかく会場の諸準備が総てキチンと出来ていたので、私たちが到着するとすぐに直前リハーサルが始められた程であった。直前リハーサルはかなり充実したものになった。

 今回は天候も良く、観客数は106人に達した。今回は、受付を担当した会員が来場者数を総て漏れなく把握しており、観客数は106人に間違いはないそうである。それに、会場の壁際に座席を占めた出演者と私と家人の19人を合わせると、会場には全部で125人という人数が集まっていたことになる。まさに盛況であった。

 朗読の出来栄えはとても良かった。少なくともレッスンや立ち稽古やリハーサルより格段に良かった。会員の1人1人が現在の自分のレベルにおいて、最大限に頑張ったようである。朗読時間だけで150分(2時間半)もかかった超大作を100人を超す観客が最後まで舞台に集中して聴いて下さった。感動も笑いもとれていた。

 会員たちは、レッスンの他に自主勉強会を何回も重ねて、お互いに真剣かつ友好的に注意し合ったという。まだレッスン歴が数年と短い会員が、こんなに率直に相手の朗読に対して自分の意見をドシドシ言いながら、しかも和気藹々とした雰囲気をたもっているグループは初めてで、私はこのサークルが大好きだ、と感嘆していた。

 私が朗読サークルを指導する目的のうちの大きな1つは、次の朗読指導者を育てることにある。朗読を理論的に研究し、その成果を理論的に説明しているのは、感性や思いつきや恣意的な信念だけの指導ではない指導、客観的な根拠のある指導をする朗読指導者を育成するためである。自主勉強会はその格好の修練の場なのである。

 今回は、朗読を始める前、前後2部の最初と最後と途中2箇所の部分にクラシック音楽の生のピアノ演奏を入れた。ピアノ演奏と朗読をまともに重ねたら、人間の音声はピアノの音に負ける。人間の声をマイクでただ増幅しただけでは負けてしまう。想いの籠った声と、抑えたピアノ演奏をどう組合わせるが、重要なポイントとなる。

 今回は、音楽の選曲も演奏も前回よりうまくいったと思う。朗読と音楽を重ねてうまくいったときは、朗読も引き立つが、音楽も引き立つ。文学作品もこんなに良い作品だったかと見直してしまうが、音楽の方もこんなに良い楽曲だったかと見直すことがままある。ただ聴くよりも、さらに良い楽曲のように思えてくるわけである。

 終演後の打ち上げ会は、会場と同じ建屋の地下の会食室でやった。場所だけを借りて、料理や飲み物を他から取り寄せたのである。こういうやり方は気軽で安くてなかなか良い。打ち上げは談話も飲食も大いに盛り上がった。私をふくめ遠路から来た人間は20時ごろに引き上げたが、近隣の会員はそれから飲みに出かけたらしい。



朗読と音楽の刻・虹(第3回)

〔日時〕戦後72年(2017年)4月10日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市美浜文化ホール(2F音楽ホール)

〔出演〕

【朗読】 吉田光子 吉永裕恵子 助川由利
【音楽】 杉本美津子(ピアノ) 積田由吏子(オカリナ)

〔参加〕入場無料(定員150席/予約優先/全席自由)

〔主催〕朗読と音楽の刻・虹

〔後援〕感動をつくる・日本朗読館

〔問合せ先〕043−277−3255(杉本)

〔予約申込〕043−265−8793(助川)

《館長のコメント》

 チラシの副題に「朗読とピアノとオカリナのコラボレーション」とあるように、朗読と音楽演奏(ピアノとオカリナ)のコラボレーションである。前半は、朗読が主でその前後あるいは途中に短い音楽演奏が入る。後半は、音楽演奏(ピアノとオカリナ)が主でその前後あるいは途中に短いナレーションが入る。

 途中2回の休憩時間を入れて、全部で2時間半。3本の朗読「台所の音」「凧になったお母さん」「供物」と音楽物語「くるみ割り人形」。とても楽しい時間帯だった。3本の朗読は、千葉朗読サークル「風」で私が朗読指導しているベテランのサークル会員3人がそれぞれ朗読した。まさに堂々とした朗読だった。

 音楽演奏は、前半の朗読1本につき1〜3曲づつを挿入し、後半の「くるみ割り人形」は15曲もある。全部で20数曲をすべて演奏し、観客を楽しませてくれた力量には感心した。

 今回の「朗読と音楽の刻(とき)・虹」は、私が主宰する「感動をつくる・日本朗読館」が後援するという形になった。前回、終演後に頼まれて私が感想や意見を言ったのだが、それが大いに参考になった、と主催者の皆さんが喜んで下さった。そして、今回の公演を「感動をつくる・日本朗読館」が後援する形をつくってくれた。

 今回も、終演後に感想と意見を求められた。私は、音楽演奏の方はまったくの門外漢である。従って、口幅ったいコメントは言えない。朗読に関しては、これはキチンとしたことを言わなければ私の役割が果たせない。3人の朗読者に対して、良かった点、課題として改善や工夫を重ねるべき点について、コメントした。

 音楽演奏については、前半の朗読にからめた部分は、曲も良かったし、挿入した箇所も良かったし、演奏も良かったと思った。後半の音楽物語「くるみ割り人形」は、企画も良かったし、曲も演奏も良かったし、私はもちろん会場の観客も十分に楽しんだと思う。ナレーションも良かったが、もう少し短くしても良かったかと思う。



大田朗読サークルを立ち上げる相談会

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)4月04日(火)
     開場14時00分 開演16時00分

〔会場〕大田文化の森・第1集会室(4階)

〔主催〕「大田朗読サークルを立ち上げる相談会」事務局

〔お問合せ〕03−3775−2989(赤塚)

《館長のコメント》

 この相談会は、今年の1月末に開催した「大田文化の森運営協議会主催公募企画事業『朗読入門講座』」が発端である。両方とも、大田区在住の「あやの会」会員・赤塚弘子さんが積極的にお膳立てしてくれた。1月の講座に参加者した30人弱のうち、8人が大田区内に朗読サークルを立上げる相談会へ参加を希望した。

 後日、その8人に相談会の案内状を発送したのである。案内状を出した8人のうち、実施に参加したのは6人であった。不参加者2人のうちの1人は急きょ用事ができたと連絡があった。残りの1人は連絡なしの不参加であった。案内状は出さなかったが、新たに4人が参加を希望してきた。結局、相談会の参加者数は10人となった。

 私が、まず、大田朗読サークルの設立・運営要、朗読レッスンのやり方、朗読ステップ1〜6の概要など、私が指導する朗読サークルについての基本的な内容を説明した。ついで、朗読サークルの定員を10人〜20人とすること、および、その定員の意味と意義を説明した。設立時の会員数によっては、会員募集が必要であることも。

 最後に改めて大田朗読サークルへの入会希望者を確認したところ、9人が希望した。今回の相談会には参加できなかった入会希望者が数名いるということなので、とりあえず大田朗読サークルを発足させることにした。その上で、会場確保の方法、サークル名と役員の選考、朗読レッスンの開始時期など、実務的なことを相談した。

 結論として、レッスン会場は当面は「大田文化の森」の集会室とすること、もっとも早めに会場予約ができた6月から朗読レッスンを開始すること、当面の7月〜8月の会場予約をする係、その後の会場予約の当番制などを決めた。最後に、私が、最初のレッスン日(6月6日)までにレッスン台本など必要資料を郵送する旨を話した。

 

第8回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後72年(西暦20167年)3月22日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「さかあがりの神様」重松清原作       畑野欸子
2「煙管」芥川龍之介原作            植本眞弓
3「天の町やなぎ通り」あまんきみこ原作   小松里歌
            <休 憩>
4「ゆき女聞き書き」石牟礼道子原作      吉田光子
 (『苦海浄土』より) 
5「立会い人」藤沢周平原作            東 百道
  (『三屋清左衛門残日録』シリーズ・第8話)

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 今回の観客数は約130人。前回より30人ほど増えたが、これはゲスト出演者の1人が、自分の多数の知人友人を熱心に誘ってくれたお蔭である。チケットの発行数は133枚。そのうち無料招待券を4枚発行したから、チケット販売の実数は129枚。結局、チケットの入手者は、ほとんど実際にご来場いただいたようである。

 特に、電話でチケットを予約した方々は全員が受付に見え、実際にチケットを購入して下さった。この朗読会の観客数は、増減を繰り返していながらも、何とか毎回100人の大台を確保できて来ている。これは本当にありがたいことである。観客数の増大そのものを求めているわけではないが、やはり観客は多い方が嬉しい。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来て下さった。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)を担って下さった。お礼などは昼食の弁当を出す以外のことは何もしていないだけに、とてもありがたく、感謝している。

 今回も、朗読会の司会進行役を飯野由貴子さんお願いした。飯野さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員であるが、本職はプロの司会者である。毎回さすがプロという司会進行をしていただいている。司会進行がピシッとしていると、朗読会全体が引き締まる。私はもちろん4人のゲスト出演者もそれに大いに支えられている。

 また、宣伝用チラシのデザインをして下さったのは、今回も品川朗読サークル「あやの会」の志村葉子さんである。記して、感謝したい。また、きららホールの会場スタッフの皆さんにも、毎回、感謝している。千葉県内の公的施設にはめずらしく、きららホールのスタッフは事務スタッフも含め応対も親切であり、スキルも高い。

 今回の4人のゲスト出演者には、大いに感謝している。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたので、会場の観客席でどのように聴こえたかは定かでない。しかし、ゲスト出演者の全員が、それぞれの現時点の最大限の実力を発揮してくれたのではないかと感じている。今回は、プログラムの変更があったので余計そう感じた。

 ちなみに、私も今回は演目を変更せざるを得ないことになった。この「小さな朗読館」の第1回から第7回まで、藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』をシリーズで朗読してきたが、前回の第7回で打ち止めとした。今回からは、3回ごと(1年ごと)に作家を変えて、それぞれの作家から作品を3つ厳選して朗読することにした。

 それら1人1人の作家から厳選した3つの作品を作家シリーズとして朗読していく。今年は、岡本かの子シリーズとして、この作家の3つの作品「鮨」「家霊」「みちのく」の朗読を3回連続で上演していく予定である。どういう作家のどういう作品を朗読するか、毎回が真剣勝負だと考えている。私自身とても楽しみにしている。



第17回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)3月18日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆朗読サークル“こだま”
「座頭市物語」子母沢寛原作  
「海の見える理髪店」萩原浩原作
「砂丘の風」曽野綾子原作

☆フォークローバーズ
 ……新美南吉の世界……
「新美南吉を語る」                   上野廣
朗読劇「うた時計」
    小川恵子、岩田ますみ、森本康子、上野廣
「こぞうさんのおきょう」                森本康子

☆品川朗読サークル「あやの会」
「花咲き山」斎藤隆介原作         末次眞三郎
「カトリーン」アンネ・フランク原作        木下徳子
「ほくろのある金魚」井上靖原作     佐々木澄江
「人生は一度だけ」唯川恵原作     松倉美那子

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
          03−3786−0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています



ふなばし東老朗読会(第34回)

〔日時〕戦後72年(2017年)3月09日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「みちづれ」三浦哲郎原作         昌谷久子
「詩/祝婚歌・他」吉野弘原作       全員
「おせん」池波正太郎原作     久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私が指導している朗読サークルのレッスン日と重なるため、担当役員の小糸洋子さんがその上演模様を毎回報告してくれることになっている。以下のコメントは、その報告に基づいている。

 来場者数は24人(初参加者はその内の3人)、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の参加数は17人(全員)、船橋市東老人福祉センターの担当者1人(伊藤さん)、総計42人。初めに、センターの伊藤さんから今年度の最終回(第6回)であるという挨拶がありました。

【感想】

・「みちづれ」「おせん」共にしんみり聴かせていただきました。声のトーン、なめらかな語り口、主人公の心情表現に大好評でした
・詩の朗読は、村木さんの推薦で、プリント、読み順、配分などを主導していただきました。皆さま独得の個性で全員参加して朗詠され、大変好評でした
・おおとりの「おせん」は、30分間、皆さん聴き入って感涙されておられました
・現代風の「詩」もなかなか楽しいですね。買い求めて読みます。
・今回が一番良かったです。特に「おせん」に感動しました




第15回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後72年(2017年)2月23日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「じねんじょ」三浦哲郎原作  神田和子、大山玲子、石井せい子
                        石井春子、的場正洋、金子可代子
2「舞台再訪ー竜馬が行く」司馬遼太郎原作       吉野久美子             
3「ねぶくろ」三浦哲郎原作                         金子方子
                       <休 憩>
4「山桜」藤沢周平原作                           田中和代
5「死の舞台」星新一原作                         仲田紘基   
6「梅の蕾」吉村昭原作                           井手陽子
7「草履」幸田文原作                             高木幸恵

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(客席数80席/予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−252−2665(石井)
                  043−231−1363(石井)

《館長のコメント》

 この千葉朗読サークル「わかば」も、この手の朗読(発表)会を1期生は10数回、2期生でも10回近くは経験しているから、やり方は十分に心得ている。役員と1期生を中心に自立的に準備を進めている。従って、そういう事前準備はもちろん、午前におこなった本番直前のリハーサルも会員たちがテキパキと進めていった。

 私はほとんど口を出すこともなくただ立ち合っているという具合だった。最後の昼食休憩のときに、ワンポイント的なコメントをしただけである。朗読(発表)会における、このようなサークルの自立的な企画・準備・運営は、私が従来からイメージしていた理想のあり方である。近年はどのサークルもその理想形になってきた。

 本番当日は午前中にかなり雨が降ったので、来場者の数はさほど多くなかった。定員が80名のところ来場者数は50〜60名くらいであったろうか。午前中の天候にしては、多くの観客に来ていただいた方だと思う。会員たちの朗読は、どれもなかなか聴き応えがあった。1期生はもちろん2期生もいつの間にか上達したものだ。

 今回は事情があって、かなり本番間近の段階で3人の会員が朗読作品を変更した。1人は2年前の朗読会で朗読した布施明原作「この手のひらほどの幸せ」を再演した。1人はかなり前にレッスンで取り上げた芥川龍之介原作「蜜柑」を舞台にかけた。1人は実母の語った民話を自ら「再話」した「国本ノ観音サマ」を朗読した。

 当初のプログラム通りの作品を朗読した会員も、よく上達したものだと実感した。しかし、2年前の作品を再演した会員や、以前にレッスンでやった作品を舞台で朗読した会員は、以前と今回の比較ができた分、余計、その上達ぶりがはっきりと分かった。また、自分で「再話」した作品を朗読した会員は一段と上達して聴こえた。

 来場者を出入口で見送ったさいの彼らの反応も一段と良かった。終演後、同じ会場で1時間ほどの講評会を行なった。私から一通りの講評を行なった後、会員たちにお互いの講評をしてもらった。さすがに2期生は遠慮して自分の朗読について話していたが、1期生は自分だけでなく全員の朗読について堂々と意見を述べていた。

 自分の朗読だけでなく、他人の朗読についても的確な講評ができるようになることが大切である。それは、朗読者として自立することであり、また、朗読指導者として他人の朗読を指導する場合にも不可欠である。このサークルだけでなく他の朗読サークルも、自主勉強会を通して互いの朗読を聴く耳を鍛えているのは頼もしい。

 講評会の後、場所を変えて打上会を行なった。ここでは、朗読の話しも出たが、さらに幅の広い話題もあった。健康状況、家庭の諸事情、このサークルに入会するまでの経緯、自分が生まれ育った昔の千葉県の田舎の様子、今回の朗読会に来場していたちょっと得体の知れない来場者の正体の推察、などなど話題は尽きなかった。



大田文化の森運営協議会主催公募企画事業「朗読入門講座」(第2回目)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)1月31日(火)
     開場14時00分 開演16時30分

〔会場〕大田文化の森・第2集会室(4階)

〔内容〕第2回目

・ミニミニ朗読レッスン(教材:斎藤隆介原作「花咲き山」)

〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)

○朗読研究 
 単行本『朗読の理論』(木鶏社)日本図書館協会選定図書
 単行本『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)「朗読のための文学作品論」シリーズ第1作
 朗読漫画『花もて語れ』(小学館)漫画/片山ユキヲ+朗読協力&朗読原案/東百道
○朗読指導 品川区、八千代市、船橋市、習志野市、千葉市で6つの朗読サークルを指導
○朗読公演 朗読会を船橋市民文化創造館(きららホール)で年3回定期公演

〔募集対象〕どなたでも(未就学児同伴不可)

〔募集人数〕抽選で35名まで

〔募集締切〕2017年1月10日(火)

〔参加費〕500円(2回分/資料&教材費込み)

〔主催〕大田文化の森運営協議会

〔参加方法その他のお問合せ〕

 大田文化の森運営協議会(平日9時〜17時)
 03−3772−0770

《館長のコメント》

 今回は、第1回の後半でくわしく解読した斉藤隆介原作「花咲き山」を教材にした、ミニ朗読レッスンである。前回の受講者数が33人だった。もし全員が参加したら今回のミニ朗読レッスンは時間管理がかなり厳しくなると覚悟していたが、実際の受講者数は25人だった。その1人は風邪をひいており、朗読はやらなかった。

 今回は「花咲き山」を4人で読み継いでもらう予定にしていた。実際に朗読する24人を6組に分け、順々に1組づつ読み継いでもらった。1組の朗読が終わり次第、その組の4人の朗読に対して私から簡単なコメントをした。初心者もいたが、かなり実力のある経験者も混じっていた。なかにはプロの声優も1人いた。

 受講者の実力がこれだけ違うと、同じようなコメントでは済まない。私の方もかなり乗ってくる。相手によっては、セリフと地の文の組み合わせの問題、あるいは《間》の取り方の重要なポイントなど、入門講座ではそこまでコメントするつもりのなかった高度な問題にまで踏み込んでいった。初心者にも面白かったとは思うが。

 回収したアンケートにも目を通したが、受講者の全員がかなり満足していたようであった。私が気になっているのは、せっかく応募してくれたにもかかわらず約半数(約35人)の応募者が抽選に漏れてしまったことである。何とか「大田文化の森」に考えてもらい、その方々にも受講の機会をもってもらうよう希望している。

 終了後、今回の企画・準備・会場設営の主軸を担ってくれた「あやの会」の会員と、それを手伝ってくれたもうひとりの会員と、私の3人で、喫茶店で簡単な反省会をした。2人とも、第1日の座学を「あやの会」でもやって欲しいという。1期生はともかく、2期生は私の「朗読の理論」を体系的に聴いていないというのである。



ふなばし東老朗読会(第33回)

〔日時〕戦後72年(2017年)1月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔企画・運営・出演〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔プログラム〕

「がんばらない・より」鎌田實原作    御代川裕子
「幼年時代」室生犀星原作        小糸洋子
「ゆらゆら小舟」佐江衆一原作     飯野由貴子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私が指導している朗読サークルのレッスン日と重なるため、担当役員の小糸洋子さんがその上演模様を毎回報告してくれることになっている。以下のコメントは、その報告に基づいている。

 今回、来場者数は19人(初参加者はその内の2人)、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員の参加数は13人、船橋市東老人福祉センターの担当者1人(伊藤さん)、総計33人。まず、センターの伊藤さんから新年の挨拶があり、ついで「はなみずき」会員の飯野由貴子さんの司会進行で朗読が始まりました。

1.御代川裕子「がんばらない・より」

 諏訪病院院長(鎌田實)のお父様の肝臓癌再発を、医者として、本人・家族に本当のことを伝えた。死とどう向き合うか、限られた生涯を、お父様が進んで駅前の道路を毎日掃除されたり、行きたい安曇野に行ったりと、悔いのない生き方をされた様子など、皆がそれぞれに死と向き合う姿勢をリアルに表現しました。

 サークルの自主練習のとき、朗読時間25分という長い文章で暗いイメージでは、との皆さんからのコメントがあり、初めに朗読することになりました。当日は、赤いセーターで、明るいトーンで20分に短縮され、暗いイメージが一掃され、爽やかな語り口に、皆さんから賞賛されていました。相当努力されたようです。

2.小糸洋子「室生犀星の幼年時代」

 私生児で生れ、養母に育てられ、お寺の和尚さんの養子になるまでの生い立ちです。「姉」のアクセントを注意される。文章を区切りすぎ、間がない、読み急ぎなどいろいろ指摘されました。良い教訓になりました。これからの朗読に活かしたく、ありがたい忠告に感謝です。

3.飯野由貴子「ゆらゆら小舟」

 3歳で兄のマーちゃんが亡くなり、主人公の弟が生まれ変わりに誕生する。そして、母が88歳で亡くなるとき、兄のマーちゃんがゆらゆら小舟で迎えに来た。母はその小舟に乗って行ってしまった。飯野さんの、滑らかな自然な語り口で、聴き手をストーリーのなかに引き込んでゆく朗読に、皆さん聴き入っていました。さすがベテランの貫禄に、感動です。

【参加者の感想】

・初参加の方の夫が、同じ病気で5年間の闘病体験をされた。自分のことのように聴いていました。
・とても良かったです
・また参加したい
・題材は各々重い作品で、時間が短く感じられた
・時代物も是非取り入れてほしい



大田文化の森運営協議会主催公募企画事業「朗読入門講座」(第1回目)

〔日時〕戦後72年(西暦2017年)1月24日(火)
     開場14時00分 開演16時30分

〔会場〕大田文化の森・第2集会室(4階)

〔内容〕第1回目

・朗読の基本について(資料)
・文学作品の朗読的な読み方(教材:斎藤隆介原作「花咲き山」)

〔講師〕東百道(ひがし・ももじ)

○朗読研究 
 単行本『朗読の理論』(木鶏社)日本図書館協会選定図書
 単行本『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)「朗読のための文学作品論」シリーズ第1作
 朗読漫画『花もて語れ』(小学館)漫画/片山ユキヲ+朗読協力&朗読原案/東百道
○朗読指導 品川区、八千代市、船橋市、習志野市、千葉市で6つの朗読サークルを指導
○朗読公演 朗読会を船橋市民文化創造館(きららホール)で年3回定期公演

〔募集対象〕どなたでも(未就学児同伴不可)

〔募集人数〕抽選で35名まで

〔募集締切〕2017年1月10日(火)

〔参加費〕500円(2回分/資料&教材費込み)

〔主催〕大田文化の森運営協議会

〔参加方法その他のお問合せ〕

 大田文化の森運営協議会(平日9時〜17時)
 03−3772−0770

《館長のコメント》

 今回は、前半で「朗読の演技」の基本を説明した。特に、その基本的な「技」は、朗読の台本(文学作品)の解読という認識的な「技」と「語りかける語り口」で朗読するいう表現的な「技」であることを説明した。後半で、朗読の台本(文学作品)の解読の「技」を、斎藤隆介原作「花咲き山」を教材にしてくわしく解説した。

 私がもっとも気をつけたのは時間の管理である。前半の「朗読の演技」の基本の説明に75分、休憩時間に15分、後半の「花咲き山」の解読に60分、計150分と予定していた。結果、時間的にはほぼ予定通りにやることができたし、内容的にも説明べきことはほぼ過不足なく語ることができた。我ながら、成功であっと思う。

 もちろん、私の最大の目標は、今回の受講者に私の話しを十分に理解し、かつ、興味深く受けとめてもらうことである。受講者希望者は定員35人のところ70人に達したという。抽選で38人に絞ったが、実際に会場に来た受講者数は33人であった。通常は1割のドタキャンがあると言われているが、それは当たっていた。

 当日の受講者は、終始、私の話しを熱心に聴いていた。その熱心さは、受講者1人1人の目の輝きに現われる。受講者の眼は、ほぼ全員、終始キラキラと輝いていた。受講者は多種多様であったと思う。まったくの初心者もいれば、相当の朗読経験者もいたにちがいない。私のことを知っていた人も知らなかった人もいたと思う。

 私の朗読指導を直に受けたいと思ってきた人もいれば、ただ私の朗読観だけを知りたいと思ってきた人もいたはずである。あるいは、その他の目的で来た人もいるかもしれない。どのような人に対しても、私は心を籠めて私の朗読観を説明する。それが何らかの形で日本の朗読文化の向上に役立つことを信じているからである。









| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)後期

過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)後期

                 (戦後71年08月02日 新規)

                 (戦後72年06月20日 更新)




【過去のカレンダー】




12月17日(土)習志野朗読サークル「茜」発表会 NEW!
             〜ピアノの調べにのせて〜
 /習志野朗読サークル「茜」発表会

11月24日(木)ふなばし東老朗読会(第32回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

11月05日(土)習志野朗読サークル「茜」朗読発表 NEW!
 /習志野市民活動フェア第13回「みんなでまつちづくり」
 /習志野市「みんなでまちづくり」参加団体主催

10月26日(水)第7回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

10月16日(日)第14回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月11日(土)「満天星」ライブ第5回 NEW!
 /「満天星」主催

10月01日(土)第16回「品川朗読交流会」 NEW!
 /品川「あやの会」および他グループの共催

9月30日(金)第13回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

9月29日(木)感動をつくる朗読基礎講座 NEW!
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

9月29日(木)ふなばし東老朗読会(第31回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月24日(土)八千代「新・みちの会」朗読発表会『母と暮せば』 NEW!
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

7月28日(木)ふなばし東老朗読会(第30回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

7月12日(月)ボランティア朗読会『ホタル帰る』
           〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校

7月12日(月)命の大切さを学ぶ教室  
 /富津市立大貫中学校 主催
 /千葉県警犯罪被害者支援室 講師派遣
 /千葉朗読サークル「風」 朗読協力



【くわしい内容】




習志野朗読サークル「茜」発表会 NEW!
     〜ピアノの調べにのせて〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)12月17日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市東習志野コミュニティセンター3階
     サンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)5階 

〔プログラム〕

「きつね三吉」佐藤さとる原作               今関研一郎
「もちもちの木」斎藤隆介原作               下屋美樹子 
「かるいお姫様」マクドナルド原作・脇明子訳      平野かほる
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作                土田 和子
               <休 憩>
創作民話2題                            松本 恵
「あなたに贈りたい三篇の詩」すわ麦穂原作       すわ麦穂
「わたしは生き残った」橋本代志子原作            央 康子

ピアノ演奏                              菅生澄子

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

《館長のコメント》

 この朗読会は、習志野「茜」が完全に自主・自立的に主催・開催したもので、私はまったく関与していない。今回は、菅生澄子さんのピアノ演奏とのコラボレーションという上演形式であった。これがとても良かった。彼女のピアノ演奏によって、1人1作品の朗読はかなり助けられていた。観客数は約50人、ほぼ満席であった。

 私が指導&演出するいつもの朗読(発表)会の場合は、私自身がどうしても身びいきになって、客観的に良し悪しの判定ができない懸念がある。しかし、今回のようにほぼ完全に1人の観客の立場で聴くと、かなり客観的な判定と要改善点やそのための改善方法が判然とするような気がした。私の指導&演出力もまだまだだと思う。

 最後の舞台挨拶のときに、司会進行役のサークル代表が客席にいた私を朗読講師として紹介してくれた。そのばかりか、挨拶するように促された。私の朗読会での挨拶では定番なのだが、まず、来場者の皆さんに、長時間の朗読を最後まで聴いて下さったことに感謝を申し上げた。今回は特にピアノの菅生澄子さんにお礼を言った。




ふなばし東老朗読会(第32回) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)11月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「蜜柑」芥川龍之介原作         鳥海治代
「タイムミリット」辻村深月原作       平松 歩
「ままや繁盛記」向田邦子原作   遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、定期開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なる。そのため、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれている。このコメントは、その報告に基づいている。今回の来場者数は14人(初参加者は1人)。今回は、朝から大雪という悪天候にもかかわらず、これだけの来場者があった。

 この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて15人が参加した。したがって、観客は全体で29人。この手の朗読会としては立派なものである。司会進行は、このサークルの会員(プロの司会者)が作品解説をしながら進めていく。

 「蜜柑」の朗読は、トンネルを出た踏切の辺りで、小娘が弟たちにバラバラと蜜柑を投げた様子と、主人公の心情の変化をリアルに表現していた。観客は気持ちを引き込まれて、熱心に聴き入っていたという。

 「タイムリミット」の朗読は、推理小説で、かくれんぼ「ゲーム」が始まり、忘れ物を取りに戻ったところでチャイムが鳴り、玄関のシャッターが降りてしまう。敵に見つかると殺される。妹を洗濯機の中に隠し、自分は屋上から逃げ出す様子を、5、4、3、2、…と、迫力ある表現力で、タイムリミットになる過程を、聴き手を巻き込みながら、助かるかどうか…! 皆さんが推理してくださいで、で終了。

 「ままや繁盛記」の朗読は、向田邦子の自伝的小説。妹の和子と、赤坂に手作りの小料理屋開店の当日、大風雨で、入口に生け花を飾ったのだが、お客が誰も来ない。傘をさして外に出てみると、「準備中」の札がかけてあった。その後、大入り満員になり、ビニールの算盤が張り付いて動かない。「ままや」がママ(ご飯)が無くなったと、悪戦苦闘の様子をテンポよく表現していた、という。

 観客の皆さんは、朗読者3人それぞれが個性的でバラエティーに富んだ作品で、とても楽しませていただきました、との感想を残して、笑顔で雪の中を帰っていかれたという。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表 NEW!
〜習志野市民活動フェア第13回「みんなでまちづくり」〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)11月05日(土)
     12時30分〜13時30分

〔会場〕習志野市男女共同参画センター 研修室
     サンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)5階 

〔プログラム〕

「もちもちの木」斉藤隆介原作                          平野かほる
「知念安一の話」山崎豊子原作(『運命の人』から)            央  康子 
「世界でいちばんやかましい音」ベンジャミン・エルキン原作  伊東 佐織
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作                          土田 和子
「蜘蛛の糸その後」島根一郎原作                      すわ 麦穂

〔主催〕習志野市「みんなでまちづくり」参加団体主催

《館長のコメント》

 この朗読会は、習志野市「みんなでまちづくり」のイベントの参加団体の1つとして、習志野朗読サークル「茜」が自立的に取り組んだものである。私は、直接の関与はしていない。しかも、残念ながら、私は朗読レッスンの日程が重なってしまったので、聴きに行くこともできなかった。




第7回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月26日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「猟銃」井上靖原作                藤田多恵子
2「ハナレイ・ベイ」村上春樹原作        井手陽子
3「エファの見た夢」アンネ・フランク原作   昌谷久子
         <休 憩>
4「第一夜」夏目漱石原作(「夢十夜」より)  志村葉子
5「霧の夜」藤沢周平原作             東 百道
  (『三屋清左衛門残日録』シリーズ・第7話)

〔司会進行〕飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕当日券もありますが満席になりしだい消防法のために締め切りとなります
     出来るだけ事前にお電話でお申し込みください
     047−487−3721(東/ひがし)

《館長のコメント》

 観客数は約100人弱であった。前回は約120人とかなり増えたが、今回は前回より約20人も減ってしまった。チケット販売数は95枚だった。招待券などの無料券は7枚発行したから、チケットの発行総数は約102枚であった。観客数は会場の受付で配布する資料で検討はつくが、約100人弱というのも厳密ではない。

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)は、きれいで、交通の便が良い。会場スタッフは充実しており、スキルも高い。事務スタッフも含めて、応対も親切かつ丁寧である。今回も、ゲスト出演者が所属している3サークルから2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来てくれた。とてもありがたいと、感謝している。

 毎回、司会進行役をお願いしている飯野由貴子さんにも感謝している。司会進行役がキチンとしていると、朗読イベント全体が引き締まる。私はもちろん他の4人のゲスト出演者も、司会進行にずいぶん支えられている。今回は風邪をおしての司会進行であった。しかし、体調の不良をまったく感じさせない司会進行ぶりだった。

 また、前回から宣伝用チラシのデザインを依頼している、志村葉子さんにも深く感謝している。志村葉子さんは、今回のゲスト出演者でもあった。夏目漱石原作の『夢十夜』より「第一夜」を朗読したのだが、この「第一夜」の朗読は出色の出来栄えであった。これぞ、本来の「第一夜」の作品世界だ、というような朗読だった。

 他の3人のゲスト出演者にも、その熱演に感謝したい。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたため、会場でどのように聴こえたかは定かでない。しかし、ゲスト出演者の1人1人がずいぶん上達したと感じた。もちろん、ある程度のレッスンを積んだサークル会員に出演を依頼しているのだが、さらに一段と上達していた。

 絶対的なレベルはまだまだの段階であるとは思うが、これまで10年前後も朗読レッスンをしてきた私にとっては、よくここまで上達したものだと感慨深いものがあった。さらに、ゲスト出演を依頼した後の努力ぶりを知っている私は、今回も、この「小さな朗読館」を始めて良かった、という想いが心底から沸き上がってきた。

 終演後のロビーで、来場者の方々と短いお話しをした。遠路、山梨県や神奈川県から聴きに来てくださった方々もいた。私が指導しているサークル会員でも、その会員の知人友人でもなく、私にはまったく未知の方々もいた。その中には、毎回来て下さるリピーターの方々もいる。しかし、ゆっくりお話しすることができない。

 この「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、当日の会場設営や会場運営、および、司会進行やチラシのデザインは、私が指導している朗読サークルの会員有志にお願いしている。しかし、事前事後の準備その他は、もっぱら私とそのマネージャー役の家人の2人でやっている。それが、けっこう大変なのである。

 そこで、なるべく簡単化し、手を抜けるところは極力手を抜くことにしている。来場者の芳名帳も用意しなければ、アンケートもとらない。したがって、次回の「小さな朗読館」についても、今回の来場者にダイレクトメールを郵送するなどのこともしていない。受付で次回の「小さな朗読館」のチラシを配布するだけに止めている。

 広報も、船橋市の市報『広報ふなばし』や地域情報紙『地域新聞』のイベント情報欄に投稿して掲載してもらう程度である。今回は『船橋よみうり』がイベント情報欄への掲載を申し出てくれた。次回から、さらにマスコミの地域情報欄に投稿することも考えようと思う。しかし、基本的には口コミが頼りな点に変わりはない。




第14回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(2016年)10月16日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1 「仇討三態(その3)〜とよ女の場合〜」菊池寛原作 
        小田志津子、吉田光子、金附ひとみ、藤田多恵子
            杉山佐智子、内嶋きみ江、内田升子(朗読順)
2 「天の笛」斎藤隆介原作                   石田幸子
3 「あんず林のどろぼう」立原えりか原作        森川雅子
                    <休 憩>
4 「とげぬき地蔵」西澤實原作                 村井とし子    
5 「小太郎の義憤」玄侑宗久原作             細川美智子
6 「山椒魚」井伏鱒二原作                   松尾佐智世
7 「尾瀬に死す」藤原新也原作               助川由利
8 「羽衣」菊池寛原作                       吉永裕恵子                                               
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約80人(客席数80席)で、完全に満席であった。この会場の客席数は80席しかない。整理券の発行が100枚を超えたので、立ち見が出るのではないかと心配したが、何とか満席で収まったようである。それでも、電話の申込みを何件かはお断りしたということだった。

 朗読会終了直後、その場で私は講評を求められた。最初は、菊池寛原作の「仇討三態(その3)〜とよ女の場合〜」を7人で読み継ぐ朗読である。7人の会員は声も語り口も違うのだが、全体のイメージは統一されていて良かった。

 その後は、7人の会員が1人1作品形式で朗読していったのだが、台本とした作品もバラエティに富み、朗読表現もそれぞれの会員が自分の朗読レベルの上限近くまで仕上げた表現を披露していた。会員の朗読や語り口もけっこう個性に富んでいた。観客の皆さまも、かなり楽しんでいただけたのではないかと思う。

 この千葉朗読サークル「風」は、今回の朗読会をもって第2期の朗読ステップ1〜6の全過程を終了する。2回目の朗読ステップ1〜6を終了した1期生7人には、2期目の「朗読認証状」を手渡した。1回の朗読ステップ1〜6を終了した2期生の1人には、1期目の「朗読認証状」を手渡した。他の2期生も順次これに続く。

 このサークルは、現会員が全員つぎの第3期目の朗読ステップ1〜6に突入していく。特に1期生7人(休会中の1人を含めれば8人)は入会歴が丸12年となり、来月の11月からは13年目に突入する。2期生も陸続と1期目の朗読ステップ1〜6を終了していく。これほど永く朗読レッスンを続けてくれたことに感謝している。

 私自身も、かつての生業(会社勤務)をリタイアし、朗読活動を本格化させてから10年が経ち、今年は11年目に突入している。最初の10年を1区切りとして、次の10年の朗読活動をどうしていくかを新たに構想しなければならない。朗読サークルの会員たちと連携し、次の10年も頑張っていきたいと考えている。




「満天星」ライブ第5回 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月11日(火)
     開場12時30分 開演13時00分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

【第一部】 司会:誉田信子
1 居留地の女(原作:平岩弓枝)         江本なつみ
2 うしろ姿(原作:藤沢周平)              成川洋子
3 どんぐりと山猫(原作:宮沢賢治)        小林正子
                      <休 憩>
【第二部】 司会:江本なつみ
4 驟り雨(原作:藤沢周平)               上田悦子
5 シューシャインボーイ(原作:浅田次郎)   大野栄子
6 鼓くらべ(原作:山本周五郎)            誉田信子

〔主催〕満天星

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔申込〕「満天星」代表 上田悦子
       047−450−6648

《館長のコメント》

 「朗読くらぶ 満天星」の第5回LIVEは、開場が12時30分、開演が13時00分、会場は船橋市のきららホールである。私は、その日の午前中は東京に先約の用事があり、そこから駆け付けたのだが、ギリギリで開演に間に合わなかった。最初の朗読は会場ロビーのスピーカーで聴くことになってしまった。

 私は開演直後に着いたのだが、受付には「満天星」の代表と八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員3人が遅れて来た来場者の応対をしていた。逆に、9月に開催した八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『母と暮らせば』の会場ロビーでは「満天星」の会員が受付を担当していた。お互いに助け合っている。

 実はこの「朗読くらぶ 満天星」の構成員は「新・みちの会」の1期生の有志7人からなっている。その内訳は、現会員1人、元会員6人というように、現会員も入っている。従って「満天星」と「新・みちの会」の絆は固いのである。また私が指導している他の朗読サークルの会員との関係も長く、多くの会員が聴きに来ていた。

 最初の朗読が終わった段階で、ロビーに待機していた遅刻した来場者は入場を案内された。私も最後に入場したが、ほぼ満席であった。客席数は恐らく200席以上は配置されていたと思われるので、観客数は200人を超えていたのではないだろうか。まさに大盛況であった。この「満天星」は代表を中心に集客に努力している。

 その努力が実ったわけである。演目は、平岩弓枝原作「居留地の女」江本なつみ朗読、藤沢周平原作「うしろ姿」成川洋子朗読、宮澤賢治原作「どんぐりと山猫」小林正子朗読、藤沢周平原作「驟り雨」上田悦子朗読、浅田次郎原作「シューシャインボーイ」大野栄子朗読、山本周五郎原作「鼓くらべ」誉田信子朗読、である。

 他に、浅田次郎原作「ひなまつり」櫻井芳佳朗読もプログラムにはあったのだが、出演者が体調を崩したため出演ができなくなったということだった。当人と、私は会場のロビーで立ち話しをしたくらいだから、体調をくずしたタイミングのせいで欠演の止むなきにいたったらしい。本人はもとより私も朗読が聴けず残念であった。




第16回「品川朗読交流会」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)10月01日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五地域センター・第1集会室

〔交通〕東急大井町線下神明駅より徒歩3分

〔プログラム〕

☆品川朗読サークル「あやの会」
「おきなぐさ」宮澤賢治原作          藤本敦子
「水菓子屋の要吉」木内高音原作   山本俶子
「夢応ずの鯉魚」上田秋成原作     山本扶美子

☆都留文科大学朗読研究会
「室尾犀星の動物詩 数編」室尾犀星原作 
             坂本碧・海老名ゆき乃、田中麻子
            杉浦有美、清水わかな、濱中聡子

☆朗読サークル“こだま”
「喪服」浅野あつこ原作  
「エッセー・父の涙」高倉健原作
「雲のさぶろう」神沢利子原作

〔共催〕品川朗読サークル「あやの会」
     朗読サークル“こだま”

〔参加〕入場無料(全席自由)

〔問合せ先〕品川朗読サークル「あやの会」
           03−3786−0006(山本)

【注1】品川朗読交流会は、合同の朗読会を通じて、互いに学び合うことを目的として年2回(春・秋)開催しています
【注2】終了後、懇親会を予定しています

《館長のコメント》

 この「品川朗読交流会」は、だいたい私の朗読レッスンと重なるため聴きに行くことができない。したがって、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員からの報告に基づいてこのコメントを記すことになる。参加者数は約60人。そのうち開催関係者は約20人、一般の観客が約40人であった。勉強会としては大盛況である。

 今回もっとも注目されたのは、遠路山梨県から参加した都留文科大学朗読研究会の6人の大学生が、ゲスト出演で「室尾犀星の動物詩 数編」を朗読したことであったという。品川「あやの会」の代表をしている会員が、その「室尾犀星の動物詩 数編」の朗読を録音したCDを前回の朗読レッスンのときに私に貸してくれた。

 そのCDを聴いたが、非常に好感のもてる爽やかな朗読であった。6人が次々に朗読するのだが、合間に笛やギターなどの短い演奏が入る。室尾犀星の動物詩の何篇かを選択し、朗読の合間に演奏する楽器と曲目を選択して、約25分間の朗読作品として構成するという試みを6人の大学生が実行し、上演してくれたということが嬉しい。

 彼らは朗読漫画『花もて語れ』を高く評価してくれているようである。朗読については「語り口」が気になった。音声言語の本来の法則性を踏まえた朗読をすれば、今以上にさらに感動的な表現になる。こういう素晴らしい大学生たちに「語りかける語り口」をレッスンしたい、と、心底から思った。そういう機会があれば良いのだが。




第13回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(2016年)9月30日(金)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「とんかつ」三浦哲郎原作   吉野久美子、金子方子、田中和代
                           仲田紘基、井手陽子、高木幸恵
2「神様捜索隊」大崎善生原作                         的場正洋
3「涙いっぱいのシャンパン」秋山ちえ子原作        石井せい子
                    <休 憩>
4「アガテ叔母さん」ミヒャル・エンデ原作              大山玲子
5「庭」山本文緒原作                            神田和子
6「吹く風は秋」藤沢周平原作                     金子可代子
7「二十年後」O・ヘンリー原作                     石井春子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

〔問合せ&申込み先〕043−252−2665(石井)
          043−231−1363(石井)

《館長のコメント》

 会場(小ホールのは座席数は80席、観客数は約70人で、ほぼ満席の状態であった。前半は、先ず、三浦哲郎原作の「とんかつ」を会員の半数が読み継ぎ形式で上演した。その後は、1人1作品形式のものを2作品上演した。1つは大崎善生原作「神様捜索隊」、2つは秋山ちえ子原作「涙いっぱいのシャンパン」であった。

 休憩後の後半は、1つがミヒャエル・エンデ原作「アガテ叔母さん」、2つが山本文緒原作「庭」、3つが藤沢周平原作「吹く風は秋」、4つがО・ヘンリー原作「二十年後」。総ての会員の朗読が、従来のレッスンやリハーサルよりも格段に良くなっていた。そればかりでなく、会員の多くが、各自の欠点を克服しつつあった。

 終演後、別の場所で行なう打上げ会までにはかなり時間があったので、朗読会場でそのまま講評を行なった。先ず、私が全体的な講評と、出演者1人1人の朗読について簡単な講評を行なった。次に、会員の1人1人が順々に今回の朗読会についての感想&意見を発表していった。1期生は、全員に対し堂々たる講評をしていた。

 2期生は、自分の朗読に対する反省が主で、1期生を初めとする他の会員に対する感想表明は褒める方が主でそれ以外の感想&意見は控え目だった。しかし、全員が、それぞれの朗読に対しても、会員全体の朗読に対しても、かなりの手ごたえを感じ、達成感を得ているようであった。ロビーで訊いた観客の反応も良かったという。

 講評会の席上で、2期生から自主勉強会における1期生の指導(ダメだしやコメント)に対する感謝の声が多かった。色々と細かく具体的に指摘されたことがとても参考になり役に立ったという。これは2期生のためばかりではない。私の経験からも言えるが、2期生を指導することが1期生の上達にも大変役立っている筈である。

 今回は、前回に比べ朗読も着実に上達していたが、それぞれの原作も面白かった。やはり、朗読は原作選びが大切である。朗読会の朗読は、原作選びから始まる。朗読があまりに下手な場合は、良い原作を選んでもダメであるが、ある程度の朗読が出来るようになっている場合には「感動をつくる朗読」は原作選びが重要になる。

 このサークルは、第2期に入る前年に、朗読入門教室を開催して一斉に2期生を募集した。そのためか1期生と2期生ともに足並みがそろっており、途中入会者はほとんどいない。したがって、来年ごろから3期生の募集をどうするかについて計画を立てていく必要がある。計画立てて仕事を進めていくと、鬼が笑う話が多くなる。




感動をつくる朗読基礎講座 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月29日(木)
     13時30分〜16時00分

〔会場〕八千代市八千代台東南公民館・会議室(3階)

〔内容〕
1 朗読の基本の解説
2 斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読的な解読
3 斎藤隆介原作「花咲き山」の朗読ミニレッスン

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館

〔参加〕事前の申込みが必要(申込み順 約10名)
     参加料(500円/資料代)

〔申込〕047−487−3721(東)

《館長のコメント》

 今回のイベントのPR手段は、八千代市の市報「広報やちよ」の市民伝言板欄に参加者募集案内の記事を投稿したのみである。結果的には7人の応募者があり、当日は7人全員が参加した。今回の講座を開催した目的は、積極的に朗読に関心がある八千代市民を対象に、朗読の基礎を理論的に解説すること、これが目的であった。

 今回は、八千代朗読サークル「新・みちの会」の現代表の会員と最古参の会員の2人に手伝ってもらった。講座終了後、3人でお茶を飲んだ。現代表の会員は2期生であるが、その感想は、今回のような講座をサークル会員を対象に開催して欲しい、というものであった。レッスンでの私の指導がより良く理解できたそうである。

 最古参の1期生会員の感想は、今日の講座内容は、難しすぎたのではないか、というものであった。この最古参の会員は、作品解読力も朗読の実力も抜群の水準である。自分は今回の講座内容を十分に理解した上で、そのような感想&意見を表明したわけである。したがって、この最古参の会員の感想&意見は尊重せざるを得ない。

 今後の講座内容を見直す必要があるかもしれない。なぜなら、今回のような講座を、今後も、八千代市その他でときどき開催していくことを考えているからである。朗読サークルで私のレッスンを受けた会員にしか理解できないことを、公開講座で話しても仕方がない。使用する用語や説明の仕方にさらに工夫を重ねていくことにしたい。




ふなばし東老朗読会(第31回) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月29日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「おかあさんの木」大川悦生原作  井上みつ江
「姥ざかり」田辺聖子原作         谷千和子
「花言葉」連城三紀彦原作        畑野欸子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、定期開催日(奇数月の第4木曜日)がいつも私のレッスン日と重なる。そのため、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれている。このコメントは、その報告に基づいている。今回の来場者数は26人(初参加者は3人)。ここ数年は少しづつだが着実に増えている。今回も前回より4人も増えた。

 この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて14人が参加した。全体で40人、もはや立派な朗読会といえる。司会は、このサークルの会員であるが、プロの司会者でもある。その司会者の名司会により和やかな雰囲気のなかで始まった。

 「おかあさんの木」の朗読は、7人の息子を、次々に出征させ「お国の為」と、畑に「一郎の木、二郎の木、三郎の木、……」と木を植え、息子達と重ね合わせた。母が大切に育てた息子の訃報に接し、「一人でいいから返してくれや」と訴える朗読者の「言葉」に、わがことのように涙ぐんで居られる様子が印象に残ったという。

 「姥ざかり」の朗読は、「嫁・姑」との大阪弁での熱演で、会場からも笑い声が聞こえ、毎回聴きに来る常連さんからも「大阪弁、お上手ね」と褒められたという。会場を笑いに巻き込める語り口は、さすがであったという。
「花言葉」の朗読は、ベテランろしく物語りの中に皆さんを引き込んで行く語り口と朗読表現であったという。

 観客からの感想についても、以下に「ふなばし東老朗読会」担当役員の報告文をそのまま転載する。
*初めて参加された方
 1.こんなに良いとは思わなかった。又、参加します。
 2.人に物語りを読んで貰う機会はなかなか無かった。
  とても豊かな時間を過ごす事が出来ました。
 3.聴きながら、目の前の光景が浮かんできました。
*常連の感想
 1.三作品、読み方も三者三様。
  それぞれの作品の世界に引き込まれました。
  とても楽しかった。
 2.バラエティーに富んでとても面白かった。




八千代「新・みちの会」朗読発表会『母と暮せば』 NEW!
             〜第3期・朗読ステップ1修了記念〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)9月24日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕山田洋次&井上麻矢原作『母と暮せば』

〔プログラム〕

【第1部】『母と暮せば』前半
       <休 憩>
【第2部】『母と暮せば』後半

〔出演〕

 市川すすむ、植本眞弓、江本なつみ、大塚拓一、小畑勝彦、倉林成年、篠原知惠子、竹川則子、冨田博子、丸山節子、吉崎瑠璃子(五十音順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔朗読指導〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は受付名簿で約100人、受付を素通りした来場者を加えるとさらに増えるかも知れないが、実数は不明である。客席は300席近く配置したが、けっこう座席が埋まっている感じであった。雨模様の曇り空という天気にしては、まあまあの来場者数だったと思う。回収したアンケートの中身を読むと、かなり好評であった。

 出演した会員たちは、本番の舞台では、かなり自分の心情をこめて朗読していた。会員ごとに上手下手はあったが、精いっぱいに表現していた点は、皆、同じであった。朗読は、最終的には、朗読者の人間そのものを観客にぶつけるものである。今回の出演者は、そういうことがかなり出来ていたように思った。それで良いのだ。

 今回は、最古参の男性会員が、急きょ検査入院しなければならなくなって、出演できなくなった。そういう事態は誰にでも起こり得る。そのための備えをしているので、公演自体は支障なく終えることができた。後は、その会員の回復を願うのみである。このサークルは来月から結成後14年目に入る。古参会員の健康が心配だ。

 体調の関係で舞台の上で介助が必要な会員が1人いる。当人の個人的に親しい知人友人が、毎年、数人は介助その他の手伝いに来てくれる。その会員も、そういう体調をものともせず、精いっぱいの朗読をしていた。まさに、その会員の人間そのものを身体ごと観客にぶつけるような朗読をしていた。観客も感動してくれていた。

 その会員だけでなく、出演した会員は全員、達成感にひたっていた。さすがの私も、本番当日にダメ出し的な講評は差し控える。次のレッスンでは、本番の朗読の録音を聴きながら、1人1人の朗読について講評を行なうことになっている。レッスンの場では私は、褒めるべき点は褒めるが、改善すべき点は遠慮なく改善を求める。

 終演後は、会場に近いイタリア料理店で打上げ会を行なった。入会してからの歳月を計算すれば、今回、最初の朗読ステップ1〜6を終了した会員が1人いた。本来なら、ささやかな朗読認証状を授与すべきなのだが、その会員は体調の関係で最初の1年間はほとんど休会していた。そこで、朗読認証状の授与は来年に持ち越した。

 それから、第3期・朗読ステップ2のレッスン計画表と最初のレッスン台本・宮澤賢治原作「紫紺染について」を全員に配布した。私の挨拶の後は、食事やら懇談やらをしばらくしたが、途中から、回収したアンケートを会員が少しづつ交代で朗読し始めた。アンケートに書かれた文章は、短いが、皆、大変に褒めてくれていた。

 それを聴きながら、会員の皆さんは大変に盛り上がっていた。まあ、アンケートにわざわざ悪口を書くような人は例外的な人間だ。したがって、かなり割り引いて受けとらなければならない。ただ、昨年より良くなったとか、毎年着実に上達しているとかいう感想が多かったので、そういう感想は素直に嬉しく受けることにした。




ふなばし東老朗読会(第30回) 更新!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)7月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「旅する絵描き・パリからの手紙」伊藤英子原作       田中幸子
「東慶寺花だより/鬼五加の章おこう」井上ひさし原作  小林いさを
「よなき」三浦哲郎原作                           亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》 NEW!

 船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員が、第30回「ふなばし東老朗読会」の開催模様を報告してくれた。この朗読会は定期開催日(奇数月の第4木曜日)がいつも私のレッスン日と重なる。そこで、毎回の開催模様を担当役員が報告してくれることになっている。このコメントはその報告に基づいている。

 今回の来場者数は22人(初参加者は3人)。ここ数年は少しづつだが着実に増えている。この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、勉強のために多数が聴きに行く。今回も、出演者と担当役員と司会進行役を含めて14人が参加した。それに、東老人福祉センターの担当者1人を含めて、計37人。

 東老人福祉センターの会場(和室)は大盛況だったという。今回は、私のブログでこの朗読会を知り、ぜひ聴きたいということで見えた50歳代の女性がいたという。この施設の利用条件は、年齢60歳以上の船橋市民であることを原則としている。今回は、特別に入場を認められたという。こういう融通性は、非常に良いことだと思う。

 「パリからの手紙」の朗読は、司会者による作者の絵本の紹介から始まり、パリ滞在中の窓から見た情景や、老人との出来事等がリアルに表現されており、朗読者の明快な語り口に楽しく皆さんは聴き入っていたという。「東慶寺花だより/鬼五加の章おこう」の朗読は、すっきりと自然な語り口で会場の皆さんを引き込んでいたという。

 「よなき」の朗読は、老人ばかりの過疎の村の出来事を、若者の居ない村に、赤ん坊の泣き声を通して会話の青森弁を巧みに表現していたという。この「ふなばし東老朗読会」は足かけ5〜6年になるが、その間、船橋市東老人福祉センター側の窓口役・伊藤さんが一貫して熱心に担当してくれた。改めて深く感謝の意を表したいと思う。




ボランティア朗読会『ホタル帰る』
   〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜

〔日時〕戦後71年(2016年)7月12日(火) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/教室

〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』

〔プログラム〕

1回目『ホタル帰る』    8時50分〜9時40分
2回目『ホタル帰る』    9時50分〜10時40分
3回目『ホタル帰る』  10時50分〜11時40分

〔出演〕

 赤塚弘子、岡林和子、片桐瑞枝、木下徳子、志村葉子、白澤節子、山本扶美子(品川朗読サークル「あやの会」の会員有志7人)

〔台本化〕 東百道

〔参加〕品川区立荏原第6中学校/生徒

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『ホタル帰る〜特攻隊員と母トメと娘礼子〜』をやった当日の夜に、品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員の会員から電話があった。当日の模様をで報告してきたのである。品川区立荏原第6中学校の3年生の3クラスそれぞれの各教室で、1日に3回のボランティア朗読会をこなしたわけである。

 昨年の担当教師が変わって、後任の教師は当初あまり積極的でななかったようだった。しかし、朗読を聴いた後は一転して、来年もよろしくお願いしますというように、改めて依頼されたという。これは大成功であった。
ともあれ、同じ日に3回も同じ朗読をするのは大変だったと思う。体力に合わせ、朗読時間を調整したという。

 その会員は、来年こそ品川区立荏原第6中学校で3年生全員を一堂に集め、念願の『白旗の少女』を上演したいという。やはり、狭い教室よりも、体育館など広い会場で朗読した方がやりやすい。この品川「あやの会」と千葉「風」また船橋「はなみずき」も、自立的な朗読会の実施模様をキチンと報告してくるのはさすがである。




命の大切さを学ぶ教室

〔日時〕戦後71年(2016年)7月12日(火)
     10時00分〜11時00分

〔会場〕富津市立大貫中学校(体育館)

〔プログラム〕

【解説】「命の大切さを学ぶ教室」について 
                   (千葉県警犯罪被害者支援室)
【犯罪被害者の手記の朗読】
1「娘を殺されて 命ある限り娘の無念を訴える」萩野美奈子手記
2「誰でも犯罪被害者になりうる」市原裕之手記
          朗読:吉田光子、吉永裕恵子、内田升子
               (朗読順/千葉朗読サークル「風」)

〔主催〕富津市立大貫中学校

〔講師派遣〕千葉県警犯罪被害者支援室

〔朗読協力〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕富津市立大貫中学校・1学年の全生徒

《館長のコメント》

 この「命の大切さを学ぶ教室」を開催した当日の夜、出演した千葉朗読サークル「風」の会員有志の代表格から電話があった。その日の模様を報告してくれたのである。当初の予定では、富津市立大貫中学校の2学年と3学年の全生徒が相手という筈であった。しかし、実際には、聴き手が1学年の全生徒に変わっていたという。

 その1年生たちは、あらかじめ朗読の感想を作文に書くように言われていたとみえ、朗読中に一所懸命にメモをとっていたという。朗読の聴き方としてはどうなんだろうと、電話口で大笑いした。今後も、当面は、今回の3人を軸に犯罪被害者の手記を朗読していく。日本の社会から犯罪を無くす一助になれば、と願っている。






| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)前期

過去のイベント記録/戦後71年(西暦2016年)前期

             (戦後71年02月16日 新規)
             (戦後71年03月09日 更新)
             (戦後71年05月06日 更新)
             (戦後71年05月21日 更新)
             (戦後71年06月29日 更新)

             
                         


【過去のカレンダー】



6月22日(水)第6回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

6月19日(日)第2回「小さな朗読館・ならしの」 NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月17日(金)丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会) NEW!
 /船橋市丸山公民館主催

6月05日(日)第12回「小さな朗読館・ちば」 NEW!
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月30日(月)命の大切さを学ぶ教室 NEW! 
 /木更津拓大紅陵高等学校 主催
 /千葉県警犯罪被害者支援室 講師派遣
 /千葉朗読サークル「風」 朗読協力

5月26日(木)ふなばし東老朗読会(第29回) NEW!
 /船橋市東老人福祉センター主催

5月17日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『シューシャインボーイ』
 /品川朗読サークル「あやの会」主催

4月27日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『東慶寺花だより』
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

4月11日(月)第2回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

3月29日(火)第15回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」他2グループ共催

3月10日(木)ふなばし東老朗読会(第28回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月29日(月)第11回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

2月24日(水)第5回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

2月21日(日)第1回「小さな朗読館・ならしの」
 /習志野朗読サークル「茜」主催

1月28日(木)ふなばし東老朗読会(第27回)
 /船橋市東老人福祉センター主催




【くわしい内容】




第6回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)6月22日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「梅咲きぬ」山本周五郎原作       片桐瑞枝
2「春の鳥」国木田独歩原作       金子可代子              
3「虔十公園林」宮澤賢治原作       亀田和子
           <休 憩>
4「飛鳥山」藤沢周平原作        吉永裕恵子
5「平八の汗」藤沢周平原作        東 百道
(『三屋清左衛門残日録』シリーズ・第6話)

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔主宰・企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕 感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約120人であった。前回は約90人と初めて100人の大台を下回った。今回は第1回の約130人の近くまで回復してきた。チケット販売数は約120枚だった。今回は招待券などの無料券を約10枚発行したから、チケットの総発行数は約130枚であった。チケットを持ちながら来場しなかった方が約10人いた。

 今回、無料のチケットを発行した中には、視覚障害(車椅子)者1人とその付添い者2人の分、計3枚が入っている。今回の措置は電話で先方から申し込まれたことに基づいているが、今後も、視覚障害とその付添いの方々には同じように無料チケットを発行していく方針である。そういう方々にこそ聴いていただきたいと思う。

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)は、きれいで、交通の便が良い。会場スタッフは充実しており、スキルも高い。特に舞台照明は、出演者の色々な注文に的確に対応してくれた。事務スタッフも含めて、応対も親切かつ丁寧である。こういう会場とスタッフは、千葉県内の公的施設ではめずらしい。大いに感謝している。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークル(品川「あやの会」は免除)から2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来てくれた。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)をこなしてくれた。マネージャー役の家内も私も、とてもありがたいことだと感謝している。

 毎回、司会進行役をしてくれる飯野由貴子さんにも感謝している。司会進行役がキチンと仕切ってくれると、イベント全体が引き締まってくる。私はもちろん、他の4人のゲスト出演者も司会進行にずいぶん支えられた。また、今回から宣伝用チラシのデザインを新たに依頼した「あやの会」の志村葉子さんにも深く感謝している。

 また、ゲスト出演してくれた4人の出演者に感謝したい。私は、舞台袖でモニターを通して聴いていたが、ゲスト出演者の1人1人がずいぶん上達したと感じた。もちろん、あるレベルになった会員に出演を依頼しているのだが、出演の準備過程でさらに一段と上達していた。ゲスト出演が、良い意味での刺激になったようである。

 絶対的なレベルはまだまだの段階であると思うが、これまで10年前後も朗読レッスンをしてきた私にとっては、よくここまで上達したものだと感慨深いものがある。さらに、ゲスト出演を依頼した後の努力ぶり、一段の上達ぶりを知っている私には、この「小さな朗読館」を始めて良かったという想いもあって特に感慨深かった。

 終演後のロビーで、高橋美江子さんから大変に興味深いお話しを伺った。高橋美江子さんは80歳代のご高齢だが、故・加藤道子さんの教えを受け継ぐ「結の会」のリーダーであり、また朗読会「朗読日和」の主要出演者として活躍されている。今でも、台本を見ずに空でかなり長い作品を語る「語り」を、舞台で実演されている。

 その高橋美江子さんが、かつて有名な演劇俳優の講演を聴いたとき、その俳優が「セリフ表現における大切なポイントの1つは《息》である」という趣旨の話しをしたという。そして、今回の私の朗読には、その《息》が感じられたという。そのため、聴いていて気持ちが良かった、と褒めていただいた。実にうまい褒め方である。

 この、演劇表現や朗読表現における《息》の問題は、私にもピンと来るものがあった。その《息》における主なポイントの1つは、言葉と言葉、文と文のつなぎ方にあるのだが、これを《息》の問題を含めてうまく実現するのはなかなかむずかしい。これは、私たちが現実の言語表現では実現している技だが、朗読ではむずかしい。

 それにしても、こういう高度な問題を、終演後のロビーの短いやり取りの中で、簡潔かつ的確に表現される高橋美江子さんには、深く感心させられる。失礼ながら80歳代のご高齢とはとても思えない。拙著『朗読の理論』も読み、かつ、高い評価をいただいている。こういう方を間近にすると、私は叱咤激励された想いがする。



第2回「小さな朗読館・ならしの」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)6月19日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市東習志野コミュニティセンター・2階和室

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩8分

〔プログラム〕

1「雁の童子」宮澤賢治原作  伊東佐織、三浦邦子、山本時子
                    松本 恵、すわ麦穂、土田和子
2「もちもちの木」斎藤隆介原作             平野かほる
                                 <休 憩>
3「なくなった人形」小川未明原作            今関研一郎
4「無口な手紙」向田邦子原作              下屋美樹子               
5「知念安一」(『運命の人』から)山崎豊子原作     央 康子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約60人(客席数70席)であった。私の気づいた限りでは、私が朗読指導している朗読サークルからの来場者は1人だけだった。大部分は、会員の知人友人および近隣の住民の皆さんであった。朗読の出来栄は、会員たちの現在の朗読レベルからいえば、もっとも良くできたと思う。それぞれが良く頑張ったと思う。

 この会場は音響設備がプアなので、私の手持ちの音響装置を持ち込んで対応した。そのために午前中の直前リハーサルを少し念入りにやった。昼食時に私から、間が取れていないこと、最後の部分が唐突に読み終わる感じであることを注意した。間を十分に取るよう、最後の部分は例えばユックリ読むように、と指導したのである。

 終演後、面白いことがあった。観客を見送っていると、一人の男性が近づいて来て「今回の朗読会の朗読は間が取れていなかったが、あなたは間を取ることを教えていないんですか!」といささか詰問する口調で話しかけてきた。私は「間の取り方は指導しているんですが、むずかしいとみえてなかなかできないんです」と応えた。

 すると、おそらく私より高齢と思われるその男性は「間は朗読の基本じゃないですか。ちゃんと指導すれば簡単に直ぐ取れるはずです。あなたはチャンと指導していないんじゃないですか」と重ねて迫ってきた。その後、多少は《間》に関する問答をした。間は簡単に直ぐ取れるといったその男性は、演劇の経験者だそうである。

 昼食時に、間が取れていないと注意した私としては、その男性の感想には、確かに同意できる点もあった。また「間は朗読の基本」という指摘もある程度は同意できる。しかし、その男性の「間は簡単に直ぐ取れる」という主張には全く同意することができなかった。逆にその主張から、その男性の間に関するレベルが推察できた。



丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)6月17日(金)
      9時30分〜11時30分

〔会場〕船橋市丸山公民館・講堂(2階)

〔プログラム〕

1 詩「夕方の30分」黒田三郎原作                     小林正子
2「冬の青空」池波正太郎原作                        大野栄子
3「美女ありき」田辺聖子原作(『田辺聖子の今昔物語』より)      成川洋子
                   <休 憩>
4 詩「最後だとわかっていたなら」ノーマ・コーネット・マレック原作  上田悦子
5「よだかの星」宮澤賢治原作                       江本なつみ
6「金モクセイ」重松清原作                           誉田信子

〔出演〕朗読くらぶ “満天星”

〔主催〕船橋市丸山公民館

〔参加〕丸山さわやか学級のメンバー
     (丸山さわやか学級の例会であり、一般公開ではありません)

【注】朗読くらぶ “満天星”は八千代朗読サークル「新・みちの会」の元・現会員の有志が結成した朗読グループである。その朗読くらぶ “満天星”が昨秋開催した朗読会を聴きに来た船橋市丸山公民館の人が、このグループの朗読に感動し、今回の丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会)への出演を依頼してきたという

《館長のコメント》

 一昨日(6月17日)に朗読くらぶ “満天星”の代表から電話があり、その日に開催した丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会)の模様の報告を受けた。朗読くらぶ “満天星”は、八千代朗読サークル「新・みちの会」の元・現会員の有志7人で結成の朗読グループである。毎秋定期的に船橋きららホールで朗読会を開催している。

 昨秋、その朗読会を聴きに来た船橋市丸山公民館の関係者が、このグループの朗読に感動し、今回の丸山さわやか学級・例会への朗読出演を依頼してきた。丸山さわやか学級・例会は、船橋市丸山公民館の主催でほぼ毎月1回定期的に開催している、高齢者向けの生きがいづくりと仲間づくりのための学習会ということなのである。

 朗読くらぶ “満天星”のメンバーは、自分たちの朗読会に来場した船橋市丸山公民館の関係者が、朗読を聴いて感動し、その上、こういう形で朗読を依頼されたことが非常に嬉しかったという。今秋に開催予定の自分たちの朗読会の練習は後回しにし、この丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会)の練習に専念したらしい。

 その後、メンバーの1人が体調を崩し出演できなくなったため、急きょプログラムの1部を変更する必要が生じた。体調を崩したメンバーは、心情を込めた迫力のある朗読で、今回の朗読会で特に期待されていた1人だった。従って、今回の朗読会を期待どおりに成功させるために、なお一層、練習する必要が生じたようである。

 今回の丸山さわやか学級・例会は約100人が集まったという。観客たちは、今回の “満天星” の朗読にとても感動してくれたようである。報告してきた朗読くらぶ “満天星”の代表はもちろん、出演者は大いに達成感に浸っているようであった。私も今回の丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会)の成功は非常に嬉しかった。

 朗読くらぶ “満天星”の代表の話しによると、メンバーは、息つく暇も無く、今秋10月に予定している第5回の朗読会の準備にかからなければならない、という。今回の丸山さわやか学級・例会( “満天星” 朗読会)のために、朗読の練習だけでなく、すべての準備を後回しにした結果である。是非、無理をせず頑張って欲しい。



第12回「小さな朗読館・ちば」 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)6月05日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「仇討三態(その1)〜惟念の場合〜」菊池寛原作    大島範子、森川雅子
     松尾佐智世、細川美智子、村井とし子、助川由利、吉永裕恵子(朗読順)
2「もんがく」斎藤隆介原作                          金附ひとみ
3「川べり」三浦哲郎原作                          小田志津子
                        <休 憩>
4「吉原十二月(水無月は垂髪の上臈」松井今朝子原作       杉山佐智子
5「鱗雲」藤沢周平原作                                   藤田多恵子
6「虎」久米正雄原作                                      内嶋きみ江
7「よだかの星」宮澤賢治原作                                吉田光子
8「桃太郎」芥川龍之介原作                                内田升子                      
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 私は9時30分に会場に着いたが、千葉朗読サークル「風」の会員たちはそれ以前に集合し、会場の設営や式次第の手順を確認していた。このサークルは、主体的に、ドシドシ準備を進めていく。遅れて着いた私は、サークルの主体的な準備に任せておけば良い。一連の準備を終えた後に、本番直前の最後のリハーサルを始める。

 私が指導する朗読サークルは、第2期以降はいつでも会員の入会を認めている。そのために、どのサークルにも新人(レッスン歴1〜2年)の会員が数人はいる。朗読(発表)会のときには、その新人をどの位置に当てるか、どの作品を当てるかに頭をひねる。新人に妥当な出演の場を与え、全体のレベルを落とさないようにする。

 しかし、今回の「小さな朗読館・ちば」を客席で聴いて、私は内心、驚いた。目立った穴が無かったからである。数人いた新人は、かなり高いレベルで朗読していた。その他の2期生のレベルはさらに上がっていた。ベテランの1期生も、体調に不安のある会員や、家族の介護に疲れているはずの会員も、皆、頑張った朗読だった。

 1期生の会員の何人かは、すでに、どこに出しても恥ずかしくない朗読者になっている。要するに、今回の「小さな朗読館・ちば」は、全体的にかなり高いレベルのものになっていた。もちろん、まだまだの点も多々あった。私自身にもかなりのダメ出しやコメントの種があった。しかし、全体的にはかなりのレベルであった。

 朗読会の要である司会進行役もまあまあの出来であった。本番直前の最後のリハーサルでは不安が残ったが、本番では見違えるようにうまくやっていた。手違いのあったところもうまくフォローしていた。朗読もそうだが、司会進行も、このサークルは本番に強いのである。観客数は約80人(客席数80席)でほぼ満席だった。

 終演後の約1時間半ほどは、同じ会場で講評会を開いた。私が一通りの講評を行ない、その後は会員が順に自分を含めた会員全員の朗読に対して感想や意見を述べていった。新人も含め、会員たちは皆、堂々と自分の考えを発表していた。このサークルは1期生が2期生より人数が多い。その1期生が2期生の面倒を良く見ている。

 場所を変えた打上会も盛り上がった。全員が細長い1つの食台を囲んで座ったので、1つの話題が全体に行き渡ったことも良かった。打上会は基本的にフリートーキングだから、多弁な会員、話題が豊富な会員、元気な会員がイニシアティブをとる。話すより聴く方が好きな会員は聴き役に廻る。私はどちらかというと後者である。

 ただ先日の「命の大切さを学ぶ教室」(木更津拓殖大学紅陵高等学校主催)に3人のサークル会員が出演し、犯罪被害者の手記を2つ朗読した模様は、私から積極的に話題にした。この社会活動は、千葉朗読サークル「風」として取り組んでいるし、今後の展開によっては他の会員にも出演する機会があると思ったからである。



命の大切さを学ぶ教室 NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)5月30日(月)
     14時00分〜15時00分

〔会場〕木更津拓殖大学紅陵高等学校(体育館)

〔プログラム〕

【解説】「命の大切さを学ぶ教室」について                 鵜沼幸詞
                                      (千葉県警犯罪被害者支援室)
【犯罪被害者の手記の朗読】
1「娘を殺されて 命ある限り娘の無念を訴える」萩野美奈子手記
2「誰でも犯罪被害者になりうる」市原裕之手記
                      朗読:吉田光子、吉永裕恵子、内田升子
                                   (朗読順/千葉朗読サークル「風」)

〔主催〕木更津拓大紅陵高等学校

〔講師派遣〕千葉県警犯罪被害者支援室

〔朗読協力〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕木更津拓大紅陵高等学校・全学生徒

《館長のコメント》

 このイベントの主催は木更津拓殖大学紅陵高等学校。聴き手は木更津拓殖大学紅陵高等学校の全生徒(1〜3年生)、人数は1200人。それに学校の先生方が10人ほどいたであろうか。当日は、鵜沼幸詞さん(千葉県警犯罪被害者支援室)の運転する車で木更津拓殖大学紅陵高等学校に行き、会場の体育館で舞台の設定をした。

 基本設定は舞台担当の先生と放送部の生徒さんが事前にやってくれていたので、私はマイクと椅子の設置位置とマイクの音量&音響の確認だけを行なった。早くも13時30分頃から生徒たちが次々と入場し、事前に整然と並べられていたパイプ椅子に着席し始めた。1200人もの人数になると全員が着席するにも時間がかかる。

 開演後は、初めに鵜沼幸詞さん(千葉県警犯罪被害者支援室)から「命の大切さを学ぶ教室」の目的と内容の説明、そして千葉朗読サークル「風」と朗読者の紹介があった。その後、萩野美奈子さんの手記「娘を殺されて 命ある限り娘の無念を訴える」と市原裕之さんの手記「誰でも犯罪被害者になりうる」を朗読していった。

 千葉朗読サークル「風」の会員3人(吉田光子、吉永裕恵子、内田升子)が、2つの手記をそれぞれ読み継いでいった。切々とした3人の朗読を1200人の高校生たちは静まり返って聴き入っていた。千数百人の観客を相手にしても、朗読はそれだけで十分な存在感を示し、十分な感動をつくることが可能だと私は実感した。

 私は、自分の朗読の舞台を含めて、千人を超す観客を相手にした朗読の舞台を今まで体験したことがない。今回の初体験で、千数百人の観客を相手にしても朗読は十分に通用する事実が実証された。ただ3人の朗読者が舞台の上に立って、台本を読み継いでいくだけの朗読で、である。この初体験は、私には大きな自信となった。

 今回の「命の大切さを学ぶ教室」が開催されたのは、昨年(戦後70年/西暦2015年)の11月に、千葉県犯罪被害者支援センターからの依頼によって、千葉市生涯教育センター・ホールにおける「千葉県犯罪被害者支援/千葉県民の集い」において、今回と同じ手記を同じ千葉「風」の会員3人が朗読したことに起因する。

 今回の木更津拓殖大学紅陵高等学校における「命の大切さを学ぶ教室」が引き金になって、千葉県下の高等学校や中学校で同じような教室が開催されていく可能性がある。もし、その開催数が多くなれば、千葉朗読サークル「風」だけでは間に合わなくなり、私が指導する他の朗読サークルの協力・参加も必要になるかも知れない。

 また、今回の千葉県警(犯罪被害者支援室)の試みが、全国の県警を通して全国的に展開していく可能性もないではない。もし、そうなれば、日本全国で朗読を志している朗読者にとって、新たな社会活動の機会が開けていく可能性がある。私は、そのようなイメージをもって、今後の「命の大切さを学ぶ教室」に取り組んでいる。



ふなばし東老朗読会(第29回) NEW!

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)5月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「トロッコ」芥川龍之介原作   黒田裕子
「お千代」池波正太郎原作  村木ひろみ
「邪魔っけ」平岩弓枝原作    中山慶子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会は、開催日(奇数月の第4木曜日)が私のレッスン日と重なるため、毎回報告してくれることになっている。今回は、今年度の初回、来場者数は21人(初参加者は3人)、ここ数年は少しづつ増えている。この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、毎回、勉強のために多数が聴きに行く。

 今回も出演者と担当役員と司会進行役を合わせ14人が参加した。それに東老人福祉センターの担当者1人を合わせて計36人。盛況だったという。今年度の初回ということで、東老人福祉センターの所長から挨拶があったという。毎奇数月の第4木曜日に「ふなばし東老朗読会」が開催されて6年目。小さな文化の灯火である。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『シューシャインボーイ』
〜第2期・朗読ステップ4終了記念〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)5月17日(火) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕小山台会館・3階大ホール

〔演目〕浅田次郎原作「シューシャインボーイ」

〔プログラム〕

【第1部】 「シューシャインボーイ」前半
            <休 憩>
【第2部】 「シューシャインボーイ」後半 

〔出演〕

 根本泰子、松倉美那子、中込啓子、中村洋子、福永尚彦、木下徳子、岡林和子、藤本敦子、白澤節子、小松里歌、佐々木澄江、馬場圭介、山本淑子、片桐瑞枝、赤塚弘子、山本扶美子、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 当日は雨が降っていたが、設置した130席の客席に対して観客数は100人を超えた。会場の壁際に並べた出演者席を合わせると、会場は120人を悠に超す人数となった。前回(昨年)は観客数は約70人であった。前々回(一昨年)は約130人であったから、前回(昨年)と前々回(一昨年)の中間ということになる。

 朗読の出来栄えはかなり良かった。今までのレッスンや立ち稽古や舞台リハーサルよりも格段に良かった。会員の1人1人が今のそれぞれのレベルにおいて、大いに頑張ったのではないか。何人かの出演者の朗読の声が、本人そのものの本気の声になっていたようである。観客の何人かが泣いてくれていた、という報告もあった。

 この『シューシャインボーイ』のレッスンの過程で、何人もの会員の朗読レベルが飛躍的に向上した。そういうことを、毎年聴きに来てくれている観客は、良く聴き取って下さったようである。このサークルは熱心に自主勉強会をやり、そこで会員同士がお互いを厳しく的確に指導し合っている。私よりも厳しく的確であるらしい。

 私が朗読サークルを指導する目的のうち、主要な1つは次の朗読指導者を育てることにある。独立して朗読を指導する意欲のある会員には、指導する力を持てるように指導する。そうでない会員にも、自分のサークルで後輩を指導する力を持てるように指導する。いずれにしろ、自主勉強会はそのための絶好の実践の場なのである。

 今回は、朗読の最初と最後に生のピアノ演奏を入れた。最初は朗読の前奏として入れたが、最後は少しの間だけ朗読にピアノ演奏を重ねて入れた。ピアノ演奏と朗読をまともに重ねたら、人間の声はピアノに負ける。人間の声をマイクで増幅しても負けてしまう。ピアノ演奏をどの程度加減するか。これが重要なポイントとなる。

 今回は、選曲も演奏もまあまあうまくいった方だと思う。朗読と音楽を重ねてうまくいったときは、朗読も引き立つが、音楽も引き立つ。文学作品もこんなに良い作品だったかと見直してしまうが、音楽の方もこんなに良い楽曲だったかと見直すことがままある。ただ聴くよりも、さらに良い楽曲のように聴こえてくるわけである。

 終演後の打ち上げ会は、会場と同じ建屋の地下の談話室(?)でやった。場所だけを借りて、料理や飲み物を他から取り寄せたのである。こういうやり方は気軽で安くてなかなか良い。打ち上げは談話も食事も大いに盛り上がった。しかし、私は疲労困憊だったので会の途中で居眠りをしてしまった。こんなことは初めてである。



船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『東慶寺花だより』
〜第2期・朗読ステップ4終了記念〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)4月27日(水)
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔演目〕井上ひさし原作『東慶寺花だより』

〔プログラム〕

【第1部】梅の章 おせん
     <休 憩>
【第2部】桜の章 おぎん

〔出演〕

 田中幸子、小糸洋子、黒田裕子、鳥海治代、御代川裕子、平松歩、谷千和子、井上みつ江、小林いさを、飯野由貴子、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、畑野欸子、昌谷久子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員) 

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

《館長のコメント》

 会場の船橋市市民文化創造館(きららホール)には電動収納式移動観覧席が136席ある。これは階段状の客席であり、会場の後部分の半分を占めている。前部分の半分は平らな床になっており、必要に応じてパイプ椅子を並べる。標準型はそのパイプ椅子を電動収納式移動観覧席の前面に一列に並べたもの(16席分)である。

 今回は、当初は、その標準型に加えて、さらにパイプ椅子を2列(16席×2列)並べた。総客席数は184席である。ところが、開場時間が過ぎて開演5分前になった頃、客席を1列分くらい増やした方が良いと会場スタッフからアドバイスされた。そこで急きょ、開演時間を3分ズラしてパイプ椅子を1列(16席)増やした。

 最終的に総客席数は200席になったが、それほど空席は残らなかった。観客数は170人〜180人と思われる。昨年は約150人だったから、今年はさらに20人〜30人も増えたことになる。これは大変に嬉しいことであった。観客数が多いと、それが出演者のパワーとなる。まして、前回より増えた場合はなおさらである。

 そのためか、出演者の朗読も、今までのレッスンやリハーサルより格段に良かった。もちろん、絶対的なレベルはまだまだである。絶対的なレベルはまだまだではあるが、毎年、全ての会員が、前の年の朗読発表会より朗読のレベルを向上させている。これは確かであるし、これが私の朗読指導者としての何よりの誇りなのである。

 このサークルは、今回の朗読発表会で設立10年の節目となる。会員の3分の1はレッスン歴10年になる。しかし、レッスン歴2年の会員もいる。会員によってレッスン歴が色々である。事前の自主勉強会では、会員同士がかなり相互啓発を行なったという。特にレッスン歴10年の先輩会員が、指導的役割を果たしたという。

 終演後の打上げ会は盛り上がった。私は疲労困憊だったのであまり発言しなかったが、会員の皆さんは元気一杯であった。最長老の会員も、周りの会員たちに大切にされながら、最後まで元気に参加していた。会員1人1人が感想を述べたが、その日本語の語り口がとても良かった。朗読表現の最良の基本型がここにあると思った。

 その後「ふなばし東老朗読会」の現状と、新たな船橋市南老人福祉センターの朗読会の企画の見通しの報告があった。その上で、今後の役員構成が検討された。サークル3役の他に、従来の「ふなばし東老朗読会」担当役員を1人、新たな南老人福祉センターの朗読会を担当する役員1人を加えた、5役体制にすることが決まった。

 最後に、旧3役と新たな5役の紹介と、それぞれの挨拶があった。さらに、来年の朗読ステップ5段階における朗読発表会のあり方を検討した。結局、来年も今年と同じく、朗読時間2時間の大作を全員で読み継ぐ形式の朗読発表会を開催することになった。1人1作品形式の朗読は「ふなばし東老朗読会」で上演すれば良い、と。




第2回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
〜朗読とピアノとオカリナのコラボレーション〜

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)4月11日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市美浜文化ホール(2F音楽ホール)
      ・JR京葉線検見川浜駅より徒歩8分
      ・JR総武線新倹見川駅よりバス10分

〔プログラム〕

【朗 読】
「カーニバルのおくりもの」レミイ・シャーリップ&バートン・サプリー原作
「花咲き山」斎藤隆介原作
「雪の夜の話」太宰治原作                  
「知恵子抄」高村光太郎原作
「名前」角田光代原作
 ♪朗読作品への挿入曲
 村の踊り(ベートーヴェン)/アラベスク第1番(ドビュッシー)/ソルヴェイグの歌(グリーク)/愛の挨拶(エルガー)/他

【オカリナ・ピアノ演奏】
「愛のよろこび」ジャンポール・マルティーニ作曲

朗 読   吉田光子 内田洋子 吉永裕恵子 助川由利
ピアノ   杉本美津子
オカリナ 積田由史子   

〔主催〕「朗読と音楽の刻・虹」

〔参加〕 入場無料(定員150名)

〔お問い合わせ・お申し込み〕
     043−277−3255(杉本)
     043−265−8793(助川)

館長のコメント》

 観客数は150席の客席が文字通り満席であった。さらに、会場に入れずロビーの椅子で聴いた観客や、仕方なく帰った観客などが20人ほどいたという。まさに大盛況であった。ピアノとオカリナの演奏者は「美音の会」の所属であり、朗読の出演者4人は私が朗読指導している朗読サークルの現会員3人と元会員1人である。

 この「朗読と音楽の刻(とき)・虹」は、そういう音楽演奏者2人と朗読者4人による自立グループである。しかし、今回は、当日に配布したプログラムにおいて、朗読者4人のプロフィール欄に次のように記して私との関係を明記していた。曰く「『朗読の理論』の著者・東百道氏が指導する朗読サークルの元会員と現会員」と。

 クラシック音楽の世界は、音楽家のプロフィールに、その音楽家の学歴やコンクール受賞歴や演奏実績と並べて音楽指導者の名前を明記している。例えば「齋藤秀雄氏に師事」というように。朗読の世界は、マイナーでもあるし、高いレベルの指導も少なく、芸術としての文化も未成熟だから、そういう慣例が確立されていない。

 終演後、観客のいない会場に出演者が集まり、私から感想や意見を聴く場を設けてくれた。私は、音楽と朗読のコラボレーションの組み合わせのあり方を体系的に例示し、今後はそういう色々な組み合わせを試してみるよう提案した。出演者の皆さんは、前向きに検討すると応えていた。そういう前向きな姿勢が、私は好きである。




第15回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)3月29日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五区民集会所・第1集会室

〔プログラム〕

☆朗読サークル“こだま”
「子供役者の死」岡本綺堂原作  

☆品川朗読サークル「あやの会」
「波の上の人形」中里恒子原作    赤塚弘子
「名前」角田光代原作            岡林和子
「第二夜」「第三夜」夏目漱石原作   白澤節子
(「夢十夜」より)
「終回に臨んで」井上靖原作      片桐瑞枝
(「わが一期一会」より

〔主催〕
朗読サークル“こだま”
品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 この「品川朗読交流会」は、私の朗読レッスンと重なるため、だいたいは聴きに行けないのだが、今回は運よく私のスケジュールと重ならなかったので聴きに行った。会場の客席数は77席だったが、来場者は50数名であった。全体的に、まあまあの盛況であった。この会は、本来が相互勉強が目的だから来場者数は気にしない。

 前半は、朗読サークル“こだま”の4人が、岡本綺堂原作「子供役者の死」を読み継ぎ形式で朗読した。原作の内容と場面展開も、4人の読み継ぎ朗読も、次はどうなるのかとハラハラドキドキさせ、聴き手を最後まで魅了した。後半は、品川朗読サークル「あやの会」の会員有志4人が、自選の作品を1人1作品形式で朗読した。

 この「品川朗読交流会」は、戦後64年(西暦2009年)11月28日(土)に第1回が開催されている。したがって、今年で7年目を迎えることになる。同じ品川区内に在籍していて指導者の異なる3つの朗読グループが、まったく自主的に7年間もこういう朗読交流会を継続させたということは、特筆に値すると思われる。

 ただ、残念なことに、今回は発足以来のその3つの朗読グループのうち、朗読の会〈宙(そら)〉が離脱してしまったという。従って、今回は、朗読サークル“こだま”と品川朗読サークル「あやの会」の2グループの主催で開催されたのである。残念だが、朗読の会〈宙(そら)〉にも色々と事情があったようなので、仕方がない。

 当面は、朗読サークル“こだま”と品川朗読サークル「あやの会」の2グループ体制でやっていくが、新たな朗読グループを探し出し、参加を呼びかけて行くという。広い品川区であるから、朗読グループが他に2つや3つは必ずあると思う。遠からず、新たな3グループ体制あるいは4グループ体制が実現することを願っている。

 ところで、今回は、嬉しい出来事があった。山梨県の大学生2人が、彼らの先輩1人(現在は小学校の教師)といっしょに、この「品川朗読交流会」を聴きに来てくれたという。受付のところで「あやの会」の代表の会員が、彼らのうちの2人が朗読漫画『花もて語れ』第1巻を小脇に抱えているのを目ざとく見つけたのである。

 そして、朗読漫画『花もて語れ』の朗読協力&朗読原案者がいると言って、彼らを私のところに引っ張って来たのである。訊けば、彼らの大学には朗読グループがあり、10人くらいのメンバーがいるという。彼らの先輩格の1人(現在は小学校の教師)が、朗読漫画『花もて語れ』が参考になると、彼らに紹介してくれたらしい。

 朗読漫画『花もて語れ』に込められた朗読の理論を、彼らはよく理解していたようである。これは非常に嬉しかった。目端のきく「あやの会」の渉外担当役員は、早速、その3人に、今年9月に開催する予定の第16回「品川朗読交流会」に、彼らの大学の朗読グループに参加するよう、盛んに勧誘していた。実現すれば嬉しい。




ふなばし東老朗読会(第28回)

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)3月10日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「六の宮の姫君」芥川龍之介原作
黒田裕子、井上みつ江、谷千和子、小林いさを、畑野欸子、飯野由貴子、久保田和子
「狐」山本周五郎原作
小糸洋子、田中幸子、鳥海治代、御代川裕子、平松歩、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、昌谷久子、亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」の担当役員から、第28回「ふなばし東老朗読会」の報告をファックスしてきた。今回は今年度の最後なので船橋朗読サークル「はなみずき」の会員17人が全員出演した。今回の来場者数は今年度最高の20人だったという。そのうち、初参加者は4人だったという。

 全員が2組に分かれ、芥川龍之介原作「六の宮の姫君」と山本周五郎原作「狐」をそれぞれのグループが読み継ぎ形式で朗読した。船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちは、毎回、この朗読会のために自主勉強会を行なったという。主催する船橋東老人福祉センターの担当者・伊藤さんも、毎回、素敵なポスターやチラシをつくってくれたという。会場も広い方に変わり、来場者も着実に多くなっていったので非常に嬉しかったという。

 今回はさらに嬉しいニュースが報告された。来年度も引き続き「ふなばし東老朗読会」を継続したいので、その運営と朗読出演を依頼されたという。この「ふなばし東老朗読会」も今年度で丸5年、1つの節目を迎えた。そこで、来年度はどうなるのかと心配していた。継続が決まって「はなみずき」の会員たちも張り切っている。

 今年度の「ふなばし東老朗読会」担当役員3人は退任し、来年度は新しい担当役員が就任するという。近年の「ふなばし東老朗読会」担当役員は、年度毎の交代制になっている。同時期から、私も、この「ふなばし東老朗読会」に関することは、総てサークルの自立性に任せている。自立性に任せると、サークルの皆さんは頑張る。

 この「ふなばし東老朗読会」が発足した後の数年間は、船橋朗読サークル「はなみずき」の実力が十分でなかった。そこで、私が指導する他の朗読サークルからの朗読出演を依頼する必要があった。その全体的な調整を私が担ったのである。。しかし、数年前から「はなみずき」単独で運営と朗読を担うようになったのである。




第11回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)2月29日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「六の宮の姫君」芥川龍之介原作   石井せい子、田中和代、大山玲子
                                  仲田紘基、井手陽子、高木幸恵
2「つばくろ会からまいりました」筒井康隆原作                的場正洋
3「蜘蛛飼い」水上勉原作                              吉野久美子       
                          <休 憩>
4「夏と冬」川端康成原作                                 金子方子        
5「大根の月」向田邦子原作                              神田和子    
6「件」内田百間原作                                  金子可代子
7「冬の星座」浅田次郎原作                              石井春子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 会場(メディアエッグ)は座席数80席、観客数は約80人、文字通り満席であった。前半は、先ず、芥川龍之介原作「六の宮の姫君」を会員の半数が読み継ぎ形式で上演した。その後は、1人1作品形式のものを2作品上演した。1つは筒井康隆原作「つばくろ会からまいりました」、2つは水上勉原作「蜘蛛飼い」であった。

 休憩後の後半は、1つ目が川端康成原「夏と冬」、2つ目が向田邦子原作「大根の月」、3つ目が内田百間原作「件」、4つ目が浅田次郎原作「冬の星座」。総ての会員の朗読が、従来のレッスンやリハーサルよりも格段にレベルアップしていた。すなわち、総ての会員が、それぞれの水準において、確実にレベルアップしていた。    

 終演後、場所を変えて打上げ会を行なった。歓談しながら食事をした後に、私から改めて簡単な講評をした。出演した総ての会員の朗読に関して、論点を絞って簡単な講評をしたのである。その一つ一つについては省略するが、そういう個人講評については省略するが、その他、私から個人指導の仕方について皆の意見を訊いた。

 個人指導の仕方には、もっぱら良い所を指摘する方法と、良い所だけでなく悪い所も指摘する方法がある。どちらが良いか、という点を訊いたのである。このサークルの会員たちは、良い所だけでなく悪い所も指摘する方が良いという意見であった。否、むしろ、悪い所をビシバシと指摘された方が良いという意見の方が多かった。

 それから、素晴らしい朗読というものは、そうでない朗読とどこが違うかという点についても、現時点における私の考えを説明した。これら、個人指導の仕方についてと、素晴らしい朗読はどこは違うかについては、これからの各朗読サークルのレッスンにおいて、順次、同じように提起し、私の考え方を説明していくことにする。

 今回の第11回「小さな朗読館・ちば」で、千葉朗読サークル「わかば」は第2期・朗読ステップ4を終了する。第1期の朗読ステッップ1〜6で6年、第2期の朗読ステップ1〜4で4年、合計でこの朗読サークル「わかば」のレッスンは丸10年となる。全会員の3分の1が1期生、3分の2が2期生という構成になっている。

 したがって、レッスン歴が丸10年といっても、レッスン歴が約10年の1期生は少数派であり、レッスン歴が約4年の2期生の方が数的には2倍に当たる多数派である。しかし、サークル全体は少数派の1期生がリードしている。例えば、自主勉強会においても、1期生が2期生の朗読に対して積極的に助言しているようである。

 その効果は、はっきり出ている。近年の2期生の上達ぶりがまことにめざましい。そして、その効果は、1期生の上達ぶりにも反映されている。2期生の朗読に対して指導&助言することは、1期生の朗読に対しても大きな効果をもたらすのである。近年の1期生の上達ぶりは、2期生のそれを上回っている。これは素晴らしい。




第5回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)2月24日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「かわうそ」向田邦子原作              内嶋きみ江
2「身体髪膚」向田邦子原作               土田和子              
3「赤いろうそくと人魚」小川未明原作         山本淑子
                  <休 憩>
4「モノレールねこ」加納朋子原作            平松 歩
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第5話)
 「川の音」藤沢周平原作                東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕 感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

《館長のコメント》

 この「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、一昨年の7月に第1回を開催し、昨年から年3回の定期開催という形で本格化させた。今回は、その年3回定期開催の2年目の初回である。観客数は約90人。この朗読会は芳名帳を用意していないから、観客数はチケットの販売数と当日配布した資料の数から推計した。

 観客数の推移は、第1回が約130人、第2回と第3回が約110人、前回の第4回が約100人、今回の第5回が約90人である。残念ながら、毎回、少しづつ減少している。今回こそ下げ止まりを期したが叶わなかった。当面は、何とか100人の大台を回復させたい。しかし、そのために無理な観客増加策は決してとらない。

 チケット販売数は約100枚だったから、実経費的な損益分岐点はクリアしている。しかし、最も大切なのは実際に会場に来て我々の朗読を聴いてくださるお客様の数である。ただし、関係者に招待券を多数ばらまいて客席を埋めるようなことはしたくない。市報や地域情報紙の広報や口コミによる正攻法で観客を増やしていく。

 会場の船橋市民文化創造館(きららホール)は、きれいで、交通の便が良い。会場スタッフは充実しており、スキルも高い。特に舞台照明は、出演者の色々な注文に的確に対応してくれた。事務スタッフも含めて、応対も親切かつ丁寧である。こういう会場スタッフは、千葉県内の公的施設ではめずらしい。大いに感謝している。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークル(今回は品川「あやの会」は免除)から2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来てくれた。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)をこなしてくれた。マネージャー役の家内も、とてもありがたかったと感謝していた。

 毎回、司会進行役をしてくれる飯野由貴子さんにも感謝している。司会進行役がキチンと仕切ってくれると、イベント全体が引き締まってくる。私はもちろん、他の4人のゲスト出演者も司会進行にずいぶん支えられた。また、前回と今回と次回の宣伝用チラシをデザインしてくれた千葉「風」の杉山佐智子さんにも深謝している。

 最後に、ゲスト出演してくれた4人の出演者に感謝したい。舞台袖で聴いていたが、それぞれがそれぞれの過程において、ずいぶん上達したものだと感慨深かった。もちろん、絶対的なレベルにおいては色々と言いたいこともある。しかし、これまでのレッスン過程を知っている私からすると、それぞれ実に立派な朗読をしていた。

 ゲスト出演を依頼するのは、基本的には朗読ステップ1〜6をひと通り終了した会員たちである。しかし、ひと口に朗読ステップ1〜6をひと通り終了したといっても、各人各様である。私は秘かに、果たして「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」に相応しい朗読ができるか心配していた。しかし、それは杞憂だった。

 今回は一人だけ、朗読ステップ1〜6を終了していない出演者がいた。この会員は、現役のプロの声優として活動している。そういう会員は、私がめざしている「感動をつくる朗読」に到達していると私が認定した場合には、朗読ステップ1〜6の途中であってもゲスト出演を依頼している。今回の朗読は、私の期待通りであった。




第1回「小さな朗読館・ならしの」

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)2月21日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市東習志野コミュニティセンター・2階和室

〔交通〕京成本線・実籾駅より徒歩8分

〔プログラム〕

1「毒 蛾」宮澤賢治原作      川崎三保子、平野かほる
                今関研一郎、下屋美樹子、央康子
2「天狗笑い」斎藤隆介原作                           伊東佐織
3「死神ドンブラ」斎藤隆介原作            三浦邦子       
              <休 憩>
4「葉っぱのフレディー」パスカールリア原作   山本時子        
5「銀座に生きる」鈴木真砂女原作         松本 恵    
6「ラブ・ミー・テンダー」江國香織原作       すわ麦穂
7「あだ桜」向田邦子原作                土田和子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 習志野市東習志野コミュニティセンター・2階和室は、旅館の宴会場のような大きな和室を2間打ち抜いたものである。片方の和室の左手には低い舞台があり、舞台の袖には出演者が待機する空間もある。舞台用の特別な照明や音響の設備はない。スピーカーはハンディタイプである。マイクスタンドは私のアーム式を持参した。

 出演者はほとんどは立って朗読するが、その場合は身長の違いがモロに効いてくる。なかには1人だけ椅子に座って朗読したいという会員もいたので、1人1人のマイク位置を調整することにした。アーム式マイクスタンドを扱い慣れているのは、持参した私しかいない。結局、私が1人1人のマイクの位置を調整することになった。

 本番の舞台はおおむね上手くいった。客席数88席のところに来場者数は約70人(芳名帳の記入者61人)であった。会場全体にはまあまあの盛況感が漂っていた。本番における出演者の朗読は、従来のどのレッスンやリハーサルよりも格段に良かった。やはり本番の舞台では、普段より2〜3割はレベルアップした朗読になる。

 最初の演目である宮澤賢治原作「毒蛾」は朗読時間が約30分、4人の会員が読み継ぐのだが、最後まで保つか心配だった。しかし、本番では、この作品の持つ面白さがそれとなく滲み出ていた。これはレッスンやリハーサルを通じて初めてであった。ようやくここまで漕ぎ着けたという感じだが、観客も最後まで聴いて下さった。

 斎藤隆介原作の「天狗笑い」と「死神どんぶら」は、2作とも新人とは思えぬ出来栄だった。レオ・パスカリーナ原作「葉っぱのフレディ」は、朗読者のシットリとした声質にとても合っていた。鈴木眞砂女原作「銀座『卯波』開店」の朗読者は、入会した当座は言葉がよく聴き取れなかったが、見違えるような朗読ぶりだった。

 江國香織原作「ラブ・ミー・テンダー」は、朗読者のシットリとした声質と語り口に加えて原作のもつ軽妙さも滲み出ていた。向田邦子原作「あだ桜」は、さすが1期生という朗読だったが、特に最後のところで聴かせていた。こうした和室での小さな朗読会は、全体的な雰囲気がアト・ホームの良さがある。成功だった、と思う。

 終演後、近くの居酒屋で打上げを行なった。サークルの代表がときどき友人たちと来る店だという。出された料理も美味かったし、打上げの話しも盛り上がった。私はアルコールが少しでも入ると口が重くなる。口を利くのが面倒になるのである。逆に、会員の皆さんは、達成感からか、緊張から解放されたためか、饒舌になる。

 私も最低限の抗戦をしたが、おおむね喋り倒される仕儀となった。喋り倒されながらも、この饒舌さの中に含まれている素晴らしい表現力(イメージ喚起力&心情表現など)が、なぜもっと朗読の場で発揮されないのか、と不思議でならなかった。日常のお喋りの場では、日本人は皆すばらしい日本語の音声言語表現者なのである。




ふなばし東老朗読会(第27回)

〔日時〕戦後71年(西暦2016年)1月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「黄金風景」太宰治原作     小糸洋子
「旅の人」星新一原作       畑野欸子
「一房の葡萄」有島武郎原作  亀田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 今回の来場者数は19人(初参加者は1人)、今年度最多となった。この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、勉強のために多数が聴きに行く。今回も8人が参加したという。さらに出演者が3人と進行役が3人が加わるから計14人。来場者とサークル会員の総計が33人。会場は満席だったという。

 この「ふなばし東老朗読会」は、今年度末で丸5年間も続いたことになる。毎回、来場者は15人前後、出演者は3人という文字通り小さな小さな朗読会である。しかし、来場者のほとんどがリピーターとなり、毎回、朗読を楽しんでくれている。こういう朗読会が、日本のあちこちでひっそりと開催されている図は何か心嬉しい。

 朗読は、小糸洋子「黄金風景」太宰治原作、畑野欸子「旅の人」星新一原作、亀田和子「一房の葡萄」有島武郎原作の3本である。報告によると、小糸洋子の朗読は、昨年9月から懸命に練習してきた成果が現われ、熱意あふれる明瞭な地の文とセリフの語りで、場面に登場する人物とその場の情景が表現できていたという。

 畑野欸子の朗読は、説得力のあるゆったりとした語り口で、次に何が起こるのか、という期待感を持たせて聴き手を引き込んでいたという。亀田和子の朗読は、少年と女性教師の心情を巧み、かつ、軽快な語り口で表現し、会場を魅了したそうである。初参加者も、情景が浮かんできて、とても良かったという感想だったという。

 報告者は今年度の「ふなばし東老朗読会」担当役員である村木ひろみ会員であるが、電話口での追加報告によると、司会役の飯野由貴子会員の司会が良かったという。その司会のお蔭で、朗読作品の面白さをさらに引き立ててくれたという。飯野会員はプロの司会者で、新人の司会者の指導&講習も行なっているベテランである。








| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後70年(2015年)後期

過去のイベント記録/戦後70年(2015年)後期

             (戦後70年10月03日 新規)
             (戦後70年10月29日 更新)
             (戦後70年11月09日 更新)
             (戦後70年12月05日 更新)
             (戦後70年12月30日 更新)

             
                         



【過去のカレンダー】



12月13日(日)「響」朗読ライブ Vol 6 NEW!
 /朗読の会「響」主催

12月08日(火)第8回「東百道・講演と朗読の会」 NEW!
          〜太宰治の文学とその航跡(再出発期)〜
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

11月26日(木)ふなばし東老朗読会(第26回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

11月22日(日)収穫祭(畑の朗読会)
 /さくら農園みらい塾 桜井勝子

11月21日(土)音楽と朗読のプラザ 
 /ブルーローズ楽団&習志野朗読サークル「茜」

11月15日(日)千葉県犯罪被害者週間/千葉県民のつどい
 /千葉県・公益社団法人 千葉犯罪被害者支援センター

10月30日(金)第4回「朗読くらぶ 満天星」朗読会
 /朗読倶楽部「満天星」主催

10月18日(日)第10回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

10月17日(土)第14回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」他2グループ共催

10月12日(月)朝日新聞「Reライフ」欄「朗読に心をこめて」掲載
 /朝日新聞(全国版 朝刊)掲載

9月30日(水)第4回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

9月26日(土)八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『鉄道員(ぽっぽや)』
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

9月24日(木)ふなばし東老朗読会(第25回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月24日(木)第9回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

7月23日(木)ふなばし東老朗読会(第24回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

7月10日(金)「東百道・講演と朗読の会」DVD&BD(ブルーレイ盤)発売
           〜太宰治の文学とその航跡(前死闘期)〜
 /〔著作&出演〕東百道 〔発行〕木鶏社

7月09日(木)ボランティア朗読会『ホタル帰る』
           ——特攻隊員と母トメと娘礼子——
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校




【くわしい内容】



「響」朗読ライブ Vol 6 NEW!

〔日時〕戦後70年(2015年)12月13日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕カノンホール

〔アクセス〕

 東葉高速鉄道/八千代中央駅より徒歩6分(八千代市保健センター向い)

〔プログラム〕

原体剣舞連(宮澤賢治原作)  
        〜ちょっと一息〜      
馬鹿囃子(宮部みゆき原作)    恵比寿こよみ 
迷 子(沢木耕太郎原作)        守田公子
おみちの客(池波正太郎原作)    猪俣智子            
          〜休 憩〜   
転生(志賀直哉原作)          須藤美智子         
利休にたずねよ(山本兼一原作)   館はとみ          

〔主催〕朗読グループ「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が中心になって結成)

〔参加〕参加費500円
    ※要予約 先着50名様
     会場の都合上、ご予約お願い致します
     会場は土足厳禁になっています(スリッパをこちらでご用意しています)

〔ご予約・お問い合わせ〕047−459−3975(舘)

《館長のコメント》

 元八千代朗読サークル「こちの会」の元会員有志が中心になって上演している、この「響」朗読ライブ(Vol 6)は定期的に年2回の開催である。そのうちの1回は12月中旬に開催するので、従来から私が12月上旬に開催している「東百道・講演と朗読の会」と時期が重なる。従って、残念ながらほとんど欠席せざるを得ない。




第8回「東百道・講演と朗読の会」 NEW!
〜太宰治の文学とその航跡(再出発期)〜

〔日時〕戦後70年(2015年)12月08日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千代田区立内幸町ホール

〔交通〕

○JR新橋駅(日比谷口)より徒歩4分(広場より階段を下りる)
○都営浅草線、銀座線:新橋駅7番出口に向かい内幸町地下通路(E方面)より徒歩5分
○都営三田線:内幸町駅A−5番出口より徒歩5分(広場より階段を下りる)
【注意】専用駐車場はありません。お車の方は新幸橋ビルなど周辺の有料駐車場をご利用ください

〔講演&朗読〕 東 百道

〔プログラム〕

【第1部】 講 演  「太宰治の文学とその航跡(純創作期)」
                     <休 憩>
【第2部】 朗 読  「富嶽百景」

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館

〔参加〕チケット予約券/2000円(事前にチケット予約券をお求めください)
      チケット当日券/2500円(当日満席になりしだい販売を中止します)
     (全席自由/133席限定)

【注】会場の座席数183席のところ録音録画用スペース確保のため133席に限定

《館長のコメント》

 今回の観客数は70人で昨年より10数人ほど少なかった。昨年は朗読サークルの会員と一般の観客(会員の知人なども含む)の数がほぼ半々だったが、今年は一般の観客の方が少なかったような気がする。ともあれ、来場してくださった70人の観客各位には感謝している。少しでも聴きに来て良かったと思われたら幸いである。

 私は、原則として、招待券なるものを積極的には出していない。今回も、色々なご縁があって本来ならばこちらからご招待すべき相手の中で、遠路からわざわざ聴きに来ていただけることが判明した場合にのみ、いわば受動的に招待券を発行するに止めた。その数もせいぜい5枚くらいのものである。宣伝のための招待券ではない。

 今回は、毎回、宣伝用のチラシや講演資料の表紙にイラストを提供してくれている池田憲昭さんが、わざわざ来場してくれた。今回も、海上のロビーに池田憲昭さんのポストカードを展示&販売した。今回のチラシや講演資料に使用したイラストは評判が良く、そのイラストのポストカードを中心になかなか売行きも良かった。

 第1部の講演の所要時間は80分弱であった。これは自宅練習の所要時間とほぼ同じで、予定通りである。内容的にも、話すべきことはほぼ話し切ったように思っている。今回の講演は、半分以上の時間を「富嶽百景」「黄金風景」「新樹の言葉」「走れメロス」の作品解読に使った。特に「走れメロス」の解読には力が入った。

 第2部の「富嶽百景」の朗読の所要時間は50数分であった。これも予定通りである。講演後に約15分の休憩を挟んだが、80分弱の講演の後の50数分の朗読は少々キツかった。ところどころ細かいミスが出たし、最後のところは色々な意味で限界ギリギリであった。ただ、心情とイメージの表現は、自宅練習以上にはできた。

 今回も、例年の通り、講演と朗読の一部始終を録音録画し、BDとDVDに収録して製品化するつもりである。当然、それを発行元/木鶏社(出版社)、発売元/星雲社という形で、出版物の全国流通ルートにのせるつもりである。また、この太宰治シリーズの講演内容は、いずれは単行本としてまとめて出版するつもりである。

 毎年、この「東百道・講演と朗読の会」の準備のために費やす体力と知力と気力は、われながら相当のものがある。その成果を1回の朗読イベントだけで消滅させるもはもったいないと思い、それを録音録画したもののBDとDVDの製品化を考えたのは4年前である。これは全国販売すると共に、国立国会図書館に寄贈している。

 また、宮澤賢治にしても、芥川龍之介にしても、また、今回の太宰治にしても、これらの作家たちの文学作品論は、やはり、講演するだけではなく、単行本にまとめて上梓すべきだと考えている。宮澤賢治については『宮澤賢治の視点と心象』(木鶏社)として上梓した。今後は、芥川龍之介と太宰治の文学作品論を頑張っていく。



ふなばし東老朗読会(第26回)

〔日時〕戦後70年(2015年)11月26日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「隣の神様」向田邦子原作         井上みつ江
「七福神」斉藤洋原作               田中幸子
「身体髪膚」向田邦子原作          遠田利恵子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 昨日(11月29日)の夕方、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」の担当役員から、第26回「ふなばし東老朗読会」の模様をファックスで報告してもらった。開催日(奇数月の第4木曜日)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日と重なり、私がこの朗読会に参加できないために報告してくれるのだ。

 今回の来場者数は14人だったという。そのうち、初参加者は3人だったという。この朗読会には、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちも、勉強のために多数が聴きに行く。今回も7人が参加したという。それとは別に、出演者が3人と進行役が2人が参加しているから、計12人。何やかやで、会場に26人が入った。

 お蔭で会場は満席だったという。会場は和室だが、東老人福祉センターが和室用の椅子を増やしてくれたので、参加者全員が椅子に座れるようになったという。毎奇数月の第4木曜日に定期的に和室で朗読会が催されるというのもなかなか楽しい。目立たないかも知れないが、日本の文化のために貢献していることは確かである。

 朗読は、 井上みつ江「隣の神様」向田邦子原作、田中幸子「七福鳥」斉藤洋原作、遠田利恵子「身体髪膚」向田邦子原作の3本である。報告者によると、井上みつ江の朗読は、真摯で優しい語り口が、日常の大切なことを気づかせてくれ、向田邦子の世界に観客を引き込んでいたそうである。朗読は朗読者の人柄が滲み出てくる。

 田中幸子の朗読は、物語自体が楽しく、また、九官鳥やインコの語りが絶妙で、会場をわかせたようである。直後に「声が明快でとてもよかった」という感想があったという。遠田利恵子の朗読は、三人の子供のケガと両親の対応をそれぞれ絶妙な語りで際立たせ、会場から共感の声と笑いが起こったそうである。何よりである。

 報告者は今年度の「ふなばし東老朗読会」担当役員を引き受けてくれた村木ひろみ会員であるが、電話口での追加報告によると、進行役の飯野由貴子会員の司会が良かったという。面白く的確な作品紹介で、朗読の面白さを引き立ててくれたという。飯野会員はプロの司会者で、新人の司会者の指導&講習もしているということだ。




収穫祭(畑の朗読会) 

〔日時〕戦後70年(2015年)11月22日(日)
     13時00分〜14時00分

〔会場〕実籾3丁目 こばと児童遊園集会所
    (習志野市実籾)

〔プログラム〕

1「いとしの犬ハチ」いもとようこ原作                         山本時子
2「父の詫び状」向田邦子原作   遠藤昌子/すわ麦穂/央康子
3「赤いテープ」赤羽礼子&石井宏原作                 下屋美樹子
4「あだ桜」向田邦子原作                                土田和子

〔出演〕習志野朗読サークル「茜」の現・元会員有志

〔主催〕さくら農園みらい塾 桜井勝子

《館長のコメント》

 観客数は約30人。朗読の評判も良かったという。こういう朗読会が末永く継続されていくことを祈念している。




音楽と朗読のプラザ 

〔日時〕戦後70年(2015年)11月21日(土)
     開場13時00分  開演13時30分

〔会場〕習志野市東習志野コミュニティーセンター

〔プログラム〕

【音楽演奏】ブルーローズ楽団

【朗読】(バック音楽/ブルーローズ楽団)
「ざしき童子のはなし」宮澤賢治原作                すわ麦穂
「赤いテープ」                                下屋美樹子
 (赤羽礼子&石井宏原作『ホタル帰る』より)
「虔十公園林」宮澤賢治原作  央康子/遠藤昌子/土田和子

【音楽演奏】ブルーローズ楽団

〔出演〕

【音楽演奏】ブルーローズ楽団

【朗読】習志野朗読サークル「茜」の現・元会員有志

〔主催〕ブルーローズ楽団&習志野朗読サークル「茜」

《館長のコメント》

 ブルーローズ楽団の音楽演奏はとても楽しかったし、習志野朗読サークル「茜」の朗読「ざしき童子のはなし」「ホタル帰る〜赤いテープ〜」「虔十公園林」もなかなか良かった。今回の朗読にはブルーローズ楽団がバック音楽を演奏してくれた。観客数は40人〜50人くらいであろう。皆、楽しんでいたようである。

 実は、この習志野市東習志野コミュニティセンターは、私の散歩コースの範囲にある。このような近場のコミュニティセンターにおいて、無料で、このような音楽演奏と朗読を楽しむことができるというのは、とても幸せなことではないだろうか。日本が平和で、そこそこに文化が普及してきている証左であるように思う。

 今回のこの「音楽と朗読のプラザ」の準備過程においては、私も多少は関与した。もちろん、習志野朗読サークル「茜」に対しては私が定期的に朗読指導をしている。また、今回、会員たちが朗読した作品は、これまでのレッスンで私が指導したものである。しかし、今回のイベントのために、改めての指導はしていない。

 せいぜい、事前の打合せに1回参加したことと、事前の音合わせに1回立ち合った程度である。まして、朗読のバック音楽については、ブルーローズ楽団の皆さんにすべて任せっ放しであり、私は何の寄与もしていない。それにもかかわらず、朗読の上演が終わった後に、出演した会員が朗読指導者として観客に紹介してくれた。

 私は、客席の最後列の一番奥に座っていたので、紹介してもらった際には、ただ自席から立ち上がり無言で会場の皆さんにご挨拶した。こういう紹介のされ方も悪くないとつくづく思った。とても自然であり、このような飾らない音楽演奏と朗読のコラボレーションにふさわしい紹介のされ方だとも思い、大変に嬉しかった。




千葉県犯罪被害者週間/千葉県民のつどい

〔日時〕戦後70年(2015年)11月15日(日)
     13時00分〜16時00分(受付開始12時00分)

〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール

〔プログラム〕

【第1部】
基調講演 「犯罪被害者とその支援〜私の体験〜」 平井紀夫
【第2部】
朗 読 「被害者の声を聴く」 千葉朗読サークル「風」
【第3部】
音楽演奏 植草学園大学附属高等学校/吹奏楽部・合唱同好会

〔主催〕千葉県・公益社団法人 千葉犯罪被害者支援センター

《館長のコメント》

 私は、このイベントにおける朗読出演者の人選、朗読の上演形式および指導&演出を依頼されたので、一種のイベント関係者とも言えるかも知れない。当日は、9時30分に現地に出向き、第2部の朗読に関する舞台設営、舞台振付、音響&照明および直前の舞台リハーサルに、いわばアドバイザー的な立場で参画した。

 朗読する3人の出演者(吉田光子、吉永裕恵子、内田升子)は、まさに真剣で、午前中の待機時間にも控室で朗読全部をおさらいしていた。私も付き合って、ダメだしとコメントを行なった。この3人は、すでにどこに出しても恥ずかしくないレベルの朗読者であるが、今回のイベントに対してはさすがに緊張していた。

 第1部の基調講演は「犯罪被害者とその支援〜私の体験〜」という演題で、講演者は平井紀夫さん(全国被害者支援ネットワーク理事長)であった。犯罪被害者としてのご自身の体験、全国被害者支援ネットワークにかかわった経緯、全国被害者支援ネットワークの紹介と課題などを淡々と語る、すばらしい講演だった。

 第2部の朗読は、娘と父を殺された2人の犯罪被害者の手記のそれぞれを、3人の朗読者が語り継ぐ形式で上演した。私の立場からすると、午前中に控室で行なった私のダメだしとコメントの内容が見事に取り入れられていた。身びいきの評価かも知れないが、すばらしい出来栄えだった。観客の評判も良かったと思う。

 第3部の音楽演奏は、植草学園大学・付属高等学校の合唱同好会によるコーラスと、同じくその吹奏楽部によるハンドベル演奏であった。出演者全員が女子高校生であり、さらに舞台では指導の先生方がきわめて控えめに振舞っておられたため、終始、若さと初々しさに溢れた舞台であった。観客はかなり癒されたと思う。

 今回の朗読出演者3人が所属する千葉朗読サークル「風」からはもちろん、私が朗読指導している各地の朗読サークルの会員の皆さんともチラホラと会場のあちこちで会った。特に、品川朗読サークル「あやの会」の会員たちが遠路から来ていたのが目についた。ボランティア朗読のあり方として関心があったのだろう。

 品川朗読サークル「あやの会」も、ボランティア朗読を軸とした社会活動に熱心に取り組んでいる。特に、地域の中学校で先の大戦の悲劇をノンフィクションで描いた作品を朗読している。今回のように、犯罪被害者の手記を朗読することも素晴らしいボランティア活動だが、中学生に戦争を語り継ぐ活動も素晴らしい。

 私が朗読指導した朗読者たちが、朗読サークルとして、あるいは、個人として、このように朗読を通していろいろな社会活動に参画していってくれることは、私にとっては本当にありがたく、また、素晴らしいことである。私が蒔いた少量の種子が、徐々に実り、かつ増えていって、いつの間にか社会の役に立っている。




第4回「朗読くらぶ 満天星」朗読会

〔日時〕戦後70年(2015年)10月30日(金)
     開場12時30分 開演13時00分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)/フェイスビル6階

〔プログラム〕

【第1部】
「高瀬川」森鴎外原作         成川洋子・上田悦子
「キンモクセイ」重松清原作             誉田信子
「ここが青山」奥田英朗原作             櫻井芳佳  
             <休 憩>
【第2部】
「冬の青空」池波正太郎原作            大野栄子
「夢十夜」夏目漱石原作                小林正子
「春は馬車に乗って」横光利一原作        江本なつみ   

(司会進行:小林正子/誉田信子)

〔主催〕朗読倶楽部「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由/150席〜)

【注】開場・開演が従来より30分早くなっておりますのでご留意ください

【注】お問い合わせ先「満天星」代表/上田悦子
    047−450−6648

《館長のコメント》

 私は開場直前に着いたが、開場の受付には八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員がズラッと並んでいた。会場の案内係は同じ「新・みちの会」の男性会員が担当していた。そういえば、今年9月に開催した八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『鉄道員(ぽっぽや)』の受付は「満天星」の会員が担当していた。

 実はこの「朗読くらぶ 満天星」の構成員は「新・みちの会」の1期生の有志7人からなっている。その内訳は、現会員2人、元会員5人というように、現会員も入っている。従って「満天星」と「新・みちの会」の絆は固いのである。また、私が指導している他の朗読サークルの会員との関係も長く、その多数が聴きに来ていた。

 この「朗読くらぶ 満天星」は、毎年1回の割合で定期的にこのような朗読会を開催している。当日の観客数は170人を超え、パイプ椅子を含めて約200席を設置した客席はほぼ満席状態であった。演目は、思想的な作品が3作、物語的な作品が3作と、硬軟のバランスが良く、最後まで飽きることなく聴くことができた。

 私は、自分が朗読指導している朗読サークルの朗読会は必ず聴きに行くようにしている。聴きに行くというより、舞台周りで演出担当や音響担当のスタッフとして参加しに行くといった方が正確である。朗読指導を離れて聴きに行くという機会はほとんどない。今回は、現会員が2人いるとはいえ、多数である5人は元会員である。

 しかも、演目である朗読作品を直接指導したわけではない。総ては「満天星」の自主練習の成果なのである。しかも、出演者の気心は充分に分かっている。聴いていると、皆、なかなか上手になっているし、よくやっている。こういう朗読会は本当に楽しい。当夜、現会員から電話があったので、感想その他の話しを色々とした。

 今回は、直前に、出演者の一人に不幸があったり、あるいは、別の出演者の体調が不安定になったりで、出演者の皆さんはなかなか大変だったらしい。それでも、満天星の皆さんは、仲良し7人組として互いに励まし合ったり、注意をし合ったりして、なんとか本番の舞台まで漕ぎ着けたという。皆さんは、頑張ったようである。

 朗読的なコメントを少し記す。改めて基本としての「語りかける語り口」が大事だということを痛感した。元会員はそれぞれ上達していたし、朗読に慣れてきてもいた。しかし、肝心な「語りかける語り口」を十分に修得しないままに私の指導から離れてしまった。その点で私には若干の悔いが残っている。もうひと息だったのに。

 いささか驚いたのは、現会員の朗読は、2人ともその「もうひと息」のところが出来ていた。その分、イメージ(場面と心情)のつくり方と《間》のつくり方も「もうひと息」のところに手が届いていた。元会員がその「もうひと息」に手が届けば、さらに強烈な感動を聴き手の心につくることができるようになると思うのだが。




第10回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後70年(2015年)10月18日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「じねんじょ」三浦哲郎原作    森川雅子、小田志津子、松尾佐智世
              杉山佐智子、内嶋きみ江、助川由利、吉永裕恵子
2「あったかくなんかない」よしもとばなな原作         細川美智子
3「妹の着物」川端康成原作                      大島範子
                  <休 憩>
4「とくべつな早朝」江國香織原作                藤田多恵子
5「宗旦狐」澤田ふじ子原作                    村井とし子
6「イン・ザ・カラオケボックス」石田依良原作           内田升子
7「苦海浄土〜ゆき女聞き書き〜」石牟礼道子原作      吉田光子                       
〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 今回の観客数は、70数人(客席数80席)であった。私は家人と共に9時30分に会場に着いたが、千葉朗読サークル「風」の皆さんは9時00分頃には集合し、会場の設営や式次第の手順を確認していた。このサークルは、良く言えば主体的に、悪く言えば勝手にドンドン物事を進めていく。そのうちに直前のリハが始まった。

 直前リハーサルも主体的(勝手)に進めていく。そのうちに、誰かが思い出したように、私にもダメ出しやコメントをしてくれと言い出した。直前リハで指導したところで手遅れだと思ったので、私は気乗りがしなかった。そのうち誰かがマイクのスイッチを入れ忘れていたことに気がついた。これで私の頭にスイッチが入った。

 直前リハで、マイクのスイッチを入れ忘れてリハを始めるとは何事であるか。それからは、私から積極的にダメ出しやコメントを繰り出していった。誰かが、これでいつもの先生になった、などと発言していた。直前リハの私の指導は、少なくとも1期生の何人かにはかなりの効果があった。私もこの何人かの修正能力には驚いた。

 このような舞台裏を記したのは、今回の第10回「小さな朗読館・ちば」では、出演者が、それぞれのレベルにおいてではあるが、かなりの出来栄を示したからである。観客の反応も良好であったし、出演者もかなりの達成感を感じていたようであった。現に、食べ放題のしゃぶしゃぶ料理屋での打上げ会は、かなり盛り上がった。




第14回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後70年(2015年)10月17日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五区民集会所・第1集会室

〔プログラム〕

☆朗読の会「宙(そら)」
「お母さんの木」大川悦生原作
「絵に描いた嫁さま」松谷みよ子原作

☆品川朗読サークル「あやの会」
「ドンドコ山の子ガミナリ」斎藤隆介原作  木下徳子
「おきなぐさ」宮澤賢治原作        山本扶美子
「ろくでなしのサンタ」浅田次郎原作     志村葉子

☆朗読サークル“こだま”
「文芸落語『蜘蛛の糸』」芥川龍之介原作  
「紙吹雪」宮部みゆき原作

〔主催〕
朗読サークル“こだま”
朗読の会「宙(そら)」
品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 今回の「品川朗読交流会」も、私は他のレッスンと重なったので、参加できなかった。品川朗読サークル「あやの会」の渉外担当役員の話しでは、参加者は約50人、演目もバラエティーに富んでいて面白かったということであった。時間の関係で、今回は、終演後の話し合いはできず、別途の場を設けてやることになったという。

 初めは4グループで始めた「品川朗読交流会」は、現在は3グループになっている。しかし、毎年2回のペースで順調に回数を重ね、今では3グループの年間行事としてしっかり根付いたようである。お互いの違いを前提に「みんな違って、みんな良い」という精神で、互いに刺激し合いながらやってきたのが良かったのであろう。




朝日新聞「Reライフ」欄「朗読に心をこめて」掲載

〔日時〕戦後70年(2015年)10月12日(月)

〔掲載紙〕朝日新聞/2015年10月12日(月曜日)朝刊 全国版

〔記事の構成〕

○インタビュー「視点を転換 イメージつかむ」東百道(ひがし・ももじ)インタビュー
○イラスト「朗読のプロセス/朗読はイメージに始まりイメージに終わる」東百道への取材から
○学ぶ場は「サークルなど 自主練習も」
○いかすには「学校や高齢者施設で朗読会」
○専門的に「視覚障害者らへの『音訳』」

【注】くわしい記事内容は本ブログ「紹介された記事 54」に引用

〔記事制作〕

石前浩之(デスク/朝日新聞大阪本社・生活文化部次長)
十河朋子(記者/朝日新聞大阪本社・生活文化部)
山中位行(グラフィック)

〔発行〕朝日新聞社

《館長のコメント》

 2015年10月12日の朝日新聞(朝刊)の文化欄「Re ライフ 人生充実」に「朗読に心をこめて」という標題の下に、私の理論に基づいて朗読の紹介がなされた。朝日新聞の文化欄は、日本では一流という評価を得ている。そこに、入門用の紹介記事とはいえ、私の「朗読の理論」が紹介された意義は大きい、と考えている。

 そこで、ここにいたる経緯を簡単に整理しておく。今から12年前に本格的な朗読指導を始めた私は、日本の朗読文化の向上に少しでも寄与したいという想いをもっていた。私の朗読指導は、朗読サークルの指導が主である。この指導方法は、身近で詳しい指導ができる反面、指導の範囲や人数が制限され、その点で限界があった。

 そこで朗読を理論的に解明した単行本を執筆&公表することを決意し、今から7年前(西暦2008年3月)に木鶏社から『朗読の理論』を発行した。この本は、学問的な批判にも耐えるように、論理性を重視した。従って、必ずしも一般受けする内容ではなかった。私は、百年後の読者に宛てて執筆したと、独りで豪語していた。

 ただ意外にも、出版直後に日本図書館協会選定図書に指定された。さらに意外だったのは、翌年(西暦2009年)2月、この『朗読の理論』の文章が立命館大学の入学試験(国語問題)として出題されたことである。極め付きの意外さは、同年10月に小学館から、この『朗読の理論』に基づいた協力を依頼されたことであった。

 小学館の編集者・高島雅さんの話しは、次のようなものであった。朗読をテーマにした漫画を企画した後、朗読について取材と調査を重ねてきたが、このままでは漫画にならないと悩んでいた。たまたま『朗読の理論』を読んで、これなら漫画になる、と考えて電話した。この『朗読の理論』に基づいた朗読協力をして欲しい、と。

 文字通り世界をリードしている日本漫画界の水準に、従来から私は一目置いていた。従って、この申し出は、意外でもあり、嬉しくもあった。かくして、その翌年(西暦2010年)1月から日本初の朗読漫画『花もて語れ』(片山ユキヲ&東百道)の連載が始まった。これが、拙著『朗読の理論』の最初の具体的な成果であった。

 朗読漫画『花もて語れ』は幸いに高い評価を受け、新聞各紙の記事にされたりもした。私の「朗読の理論」にも言及されたが、ほとんどは朗読漫画『花もて語れ』の記事の一部として扱われた。朗読そのものを正面から取り上げた記事ではなかった。それも、漫画の連載が終わった昨年(西暦2014年)7月以降は途絶えていた。

 ところが今年(西暦2015年)8月末に、朝日新聞(大阪本社)の十河朋子記者から電話があり、50歳〜60歳の読者向けに朗読を紹介する紙面づくりに協力を依頼された。十河さんの上司(デスク)の石前浩之さんが、以前から『花もて語れ』を高く評価してくれていて、朗読のことならと、私を強く推薦してくれたらしい。

 すなわち、今回の朝日新聞の記事は『朗読の理論』〜『花もて語れ』という流れの延長上に位置づけるべき成果なのである。今後、拙著『朗読の理論』〜朗読漫画『花もて語れ』〜朝日新聞(朝刊)文化欄「Re ライフ 人生充実/朗読に心をこめて」の流れの上に、どんな成果が出てくるか。結果はどうあれ、少し楽しみである。




第4回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後70年(2015年)9月30日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「二十三年」藤沢周平原作               高木幸恵
2「夏の葬列」山川方夫原作              飯野由貴子
3「雛」芥川龍之介原作                   助川由利
                <休 憩>
4「檸檬」梶井基次郎原作                江本なつみ
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第4話)
 「梅雨ぐもり」藤沢周平原作               東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕 感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は約100人であった。観客数の推移は、第1回が約130人、第2回と第3回が約110人、今回が約100人である。ゆるやかな減少傾向をたどっているが、今回はかろうじて100人を少し上回る水準で踏み止まった。実経費的な損益分岐点は十分にクリアしているが、今後も100人の大台はぜひ維持していきたい。

 船橋市民文化創造館(きららホール)は、きれいで、交通の便が良い。会場スタッフが充実しているだけでなく、スキルも高い。事務スタッフも含めて、応対も親切かつ丁寧である。こういうスタッフは、千葉県内の公的施設ではめずらしい。大いに感謝すると共に、この良き伝統をいつまでも引き継いでいくように期待している。

 今回も、ゲスト出演者が所属している3サークル(今回は八千代「新・みちの会は免除)から2人づつ、計6人が当日の運営スタッフとして応援に来てくれた。その応援の皆さんも、とても協力的に受付役(2人)や会場案内兼避難誘導役(4人)をこなしてくれた。マネージャー役の家内もとてもありがたかったと感謝していた。

 毎回、司会進行役をしてくれている飯野由貴子さんは、今回はゲスト出演者も兼ねていた。1人2役は大変だったと思うが、2役ともとても上首尾にこなしてくれた。他のゲスト出演者3人も、とても良かった。こういう一種の晴れ舞台(真剣勝負の場)は、出演者の飛躍を促進させる。そういうことを実感させる舞台であった。

 もちろん、今回のような有料の朗読会は、聴き手の皆様に楽しんで満足していただくことが最も肝心である。その点で、今回の演目はバラエティに富んでいたし、出演者の朗読レベルもある段階にまでは達していたので、まあまあの合格点をいただけたのではないかと考えている。もちろん、今後も精進に励まなければならない。




八千代朗読サークル「新・みちの会」朗読発表会『鉄道員(ぽっぽや)』

〜第2期・朗読ステップ6修了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)9月26日(土) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕

 浅田次郎原作『鉄道員(ぽっぽや)』

〔プログラム〕

【第1部】『鉄道員(ぽっぽや)』前半
        <休 憩>
【第2部】『鉄道員(ぽっぽや)』後半

〔出演〕

 小畑勝彦、丸山節子、篠原知惠子、竹川則子、冨田博子、倉林成年、市川すすむ、守田公子、植本眞弓、吉崎瑠璃子、小林正子、大塚拓一、江本なつみ(朗読順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔台本・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 今回は、第2期の最後にあたる朗読ステップ6の終了を記念する朗読会でもある。レッスン歴はまるまる12年になる。私が朗読指導しているサークルの中では最古参のグループである。次回からは第3期(朗読ステップ1〜6)に突入する。第3期を終了した段階ではレッスン歴が18年になる。気の遠くなるような歳月である。

 今回の観客数は受付名簿で105人、受付を素通りした人を加えると約120人であった。終演後における会場ロビーでも観客の反応、および、回収したアンケートの中身を読むと、かなり好評であった。これまで積み重ねてきたレッスンや立ち稽古やリハーサルに比べて、本番の出来栄はやはり格段に良く、まあまあであった。

 今回は、途中で思わぬハプニングがあった。出演者の奥様が、前半の最後の方で意識を失ってしまったのである。急きょ呼んだ救急車が、ちょうど休憩時間に到着し、その休憩時間の間に当人を搬出していった。その間、さすがに会場も若干ざわめいたが、幸い休憩時間を5分延長しただけで、後半の舞台を始めることができた。

 当人の夫である出演者は救急車に同乗していったので、読み継ぎ形式の場合にはその出演者の朗読部分に穴が空いてしまう。そこで、緊急時に備えたかねての手順に従って、その出演者の前後を読み継ぐ会員が、半分づつその穴埋めをした。その他にもいろいろと緊急対応の必要があったが、全員が主体的に的確な対応をしていた。

 また、出演者の1人が体調を崩したため、車椅子を使わなくてはならなくなった。舞台袖から舞台上までは、介添えの友人の手を借りて歩いて出演したが、最後の舞台挨拶は車椅子での登場となった。レッスン歴が12年ともなると、色々なことが出てくる。今回は、特に、関係する方々の多大なご支援をいただいた舞台となった。

 終演後は、イタリア料理店で打上げ会を行なった。救急車に同乗していった会員は欠席したが、車椅子の会員は元気に出席した。イタリア料理に舌鼓をうった後、指名されて私は挨拶をした。挨拶の前に、まず、第2期をすべて無事に終了した会員に朗読認証状を手渡した。1期生には2期目の、2期生には1期目のものである。

 ところで、朗読発表会の翌日(9月27日)の午前中に、救急車で運ばれたご当人(奥様)とその夫である会員の二人が、突如、自動車でわが家を訪ねてきた。こちらはびっくりしたが、当の奥様はニコニコとして顔色も良かった。夫の会員もホッとしたような表情をしていた。昨日の出来事は一時的なものだったという。

 私と家内は安心すると共に、わざわざ事後の報告に来ていただいたことに恐縮した。恐縮しながらも、こういう人間関係の温かさに感激もしていた。その夫の会員は1期生だったので、昨日、手渡すことのできなかった2期目の朗読認証状を手渡した。今後も、いろいろと緊急事態が起こるであろうが、何とか切り抜けていきたい。




ふなばし東老朗読会(第2回)

〔日時〕戦後70年(2015年)9月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「にごりえ」樋口一葉原作        小林いさを
「夏の葬列」山川方夫原作       飯野由貴子
「椋鳥の夢」浜田広介原作         昌谷久子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会の実際の主催者は、船橋市東老人福祉センターである。私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはほとんどない。今回(第25回)も、いつもと同じで参加することができなかった。

 そこで毎回「ふなばし東老朗読会」担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれるのである。今回も観客は16人だったという。そのうち13人はリピーター、3人が初参加だったという。それに、船橋「はなみずき」から傍聴しにきた会員が7人、朗読者3人と司会&運営役2人が加わり、総勢28人であった。

 朗読は、 小林いさを「にごりえ」樋口一葉原作、飯野由貴子「夏の葬列」山川方夫原作、昌谷久子「椋鳥の夢」浜田広介原作の3本である。報告者によると、小林いさをは、事前に用語解説を資料として配布し、擬古文を理解しやすい工夫をし、その質実な語り口とも相まって、観客を樋口一葉の世界に引き込んでいたという。

 飯野由貴子の朗読は、迫力のある熱演によって、作品世界の情景が眼の前に浮き上がって来るようで、その展開の意外さに観客は息を飲んだという。昌谷久子の朗読は、音楽を奏でるような語り口で、父親鳥の愛情が滲み出てきたような表現だったという。観客から「父親鳥の気持が良く出ていた」という感想をいただいたという。




第9回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後70年(2015年)9月16日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「龍」芥川龍之介原作   吉野久美子、的場正洋、金子方子
                 神田和子、石井春子、金子可代子
2「ばらの家」川端康成原作              石井せい子              
3「私のひめゆり戦記」宮良ルリ原作         仲田紘基
 (加賀美幸子選『読み聞かせる戦争』より)
              <休 憩>
4「この手のひらほどの倖せ」布施明原作      田中和代
5「あちゃという娘」平岩弓枝原作           大山玲子
 (平岩弓枝『御宿かわせみ』より)
6「卵のスケッチ」池波正太郎原作           井手陽子
7「うらぼんえ」浅田次郎原作              高木幸恵           

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 会場(メディアエッグ)は座席数80席、観客数は70人強、ほぼ満席であった。出演者は、それぞれが、従来のレッスンやリハーサルより数段もレベルアップした朗読表現をしていた。終演後の打上げ会で、私から簡単な講評をした。その後、会員の皆さんが自由に意見や感想を述べ合ったのだが、面白い議論が2つほどあった。

 1つは、ある会員が朗読した台本のつくり方に関するものである。この会員の台本では、主人公の心情がよく分からなかった。この問題は、以前から私が指摘していたものである。当の会員もよく分からなかったらしいのだが、本番前に原作を改めてよく読み直したら、主人公の心情がちゃんと書かれてあったというのであった。

 台本ではその部分をカットしてしまったので、よく分からなくなってしまったらしい。朗読会では朗読時間を短く制限されることがある。原作のままでは、ほとんどがその制限時間を越えてしまう。そこで、選んだ原作をカットすることになる。どんな原作を選ぶか、その原作をどうカットするか。これがとても重要な課題となる。

 2つは、プログラムに朗読作品の著者を表記する場合に、何々作とするのが良いのか、何々原作するのが良いのか、という問題であった。私は、何々原作と表記することにしている。なぜなら、私がプログラムに表記する作品名は「文学作品」の作品名ではない。朗読する「朗読作品」の作品名であるべきだと考えている。

 従って、その「朗読作品」に付すべき「文学作品」の著者名は、あくまで「朗読作品」の原作者としての著者名ということになる。原作をカットしたか否かという問題ではない。朗読者が朗読する「朗読作品」は独立した作品である。従って、その「朗読作品」の原作たる「文学作品」の著作者は「朗読作品」の原作者なのである。

 私に質問した会員は、先生の考え方は理解する。しかし「原作者」と表記すると、世間的にはこの「朗読作品」は元の「文学作品」を好き勝手に書き直したものと誤解されかねない、という意見であった。私は、私は従来の日本の朗読文化に革命を起こそうと考えているので、そのような誤解も打ち破ろうと考えていると答えた。




ふなばし東老朗読会(第24回)

〔日時〕戦後70年(2015年)7月23日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・和室

〔プログラム〕

「誰かに聞いた話」恩田陸原作   御代川裕子
「詩人の靴」尾崎翠原作         谷 千和子
「むかしも今も」山本周五郎原作   中山慶子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この朗読会の実際の主催者は、船橋市東老人福祉センターである。私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはほとんどない。今回(第24回)も、いつもと同じで参加することができなかった。

 そこで毎回「ふなばし東老朗読会」担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれるのである。今回は観客は16人だったという。そのうち12人はリピーター、4人が初参加だったという。それに、船橋「はなみずき」から傍聴しにきた会員が7人、朗読者3人と司会&運営役3人が加わり、総勢29人であった。

 朗読は、 御代川裕子の「誰かに聞いた話」恩田睦原作、谷千和子の「詩人の靴」尾崎翠原作、中山慶子の「むかしも今も」山本周五郎原作の3本である。報告者によると、御代川裕子会員は謎解きのポイントとなる「荀」と「旬」の字を、朗読後に大きく掲示して説明し、耳だけで聴く聴き手にも分かるように工夫していたという。

 また、谷千和子会員は、作品のクライマックスに向けて個性ある語りかけで熱演したという。最後の中山慶子会員は、周五郎作品を情緒たっぷりの中山節で語り、観客から盛んな拍手をいただいたという。司会をした飯野由貴子会員(プロの司会者)が原作者と原作をうまく紹介し、出演者から「助けられた」と感謝されたという。

 「ふなばし東老朗読会」の本来の目的は、もちろん、船橋市東老人福祉センターの利用者に「感動をつくる朗読」を聴いて楽しんでいただくことである。しかし、船橋「はなみずき」の会員たちからすると、この朗読会は自分の朗読の演技その他を試すための絶好の機会、それも真剣勝負の場である。会員たちは、張り切っている。




DVD&BD「東百道・講演と朗読の会」ライブ盤発売
       太宰治の文学とその航跡(前死闘期)
  〜〜文学、思想、生活、社会における太宰治の前死闘期の航跡〜〜

〔発行日〕戦後70年(西暦2015年)7月13日

〔著作&出演〕東 百道(ひがし・ももじ)

〔公演ライブの収録内容〕

【第1部】 講 演                              
1 太宰治の総体的なイメージ            
2 太宰治の文学的な全体像
3 太宰治シリーズにおける二つの課題
4 太宰治の《前死闘期》における全体像
5 《前死闘期》における死闘1(非文学的な死闘)
6 《前死闘期》における死闘2(文学的な死闘)
7 太宰治における自殺の意味(「度はずれ」や死闘に備えた《担保》)

【第2部】 朗 読
1『燈籠』
2『姥捨』

〔定価〕3500円+税

〔製盤〕DVDあるいはBD(ブルーレイ盤)の各2枚組

〔付録〕プログラム&講演資料(公演当日配布したものの縮小版)

〔発行〕木鶏社

〔発売〕星雲社

〔撮影&制作〕kami企画

《館長のコメント》

 今回、発行&発売したのは、昨年の12月に千代田区立内幸町ホールで上演した第7回「東百道・講演と朗読の会〜太宰治の文学とその航跡(前死闘期)〜」の公演ライブ盤である。BD盤とDVD盤の校正用のものを何度もチェックした。ただ1箇所だけ「芥川龍之介」というべきところを「太宰治」と言い間違えていた。

 しかし、前後の文脈から,言い間違えたことも分かるし、本来の趣旨もわかるので、そのままにした。全体的には、我ながらまあまあの出来栄だと思っている。特に、講演の内容にはいささか自信をもっている。太宰治が本格的な文学を創造していく重要な前段階である。この「前死闘期」が分からないと、太宰文学は分からない。




ボランティア朗読会『ホタル帰る』
  ——特攻隊員と母トメと娘礼子——

〔日時〕戦後70年(2015年)7月09日(木) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/教室

〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』

〔プログラム〕

1回目『ホタル帰る』    8時50分 〜 9時40分
2回目『ホタル帰る』    9時50分 〜10時40分
3回目『ホタル帰る』  10時50分 〜11時40分

〔出演〕
 赤塚弘子、岡林和子、片桐瑞枝、白澤節子、山本淑子、山本扶美子(品川朗読サークル「あやの会」の会員有志6人)

〔台本化〕 東 百道

〔参加〕品川区立荏原第6中学校/生徒

《館長のコメント》

 このボランティア朗読会『ホタル帰る——特攻隊員と母トメと娘礼子——』を中学3年生に向けて初めて上演したのは、戦後66年(2011年)3月07日(月)、場所は品川区立荏原第5中学校の体育館であった。奇しくも東日本大震災&福島原発大人災の4日前であった。以後、学校は替わったが、毎年1回は上演してきている。

 今回の品川区立荏原第6中学校の授業の一環として上演したボランティア朗読会『ホタル帰る』は、品川朗読サークル「あやの会」が朗読発表会で使った台本(朗読時間約130分)を、さらに朗読時間を約45分に短縮した台本を使用した。中学校の授業1コマ分の時間(50分)内に朗読できるよう、作成し直したわけである。

 品川朗読サークル「あやの会」は、このような学校や福祉施設などに向けたボランティア朗読、あるいは、品川区内の朗読交流会など、社会的な朗読活動に積極的に取り組んできている。そのための「渉外担当役員」を会員の中から特別に選任しているほどである。その「渉外担当役員」から、今回の朗読模様の電話報告があった。

 今回は3年生の3クラスに順次上演したので、3クラス目では相当疲れたようである。しかし、その3クラス目には副校長先生が聴きに来てくれて、涙を流すほど感動してくれたという。その副校長先生の涙を見て、出演者の方も疲れが吹っ飛んだという。その後、先生方と歓談しながら、給食とコーヒーをご馳走になったという。

 そして、来年は3クラスの3年生を一同に集め、約2時間のボランティア朗読を上演する企画が合意されたという。演目は比嘉富子原作『白旗の少女』である。この『白旗の少女』は今年の朗読発表会で上演したが、その台本(朗読時間120分)を私がさらに朗読時間100分弱に短縮したものを使用する。嬉しい話しである。




| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後70年(2015年)前期

過去のイベント記録/戦後70年(2015年)前期

             (戦後70年01月27日 新規)
             (戦後70年02月01日 更新)
             (戦後70年03月02日 更新) 
             (戦後70年03月19日 更新)
             (戦後70年04月04日 更新)
             (戦後70年05月02日 更新)
             (戦後70年05月05日 更新)
             (戦後70年05月23日 更新)
             (戦後70年06月09日 更新)
             (戦後70年06月30日 更新)

                         



【過去のカレンダー】




6月21日(日)「響」朗読ライブ Vol 5 NEW!
 /朗読の会「響」主催

6月20日(土)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会『流れる星は生きている』 NEW!
 /習志野朗読サークル「茜」主催

6月07日(日)第8回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

5月28日(木)ふなばし東老朗読会(第23回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

5月19日(火)品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『白旗の少女』
 /品川朗読サークル「あやの会」主催

5月13日(水)第3回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会主催

5月07日(木)「わかば mini 朗読会」at 圓(まる)
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

5月02日(土)「交流会(朗読会)」
 /桜井勝子主催

4月27日(月)第1回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
 /「朗読と音楽の刻・虹」主催

4月24日(金)ガーデン サロン 朗読会
 /「ルルヴェ」主催

4月22日(水)船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『月の光』
 /船橋朗読サークル「はなみずき」主催

3月28日(土)第13回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」他2グループ共催

3月12日(木)ふなばし東老朗読会(第22回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

2月24日(火)千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会『ひとごろし』
 /千葉朗読サークル「わかば」主催

2月08日(日)「朗読会 in 野田」
〜第55回「岩手の読書週間」協賛事業〜
 /野田村立図書館・野田村教育委員会事務局主催

1月28日(水)第2回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

1月22日(木)ふなばし東老朗読会(第21回)
 /船橋市東老人福祉センター主催




【くわしい内容】




「響」朗読ライブ Vol 5 NEW!

〔日時〕戦後70年(2015年)6月21日(日)
     開場13時30分 開演14時00分

〔会場〕カノンホール

〔アクセス〕

 東葉高速鉄道/八千代中央駅より徒歩6分(八千代市保健センター向い)

〔プログラム〕

耳なし芳一(小泉八雲原作)        
夜の雷雨(藤沢周平原作)    
彼と小猿七之助(川口松太郎原作)             
〜悟道軒円玉シリーズ第二弾〜 
       <休 憩>    
おこんじょうるり(さねとうあきら原作)          
母の記憶(百田尚樹原作)           
葉桜と魔笛(太宰治原作)

〔出演〕〜朗読順〜

 恵比寿こよみ 猪俣智子 須藤美智子 依田紀美子 守田公子 舘はとみ

〔主催〕朗読グループ「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が中心になって結成)

〔参加〕参加費500円
     会場の都合上、ご予約お願い致します
     会場は土足厳禁です(スリッパをこちらでご用意しています)

〔ご予約・お問い合わせ〕047−459−3975(舘) 

《館長のコメント》

 この「朗読の会『響』」は旧「こちの会」の会員を中心に結成された自立的な朗読グループで、年2回のペースで「朗読の会『響』の朗読ライブ」を開催している。会場のカノンホールはパイプ椅子の客席が70席ほど設営できるが、文字通り満席であった。ホール内の雰囲気もなかなか良かった。朗読会にピッタリの会場である。

 出演者6人のうち、私が指導した朗読サークルの元会員が4人、現会員が1人、全く未指導が1人であった。こういう経緯で自立した朗読グループの朗読会を聴きに行くのは、気安くて楽しい。朗読を純粋に楽しむ気持が3分の2。私の朗読指導後の上達ぶりを講評する気持が3分の1。朗読を聴く際の気持がかなり安定している。

 私が指導している朗読サークルの朗読(発表)会を聴く場合は、出演者の朗読を講評する気持が3分の1。朗読(発表)会を成功させようとする朗読指導者や演出者あるいは舞台スタッフのような気持が3分の2。朗読を純粋に楽しむ気持などはほとんどゼロに近い。これでは、気安くて楽しい気分で朗読を聴くことはできない。

 私の指導とは全く無縁な朗読会を聴きに行く場合は、初めは朗読を純粋に楽しむ気持が百パーセントで聴き始める。しかし、聴いているうちに、ムクムクと朗読を講評する気持が湧き上がってくる。結局、その気持が3分の1くらいに膨らんでしまう。基本的には気安くて楽しい気持が主なのだが、どこか安定しない気分である。

 そういう意味で、今回の朗読会はとても気安くて楽しかった。気楽に聴きながらも、私が指導した朗読サークルの元会員の数人が、前回よりも格段に上達していたように感じられたのは嬉しかった。また、現実の音声言語の語法に則った「自然な語り口」を土台にした朗読表現が大切だと、改めて再確認できたことも収穫であった。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表会『流れる星は生きている』 NEW!
〜第2期・朗読ステップ1終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)6月20日(土) 
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市市民会館

〔演目〕藤原てい原作『流れる星は生きている』

〔プログラム〕

【第1部】1.宣川の日本人会に引揚げの機運動く
      2.三百円儲けた話
      3.観象台疎開団の分裂
      4.親書の秘密
      5.赤土の泥の中をもがく
      6.凍死の前
      7.かっぱおやじの禿頭
        <休 憩>
【第2部】8.二千円の証文を書く 
      9.市辺里につく
      10.草のしとね
      11.川を渡るくるしみ
      12.死んでいた老婆
      13.三十八度線を突破する

〔出演〕

 山本時子、石田和美、平野かほる、三浦邦子、高橋妙子、今関研一郎、松本恵、下屋美樹子、すわ麦穂、央康子、土田和子(朗読順/習志野朗読サークル「茜」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約100人だった。来場者名簿の記載人数が89人。プログラムの配布数が110枚。従って、実際の来場者数は両方の中間値・約100人であろうと見当をつけた。昨年は、第1期(朗読ステップ1〜6)終了記念として1人1作品の上演形式だったが、来場者数は約150人だった。今年は昨年の約3分の2であった。

 朗読表現は、現時点のこのサークルの会員の実力を十二分に出し切った出来栄だったと思う。このサークルは1期生が3人、準1期生が1人、他の7人が2期生という構成である。なかにはレッスン歴がまだ4ヶ月という新人もいた。それにしては、朗読時間140分の大作『流れる星は生きている』をかなり良く上演できていた。

 終演後の打上げ会では、自主勉強会で先輩の1期生がかなり厳しく2期生を指導したことが話題になった。もちろん、後輩である2期生もかなり率直に意見を返したらしい。このように、同じサークル内で、互いに指導し合い、意見をぶつけ合うことは、相手だけでなく自分の朗読を上達させるための力になり、大変に好ましい。

 そのようにサークル内で仲間同士で指導し合う経験を重ねていくことが、将来の朗読指導者としての実力を身につけるための最良の方法でもある。私は、私の朗読指導を受けたサークルの会員が、それぞれに自立した朗読指導者になって欲しいと心から願っている。朗読指導用の参考書も、何冊か書き残しておきたいと考えている。

 習志野市民会館(3階ホール)の会場スタッフには、大変に協力していただいた。会場の方は、古い造りのために色々と問題がある。ホールは3階であるにもかかわらず、エレベーターがなく、狭く急な階段を上下しなければならない。エアコンも温度調整ができず、オンオフで調整するしかない。来場の方々には気の毒であった。




第8回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後70年(2015年)6月07日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「とんかつ」三浦哲郎原作
                       花崎ななみ、細川美智子、藤田多恵子
                           大島範子、吉田光子、内田升子
2「なんむ一病息災」斎藤隆介原作                    森川雅子              
3「庭」山本文緒原作                           小田志津子
4「葉桜と魔笛」太宰治原作                       松尾佐智世
                   <休 憩>
5「蜜柑」芥川龍之介原作                        杉山佐智子
6「秘密」藤沢周平原作                          内嶋きみ江
7「供物」浅田次郎原作                         助川由利           8「飛鳥山」藤沢周平原作                        吉永裕恵子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客は80数人であった。会場の千葉市生涯学習センター・メディアエッグは客席数80席であるから、完全に満席であった。出演者用にパイプ椅子を会員数分だけ借りていたが、数人の観客にはそのパイプ椅子に座っていただいたようである。サークル会員の皆さんは、慣れているので、ドンドン自主的に準備をすすめていく。

 私は、その様子を、椅子に座って、ただ見ているだけであった。準備が完了した後、約1時間ほど、直前のリハーサルをやった。朗読そのものについてはさすがに私がダメ出しをしたが、司会進行や出演者の出入りや所作(台本の持ち方やめくり方にいたるまで)は、会員(特に1期生)がドシドシとダメ出しをして直していく。

 会場のメディアエッグのステージのバックには、映画のスクリーン用に大きなガラス窓のようなものが装備されているが、そこに朗読作品にふさわしい写真類をパソコンから映写するように工夫したのも会員である。司会進行役が出演者を紹介する仕方も内容も、司会進行役と出演者の間で話しがついており、自主的にやっている。

 上演中、私は1観客として最後列中央の席に座っていただけである。ただ、1つ1つの朗読について講評用のメモをとっていた点だけが、他の観客と違っていた。身贔屓かも知れないが、出演者はそれぞれ前回より確実に上達していた。終演後、引き続き会場で朗読の講評をした。遠慮のない講評をしたが、良ければこそである。

 打上げ会は、千葉市生涯学習センターの真向かいのレストランであった。会員の年齢は20数歳から80数歳までの幅があるが、朗読に取り組んでいるという点では同じである。和気藹々というかワイワイガヤガヤというか、全体的に非常に会話がはずんでいた。このサークルも多士済々であるから、話しの内容もが大変に面白い。



ふなばし東老朗読会(第23回)

〔日時〕戦後70年(2015年)5月28日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「紫陽花」辻邦生原作        黒田裕子
「モノレール猫」加納朋子原作   平松 歩
「十三夜」藤沢周平原作      久保田和子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第23回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスされてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、船橋「はなみずき」が実質的に主宰し、出演者や司会進行役も自主的に選定している。この朗読会の実際の主催者は、船橋市東老人福祉センターである。

 私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはほとんどない。今回(第23回)も参加することができなかった。そこで毎回担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれるのである。

 今回は観客は15人だったという。そのうち11人はリピーター、4人が初参加だったという。それに、船橋朗読サークル「はなみずき」の見学者が8人、それに朗読者3人と司会進行役3人が加わり、総勢29人であったという。今回から朗読する会場が図書室から和室に変わった。和室の方は40人〜50人は入れそうである。

 報告者によると、黒田裕子会員は気品ある語り口でデジャヴ(既視感)の世界を表現し、平松歩会員は若さあふれる語り口で作品世界に引き込んで観客の笑いを誘い、久保田和子は気っぷの良い語り口で江戸時代の作品世界とその色香に観客を引き込んだという。初参加の観客もリピーターになってくれそうな雰囲気だったという。

 船橋市東老人福祉センターの利用者に「感動をつくる朗読」を聴いて楽しんでいただくことが、この「ふなばし東老朗読会」の本来の目的である。しかし、船橋朗読サークル「はなみずき」の会員たちにとっては、それ以上にこの朗読会は自分の朗読の演技その他を試すための絶好の真剣勝負の場であり、ありがたい場なのである。



品川朗読サークル「あやの会」朗読発表会『白旗の少女』
〜第2期・朗読ステップ3終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)5月19日(火) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区五反田文化センター・音楽ホール

〔演目〕比嘉富子原作『白旗の少女』

〔プログラム〕

【第1部】 避難民の群れのなかへ
          <休 憩>
【第2部】 おじいさん、おばあさんとの運命的な出会い 

〔出演〕

 根本泰子、中村洋子、福永尚彦、岡林和子、白澤節子、片桐瑞枝、佐々木澄江、藤本敦子、馬場圭介、山本淑子、山本扶美子、赤塚弘子、小松里歌、志村葉子(朗読順/品川朗読サークル「あやの会」の会員)

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にもどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約70人であった。昨年の朗読発表会『あ・うん』は、受付記帳数が120人〜130人であり、実際はそれ以上であったと見込まれた。したがって、昨年に比べると観客数は半減したということになる。この原因は、いろいろと考えられる。それらの原因を分析し、今後の対応策につなげていかなければならないと思う。

 しかし、朗読表現のレベルは確実に向上していた。作品の内容も、先の大戦における沖縄戦の実態を少女の視点から描いたもので、すぐれたものである。会場で聴いてくださった観客の皆さんにも大変に感動し、高く評価していただいたと思う。他のサークルの上演実績を踏まえ、朗読作品としても高い完成度に達していたと思う。

 これだけ高い完成度に達している朗読発表会『白旗の少女』を、1回かぎりの上演で終わらせるのはもったいない。機会があれば、どこかで再演したいものだと思っている。実は、この台本の朗読時間を90分に短縮して(今回の朗読時間は約130分)、中学生や高校生を観客とした朗読会を実現できないかという企画がある。

 このサークルは、すでにある中学校の授業の一環として、先の大戦の特攻隊の悲劇の実話をあつかった『ホタル帰る』をボランティア朗読してきた。これは、授業の1コマ(50分)以内におさめるために朗読時間は45分に抑えている。授業の2コマ分の朗読会『白旗の少女』(朗読時間90分)を企画&実現したいという。

 朗読時間130分のものを、さらに40分も削って90分にするのは、かなりむずかしい。しかし、朗読時間90分バージョンの朗読台本『白旗の少女』は、用意しておけばいろいろの使い道があると思われる。もうひと頑張りして、その台本づくりに励んでみるか。朗読で先の戦争を語り継ぐの私の重要な仕事と考えて頑張ろう。

 この朗読発表会『白旗の少女』の舞台挨拶で、サークルの代表がとても感動的な締めくくりの挨拶をした。この代表の実父は、先の大戦において、インパール作戦に従軍し、その惨状を体験した。その体験談を、娘であるこの代表にたびたび語って聴かせた。その惨状が『白旗の少女』に描かれているとおりの内容であったという。

 そういう自分の父親のことを語った後に、ISIL(イスラム国)に拉致され今年(2015年)3月に殺害された後藤健二氏が、生前に日本のある学校で語ったという言葉を引用して挨拶を締めくくった。この代表の挨拶それ自体が、とても感動的な朗読作品であるかのようで、会場の皆さんの大きな感動をいただいたようであった。

 終演後の打上げ会には、品川朗読サークル「あやの会」の全員が参加した。まさに和気藹々とした楽しい打上げ会であった。身体の不調で、出演できなかった会員も、客席で聴いた仲間の朗読について、自分の感想や意見を大いに語っていた。もう1人の体調が不安視されていた会員も、打上げ会が終わるまで元気に参加していた。




第3回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月13日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「蛍」織田作之助原作                   赤塚弘子
2「二人小町」芥川龍之介原作             大塚拓一
3「心 音」中山聖子原作                  内田洋子
              <休 憩>
4「朝」太宰治原作                      内田升子
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第3話)
 「白い顔」藤沢周平原作                 東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕 感動をつくる・日本朗読館「小さな朗読館」きららホール実行委員会

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

〔申込〕 なるべく事前に電話でお申し込みください
     047−487−3721(「感動をつくる・日本朗読館」 東/ひがし)

《館長のコメント》

 この第3回から会場を船橋市民文化創造館(きららホール)に変更した。これまでの第1回〜第2回は八千代台東南公共センター・5階ホールであった。会場を変更したことが観客数にどう影響するか気になっていた。観客数は約110人であった。過去は第1回がご祝儀的な観客も含めて約130人、第2回が約110人だった。

 第3回は、第2回とほぼ同数の観客だった。前回の第2回からわずか4ヶ月しか経っていないという事情と、会場を変更した直後という事情その他を勘案すれば、まあまあの観客数だったと思う。ちなみに、第1回と第2回の間隔は6ヶ月であった。船橋市民文化創造館(きららホール)の客席数は、最もノーマルで約150席。

 「小さな朗読館」にはちょうど良い客席数である上に、交通の便が非常に良い(JR船橋駅と京成船橋駅の中間)。また、上演時には会場スタッフが3人もついてくれる(全体調整担当、照明担当、音響担当)。その3人ともスキルが高い上に、とても感じが良く親切である。ハイレベルな照明装置や音響装置も装備されている。

 会場やロビーなどが綺麗な上に、窓口の事務員もとても感じが良く親切である。それらのお蔭で、当日の私の仕事はかなり軽減され、それに伴ない私の疲労度もかなり軽減された。さらに、ゲスト出演者の所属サークルからは2人づつ計6人の会員が、当日の運営スタッフとして応援に来てくれた(品川のサークルは除く)。

 その応援の皆さんも、とても協力的に、受付役や会場案内役をこなしてくれた。毎回、司会進行役を引き受けてくれる飯野由貴子さんは船橋朗読サークル「はなみずき」の会員だが、現役のプロの司会者である。さすがと思われる司会進行であった。約110人の来場者の半数以上は、私が指導する朗読サークル会員以外であった。

 なかには、毎回のように聴きに来てくださる常連の方々もいる。そういう常連の方々のご期待を裏切らないような朗読会にしていかなければならない。もちろん、そういう方々は、私が目指している「感動をつくる朗読」を理解し、賛同し、鑑賞して下さる方々であろう。それだけに、なおさらそういう方々のご期待に添わねば。




「わかば mini 朗読会 at 圓(まる)」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月07日(木)
     開演13時30分

〔会場〕キッチン圓(MARU)
    JR西千葉駅北口から徒歩約5分
    【住所】千葉市稲毛区轟町1−2−6
    【電話】043−290−0051

〔プログラム〕

「蜜 柑」芥川龍之介原作           井手陽子
「蜘蛛の糸」芥川龍之介原作       金子可代子
「蜜柑畑」山本周五郎原作  高木幸恵&石井春子

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕ドリンク代300円ご用意下さい

〔問い合わせ〕
     043−255−7157(金子)
     043−264−9128(井手)

《館長のコメント》

 小さな会場なので、観客数は10人〜20人で満席だったらしい。私はスケジュール的に参加できなかったので、これ以上のことは分らない。主催した会員たちも、今回の朗読会は「アレヨアレヨ」という間に急きょ企画したらしく、今後どういう形で開催していくかまだ決まっていないという。まあ、その積極性は買えるのだが。




「交流会(朗読会)」

〔日時〕戦後70年(2015年)5月02日(土)
     13時00分〜14時00分

〔会場〕さくら農園みらい塾
    (習志野市実籾に設置されたビニールハウス)

〔プログラム〕

1「八 郎」斎藤隆介原作         平野かほる&山本時子
2「ざしき童子のお話」宮沢賢治原作           すわ麦穂
3「青い玉」沓沢小波原作                  土田和子

〔朗読指導者〕 東 百道(ひがし ももじ)

〔主催〕桜井勝子

〔参加〕入場無料(定員約20人)

〔問い合わせ〕043−259−6503(平野)

《館長のコメント》

 一昨日(5月2日)と昨日(5月3日)に、習志野朗読サークル「茜」の2人の会員から、5月02日(土)に開催された「さくら農園みらい塾」交流会(朗読会)の模様が電話で報告された。1人はこの交流会(朗読会)の窓口担当の会員、1人は習志野朗読サークル「茜」の代表である。来場者の方々には好評だったという。

 この「さくら農園みらい塾」は農場主の桜井勝子さんが、自分の土地を区分けして農作希望者に貸したり、農作を指導したりしている農園の名である。その「さくら農園みらい塾」内のビニールハウスを会場に、農作希望者の交流会が桜井勝子さんの主催で定期的に開催されている。今回、その交流会に朗読を依頼されたのである。

 来場者は約20名、それに習志野朗読サークル「茜」から出演者4人と司会進行役2人(サークル代表と今回の窓口担当)を加えると、会場のビニールハウスに30人弱の人間が集まったことになる。ビニールハウスだから、夏の季節には暑くて会場には使えない。五月初旬のこの季節が、会場に使うラストチャンスだったという。




第1回「朗読と音楽の刻(とき)・虹」
〜朗読とピアノとオカリナのコラボレーション〜

〔日時〕戦後70年(2015年)4月27日(月)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕STUDIO「さゆ」
     千葉県四街道市大日7−6 吉岡宅内
     JR四街道駅から徒歩約15分(四街道西中学校近く)

〔プログラム〕

♪音楽で楽しむ絵本
「ねぇ だっこして」竹下文子・作/田中清代・絵
「すずおばさんのハーモニカ」あまんきみこ・作/黒井健・絵
  おはなし                        秋山満子
  ピアノ                        杉本美津子
  オカリナ                       積田由史子
            <休 憩>
♪朗読と音楽で味わう宮沢賢治の世界
「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治原作
  朗 読  助川由利 吉田光子 吉永裕恵子 内田洋子
  ピアノ                        杉本美津子
  オカリナ                       積田由史子   

♪ティータイム

〔主催〕「朗読と音楽の刻・虹」

〔参加〕 入場料1000円(紅茶とお菓子付き)

〔お問い合わせ・お申し込み〕
     043−423−7561(STUDIO「さゆ」吉岡)
     043−277−3255(「虹」代表 杉本)

《館長のコメント》

 第1部の読み聴かせ者、ピアノの演奏者、オカリナの演奏者は、いずれも私には未知の方々である。第2部の朗読を読み継いだ4人は、私が指導している朗読サークルの現役会員である。未知の方々と既知の方々による朗読とピアノとオカリナのコラボレーションは、とても面白い試みで、私はそれを心から楽しむことができた。

 会場の「STUDIO(さゆ)」はオーナーの私邸を改造したもので、ピアノを置いたステージ周り、パイプ椅子を40席ほどギッシリと並べた客席、および、紅茶と菓子を用意するオープン型の厨房コーナーからなるホールである。客席はまさに満席であった。私が指導している朗読サークルの会員たちも約10人ほど来場していた。

 朗読と音楽が終わった後は、ティータイムとして紅茶と菓子のサービスがあった。このティータイムは自由解散ということで、用事のある来場者は各自の都合に合わせて三々五々帰っていった。紅茶と菓子を飲食したり、別れの挨拶をしたり、出演者に自分の感想を述べたり、なかには紅茶をこぼす人もいたりで、賑やかであった。

 私は、招待していただいた立場を考え、一応、最後まで残って様子を見ていた。観客がすべていなくなった頃に、出演者の皆さんから感想を求められた。こういう場合、自分が指導している既知の朗読者に対する感想は言いにくい。そこで、主に、読み聴かせ者と音楽演奏者の今回のイベントに対する想いを聴くことに力を注いだ。

 読み聴かせ者は保育園などに長く勤め、子どもに絵本を読み聴かせる経験が豊富な方である。今回のイベントは大人が相手なので、大人にも感動してもらえる絵本作品を選ぶのに力を注いだという。また絵本の内容に合う音楽演奏に感謝していた。この会場は床が平らで客席から絵本が見えずらい。その改善が今後の課題だという。

 ピアノの演奏者は、今回のイベントで演奏した音楽を選ぶことに大変な精力を傾けたという。読み聴かせや朗読に合う原曲を選び、原曲の多種多様な編曲のなかからピアノとオカリナの演奏に合うものを選び、その演奏の仕方を工夫する。今回のイベントの音楽演奏を仕上げるのは大変だったという。聴いていてなるほどと思った。

 私は、毎年1回くらいの定期開催をイメージしていたが、なかなかそう簡単にはいかないという。そうかといって1回だけで終わらせるのはもったいない。何回か再演を考えたらどうかと提案したら、そうなると観客を集めるのが大変だという。確かに大変だとは思う。しかし、たった1回の上演で終わりにするのは残念である。

 会場「STUDIO(さゆ)」は四街道市の中心部分から徒歩で15分くらいの住宅街にある。すぐ近くに中学校があることからも分かる通り、とても感じの良い住宅街である。その一角のごく普通の住宅内にこの小ホールはある。主婦であったオーナーが一念発起して、地域の文化に貢献しようと、ご自宅の1階を改造したのである。

 その会場に、音楽家2人と、読み聴かせのベテランと、永年本格的に修練した朗読者4人が、音楽と朗読のコラボを手づくりで開催し、約40人の観客が集ってそれを楽しむ。終演後に、心のこもった紅茶と美味しい菓子をいただく。こんなに豊かで平和で文化的な小イベントが、まったく自主自発的に企画&実行されたのである。

 帰途の路上で、まったく偶然に会場「STUDIO(さゆ)」のオーナーの妹さんと出会い、しばらく同道することになった。色々と話しながら四街道市の街並を歩いたが、ゆったりとした街路、広大な規模のスーパー、かなりな規模のマンション、同じくかなりな規模の公園と文化センターがあった。とても豊かな地域空間であった。




ガーデン サロン 朗読会

〔日時〕戦後70年(2015年)4月24日(金)
     ランチタイム 11時30分〜12時30分(随時)
     朗読開演   13時00分〜14時50分(予定)
     ティータイム 15時00分〜(自由解散)

〔会場〕貝殻亭 リゾート内
    八千代市勝田台北2ー4ー1ー5

〔アクセス〕京成本線・東葉高速線「勝田台駅」北口から徒歩5分

〔プログラム〕

「助五郎の転生記」小泉八雲原作       糸久 初江
「晩夏光」高田郁原作               本間かおる
               <休 憩>
「猿若町月明り」藤沢周平原作         内田 升子         
「寒い母」斎藤隆介原作              吉田 光子

〔主催〕「ルルヴェ」

〔問合せ〕043ー276ー5063 「ルルヴェ」本間かおる

《館長のコメント》

 「ガーデン サロン 朗読会」のメニューは、初めに昼食のためのランチタイム、次にメインの朗読会、最後にケーキとお茶を喫するティータイムで流れ解散となる。メインの朗読会は休憩を挟んで、前半が主催者「ルルヴェ」の構成員2人の朗読、後半が私が朗読指導している千葉朗読サークル「風」の会員2人のゲスト出演。

 「ルルヴェ」の構成員2人も元は私が朗読指導する八千代と習志野の朗読サークルの会員だった。しかし、今は退会して私の指導から全く離れている。今回の出演者は4人とも朗読ステップ1〜6までのレッスンは終了している。従って、4人ともかなりの朗読表現をしていた。40〜50人の観客も、朗読に集中して聴いていた。

 特に、ゲスト出演者の2人はどこに出しても恥ずかしくない朗読者である。今回も、並みのプロを自称する朗読者より、高いレベルの朗読であった。この「ガーデン サロン 朗読会」を主催したのは「ルルヴェ」というグループだが、構成員は今回出演した2人だけである。2013年に発足したときは、構成員は5人であった。

 ところが、昨年の戦後69年(2014年)11月の3回目の朗読会「ガーデン サロン 朗読会」の後、構成員が2人になってしまった。今後はその2人が適宜ゲスト出演者を依頼して朗読会を開催するという。そのゲスト出演者を依頼する件で、私は協力を求められた。しかし、ゲスト出演者の選考はデリケートな問題である。

 私が協力する場合の条件を提示したが、それが2人の考えに合わなかった。今後は、原則として、私が指導する朗読サークル以外の朗読者にゲスト出演を依頼するという。昨日の「ガーデン サロン 朗読会」は既に約束済みのゲスト出演者が出演したが、これが私が何らかの形で関係した最後の「ルルヴェ」ということになる。




船橋朗読サークル「はなみずき」朗読発表会『月の光』
〜第2期・朗読ステップ3終了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)4月22日(水)
      開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市民文化創造館(きららホール)

〔演目〕井上靖原作『月の光』/映画『わが母の記』の原作

〔プログラム〕

【第1部】 『月の光』前半
     <休 憩>
【第2部】 『月の光』前半

〔出演〕

 黒田裕子、鳥海治代、田中幸子、御代川裕子、小糸洋子、谷千和子、小林いさを、井上みつ江、平松歩、飯野由貴子、村木ひろみ、遠田利恵子、中山慶子、昌谷久子、畑野欸子、亀田和子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員) 

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕船橋朗読サークル「はなみずき」

〔参加〕入場無料

【注】お問い合わせは「感動をつくる・日本朗読館」にどうぞ
    047−487−3721 (東)

《館長のコメント》

 観客数は約150人(受付記帳者数132人)であった。会場の船橋市市民文化創造館(きららホール)に設定した客席は約170席だった。客席数170席のところに150人も座ると、ほぼ満席状態のように見える。会場全体に盛況感が漂い、それが出演者に多大な力を与えてくれる。朗読会は、観客との交流の場なのである。

 船橋市は人口が約62万人という大都市である。私が居住している八千代市は人口が約19万人である。同じ市報や地域新聞に記事が載っても、反響の大きさがまるで違う。代表のところには事前に8人もの人が電話で問い合わせてきたという。このサークルは会員数も多いので知人友人の数も多かったが、一般市民も多かった。

 朗読の出来栄は、立ち稽古やリハーサルに比べて、やはり2〜3割は良くなっていた。この点は、どの朗読サークルも同じである。しかも、今回の『月の光』の内容は、出演者も観客も決して他人事(ひとごと)ではない。朗読する出演者だけでなく、会場にいた聴き手の気持の入り方も一般の文学作品と全く違ったようである。

 会場ロビーでも、多くの来場者が感動した旨の感想を語ってくれたという。作品の内容に感動したのか、朗読の表現に感動したのか、あるいは両方なのか。それはともかく、客席の前列中央に座っていた観客の1人(高齢の女性)が、初めから頭を客席の背にのけぞらせて眠ってしまい、あまつさえ、鼾をかいていたそうである。

 朗読が未熟なために舞台への集中力が切れてしまい、思わず眠ってしまったというなら出演者の方に問題がある。しかし、初めから眠ってしまい、しかも、他人の妨げになるような鼾をかいていたというのは、明らかにその観客の方に問題がある。周りの観客も、当人の体調を懸念する意味でも、注意するのがエチケットだと思う。

 このサークルは船橋市東老人福祉センターから依頼され、奇数月に「ふなばし東老朗読会」を上演している。その朗読会の常連の方や船橋市東老人福祉センターの担当者の方が聴きに来たばかりか、差入れまでしていただいた。私が指導している朗読サークルの会員たちも来ていたが、会員同士が顔見知りになっている場合が多い。

 一般客も多数いたが、そういう方々は、皆さん朗読を聴くのを楽しみにして下さっている。したがって、来場者の大部分は温かい眼と耳で聴いてくださっている。今回は、上演開始の冒頭で少々手違いがあったが、代表が率直にそのことを説明し、やり直す旨をアナウンスすると、会場からは励ますような温かい拍手をいただいた。

 終演後の打上げ会でも、その温かい拍手のことが話題になった。同時に、鼾をかいていた高齢の女性のことも話題になった。しかし、全体的には、成功裡に今回の朗読会をやり終えたという達成感で盛り上がっていた。このサークルは会員数が18人と定員(20人)上限に近い多さだが、それがこの良い雰囲気の源になっている。




第13回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後70年(2015年)3月28日(土)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕品川区荏原第五区民集会所・第1集会室

〔プログラム〕

1.品川朗読サークル「あやの会」
「同居」吉村昭原作          山本扶美子
「黄色いスカーフ」安房直子原作   山本淑子
「つなみ」森健原作            片桐瑞枝
2.朗読サークル“こだま”
「雪隠成仏」川端康成原作
「オシラサマ」(語り部)柳田國男原作
「ビルマの竪琴」竹山道雄原作
3.朗読の会〈宙(そら)〉
「十三夜」藤沢周平原作  
「夜の雪」藤沢周平原作

〔主催〕
品川朗読サークル「あやの会」
朗読サークル“こだま”
朗読の会〈宙(そら)〉

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 第13回が3月28日(土)に開催された。 開場13時00分、開演13時30分、会場は品川区荏原第五区民集会所・第1集会室であった。この「品川朗読交流会」は、毎回のように私の朗読レッスンと重なる。今回も聴きに行くことができなかった。そこで、その度に品川「あやの会」の会員が、開催模様を報告してくれる。

 今回の来場者はあまり多くなく、30人少々だったという。当日は陽気が良いので桜が開花し、絶好の花見日和になった。その花見の方に観客を取られたらしい。出演者などを加えると50人ほどの人数になったという。

 品川朗読サークル「あやの会」から出演した3人の朗読はそれぞれ良かったという。山本扶美子「同居」吉村昭原作は内容的にもとても面白い朗読だったし、山本淑子「黄色いスカーフ」安房直子原作は内容にぴったりの朗読だったし、片桐瑞枝「つなみ」森健原作は東日本大震災を扱った感動的な朗読だったということであった。          

 交流相手の2グループ、朗読サークル“こだま”と朗読の会〈宙(そら)〉の朗読もそれぞれとても良かったという。朗読サークル“こだま”には、新たに入会した男性が多芸で、その男性会員が楽器演奏などを交えた朗読を上演したので、舞台全体がひときわ面白くなったという。全体に、なかなか力の入った朗読だったようである。

 朗読の会〈宙(そら)〉の朗読も、登場人物の男女に合わせて、朗読者も男女の配役をしたようで、なかなか工夫をこらした舞台であったようである。朗読交流している3つの朗読グループが、それぞれ内容的、舞台構成的、その他の面で色々と工夫をこらし、充実していたようである。観客の多寡は本来的にあまり問題ではない。

 この「品川朗読交流会」は、その名前が示すように、もともと複数の朗読グループが相互交流のために、お互いの朗読を披露し合うことが目的で始めたものである。もちろん、外部からの来場者も歓迎こそすれ、拒みはしなかったので、結果として観客が増えていったにすぎない。今回も、終演後に皆で意見交換会を催したという。




ふなばし東老朗読会(第22回)

〔日時〕戦後70年(2015年)3月12日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

1「『硝子戸の中』より」夏目漱石原作 
 田中幸子、鳥海治代、御代川裕子、谷千和子、村木ひろみ、中山慶子、遠田利恵子、平松歩、畑野欸子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)
             <休 憩>
2「じいさんばあさん」森鴎外原作
 黒田裕子、小林いさを、井上みつ江、小糸洋子、昌谷久子、亀田和子、内田洋子、久保田和子(朗読順/船橋朗読サークル「はなみずき」の会員)

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 この「ふなばし東老朗読会」は、船橋「はなみずき」が実質的に主宰し、前回からは出演者も自主的に選定している。私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことはわずか1度しかない。今回も同じであった。

 そこで毎回「ふなばし東老朗読会」担当役員が、この朗読会の模様をファックスで報告してくれる。今回は晴天にも恵まれ、寒い季節にもかかわらず観客は14名だったという。新たに男性が2名聴きに来たという。その他の大部分はリピーターで、船橋「はなみずき」の皆さんともすでにかなりの顔なじみになっているという。

 今回は2014年度の最終回ということで、会場もいつもの狭い図書室ではなく、広い畳の部屋だった。上演形式も、船橋「はなみずき」が全員を2組に分け、一方の組が夏目漱石原作「硝子戸の中(抄)」を、他方の組が森鴎外原作「じいさんばあさん」を読み継ぐ形式で上演した。そういう上演形式が新鮮であったらしい。

 今回は仕事でどうしても都合のつかない1人を除き、船橋「はなみずき」の全員が出演した。アンケート結果も次のように大変好評だった。①毎回良い朗読をありがとう。②今日の朗読は特に良くて、感動して涙が出た。③出演者の数も多くて豪華だったし、今までで最高だった。④今回のような読み継ぎ形式の上演も良い。

 今回の第22回「ふなばし東老朗読会」は、今年度(2014年度)の最後を締めるものであった。ありがたいことに、来年度も継続するように船橋市東老人福祉センターから依頼されている。来年度は、初めから船橋「はなみずき」が総てを自主的に主宰する。朗読サークルの自主活動として、非常に意義ある朗読会だと思う。




千葉朗読サークル「わかば」朗読発表会『ひとごろし』
〜第2期・朗読ステップ3修了記念〜

〔日時〕戦後70年(2015年)2月24日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・ホール

〔演目〕山本周五郎原作『ひとごろし』

〔構成〕

【第1部】『ひとごろし』前半
     <休 憩>
【第2部】『ひとごろし』後半

〔出演〕

 的場正洋、石井せい子、吉野久美子、金子方子、大山玲子、神田和子、田中和代、井手陽子、仲田紘基、金子可代子、高木幸恵、石井春子(朗読順/千葉朗読サークル「わかば」の会員)

〔朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「わかば」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 観客数は80人ほどであった。昨年は晴天かつ温暖であったためか客足が良く100人ほどであったが、今年は寒くはなかったが雨まじりの曇天であったためか、昨年より観客数が減っていた。会場の千葉市生涯学習センターのホールは300席なのでかなり空席があったが、観客数が会場全体に坐ったせいかそう寂しくなかった。

 今年も、このサークルの会員たちがボランティアとして関与している視覚障害者施設から、視覚障害者と付き添いの方々が10数人も聴きに来て下さった。この施設の定期的行事「お楽しみツアー(年何回かの食事付き外出行事)」の一環として、ここ数年千葉「わかば」の朗読発表会を聴きに来て下さっている。感謝感謝である。

 朗読の出来栄は、立ち稽古や舞台リハーサルの2〜3割は良くなっていた。ただし、今回の山本周五郎原作「ひとごろし」は、かなりむずかしい作品である。武力や強さの本質とその限界に対する、いかにも山本周五郎らしい考え方を、ある種の落語的な面白さでくるんで表現している。それを朗読で再表現しなければならない。

 また、登場人物の人間像をどう造形するかもむずかしい。主人公は、ただの臆病者ではない。敵役もただの悪人ではないし、ただ強くて武芸が達者なだけの人間ではない。主人公の妹や主人公の相方も、主人公や敵役ほどではないにしても、かなり複雑で面白い人間として描かれている。普通の人ではなかなか認識&表現できない。

 単にセリフや地の文を上手く表現しただけでは、まったく不十分なのである。まして、セリフや地の文の表現そのものがまだまだの場合は、何をか言わんや、なのである。たとえ、登場人物の人間像を的確に造形できたとしても、それが的確に表現できないからである。レッスンでも、終演後の講評でも、私はあまり褒めなかった。

 ところが「わかば」の会員たちはかなりの達成感に浸っていた。場所を変えて開催された打上会でも、その達成感の気分は盛り上がっていた。なぜなら、今回はバック音楽をほとんど付けなかったにもかかわらず、会場はシーンと最後まで舞台に集中してくれた。終演後のロビーでも知人友人の皆さんからかなり褒められたらしい。

 かなりの自主勉強会を積み重ね、その自主勉強会では、1期生は2期生を、1期生は1期生同士でかなりきびしく注意したらしい。レッスンでの私の指導よりも、きびしく具体的で細かいところまで注意したらしい。その成果が、本番ではかなり発揮されたという。2期生は1期生に、1期生は1期生同士で、盛んに感謝していた。

 2期生は、自分たちも後輩を1期生のように注意できるようになるだろうか、と心配していた。私は、必ず出来ると確答しておいた。私の指導する内容や方法を理解し、その一定部分を修得できていれば、後輩の朗読的な欠点はいやでも耳につくし、その点を指摘&注意することは簡単だからである。1期生がその良き実例である。

 2期生が、自主勉強会における1期生の指導に盛んに感謝した後で、私に気をつかってか、その1期生の指導も先生の指導に基づいたものだったとつけ加えていた。私は、そんな気づかいは無用であると明言してあげた。私のレッスンは、単に朗読の指導をするばかりでなく、朗読の指導法を指導することも兼ねているからである。

 すなわち、私の朗読レッスンは、サークル会員が朗読者として上達することも目的としているが、それと同時に、サークル会員が朗読指導者としての力をつけることも目的としているのである。従って、自主勉強会は、先輩が後輩を指導しながら、朗読指導者としての力を身につけるための、まさに絶好の機会であり場なのである。

 さらに、他人を指導することは、すなわち、自分自身を指導することである。どの芸術分野でも同じことが言えると思うが、特に朗読という芸術分野はこのことがストレートに当てはまる。同じサークルの同じレッスンの場で、私のレッスン歴が大きくことなる会員を、私が同時併行的に指導するのも、その一つの実践なのである。




「朗読会 in 野田」
〜第55回「岩手の読書週間」協賛事業〜

〔日時〕戦後70年(2015年)2月08日(日)

〔会場〕野田村立図書館・多目的ホール

〔プログラム〕

【こどもの部】おはなし会 11時00分〜

1 民話語り「もどり鐘/千葉寺の話」            吉田光子
2 読み聞かせ「ゆきのよあけ」いまむら あしこ原作  江本なつみ
            <休 憩>
3 ストーリーてリング「やまなしもぎ」平野直(再話)
         野田村「読み聞かせグループあっぷっぷ」廣内けい子
4 紙芝居「ゆきおんな」                      吉田光子

【中学生以一般の部】朗読会 13時00分〜

《第1部》
1 民話語り「もどり鐘/千葉寺の話」             吉田光子
2 読み聞かせ「ゆきのよあけ」いまむら あしこ原作   江本なつみ
3 朗読「寒い母」斎藤隆介原作                  吉田光子
              <休 憩>
《第2部》
4 朗読「よだかの星」宮澤賢治原作               江本なつみ
5 朗読「高瀬舟」森鴎外原作                    東 百道

【交流の部】講話と茶話会 15時00分〜  ※参加費 100円(茶菓代として)
1 講話「『感動をつくる朗読』をめざして               東  百道
2 交流と親睦

〔主催〕野田村立図書館(第55回「岩手の読書週間」協賛事業)
    野田村教育委員会事務局

〔協力〕読み聞かせグループ『あっぷっぷ』

〔参加〕参加無料(全席自由)

〔問合せ先〕0194ー78ー2938 野田村立図書館 

《館長のコメント》

○「こどもの部/おはなし会」

 当日最初のイベント「こどもの部/おはなし会」を開始する11時まで約1時間半。その間に、イベント関係者の皆様との初対面の挨拶や会場の設営などを行なう。主宰者の小谷地節子さんはカラー刷りのきれいな舞台看板を制作して下さった。その看板の掲出、舞台や椅子の配置、マイクテストなど色々な準備を手早く行なった。

 今回の司会進行をして下さった大沢伸子さん(野田村教育委員長)や出演者との打合せなどを舞台を中心に急いで行なった。今回、ストーリーテリング「やまなしもぎ」で出演される廣内けい子さんを初め、舞台周りをいろいろと手伝っていただく野田村の読み聞かせグループ「あっぷっぷ」のメンバーとも必要な打合せをした。

 アッという間に11時になり「こどもの部/おはなし会」が始まった。会場には30人を越す来場者がいたが、残念ながらというか、思わず笑ってしまったというか、肝心の「こども」が5〜6人しかいないのである。小谷地さんや大沢さんは「野田村にはこどもが少ない上に学校の行事が重なった」などと盛んに恐縮していた。

 しかし、出演した皆さんは全く動ぜず、会場にいた大きな「こども」を相手に熱演していた。その大きな「こども」の多くは、それぞれが自ら民話語りや読み聞かせや紙芝居をやっておられる方々である。この「こどもの部/おはなし会」は、一種の実践的な交流会(勉強会)という性格をもっていたから、それで良いのである。

 吉田光子さんの民話語り「もどり鐘」、江本なつみさんの読み聞かせ「ゆきのよあけ」は、共に良かった。また廣内けい子さんのストーリーテリング「やまなしもぎ」はとても良かった。最後の吉田光子さんの紙芝居「ゆきおんな」も良かった。吉田さんが持参した小型蛍光灯で、紙芝居の下辺から照明した点が特に好評であった。

 昼食時であったか、江本なつみさんが「ゆきのよあけ」を読み聞かせている間、傍で「ゆきのよあけ」を観客に掲示しつづけて下さった「あっぷっぷ」のメンバーの一人が、この「ゆきのよあけ」を強く推薦した理由を話して下さった。東日本大震災の津波から逃れて避難所で一夜を明かした次の日の東の空が忘れられないという。

 太平洋上の東の空が一面、すごいほどに鮮やかな赤色に覆われていた。それは、それまで見たこともないような美しい空であったという。自然というものは、昨日のあの恐ろしい地震と津波を現出させたあの同じ自然が、翌日にはこのように美しい空を現出させる。その理不尽さあるいは不可思議さが、極めて印象的だったという。

 その夜明けの空と絵本『ゆきのよあけ』の最後の「よあけ」が、心の中で重なって強く感動したのだという。実は、絵本『ゆきのよあけ』の作者である今村葦子さんは、今回の司会進行をして下さった大沢伸子さん(野田村教育委員長)の実姉である。自然と人間の《縁》というものを、このときも改めて強く感じたものである。

 これも、昼食時であったか、とても印象深い話しを聴いた。野田村を流れている川の河口に水門がある。東日本大震災の大津波が襲った後、海水を海に戻すために、水門を管理していた消防関係者の一人が水門を開けた。その方は機転を利かして水門の開け方を少しにした。そのため、水死者は海に流出せず、全遺体が収容できた。

 野田村の水死者は38人だったが、機転を利かして水門を開けたその人も、その38人に含まれているという。どういう経緯で、その方が水死されたのか、くわしいことは分からないという。このような隠れた功労者が、あの東日本大震災の被災者のなかに、いく人もいたし、今もいると思う。決して忘れてはならないと思う。

 わずか一日の、それもわずか1時間足らずの昼食時でさえ、このように印象深い逸話や功労者の話が語られた。実際には、もっとずっと多くの出来事があったに違いない。それらの出来事を、可能な限り記録すること、そして、それを語り継ぐことは大切である。宮澤賢治は「ヨクミキキシワカリ/ソシテワスレズ」と祈願した。

○「中学生以上一般の部/朗読会」

 用意していただいた昼食用のお弁当と、小谷地さんの手づくりのデザートをいただき、野田村の関係者の方々のお話しを聴いているうちに、開演の時間となった。観客は約60人ほどであった。午前中に聴いて下さった約30人ほどの観客が、午後の観客としてどのくらいダブっていたのかは分からない。半分ほどはそうだろうか?

 また全員が野田村在住の方々だったわけでもない。北隣りの久慈市や南隣りの普代村・田野畑村など近隣の市町村から聴きに来て下さった方々もいたようであった。ともあれ、人口4千人の野田村の朗読会としては、観客数が60人というのは大盛況であったと思う。小谷地さんたち主催者が熱心に広報して下さったお蔭であろう。

 プログラムは、第1部が吉田光子さんの民話語り「もどり鐘」、江本なつみさんの読み聞かせ「ゆきのよあけ」、そして、吉田光子さんの朗読「寒い母」の3本である。民話語り「もどり鐘」と読み聞かせ「ゆきのよあけ」は、午前の「こどもの部/おはなし会」の再演である。ただ、子供向けと大人向けでは演技が若干違う。

 休憩を挟んだ第2部は、江本なつみさんの朗読「よだかの星」と私の朗読「高瀬舟」の2本である。吉田光子さんの朗読「寒い母」を聴いたのは、私は2回目である。江本なつみさんの朗読「よだかの星」を聴いたのは、私は3回目である。吉田光子さんの「寒い母」も江本なつみさんの「よだかの星」もこれまでで最も良かった。

 私の朗読「高瀬舟」は何回目だろうか。5回以上は朗読したと思う。今回の台本は、朗読時間を30分にカットしたものである。吉田光子さんの「寒い母」と江本なつみさんの「よだかの星」と同じように、朗読した後に観客の心のこもった拍手をいただいた。拍手を聴けば、観客が本当に感動して下さったかどうかは直ぐ分かる。

 午後の「中学生以上一般の部/朗読会」も、午前に引き続き、大沢伸子さん(野田村教育委員長)が司会進行をして下さった。野田村の読み聴かせグループ『あっぷっぷ』の皆さんも、舞台周りなどでとても行き届いた支援をして下さった。今回の「朗読会 in 野田」を実質的に主導した小谷地節子さんは、黒子に徹しておられた。

 それらの方々のお蔭で、とにもかくにも、今回のメインイベントである「中学生以上一般の部/朗読会」は無事に上演が終了した。主催者側の皆さんは、その直後に計画されていた「交流の部/講話と茶話会」の準備に追われていたが、出演者3人は朗読を終えてホッとしていた。3人ともかなり熱演したので、気分も良かった。

 後で聴いたところでは、岩手県は朗読が盛んな県だという。特に盛岡市には立派な朗読者&朗読指導者が何人か活躍しておられるという。そういう方々が、ときどき来村して朗読会を催すこともあるらしい。朗読には色々なスタイルがある。今後は、岩手県で朗読活動をしておられる方々との交流も是非お願いしたいと思っている。

○「交流の部/講話と茶話会」

 本番(2月08日)の3番目(最後)は、午後3時30分からの「交流の部/講話と茶話会」であった。まず私が「『感動をつくる朗読』をめざして」という標題の講話を30分し、その後は質疑応答等の茶話となった。
この「交流の部/講話と茶話会」は参加費(茶菓代100円)をとったが、約30人の方々が参加してくれた。

 その中には、近隣の市町村で読み聞かせや民話語りや朗読をやっていたり、あるいは、宮澤賢治を研究していたりする方々も参加していたが、その正確な人数は分からない。交流の部が終了した午後6時00分まで、参加者の発言が絶えることはなかった。その発言の内容と仕方がとても素晴らしかったので、私は大いに感嘆した。

 こういう「交流の部/講話と茶話会」では、ともすると、自分の知識や実績をひけらかす場と勘違いしたような、鼻持ちならない発言が多くなりがちである。しかし、今回の参加者にそういう雰囲気は毛ほどもなく、各自の豊かな教養が滲み出ていた。私に対する質問や意見の内容も、鋭く豊かで要点を押えたものが多かった。

 立場上、出演者の中でもっとも多く発言(回答その他)したのは私であったが、江本なつみさんと吉田光子さんも要所要所で、実に的確かつ内容ある発言(回答その他)をしていた。指導者がいない場合の、朗読への取り組み方、上達の仕方に関する質問もあった。宮澤賢治の童話作品や心象スケッチに関する質問や意見も出た。

 「雨ニモマケズ」の朗読方法ついての質問や意見、また同じ岩手県でも地域で方言が違う場合の宮澤賢治の朗読の仕方に関する質問や意見も出た。従来の「読み聞かせ」という言葉が上から目線のように聴こえるという意見もあったが、私も全く同感であった。とにかく、私は素晴らしい時間を過ごすことができて大満足であった。




第2回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
=「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業=

〔日時〕戦後70年(2015年)1月28日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市東南公共センター・ホール(5階)

〔プログラム〕

1「貨 幣」太宰治原作                山本芙美子
2「『智恵子抄』より」高村光太郎原作       小林正子
3「木綿ぶれ」藤沢周平原作            石井春子
              <休 憩>
4「明 烏」藤沢周平原作             吉田光子
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第2話)
 「零 落」藤沢周平原作              東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道(ひがし・ももじ)

〔主催〕「感動をつくる・日本朗読館」

〔参加〕 入場料1000円(会場受付/全席自由)

【「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業】
 「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」は、かつてフランスのシャンソン歌手イベット・ジローが八千代市でチャリティコンサートをやった際の収益金を原資に、その他の寄付金をも加えて、昭和61年に誕生した文化福祉基金です。毎年、申請のあった文化・福祉活動の中から2件程度を選定して、助成しています。この「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、平成25年度の「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業に選定されました。

《館長のコメント》

 今回の観客数は約110人、第1回の約130人に比べれば20人ほど少ないが、初回はご祝儀的な観客もいた筈だから、2回目としてはまあまあの観客数だったと思われる。今回も、私が指導する4つのサークルから4人の会員にゲスト出演してもらった。私は、舞台袖で、音響関係の機器(私の持込み)を調整しながら聴いた。

 身びいきだとは思うが「それぞれに上達したな」とシミジミ感慨深かった。約10年間の朗読レッスンの成果がいくらか出てきたように想った。観客は朗読に集中していた。風邪のためか客席で咳をしていた観客もいたが、少しすると席を外して外に出ていった。会場全体がシーンとしていたので、いたたまれなくなったようだ。

 朗読の出来栄といい、客席の雰囲気や観客のマナーといい、ようやくわが朗読会も一流のクラシック音楽会らしいレベルに近くなってきたなと、想ったものである。何とか無事に終わったが、私は文字通り疲労困憊であった。早朝から持込みの音響装置を車に積み込み、9時前には会場に着いて車から5階のホールまで運び込む。

 会場の舞台や客席の椅子のセッティングを指示し、ひと通りの会場設営が終わった段階で、その日の簡単な予定や役割分担を説明するミーティングを行なう。その後に、音響装置の配置とセッティング&調整を行なう。舞台上のマイクの位置を決め、1人1人についてマイクの高低などを調整する。司会進行役がゲスト出演者にインタビューする簡単なリハーサルをし、1人1人の声出しとバック音楽の入れ方のリハーサルを簡単に行なう。

 最後に舞台挨拶の段取りを確認する。それから、昼食の弁当をかき込み、衣服を着替えるなど、観客の受け入れ体制を整える。ポツポツと来場する観客と挨拶したり、ときには談笑もする。その間に、幕間のバック音楽の調整などもする。朗読が始まると、舞台袖で音響全般の調整をする。マイを調整するために舞台にも出ていく。

 八千代台東南公共センターの会場担当者は、皆さんとても親切でよく協力してくれる。しかし、イベントホールとしては多々問題がある。先ず、会場予約が3ヶ月前からというのが短すぎ、企画&広報の制約となる。入場料を1円でもとると営利と見なされ使用料が倍額になるし、イベント中の会場スタッフの配置も皆無である。

 スピーカーの配置が悪くハオリやすい。舞台照明装置も不十分である。しかも、音響や照明の調整室が客席後方の2階にあるだけで、舞台袖からの調整ができない。副調者が私だけという素人集団では使用不能である。仕方がないから、私は持参の音響装置を設置し、舞台袖で調整することになる。舞台照明はつけっぱなしである。

 舞台袖から控え室までの直通の通路がない。出演者は客席を通って舞台に登壇するか、狭い舞台袖に終始待機していなければならない。また会場の防音対策がほとんどないため、外部の音がそのまま聴こえてくる。災害対策用の街頭マイクによる呼びかけ、物売りのマイク音などが直に聴こえる。典型的な悪しき箱モノ施設なのだ。

 昨年7月と今年1月の2回、この施設を「小さな朗読館」の会場に使って、私は2回ともヘトヘトに疲労困憊してしまった。10年前ならともかく、今の私にとってこの疲労困憊具合は限界を超えている。次回、第3回「小さな朗読館」は、八千代市外の会場に変えざるを得ない。八千代市内の朗読会は別に考えることにしよう。

 平成26年度は八千代市民文化福祉基金(ジロー基金)の助成対象事業に選定され、金5万円を頂戴した。平成26年度内の昨年7月と今年1月の2回、私はヘトヘトに疲労困憊しながら、この使いにくい会場で助成対象事業の「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」を開催し、ジロー基金を受けた責任は果したと思う。

 次回からは、朗読会のイベント会場としてまともな体制と設備を備えた施設で「小さな朗読館」を続行する予定である。必要十分な音響装置&照明装置、会場スタッフ数人、常設の客席が150席程度、十分な防音対策。入場料も千円までは非営利扱いで会場使用料は最低水準。残念ながら、今の八千代市にそういう会場はない。




ふなばし東老朗読会(第21回)

〔日時〕戦後70年(2015年)1月22日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「お辞儀」向田邦子原作     鳥海治代
「葉桜と魔笛」太宰治原作    村木ひろみ
「うたかた」浅田次郎原作    内田洋子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第21回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスされてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、実際の主催者は船橋市東老人福祉センターであるが、実質的に運営してきたのは船橋「はなみずき」であり、前回まで私が出演者を構想してきた。

 しかし、今年(戦後70年/西暦2015年)からは、出演者の構想を含めて「ふなばし東老朗読会」に関する企画&運営&出演の総てを、船橋朗読サークル「はなみずき」が実質的に担うことになった。船橋朗読サークル「はなみずき」の力が十分向上したので、私はこの「ふなばし東老朗読会」から完全に手を引くわけである。

 今回の観客は11名であったという。そのうち、初参加は1名であったという。当日は、寒いばかりか雨まで降っていたので、予約していた方のうち3名が欠席したという。その3名を入れれば、ほぼ前回並みの観客数であったといえる。船橋朗読サークル「はなみずき」からは担当役員3人を含めて9名の会員が参加したという。








| | コメント (0)

過去のイベント記録/戦後69年(2014年)後期

過去のイベント記録/戦後69年(2014年)後期

             (戦後69年08月02日 新規)
             (戦後69年09月11日 更新)
             (戦後69年10月06日 更新)
             (戦後69年10月25日 更新)
             (戦後69年12月08日 更新)
             (戦後69年12月21日 更新)

             

                         



【過去のカレンダー】



12月14日(日)「響」朗読ライブ Vol 4 NEW!
 /朗読の会「響」主催

12月09日(火)第7回「東百道・講演と朗読の会」 NEW!
          〜太宰治の文学とその航跡(前死闘期)〜
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

11月27日(木)ふなばし東老朗読会(第20回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

11月26日(水)ガーデン サロン 朗読会
 /「ルルヴェ」主催

10月21日(火)第3回朗読倶楽部「満天星」朗読会 
 /朗読倶楽部「満天星」主催

10月19日(日)第7回「小さな朗読館・ちば」
 /千葉朗読サークル「風」主催

9月30日(火)朗読漫画『花もて語れ』第13集発売
  /片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館

9月27日(土)朗読発表会『少年口伝隊一九四五』
 /八千代朗読サークル「新・みちの会」主催

9月25日(木)ふなばし東老朗読会(第19回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

9月07日(日)第12回「品川朗読交流会」
 /品川「あやの会」他2グループ共催

7月28日(月)朗読漫画『花もて語れ』の『週刊スピリッツ』連載完結
 /片山ユキヲ作/東百道(朗読協力&朗読原案)/小学館

7月27日(日)習志野朗読サークル「茜」朗読発表会
 /習志野朗読サークル「茜」主催

7月24日(木)ふなばし東老朗読会(第18回)
 /船橋市東老人福祉センター主催

7月09日(水)第1回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
 /「感動をつくる・日本朗読館」主催

7月06日(日)第1回「世田谷朗読交流会」
 /「朗読の会・くれまちす」主催

7月01日(火)ボランティア朗読会『ホタル帰る』——特攻隊員と母トメと娘礼子——
 /品川「あやの会」/於品川区立荏原第6中学校




【くわしい内容】



「響」朗読ライブ Vol 4  NEW!
  雪降る前に賢治のぬくもりを part2
   〜童話的な、あまりに童話的な〜

〔日時〕戦後69年(2014年)12月14日(日)
     開場13時30分 開演14時00分 終演16時00分

〔会場〕緑が丘公民館(緑が丘プラザ内)4F講習室

〔アクセス〕

 東葉高速線/緑が丘駅より徒歩4分
 京成線/八千代台駅西口よりバス2番乗り場 緑が丘駅下車

〔プログラム〕

【第一部】癒しの小品集
さびしいクリスマス(村岡花子原作)     恵比寿 暦   
詩 朗読(中原中也、谷川俊太郎原作)   依田紀美子
かけす(川端康成原作)             猪俣 智子  
クリスマスプレゼント(沢木耕太郎原作)   守田 公子  
永訣の朝(宮沢賢治原作)           須藤美智子
ぶらんこのり(いしいしんじ原作)         舘 はとみ
            <休 憩>
【第二部】       
北守将軍と三人兄弟の医者(宮沢賢治原作)

〔主催〕朗読グループ「響」
(元八千代朗読サークル「こちの会」会員有志が中心になって結成)

〔参加〕入場無料(要予約)
     会場都合により予約お願いします
     【お問い合わせ】047−459−3975(舘) 

《館長のコメント》

 この「朗読の会『響』」は旧「こちの会」の元会員が中心になって結成された自立的な朗読グループで、新会員もすでに2人入会している。年2回(5月と12月)のペースで定期的に朗読会を開催している。昨年12月に開催された「朗読の会『響』の朗読ライブ」Vol.2は、私は他の用事と重なって残念ながら聴きに行けなかった。

 従って、緑が丘公民館の講習室で行なわれる朗読会は初めてであり、私も新鮮であった。確かに会場は普通の講習室なのだが、この建物は新しく建てられたばかりなので内装は綺麗であった。床は平らで舞台はないため、出演者と観客の高低もない。客席はパイプ椅子で50席くらい配置されていた。それが文字通り満席であった。

 プログラムは2部構成で、1部は1人1作品形式の朗読であった。内容は小説の朗読が4つ、詩の朗読が2つであった。小説は原作者も内容もバラエティーに富んでいて、とても面白かった。小説の合間に詩の朗読が2回も入ったので変化があって、観客はいつも新鮮な気持ちで聴いていられた。構成的にも、とても良かったと思う。

 2部は、宮澤賢治原作の「北守将軍と三人兄弟の医者」を5人で朗読した。朗読形式としては、ドラマリーディング形式と読み継ぎ形式を合わせたものであった。成程、こういうやり方もあり得るし、これはこれで大変に面白いと思った。朗読クラブ「満天星」のメンバーも聴きに来ていたが、かなり刺激を受けたようである。

 この「朗読の会『響』」は、自立性の高いグループである。そういうグループの朗読会の場合、私はほぼ完全に1人の観客の立場、1人の朗読鑑賞者の立場で聴くことにしている。もちろん、朗読指導者あるいは朗読研究者の立場で聴いている部分もあるが、主な力点は観客の立場で聴く方にある。その意味でも、大いに楽しかった。




第7回「東百道・講演と朗読の会」 NEW!
〜太宰治の文学とその航跡(前死闘期)〜

〔日時〕戦後69年(2014年)12月09日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千代田区立内幸町ホール

〔交通〕

○JR新橋駅(日比谷口)より徒歩4分(広場より階段を下りる)
○都営浅草線、銀座線:新橋駅7番出口に向かい内幸町地下通路(E方面)より徒歩5分
○都営三田線:内幸町駅A−5番出口より徒歩5分(広場より階段を下りる)
【注意】専用駐車場はありません。お車の方は新幸橋ビルなど周辺の有料駐車場をご利用ください

〔講演&朗読〕 東 百道

〔プログラム〕

【第1部】 講 演  「太宰治の文学とその航跡(前死闘期)」
                       <休 憩>
【第2部】 朗 読  「燈籠」「姥捨」

〔主催〕感動をつくる・日本朗読館

〔参加〕チケット予約券/2000円(事前にチケット予約券をお求めください)
      チケット当日券/2500円
     (全席自由/133席限定)

《館長のコメント》

 当日は、かなり寒くはあったが、天気は快晴であった。今回の観客数は80人〜90人の中間くらいで、昨年とほぼ同じであった。半数は朗読サークルの会員だったが、半数は非会員の方々(会員の知人なども含む)であった。朗読サークルの会員はもちろん、非会員の方々も、その大部分がリピーターのような感じであった。

 客席内にある種の一体感のような雰囲気が漂っていた。私の講演と朗読を、それなりに楽しむ気構えが会場全体に漂っているように感じられた。舞台と客席の一体感もあったと思う。第1部の講演は71分であった。一応70分を予定していたが、75分までは良しとしていた。それが、ほぼ予定時間で話し終えたのは嬉しかった。

 朗読時間は、そう変動しない。最初の「燈籠」が23分前後、最後の「姥捨」が37分前後、それぞれの作品の朗読に入る前の間合いと前振りを合わせる計65分くらいになった。今回も、一部始終を録音録画し、BDとDVDに収録して製品化する。それを発行元/木鶏社、発売元/星雲社で、出版物の全国流通ルートにのせる。

 今回は、録音録画を委託した上河弘之さん(kami企画)と相談して中央部分の座席の後部4列(44席分)を録音録画スペースとして全面閉鎖することにした。また、脇カメラを設置したコーナー(舞台に向って右側中間部の6席分)も閉鎖した。すなわち全183席のうち50席分を閉鎖したので、実質座席数は133席となった。

 このところの観客数は80〜90人くらいに落着いてきた。今後は、それを何とか100人の大台に乗せたいと考えている。しかし、聴いていただいても、私の講演を理解し、面白いと受けとめてくれる観客でないと意味がない。また、私の朗読の良し悪しをキチンと評価し、感動できる耳のレベルをもった観客でないと意味がない。

 私の主宰する「東百道・講演と朗読の会」は、どんな観客でも数が多ければ良いという類の芸能イベントではない。もちろん、いずれは観客の数がもっと多くなることを心から望んではいる。しかし、観客の数を増やすために、講演の内容や朗読の表現について観客に媚びるつもりはない。自分の確信している道を進むのみである。

 それだけに、ほとんどがリピーターである現在の観客の皆様には心からの感謝と敬意の気持を抱いている。現在の観客の皆様により満足していただけるよう、さらに精進を重ねていくつもりである。また、単に観客であるばかりでなく、さまざまな形でこのイベントを支援して下さる朗読サークルの会員たちに心から感謝している。

 特に、自身の大切な知人友人にこのイベントを勧奨して下さっている会員の皆さん、あるいは、当日のイベントの運営を午前中から支援して下さっている地元の品川朗読サークル「あやの会」の有志の皆さんには、心から感謝している。また朗読を通じてご縁のできた山梨県や東京都世田谷区や高知県の方々には心から感謝している。

 さらに、宣伝用のチラシや講演資料の表紙にイラストを提供して下さった池田憲昭さんにも心から感謝している。また、ボランティアで池田さんの絵画やポストカードの展示&販売をして下さった方々にも心から感謝している。池田さんの展示&販売コーナーがあると、会場のロビーに明るく華やいだ雰囲気ができる。これが楽しい。




ふなばし東老朗読会(第20回)

〔日時〕戦後69年(2014年)11月27日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「手袋を買いに」新美南吉原作  井上みつ江
「花の名前」向田邦子原作      山本淑子
「雪明り」藤沢周平原作         片桐瑞枝

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第20回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスで送信されてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、これまでは船橋「はなみずき」が実質的に主催し、私が出演者を構想してきている。朗読会の実際の主催者は船橋市東老人福祉センターである。

 私は、開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことは1度しかない。今回(第20回)も、いつものように参加することができなかったのである。そこで毎回朗読会の模様をファックスで報告してくれる。

 今回の観客は15名であったという。そのうち、初参加は2名であったという。逆にいえば、ほとんどがリピーターということになる。もはや皆さん顔なじみであるという。また、初参加者の1人からは、朗読レッスンの見学希望があったという。船橋朗読サークル「はなみずき」からは全部で10名の会員が参加したという。

 今回の出演者は、船橋朗読サークル「はなみずき」が1人、品川朗読サークル「あやの会」からゲスト出演者が2名朗読した。三人の朗読は大変好評だったらしい。ところで、船橋朗読サークル「はなみずき」以外からゲスト出演者を招聘するのは今回が最後となる。来年からは船橋朗読サークル「はなみずき」が単独で朗読する。

 つまり、これまでは隔月に朗読出演者を船橋朗読サークル「はなみずき」でまかなうことはできなかった。しかし、今は船橋朗読サークル「はなみずき」の会員数も実力も単独で担う力がついた。そこで、名実共に船橋朗読サークル「はなみずき」が単独で自立的に「ふなばし東老朗読会」を企画&運営することになったのである。




ガーデン サロン 朗読会

〔日時〕戦後69年(2014年)11月26日(水)
     ランチタイム 11時30分〜12時30分(随時)
     朗読開演 13時00分

〔会場〕貝殻亭 リゾート内
     八千代市勝田台北2ー4ー1ー5

〔アクセス〕京成本線・東葉高速線「勝田台駅」北口から徒歩5分

〔プログラム〕

「こはだの酢」北原亜以子原作      糸久 初江
「うたかた」浅田次郎原作          内田 洋子
               <休 憩>
「極楽」菊池寛原作             本間かおる 
「蓑虫(みのむし)」               吉永裕恵子
「雛」芥川龍之介原作           助川 由利

〔主催〕「ルルヴェ」

〔問合せ〕043ー276ー5063 「ルルヴェ」本間かおる

《館長のコメント》

 この「ガーデン サロン 朗読会」は、今年3月に開催された「Beat Sweet(ビートスイート)ティータイム朗読会」をさらに発展させたものである。貝殻亭という、八千代市内外でかなり有名なフランス料理店の軽食堂「貝殻亭ガーデンサロン」を会場にした、ランチとケーキ&飲物がついて2000円という朗読会である。

 来場者は50人と「貝殻亭ガーデンサロン」の定員(約40人)をかなり超過する盛況であった。それでも、まだ何人もの来場希望者をお断りしたほどの人気であったという。朗読は、主催者「ルルヴェ」のレギュラー出演者の2人も、今回のゲスト出演者の3人も、それぞれの実力と心情に基づいたなかなかの出来栄であった。

 もちろん、指導者の立場から聴くと、言いたいことはいろいろある。しかし、一般の観客の立場から聴くと、生のステージ朗読の魅力と迫力をかなり味わっていただけたのではないか。ところで、私はこの「ガーデン サロン 朗読会」に基本的に関与していない。しかし、過去の経緯から、本番直前のリハーサルには立合った。

 しかし、直前リハーサルといっても、実際は時間に追われてマイク・テストをするのが精一杯であった。結局、私が個々の出演者のマイク設定を担当することになった。早い話しが、マイク係である。ところが、最後の最後に、司会者から朗読指導者として紹介され挨拶させられてしまった。これは、司会者の全くのアドリブである。

 しかし、折角の機会だから、この時は私も図々しく今年12月に開催する第7回「東百道・講演と朗読の会」と来年1月に開催する第2回「小さな朗読館〜感動をつくる朗読をめざして〜」の宣伝をさせてもらった。そういう意味では、司会者のアドリブと私の図々しい自己宣伝はいわばアイコである。元々アバウトな運営なのだ。

 とまれ、全体的には、和気藹々とした雰囲気の楽しいランチとケーキ&飲物付きの朗読会であった。来場者の皆さんは、それぞれ、楽しみ、かつ、満足して帰られたのではないかと思う。もちろん、初めてこういう朗読会に来た来場者と、いろいろな朗読会を聴き歩いている来場者では、自ずから受け取り方が違ったと思うけれど。




第2回朗読倶楽部「満天星」朗読会

〔日時〕戦後69年(2014年)10月21日(火)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市市民文化創造館(きららホール)

〔プログラム〕

1「偉丈夫」藤沢周平原作              成川洋子
2「三つ星の頃」野尻抱影原作           小林正子
3「喪が明ける」梅原満知子原作          櫻井芳佳 
4「みみをすます」他                  江本なつみ
  谷川俊太郎、北原白秋、中原中也他原作    
             <休 憩>
5「夕靄の中」山本周五郎原作           上田悦子
6「わかれ道」樋口一葉原作              誉田信子
7「うたかた」浅田次郎原作              大野栄子   

(司会進行:大野栄子〜成川洋子)

〔主催〕朗読倶楽部「満天星」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 この日は午前中に品川朗読サークル「あやの会」のレッスンがあった。そこで会場に直に駆けつけたのだが、残念ながら開演時間にはかなり遅れてしまった。朗読はようやく3番目の途中から聴くことができた。終演から打上げ会までの間に聴きそびれた朗読の録音を聴いたが、やっと1番目の朗読を聴くだけの時間しかなかった。

 朗読会そのものは大盛況であった。観客は180人くらいであった。前回も観客が多くて大盛況であったが、今回の観客数はそれをさらに上回っていた。すごい観客数だねと感心したら、それなりの努力をしているという応えが返ってきた。来場者名簿に住所を記入してくれた人全部に、案内状を郵送しているという。なるほど!

 「朗読くらぶ『満天星』」の第3回Liveに対する講評を依頼され、終演後に行なわれた打上げ会に参加した。この「朗読くらぶ『満天星』」の7人のメンバーとは、すでに丸々11年のお付き合いである。メンバー同士はもちろん私ともお互いの気心が分かっているから、和気藹々としている。本当に心楽しい打上げ会であった。

 個々のメンバーの朗読についてそれなりに講評をした。ただし、台本なしで聴いたので、あまり具体的な内容には言及できなかった。かなり辛口の講評をしたが、私の辛口に慣れているだけでなく、満天星の普段の勉強会ではもっと厳しい相互啓発をしているせいか、皆、平然と聴いていた。さすが朗読歴11年目のベテランである。

 第1回目と第2回目にも、朗読レベルをグッと上げたメンバーがいたが、今回の3回目にもそういうメンバーがいた。そのメンバーは11年前に全くの初心者として入会してきたばかりではなく、身体がかなり不調だった。声が弱々しく、自分で署名もできなかった。それが、今回は会場全体に響き渡るような声でセリフ表現していた。

 ただし、他のメンバーの朗読表現は前回に比べて目立った伸びが感じられなかった。普段の勉強会では、かなり厳しく相互啓発を図っているそうだが、多少、基本が疎かになっている気配を感じた。基本とは、高く上に出ていく語り口のことである。ベテランになると、いろいろなことをしたくなって、基本が疎かになったものか。

 どんなにベテランになっても、どんなに朗読や舞台に慣れてきても、基本を疎かにすると朗読表現が雑になってしまうと注意した。観客に心から訴える気持を込めて精一杯に語りかける朗読を忘れてはならない。「満天星」にはそういう人はいないが、自称プロの朗読者は上から目線で朗読する場合がある。そういうのは駄目だ。

 今回は、詩の朗読があった。詩の朗読の場合には、視点の転換、イメージの転換、心情の転換、要するに詩を表現する側の認識の転換が大切である。そういうことを吉本隆明の言葉を引用しながら強調した。心から観客に語りかけ、訴えかけて、そのような表現する側の認識の転換を観客に共有してもらうような表現が必要である。

 また、セリフ表現がとても上手なメンバーに対しても、そのセリフ表現をさらに際立たせるために、また、作品全体としての感動を深めるためにも、地の文の表現が大切であることを強調した。さらに、セリフ表現と地の文の表現の組み合わせ方、統一のさせ方が大切である、と。ま、打上げの場には相応しくない講評ではあった。




第6回「小さな朗読館・ちば」

〔日時〕戦後69年(2014年)10月19日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕千葉市生涯学習センター・メディアエッグ(地下)

〔プログラム〕

1「六の宮の姫君」芥川龍之介原作  花崎ななみ、松尾佐智世
            藤田多恵子、村井とし子、助川由利、吉田光子(朗読順)
2「ドンドコ山の子ガミナリ」斎藤隆介原作       小田志津子
3「おそすぎますか?」田辺聖子原作          細川美智子
               <休 憩>
4「溝」江國香織原作                   杉山佐智子
5「父とガムと彼女」角田光代原作           内嶋きみ江
6「猿若町月あかり」藤沢周平原作            内田升子
7「みのむし」三浦哲郎原作               吉永裕恵子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕千葉朗読サークル「風」

〔参加〕入場無料(予約整理券が必要/全席自由)

《館長のコメント》

 今回の観客は約70人であった。会場(メディアエッグ)の客席数が80席だから多少の空席があった。サークル会員と私は9時30分に集合し、会場の設営やら直前のリハーサルその他の準備をした。会場の設営に関してはサークルの皆さんは完全に自立的にやっていた。ここ数年は私はただ立合っているだけの傍観者に徹している。

 直前のリハーサルも傍観者に徹しようと考えていたのだが、とうとう我慢が出来ずに口を出してしまった。もちろん、皆さんはかなり仕上げてきているのだが、最後の一点を詰め切っていない感じがしたのである。その効果は著しかった、と私は思っている。本番では見事に私の直前のダメ出しを消化し、なかなかの朗読をしていた。

 最後の舞台挨拶で、私は、このサークルも10年の節目を迎えたこと、絶対的なレベルはともかく1年1年少しづつでも着実に上達している点が私の誇りに思っている点であるという趣旨のことを述べた。毎回聴きに来て下さっている観客の方々は、私の言葉に同意して下さったようである。ロビーでそう明言して下さった方もいた。

 打上会の会場に移動する前に、観客の帰った会場で大まかな講評会をやった。私がざっと講評し、後は会員が1人づつ感想&意見を述べていった。講評の内容とそれに対する反応で、会員1人1人の今のレベルが分かるものだ。その意味でこのサークルの会員はなかなかレベルが高くなったと感心した。やはり10年は伊達でない。

 打上会は楽しかった。1期生はもちろん2期生も大いに談笑していた。これはどのサークルも同じだが、1期生には2期生の上達ぶりが驚異のようである。しかし1期生の欠点もキチンと指摘していた。2期生も1期生の朗読レベルの高さ、指摘の鋭さが驚異のようである。これはサークル全体のレベルが向上した証左であろうか。




朗読漫画『花もて語れ』単行本(第13集)発売

〔発行日〕戦後69年(2014年)9月30日(火)

〔出版社〕小学館

〔目 次〕

第102話 瓶詰地獄(12)
第103話 蜜 柑(1)
第104話 蜜 柑(2)
第105話 蜜 柑(3)
第106話 蜜 柑(4)
第107話 蜜 柑(5)
第108話 蜜 柑(6)
第109話 蜜 柑(7)
第110話 小さき者へ(1)
最 終 話 小さき者へ(2)

〔作 者〕 片山ユキヲ

〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)

〔カバー・デザイン〕黒木香+ベイブリッジ・スタジオ

〔単行本編集責任〕高島雅

〔定 価〕 637円(税込み)

《館長のコメント》

 芥川龍之介原作「蜜柑」は主人公・佐倉ハナが朗読コンクールの自由課題として朗読する。朗読的にはすでに朗読ステップ1〜6までは辿り終えたので、最後に朗読の原点を再確認することにしている。すなわち「視点の転換」の重要性と作品を深く解読して作品世界のイメージ(場面と心情)を豊かに創造する重要性の2点である。

 その意味で、この「蜜柑」の朗読シーンは完結号にふさわしい朗読的な内容であった。また漫画表現としても完結号にふさわしい出来栄だった。また担当編集者と資料調査スタッフの立場からしても、芥川龍之介原作「蜜柑」の中で小娘が蜜柑を撒いた踏切の場所を現地調査の末に特定するなど完結号にふさわしい仕事ぶりだった。

 ところで、第11集〜第13集で主人公・佐倉ハナが朗読コンクールに参加するが、この朗読コンクールに対する私の考え方をここで改めて明確にしておきたい。今の日本でもかなりアチコチで朗読コンクールが開催されているようだ。朗読者がそれに参加するのは自由だが、その結果にあまり一喜一憂する必要はないと私は考える。

 なぜなら、今の日本の朗読文化はまだ全く低い段階にあり、真に芸術的な朗読を的確に審査できる審査員など今の日本にはほとんど存在していないからだ。放送アナウンサー出身者の朗読観も、演劇出身者の朗読観も、そのレベルはまだ全く低い。朗読の原点であり土台である筈の、文学作品の解読方法すら全く確立されていない。

 従って、他人の朗読表現を的確に聴き取る認識能力をもった審査員も、今の日本にはほとんど存在していないことになる。その点で、クラシック音楽とは全く事情が違っている。私は『花もて語れ』で朗読コンクールを扱うことにも反対であった。しかし『花もて語れ』を物語的に盛上げるためにはぜひ必要だということであった。

 この第13集(最終完結号)においては、片山ユキヲさんが巻末のオマケ漫画の中で朗読漫画『花もて語れ』を制作面で協力した方々の紹介をしている。私も「朗読原案」者として紹介された。自宅におけるレクチャー場面では、家人まで紹介されている。私も家人も、オマケ漫画とはいえ漫画に描かれるとは全く想定外であった。

 また担当編集者の高島雅さんはもちろん、資料調査やレクチャーのテープ起し、あるいは取材メモの整理などに手腕を発揮したライターの安井洋子さん、単行本の表紙などをデザインしたデザイナーの黒木香さんも紹介されていた。またアシスタントの方々やその他の協力者もそれぞれ丁寧に紹介されている。これは良い記念となる。

 オマケ漫画の冒頭で片山ユキヲさんは読者の皆様へのお礼を丁寧に記している。私もこの場で朗読漫画『花もて語れ』の読者の皆様に心からのお礼を申し上げる。またネット上で好意的なレビューを書いて下さった皆様。この『花もて語れ』を高く評価して広く紹介して下さった皆様。マスコミ等で取り上げて下さった皆様にも。




朗読発表会『少年口伝隊一九四五』
  〜第2期・朗読ステップ5修了記念〜

〔日時〕戦後69年(2014年)9月27日(土) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市勝田台文化センター・ホール(3階)

〔演目〕

 野坂昭如原作『凧になったお母さん』
 井上ひさし原作『少年口伝隊一九四五』

〔プログラム〕

【第1部】 凧になったお母さん
         <休 憩>
【第2部】 少年口伝隊一九四五

〔出演〕

 篠原知惠子、冨田博子、守田公子、植本眞弓、市川すすむ、竹川則子、小林正子、吉崎瑠璃子、大塚拓一、江本なつみ(朗読順/八千代朗読サークル「新・みちの会」の会員)

〔台本・朗読指導・演出〕 東 百道

〔舞台演出〕 江本なつみ

〔主催〕八千代朗読サークル「新・みちの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 今年は、昨年のように台風に襲われることなく、爽やかな秋晴れに恵まれた。そのためであろう、来場者は受付に記帳した方々だけで145人。開演後にも遅れて会場に入ってきた来場者も結構いたから、実際は160人くらいにはなっていたと思う。昨年の約100人に比べればかなりの盛況だった。設定した客席数は264席。

 今回は、舞台照明や出演者の舞台への登場の仕方や配置、最後の舞台挨拶への移行の仕方などについて、舞台演出的な工夫を色々と試みた。反面、バック音楽は各作品の最初と最後を除いて全くつけなかった。観客の皆様に、聴覚の方は朗読に集中していただくためである。出演者の朗読水準がかなり上がってきたためでもある。

 朗読時間は全体で100分、ほぼ予定通りだった。第1部が野坂昭如原作「凧になったお母さん」。朗読の出来栄は、練習時に比べて格段に良かった。第2部は井上ひさし原作「少年口伝隊一九四五」。これも、朗読の出来栄は、練習時に比べて格段に良かった。ただ、少年3人のセリフ表現はまだまだ互いの違いが不鮮明だった。

 昨年の藤原てい原作『流れる星は生きている』も朗読的にかなりむずかしかったが、今年の「凧になったお母さん」と「少年口伝隊一九四五」はさらにむずかしかった。特に「少年口伝隊一九四五」の方は内容も構成もかなり変則だったばかりではなく、3人の少年の性格の違いも表現する必要がある。特に《間》が不可欠である。

 原作そのものも朗読劇を念頭にかかれており、その場合には3人の少年は別々の出演者に配役される。しかし私の志向する朗読は1人の朗読者が3人の登場人物のセリフをすべて独りで表現する。全員で読み継ぐ場合でも、1人の会員が分担する箇所に登場人物が何人出てこようがその箇所はその朗読者がすべて独りで朗読する。

 1人の朗読者が、少年と若い女性と老人の男のセリフを自然な声出しと語り口で表現し分けることはむずかしい。しかし、同じ年代だが性格の違う3人の少年のセリフを自然な声出しと語り口で表現し分けることはさらにむずかしい。今回の出演者でそれがほぼ出来ていたのは1人だけであった。それくらいむずかしい台本である。

 今回は舞台演出をその1人である江本なつみさんにお願いした。実際は江本さんと私とで相談しながらやったので、共同演出というべきかも知れない。江本さんは、会員の自主練習会のときにも、他の会員にいろいろとアドバイスをしてくれたようだ。その自主勉強会を何回も積み重ねていく過程で、会員の結束も強くなっていった。

 終演後の打上げ会で、会員は皆かなり疲労しているようだった。それでも、会員の皆さんはとても和気藹々として大いに話しが弾んだ。今年で11年目の1期生や、すでに5年間のレッスンを経た2期生はもちろん、少し前に他のサークルから転入してきた会員や全くの新規入会者も、今やこのサークルにすっかり馴染んだ様子だった。




ふなばし東老朗読会(第19回)

〔日時〕戦後69年(2014年)9月25日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「利休にたずねよ」山本兼一原作  小林いさを
「秋」芥川龍之介原作           亀田和子
「芋羊羹」内海隆一郎原作          山本扶美子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 今回も「ふなばし東老朗読会」担当役員が、朗読会の模様をファックスで報告してくれた。観客は事前の申込みが19名、実際の観客は14名と若干少なかったようだ。やはり大型台風16号が来るという前日までの天気予報と当日午前の時折の土砂降りが影響したようである。今回の観客14名のうち初参加は3名だったという。

 実質的に企画&運営をまかされている船橋朗読サークル「はなみずき」の会員が、出演者を除いて9名も参加したというから、会場の図書室(定員20名)は十分に満杯の雰囲気になったと思う。観客14名のうち11名はリピーターだから、会員ともかなり顔なじみになっており会場全体がリラックスムードに包まれていたという。

 朗読は三作品とも好評だったらしい。今回も朗読の後で常連のリピーターと出演者の間で活発な質疑応答や意見&感想の交換があった。常連は文化部を自称し、船橋市東老人福祉センターを利用しに来る人たちにこの「ふなばし東老朗読会」の宣伝と勧誘をしてくれているらしい。真にありがたくも心嬉しい関係ができているようだ。




第12回「品川朗読交流会」

〔日時〕戦後69年(2014年)9月07日(日)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕東京都品川区中小企業センター・レクレーションホール

〔プログラム〕

1.朗読サークル“こだま”
「真珠」三島由紀夫原作
2.朗読の会「宙」
「海からの贈りもの」安房直子原作  
「倫敦搭」夏目漱石原作
3.品川朗読サークル「あやの会」
「幸福の彼方」林芙美子原作  赤塚弘子
「蜜柑」芥川龍之介原作      岡林和子
「昼日中」森銃三原作        白澤節子

〔主催〕朗読サークル“こだま”
     朗読の会「宙」
     品川朗読サークル「あやの会」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 当初、私は家人とこの「品川朗読交流会」を聴きに行くつもりであった。しかし結局、体調保持や他の仕事を優先して参加を見合わせた。ところが、当日の夜に、品川朗読サークル「あやの会」の渉外責任者の会員がこの交流会の模様を電話で知らせてくれた。参加者は全部で65人ほどで予想よりも少なかったということだった。

 公演はプログラムのとおりに無事に終了したという。出演した3つの朗読グループは、それぞれに工夫をこらしたり、練習を重ねた成果を発表し、お互いの良いところを学び合う。内心は、対抗意識もあるだろうし、相手の短所や欠点を批判したい気持ちもあると思う。しかし「品川朗読交流会」の意義と目的を全員が理解している。

 円滑で円満な運営をおこなうために、3グループがある点は議論を重ね、ある点は互いに譲り合い、ある点は意見を統一させて、これまで順調に「品川朗読交流会」を定期開催してきた。朗読時間の配分も3グループで平等に分け合ってきたが、今回は「あやの会」の朗読が制限時間をいささかオーバーしてしまった、と反省していた。

 これまでも、どこかのグループが制限時間をオーバーした場合もあったが、多少のことはお互い許容し合ってきたらしい。しかし、朗読の制限時間は、皆が神経質なくらい遵守すべきだ、というのが私の持論である。それは個人同士であれ、グループ同士であれ、お互いが遵守するという気持ちを持つと朗読会がうまくいくからである。




朗読漫画『花もて語れ』の『週間 BIG COMIC スピリッツ』連載完結

〔発売日〕戦後69年(2014年)7月28日(月)

〔出版社〕小学館

〔連載完結誌〕『週間 BIG COMIC スピリッツ』2014年35号(2014年7月28日発売)

〔最終話〕第111話 小さき者へ(2)

〔作 者〕 片山ユキヲ

〔朗読協力・朗読原案〕東百道(日本朗読館)

〔担当編集者〕高島雅

《館長のコメント》

 この第111話&最終話は、主人公・佐倉ハナにが朗読コンクールで芥川龍之介原作「蜜柑」を朗読した6年後、そのエピローグの後半部分である。この朗読漫画『花もて語れ』は、主人公・佐倉ハナが新たな門出を記念する朗読会で、この漫画の最後の朗読作品となる有島武郎原作「小さき者へ」を朗読するシーンで総て終わる。

 これまで4年間続いた連載が完結するのは寂しい。しかし、この朗読漫画『花もて語れ』は、全体的に引き締まった日本漫画の一傑作として完結したと思う。朗読的には一環して私の「朗読の理論」の基本が土台となっていた。特に私が提唱している朗読の上達過程(ステップ1〜6)が朗読的な主軸とした物語展開となっていた。

 私の「朗読の理論」をかなりキチンと描き込んでくれたので、拙著『朗読の理論』の副読本(解説書)としても読めるものになった。その結果、これまでの日本になかった新たな「朗読の理論」の啓蒙書(普及書)の役割も期待できるものとなった。日本の朗読文化にはもちろん、日本の学校の国語教育にも寄与し得る内容になった。




習志野朗読サークル「茜」朗読発表会
   〜朗読ステップ1〜6修了記念〜

〔日時〕戦後69年(2014年)7月27日(日) 
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕習志野市市民会館

〔プログラム〕

1「ひめゆりたちの祈り」                       石津谷法子
2「花咲き山」斎藤隆介原作                     今関研一郎
3「八 郎」斎藤隆介原作                平野かほる、山本時子
4「ざしき童子のはなし」宮澤賢治原作                すわ麦穂
5「善女のパン」オー・ヘンリー原作/大久保康雄訳       飯田三美
6「走れメロス」太宰治原作          大嶋京、西山洋子、鈴木邦子
                 <休 憩>
7「赤いテープ」〜赤羽礼子&石井宏原作『ホタル帰る』より 下屋美樹子
8「もんがく」斎藤隆介原作                 松本恵、石田和美
9「いちょうの実」宮澤賢治原作                    千名和子
10「ちんちん小袴」小泉八雲原作/池田雅之訳         糸久初江
11「虔十公園林」宮澤賢治原作      央 康子、遠藤昌子、土田和子

〔企画・朗読指導・演出〕 東 百道

〔主催〕習志野朗読サークル「茜」

〔参加〕入場無料(全席自由)

《館長のコメント》

 今回の来場者数は約150人であった。高齢の来場者も何人か見かけたが、暑い中をわざわざお出かけいただいて、ありがたい限りであった。今回は、何はともあれ朗読ステップ1〜6(6年間)の全カリキュラムをやり遂げた終了記念の朗読発表会であった。そのため上演時間は約3時間(13時〜16時)と少し長めになった。

 会場はエアコンが効いていたが、それにしても猛暑の午後に約3時間もの朗読を聴くのは大変だったと思う。最後まで聴いて下さった来場者の皆さまには、心から感謝している。肝心な朗読は、これまでの練習に比べてもっともよい出来栄であった。しかし絶対的なレベルとしてはまだまだであった。今後に期するもの大である。

 今回は、朗読ステップ1〜6(6年間)終了記念の朗読発表会であり、これを機に5人の会員が習志野朗読サークル「茜」を退会することになった。1期生は全部で11人いたから、そのうちの6人が2期の朗読ステップ1〜6に進むことになった。すでに新規入会した2期生が6人いるから、2期突入の会員数は12人である。

 1期生が6人いれば習志野朗読サークル「茜」としての継続性は何とか保たれると思う。また新規入会した6人にしても、すでに半年〜1年のレッスン(1期の仕上げの朗読ステップ6)は経験しているから、習志野朗読サークル「茜」の雰囲気にはかなり馴染んでいる。サークルとしての一体感はすでに十分にでき上がっている。

 今回の朗読発表会が朗読ステップ1〜6(6年間)終了記念ということもあって、途中で退会した1期生のほとんど(4人)が聴きに来てくれた。何年かぶりで再開したのだが、何だかそんな気がしなかった。つい最近まで朗読レッスンしていたような感覚であった。今回退会した5人の会員に対する感覚は、より深いものがある。




ふなばし東老朗読会(第18回)

〔日時〕戦後69年(2014年)7月24日(木)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕船橋市東老人福祉センター・図書室

〔プログラム〕

「一つの花」「ぬまをわたるかわせみ」今西祐行原作  御代川裕子
「仙人」芥川龍之介原作                    遠田利恵子
「幸福の彼方」林芙美子原作                     赤塚弘子

〔主催〕船橋市東老人福祉センター

〔参加〕入場無料(定員20名)

《館長のコメント》

 「ふなばし東老朗読会」(第18回)の報告が、船橋朗読サークル「はなみずき」の「ふなばし東老朗読会」担当役員からファックスで送信されてきた。この「ふなばし東老朗読会」は、これまでは船橋「はなみずき」が実質的に主催し、私が出演者を構想してきている。ただし、実際の主催者は船橋市東老人福祉センターである。

 私は開催日時(奇数月の第4木曜日13時30分開演)が千葉朗読サークル「わかば」のレッスン日時と重なるために、これまでこの「ふなばし東老朗読会」に参加したことは1度しかない。今回(第18回)も、まことに残念ながら参加することがかなわなかった。「ふなばし東老朗読会」(第18回)は無事に終了したという。

 来場者は20名、そのうち新規来場者は3名、ほとんどがリピーターであったという。今回は他に東京で朗読活動をしているという若い男性が1人見学にきた。また「はなみずき」から12人が参加したから、聴き手は30人超である。朗読の後で、常連の来場者と出演者の間で活発な質疑応答や意見&感想の交換があったという。

 さらに終演後には、主催者・船橋市東老人福祉センターの一室で、出演者と船橋「はなみずき」の参加者、そして遠く東京から来てた若い男性の見学者が、麦茶や来場者がさし入れてくれたお菓子を飲食しながら歓談したという。朗読者にとって、また朗読会を実行する者にとって、そういう歓談の一時が最高の楽しみなのである。




第1回「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」
=「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業=

〔日時〕戦後69年(2014年)7月09日(水)
     開場13時00分 開演13時30分

〔会場〕八千代市東南公共センター・ホール(5階)

〔プログラム〕

1「虹の空」藤沢周平原作               久保田和子
2「葉っぱのフレディ」レオ・バスカーリア原作  吉崎瑠璃子
3「死神どんぶら」斎藤隆介原作            志村葉子
              <休 憩>
4「富士を見て」阿久悠原作              吉永裕恵子
5藤沢周平原作『三屋清左衛門残日録』シリーズ(第1話)
 「醜女(しこめ)」藤沢周平原作              東 百道

〔司会進行〕 飯野由貴子

〔企画・構成〕 東 百道

〔主催〕「感動をつくる・日本朗読館」

〔参加〕 入場券1000円(予約販売&当日販売/全席自由)

【「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業】
 「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」は、かつてフランスのシャンソン歌手イベット・ジローが八千代市でチャリティコンサートをやった際の収益金を原資に、その他の寄付金をも加えて、昭和61年に誕生した文化福祉基金です。毎年、申請のあった文化・福祉活動の中から2件程度を選定して、助成しています。この「小さな朗読〜感動をつくる朗読をめざして〜」は、平成25年度の「八千代市民文化福祉基金(通称/ジロー基金)」助成対象事業に選定されました。

《館長のコメント》

 何とか無事に第1回「小さな朗読館」を開催することができた。来場者数は約130人。4人のゲスト出演者は、いずれもリハーサルの時に比べて格段に良い朗読をしていた。本番に強いというか、本来、朗読は聴き手あってのものであるからであろう。ご来場いただいた観客の皆様からも大変に好評であったので、ホッとした。

 こういう形の朗読会は初めてだし、使用した会場も初めてだったから、会場の設営、朗読会の運営、舞台上あるいは舞台裏の諸々について、細かい失敗や手違いは色々とあった。しかし、もともと私は格式張らずにアットホームな朗読会にしたいと思っていたから、それらを含めても、まあまあの出来ではなかったかと思っている。

 とにかく終演以降、私は疲労困憊の状態である。何しろ会場の設営(特に客席としてのパイプ椅子の配置)、音響装置の設置&調整(私の手持ちの音響装置を持ち込んだので私が専ら設置&調整役)、冒頭の挨拶からバック音楽の音出し、全体的な舞台進行、そして、最も肝心な朗読表現まで、総てに私はかかわっていたのだから。




第1回「世田谷朗読交流会」

〔日時〕戦後69年(2014年)7月06日(日)
     開場12時00分 開演12時30分 終演16時00分(予定)

〔会場〕調布市文化会館たづくり8F映像シアター
     東京都調布市小島町2−33−1 ☎042−441−6111

〔交通〕京王線調布駅下車 南口から徒歩3分

〔プログラム〕

【第1部】
「厩火事」(落語)                         林 恭枝
「はしるってなに」和合亮一原作        茂木博子、小川さゆり
「夕焼け」吉野弘原作                      橋元隆子  
「トマトと氷水」池波正太郎原作              清水紀美子
「本当の下町」多田富雄原作                吉野美津子
【第2部】
「あだ桜」向田邦子原作                   春宮美智子
「りゅうりぇんれんの物語」茨木のり子原作  伊藤葉子、紙上静子
【第3部】
「むく鳥のゆめ」浜田廣介原作
「壇ノ浦残花抄」安西篤子原作  
      飯田鈴美、友野孝子、渋川志津江、飯倉久江、横内一美

〔参加団体〕「朗読の会・くれまちす」
        「すずの会」
        「朗読ボランティアグループのぞみ」

〔主催〕「朗読の会・くれまちす」

〔参加〕入場無料(全席自由)/定員100名

〔お問い合わせ〕
「朗読の会・くれまちす」☎042−843−2326 紙上(しがみ)
「すずの会」☎03−3483−0885 横内
「朗読ボランティアグループのぞみ」☎03−3421−4633 豊田

《館長のコメント》

 とても残念だったが、私はこの第1回「世田谷朗読交流会」を聴きに行くことができなかった。私が主宰する第1回「小さな朗読館」が間近に迫っていたので、その準備に集中していたからである。後で「朗読の会・くれまちす」の林恭枝さんが、お電話で開催模様を知らせて下さった。大盛況(観客数100人)だったようだ。

 複数の朗読グループが自発的に1つの朗読会を開催することは、とても貴重な試みだが、それを実現するには多くの努力が要る。まして、それを定期的に開催しつづけていくことは大変な努力が要る。今後ともこの「世田谷朗読交流会」を末永く継続していっていただきたい。何ごとも「継続は力」である。どうぞ頑張って下さい。




ボランティア朗読会『ホタル帰る』
 ——特攻隊員と母トメと娘礼子——

〔日時〕戦後69年(2014年)7月01日(火) 

〔会場〕品川区立荏原第6中学校/教室

〔演目〕赤羽礼子・石井宏原作『ホタル帰る』

〔プログラム〕

1回目『ホタル帰る』   8時50分 〜 9時40分
2回目『ホタル帰る』   9時50分〜10時40分
3回目『ホタル帰る』 10時50分〜11時40分

〔出演〕
 赤塚弘子、木下徳子、片桐瑞枝、山本扶美子、志村葉子(品川朗読サークル「あやの会」の会員有志5人)

〔台本〕 東 百道

〔参加〕品川区立荏原第6中学校/生徒

《館長のコメント》

 品川朗読サークル「あやの会」の会員の有志5人が、品川区立荏原第六中学校の3年生(品川区では小中一貫学習として9年生と称している)の社会科の授業の一環として、先の大戦時の特攻隊の悲劇をテーマにした『ホタル帰る』を、読み継ぎ形式で上演した。今回は品川ケーブルテレビのナレーターとコラボという形であった。

 品川区立荏原第六中学校の3年生は3クラスあるので、それぞれのクラスで上演した。その上演模様を品川ケーブルテレビが放送したものを、ある会員が録音録画したDVDをいただいた。それを視聴したところ、会員有志の皆さんは、品川ケーブルテレビのプロのナレーターの朗読にヒケをとらない、良い朗読表現をしていた。







| | コメント (0)

その他のカテゴリー

00特別なお知らせ 01最新の朗読イベント情報(朗読会などのご案内) 02過去の朗読イベント記録(朗読会などの記録) 03「日本朗読館」開館のご挨拶 04「日本朗読館」創設の趣旨 05館長の朗読日記(戦後62年/西暦2007年) 05館長の朗読日記(戦後63年/西暦2008年) 05館長の朗読日記(戦後64年/西暦2009年) 05館長の朗読日記(戦後65年/西暦2010年) 05館長の朗読日記(戦後66年/西暦2011年) 05館長の朗読日記(戦後67年/西暦2012年) 05館長の朗読日記(戦後68年/西暦2013年) 05館長の朗読日記(戦後69年/西暦2014年) 05館長の朗読日記(戦後70年/西暦2015年) 05館長の朗読日記(戦後71年/西暦2016年) 05館長の朗読日記(戦後72年/西暦2017年) 05館長の朗読日記(戦後73年/西暦2018年) 05館長の朗読日記(戦後74年/西暦2019年) 06館長の朗読指導メモ 07館長の朗読エッセイ 08館長の「朗読の理論」 10紹介された記事 11「日本朗読館」の朗読活動メニュー 12「日本朗読館」への連絡方法 13館長の指導する朗読サークル 14館長に寄せられた感想・意見 15館長の朗読プロフィール 16館長の朗読レパートリー 17このブログの管理・運営について